有空
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#101 [y]
『やば!うまー!激あつ!』
こんなに嬉しそうに食べてもらえると作り甲斐があったなーと思う。
「今日親帰ってくるの遅い?」
『うーん…うん!』
「そしたらお前泊まってけよ」
『え、いいの?』
「野宿しろなんていわねーよ」
:11/03/22 17:29
:SH04B
:zroSQxR2
#102 [y]
『やったー、先生優しいー』
「今頃気づいたのかよ!」
『うん。だって先生、俺の髪の毛染めるし嫌いだった』
すっげー笑顔で言われる。
…それは俺が悪い訳じゃないだろ
「あ、そういえばさぁ、この前聞こうと思って忘れてた」
:11/03/22 17:30
:SH04B
:zroSQxR2
#103 [y]
『なにーぃ?』
毛染めの話で思い出した。
毛染めしてるときに聞こうと思って忘れていた話。
「この間の綺麗な女性はどなたなんだ?」
『この間?』
「ほらマンションで腕組んで歩いてただろ、お前」
:11/03/25 20:44
:SH04B
:tdol/MF.
#104 [y]
たしか11時過ぎ。
俺がコンビニへ向かう途中、槙原に出会った。
槙原は仲よさ気に女性と歩いていた。
『…ああ!…母親だよ』
槙原はけろっとした顔で明らかに嘘とわかる嘘をつく。
:11/03/25 20:45
:SH04B
:tdol/MF.
#105 [y]
「お前、母親と腕組んで歩くのかよ」
『先生組まないの?』
「普通、組まねぇーよ。彼女か?」
『んー…、付き合ってはないかなー』
「…お前よく、付き合ってない子といちゃいちゃ出来るな。抵抗ないわけ?」
『あったらしないよ』
:11/03/25 20:46
:SH04B
:tdol/MF.
#106 [y]
「親は?夜中女の子家に連れ込んでさ、何もいわないわけ?」
『何も言わない。』
「そうか」
『うん』
怒ってやろうと思っていたのになんだかうまく丸め込まれた気がする。
…なんだろう、この敗北感。
:11/03/25 20:47
:SH04B
:tdol/MF.
#107 [y]
「…お前、彼女作れよ。
こいつ以外無理だーって奴。」
『えー、めんどくさい』
「え、なんで」
『なんか彼女とか重いじゃん』
女の子大好きの槙原の口から重いなんて言葉がでたことにびっくりした。
「…お前性格歪んでるな」
『うん』
:11/03/25 20:53
:SH04B
:tdol/MF.
#108 [y]
「俺がお前くらいの時にはさぁー、すっげー好きな子がいてさ、その子のためならなんでもしたいって思えてさ、そいつ以外女子に見えなくなるんだよ。」
『…そんなの言ってるから先生独身なんだよ、きっと。』
「ほっとけ!!!」
けらけらと笑う槙原が憎たらしくて頭をグーでぐりぐりする。
『痛い痛いっ!!!…俺だって好きな人いない訳じゃないよ。』
:11/03/25 20:54
:SH04B
:tdol/MF.
#109 [y]
「え?誰?」
思わず手を緩める。
その隙に槙原はぐりぐり攻撃から逃げ出した。
『秘密だし!』
「教えろよ!」
『やーだ』
誰だ?気になる。
1番仲良しっぽいし月城かなー?
:11/03/25 21:06
:SH04B
:tdol/MF.
#110 [y]
結局、槙原は教えてくれなかった。
同じベッドで眠りにつく。
『あったけぇ』
背中を通して体温が伝わるあったかい。身長は負けたけど、背中は俺の方がでかい気がする。やっぱりまだ子供だな。
:11/03/25 21:07
:SH04B
:tdol/MF.
#111 [y]
『俺、男と同じベッドで寝たの初めて』
おもしれーって笑う。振動が伝わる。
「嘘つけ。昔パパと寝た事あるだろ」
『んー…』
「…眠い?」
:11/03/25 21:10
:SH04B
:tdol/MF.
#112 [y]
『…わかんにゃい』
絶対ねむいだろ!お前
「はは、お前ってなんかかわいいよな」
『…ぇー…?』
くーくーという寝息が聞こえてくる。
寝た、か。
:11/03/25 21:11
:SH04B
:tdol/MF.
