『異常』━『先輩』
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#351 [我輩は匿名である]
>>85          すみません

⏰:06/09/24 21:32 📱:P700i 🆔:Iav9Kcwg


#352 [まな+゚]
つづき楽しみにしてます
頑張ってください

⏰:06/09/24 23:27 📱:N902i 🆔:TM6/uOBU


#353 [正常]
はなさん、晴さん、まなさん、嬉しいご声援ご感想、本当にありがとうございます。

350と351の匿名さん、アンカー感謝致します。

正直、応援して下さる方のレスは嬉しいですね。文章的に冷静さを保っているように思えますが、実際吠えてますから私。



>>347
からです。

⏰:06/09/25 22:13 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#354 [正常]
 
使用人は嘘を付いていた。あの夫婦には子供がいた。そしてその白い髪の少女は夫婦の子供であると使用人は言った。


11年前、夫人の出産予定日が近付いた頃に、主人が交通事故で亡くなった。大切な人を亡くしたショックが残っている状態で、夫人は女の子を出産した。

⏰:06/09/25 22:24 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#355 [正常]
夫人は自分の娘を戸籍に入れず、屋敷の地下室で子育てを行った。戸籍に入れなければ、自分の娘の存在を知る者は使用人だけとなり、娘に危険が及ぶことは無くなる。そして窓も無い地下室なら、誰にも自分の娘が見付かることもなく、安全でいられる。常に屋敷に鍵を掛けているのも用心のためであった。

⏰:06/09/25 22:31 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#356 [正常]
そう、夫人は2度と大切な人を失わないようにするため、我が子の『危険』を消去した。我が子の『自由』を犠牲にして…。

⏰:06/09/25 22:37 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#357 [正常]
夫人の娘はずっと、暗く狭く冷たい地下室に閉じ込められた。そんな不安定な環境内で育ったため、彼女の身体に異変が生じた。

髪の色素は全て抜け落ちてしまった上、食べた物もすぐに吐いてしまい、痩せこけてしまった。

しかし唯一、体内に取り込んでも吐かない物があった。



それが『血』である。

夫人は喜びながら娘に自分の血を与えた。毎日毎日、自分の首筋をナイフで薄く切り、その傷口から出る血を娘に舐めさせた。

⏰:06/09/25 22:41 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#358 [那智仔]
更新されとる-ッ
めちャA応援してるから頑張って下さいョ

⏰:06/09/26 00:25 📱:SH700iS 🆔:qQTMgcbE


#359 [☆MIKU☆]
深夜にこんばんばん★★            きゃぁますます続きが気にな〜〜〜る主様、次の更新も頑張ってヌンファイトーいっぱぁーつ

⏰:06/09/26 01:46 📱:N901iC 🆔:yAENoY6A


#360 [チャキ]
久しぶりです
更新されてる
お疲れ様です

⏰:06/09/26 07:31 📱:F700i 🆔:PK0KFXis


#361 []

いつも楽しみにして読んでます
すごくおもしろいです
頑張ってください

⏰:06/09/26 14:28 📱:N901iC 🆔:yk89uTgo


#362 [無印]
主頑張って最高や

⏰:06/09/27 08:12 📱:W32H 🆔:UxgBDa5s


#363 [姫]
正常サン
一気に読みましたメチャ面白くてハマリましたとてもサィが書いたとは思えない位,文才ぁると思いますょこれカラも頑張ってくださぃ

⏰:06/09/27 09:01 📱:D902i 🆔:XfEDsjZQ


#364 [我輩は匿名である]
すげー

頑張って下さい。

⏰:06/09/27 16:49 📱:W32H 🆔:o9wXShNE


#365 [晴]
主サン頑張ってェ更新楽しみにしてマス

⏰:06/09/27 20:10 📱:SH902iS 🆔:enrl5Y6w


#366 [☆MIKU☆]
アゲるらら〜

⏰:06/09/28 18:41 📱:N901iC 🆔:t5FJRyhA


#367 [龍鬼]
ぁUナ゙(○*vuv●)ノ☆〃

⏰:06/09/29 14:19 📱:P902i 🆔:Jt7Yj7Dw


#368 [はな]
お久しぶりデス
更新楽しみにしてるので、これからも頑張って下さい(´∀`*)

