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#1 [can]
ゆっくりと脱ぐ。
じらして脱ぐ。
いやらしく脱ぐ。
それが私の仕事なの。
:07/02/11 22:02 :SH901iC :☆☆☆
#2 [can]
私の人生は最悪だ。
生みの親には捨てられて
中学1年まで施設で育ち
中学2年で養子として
育ての親に引き取られた。
育ての親は最低だった。
私に良くしてくれたのは
最初だけだった。
中学3年にもなる頃には
私の事を邪魔者扱いした。
:07/02/11 22:07 :SH901iC :☆☆☆
#3 [can]
愛を知らない私は
男に体を求められると
すぐに足を開いた。
同級生には勿論、
高校生や大学生…
時には社会人にまで
足を開いた。
:07/02/11 22:11 :SH901iC :☆☆☆
#4 [can]
堕ちて乱れて
育ての親は私の事を
完璧に見放した。
中学卒業と同時に
私は働き始めた。
寮があって
給料がよくて
楽な所…
たどり着いたのは
夜の仕事関係。
何の抵抗もなく
私は働き始めた。
:07/02/11 22:14 :SH901iC :☆☆☆
#5 [can]
歳をごまかして
毎日笑顔を振りまく
キャバクラ嬢の仕事。
お酒を作って話をする。
簡単な仕事だった。
:07/02/11 22:18 :SH901iC :☆☆☆
#6 [can]
キャバクラで働き始めて
1年が経った。
同じ歳の子は高校2年。
中学時代の友達は
皆楽しい学生生活を
送っている頃
私は転職を考えていた。
:07/02/11 22:19 :SH901iC :☆☆☆
#7 [can]
誰か見てるンかな
?
:07/02/11 22:19 :SH901iC :☆☆☆
#8 [can]
転職を考え始めた理由は
単純な理由からだった。
毎日飲むお酒に
体がついていかない。
16歳の体には
毎日の飲酒は
キツすぎた。
:07/02/11 22:21 :SH901iC :☆☆☆
#9 [can]
中学時代の先輩に
その事を相談すると
風俗店を紹介された。
私はそこに転職した。
本番無しのその店は
キャバクラより
楽な仕事だった。
:07/02/11 22:23 :SH901iC :☆☆☆
#10 [can]
その店には
綺麗な寮もあったし
給料もすごくよかった。
仲間も私に
良くしてくれた。
寮は一人部屋で、
私の隣にいる亜由美とは
とくに仲がよかった。
:07/02/11 22:25 :SH901iC :☆☆☆
#11 [can]
亜由美とは
店で唯一の同じ歳。
最年少の私達は
毎日仕事が終わると
互いの部屋に行き
沢山の話を語った。
私は亜由美に
心を開ききっていた。
優しく可愛い亜由美は
男女共に好かれていた。
:07/02/11 22:28 :SH901iC :☆☆☆
#12 [can]
亜由美『莉奈!
マスカラ貸して!?』
莉奈『いいよ!』
亜由美『ありがと』
私のメイクボックスから
亜由美はマスカラを取り出し
塗り始めた。
今日もこれから
二人は店に出る。
店に出る前に
私の部屋での
化粧タイム。
:07/02/12 00:13 :SH901iC :☆☆☆
#13 [can]
私と亜由美は
いつも一緒に
化粧をする。
その理由は、
互いを高め合う為。
化粧を失敗すると
きちんと指摘しあう。
自己満足だけじゃなく
相手にどう見られるかも
大切な事だから。
:07/02/12 00:15 :SH901iC :☆☆☆
#14 [can]
莉奈『よし!行こっか』
亜由美『うん』
二人は寮を出て
徒歩10分程の所にある
店に向かう。
全国チェーン店の為
とても綺麗な店だ。
少しノルマは高いけど
毎日楽しく
仕事ができる。
:07/02/12 00:18 :SH901iC :☆☆☆
#15 [can]
店員『あ!
カリンちゃん、サチちゃん
おはようございます』
亜由美『おはよう』
莉奈『お疲れ様』
私の源氏はカリン。
亜由美はサチ。
これは入社した時に
店長が決める。
そんな名前だけど
私は気に入っていた。
:07/02/12 00:21 :SH901iC :☆☆☆
#16 [can]
二人は控室に向かい
仕事着に着替えた。
コンコンッ―――
控室をノックする音に
返事した。
莉奈『はい!?』
店員『カリンちゃん!
今日は一発目から
指名入ってるんで
1号室で待機願います』
莉奈『わかりました』
:07/02/12 00:23 :SH901iC :☆☆☆
#17 [can]
着替え終わり、
私は1号室に向かう。
莉奈『ハァ…』
部屋に入るなり
大きな溜息。
ベットに座り目を閉じて
精神統一させる。
莉奈『…よしッ!』
気合いを入れて
目を開けた。
この瞬間から
私は莉奈からカリンに
変わる。
:07/02/12 00:26 :SH901iC :☆☆☆
#18 [can]
♪〜―――
店内にオルゴール音が響く。
これは
店がオープンした事を
告げる物。
オルゴール音が
鳴り止むと同時に
部屋をノックする音が
1号室に響いた。
コンコンッ―――
もう一度
気合いを入れ直し、
私はゆっくり
ドアを開けた。
:07/02/12 00:27 :SH901iC :☆☆☆
#19 [can]
カリン『は〜い!』
ガチャッ―――
ドアを開けると
店員と客が立っている。
店員『カリンちゃん
Aコースのお客様です』
カリン『はい』
店員は私に客のコースを
告げてから客に
目線を移す。
:07/02/12 00:30 :SH901iC :☆☆☆
#20 [can]
店員『お客様
どうぞ楽しんで下さい』
店員は客に頭を下げた。
客『あぁ』
客は嬉しそうに笑い
部屋に入った。
ガチャッ―――
店員は静かに
ドアを閉めた。
:07/02/12 00:33 :SH901iC :☆☆☆
#21 [みヵ]
:07/02/12 00:39 :SH902i :☆☆☆
#22 [can]
:07/02/12 00:40 :SH901iC :☆☆☆
#23 [can]
カリン『こんにちは!
高橋さん久しぶりだね。
最近来てくれないから
心配したよ〜!?』
眉を下げながら
私は高橋の腕を掴み、
問い掛けた。
高橋『仕事が忙しくて…
カリンちゃんに
会いたかったよ』
高橋は私を抱きしめた。
:07/02/12 00:43 :SH901iC :☆☆☆
#24 [can]
カリン『キャアッ!
…嬉しいけど
先にお風呂!』
甘い声を出す。
高橋『そうだね』
高橋は渋々っぽく
お風呂に向かった。
私も後ろからついて行き
湯加減を確かめた。
一緒に入るのではなく
先に客だけ入るのが
この店のシステム。
:07/02/12 00:50 :SH901iC :☆☆☆
#25 [can]
たった10分程だけど
その間に
飲み物やタオルを用意する。
このサービスも店のルール。
準備を終えて
ベットに座った時
高橋はお風呂から
出て来た。
高橋『カリンちゃーん!
出たよぉ!
拭いてくれるー?』
カリン『はーい』
立ち上がり
お風呂場に向かった。
:07/02/12 01:03 :SH901iC :☆☆☆
#26 [can]
真っ裸な高橋の肌は
水で濡れていた。
私は笑顔で
高橋の体を
バスタオルで拭いた。
カリン『高橋さん
少し痩せたね!
仕事とか
頑張りすぎじゃない?
