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#211 [can]
 
私達が普段見ている
値段とは1桁も2桁も
値段が違う。

これ可愛いね。

その一言で
内藤は店員を呼び
その品を買う。

金使いの荒さは
私の知ってる人の中で
1番だと思う。

⏰:07/02/13 22:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#212 [can]
 
2時間程
ブランド店街を回り
溢れんばかりの
アクセサリーや洋服や鞄を
部下に取りに来て貰い
私の家に配達して貰った。

そして、これから
お詫びが始まる。

⏰:07/02/13 22:31 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#213 [can]
 
高級ホテルに向かい
内藤とSEXをする。

内藤の性癖は
狂っていた。

1回2回のSEXでは
気が済んでくれない。

金の限界を知らない上に
SEXの限界も知らない。

何度もイカされて
翌日はアソコが痛くなる。

⏰:07/02/13 22:33 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#214 [can]
 
その日も
何度も何度も抱かれた。

内藤のSEXは
気持ちいのだが…乱暴。

痛々しいSEXだ。

でも
それさえ我慢すれば
セレブになれた気分に
満たされる。

だから私は我慢する。

⏰:07/02/13 22:39 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#215 [can]
 
―――

夢を見た。

乱暴なSEXをされた後
必ずと言ってもいいぐらい
必ず見る夢。

私の過去の夢。

本当にあった
高校時代の時の夢。

初恋をした時の夢。

⏰:07/02/13 23:01 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#216 [can]
 
>>215ミス!

×高校時代
○中学時代
 

⏰:07/02/13 23:01 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#217 [can]
 
私が中2の頃
初恋を知った。

相手は3年生の
耕太くん。

耕ちゃんって呼んでいて
すごく整った顔立ちだけど
女遊びがひどかった。

⏰:07/02/13 23:03 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#218 [can]
 
中2の頃の私は
死にたいぐらい
親から見放されていたから
誰とでも寝てた。

学校中で有名になり
女友達からは嫌われ
男友達からは
体を求められていた。

⏰:07/02/13 23:05 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#219 [◆u/km8TbafI]
>>1-200
>>201-400
頑張れッッ

⏰:07/02/13 23:05 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#220 [can]
 
耕ちゃんとは
メル友程度だった。

恵まれた家庭じゃないから
援交して
初めて会った親父に
名義を借りて
保証人になってもらい
携帯を購入した。

⏰:07/02/13 23:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#221 [can]
 
>>219どうも

⏰:07/02/13 23:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#222 [can]
 
使用料金も
控えないといけないから
自分からメールを送ったり
電話をかけたりなどは
しなかった。

耕ちゃんは
週5ぐらいの割合で
私に電話やメールをくれた。

メールを返すと金がいるから
返信をしない時は
電話をかけてくれた。

⏰:07/02/13 23:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#223 [can]
 
そんな優しい耕ちゃんに
惹かれていった。

ある時、
耕ちゃんが友達と
話しているのを
盗み聞きしていた。

耕ちゃん『俺はやっぱ
巨乳がいいな〜』

友達『胸だけかよ』

耕ちゃん『女は胸だよ』

⏰:07/02/13 23:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#224 [can]
 
そう言って
耕ちゃんと友達は
笑い合っていた。

ショックだった。

私は胸が小さい。

耕ちゃんを
振り向かせたくて
私はバストアップ体操や
サプリメントを買ったりと
たくさん努力した。

⏰:07/02/13 23:12 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#225 [can]
 
だけど
なかなか大きくならなくて
落ち込む日が続いた。

そんなある日
追い討ちをかける事が
起こった。

私は屋上で
授業をサボっていた時。

男と女も
サボっていたらしく
壁の向こうから
笑い声が聞こえた。

⏰:07/02/13 23:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#226 [匿名]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

⏰:07/02/13 23:24 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#227 [can]
 
>>226
どうもで〜す
 

⏰:07/02/13 23:27 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#228 [can]
 
女『アハハ…面白〜い』

嫌でも聞こえてくる
女の笑い声。

恋に苦しんでいた私には
ウザイとしか
感じなかった。

⏰:07/02/13 23:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#229 [can]
 
ボンヤリと
ひなたぼっこしながら
教室にあった漫画を
適当に持って来て
眠りそうになりつつも
読み始めた。

クリクリした目。

細い体。

大きな胸。

少女漫画は
非現実的だから嫌い。

⏰:07/02/13 23:31 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#230 [can]
 
恋愛物のストーリーらしく
主人公は私のように
サッカー部の爽やかな先輩に
恋をしていた。

読むのが面倒になり
最後のページを開くと
主人公と先輩は
キスしていた。

⏰:07/02/13 23:33 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#231 [can]
 
ハッピーエンドか…

いいね…

漫画の主人公は
幸せになれて…

そう心の中で呟いた。

もう一つの漫画を
手に取った。

こっちはエロ漫画だった。

主人公はセフレとして
ある男に恋してた。

⏰:07/02/13 23:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#232 [can]
 
最終的には
セフレから恋人になる
って言う物語だった。

またハッピーエンド…

セフレが恋人に?