#113 [y]
今日は槙原とたくさん話せたな…
謎だった槙原の素顔がちょっとわかった気がする。
―…俺だって好きな人居ない訳じゃないよ?
さっきの言葉をおもいだす。
なんかほっとした。
:11/03/25 21:17
:SH04B
:tdol/MF.
#114 [y]
『…ぅー…ん…』
槙原は寝言をいいながら寝返りをうつ。
…こいつがまだ人を愛せることが出来る人間でよかった。
:11/03/25 21:17
:SH04B
:tdol/MF.
#115 [y]
:11/03/25 21:27
:SH04B
:tdol/MF.
#116 [我輩は匿名である]
あげ

:11/03/28 01:57
:SH706iw
:tw/7R2f6
#117 [y]
:11/03/30 11:33
:SH04B
:a/uQL5fg
#118 [y]
第四話
:11/03/30 11:34
:SH04B
:a/uQL5fg
#119 [y]
「…?」
太ももあたりで何かが動いている。
『…あきちゃん…』
…あきちゃん?
…誰だ?
…俺はこーちゃんだよな?
:11/03/30 11:38
:SH04B
:a/uQL5fg
#120 [y]
『…あきちゃん、…すきい』
首筋に生暖かい物を感じてちゅって音がする。
段々脳みそがさえてくる。
「は!?おい!!槙原!!」
そう、槙原が俺の首筋にかぶりついていた。
『…へ?うわわぁっ!!!!!!』
:11/03/30 11:41
:SH04B
:a/uQL5fg
#121 [y]
-マキ-
『…最悪、…気持ち悪』
こんがりとしたいい香りが漂う朝。俺の気分はブルーです。
:11/03/30 11:42
:SH04B
:a/uQL5fg
#122 [y]
俺は寝ぼけて先生の足をなでまわして首筋にはキスマを付けたらしい。
「ふざけんなよ、こっちの台詞だ!」
『だってだって太もも毛だらけの感覚が手から離れねぇ…』
ずっと手がもさもさしてる。
「ほら!これくったら早く学校いけ」
そんな俺に、先生はトーストを焼いてくれていた。
:11/04/04 08:16
:SH04B
:daT3CoTw
#123 [y]
『はーい…先生は?』
トーストはあつあつさくさくしっとりマーガリン。おいしい。
「俺は後から車でいく」
『いいなー。俺も乗っけてよ』
「だめー!甘えんな」
『けちぃ』
「俺ら生徒と教師だからな?今日泊めてやったのも内緒だぞ」
:11/04/04 08:18
:SH04B
:daT3CoTw
#124 [y]
やっぱり生徒と教師ってこういうのだめなわけー?
『んー』
とりあえずわかった返事だけしておく。
「…じゃあ、1時間後、学校でな。さぼんなよー」
先生は玄関のドアから顔をだしてお見送りをしてくれた。
:11/04/04 08:22
:SH04B
:daT3CoTw
#125 [y]
…あー、制服家じゃん
どうしようかなー?
とりあえず、管理人さんに頼んで鍵を開けてもらおう。
先生の家で充電してもらった携帯をとりだす。
未読メール1件
今日の夕方、家に帰るよ
…テンションアップ!!!
:11/04/04 09:44
:SH04B
:daT3CoTw
#126 [y]
夕方って何時から夕方なんだろう。
うんー…テレビ面白くない。
俺テレビっ子じゃないんだもん。
小百合さんの家で4時前くらいから帰ってくるのを待っていた。
部屋かかっている時計をみあげると、もう6時半をさしている。
はやく帰ってこないかな?