無理しないでね』
高橋『ありがとう。
俺の心配してくれるのは
カリンちゃんだけだよ!』
:07/02/12 01:11 :SH901iC :☆☆☆
#27 [まぁたン]
:07/02/12 01:16 :D902iS :☆☆☆
#28 [can]
:07/02/12 10:26 :SH901iC :☆☆☆
#29 [can]
高橋は嬉しそうだった。
それを見計らって
小さく可愛く囁いた。
カリン『…ベット行こ』
高橋『あぁ』
私は高橋の腕を掴み、
ベットに向かった。
:07/02/12 10:29 :SH901iC :☆☆☆
#30 [can]
カリン『…キャアッ!』
気付けば高橋は
私を押し倒していた。
高橋『もういい?』
興奮しながら
私に問い掛ける高橋。
カリン『せっかちだなぁ』
私は呆れながら笑った。
:07/02/12 10:31 :SH901iC :☆☆☆
#31 [can]
高橋は私の首元に
キスをした。
私の首筋を
ネットリ舐め回す。
カリン『…くすぐったい』
可愛らしく甘い声で
笑いかける。
高橋は私の胸を
触り始めた。
:07/02/12 10:32 :SH901iC :☆☆☆
#32 [can]
カリン『アッ…やだ』
高橋『ん?嫌なの?』
カリン『高橋さん
触るの上手いから
我慢出来なくなるぅ』
私は猫が鳴くように
お世辞を言う。
:07/02/12 10:34 :SH901iC :☆☆☆
#33 [can]
高橋『そんな事言うと
我慢出来なくなるよ』
私はタイミングを見計らい
体勢を変えた。
高橋が下、私が上。
カリン『我慢しなくて
いいよ?高橋さんッ』
高橋の体に巻き付けた
タオルをゆっくりと
剥ぎ取り、
高橋のアソコを触った。
:07/02/12 10:37 :SH901iC :☆☆☆
#34 [can]
触り始めて数秒で
アソコはすごく固くなった。
カリン『コレしていい?』
私は目隠しを
取り出した。
高橋『いいよ』
高橋はSMが好きだから
嬉しそうに頷いた。
私は高橋の目を隠した。
:07/02/12 10:39 :SH901iC :☆☆☆
#35 [can]
高橋『興奮しちゃうな』
カリン『アハハッ!私もだよ』
そう言った私は
笑っていない。
そう。目隠しの理由は
愛想笑いするのが
面倒だから。
目隠しがあると
嫌な顔しながらでも
フェラできるから。
:07/02/12 10:41 :SH901iC :☆☆☆
#36 [can]
私はこの方法を
よく使う。
目隠しをした瞬間から
無表情になる。
無表情と言うより
嫌な顔と言った方が
いいかもしれない。
笑い声は全て作る。
今ではもう
特技になった。
:07/02/12 10:42 :SH901iC :☆☆☆
#37 [can]
無表情で
高橋のアソコを刺激する。
高橋『アァ…カリンちゃん…
アァ…やばい…ウゥッ…』
低い声で唸りながら
息が荒くなる高橋。
目を閉じて
ひたすらアソコを刺激する。
はちきれそうなアソコを
強弱をつけて舐める。
高橋の声は大きくなる。
:07/02/12 10:45 :SH901iC :☆☆☆
#38 [can]
ここでイカせると
時間が余る。
それも上手く計算して
まだイカせないように
愛撫をやめた。
高橋『カリンちゃん…
イカせてよ…頼む…』
息を乱しながら
私に情けない声で
頼んでくる高橋。
見てると可哀相になる。
:07/02/12 11:01 :SH901iC :☆☆☆
#39 [can]
カリン『ん?まだダメ〜
これからだよ!?』
Sっぽく攻めるのが私。
時にはMにもなる。
臨機応変するのは
夜の蝶の常識だから。
ローションを高橋の体に
ドロッと垂らす。
高橋『何?冷たい…』
カリン『ん?
何だと思う?』
:07/02/12 11:05 :SH901iC :☆☆☆
#40 [can]
高橋『ん〜何?』
ローションって事は
わかってるのに
わからないフリをする高橋。
カリン『私の愛液と言う名の
ローションだよ〜』
そう言って
体を撫で回した。
:07/02/12 11:06 :SH901iC :☆☆☆
#41 [can]
Mの客は
体にローションをつけて
ヌルヌルと撫で回す事でも
快楽と感じてくれる。
高橋の乳首を攻めると
情けない喘ぎ声が
こぼれた。
高橋『アァ…気持ちい…』
カリン『…ここ?』
高橋『アッ!そ、そこ』
爪を立てて
乳首を刺激する。
:07/02/12 11:08 :SH901iC :☆☆☆
#42 [can]
カリン『ココが感じるんだぁ。
…どう?』
爪を立てて
早くカリカリと擦る。
高橋『アァァァ…やばい…』
私は無表情で
乳首を刺激する。
だから
目隠しが少しでもズレると
私は急いで元に戻す。
:07/02/12 11:11 :SH901iC :☆☆☆
#43 [can]
乳首攻めを辞めて
首元や太ももの裏筋、
ゆっくりねっとり
攻めて、
時間を見計らった時に
再びアソコをイジる。
高橋『アァ…アァ…
カリンちゃ…もぅ…ダメ…
イク…アッ…イク…イクー!』
高橋は叫びきってから
私の口に苦い物を
勢いよく出した。
:07/02/12 11:14 :SH901iC :☆☆☆
#44 [can]
口をアソコから抜き
高橋の顔面に
精液を垂らした。
高橋は自分の精液を
かけられたのに
嬉しそうだった。
カリン『いっぱい出たね』
高橋『今日も…最高だ』
高橋は息を切らしながら
満足している。
:07/02/12 11:16 :SH901iC :☆☆☆
#45 [can]
目隠しを取ってあげ、
私は笑いかけた。
作り笑顔も得意。
カリン『お風呂行こっか』
高橋『あぁ…』
水着を着て
私は高橋とお風呂に
入った。
:07/02/12 11:18 :SH901iC :☆☆☆
#46 [can]
―――…
お風呂から出て
少し話をする。
すると時間が来て
高橋は帰って行った。
またね、と約束して
高橋とさよならした。
高橋が部屋を出て
帰った事を窓から確認。
すぐに店員にコールする。
:07/02/12 11:21 :SH901iC :☆☆☆
#47 [can]
カリン『1号室カリンです。
Aコースお客様
ただいま帰られました』
店員『了解です。
お疲れ様でした』
毎回のセリフ。
これも店のルール。
私は部屋を出て
控室に戻った。
:07/02/12 11:22 :SH901iC :☆☆☆
#48 [can]
ガチャッ―――
控室には3人の先輩が
雑誌を読んだり
携帯電話を触っていた。
サチは出てるみたい。
カリン『お疲れ様です』
先輩『お疲れ様〜』
ただ一言そう言って
私は椅子に座った。
テーブルにあった雑誌を
手に取りパラパラと
めくった。
:07/02/12 11:26 :SH901iC :☆☆☆
#49 [can]
次の指名待ちは
テレビを見たり
雑誌を見たり
携帯電話を触ったり
暇な物だった。
先輩と話をしていても
仕事モードの時は
皆あまり話さないのが
暗黙のルール。
だからすぐに話が
途切れて終わってしまう。
:07/02/12 11:27 :SH901iC :☆☆☆
#50 [can]
だけど唯一
ひたすら話してくれる
先輩が夏美さんこと
ハナさん。
お店のナンバー3の人。
すごく優しくて美人。
ハナさんは最年少の
私とサチにいつも
良くしてくれた。
寮でいる時も
お菓子やジュースの
差し入れもくれたりする。
:07/02/12 11:31 :SH901iC :☆☆☆
#51 [can]
1番尊敬して
1番慕っている先輩。
男関係が派手な為
よくセフレを紹介してくれた。
私とサチも
本番がしたくなる時も
よくあるから
そのセフレを寮に呼び
SEXを繰り返していた。
:07/02/12 11:34 :SH901iC :☆☆☆
#52 [can]
コンコンッ―――
店員『カリンちゃん
15号室に指名でーす』
カリン『はーい』
控室から出て
私は15号室に向かう。
そしてまた
『カリン』を必死に演じる。
:07/02/12 11:35 :SH901iC :☆☆☆
#53 [can]
―――
閉店時間になり
店内にオルゴール音が
響いた。
この瞬間、莉奈に戻る。
莉奈『お疲れ様です』
先輩に挨拶をして
店を出た。
亜由美『莉奈!』
後ろから亜由美が
追い掛けてきた。
莉奈『お疲れ〜
帰ろっか』
亜由美『お疲れ!
コンビニ行かない?』
莉奈『いいよ』
:07/02/12 11:38 :SH901iC :☆☆☆
#54 [can]
二人はコンビニに寄り
飲み物やコンドームを
買っていた。
莉奈『あれ?
セフレ来るの?』
亜由美『今から
乱パ行くんだよ〜』
乱パとは乱交パーティー。
私はあまり好きじゃない。
莉奈『そうなんだ』
亜由美『莉奈も行く?』
:07/02/12 11:41 :SH901iC :☆☆☆
#55 [can]
莉奈『私は明日も
仕事だから辞めとく』
亜由美『そっか…
また行こうね!?』
亜由美は明日
仕事が休みだから
オールで乱パに行くらしい。
支払いを済ませ
亜由美と一緒に
寮に帰った。
:07/02/12 11:42 :SH901iC :☆☆☆
#56 [can]
寮に戻ると
亜由美はシャワーを浴びて
化粧をし直し始めた。
私はコンビニで買った
プリンを食べながら
亜由美を眺めていた。
亜由美『今日ね〜
裕也クンが来るらしいの』
裕也とは亜由美の
お気に入りの人。
:07/02/12 11:44 :SH901iC :☆☆☆
#57 [can]
莉奈『マジ?
やったじゃん!』
亜由美『うん!