⏰:06/09/29 16:58 📱:P701iD 🆔:vwALP6ow


#369 [正常]
皆さん…涙が出るほど嬉しいです!!てか今さっき涙出ました。

皆さんのご声援を見る度、凄く元気が出ます。本当に感謝です。

更新が遅くなった分、今日は大量に更新します!!


>>357
からです。

⏰:06/09/30 21:18 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#370 [正常]
「これが彼が話した、少女の『全て』さ。
それにしても、これじゃあ箱入りと言うより、ただの監禁だね。」

先輩が笑いながら言った。

僕は夫人に対して怒りを感じていた。自分の娘を人形の様に扱っているみたいで、それが許せなかった。

⏰:06/09/30 21:20 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#371 [正常]
「先輩は…少女が可哀相だと思わないのですか?」

怒りも、悲しみも、一切感じていない様子である先輩に僕は尋ねた。

「可哀相?何故、彼女が可哀相だと思った?」

先輩は眉をひそめた。

「えっ?」

質問を質問で返され、僕は戸惑った。

⏰:06/09/30 22:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#372 [正常]
「これほど母親から愛情を注がれている子供なんて、全国捜し回ってもそうそういないよ。ただ、注ぎ方を少し間違えただけ。
それに、彼女は地下通路を使って外に出ているけど、ちゃんと地下室に戻っている。しかも夫人が墓参りに戻って来る前にね。」

「それがどうしたと言うんですか?」

先輩の言いたいことが理解出来ない僕を馬鹿にするかのごとく、先輩はわざとらしく溜息をついた。

⏰:06/09/30 22:05 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#373 [正常]
「もし、本当に彼女が、地下室での生活が辛いと思うなら、そのまま隠し通路から外に逃げ出し、2度と屋敷には戻って来ないはずだよ。なのに彼女は屋敷の地下室に戻って来た。
それと彼女は、夫人が墓参りに行っている時間帯に地下室を出る。それは『地下通路の存在をばらしたくないから』という理由もあるが、『母親に心配をかけさせたくないから』という理由もあるのではないかな。」

そう言われると、少女のことを一概に『可哀相』と見なすのは、誤りかもしれない。

⏰:06/09/30 22:06 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#374 [正常]
けど…


「けど、やっぱり地下室に閉じ込めっぱなしというのは、良くないと思います。少女にはもっと様々な光景を見てほしいし、陽の暖かさや風の心地良さを肌で感じてもらいたい…そう僕は望んでます。」

我ながら臭いセリフを吐いた。

⏰:06/09/30 22:08 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#375 [正常]
「そうは言っても、あんな幼い子供を独りでフラフラ歩かせて良いと思ってる?
今まで外に出歩いて、何も身に起きなかったのが奇跡的なくらいだ。」

「いやいや、誰かさんが少女を貧血という危ない目に会わせようとしましたよ。」

僕の発言を無視して、先輩は話を進めた。

⏰:06/09/30 22:09 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#376 [正常]
「だから使用人に言ってあげたよ。
少女を外に出すのは危険過ぎる。今すぐ地下通路を塞ぐべきだ、てね。」

先輩は冷ややかな笑みを浮かべた。


この悪魔め。それじゃあ夫人と同じではないか。
僕は先輩を睨み付けた。

⏰:06/09/30 22:13 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#377 [正常]
すると先輩は腹を抱えて途端に笑い出した。

「冗談だよ、ジョーダン。そんなこと言ってないって。腹が痛くなるからその顔やめてくれ。」

どうやら先輩は僕をからかったらしい。1発先輩を蹴りたいと思った。

⏰:06/09/30 22:15 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#378 [正常]
「まー落ち着いて。俺は『少女独りで歩かせるのが危険』と言ったんだ。なら、『保護者』を付けて二人で歩けば良い。」