:11/04/28 18:34
:SH04B
:2mP3Y/m2
#127 [y]
くたっているときにやっとインターホンがなった。
誰なのか確認すらせずに走って行って玄関の扉を開ける。
そこに立っていたのは待ちわびた人の姿。
『おかえり!!!!』
飛び付くと、くすっと笑って抱きしめてくれる。
あー…小百合さんの匂い。落ち着く。
:11/04/28 18:36
:SH04B
:2mP3Y/m2
#128 [y]
「ただいま…頭どうしたの!?」
頭をくしゃりと撫でられ顔を持ち上げられる。
小百合さんと目が合う。
『染めちゃった。えへ』
「えー…どうしてー」
あからさまにがっかりしている。
:11/05/03 08:43
:SH04B
:wfpTLNLs
#129 [y]
『また伸びてくるよ。元気だして!』
「もう染めちゃだめだよ」
『んー…染めちゃうかも。紫色とか』
冗談で言ったのに本気で睨まれた。
「染めたら怒るよ!…うち入ろっか。お土産買ってきたんだ。」
『やったー!』
:11/05/03 08:44
:SH04B
:wfpTLNLs
#130 [y]
『すげー紫色!』
小百合さんからのたくさんのお土産の中から、目の前にだされた紫色の固体。
第一印象、小百合さんに似合う色だなーって思った。
上品で、静かなんだけど、周りとは明らかに違って美しい色。
:11/05/03 08:47
:SH04B
:wfpTLNLs
#131 [y]
「溶けちゃうから早く食べて。」
スプーンを渡される。
口に入れると冷たさときつい香りが広がった。
『…なにこれ!?』
「ラベンダーのアイスクリーム。」
小百合さんはにっこり笑って俺の前に座る。
:11/05/03 08:49
:SH04B
:wfpTLNLs
#132 [y]
『ラベンダー?』
「紫色の綺麗な花なんだけど、いい香りなの。味わってもらおうと持って帰って来たんだ」
『でも、おいしくない』
もう1度すくって小百合さんに食べてもらう。
「…美味いじゃん。」
『えー…小百合さん、味覚変』
:11/05/03 08:52
:SH04B
:wfpTLNLs
#133 [y]
「もっと大人になったら、美味しさがわかるはずだよ。」
こんなのが美味しいなんていう大人になんかなりたくない。
一緒にお風呂にはいって、一緒の布団の中に潜り込む。
『小百合さん?』
すぐ近く、ほんと数cmの距離に小百合さんがいる。
:11/05/03 08:55
:SH04B
:wfpTLNLs
#134 [y]
「なぁに?」
『へへへ…幸せっ』
そういって抱き着く。
何日ぶりかな?
寂しかった気持ちが満たされる。
「もーう、甘えたっ子ね」
優しく頭をなでてもらう。
落ち着く。
:11/05/03 08:56
:SH04B
:wfpTLNLs
#135 [y]
「…アリック?」
『うん?』
キスをされ、目を閉じる。
『…小百合さん、愛してる』
:11/05/03 08:58
:SH04B
:wfpTLNLs
#136 [y]
安価
>>115
第四話
>>118-135
やっと話が進んだ気がします(>_<)
定期的に更新できなくて、すみません
読んでくださっている方、ありがとうございます(*^-^*)
:11/05/14 11:58
:SH04B
:unk80fjs
#137 [y]
第五話
:11/05/14 12:00
:SH04B
:unk80fjs
#138 [y]
-幸-
「まーきーはーらーぁ!!!」
廊下の先にワックスでふわりと整えられた頭を見つけた。
『あ、先生。おはよーございますー』
振り返った槙原はのんびりとした挨拶した。
:11/05/14 12:02
:SH04B
:unk80fjs
#139 [y]
「おぅ、おはよー…じゃなくて!!昨日はどこに行ってたのかなー?」
昨日、槙原は俺の家を出ていったあと学校へくることはなかった。
『昨日?』
「そう、昨日」
『あ、マンションの管理人さんのとこ行ってた』
けろっとした顔で言う。
:11/06/08 00:07
:SH04B
:YaVx0beQ
#140 [y]
「学校は?
ちゃんと学校くるって言ったよなー?」
『だって家に入んなきゃ、制服ないじゃん。』
「家の人、鍵開けてくれなかったのか?」
槙原は少し考えてから答えた。
『俺、一人暮らしだし』
:11/06/08 00:08
:SH04B
:YaVx0beQ
#141 [y]
「お前、一人暮らししてんの!?!?」
今どきの中学生って一人暮らしすんの!?
