砂糖が甘い理由
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#500 [悠]
あげえ〜
:06/10/18 10:34 :F902i :vEibpCvk
#501 [花◆AV8KevAYKk]
:06/10/18 19:33 :SO902i :SfQoRp/c
#502 [花◆AV8KevAYKk]
[何???]
紗弥は軽く足を止めて俺を振り返った。
[え〜っと
なんつーかな…
ほら,アレだよ。アレ]
やっぱりなかなか言えない。
優柔不断な俺を紗弥はどんな風に思うかな。
情けなくてごめん。
言わなきゃな。
しっかり言わなきゃいけない。
[好きだ。
付き合ってくれ]
:06/10/18 19:38 :SO902i :SfQoRp/c
#503 [花◆AV8KevAYKk]
あれ…今,もしかして俺口に出しちゃった???
恐る恐る紗弥を見ると,紗弥はぼーっと俺の方を見つめている。
[だ…だめ?]
紗弥のかおを覗きこむように聞いた。
[あっ…
なんていうか。ゴメン]
え?
紗弥今ゴメンって言った。
[達也のことは好きだけど…
付き合えない。]
:06/10/18 19:43 :SO902i :SfQoRp/c
#504 [花◆AV8KevAYKk]
なんで…
俺のこと本当に好きなのかよ。
[わかった!
悪かったな,いきなり。
また誘うからメール位させろよ!
じゃーな。]
[違う。
達也が悪いんじゃなくて…あたし…あたしね…]
俺は紗弥を残してその場から立ち去った。
紗弥の言いかけた言葉なんか聞きたくない。
怖くて聞けない。
顔が熱い。
目が霞む。
今きっと俺泣いてるんだ…。
:06/10/18 19:48 :SO902i :SfQoRp/c
#505 [悠]
:06/10/20 16:30 :F902i :.enh3O72
#506 [悠]
:06/10/21 00:15 :F902i :tQdTs16Q
#507 [寿]
頑張ってな 更新待ってます
:06/10/22 13:52 :P901iS :eTixM.r2
#508 [花◆AV8KevAYKk]
悠サン
ぁげ ぁりがとうござぃます
寿サン
お久しぶりです
ぁりがとうござぃます
みなさま
最近更新少なくて申し訳ありません
しかも今日から@週間
短期留学研修のため,更新できません
心からお詫びします
お待ち願います
:06/10/22 18:28 :SO902i :MZytvfE6
#509 [リリー]
花さん
大変そうだけど体を壊さず頑張ってきてください
あげながら待ってます
:06/10/22 18:39 :P701iD :☆☆☆
#510 [リリー]
久々にあげぇ
:06/10/26 01:17 :P701iD :☆☆☆
#511 [悠]
ちョッと淋しいけど
帰ッてくるまで
待ッてます
:06/10/26 22:43 :F902i :IywwB7yM
#512 [悠]
あげえ〜
:06/10/27 19:03 :F902i :mhtBLvNQ
#513 [ナナ]
:06/10/27 19:33 :N900iS :ixm.dovA
#514 [ゲイ]
チンポ〜ポ〜♪
片玉男はゲイにな〜りたっがる〜♪ って意味わっから〜ん♪
っていう歌出します!
今週のランキング1位、ゲイで、「アナル」で〜す♪
ミュージックステーション制覇♪
でも所詮俺はゲイ…
うっそっやっね〜ん…
アナルがばっこ〜ん!
屁が出まくる!