ありえない…

実際にセフレと言う物を
目の当たりにしていた私は
漫画に入り込めずに
心の中で文句ばかり
思い浮かぶばかりだった。

⏰:07/02/13 23:36 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#233 [can]
 
莉奈『ハァ〜』

自然と溜め息が出た。

本腰で眠くなったので
私は瞼を閉じた。

温かい太陽が
眠りを誘う。

壁越しのカップルも
昼寝をしてるのかな?

急に静かになった。

⏰:07/02/13 23:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#234 [∀]
主さんがんばってますね
一日でめっちゃ更新があって感激しました
応援してます

⏰:07/02/14 02:05 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#235 [can]
 
>>234頑張ってます
これからも応援
お願いしま〜す
 

⏰:07/02/14 09:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#236 [can]
 
朝から急用が

今から更新
 

⏰:07/02/14 19:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#237 [can]
 
だけど
静かな屋上も
つかの間だった。

女『ンッ…やだ…』

女の甲高い声が耳に入り
私は目を開けた。

まさか…?

耳を澄ませて聞いていると
予想は的中…

男と女は
SEXしようとしていた。

⏰:07/02/14 19:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#238 [can]
 
女『ヤダ…痛い…』

男『嫌なの?
辞めよっか?』

男は相当Sだな。

話し方一つでわかる。

女『…意地悪』

男『素直に言えば?
ヤリたいですって』

女『ヤリ…たい…です』

女は恥じらいながら
答えた。

⏰:07/02/14 19:45 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#239 [can]
 
男『ん』

男はたった一言
満足気に相槌を打ち
また女を触り出した。

女の喘ぎ声が
嫌でも聞こえてきた。

男『淫乱だね』

男『濡れすぎ』

男『ここ気持ちいの?』

⏰:07/02/14 19:46 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#240 [can]
 
男は女に言葉攻めする。

聞いていると
呆れてくるから、
私は漫画をもう一度
手に取り
読もうと思った。

今、私が出ていくと
気まずくなるから
いないフリをしようと
そう決めた。

⏰:07/02/14 19:48 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#241 [can]
 
女『アッ…こう…気持ちい』

…こう?

その言葉に私は
すぐに反応した。

もしかして耕ちゃん?

そう言えば
耕ちゃんの声に
似てるかも…

好きな人の声にも
気付かないくらい
私は
ボーッとしていたのだろう。

⏰:07/02/14 19:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#242 [can]
 
本当は見たくないけど、
私はゆっくりと
壁から顔を出した。

…嘘。

そこにいたのは
初めての恋の相手。

やっぱり耕ちゃんだった。

私は抜け殻のように
耕ちゃんを見つめた。

ただ気持ちよさそうに
腰を振る耕ちゃんを…

⏰:07/02/14 19:52 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#243 [can]
 
見たくないけど
女の人に目が勝手に行く。

大きな胸だった。

きっと耕ちゃんとタメ。

中3のくせに
あの胸はズルいよ。

私は
自分が恥ずかしかった。

胸が小さい上、
根が生えたように
その場所から動けない。

⏰:07/02/14 19:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#244 [can]
 
私は弱虫なのかな?

ギュッと目をつぶり、
顔を反らした。

女『アッ…耕ッ』

男『ヤベ…締まる…ウッ』

聞きたくない。

好きな人が知らない女と
ヤッてる所なんて
見たくない。

私は目を閉じて
耳を塞いで俯いた。

⏰:07/02/14 19:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#245 [can]
 
自然と涙が溢れる。

鼻水だって垂れそう。

だけど
物音立てると
気付かれるって気持ちが
私をもっと弱くする。

今、私がいる事が
耕ちゃんにバレたら
きっと嫌われる。

そんな気持ちで
いっぱいいっぱいだった。

⏰:07/02/14 20:00 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#246 [can]
 
―――

あの日以来
私は耕ちゃんと
上手く接する事が
出来なかった。

メールや電話は全て無視。

学校で話しかけられても
よそよそしい態度。

そんな自分が
大嫌いだった。

⏰:07/02/14 20:05 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#247 [can]
 
そんな私だけど
耕ちゃんは私を
見放したりしなかった。

一日一回必ず、
学校で話しかけてくれた。

食堂で出会うと
『莉奈〜!
カレーパンおごって』
…とか。

休み時間出会うと
『大富豪やんない?』
…とか。

⏰:07/02/14 20:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#248 [can]
 