『うん』
「家族は?」
そう聞こうとした時調度チャイムがなった。
:11/06/08 00:10
:SH04B
:YaVx0beQ
#142 [y]
『今日は真面目に授業受けるよ』
そう言い残して教室に入って行った。
…槙原、一人暮らしだったのか
そりゃ夜中に女の子連れ込んでも大丈夫だよな
なんか納得。
:11/06/26 08:24
:SH04B
:5/9BF7HY
#143 [y]
-幸-
5限目、屋上で寝そべる。
「マキー?」
隣には隆之介が同じように寝そべっている。
『どーしたー?』
綺麗な空に吸い込まれそうだ。
:11/06/27 20:07
:SH04B
:WADn/its
#144 [y]
>>143-幸- → -マキ- ですね。
すいません間違えました(;_;)
:11/06/27 20:10
:SH04B
:WADn/its
#145 [y]
「いい天気だなー」
隆之介の声は、低音でゆっくり響いて心地いい。
『そーだねぇ』
「空が碧いね」
『そーだねぇ』
「マキの名前にも空って入ってるよな」
『そーだねぇ』
ずっと向こうに飛行機雲を見つけた。
:11/06/27 20:12
:SH04B
:WADn/its
#146 [y]
「いい天気だな」
『…それ2回目だよ』
隆之介と一緒だと時間がゆっくりと流れる。
「…マキ?」
『んー?』
「俺、月城の事すきだわ」
『そーだね…ええ!?』
突然すぎる!!!
思わず飛び起きてしまった。
:11/06/27 20:13
:SH04B
:WADn/its
#147 [y]
「そんな驚く?」
隆之介はへらへらと笑っていた。
『うん、びっくりした。あー…でもつかさちゃんね…いいじゃん』
もう1度寝そべってから、しばらく見ない間に黒染めしていたつかさちゃんを思い出す。
いつも明るいつかさちゃん。誰にでも優しい。でも、あまり女の子同士でつるんだりしない。
:11/06/27 20:15
:SH04B
:WADn/its
#148 [y]
「うん、マキにはいっときたいなと思って。」
『そっか』
隆之介が、俺に言っておきたいって言うのは、つかさちゃんが俺とよくいちゃこらする事への宣戦布告とか、そういう意味なんかじゃないと思う。
ただ、知っていてほしいんだと思う。
:11/06/27 20:29
:SH04B
:WADn/its
#149 [y]
『俺、修学旅行いかねーし頑張れば?』
グーで軽くパンチする。
「…別に今すぐ付き合いたいとか思ってねーよ?」
隆之介からもパンチが返ってくる。
『そうなの?』
もう1回パンチ。
でもしばらく返って来なかった。
:11/06/27 20:32
:SH04B
:WADn/its
#150 [y]
「…今はな。俺、月城とマキと3人でいるのが楽しい。」
真顔で言われた。
『ははは…』
なんだか笑いが込み上げてきた。
『ははは…俺も』
:11/06/27 20:36
:SH04B
:WADn/its
#151 [y]
いつの間にか飛行機雲は消えていた。
爽やかな風が吹く。
「空に吸い込まれそうだな」
『あ、それ俺も思った。』
「お前は吸い込まれろ」
『いやん』
そんな昼下がり。
:11/06/27 20:38
:SH04B
:WADn/its
#152 [y]
>>137-151短くなってしまったんですが
第5話です
マキと隆之介とつかさちゃんの絡みも
もっと書けたらいいな(´・ω・`)
:11/07/28 13:59
:SH04B
:gEuZCTMQ
#153 [y]
第六話
:11/07/28 14:00
:SH04B
:gEuZCTMQ
#154 [y]
-幸-
インターホンがなって玄関を開けると槙原がいた。
『こーちゃぁん、ひーまー』
あの日以来、これがよくある。
一人暮らしだもんな…
寂しいのだろうなっと思ってつい入れてしまう。
:11/07/28 14:03
:SH04B
:gEuZCTMQ
#155 [y]
なにをするでもなく人の家でくつろぐ槙原。
マイペースで猫みたいなやつだな、ほんとに。