肛門筋ゆるみまくりすてぃ〜… さ
:06/10/27 19:35 :W41S :☆☆☆
#515 [悠]
:06/10/28 16:45 :F902i :jJjD.m42
#516 [唯+゚]
早く更新されナィかなッ
:06/10/29 22:06 :N702iD :zodReFmU
#517 [悠]
:06/10/30 18:27 :F902i :kcLiTO6k
#518 [花◆AV8KevAYKk]
皆様
お待たせいたしました〜
帰ってきました
これからバリバリ更新…
とぃきたいところなんですが。。。。。
今日はまだ更新できそうにないです
本当に申し訳ない
明日から出来る限り更新するので
またお願いします
:06/10/30 19:57 :SO902i :HmPuIGeU
#519 [リリー]
:06/10/30 21:27 :P701iD :☆☆☆
#520 [たけのこ山]
:06/10/30 22:58 :F902iS :EhSogEvE
#521 [唯+゚]
主サン頑張ってッ
ぅちらゎぃつでも待ってるかンねッ(
>▽<)
:06/10/31 07:08 :N702iD :VNxUvZGA
#522 [(-.-)]
死ねゃ
:06/10/31 10:27 :W41CA :fuXh4ulM
#523 [リリー]
:06/10/31 18:04 :P701iD :☆☆☆
#524 [花◆AV8KevAYKk]
:06/10/31 18:43 :SO902i :1HpubQ4o
#525 [花◆AV8KevAYKk]
家に着くまではほんの僅かな時間だった。
玄関に倒れ込んだ俺は,息は切らして汗を頬がつたった。
[畜生…]
小さく呟いて床を思いきり殴りつけた。
と 同時に兄貴が階段から降りてきて,俺に近寄り手を引いて顔をあげさせられた。
俺は兄貴と目が合うなり,すぐ反らした。
[おかえり。達也]
兄貴は一言言って微笑むと,事情なんか聞く様子もなくその場を去った。
:06/10/31 18:47 :SO902i :1HpubQ4o
#526 [花◆AV8KevAYKk]
俺は兄貴の後ろ姿を見るなり,また涙を流した。
汗と混じり,ぼろぼろと雫が床に流れ落ちる。
兄貴はずるい…
兄貴のこうゆうとこが嫌いなんだ。
何でも出来て顔もよくて…何より優しくて
気がつかえる。
こんな兄貴が
俺は本当は大好きだ。
涙を拭って立ち上がると,制服のポケットから携帯が落ちて震えだした。
:06/10/31 18:51 :SO902i :1HpubQ4o
#527 [花◆AV8KevAYKk]
メール着信のイルミネーションを見ると,胸が打たれ,呼吸が乱れた。
…紗弥
俺は携帯を拾いあげて,無我夢中でたった今フラレた相手からのメールに目を落とした。
【なんだか今日はゴメン
だけど楽しかったし,あたしの悩みの種も一つ消えたんだ。
達也の話びっくりした。
あの時はゴメンね】
まさに見たくなかった内容どうり。
馬鹿馬鹿しいフォローなんかいらない。
俺は返信しずにまた携帯をポケットに突っ込んだ。
:06/10/31 18:56 :SO902i :1HpubQ4o
#528 [花◆AV8KevAYKk]
だけど どうしても飯の時や風呂の時でも携帯が気になってしまう。
部屋に戻り制服をかけたハンガーを何度も見る。
結局妥協だ。
ベッドから跳ね起き,携帯に手をかけた。
その時。
:06/10/31 18:59 :SO902i :1HpubQ4o
#529 [花◆AV8KevAYKk]
また手のうえで携帯が震えはじめた。
びっくりして体が揺れる。
もちろん…
期待なんかしてないのに。
なんで
なんで
なんで紗弥からメールが届くんだよ…
俺が今送ろうとしたのに。
また失敗。
いつも紗弥のが一枚上手だし,紗弥の方が俺より断然素直。
悔しいのにさ…
顔は緩むんだ。
紗弥からのメールが凄く嬉しくて予想外で。
もっと紗弥が好きになってしまう。
フラレてんにさ。
:06/10/31 19:09 :SO902i :1HpubQ4o
#530 [悠]
:06/11/01 00:11 :F902i :VCMgBweQ
#531 [ぱこ]
始めヵラずッと読ませてもらッてマス(
′`p
q))。+
主さンのペースで頑張ッて下さイ
:06/11/01 21:21 :D902i :tVXb/rgM
#532 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/01 21:35 :SO902i :3HoEWrtI
#533 [花◆AV8KevAYKk]
【達也,怒ってる???】
紗弥のメールはこれだけ。
切なくて,愛しくてまた顔が熱くなって目が霞む。
いつからこんな風になったんだ俺は…
全部
紗弥のせいだよ。
馬鹿やろう…
俺は目を擦り,ゆっくりと返信を打った。
【怒ってね〜よ!寝てただけ
心配させて悪いな】
無器用で単純な嘘。
強がった文章…
もう紗弥には負けたよ。
俺,諦めない。
:06/11/01 21:39 :SO902i :3HoEWrtI
#534 [花◆AV8KevAYKk]
メールを送ると一分も経たない内に携帯が震え,紗弥から返事か届いた。
【よかった。
あのさ,今度また裕也に会いに来て】
紗弥らしい我儘で少しだけ俺みたいに無器用な内容。
俺は
【もちろん!おやすみ】
とだけ打って携帯を閉じてすぐに寝た。
悔しかったけど今はこうするしかない。
そしてまたしても悔しいことにそれから紗弥からの返信はこなかった。
:06/11/01 21:44 :SO902i :3HoEWrtI
#535 [花◆AV8KevAYKk]
次の日俺が起きたのは朝方のD時。
結局携帯が気になって眠れなかったんだ。
仕方ないよな…
俺は今恋する乙女???