かなり嬉しいよ〜』
亜由美は裕也との
SEXが好きで
裕也が来る乱パは
必ず参加していた。
:07/02/12 11:47 :SH901iC :☆☆☆
#58 [can]
あと数時間もすれば
空は明るくなると言う頃
亜由美は嬉しそうに
寮を飛び出し
出掛けて行った。
私はお風呂に入り
眠りについた。
こういう毎日が
私の一日だった。
:07/02/12 11:49 :SH901iC :☆☆☆
#59 [can]
あれから4年が経った。
21歳になった私は
亜由美と夏美さんと一緒に
転職した。
転職先はストリップショーの
ストリップガール。
前の風俗店より
出勤時間は短く
仕事は楽だし
給料もいい。
寮も前より綺麗だし
セキュリティーも完璧だから
とても住みやすかった。
:07/02/12 11:52 :SH901iC :☆☆☆
#60 [can]
ただ脱ぐだけ。
たまにチップをくれる人に
触らせてあげる。
風俗に比べると
楽で仕方なかった。
勤め始めて数ヵ月だけど
週5の割合で
ストリップショーに出して
もらえるようになった。
:07/02/12 11:54 :SH901iC :☆☆☆
#61 [can]
:07/02/12 11:55 :SH901iC :☆☆☆
#62 [華]
:07/02/12 11:57 :SH903i :☆☆☆
#63 [can]
>>62ありがとう
昼ご飯食べたら
また更新するね
:07/02/12 12:10 :SH901iC :☆☆☆
#64 [can]
源氏名はいらない
この店では
『カリン』と呼ばれる事が
なくなった為
少し寂しかった。
亜由美は『サチ』を
気に入ってなかったけど
私は『カリン』を
気に入っていた。
:07/02/12 13:05 :SH901iC :☆☆☆
#65 [can]
この店では出勤する日は
寮の部屋にボーイから
電話がかかってくる。
そして今日も…
トゥルルルルルッ―――
莉奈『はいは〜い』
ボーイ『莉奈さん
出勤でーす』
莉奈『わかりました〜』
:07/02/12 13:08 :SH901iC :☆☆☆
#66 [can]
電話から一時間後に
出勤するのがルール。
一時間で化粧や、
髪の毛のセットをする。
約50分で
いつも用意をして
残り10分は
亜由美と過ごす。
亜由美も今日は
出勤日だった。
:07/02/12 13:16 :SH901iC :☆☆☆
#67 [can]
夏美さんに
聞いてみると
今日夏美さんは
休みなので
男とクラブに行くと言った。
私と亜由美は
二人で店に出勤した。
ボーイ『莉奈さん
亜由美さん
おはようございます』
若いボーイが挨拶をする。
きっとまだ十代だ。
:07/02/12 13:18 :SH901iC :☆☆☆
#68 [can]
私達も挨拶をして
事務所に行き
ショーの打ち合わせをして
登場時間まで
休憩室で待機する。
この店は
洋風と和風の二つの
広間に分かれている。
:07/02/12 13:20 :SH901iC :☆☆☆
#69 [can]
洋風は
若い男性が
よく来ている。
ポールダンスをしたり
いやらしく腰を振ったり
激しい感じにする。
和風は
接待などに
よく使われるらしい。
基本は着物を来て
和やかな雰囲気の中で
脱いでいく。
:07/02/12 13:22 :SH901iC :☆☆☆
#70 [can]
今日、
私は和風で
亜由美は洋風の
ストリッパーとして働く。
時間になり
私が先に和風室に
向かった。
亜由美も数分後に
すぐ洋風室に行った。
:07/02/12 13:24 :SH901iC :☆☆☆
#71 [can]
楽屋に行き裸になる。
もちろん下着は
付けない。
用意してある着物を
簡単に羽織るだけ。
ひんやりとした着物が
私の気持ちを高ぶらせた。
:07/02/12 13:26 :SH901iC :☆☆☆
#72 [can]
私は和風の方が好き。
笑わなくても
上品にしていればいい。
三味線や琴の音楽が
流れる和風室は
なぜか心が落ち着く。
着替えが終わり
ボーイに呼ばれるのを
楽屋で待っていた。
:07/02/12 13:28 :SH901iC :☆☆☆
#73 [can]
コンコン―――
莉奈『はい』
ボーイ『莉奈さん
出番でーす』
莉奈『はい』
ガチャ―――
ドアを開けると
ボーイが笑顔で待っている。
ボーイに案内され
舞台袖に付けて行かれる。
:07/02/12 13:30 :SH901iC :☆☆☆
#74 [can]
ボーイ『それじゃあ
お願いします』
音楽の曲調が少し変わり
私は舞台にゆっくりと
歩いて登場した。
舞台の回りに
客室があって
一階席二階席と
円形になっているのが
和風の特徴。
:07/02/12 13:32 :SH901iC :☆☆☆
#75 [can]
洋風は
ライブ会場のような
洋画でよくあるように
前に舞台があり
フロアにテーブルが
並べられてあるという形。
和風より洋風の方が
安いのもあり
若い男は洋風に行く事が
多い。
:07/02/12 13:35 :SH901iC :☆☆☆
#76 [can]
♪〜―――
音楽が流れ始めると
私はとりあえず
客席全てに頭を下げる。
私を見てない客でも
頭を下げるのが常識。
全てに頭を下げ終え
私のショーが始まる。
:07/02/12 13:36 :SH901iC :☆☆☆
#77 [can]
赤い着物に赤い口紅。
和風室も
赤を主にして
出来ているから
白い肌がよく栄える。
肌を綺麗に見せる。
それが店の狙い。
:07/02/12 13:39 :SH901iC :☆☆☆
#78 [can]
所々から
拍手してくれる。
少しだけ微笑んで
頭を下げる。
そして踊り出す。
ただ着物を
脱ぐか脱がないかの
見せびらかせや
寝そべって
胸の谷間を見せるだけ。
それを約20分続ける。
:07/02/12 13:43 :SH901iC :☆☆☆
#79 [can]
たまに客席近くに行き
近くで肌を見せる。
チップをくれたお客さんに
笑顔で会釈し
客の手を取り、
自分の胸に当てる。
客は嬉しそうに
胸を触る。
少しすると
手を離し隣の客室に行く。
:07/02/12 13:46 :SH901iC :☆☆☆
#80 [can]
二階席の人にも
階段を使い
同じ事をする。
それで約20分。
そしてセンターに戻り
脱ぎ始める。
ライトも暗くなり
いやらしい雰囲気になる。
:07/02/12 13:48 :SH901iC :☆☆☆
#81 [can]
ゆっくり、じらして、
いやらしく脱ぐ。
客もこの時ばかりは
私を見てくれる。
胸やアソコやお尻が
現れた時にお客さんは
拍手をしてくれる。
喜んでもらえてるんだ
って実感する。
:07/02/12 13:49 :SH901iC :☆☆☆
#82 [can]
丸裸になってからも
脱ぎ捨てた着物を
上手く利用して
寝そべりながら
いやらしく、
客に体を見せる。
それを約20分。
合計1時間のショー。
音楽が鳴り止み
一礼して舞台袖に戻る。
これで終わり。
:07/02/12 13:53 :SH901iC :☆☆☆
#83 [can]
ボーイ『お疲れ様です』
舞台袖で待っている
ボーイがバスローブを
かけてくれた。
莉奈『ありがと…あれ?
もしかして新人?』
ボーイは顔を赤くして
頷いた。
莉奈『そうなんだ〜』
:07/02/12 13:54 :SH901iC :☆☆☆
#84 [can]
ボーイ『はい。
お願いします!』
ボーイに案内されて
楽屋に戻る。
戻る最中も
莉奈はボーイに話し掛けた。
莉奈『いくつ?』
ボーイ『16です』
莉奈『若いね〜
学校は?辞めたの?』
ボーイ『はい』
:07/02/12 13:56 :SH901iC :☆☆☆
#85 [can]
莉奈『何で?』
ボーイ『めんどくさくて…
莉奈さんは
ここ長いんですか?』
莉奈『そっか〜。
私は最近入りたてだよ』
ボーイ『そうなんですか?
すごく上手なショー
でしたよ!…あの、
綺麗でした!』
:07/02/12 13:57 :SH901iC :☆☆☆
#86 [can]
照れ臭そうに笑うボーイが
可愛くて癒された。
莉奈『ありがと』
ボーイ『あの実は…
ショーを見たのは
莉奈さんのショーが
初めてなんです』
莉奈『そうなの?
私なんかが初めてで
ゴメンね〜』
:07/02/12 14:02 :SH901iC :☆☆☆
#87 [義徳]
:07/02/12 14:04 :F902iS :☆☆☆
#88 [can]
ボーイ『そんな!
莉奈さんのショー
すごく良かったです。
感動したし
…興奮しました』
莉奈『アハハッ!
ありがとう〜ボーイに
興奮してもらえたら
私も嬉しいよ〜』
:07/02/12 14:05 :SH901iC :☆☆☆
#89 [can]
普通、ボーイは
興奮しないらしい。
冷めきったように
ショーを見守るのがボーイ。
だけど新人のこの子は…
褒めてもらえると
やっぱ嬉しい。
:07/02/12 14:06 :SH901iC :☆☆☆
#90 [can]
:07/02/12 14:08 :SH901iC :☆☆☆
#91 [can]
話が弾んだ所で
楽屋についたので
ボーイとはさよならした。
楽屋に入り
服を着替える。
髪や化粧も少し治し
休憩室に戻る。
:07/02/12 14:11 :SH901iC :☆☆☆
#92 [can]
その後、
二本のショーをこなし
勤務が終わった。
莉奈『亜由美帰ろう』
亜由美『うん』
亜由美と一緒に
寮に帰宅した。
こうして一日が終わる。
:07/02/12 14:13 :SH901iC :☆☆☆
#93 [can]
―――
翌日、
朝帰りした夏美さんが
酔っ払って私の部屋に
帰って来た。
鍵が無いと言うので
私の部屋に泊めてあげた。
1つしかないベットには
夏美さんを寝かせ、
私はソファーで眠った。
:07/02/12 14:15 :SH901iC :☆☆☆
#94 [can]
夏美『莉奈!莉奈ぁー!』
夏美さんの声で
私は目覚めた。
莉奈『んッ…あぁ…
おはようございます』
テンションの低い声で
挨拶をした。
夏美『莉奈ゴメンね!