「お前さ、もしも俺が可愛い彼女といちゃこらしてたら、お前どうするんだよ」
『んー?…3Pかな?』
ソファに寝そべりながらこの前拾った猫とたわむれている。
槙原の首筋には赤く鬱血している箇所かある。
:11/07/28 14:05
:SH04B
:gEuZCTMQ
#156 [y]
「ばーか。お前ほんとに15歳か?」
『まだ14ー』
「…」
ため息がでる。
「そういえば、お前ほんとに修学旅行いかないのか?」
:11/07/28 14:07
:SH04B
:gEuZCTMQ
#157 [y]
『うん。金ないし』
「でもなー、一生の思い出になるし親御さんともう1度話し合ってみろよ」
『うーん』
「お前、親御さんはどこ♪〜…
槙原の携帯がなった。
消して俺がいきなり歌いだしたわけじゃない。
:11/07/28 14:08
:SH04B
:gEuZCTMQ
#158 [y]
『うん、大丈夫。暇してたし…うん…なら今から行くねー、あーい』
電話を切って立ち上がる。
「また女のとこかー?」
『ん?違う違う、バイト先。急に人これなくなったから、来てほしいって…じゃ俺行くから』
「おー、頑張れよ」
:11/07/28 14:10
:SH04B
:gEuZCTMQ
#159 [y]
なんだ、毎日ふらふら遊んでるだけじゃないのか
よかった…って
「お前!!どこで働いてんだよ!!
まだ中学生だろ!!こら!!」
俺がそう言ったのを聞きながらにこりと笑ってでていった。
…ったくあいつは
どうしようもねーな
残された子猫が槙原を追うように玄関へ向かった。
:11/07/28 14:11
:SH04B
:gEuZCTMQ
#160 [y]
-マキ-
店に着いた時、人手が足りなくてドタバタ状態だった。
「マキーぃ早く着替えてこい」
「マキちゃん裏からバーボン取ってきて」
「おい、マキ!コップたんねぇ」
『…げろだるぅ…。』
:11/07/28 14:58
:SH04B
:gEuZCTMQ
#161 [y]
カランカラン―…
やっと空いてきた頃に未央さんがやってきた。
『未央さんー…』
未央さんの顔をみるとほっとする。
思わずカウンターに突っ伏す。
「え、マキちゃんどうしたの?」
未央さんは優しく頭を撫でてくれる。
:11/07/28 15:00
:SH04B
:gEuZCTMQ
#162 [y]
『…にゃんでもない。いつもの?』
「あ、うん。」
うーん…動きたくない。
『…達也さーん、カシスオレンジ1つぅ』
「自分で作れ」
『痛っ!!!!』
後ろにいた達也さんに頭を殴られた。
今の一撃でちっちゃい頃の記憶ふっとんだかも…
:11/07/28 15:04
:SH04B
:gEuZCTMQ
#163 [y]
渋々作ったカシスオレンジを渡す。
味には手抜いてない。
「…今日ね、息子さんと食事してたんだ。」
ゆっくりと飲みながらぽつりと呟いた。
『…彼氏さんの?』
こくり、と頷く。
未央さんはバツイチ子持ちの男性と付き合っている。
:11/07/28 15:05
:SH04B
:gEuZCTMQ
#164 [y]
『へぇー…どんな子だったの?』
「マキちゃんくらいの男の子なんだけどね、しっかりしてて…、拍子抜けしちゃった。」
肩をすくめる未央さん。
『そっか…仲良くなれそう?』
「うん!…でもね、なんか無理してたんしゃないのかなーって思う。」
:11/07/31 23:49
:SH04B
:yesRCTXE
#165 [y]
無理?
『どうして?』
未央さんみたいな優しくて可愛い人がお母さんになるなら嬉しいに決まってる。
「そりゃ新しい母親になるかもしれない人に会ってるんだから緊張して無理してるだろ」
達也さんが新作のカクテルを飲みながら話に入ってくる。
:11/07/31 23:50
:SH04B
:yesRCTXE
#166 [y]
『そうなの?』
いまいちよくわかんない。
「お前だって小百合さんが結婚して今日からこの人があなたの父親よっていわれたら緊張するだろ?」
…小百合さんが結婚?