なんだから。
なんだか二度寝をする気にもなれず,だらだらと洗面所に向かって鏡をみた。
驚いた…
目が腫れて一重になっている。
とにかくすげー不細工。
:06/11/01 21:52 :SO902i :3HoEWrtI
#536 [花◆AV8KevAYKk]
俺の機嫌は最悪…
そこにいつもやたら早起きな菜々子が入ってきて俺の顔をみて一言。
[うわッ
達兄の顔きっも〜]
だってさ…
俺は菜々子の顔を睨みつけて洗面所を出た。
今日学校休もうかな。
美穂子には気まずくて会いたくないし,紗弥だってこないだろうし…
:06/11/01 22:01 :SO902i :3HoEWrtI
#537 [花◆AV8KevAYKk]
そう思ってまたベッドに潜ろうとした。
けど…
なんかわかんねぇけど,今日は休んじゃ駄目な気がする。
胸が騒いだ。
スエットの端から滑り落ちた携帯を見つめて,とゆうか睨みつけて…
俺はまた洗面所に足早に向かった。
:06/11/01 22:08 :SO902i :3HoEWrtI
#538 [悠]
:06/11/02 17:19 :F902i :APS0ePWo
#539 [愛]
今日はじめて読みました!!
なんか本当にはまっちゃって1日ずっと読んでましたょお
がんばってくださぃねぇ
:06/11/02 18:26 :W44T :F.Irfjhk
#540 [ぴほ]
:06/11/03 08:53 :SH700iS :ktyr3f1c
#541 [リリー]
:06/11/04 01:24 :P701iD :☆☆☆
#542 [リリー]
あげぇ(
´3`)ノ⌒
:06/11/06 22:25 :P701iD :☆☆☆
#543 [花◆AV8KevAYKk]
ぁげ
ゃら 感想
ゃら
カキコミぁりがとぅござぃます〜
遅いながらも
更新頑張ります
夜から書き始めます
:06/11/07 18:31 :SO902i :5qrWgCPs
#544 [悠]
久々にあげえ〜
:06/11/07 19:37 :F902i :90ExuwcM
#545 [花◆AV8KevAYKk]
顔を何度も擦り,自分なりに瞼をマッサージもしたつもり。
だけど俺の二重は戻ってこなかった。
もし優にこの目の理由を聞かれたとき…
[紗弥にフラレて泣いた]
なんて口が避けても言えない。
俺は乙女か!!!!
そうだよ。誰だって失恋は辛い。
だから 乙女かて!!!!
なんて頭のなかでツッコんだりしているうちに,お袋が朝飯の支度を始めたのか,いいかおりが漂った。
俺は諦め,一重のままで居間に向かった。
:06/11/07 23:11 :SO902i :5qrWgCPs
#546 [花◆AV8KevAYKk]
[達也 早いわね〜]
お袋はご機嫌。
俺が早起きだといつもなぜか機嫌がいいんだよな。
俺は適当に挨拶して食卓の席についた。
[あら,あんたその目どうしたの???]