くだらない事だし
私を妹ぐらいにしか
見てないんだろうけど
そうやって
優しくしてくれる
耕ちゃんを
嫌いになるどころか
益々好きになっていった。

⏰:07/02/14 20:10 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#249 [can]
 
―――

あれはとても寒い、
ある三学期の事。

もうすぐ3年は
卒業だから
学校も卒業ムードで
いっぱいだった。

耕ちゃんが卒業する事が
すごく寂しかった。

だけど素直になれず
あの日からの態度は
変わらないまま。

⏰:07/02/14 20:13 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#250 [can]
 
そんな私に
耕ちゃんは限界
だったのかも。

二時間目が終わり
休み時間になった途端
耕ちゃんが私の教室に
入って来た。

耕ちゃん『莉奈!
三時間目サボるぞ。
ちょっと来い』

そう言って私の腕を
引っ張った。

⏰:07/02/14 20:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#251 [can]
 
莉奈『え!?
耕ちゃんどうしたの?』

耕ちゃんは
私の話も聞かないで
腕を引っ張りながら
誘導するだけ。

ガチャッ―――

ついた先は屋上だった。

嫌な思い出の場所に
耕ちゃんに
連れて来られるなんて
想像もしなかった。

⏰:07/02/14 20:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#252 [can]
 
莉奈『寒い…』

風が強くて冷たくて…
耕ちゃんの顔も
いつもと違って
何だか少し恐かった。

耕ちゃん『座ろう』

耕ちゃんが指差した所…

こないだ女と
ヤッてた所だった。

⏰:07/02/14 20:49 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#253 [can]
 
莉奈『うん』

嫌だなんて
言える訳ないから
私は嫌々そこに座った。

耕ちゃん『莉奈』

莉奈『ん?どしたの?』

耕ちゃん『卒業やだよ』

急に耕ちゃんは
甘えて来た。

いつもと違う耕ちゃんに
戸惑いを隠せなかった。

⏰:07/02/14 20:58 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#254 [can]
 
莉奈『仕方ないよ』

耕ちゃん『寂しいな』

莉奈『高校行くの?』

耕ちゃん『うん』

莉奈『頑張ってね』

耕ちゃん『うん』

耕ちゃんは
本当に寂しそうだった。

切ない笑顔が
私の胸を締め付けた。

⏰:07/02/14 20:59 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#255 [can]
 
しばらく沈黙した。

その沈黙を破ったのは
耕ちゃんのマジな声の
言葉だった。

耕ちゃん『莉奈さぁ
何で俺の事避けんの?』

心臓がドキッとした。

何も言い返せない。

耕ちゃん『俺の事
嫌いになった?』

⏰:07/02/14 21:08 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#256 [can]
 
莉奈『違う…
嫌いなんかじゃないよ』

耕ちゃん『何か悪い事
したんなら
俺、謝るからさぁ…』

莉奈『何もないよ…
気にしないで』

気を使って言った
言葉なのに
耕ちゃんの機嫌を
悪くさせてしまった。

⏰:07/02/14 21:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#257 [can]
 
耕ちゃん『気になるから
こうやって呼び出して
話ししてんじゃん』

莉奈『…』

耕ちゃん『お前さぁ
俺の気持ちわかんない?』

莉奈『…え?』

耕ちゃん『鈍感!
俺ずっと莉奈の事
好きなんだよ』

⏰:07/02/14 21:12 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#258 [can]
 
突然の告白。

訳がわからない。

両想いのはずなのに
あまり嬉しくないのは
何でだろう?

莉奈『…本当に?』

耕ちゃん『うん。
気付かなかった?』

莉奈『うん』

耕ちゃん『結構マメに
メールとか電話したのに』

⏰:07/02/14 21:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#259 [can]
 
耕ちゃんは苦笑いした。

莉奈『ごめん』

耕ちゃん『アハハッ!
謝んなよ。俺の力不足』

耕ちゃんの笑顔は
目が笑っていなかった。

全く気付かなくて
…ごめんね。

⏰:07/02/14 21:17 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#260 [can]
 
耕ちゃん『莉奈は
俺の事好き?』

莉奈『…わかんない』

本当は好きなのに
なぜか素直になれない。

耕ちゃん『そっか』

また沈黙。

弱い自分が嫌い。

勇気を振り絞って
ゆっくり口を開いてみた。

⏰:07/02/14 21:20 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#261 [can]
 
莉奈『私…胸小さいよ?』

耕ちゃん『…え?』

耕ちゃんは
困りながら笑う。

莉奈『耕ちゃんは
胸が大きい女でないと
嫌なんでしょ?』

今思うと可愛い悩み。

純粋な恋も
悪くないなって思う。

⏰:07/02/14 21:24 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#262 [can]
 