『…うわっ』
思わず拭いていたグラスを机に落としてしまった。
:11/07/31 23:52
:SH04B
:yesRCTXE
#167 [y]
カランカランと頃がって達也さんの腕に当たった。
「あーもぅ、何やってんだよ。例えばの話だから!真に受けるなよ」
達也さんはグラスにひびが入ってないか確かめながら言う。
『あ〜…、そういうこと。びっくりしたじゃん。
緊張するってか、すっっっげー嫌』
小百合さんは俺のだ。
:11/07/31 23:53
:SH04B
:yesRCTXE
#168 [y]
「やっぱり嫌だったのかな?」
いつも優しい瞳をしている未央さんの瞳が涙ぐんでいた。
「いや、マキの場合マザコンだから。そいつ、いい子だったんだろ?嫌だったらいい子のふりなんてしないって。」
達也さんは未央さんにそっとハンカチを渡した。
:11/07/31 23:58
:SH04B
:yesRCTXE
#169 [y]
『そうだよ。俺だったら一緒にご飯なんか食べないもん。
…でも、未央さんがお母さんになるんだったら誰でも嬉しいと思うよ?』
これは本当にそう思う事。
「そっか、ありがとう。
あたし頑張ってみるね。」
そういって未央さんは嬉しそうに微笑んだ。
:11/08/01 00:00
:SH04B
:eZq0zZgY
#170 [y]
『…ねえ、小百合さん』
小百合さんにはドレッサーの前で髪の毛を乾かしていた。
亜麻色っていうのかな?薄茶色の腰まであるストレートの綺麗な髪。
小百合さんが俺の髪色を好きって言ってくれたように、俺も小百合さんの髪の毛が大好きだ。
:11/08/05 09:47
:SH04B
:v57bmgTg
#171 [y]
「ん?」
小百合さんはドライヤーをおいて鏡越しに俺を見つめた。
『小百合さんはさぁ、結婚したいとか思う?』
「どうしたの急に?」
『…なんか、うん』
小百合さんは俺が寝そべっているベッドに腰をかけて俺を見つめた。
髪の毛と同じ色の瞳に吸い込まれる。
:11/08/05 09:51
:SH04B
:v57bmgTg
#172 [y]
「思わないよ?アリックがいるもの。…もー!髪の毛びっしょびしょじゃないっ」
肩に乗せてたタオルで髪の毛をふかれる。
『わっ痛いって痛い…あはは』
ごろんと小百合さんを巻き込んで寝転がる。
「アリック」
小百合さんはにっこりと笑って俺の上に馬乗りになる。
:11/08/05 09:53
:SH04B
:v57bmgTg
#173 [y]
『ちゅして?』
唇を差し出して、目をとじる。
しばらくすると落ちてくる小百合さんの唇。
絡ませて絡み合って、目を少し開けると小百合さんの綺麗な顔。
「…アリック、髪の毛濡れたままだったら風邪ひいちゃうよ?」
:11/08/05 09:54
:SH04B
:v57bmgTg
#174 [y]
『ひいたら、看病してくれるでしょ?』
「もちろん」
『なら、ひいてもいいや』
もう一度目を閉じる。
このまま落ちていってもいいや
なにも怖くない
怖くなんかない
:11/08/05 09:55
:SH04B
:v57bmgTg
#175 [y]
:11/08/05 10:02
:SH04B
:v57bmgTg
#176 [y]
第七話
:11/10/08 02:05
:SH04B
:QHDRK.c6
#177 [y]
3泊4日の修学旅行。
行き先は京都。
「あれ、お前学校は?」
でも、俺の現在地は、達也さんのバー。
今日は朝から大掃除と配置換えをするらしいからお手伝いにきた。
:11/10/08 02:06
:SH04B
:QHDRK.c6
#178 [y]
『修学旅行だから休み』
「へえー…、修学旅行か、いいなぁ。
お前行かなかったのかよ」
『うん』
「なんで?」
『んー、お金ないし?』
あと、めんどくさいし。
集団行動とか苦手だし。
:11/10/08 02:08
:SH04B
:QHDRK.c6
#179 [y]
「旅行代くらい、俺が出してやったのに。
そういうの学生しかできないんだから大切にしろよ?」
こつんっと頭を小突かれる。
達也さんは、学生を少ししかしてないらしい。
だから、"学校生活"って思い入れが強いらしくてそれを俺に押し付けてくる。
…まぁ、達也さんの優しい気持ちが伝わってくるから嫌じゃないけど。
:11/10/16 22:46
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:PZuxOhfk
#180 [y]
-幸-
ホテルの部屋は、俺と同期で4組の担任の相沢先生と付き添いの菊地先生と同じ部屋にだった。
「高槻先生、あの2人付き合ってるんですか?」
食事も終わり荷物の整理をしていたとき、相沢先生が聞いてきた。