お袋はトーストを出したついでにまじまじと俺の顔を覗き込んだ。
[なんか…起きたら腫れてたんだよ]
俺はわざとぶっきらぼうにトーストに手を伸ばしながら答えると,お袋はなにも言わずにまたキッチンに戻っていった…
と思ったらまたすぐ俺のそばに駆け寄った。
:06/11/07 23:16 :SO902i :5qrWgCPs
#547 [花◆AV8KevAYKk]
[昨日夜更かしでもしたの???]
と言うと,お袋は薄いビニールに氷をいれたものを俺に渡した。
[あ〜でもそれだとこんなに早く起きないわよね…
もしかして泣いたとか?]
なんて無駄口言い,軽く笑ってまたキッチンに戻った。
つまり…この氷で目を冷やせという意味らしい。
俺はトーストの暖かい食感と氷のヒンヤリとした感触にぎこちなさを感じながらも,朝飯を進めた。
でも母さんの行為を容易くあしらったわりにはその優しさに感謝していた。
:06/11/07 23:23 :SO902i :5qrWgCPs
#548 [花◆AV8KevAYKk]
朝飯を終えて,着替えようと自分の部屋にもどる,親父が起きたのか,向かいの部屋から物音が聞こえた。
いくら昨日 俺に辛い出来事があったからといっても,いつもと変わらない朝だ。
いつもと同じ空間に俺はいるんだ。
そう考えると脳裏には紗弥の笑顔。
やっぱり好きだ。
だらけながらも制服に手をとおし,軽く髪をいじると目が二重になりかけているのが鏡をよく見てわかった。
うっすらと線が浮き上がる。
きっと学校につく頃にはいつもの俺だな。
:06/11/07 23:28 :SO902i :5qrWgCPs
#549 [花◆AV8KevAYKk]
いつもより少し早いけど学校に向かおう。
それと昨日起きたことを優に全部話そう。
美穂子とは…気まずいけど仕方ない。
あんな奴はほっておくのが一番だしな。
…紗弥は働いてんのかな。
[いってきます]
少し溜め息混じりにいってきますを言い,玄関開けると,空が真っ青で目がチカチカと痛んだ。
と 同時にこのシチュエーションに慣れた,懐かしくて落ち着く香りが俺の体を包んだ気がした。
まさか…
まさかだよ。
:06/11/07 23:39 :SO902i :5qrWgCPs
#550 [花◆AV8KevAYKk]
俺の目の前…
玄関の柵をはさんで真っ正面にそれはいた。
反則だよ。
また一重に戻っちゃうじゃん。
[おはよう]
[紗弥…]
彼女はスエット姿。
学校にはやっぱり来ないみたい格好で顔はいつもに増して凛々しくて逞しくて綺麗。
そして一言挨拶したきり口を開かない。
[何で…紗弥。俺の家…]
俺は紗弥の顔に見とれながらも,イマイチ状況が把握できないでいる。
紗弥はニコリともしずに,相変わらずな無表情で俺を見つめる。
とゆうか,睨んでいる。
:06/11/07 23:46 :SO902i :5qrWgCPs
#551 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/08 12:00 :SO902i :AnOdHaeI
#552 [花◆AV8KevAYKk]
しばらく沈黙が続いた。
太陽がじりじりと照り付ける音まで聞こえてくるぐらい静かに俺達は向き合った。
我慢できない…
俺は空気を大袈裟に吸い込んだ。
[紗弥…なにか用でもあったのか??
俺学校行かなきゃ…]
[何で…]
[え?]