何だか無償に泣けてきて
私は頬を濡らした。

耕ちゃん『莉奈?
泣いてんの?』

莉奈『泣いてない』

耕ちゃん『強がんな』

私の涙を耕ちゃんは
自分の制服の袖で
拭ってくれた。

⏰:07/02/14 21:28 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#263 [can]
 
莉奈『前に聞いたもん…
耕ちゃんと友達が
女は胸だって…
それ聞いて私…』

淡い恋をしていた私は
泣きながら耕ちゃんに
訴えた。

耕ちゃんは黙って
私の涙を拭いてくれた。

⏰:07/02/14 21:31 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#264 [can]
 
耕ちゃん『莉奈?
それはただの憧れじゃん。
女は胸なんか関係ないよ』

そう言った耕ちゃんの
無神経さに少し
腹が立った。

莉奈『…嘘つき』

耕ちゃん『え?』

莉奈『こないだ
ここでヤッてたじゃん』

⏰:07/02/14 21:37 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#265 [can]
 
我慢しきれず
ついつい言ってしまった。

耕ちゃん『何で
知ってんの?』

莉奈『そこにいたの』

私は壁の裏側を
指差した。

耕ちゃん『マジで?』

莉奈『胸の大きい人と
エッチしてたの見たよ!』

⏰:07/02/14 21:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#266 [can]
 
耕ちゃんは
バツの悪そうな顔で
自分の頭を
クシャクシャっとかいた。

耕ちゃん『そっか…
出てきてくれれば
良かったのに』

莉奈『無理だよ。
耕ちゃんに嫌われるって
思ったから』

⏰:07/02/14 21:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#267 [can]
 
耕ちゃん『…それって
どういう意味なの?』

ついつい口走った言葉は
好きを告げる言葉だとは
耕ちゃんに言われるまで
気付かなかった。

もう素直になろう…

莉奈『そのままの意味!
私も耕ちゃんが
好きなの!』

⏰:07/02/14 21:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#268 [can]
 
耕ちゃん『だったら
さっき何で
わからないって
言ったの?』

莉奈『そんな…
他の女とエッチしてて
好きって言われても
素直になれないよ』

耕ちゃん『…ごめん』

⏰:07/02/14 21:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#269 [can]
 
また口走ってしまった。

誰にでも股を広げる私に
そんな事言う権利ない。

莉奈『ごめん。
私だって軽い女なのに
生意気言って…
口走っちゃった』

耕ちゃん『別にいいよ』

⏰:07/02/14 22:00 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#270 [can]
 
自分の感情に
訳がわからなくなって
私は俯いて
大泣きしてしまった。

耕ちゃん『莉奈…
もう泣くなよぉ』

耕ちゃんは
私を抱きしめて
頭を撫でてくれた。

⏰:07/02/14 22:06 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#271 [can]
 
莉奈『何かもう…
訳わかんなくなって…
気持ちの整理できない…
ごめんなさい…』

耕ちゃん『ちょっと
落ち着きなよ…なぁ?』

耕ちゃんの腕の中で
しばらく泣きわめいた。

⏰:07/02/14 22:17 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#272 [can]
 
―――

気付くと私は
耕ちゃんとキスしてた。

お互い自然と求め合い
どちらともなく
キスをして…SEXした。

荒々しいSEXだけど
どこか優しくて
涙が止まらなかった。

⏰:07/02/14 22:24 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#273 [can]
 
好きな人とのSEXは
幸せで温かかった。

耕ちゃんは
何度も私の胸を
触ったり舐めたりしながら

『綺麗だよ』

『可愛いよ』

って言ってくれた。

⏰:07/02/14 22:28 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#274 [゚.++.゚]
更新されてる-ッ(・∀・)
ゃッたァ(′。・ω・。`)))嬉Uいなァ
主様これからも頑張ッてくださぃ(`・ω・´)

⏰:07/02/14 22:42 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#275 [can]
 
あんなに幸せで

あんなに激しくて

あんなに温かいSEXは

生まれて初めてだった。

乱暴なSEXなのに
どこか優しい
Sの耕ちゃんは
私の中でイッた。

初めての中出し。

耕ちゃんが
ある意味初めての人だよ。

⏰:07/02/14 22:42 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#276 [can]
 
>>274
ありがとうございます
私も嬉しいです
 

⏰:07/02/14 22:43 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#277 [can]
 
たった一度のSEX。

耕ちゃんと両想いだけど
付き合う事はなかった。

SEXをした後は
なぜか気まずい雰囲気は
全くなくて
自然に過ごせた。

そして
耕ちゃんは
卒業していった。

⏰:07/02/14 23:28 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#278 [ナツ]
おもしろいです
更新楽しみにしてまぁす