昨日の事あんまり
覚えてないんだよね』
:07/02/12 14:18 :SH901iC :☆☆☆
#95 [can]
莉奈『マジですか?』
夏美『ベット占領
しちゃったみたいで…
マジでごめんね!?』
莉奈『あぁ…そんなの
全然いいですよ。
気にしないでください』
夏美『今度何か
お詫びするからね』
莉奈『アハハッ…どうも!』
:07/02/12 14:20 :SH901iC :☆☆☆
#96 [can]
夏美さんが
部屋から出て行き、
私はシャワーを浴びて
テレビを見ながら
くつろいだ。
ピーンポーン―――
インターホンが鳴る。
莉奈『はーい』
亜由美『亜由美だよ!
開けて〜』
莉奈は立ち上がり
玄関の鍵を開けた。
:07/02/12 14:23 :SH901iC :☆☆☆
#97 [can]
ガチャッ―――
亜由美が入って来た。
亜由美『おっは〜』
莉奈『おはよ。
どしたの?』
亜由美『暇だから〜』
莉奈『ゲームする?』
亜由美『やる!』
最近買ったゲームを
テレビに繋げて
二人は盛り上がった。
:07/02/12 14:26 :SH901iC :☆☆☆
#98 [can]
オークションで落としたゲームは
二人で兼用している
ゲーム機だった。
汚い亜由美の部屋では
無くす可能性が高いから
私の部屋で保管する事に。
不器用な私達だから
いつも必死になって
楽しんでいた。
:07/02/12 14:27 :SH901iC :☆☆☆
#99 [can]
トゥルルルル―――
莉奈『やば!
もうコール来たよ』
ゲームに夢中になりすぎて
時間を忘れていた。
亜由美『私戻るね!
片付けなくてゴメン』
莉奈『いいよ!じゃあね』
:07/02/12 14:39 :SH901iC :☆☆☆
#100 [can]
どんな時でも
コールの時間になると
部屋にいないといけない
ルールだから亜由美は
急いで部屋に
戻って行った。
ゲームを切って
急いで私は電話に出た。
:07/02/12 14:41 :SH901iC :☆☆☆
#101 [can]
莉奈『はい』
ボーイ『莉奈さん
出勤でーす』
莉奈『はーい』
そしていつものように
支度を始めた。
残り10分で
亜由美が来た。
亜由美『さっきゴメンね。
私も出勤だ〜』
:07/02/12 14:48 :SH901iC :☆☆☆
#102 [can]
亜由美は散らかっていた
ゲームをサッと
片付けてくれた。
莉奈『ありがと』
亜由美『うん!行こっか』
二人は今日も出勤した。
―――
ボーイ『お疲れ様です!』
やたら大きな挨拶。
:07/02/12 15:13 :SH901iC :☆☆☆
#103 [can]
誰かと思えば
昨日の新人だ。
莉奈『あ、新人クン!
おはよう〜』
私は笑顔で新人ボーイに
挨拶した。
ボーイ『あ、莉奈さん。
お疲れ様です』
莉奈『頑張ってね』
ボーイ『はい!』
:07/02/12 15:15 :SH901iC :☆☆☆
#104 [あい*゚]
:07/02/12 17:05 :D902i :☆☆☆
#105 [我輩は匿名である]
:07/02/12 17:22 :D901iS :☆☆☆
#106 [can]
:07/02/12 18:09 :SH901iC :☆☆☆
#107 [can]
亜由美『仲いいの?』
莉奈『昨日当たった子。
新人で昨日から入った
16歳らしいの』
亜由美『へぇ〜。
なかなかカッコイイじゃん』
:07/02/12 18:11 :SH901iC :☆☆☆
#108 [can]
莉奈『亜由美
狙っちゃえば!?』
私は冗談でそう言うと
亜由美も冗談ながらに
返事した。
亜由美『おばさんだけど
相手にしてくれるかな?』
莉奈『アハハッ!
もぉ無理かもね〜』
亜由美『ショックー』
:07/02/12 18:12 :SH901iC :☆☆☆
#109 [can]
今日もいつもみたく、
事務所に行き
休憩室に行く。
ガチャッ―――
休憩室には夏美さんが
タバコをふかして
座っていた。
亜由美『あ、夏美さん!
おはようございます』
夏美『あ、おはよう』
:07/02/12 18:14 :SH901iC :☆☆☆
#110 [゚.+澪+.゚]
メチァぉもUろぃデス
*゚
一発でハマリまUたァ(愛◆'`bd+)
コレヵラも頑張ッて下さぃ
:07/02/12 18:21 :SH903i :☆☆☆
#111 [can]
:07/02/12 19:55 :SH901iC :☆☆☆
#112 [can]
莉奈『お疲れ様で〜す』
夏美『莉奈!
さっきはゴメンねぇー』
夏美は子供のように
泣きそうな顔をして
私に抱き着いてきた。
莉奈『アハハッ!全然いい
って言いましたでしょ?』
夏美『優しいね〜アンタ』
:07/02/12 19:57 :SH901iC :☆☆☆
#113 [can]
莉奈『アハハッ!
その顔すごいですよ?』
夏美さんの変顔が
おもしろくて
笑いが止まらなかった。
亜由美も隣で笑っている。
:07/02/12 19:58 :SH901iC :☆☆☆
#114 [can]
今の環境がすごく好き。
何も望まない。
ずっと今が続けばいい。
ストリップを悪い事だとは
思わない。
天職だと思う。
きっと私は
こういう仕事から
抜け出せそうには
ないんだろうな。
:07/02/12 20:00 :SH901iC :☆☆☆
#115 [can]
三人は椅子に座り
タバコを吸ったり
ジュースを飲んだりした。
夏美『今日二人はドッチ?』
亜由美『私は洋風です』
莉奈『私も洋風です』
夏美『マジかよ〜
私、今日和風なんだよ』
:07/02/12 20:23 :SH901iC :☆☆☆
#116 [can]
羨ましかった。
私は
和風の方が好きだから。
今日は洋風。
洋風も洋風なりに
楽しい所もある。
しっかり働こう。
そう気合いを入れた直後、
ボーイに呼ばれて
洋風の楽屋に向かった。
:07/02/12 23:14 :SH901iC :☆☆☆
#117 [can]
今日はあの新人でもなく
ベテランのボーイだった。
しっかりしていて
入社当時から
優しくしてくれる。
ボーイ『莉奈さん
最近毎日入ってますね』
莉奈『そうなの…
でも休みもらっても
やる事ないしね』
:07/02/12 23:25 :SH901iC :☆☆☆
#118 [can]
ボーイ『僕もです。
休みもらっても
彼女もいないし、
やる事ないから
毎日入ってるんです』
苦笑いするボーイ。
莉奈『彼女いないの?
意外だな〜』
ボーイ『そうですか?』
莉奈『うん。
5人ぐらいいそう』
:07/02/12 23:27 :SH901iC :☆☆☆
#119 [can]
ボーイ『アハハッ!