紗弥は俺を睨みつけながら瞳の奥まで見透かすみたいな目で小さく呟いた。
いつもみたいに上手く聞き取れない。
[どうしたんだよ]
再度勇気を出して紗弥に問掛けた。
:06/11/08 12:06 :SO902i :AnOdHaeI
#553 [花◆AV8KevAYKk]
[何で…
何でメールかえしてくれないの]
紗弥は言いたかったことを全て言い終えたみたいに,それだけを小さく言うとまた黙って俺を見つめた。
[ごめん…寝てた]
ふてぶてしい言い訳。
しかも何で俺 言い訳してんだろ。
でも 紗弥の真っ直ぐな瞳にたじたじ。
更に好きだという実感を思い知らされる。
:06/11/08 12:11 :SO902i :AnOdHaeI
#554 [花◆AV8KevAYKk]
[うそ]
紗弥は簡単に俺の言葉を二文字で片付け,眉をあげて口のはしで笑った。
[ごめん。うそ]
俺は玄関の柵を開けて紗弥の目の前に立った。
紗弥からの【なんで?理由は???】という言葉が飛んでくる前に口を出したかったから。
[ちょっと…かっこわりぃじゃん。
フラレた俺がフッた紗弥に気つかわせるなんて。
だからだよ]
:06/11/08 12:18 :SO902i :AnOdHaeI
#555 [花◆AV8KevAYKk]
[達也のことが好きだから]
全く予想していない,俺への返答。
何いってんのこいつ。
思わず紗弥から目を反らすと,思いきり紗弥の手が伸びてきて俺の頬を掴んだ。
[聞こえた???]
[…ふぁ,ふぁい]
【はい】と言ったつもりが,紗弥のせいで情けなく濁って静かな路地に響いた。
:06/11/08 12:22 :SO902i :AnOdHaeI
#556 [我輩は匿名である]
あげます
:06/11/09 02:46 :SH903i :XoAX28oU
#557 [新]
アゲA
主サンがんばって~~~
:06/11/09 07:25 :W41T :iV2pQyf.
#558 [悠]
:06/11/09 15:54 :F902i :iVWuCy9E
#559 [我輩は匿名である]
:06/11/09 17:26 :V904SH :l9gE7f..
#560 [唯+゚]
:06/11/09 19:54 :N702iD :b9S7Jtyk
#561 [゙]
:06/11/09 21:57 :W42H :2/JdfabI
#562 [新]
あげまぁすト
:06/11/12 09:29 :W41T :BgBgooyQ
#563 [ぴほ]
頑張ってくださいー
楽しみにしてます
主さん愛してるぅ
:06/11/12 15:45 :SH700iS :Rhm2lX1Q
#564 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:37 :SO902i :pJUgnrwY
#565 [スィミー]
:06/11/12 17:37 :D902i :☆☆☆
#566 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は顔が真っ赤。
長いストレートの髪が風になびいて甘い甘い香りが漂う。
[学校…遅刻するよ]
紗弥は俺の頬から手を放し,うつ向きながら言った。
[あぁ…
え?紗弥〜…]
紗弥の顔を覗きこむ。
長い髪が邪魔してなかなか目が見付からない。
紗弥の髪に手をかざすとスルスルと音を立てて,手の中を流れた。
[紗弥…もう一回聞きたい]
:06/11/12 17:41 :SO902i :pJUgnrwY
#567 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:42 :SO902i :pJUgnrwY
#568 [花◆AV8KevAYKk]
ゴツッ…
[痛え!何すんだよ]
いきなり額を殴られて驚いた俺は声を張り上げた。
[あれ。紗弥…]
紗弥は目に一杯涙をためて顔をますます赤くして拳を震わせていた。
[達也の馬鹿!!!!]
[ごごごめん…紗弥ッ]
焦ってしまい,紗弥に上手く触れることが出来ない。
額も痛むし…
何で泣くんだよ???
[ごめんってば…]
一呼吸ついて紗弥の背中に手を回す。
やっぱ背が高くたって女の子。俺の胸の中にすっぽり収まった。
:06/11/12 17:48 :SO902i :pJUgnrwY
#569 [花◆AV8KevAYKk]
[…ッだよ]
鼻をすすりながら紗弥が呟く。
[えッ?何???]
[好きだよ…]
聞き間違いじゃないよな。
紗弥は確かに言った。
俺が待ち望んでいた二文字。甘い甘い小さな単語。
【好き】
[まじで???]