⏰:07/02/14 23:35 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#279 [can]
 
>>278ありがとう
 

⏰:07/02/15 11:52 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#280 [can]
 
―――

内藤『莉奈…起きろ』

莉奈『…んんっ』

窓からは
朝日が差し込んでいた。

莉奈『あ…ごめんなさい。
私ったら熟睡
しちゃったみたい』

内藤『何か夢でも
見ていたの?』

⏰:07/02/15 11:54 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#281 [can]
 
莉奈『え?』

内藤『泣いてたよ』

目に手をあてると
微かに濡れていた。

莉奈『あ…本当だ。
泣いてたんだ』

内藤『どんな夢?』

莉奈『昔…
好きだった人の
夢見てたんです』

⏰:07/02/15 11:56 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#282 [can]
 
内藤『元カレかい?』

莉奈『いえ、その人とは
付き合ってないんです』

内藤『そう…片思いか』

莉奈『まぁ…』

説明するのが嫌で
両想いだった事は
言わなかった。

もう耕ちゃんの事
あまり思い出したくない。

⏰:07/02/15 11:58 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#283 [can]
 
内藤『それより
俺はもうすぐ会社に
行かないといけないんだ』

莉奈『あ!そうですよね。
私も帰らないと
仕事があるだろうし』

内藤『そろそろ出よう。
帰る支度して』

莉奈『はい』

⏰:07/02/15 11:59 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#284 [can]
 
私は服を着て
髪をとかし、
化粧を軽く直した。

しばらくして
ホテルをチェックアウトし、
私は家まで送って貰った。

お礼とキスを内藤にして
私は車を降りた。

⏰:07/02/15 12:04 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#285 [can]
 
ガチャッ―――

部屋に帰り
お風呂場に直行。

シャワーで汗を流した。

昨日の夢のような夜を
時々思い出したりして
私はお風呂を出た。

出ると同時に
インターホンが鳴った。

亜由美『莉奈開けて〜』

⏰:07/02/15 12:08 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#286 [can]
 
玄関の外から
亜由美の声が聞こえた。

莉奈は急いで
ドアの鍵を開けた。

ガチャッ―――

亜由美『朝帰り
お疲れ様〜』

莉奈『うん。おはよう』

亜由美『朝帰りの莉奈に
お荷物届いております』

⏰:07/02/15 12:12 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#287 [can]
 
少し不機嫌な亜由美は
私の腕を引っ張った。

莉奈『はぁ?』

莉奈は訳がわからないまま
亜由美の部屋に
連れて行かれた。

亜由美『これ!
昨日の真夜中に届いた』

莉奈『あ…忘れてた』

⏰:07/02/15 12:13 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#288 [can]
 
亜由美が指差す所には
昨日私が内藤に
買って貰った物の
袋や箱が並んでいた。

亜由美『買い過ぎ』

莉奈『あ〜…ごめんね』

亜由美『手伝うから
莉奈の部屋に
移動させよう!?』

莉奈『ありがと』

⏰:07/02/15 12:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#289 [can]
 
亜由美は
荷物が夜中に届いた上、
朝が早いから
余計に機嫌が
悪そうだった。

申し訳ない気持ちで
いっぱい。

私は急いで荷物を
自分の部屋に移動させた。

⏰:07/02/15 12:16 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#290 [can]
 
10分ぐらいで
荷物は全部私の部屋に
移動させる事ができた。

莉奈『本当ありがとう!
好きなの持ってって
いいよ』

亜由美『…マジ?』

莉奈『うん』

罪ほろぼしがしたくて
私は亜由美にそう言った。

⏰:07/02/15 12:19 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#291 [can]
 
亜由美は単純だから
急に機嫌が良くなった。

亜由美『バッグ欲しい』

亜由美『あ、靴も!』

亜由美『ピアスも可愛い』

次々に袋や箱を開けて
目を輝かせながら
物色する亜由美は
何だから子供みたいで
すごく笑えた。

⏰:07/02/15 12:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#292 [can]
 
30分ぐらい
一緒に見ていると
すっかり目が覚めたらしく
いつもの可愛い亜由美に
戻っていた。

亜由美『それにしても
内藤はすごいね〜』

莉奈『代償も大変だよ』

亜由美『あ〜…エッチ?』

莉奈『かなり激しいの』

⏰:07/02/15 12:23 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#293 [can]
 
亜由美『可哀相に…
でも内藤逃すと
絶対後悔するから
逃しちゃダメだよ!?』

莉奈『わかってるよ』

苦笑いして頷いた。

その後
しばらく話して
亜由美は鞄とピアスを持って
帰って行った。

⏰:07/02/15 12:25 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#294 [can]
 