:11/12/03 20:01
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#181 [y]
「え?」
「真尾隆之介と月城つかさですよ」
「いや、いつもは槙原と3人で一緒なんで付き合ってるという訳ではないと思いますよ?」
むしろ月城は槙原がすきなんじゃないかって思う。
「そうなんですか。いやー美男美女カップルだなっておもってたんですがちがうんですね」
:11/12/03 20:02
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#182 [y]
「月城は女子の友達がいないんですよ。」
菊地先生が口をはさんでくる。
確かに月城は女の子と一緒にいることはない。いつも真尾と槙原と一緒にいるか、一人で行動するかだ。
「何かあったんですか?」
俺より前に学校にいる菊地先生はなにか知っているのかと思い尋ねる。
:11/12/03 20:02
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#183 [y]
「男に媚びうってる女って言うのは同性から嫌われるからねぇ。」
そういう事か。
真尾も槙原もモテそうだからな…
槙原や真尾のことを好きな奴からしたら月城の存在はうっとおしいんだろうな。
:11/12/03 20:04
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#184 [y]
そのあとも生徒の話をしたり可愛い先生の話をしたり、先生という立場でありながら修学旅行の夜を楽しんだ。
菊地先生は嫌な人かと思っていたが言葉がストレートなだけであって、実は生徒思いの暖かい人だった。
とても勉強になる話を聞かせていただいた。
1時間ほど話して、喉が渇いたので飲み物を買いに廊下へ出た。
…噂をすれば。
:11/12/03 20:13
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#185 [y]
「月城。」
月城が一人で自動販売機の前のソファに座っていた。
「1人でなにしてんのー」
「ココアのんでるんですー」
くつろぎすぎだろってくらいソファにもたれ掛かってココアを啜っている。
:11/12/03 20:14
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#186 [y]
「部屋かえって飲めよ」
「隆之介いないからつまんないもん」
そりゃ、男と女が一緒っていうのは無理な話だろ。
「いつも一緒だよな。槙原と真尾と」
「うん。仲良しなの。」
:11/12/03 20:15
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#187 [y]
「女の子の仲良しはいねーの?」
「いないよ」
「なんで?」
「何。なんで先生に話さないといけないわけ」
月城が睨んでくる。目がでかいだけあって迫力がすごい。
:11/12/03 20:16
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#188 [y]
「心配じゃん。修学旅行に1人でいるとか。普通、女の子同士恋ばなとかで盛り上がる時間だろ」
しばらく見つめ合いが続いたが、先に月城が目線を反らした。
「…あたし、女の子嫌いなの。噂好きで、みんな一緒って世界が嫌いなの。一人では何もできないくせにって見下してるの。」
「…見下す…?」
「だって、くだらないでしょ。上履きの片方友達と変えるとか仲良し同盟組むとか噂話で盛り上がるとか。そういうのばかにしか思えない。」
:11/12/03 20:19
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#189 [y]
びっくりした。
いつも槙原とふざけあってにこにこいる月城がこんなことをいうなんて。
「…。だからいつも槙原達と一緒にいるのか?」
「…マキ達はあたしが一人だから一緒にいてくれてるんだと思う。
マキも隆之介も優しいから」
:11/12/03 20:20
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#190 [y]
最初、俺は槙原と真尾も不思議な組み合わせだと思っていた。
槙原は他人に迷惑をかけたりはしないが自由気ままに行動する問題児。
真尾は物事を一歩離れて見ていているタイプで、成績は良すぎるくらいの優等生。
真逆の性格だけれど、でもどこかが似ている。
月城のいうように優しいところかな?