思わず紗弥にキスをした。
紗弥の口元についた滴がしょっぱい。
だけどこんな幸せなキス二度と味わえない。
俺も好きだ…
:06/11/12 17:54 :SO902i :pJUgnrwY
#570 [(゚∀。)ノシポワン]
素直な紗弥かわぇ―ね
:06/11/12 17:56 :SH901iS :2BJvtLNs
#571 [花◆AV8KevAYKk]
キスを何度かしてからまた紗弥を思いきり抱き締める。
[苦しいよ…]
苦しいくらい抱き締めてやる。
俺だって昨日フラレて苦しかったんだ。
馬鹿。
[付き合って]
甘いキスの酔いから覚めて一言付け加える。
紗弥は腕の中で身震いをして,もう一度鼻をすすった。
[うん…]
夢じゃないよな。
この世界最高。
:06/11/12 17:58 :SO902i :pJUgnrwY
#572 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 18:00 :SO902i :pJUgnrwY
#573 [花◆AV8KevAYKk]
[おい]
俺が紗弥をまだ放さずに抱き締めていると,横から聞き慣れた声が聞こえた。
顔を上げると…
[…ゆ…優???]
優は照れ臭そうな顔をして片手をあげておす。と言った。
[何でお前…あっ!]
紗弥から俺は慌てて手を放した。
優はそれを見て苦笑い。
眉をひそめて紗弥を見た。
[篠田には達也の家まで案内してもらったんだ]
:06/11/12 18:05 :SO902i :pJUgnrwY
#574 [花◆AV8KevAYKk]
さっきとはうって変わって冷静な紗弥。
なんだよ。
幸せ絶頂は俺だけかい。
[そうだったんだ]
[新聞配達の帰りにいきなり城谷に後ろから自転車つかまれて]
[だって呼んでもとまらなかったじゃん]
紗弥は平然とはなしを続けた。
[…に,しても
おめでと♪お二人さん]
[優!!!!聞いてたのかよ]
全くこいつは…
[あれ…城谷〜]
:06/11/12 18:09 :SO902i :pJUgnrwY
#575 [花◆AV8KevAYKk]
[ぎゃははは!
城谷顔真っ赤じゃん]
そう。
優が言う通り,紗弥の顔はまた真っ赤。
その顔がまた愛しい。
[篠田うるさい…]
紗弥は俺達に背を向けて縮こまって自分の顔を叩いた。
[紗弥…これからは俺と一緒に病院通いだからな]
後ろ様に声をかけると紗弥は大振りにうなずいた。
:06/11/12 18:13 :SO902i :pJUgnrwY
#576 [たけのこ山]
:06/11/12 23:32 :F902iS :.Jr5Hd0M
#577 [悠]
あげ
:06/11/14 00:12 :F902i :fRvrJ5D.
#578 [ココ]
全部よみました
すっごくおもしろぃです
花サンのペースでがんばってくださぃ
又見に来ますネッ
:06/11/14 13:09 :N702iD :ZkVIYhOg
#579 [新]
アゲます
:06/11/16 20:51 :W41T :OhQLgvV2
#580 [さぁ]
:06/11/16 21:39 :SO902i :qX2DszZ2
#581 [花◆AV8KevAYKk]
それから,紗弥はバイトだから学校には行かないと言ったので,俺は優と一緒に学校に向かった。
優はまだ新配の格好。
優の家まで行かされて待たされて…
まぁ 許してやるか。
[なぁ〜お前城谷と付き合ったりして平気なの???]
[何で]
[美穂子チャン…]
あ〜 そうか。
優は昨日の出来事をなにも知らないんだった。
俺は美穂子から受けた仕打を話し,紗弥との経緯も全て話した。
:06/11/16 21:45 :SO902i :qX2DszZ2
#582 [花◆AV8KevAYKk]
[…ってわけなんだよ。
美穂子ってこんな奴だったんだよ。
騙されたな〜優!]
[え。俺知ってたよ]
は…???
今なんて言ったこいつ。
[達也,口開いてるぜ〜]
[お前!!!!
知ってたんなら何で付き合わせようとなんかしたんだよ]
そもそも俺たちのキューピットは優だった。
[だって。
美奈子チャン達也が好きって言ってたからさ♪]
優は軽く笑った。
:06/11/16 21:52 :SO902i :qX2DszZ2
#583 [花◆AV8KevAYKk]
美奈子…
たしか美穂子も言ってた名前だ。
誰だっけ…………
[あ!野田さんだ!!!!]
[正解〜]
そうか。
優は野田さんが好きだったんだ。
でもまさか野田さんが俺を好きなんて…
優 やるな〜…
くっそ!!!!