5人って…莉奈さん
おもしろい人ですね〜』
莉奈『ハハッ』
楽しく会話をしながら
楽屋までを案内され
私は楽屋に入った。
:07/02/12 23:28 :SH901iC :☆☆☆
#120 [can]
服を着替えて数分後、
さっきのボーイに
呼ばれたから
楽屋を出る。
そして舞台袖へ。
洋風の場合は
和風と違い
一人でショーはしない。
3人程で踊ったりする。
:07/02/12 23:30 :SH901iC :☆☆☆
#121 [can]
洋風も和風と同じ
一人一時間のショーで
20分ずつローテーションをする。
袖から見ると
もう亜由美は
踊っていた。
ボーイ『それじゃあ
莉奈さん。お願いします』
ボーイの声で私は舞台に
飛び出した。
:07/02/12 23:31 :SH901iC :☆☆☆
#122 [can]
私が入ると
一時間やりきった人は
舞台から袖に消える。
20分の時間差で
尽きる事なく
三人のストリッパーが
ショーをする。
これが洋風。
:07/02/12 23:32 :SH901iC :☆☆☆
#123 [can]
フロアを見ると
やっぱり若い男だらけ。
亜由美はもうすでに
裸だった。
女同士で
絡み合うのを見るのが
好きな男もいる。
だから私は
亜由美に近寄り
一緒にいやらしく踊った。
:07/02/12 23:34 :SH901iC :☆☆☆
#124 [can]
客席からは
拍手が送られて
チップまでもらった。
亜由美と踊り続けていると
亜由美の終了時間になり
亜由美は袖へと
消えていった。
そして私は
ポールダンスを始めた。
:07/02/12 23:36 :SH901iC :☆☆☆
#125 [can]
音楽は激しく鳴り響き
ライトはチカチカと眩しい。
和風とは正反対。
ポールにキスしたり
ポールを舐めたり
ポールに絡み付いたり
私はいやらしく動いた。
おかげで
チップもたくさん貰った。
:07/02/12 23:37 :SH901iC :☆☆☆
#126 [can]
いやらしい流し目を
しながら客席を
見つめる。
たまに笑い、
私はゆっくりと脱ぐ。
じらす事が楽しくて
客の目の前で
からかうように
体を委ねる。
:07/02/12 23:39 :SH901iC :☆☆☆
#127 [can]
客の指を取って
舐めたり触ったりと
小さなサービスもする。
たまにチップをくれる
客がいるから。
そして亜由美が
抜けてから20分。
ラスト20分になったので
私は脱ぎ始めた。
:07/02/12 23:40 :SH901iC :☆☆☆
#128 [can]
裸になってからも
舞台に立ってる三人の中で
1番目立ちたいから
必死に色気を出す。
全員の視線を
くぎづけにしたい。
そんな気持ちで
私は体を動かす。
:07/02/12 23:42 :SH901iC :☆☆☆
#129 [can]
―――
裸での20分が終わり
同時に一時間になるので
私のショーは終わった。
さっきのボーイに
また楽屋までの
案内をされて
楽屋に戻った。
着替えを済ませて
休憩室に戻る。
こんな風に毎日
同じ事を繰り返す。
:07/02/12 23:44 :SH901iC :☆☆☆
#130 [我輩は匿名である]
おもしろぃです
がんばって下さい(゚∀゚)
:07/02/12 23:56 :SO903i :☆☆☆
#131 [∀]
読んでます
更新楽しみデスッ
:07/02/13 01:32 :SO903i :☆☆☆
#132 [我輩は匿名である]
:07/02/13 02:03 :N903i :☆☆☆
#133 [can]
:07/02/13 10:47 :SH901iC :☆☆☆
#134 [can]
―――
ある日
久しぶりの休みで
私は街に出掛けた。
男と待ち合わせを
している。
アッチの方はご無沙汰で
欲求不満だったから
正直な話、
早く男と寝たかった。
:07/02/13 10:52 :SH901iC :☆☆☆
#135 [can]
久しぶりに着飾って
久しぶりに気合いの
入ったメイクして、
待ち合わせ場所に
足を進めた。
待ち合わせ場所に着き
辺りを見渡すと
男はすでに来ていた。
名前は晃と言う。
:07/02/13 10:54 :SH901iC :☆☆☆
#136 [can]
莉奈『お待たせ』
晃『おぅ!大丈夫…
行こっか〜』
莉奈『うん!
てか少し買い物
付き合ってくれない?』
晃『いいよ』
私は晃に甘え、
腕を組みながら
街を歩き始めた。
:07/02/13 10:56 :SH901iC :☆☆☆
#137 [can]
晃『珍しいな!』
莉奈『何?』
晃『莉奈が腕組みとか
してくるなんて』
莉奈『嫌?』
晃『嫌じゃないよ』
莉奈『じゃあいいじゃん!
甘えたい気分なの』
晃『可愛い奴〜』
:07/02/13 10:58 :SH901iC :☆☆☆
#138 [can]
周りから見ると
カップルなんだろうね。
でも、私達に愛はない。
晃は遠距離中の
彼女がいた。
なかなか会えない
寂しさから
私と体を重ねる関係に
なっていった。
:07/02/13 10:59 :SH901iC :☆☆☆
#139 [can]
晃もデートと言う物が
楽しかったらしく
買い物も笑いながら
付き合ってくれた。
一緒に選んでくれたり
ダメだししてくれたり。
早くSEXしたいって
全然言わない。
買い物を楽しんでくれる。
晃はいい奴だ。
:07/02/13 11:01 :SH901iC :☆☆☆
#140 [can]
晃『久しぶりだし
ご飯でも行かない?』
莉奈『いいね!
私オゴるよ』
晃『はぁ?
女にオゴらせるなんて
そんなに俺は
やわじゃないし』
晃は苦笑いした。
莉奈『いいの?』
晃『もち〜』
:07/02/13 11:03 :SH901iC :☆☆☆
#141 [can]
晃は私の手を握り
本当の恋人みたいに
街を歩いてくれた。
居酒屋さんに行き
二人は乾杯した。
たくさん語って
たくさん笑った。
晃は風俗の時からの
付き合いだから
私の事、よく理解して
くれている。
:07/02/13 11:05 :SH901iC :☆☆☆
#142 [can]
真剣に話を聞いてくれる
晃には癒される。
ありがとうの気持ちで
いっぱいだ。
―――
莉奈『晃…そろそろ…』
晃『ん。出るか』
二人は酒も回りきって
トロンとした目で店を出て
ホテルに入った。
:07/02/13 11:06 :SH901iC :☆☆☆
#143 [can]
部屋に入ると
私は晃の首に腕を回し
キスをした。
ネットリと熱いキス。
晃もキスに応えてくれた。
晃『…ベット行こ』
莉奈『うん』
入り口からベットまで
移動して二人はベットに
倒れ込んだ。
:07/02/13 11:08 :SH901iC :☆☆☆
#144 [can]
キスを楽しみながら
晃の唇に吸い付く。
久しぶりのキスは
ワクワクもするし
ドキドキもした。
莉奈『ン…ハァ…』
たくさん吐息がこぼれる。
晃は私の服を
慣れた手つきで
脱がせていく。
:07/02/13 11:10 :SH901iC :☆☆☆
#145 [can]
晃は私の唇から
自分の唇を離し
胸に移動させた。
胸を愛撫されながら
晃は私に問い掛けた。
晃『莉奈さぁ…
彼氏作んないの?』
莉奈『彼氏…なんか
作れないよ…』
気持ちよくて
上手く喋れない。
:07/02/13 11:12 :SH901iC :☆☆☆
#146 [can]
晃『何で?』
莉奈『仕事…
辞めたくないもん』
晃『…そっか』
莉奈『アッ…ンンッ…』
晃は急に私のアソコを
触ってきた。
気持ちよくて
早速イキそうだった。
莉奈『もう…イキそう…』
:07/02/13 11:14 :SH901iC :☆☆☆
#147 [can]
晃『手マンだけでイク気?』
莉奈『アァァ…ヤッ…ンアッ』
晃『酒のせいで
濡れまくりだし…
もうイッていいよ』
晃の笑顔にやられた。
私は手マンだけでイッた。
晃『かなり指
締め付けられる』
そう言って小さく笑った。
:07/02/13 11:15 :SH901iC :☆☆☆
#148 [can]
莉奈『やだ…恥ずかしい』
荒い息で
私のアソコから晃の指を
抜こうとした。
晃『もっかいイけよ』
晃は意味深に笑い
指をクッと曲げた。
莉奈『ヤッ…チョット…アッ』
晃は指を曲げて
探るように
アソコを掻き混ぜた。
:07/02/13 11:18 :SH901iC :☆☆☆
#149 [can]
莉奈『アァァァッ!…ソコ…ダメ』
1番感じる所を
見つけられ
晃はそこだけを刺激する。
同時にクリに吸い付きながら
指でGスポをコリコリする。
莉奈『ダメ…アァァ…
イヤ…狂いそう…アァ…ンッ』
:07/02/13 11:20 :SH901iC :☆☆☆
#150 [can]
晃はクリから唇を離して
私にキスをした後
小声で呟いた。
晃『狂っちゃえば?』
それだけでも感じた。
そして再びクリを吸う。
莉奈『ヤバイ…無理…
離して…汚いから』
晃は無視して舐め続ける。
:07/02/13 11:22 :SH901iC :☆☆☆
#151 [can]
莉奈『本当…ヤバイって…
アッ…ダメ…イク…イク…ンッ…
アァァ…イク…アッアッ…アァァッ!』
莉奈のアソコが
痙攣しながら
潮を吹いた。
イクと同時に晃は
クリから唇を離し
またキスをした。
キスしながらイケるなんて
幸せだった。
:07/02/13 11:23 :SH901iC :☆☆☆
#152 [can]
晃『どのくらい
久しぶりのSEXなの?
感じすぎだよ』
莉奈『ハァ…ハァ…
わかんない…
久しぶりすぎなのは
確かだよ…』
晃『俺も久しぶりだから
満足させてくれる?』
莉奈『いいよ』
:07/02/13 11:25 :SH901iC :☆☆☆
#153 [can]
少し息を乱しながらも
体を起こして
晃のパンツを脱がせた。
莉奈『半立ちだよ〜』
私はからかった。
晃『うっせ!
あれだけ見せられたら
興奮するって』
晃は照れながら笑った。
:07/02/13 11:27 :SH901iC :☆☆☆
#154 [can]
そんな晃が可愛くて
ついつい私も
笑ってしまった。
私は晃のアソコを
口に含んで、
激しく優しく
フェラをする。
どんどん大きくなって
晃は気持ちよさそうに
声を漏らす。
:07/02/13 13:56 :SH901iC :☆☆☆
#155 [can]
莉奈『気持ちいの?』
晃『ちょっ…喋んな!
マジやばい…アァッ…』
莉奈『アハハッ…ごめん』
晃『お前わざとだろ?』
歯は立てずに
甘噛み程度に
わざと刺激した。
楽しくて
胸がドキドキした。
:07/02/13 14:00 :SH901iC :☆☆☆
#156 [can]
少しして
晃は私の口で果てた。
晃『ごめん…
さっそく入れていい?