:11/12/03 20:21
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#191 [y]
「でも、最近、このまま二人に甘えてちゃだめだなーって思う。」
「なんで」
「今日だって隆之介の気つかわせちゃったし、部屋では1人で気まずいし。
あとちょっとで卒業してマキと隆之介とばらばらになるのに、他人のこと見下してるままの私じゃあだめだと思う。
だから頑張って友達作らなきゃなのに、友達のことをばかみたいだなって気持ちが邪魔する。
そんなこと思う自分がすごい嫌だ」
:11/12/03 20:22
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#192 [y]
ほろっと涙がこぼれた。
月城は袖でごしごしと拭う。
今までこのことでずっと悩んできたんだろうな。
今日1日、月城は楽しそうにはしゃいでいたけれど、本当は辛かったのかもしれない。
「な、月城。」
月城の前に屈む。俺の目をみてくれるのを待ってから話し出す。
:11/12/03 20:27
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#193 [y]
「人って、自分がその人のこと大切にしなかったらその人も自分のこと大切にしてくれないんだよ。わかる?」
一般論で綺麗事でしかないけれど、この言葉の意味が伝わってほしい。
「なんとなく」
「月城は槙原と真尾のこと大切にしてるだろ?
だから槙原と真尾も大切にしてくれるんじゃないか?」
「うん」
:11/12/03 20:28
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#194 [y]
「だから、友達作ろうと思ったら、まずは相手を大切にしてみなよ。
月城がばかにしてたら相手も絡みづらいだろうから」
「大切に思えないよ。」
また涙があふれそうになっている。
「ばかでも素敵なところはあるだろう?」
「…あるのかな」
:11/12/03 20:29
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#195 [y]
「月城はどんなときに友達必要っておもったんだよ?」
しばらく考え混む。
口を挟まずに待ってやる。
「…女の子同士でお土産みたりするのいいなって思ったから。」
「ふっ」
なんだ、寂しかったんじゃんお前
:11/12/03 20:30
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#196 [y]
「笑わないでよ!…マキだったら一緒にお土産見てくれるんだろうけど、隆之介はへんな饅頭しかかわないし…」
すねたように言う月城。
「そこ女の子の素敵なところだろ。
くだらないことばっかじゃねーじゃん。」
「うん」
「お土産みてきゃーかわいーってしたいんだろ?」
「…したい」
:11/12/03 20:32
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#197 [y]
「へんな意地はってないで、まずは話し掛けてみなよ。
最初は愛想笑いでもいいから笑ってみな?」
「…でもくだらない奴だったらまた見下しちゃう人間になっちゃう。」
「いいんだよ。月城がくだらないって思ったんだから。
合わないって思う奴に無理して付き合わなくていい。
女の子にも月城みたいな考え方してるやついるかもしんないじゃん。そういう友達を探すのもありだし。」
:11/12/03 20:51
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#198 [y]
「…そっか、そうだよね」
泣きながら笑う月城。
「ただ、覚えといて。くだらないことにも意味はあるから。くだらないことを大切にしてる人もいるから。」
いつかくだらないことの意味がわかるような大人になってほしい。
:11/12/03 20:52
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#199 [y]
「うん、わかった」
多分、月城はまっすぐな子なんだ。
だから不器用なんだと思った。
「よし、もう消灯時間だから。部屋へ戻れ」
月城の涙が止まったところで言う。
:11/12/03 20:54
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:gTZ4qAl2
#200 [y]
「うん…泣いたって秘密ね」
やっといつもの月城の笑顔だ。
「当たり前だろー」
「こーちゃん、ありがとうおやすみなさい。」
「おやすみ」
部屋へ戻っていく月城の背中を見つめる。
俺は俺の人生で学んだことしか言えなかった。
これで月城を助けることが出来たのかな?
頑張れよ、月城
:11/12/03 20:58
:SH04B
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#201 [y]
>>176ー200
長文だらけの第七話。
改行ミス多くてごめんなさい。
読みずらいですよね
(´・ω・`)
女の子の悩みを書いてみたかったんですが、いまいち上手にまとまんなかった感があります。
有空が書き終えたら、番外編としてつかさちゃんの話ゆっくりかいてみたいですね(o^ω^o)
:11/12/03 21:19
:SH04B
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