―――

ボーイ『莉奈さん
おはようございます!
…あれ?
お疲れですか?
肌荒れてますよ』

出勤して早々
仲のいいボーイに
そう言われてしまった。

莉奈『マジ?
…今日朝帰りだったの』

⏰:07/02/15 12:27 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#295 [can]
 
ショックを受けながら
ボーイに説明した。

ボーイ『大変ですね。
お疲れ様です!』

ボーイは頭を下げた。

そして
いつものように
事務所に行って、
休憩室に行き
夏美さんに昨日の事を
話した。

⏰:07/02/15 12:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#296 [can]
 
夏美さんは
羨ましそうに話を
聞いていたけど
肌荒れしている私を
哀れんで見ていた。

何だかんだで
私はボーイに呼ばれて
和風のショーに向かう。

和風でよかった。

無理に笑顔を
作らなくて済む。

⏰:07/02/15 12:32 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#297 [あやな]
この小説大好きです

⏰:07/02/15 18:23 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#298 [can]
 
>>297ありがとう
私もあなたが大好きです
(笑)
 

⏰:07/02/15 21:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#299 [あやな]
ありがとうです

頑張って下さいねぇ
続きが気になる〜

⏰:07/02/15 23:36 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#300 [can]
 
>>299ありがとう
今日の夜には
書けるはずです
 

⏰:07/02/16 08:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#301 []
頑張って

⏰:07/02/16 19:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#302 [あさ]
この小説好きだわ

⏰:07/02/16 22:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#303 [can]
 
>>301
>>302
ありがとう
今から書くね

⏰:07/02/16 22:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#304 [can]
 
―――

何も変わらない
いつものショー。

それを終えて
舞台袖に行くと
あの子がいた。

莉奈『あ、久しぶり!』

自然と笑顔になった。

ボーイ『久しぶりです』

あの新人のボーイも
照れ臭そうに笑った。

⏰:07/02/16 22:44 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#305 [can]
 
莉奈『どう?慣れた?』

わざとらしく
肩をボーイに見せた。

ボーイ『いや…ちょっと…
まだ慣れてないんで…』

莉奈『アハハッ!あんた
可愛いね〜。名前は?』

ボーイ『司です』

⏰:07/02/16 22:45 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#306 [can]
 
莉奈『司か…まだ裸とか
慣れないの?』

司『はい。
莉奈サンとか特に…』

莉奈『アハハハハッ!
あんた面白いね〜
私の癒し係だわ』

⏰:07/02/16 22:49 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#307 [can]
 
司『え?癒し?』

焦っている司が
可愛かった。

魔法を使ったみたいに
思えた。

可愛い弟ができたみたいで
私は司といると
自然な笑顔を
浮かべる事もできた。

⏰:07/02/16 22:54 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#308 [can]
 
楽屋までの道のりが
楽しくて仕方ない。

司をからかうと
期待通りの反応で
照れている。

母性本能って言うのかな?

顔とは真逆なその
奥手な性格に
私は癒された。

⏰:07/02/16 22:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#309 [can]
 
―――

季節が変わった。

何も変わらない。

充実してると言ったら
嘘になる。

だけど充実してない
わけではない。

何とも言えない日々を
送っていた。

⏰:07/02/16 22:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#310 [can]
 
お蔭さまで
私は沢山のショーに
出させてもらっている。

亜由美も夏美さんも
私と同じで
ショーの登場回数も増えた。

だからと言って
忙しい訳でもなく
…本当、平凡な毎日。

⏰:07/02/16 22:58 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#311 [can]
 
ある日
テレビから流れる言葉に
頭を抱えた。

『あなたの夢は
何ですか?』

…夢?

夢かぁ。

夢は…ない。

何の目標もない私。

今に満足している。

⏰:07/02/16 23:02 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#312 [can]
 
私には
悩む脳が無いのか…
考え事が嫌い。

何か壁にぶち当たると
私は決まって
亜由美か夏美サンか司に
相談する。

その日は
夏美サンに相談した。

莉奈『夏美サンは
夢ってあります?』

⏰:07/02/16 23:03 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#313 [can]
 
夏美サンの部屋に行くなり
私は問い掛けた。

夏美『はい?
いきなり何?』

莉奈『だから〜
夏美サンの将来の夢!』

夏美『何で聞きたいの?』

莉奈『私には
夢がないから…
皆はあるのかな?って』

⏰:07/02/16 23:04 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#314 [can]
 
夏美『…夢かぁ。
私はあるよ!
でも私の夢は叶わない
かもしれないけどね』

眉を下げて
苦笑いした夏美サン。

莉奈『え?』

夏美『恥ずかしいけど
私ね子供好きなの』

莉奈『子供?』

⏰:07/02/16 23:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#315 [can]
 