我慢出来ないわ』
莉奈『いきなりだね。
アハハッ…いいよ』
私はベットに寝転がり
恥じらいながらも
足を少し広げた。
:07/02/13 15:53 :SH901iC :☆☆☆
#157 [can]
晃『その格好…
マジでそそられる』
莉奈『恥ずかしい』
晃『入れるよ』
莉奈『うん………アッ』
私の中に晃が
ゆっくりと入って来た。
晃『かなり締まる…』
莉奈『アァッ…おっきいッ』
:07/02/13 16:34 :SH901iC :☆☆☆
#158 [can]
愛が無くても
SEXができるなんて
男と女なんて
簡単な生き物だね。
この快楽を
与えてくれるのは
男と言う生き物でしか
いないから…
私は男が大好き。
:07/02/13 16:35 :SH901iC :☆☆☆
#159 [can]
莉奈『アッ…アッ…アッ…』
一定のリズムで
腰を振る晃。
それがまた心地良くて
私も自然と腰が上がる。
晃『やらしい顔…』
莉奈『もぉ!…見ないで』
恥ずかしくなり
手で顔を覆い隠す。
:07/02/13 16:37 :SH901iC :☆☆☆
#160 [can]
晃『やだよ!
ちゃんと顔見せて』
莉奈『やだ』
晃『やだじゃない』
莉奈『…もぉ』
晃は莉奈の手を
顔から退かせた。
:07/02/13 16:39 :SH901iC :☆☆☆
#161 [can]
莉奈『…あんまり
見ないでね?』
晃『…可愛い奴』
莉奈『…ヤァァァァッ…アァ』
晃は急に腰を早く
動かした。
急にリズムが変わり
敏感に反応してしまった。
:07/02/13 16:40 :SH901iC :☆☆☆
#162 [can]
たまにキスをくれる晃。
舌を絡めるとタバコの
ほろ苦い味がする。
莉奈『ンンッ…ハァッ…』
晃『今日の莉奈
かなりエロいよ』
莉奈『晃こそ…
その顔かなりエロい…』
晃『莉奈には負けるよ』
:07/02/13 16:43 :SH901iC :☆☆☆
#163 [can]
何だかんだで
私達は果てた。
満足感に満たされて
私は少し眠った。
―――
晃『莉奈?…莉奈!』
莉奈『…何?』
晃『もうすぐ時間だから
支度しなよ』
莉奈『うん…わかった』
:07/02/13 18:06 :SH901iC :☆☆☆
#164 [can]
熟睡していた私を
優しく起こしてくれた。
お風呂場に行き
汗をサッと流す。
お風呂から出ると
晃は誰かと電話していた。
晃『そっか…わかった』
そんな晃を見ながら
私は軽く化粧を直したり
髪を整えたりした。
:07/02/13 18:07 :SH901iC :☆☆☆
#165 [can]
晃『うん。それじゃ』
晃は電話を切った。
莉奈『そんな真剣な顔して
誰と話してたの?』
晃『あぁ…女だよ』
莉奈『えっ…彼女?』
すごく驚いた。
セフレだからと言え
これは浮気だから。
:07/02/13 18:10 :SH901iC :☆☆☆
#166 [can]
晃『いきなり
明日こっちに来るって』
莉奈『そっか…
よかったじゃん!
久しぶりに会えるんだから
燃えんじゃないの?』
晃『…さあね』
莉奈『何?マンネリ中?』
晃『そんなとこかな』
:07/02/13 18:11 :SH901iC :☆☆☆
#167 [can]
晃は苦笑いして
私に抱き着いてきた。
莉奈『何〜!?
明日会えるんでしょ?
私なんかに油売らないで
美容院でも行けば?』
晃『ん〜そうだね』
晃は乗り気じゃない声で
返事した。
:07/02/13 18:12 :SH901iC :☆☆☆
#168 [can]
莉奈『ほら離れて!?
化粧直せないじゃん』
晃『化粧崩れる程
淫らな事
してんじゃねーよ』
莉奈『あんたが
淫らにさせたんだよ!』
晃『アハハッ』
晃は機嫌を戻したのか
楽しそうに笑った。
:07/02/13 18:14 :SH901iC :☆☆☆
#169 [can]
―――
ホテルを出て、晃と別れ、
私は寮に戻った。
ガチャッ―――
部屋で買って来た服を
眺めながら
一人ファッションショーをする。
今日は楽しい事だらけ。
久しぶりの買い物。
久しぶりのデート。
久しぶりのSEX。
:07/02/13 18:16 :SH901iC :☆☆☆
#170 [can]
服をクローゼットに直し
お風呂に入った。
莉奈『あ…やばっ』
莉奈は自分の体が映る
鏡を見て呟いた。
胸元にキスマークが
付けられていた。
ストリッパーであるからには
キスマークなど禁物。
:07/02/13 18:17 :SH901iC :☆☆☆
#171 [can]
罰の悪そうな顔で
キスマークを眺める。
莉奈『どうしよう…』
とりあえずお風呂に入り
お風呂から出ると
キスマークの部分を
氷で冷やした。
莉奈『消えるかな…』
不安になりながら
キスマークの消す方法を
考えた。
:07/02/13 18:19 :SH901iC :☆☆☆
#172 [can]
次の日は
和風のショーが入った。
キスマークには
コンシーラとファンデーションで
上手くごまかせた。
夏美さんが
この方法を教えてくれて
無事に舞台に立てる事が
できた。
:07/02/13 18:21 :SH901iC :☆☆☆
#173 [can]
休憩〜
誰か見てくれてるかな?
:07/02/13 18:21 :SH901iC :☆☆☆
#174 [我輩は匿名である]
見てますよ
頑張ってo(^▽^)o
:07/02/13 18:29 :SH902i :☆☆☆
#175 [華]
:07/02/13 18:29 :SH903i :☆☆☆
#176 [あい*゚]
見てますよ-
めちゃおもしろいデス
頑張ってくださいッッ
</Font></Div>
:07/02/13 18:31 :D902i :☆☆☆
#177 [can]
:07/02/13 19:18 :SH901iC :☆☆☆
#178 [ミルキー]
:07/02/13 19:35 :N701i :☆☆☆
#179 [can]
:07/02/13 20:47 :SH901iC :☆☆☆
#180 [can]
―――
勤務が終わり
寮に戻る。
私はキスマークの事を
怒る為、晃に電話した。
晃『はい』
莉奈『ちょっと晃!
あんた私の胸元に
キスマーク付けたでしょ?
大変だったんだから!』
大声で私は
怒りをぶつけた。
:07/02/13 21:34 :SH901iC :☆☆☆
#181 [can]
晃『すみません』
莉奈『…え?』
晃『こちらのミスです。
…あの、また折り返し
電話かけさせて
頂きます』
莉奈『は?晃だよね?』
晃『はい。ですので
またかけ直します。
申し訳ありません』
:07/02/13 21:36 :SH901iC :☆☆☆
#182 [can]
莉奈『何?
ふざけてんの?
面白くないよ!
こっちはマジなんだけど』
晃『はい。では
失礼いたします』
ブチッ―――
一方的に電話を切られた。
他人事みたいに
私をあしらう晃に
益々怒りが募った。
:07/02/13 21:37 :SH901iC :☆☆☆
#183 [can]
私は亜由美の部屋に行き
晃の事を愚痴った。
莉奈『訳わかんない!
こっちは本気なのに
晃はふざけてるんだよ?
信じらんない』
亜由美『まぁまぁ…
少し落ち着きなよ』
:07/02/13 21:39 :SH901iC :☆☆☆
#184 [can]
莉奈『仕事道具に
傷つけられてるのに
落ち着いてらんないよ』
亜由美『そうだけど…』
莉奈『船に乗れない
漁師と一緒だよ!』
亜由美『…例えが
ダサいし訳わかんない』
亜由美は笑った。
:07/02/13 21:41 :SH901iC :☆☆☆
#185 [can]
莉奈『亜由美!
お酒ないの?』
亜由美『ビールなら
冷蔵庫に少しだけ』
莉奈『飲みたい!
飲もうよ!』
亜由美『はぁ?
私はいいよ〜
莉奈だけ飲みな!』
莉奈『一人酒?
まぁいっか…』
:07/02/13 21:42 :SH901iC :☆☆☆
#186 [can]
亜由美は
呆れながらお風呂に
入ると言い、
お風呂に行った。
私は冷蔵庫から
勝手にビールを出して
飲み始めた。
このモヤモヤ感の怒りを
どこにぶつけよう…
スッキリしない気持ち…
そうだ。
あいつに愚痴ろう…
:07/02/13 21:44 :SH901iC :☆☆☆
#187 [can]
プルルルルッ―――
内藤『はい』
莉奈『内藤さん?