先輩は使用人とお茶を過ごした後、帰り際にこう言った。

「あなたにお願いがあります。お嬢さんの保護者になってくれませんか?
地下通路がどこに繋がっているのか教えます。夫人が墓参りに出掛けた後すぐに、その場所へ向かって下さい。彼女が出てくると思いますので。そして夫人が帰ってくるまで、どこか素敵な場所に彼女を連れて行ってもらいたいのです。」

⏰:06/09/30 22:19 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#379 [正常]
使用人は少し躊躇ったが、先輩の意見に同意した。



「もしもこんなことが夫人にばれたら、間違いなく使用人は殺されるかもしれない。しかし、それを覚悟して彼は同意してくれた。きっと、彼も君みたいなことを考えていたんだろうね。」

先輩はブランコに乗ったまま上を向いていた。多分、月を見ていたんだろう。辺りはそれほどまでに暗くなっていた。

⏰:06/09/30 22:21 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#380 [正常]
僕は安心した。同時に嬉しかった。

「ありがとうございます。」

僕は先輩に礼を言った。

「あの娘の血、結構飲み過ぎちゃったからね。このくらいはしないと。」

先輩はブランコから降り、公園から出ようとした。その後を追うように僕も歩いた。

⏰:06/09/30 22:24 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#381 [正常]
「何かおごって下さいよ。夕食とか。」

僕は何となく唐突に言ってみた。

「そんな舌で何か食べられるの?」

そうだった。少女に血が溢れ出るほど舌を噛まれたんだった。そのことをすっかり忘れていた。

「やっぱ大人しく家に帰ります。」

「その方が良いよ。」

地下室のような薄暗い夕闇の中、僕は先輩と別れを告げた。

⏰:06/09/30 22:26 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#382 [正常]
やっとこの話が終わりました。
最後が無理矢理になってしまいました…。スミマセン。
次の話はより簡潔に完結できるよう頑張ります。
気付きました?ハイッ、つまらないですね。

【血】を纏めてみました。

>>111-115
>>120-122
>>124-128
>>132-135
>>139-142
>>161-168
>>172-174
>>180-182
>>185-189
>>198-200
>>207-210
>>223-225
>>231-235
>>243-248
>>260-262
>>271-273
>>288-292
>>295
>>310-313
>>320-322
>>331-333
>>342-344
>>346-347
>>354-357
>>370-381

ミスがありましたらゴメンナサイ。

⏰:06/09/30 23:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#383 [晴]
更新されてるゥ主サンこれからも頑張ってくださぃ

⏰:06/10/01 10:50 📱:SH902iS 🆔:18GmEv5Q


#384 [チャキ]
お疲れ様(人'ε^)
まだこれからも頑張ってください

⏰:06/10/01 20:36 📱:F700i 🆔:H7vBr04c


#385 [我輩は匿名である]
柊さんの話と【血】の話は繋がってないんですか

⏰:06/10/02 01:27 📱:D902i 🆔:/vsN9cmk


#386 [☆MIKU☆]
主様お疲れ様でいやおもしろかったですよ私こうゆうの大好きですあまり謙遜しないでこれからも頑張ってヌン応援してるからっサ

⏰:06/10/02 17:05 📱:N901iC 🆔:r8mzWo6Y


#387 [はな]
お疲れさまです
すごく楽しく読ませてもらいました
ずっと応援してるんで、これからも頑張って下さい

⏰:06/10/02 18:02 📱:P701iD 🆔:zSPVMlU.