夏美『保育士とかに
なれたらな〜…なんて
淡い夢だけどね』

莉奈『…素敵ですね』

私は普通に感動した。

夏美『でも無理でしょ!
職歴はストリッパーだなんて』

莉奈『秘密にすれば
いいじゃないですか』

⏰:07/02/16 23:10 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#316 [can]
 
夏美『ん〜…そうだけど
いずれバレちゃいそうだし
…専門学校とか
この歳で通うのもって
感じじゃない?』

莉奈『そんな事ない!
大丈夫ですよ』

夏美『…そうかな?』

自信なさげに
夏美サンは呟く。

⏰:07/02/16 23:12 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#317 [can]
 
莉奈『夢があるって
素敵じゃないですか!
尊敬しますよ』

夏美『うん…ありがと。
でもこの仕事から
保育士なんかになるには
金銭感覚も急に
変えないといけない
だろうから、きっと
大変だよね』

⏰:07/02/16 23:14 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#318 [can]
 
莉奈『確かにそれは…
貯金してるんですか?』

夏美『してるよ。
学校に通うお金とか』

莉奈『ほんと夏美サンって
すごいですね〜』

夏美『莉奈も
自然と夢が見つかる日が
来るから焦らないで
今を楽しみなよ?』

⏰:07/02/16 23:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#319 [can]
 
そう言ってくれた
夏美サンは
すごく素敵だった。

キラキラと輝いてるみたい。

夏美サンのような
夢を持った人になりたい。

この日
そんな夢を抱いた。

⏰:07/02/16 23:16 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#320 [can]
 
きっと
こんな仕事は
偏見ばかりだろう。

だけど需要があるから
私達は成り立つ。

こんな仕事だから
保育士は無理。

…そんな訳ない。

誰にでもチャンスは
絶対にある。

それを夏美サンから
学んだ気がする。

⏰:07/02/16 23:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#321 [can]
 
―――

もぅ
夢とか希望とか
無理に考えない事にした。

亜由美もまだ夢は
無いって言ってたから。

何だか仲間がいて
余計に気が楽になった。

⏰:07/02/16 23:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#322 [can]
 
時間は過ぎてく。

また季節が変わろうと
していた。

亜由美『莉奈も
せっかくだし行かない?』

莉奈『ん〜…どうしよ』

亜由美『たまには
いいじゃんか!?』

莉奈『ん…』

亜由美の強引さには
勝てなかった。

⏰:07/02/17 09:24 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#323 [can]
 
莉奈『少しだけなら…』

亜由美『本当?』

亜由美は嬉しそうに
目を輝かせた。

莉奈『うん』

不安だったけど
私はコクッと頷いた。

亜由美『やったー!
ありがとう!
莉奈と行くなんて
何年ぶりだろ〜』

⏰:07/02/17 09:26 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#324 [can]
 
莉奈『風俗以来かな』

亜由美『そうだね〜。
よし!早く着替えよ』

莉奈『うん』

…本当に久しぶりだな。

二、三回しか
行った事がないもん。

どんな服を
着ればいいのか
わからないぐらい
久しぶり。

⏰:07/02/17 09:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#325 [can]
 
亜由美『ねえ莉奈?』

莉奈『ん?』

亜由美『せっかく行くって
決めてくれたのに
こんな事聞くの悪い
かもしれないけどさ…
何で行く気になったの?』

莉奈『ん〜…気分かな。
最近エッチしてないし』

⏰:07/02/17 09:34 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#326 [can]
 
そう。

…気分。

亜由美『そっか〜。
それでも嬉しいよ!
久しぶりに裕也クン
見てね?かなり男前に
なってるんだよ』

莉奈『裕也クンと
まだ繋がってたんだ』

亜由美『当たり前じゃん』

⏰:07/02/17 09:36 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#327 [can]
 
綺麗に着飾った亜由美は
可愛く笑った。

莉奈『アハハッ!
さすが亜由美だね』

亜由美の笑顔につられて
私も笑った。

そして
二人は出掛けた。

…久しぶりの
乱交パーティーに。

⏰:07/02/17 09:40 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#328 [can]
 
亜由美『ゴム買ってこ』

莉奈『うん』

二人はコンビニに寄った。

まだ少し乗り気じゃない
私をよそに亜由美は
鼻歌を歌いながら
コンドームを選んでいた。

亜由美『コレにしよ〜っと。
莉奈はどれにする?』

⏰:07/02/17 09:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#329 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-351

⏰:07/02/17 13:46 📱:W43H 🆔:☆☆☆


#330 [can]
 
>>329どうも
 

⏰:07/02/17 22:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#331 [can]
 
莉奈『私も亜由美と
同じのでいいや』

亜由美と同じコンドームを
手に取った。

莉奈『ジュースも〜』

楽しそうに
飲み物売り場の所に
歩いていく亜由美。

私はトボトボと
亜由美に付いて行く。

⏰:07/02/17 22:10 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#332 [can]
 
亜由美『あれ〜!?
奇遇だねー』

亜由美の声が聞こえた。

品物の棚が高くて
誰と話しているか
見えない。

ゆっくり足を進めて
角を曲がる。

飲み物が並ぶ冷蔵庫前に
亜由美と男の子が
話しているのが見えた。

⏰:07/02/17 22:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#333 [can]
 
『あ、莉奈さん!』

…え?