ご無沙汰してます』
内藤『久しぶりだね』
莉奈『夜分遅く
申し訳ありません』
内藤『莉奈なら
構わないよ』
莉奈『何か急に
声聞きたくなったの…』
:07/02/13 21:46 :SH901iC :☆☆☆
#188 [can]
内藤とは風俗の時に
常連客で来てくれた
IT企業の社長。
三十代にして
親の会社を引き継いで
社長をしている。
社長が風俗に通う理由は
ストレス発散
と言う理由が大概。
:07/02/13 21:47 :SH901iC :☆☆☆
#189 [can]
内藤は
親がお見合いをしろ
と言うのに嫌気がさし
ストレス発散の為に
風俗に行き、
遊びの女を探したのだ。
そこで出会ったのが
カリンこと莉奈。
莉奈も
内藤には
本名を教えていたし
連絡先も交換していた。
:07/02/13 21:49 :SH901iC :☆☆☆
#190 [can]
風俗時代は
よく店にも来てくれて
プレゼントもくれた。
時計、アクセサリー、鞄
洋服、靴、おこずかい…
この人は
手放す訳にはいかないと
判断した私は
内藤との交遊は
マメに交わしていた。
:07/02/13 21:51 :SH901iC :☆☆☆
#191 [can]
内藤『アハハッ!
莉奈は相変わらず
上手だな〜』
莉奈『えぇ!?
そんなんじゃないよ〜』
内藤『アハハ…まぁいい。
どうしたの?』
莉奈『今度久しぶりに
デートしようよ!
内藤さんに会いたい』
:07/02/13 21:52 :SH901iC :☆☆☆
#192 [can]
内藤『あぁ。いいよ』
莉奈『本当?
じゃあまた連絡する』
内藤『それじゃ』
莉奈『バイバーイ』
ブチッ―――
電話を切り
勝ち誇った笑みを
浮かべた。
:07/02/13 21:53 :SH901iC :☆☆☆
#193 [can]
苛立つ時は買い物。
だけど衝動買いをする時は
内藤のような
金持ちに金を
出してもらうのが
私の中でのルール。
自分が最低な人間
だって事もわかってる。
だけど
止められない。
:07/02/13 21:55 :SH901iC :☆☆☆
#194 [can]
内藤は
金の限界を知らない。
湧き出るくらい
金を持っている。
だけど彼女とかには
ならないで
一定の距離を保ちながら
付き合いを続ける。
その方が
お互い楽だから。
:07/02/13 21:57 :SH901iC :☆☆☆
#195 [can]
内藤も
私を気に入ってくれて
いるらしくって
私が甘えると
嬉しそうに
私の頼みに応えてくれる。
そんな内藤を
手放す訳には
いかないから、
私は必死で関係を
保っている。
:07/02/13 21:58 :SH901iC :☆☆☆
#196 [can]
亜由美『莉奈!
あんたもお風呂入る?』
亜由美がお風呂から
出て来た。
莉奈『ううん。
自分の部屋で入る〜』
亜由美『了解』
莉奈『それより聞いて!
久しぶりに今度
内藤とデートするんだ』
:07/02/13 22:01 :SH901iC :☆☆☆
#197 [can]
亜由美『内藤?
…あ!内藤って
あの社長の内藤でしょ?
かなり久しぶりじゃん』
莉奈『そうなの!
久しぶりに色々と
買ってもらえると思うと
すっごい楽しみ〜』
亜由美『あんた
気持ちの切り替え
早くていいね』
:07/02/13 22:03 :SH901iC :☆☆☆
#198 [can]
亜由美は笑いながら
裸で部屋を歩く。
莉奈『やっぱさ〜
嫌な事があったら
買い物でストレス発散だよ』
亜由美『アハハッ!
いいな〜私に何か
さりげなくお土産
買って来てね?』
莉奈『了解〜じゃあね』
:07/02/13 22:04 :SH901iC :☆☆☆
#199 [can]
さっきとは逆に
ルンルン気分で
亜由美の部屋を出て
自分の部屋に戻った。
もう晃の事は
頭の隅にもなかった。
私はこんな性格…
簡単な女なんだ。
:07/02/13 22:06 :SH901iC :☆☆☆
#200 [can]
―――
一週間後、
私は仕事が休みで
夕方から街に出ていた。
この日を楽しみにして
一週間頑張った。
サービスだって
いっぱいした。
笑顔も
たくさん振り撒いた。
それもこれも
今日があるから。
:07/02/13 22:08 :SH901iC :☆☆☆
#201 [can]
プワンッ―――
高級車のクラクションの音が
私を振り返らせた。
そこには
ピカピカの高級車に乗った
内藤が笑顔で
手を振っている。
パーッと笑顔になり
私は内藤の車に
駆け寄った。
莉奈『内藤さ〜ん!
久しぶりです』
:07/02/13 22:10 :SH901iC :☆☆☆
#202 [can]
内藤『久しぶり!
…乗って!
ドライブしよう』
莉奈『はい!』
私は車に乗り込んだ。
車は行き先もなく
ただ走り続けた。
:07/02/13 22:12 :SH901iC :☆☆☆
#203 [can]
莉奈『どこ行きます?』
内藤『行きたい所は?』
莉奈『内藤さんとなら
どこでもいいです』
内藤『アハハッ!莉奈は
口が上手くなったな』
莉奈『本気ですよ?』
内藤『ありがとう』
内藤は
嬉しそうに笑った。
:07/02/13 22:13 :SH901iC :☆☆☆
#204 [can]
莉奈『内藤さんったら
しばらく見ない間に
痩せましたね』
内藤『莉奈こそ
また細くなったな』
莉奈『そうですか?』
内藤『すごく魅力のある
女性になったよ』
莉奈『やだ…照れるよ』
:07/02/13 22:14 :SH901iC :☆☆☆
#205 [can]
内藤『そういう
可愛らしい所も
前にも増して
俺を虜にさすんだよね』
莉奈『え?
ありがとうございます』
ヤッタ!と言う気持ちで
自然に笑みがこぼれた。
:07/02/13 22:16 :SH901iC :☆☆☆
#206 [can]
しばらく車を走らせながら
沢山の話をした。
内藤『暗くなってきたし
そろそろ飯でも行くか』
莉奈『うん』
内藤『フレンチでいい?
予約してあるんだ』
莉奈『はい!』
私は自然と
満面の笑みを浮かべた。
:07/02/13 22:19 :SH901iC :☆☆☆
#207 [can]
車はフレンチレストランにつき、
エスコートされながら
店に入った。
店員『いらっしゃいませ
内藤様。
お待ちしておりました』
上品な男の店員が
私達に頭を下げた。
セレブになった気分で
私はテーブルに向かって
足を進めた。
:07/02/13 22:21 :SH901iC :☆☆☆
#208 [can]
―――
内藤『どう?』
莉奈『すごい美味しい〜
幸せだあ〜!!』
内藤『アハハッ…
莉奈は本当に
上手そうに食べるから
俺も嬉しいよ』
莉奈『内藤さん!