#388 [藤壺◆uksEo22qOM]
あげっ
自分もこのお話大好きですょん

⏰:06/10/06 01:17 📱:N902iS 🆔:gbiyJWVU


#389 [ふぁん]
最後まで読みました
おもしろかったです
最後まで書いてお疲れ様でした

⏰:06/10/06 08:49 📱:SH902iS 🆔:XaK.8D5s


#390 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:06/10/08 09:10 📱:F901iC 🆔:TH5huFqo


#391 [☆MIKU☆]
主様もう書かないのっかい

⏰:06/10/08 16:52 📱:N901iC 🆔:ogfMUjIg


#392 [正常]
晴さん、チャキさん、はなさん、藤壺さん、ふぁんさん、そしてMIKUさん、沢山のご声援ありがとうございます。

学校でテストがあったので、次の話を書くことが出来ませんでした。しかし今日からまた書こうと思います!!

文章が下手くそで読み難いところがあると思いますが、お暇がありましたら読んでやって下さい。

385の匿名さん、【手】と【血】は何も関係はありません。短編集と思って下さい。

390の匿名さん、アンカーありがとうございます。匿名さんがアンカーしたところまで頑張りたいと思います。

⏰:06/10/08 18:12 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#393 [正常]
【バイト】
3年前から愛用し続けていたMDプレイヤーが遂に壊れた。いつ何時でもこいつで音楽を聞いていたから、変な音をたてて逝ってしまった時にはかなり凹んだ。

部活が終わり、いつもの様に僕と先輩は部室に残った。先輩は卓球関連の雑誌をペラペラとめくって読んでいた。その時、MDプレイヤーのことを先輩に嘆いてみた。もしかしたら先輩が同情して、MDプレイヤーをくれるかもしれない、そんなことを期待した。

⏰:06/10/08 18:14 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#394 [正常]
「僕はMDプレイヤーが無いと、生きていけないんです!!」

「それじゃあ死ぬしかないね。残念。」

先輩は視線を雑誌に落としたまま、どうでも良い様に答えた。
この人に情けをかけてもらおうと考えた僕が馬鹿だった。

「えーっと…それでは、どこか良いバイトとかありません?簡単で早く終わり、そのうえ高収入なバイトをやりたいんですが。」

そんな都合の良いバイトがあるわけがない。だけど冗談交じりで先輩に訊いてみた。

⏰:06/10/08 18:17 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#395 [我輩は匿名である]
失礼します。
>>161-300

⏰:06/10/08 18:20 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#396 [我輩は匿名である]
>>171-200

⏰:06/10/08 18:23 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#397 [正常]
すると、先輩は雑誌をめくる動作を急に止め、ゆっくりと顔をこちらに向けた。そして例の冷たい笑顔でこう言ったのだ。

「あるよ。簡単な作業を小1時間やるだけで約3万円の収入が得られる、夢のようなバイトがね。」

えっ?はっ?うそっ!?
予想もしない返答に僕は驚いた。

何でも、先輩はそのバイトを1年前にやっていたらしい。

「今はもう辞めたけど、臨時にやってほしいと昨日頼まれたんだ。どう?一緒に来て手伝う?」

とにかくMDプレイヤーが欲しかった僕は、何も考えずにコクコクと首を頷けた。

⏰:06/10/08 18:25 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#398 [正常]
「じゃあ深夜0時頃、君の家に迎えに行くから、外で待っててね。」

凄く嬉しそうに笑ってそう言うと、そそくさと先輩は部室から出て行ってしまった。



………え?

…………深夜0時?

……………遅くね?


てか…


………………言い逃げ?


「ま、まぁ…MDプレイヤーが買えれば良いんだけどね。」

自分以外誰もいない部室で、僕はプラス思考的な独り言を呟いた。

⏰:06/10/08 18:29 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#399 [正常]
今日の更新はここで終了です。

395と396の匿名さん、アンカーありがとうございます。

⏰:06/10/08 18:34 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#400 [晴]
テストぉっかれサマです
(>ω<
今回の話もとっても
ぉもしろそゥで
楽しみデス
主サンのペースで
頑張ってさぃ
応援してマス(∀≦)

⏰:06/10/08 19:01 📱:SH902iS 🆔:HXS9nRtk


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