なんて思いながら笑った。
馬鹿な奴。
[お前,最高だな]
:06/11/16 21:54 :SO902i :qX2DszZ2
#584 [花◆AV8KevAYKk]
あぁ。
これでツジツマがあった。
俺たちの姿を見てコソコソ話す女子たち…
学校での野田さんの言葉。
すべて繋がった気がした。
何で今まで気付かなかったんだろう。
俺やっぱり鈍感だな〜
[達也が鈍感なんだよ
周りはみんな気付いてたし…]
あれ。
またエスパーですか…
:06/11/16 22:01 :SO902i :qX2DszZ2
#585 [花◆AV8KevAYKk]
学校着くと,なんだか息なり足が重くなった。
美穂子に会いたくないし。
紗弥のいない席なんか…
[おい。何してんだよ]
優が促す。
早く野田さんに会いたいんだな。畜生!!!!
[っしゃ〜!]
俺は校門で叫ぶ。
登校して来た生徒たちの視線がいたい。
でも 今の俺は無敵。
紗弥が手にはいったなんて幸せがついてるんだ。
あいつ…
今度俺の家に来ないかな。
:06/11/16 22:08 :SO902i :qX2DszZ2
#586 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/16 22:13 :SO902i :qX2DszZ2
#587 [ぁぉぃ]
花さん頑張れ!!
私絵かくの好きで将来まんが家とかなりたいなと思ってるんですけどぜひA花さんの作品をまんがにしたいなと思ってます♪だめですかねぇ??
:06/11/19 18:24 :V902T :☆☆☆
#588 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/19 19:27 :SO902i :aWQdxg9w
#589 []
ずっと読んでて
初かきやけど〜
主〜ッ
!!
待ってんで
笑
:06/11/21 23:32 :N902i :doXaqxa.
#590 [ぁぉぃ]
花さんありがとうございます!!
まだA未熟者だしまんが家になれないかもだし…でも趣味ででもいいから絶対一度は書きたいと思うので、花さんも小説つくる?の頑張って下さい(*^_^*)
応援します♪゙
:06/11/23 10:26 :V902T :nKF1pxvM
#591 []
:06/11/23 11:18 :N901iC :X4NsltCY
#592 []
:06/11/23 12:28 :N902iS :rAOAR1nc
#593 [大阪ゃ]
めっちゃぇぇ話ゃンッ!
ぉれもこれ読んでたら、恋愛ガンバらなァカンと思ってん。
せゃから、主さんもガンバりィ‐(^^)/▽☆▽\(^^)みんな応援しとるでッ!
ぁんたの小説にゎパヮーがぁんねゃッ!
気長に続けてゃァ‐ッ!
ほなッ!
:06/11/24 17:46 :N702iD :y0gGwSSo
#594 [大阪ゃ]
主のためにも、みんなが元気にぁげな!
ほなッ。
ぉれゎこっからバィトゃねんッ☆彡
:06/11/25 16:30 :N702iD :vEjAVN1I
#595 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/25 20:02 :SO902i :wB7jDSUY
#596 [大阪ゃ]
気にせんとッ
テスト頑張り‐!!!
主さんのペースで書ぃたらぇぇねんッ☆彡
文句言ぅャツゎぉらんて。ぃたとしたら、そぃつゎぇらぃぁんたの小説気にとる人ゃなッ
はょ、読みたくてしょぅがぁらへんのょ!
頑張り
:06/11/25 21:18 :N702iD :vEjAVN1I
#597 [スィミー]
花サンがんばってネ
いつも見てるよ
。*
私もテスト前なんだよ
がんばろぉね(*`・勍)
:06/11/26 11:05 :D902i :☆☆☆
#598 [大阪ゃ]
毎日ここ開ぃとるでッ!
テストもガンバってなッ!
:06/11/26 20:44 :N702iD :zivHLNAk
#599 [大阪ゃ]
ここの感想板トカなぃンッ
:06/11/27 20:28 :N702iD :cZahqdbA
#600 [スィミー]
感想板は無いみたぃデスね
私もテスト前なのに…
あげちゃいます
:06/11/27 22:25 :D902i :☆☆☆
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