ありがとうございます』
内藤『沢山食べてね』
:07/02/13 22:23 :SH901iC :☆☆☆
#209 [can]
料理は
すごく美味しくて
無意識に笑顔が溢れる。
内藤も私を見ながら
笑顔で料理を食べていた。
そして、
デザートも食べ終えて
私達は店を出た。
:07/02/13 22:25 :SH901iC :☆☆☆
#210 [can]
また車が走り出す。
今度は
ショッピングモールに向かう。
地下駐車場に車を止め、
私達は出掛けた。
沢山のブランド店が並ぶ。
目が泳ぎそうになるのを
必死に耐えながら
内藤に腕を絡ませ
歩いていく。
:07/02/13 22:27 :SH901iC :☆☆☆
#211 [can]
私達が普段見ている
値段とは1桁も2桁も
値段が違う。
これ可愛いね。
その一言で
内藤は店員を呼び
その品を買う。
金使いの荒さは
私の知ってる人の中で
1番だと思う。
:07/02/13 22:29 :SH901iC :☆☆☆
#212 [can]
2時間程
ブランド店街を回り
溢れんばかりの
アクセサリーや洋服や鞄を
部下に取りに来て貰い
私の家に配達して貰った。
そして、これから
お詫びが始まる。
:07/02/13 22:31 :SH901iC :☆☆☆
#213 [can]
高級ホテルに向かい
内藤とSEXをする。
内藤の性癖は
狂っていた。
1回2回のSEXでは
気が済んでくれない。
金の限界を知らない上に
SEXの限界も知らない。
何度もイカされて
翌日はアソコが痛くなる。
:07/02/13 22:33 :SH901iC :☆☆☆
#214 [can]
その日も
何度も何度も抱かれた。
内藤のSEXは
気持ちいのだが…乱暴。
痛々しいSEXだ。
でも
それさえ我慢すれば
セレブになれた気分に
満たされる。
だから私は我慢する。
:07/02/13 22:39 :SH901iC :☆☆☆
#215 [can]
―――
夢を見た。
乱暴なSEXをされた後
必ずと言ってもいいぐらい
必ず見る夢。
私の過去の夢。
本当にあった
高校時代の時の夢。
初恋をした時の夢。
:07/02/13 23:01 :SH901iC :☆☆☆
#216 [can]
:07/02/13 23:01 :SH901iC :☆☆☆
#217 [can]
私が中2の頃
初恋を知った。
相手は3年生の
耕太くん。
耕ちゃんって呼んでいて
すごく整った顔立ちだけど
女遊びがひどかった。
:07/02/13 23:03 :SH901iC :☆☆☆
#218 [can]
中2の頃の私は
死にたいぐらい
親から見放されていたから
誰とでも寝てた。
学校中で有名になり
女友達からは嫌われ
男友達からは
体を求められていた。
:07/02/13 23:05 :SH901iC :☆☆☆
#219 [◆u/km8TbafI]
:07/02/13 23:05 :SH903i :☆☆☆
#220 [can]
耕ちゃんとは
メル友程度だった。
恵まれた家庭じゃないから
援交して
初めて会った親父に
名義を借りて
保証人になってもらい
携帯を購入した。
:07/02/13 23:07 :SH901iC :☆☆☆
#221 [can]
:07/02/13 23:07 :SH901iC :☆☆☆
#222 [can]
使用料金も
控えないといけないから
自分からメールを送ったり
電話をかけたりなどは
しなかった。
耕ちゃんは
週5ぐらいの割合で
私に電話やメールをくれた。
メールを返すと金がいるから
返信をしない時は
電話をかけてくれた。
:07/02/13 23:09 :SH901iC :☆☆☆
#223 [can]
そんな優しい耕ちゃんに
惹かれていった。
ある時、
耕ちゃんが友達と
話しているのを
盗み聞きしていた。
耕ちゃん『俺はやっぱ
巨乳がいいな〜』
友達『胸だけかよ』
耕ちゃん『女は胸だよ』
:07/02/13 23:11 :SH901iC :☆☆☆
#224 [can]
そう言って
耕ちゃんと友達は
笑い合っていた。
ショックだった。
私は胸が小さい。
耕ちゃんを
振り向かせたくて
私はバストアップ体操や
サプリメントを買ったりと
たくさん努力した。
:07/02/13 23:12 :SH901iC :☆☆☆
#225 [can]
だけど
なかなか大きくならなくて
落ち込む日が続いた。
そんなある日
追い討ちをかける事が
起こった。
私は屋上で
授業をサボっていた時。
男と女も
サボっていたらしく
壁の向こうから
笑い声が聞こえた。
:07/02/13 23:15 :SH901iC :☆☆☆
#226 [匿名]
:07/02/13 23:24 :W42K :☆☆☆
#227 [can]
:07/02/13 23:27 :SH901iC :☆☆☆
#228 [can]
女『アハハ…面白〜い』
嫌でも聞こえてくる
女の笑い声。
恋に苦しんでいた私には
ウザイとしか
感じなかった。
:07/02/13 23:29 :SH901iC :☆☆☆
#229 [can]
ボンヤリと
ひなたぼっこしながら
教室にあった漫画を
適当に持って来て
眠りそうになりつつも
読み始めた。
クリクリした目。
細い体。
大きな胸。
少女漫画は
非現実的だから嫌い。
:07/02/13 23:31 :SH901iC :☆☆☆
#230 [can]
恋愛物のストーリーらしく
主人公は私のように
サッカー部の爽やかな先輩に
恋をしていた。
読むのが面倒になり
最後のページを開くと
主人公と先輩は
キスしていた。
:07/02/13 23:33 :SH901iC :☆☆☆
#231 [can]
ハッピーエンドか…
いいね…
漫画の主人公は
幸せになれて…
そう心の中で呟いた。
もう一つの漫画を
手に取った。
こっちはエロ漫画だった。
主人公はセフレとして
ある男に恋してた。
:07/02/13 23:35 :SH901iC :☆☆☆
#232 [can]
最終的には
セフレから恋人になる
って言う物語だった。
またハッピーエンド…
セフレが恋人に?
ありえない…
実際にセフレと言う物を
目の当たりにしていた私は
漫画に入り込めずに
心の中で文句ばかり
思い浮かぶばかりだった。
:07/02/13 23:36 :SH901iC :☆☆☆
#233 [can]
莉奈『ハァ〜』
自然と溜め息が出た。
本腰で眠くなったので
私は瞼を閉じた。
温かい太陽が
眠りを誘う。
壁越しのカップルも
昼寝をしてるのかな?
急に静かになった。
:07/02/13 23:38 :SH901iC :☆☆☆
#234 [∀]
主さんがんばってますね
一日でめっちゃ更新があって感激しました
応援してます
:07/02/14 02:05 :SO903i :☆☆☆
#235 [can]
>>234頑張ってます
これからも応援
お願いしま〜す
:07/02/14 09:35 :SH901iC :☆☆☆
#236 [can]
:07/02/14 19:38 :SH901iC :☆☆☆
#237 [can]
だけど
静かな屋上も
つかの間だった。
女『ンッ…やだ…』
女の甲高い声が耳に入り
私は目を開けた。
まさか…?
耳を澄ませて聞いていると
予想は的中…
男と女は
SEXしようとしていた。
:07/02/14 19:41 :SH901iC :☆☆☆
#238 [can]
女『ヤダ…痛い…』
男『嫌なの?
辞めよっか?』
男は相当Sだな。
話し方一つでわかる。
女『…意地悪』
男『素直に言えば?
ヤリたいですって』
女『ヤリ…たい…です』
女は恥じらいながら
答えた。
:07/02/14 19:45 :SH901iC :☆☆☆
#239 [can]
男『ん』
男はたった一言
満足気に相槌を打ち
また女を触り出した。
女の喘ぎ声が
嫌でも聞こえてきた。
男『淫乱だね』
男『濡れすぎ』
男『ここ気持ちいの?』
:07/02/14 19:46 :SH901iC :☆☆☆
#240 [can]
男は女に言葉攻めする。
聞いていると
呆れてくるから、
私は漫画をもう一度
手に取り
読もうと思った。
今、私が出ていくと
気まずくなるから
いないフリをしようと
そう決めた。
:07/02/14 19:48 :SH901iC :☆☆☆
#241 [can]
女『アッ…こう…気持ちい』
…こう?
その言葉に私は
すぐに反応した。
もしかして耕ちゃん?
そう言えば
耕ちゃんの声に
似てるかも…
好きな人の声にも
気付かないくらい
私は
ボーッとしていたのだろう。
:07/02/14 19:50 :SH901iC :☆☆☆
#242 [can]
本当は見たくないけど、
私はゆっくりと
壁から顔を出した。
…嘘。
そこにいたのは
初めての恋の相手。
やっぱり耕ちゃんだった。
私は抜け殻のように
耕ちゃんを見つめた。
ただ気持ちよさそうに
腰を振る耕ちゃんを…
:07/02/14 19:52 :SH901iC :☆☆☆
#243 [can]
見たくないけど
女の人に目が勝手に行く。
大きな胸だった。
きっと耕ちゃんとタメ。
中3のくせに
あの胸はズルいよ。
私は
自分が恥ずかしかった。
胸が小さい上、
根が生えたように
その場所から動けない。
:07/02/14 19:55 :SH901iC :☆☆☆
#244 [can]
私は弱虫なのかな?
ギュッと目をつぶり、
顔を反らした。
女『アッ…耕ッ』
男『ヤベ…締まる…ウッ』
聞きたくない。
好きな人が知らない女と
ヤッてる所なんて
見たくない。
私は目を閉じて
耳を塞いで俯いた。
:07/02/14 19:57 :SH901iC :☆☆☆
#245 [can]
自然と涙が溢れる。
鼻水だって垂れそう。
だけど
物音立てると
気付かれるって気持ちが
私をもっと弱くする。
今、私がいる事が
耕ちゃんにバレたら
きっと嫌われる。
そんな気持ちで
いっぱいいっぱいだった。
:07/02/14 20:00 :SH901iC :☆☆☆
#246 [can]
―――
あの日以来
私は耕ちゃんと
上手く接する事が
出来なかった。
メールや電話は全て無視。
学校で話しかけられても
よそよそしい態度。
そんな自分が
大嫌いだった。
:07/02/14 20:05 :SH901iC :☆☆☆
#247 [can]
そんな私だけど
耕ちゃんは私を
見放したりしなかった。
一日一回必ず、
学校で話しかけてくれた。
食堂で出会うと
『莉奈〜!
カレーパンおごって』
…とか。
休み時間出会うと
『大富豪やんない?』
…とか。
:07/02/14 20:09 :SH901iC :☆☆☆
#248 [can]
くだらない事だし
私を妹ぐらいにしか
見てないんだろうけど
そうやって
優しくしてくれる
耕ちゃんを
嫌いになるどころか
益々好きになっていった。
:07/02/14 20:10 :SH901iC :☆☆☆
#249 [can]
―――
あれはとても寒い、
ある三学期の事。
もうすぐ3年は
卒業だから
学校も卒業ムードで
いっぱいだった。
耕ちゃんが卒業する事が
すごく寂しかった。
だけど素直になれず
あの日からの態度は
変わらないまま。
:07/02/14 20:13 :SH901iC :☆☆☆
#250 [can]
そんな私に
耕ちゃんは限界
だったのかも。
二時間目が終わり
休み時間になった途端
耕ちゃんが私の教室に
入って来た。
耕ちゃん『莉奈!
三時間目サボるぞ。
ちょっと来い』
そう言って私の腕を
引っ張った。
:07/02/14 20:18 :SH901iC :☆☆☆
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