聞き慣れたあの声。

見慣れたあの顔。

莉奈『…司?』

⏰:07/02/17 22:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#334 [can]
 
司『こんばんは!』

初めて見る私服姿。

すごく驚いた。

いつもの制服と
全然違う雰囲気だから
別人にあったみたい。

だけど笑顔は
いつもの笑顔。

莉奈『奇遇だね…』

⏰:07/02/17 22:24 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#335 [can]
 
少し戸惑いながらも
話しかけた。

司『二人とも今から
お出かけですかー?
綺麗な服ですね』

亜由美『ちょっと
パーティーにね』

司『パーティー?
すごいな!』

亜由美『別にすごく
ないよ?乱パだもん』

⏰:07/02/17 22:27 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#336 [can]
 
莉奈『あ…』

司『らん…ぱ?』

司は意味がわからない
と言う顔をしている。

莉奈『違うの…えっと…』

いいわけしようと
思ったけど
すでに遅かった。

亜由美『乱交パーティー。
ほら!準備万端っしょ?』

⏰:07/02/17 22:30 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#337 [can]
 
そう言って亜由美は
手に持っていた
コンドームの箱を
司に見せ付けた。

司『あ…えっと…
楽しんでくださいね』

少し気まずそうに
笑った司。

亜由美『うん!』

⏰:07/02/17 22:32 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#338 [can]
 
亜由美はニコッと笑った後
ジュースを選び始めた。

司の方をチラッと見ると
目が合った。

反らす事ができなくて
数秒間は目が合ったまま。

乱パなんて
本当は行きたくないの。

そんな気持ちを
沈黙の会話として
伝えたかった。

⏰:07/02/17 22:34 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#339 [can]
 
司には
この気持ち届いたかな?

どうしてだろう。

司に知られるのが
嫌だった。

どうしてだろう。

司の事が好きだとか
そういうんじゃないのに
すごく嫌。

どうしてなのかな…

⏰:07/02/17 22:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#340 [can]
 
亜由美『莉奈は?』

亜由美の明るい声で
二人は目を反らした。

莉奈『え?あ…紅茶
取ってくれる?』

亜由美『は〜い』

亜由美にジュースを
取ってもらい
コンドームとジュースを
手に持ってレジに向かう。

⏰:07/02/17 22:37 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#341 [can]
 
亜由美『つかっちゃん!
私おごったげるから
持ってきなよ』

レジ近くで亜由美が
司に向かって叫んだ。

司『え?いいっすよ』

亜由美『早く持ってこい』

司『…いいんですか?
ありがとうございます』

⏰:07/02/17 22:39 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#342 [can]
 
司は亜由美の方に
近寄って行った。

ジュースやガムなどが
レジ台に置かれた。

亜由美が司の分を
支払う。

司『亜由美サン…
本当にいいんですか?』

亜由美『いいよ〜
今日は気分いいしね』

⏰:07/02/17 22:40 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#343 [can]
 
司『…パーティーだから
ですか!?』

亜由美『うん』

亜由美と司が
楽しそうに話していた。

そして私も亜由美も
支払いが終わって
店の外に出た。

⏰:07/02/17 22:43 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#344 [can]
 
司『それじゃあ
楽しんできて下さいね』

亜由美『うん!
つかっちゃんは原付き?』

司『はい。本当
おごっちゃってもらって
ありがとうございました』

亜由美『はいよ〜
気をつけてね』

⏰:07/02/17 22:48 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#345 [can]
 
莉奈『気をつけてね。
バイバイ』

亜由美『バイバイ』

司『お疲れ様です!
さようなら!』

司は原付きを乗って
去って行った。

莉奈『ハァ…』

溜め息がこぼれた。

亜由美『莉奈?』

莉奈『ん?』

⏰:07/02/17 22:52 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#346 [can]
 
亜由美はさっきまでの
明るい声じゃない。

亜由美『莉奈さぁ…
つかっちゃんの事
好きなの?』

心臓がドキッとした。

莉奈『え?何それ』

亜由美『好きなの?』

莉奈『好きなわけないよ』

⏰:07/02/17 22:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#347 [我輩は匿名である]
>>300-350

⏰:07/02/17 23:29 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#348 [あさ]
最新されてる
頑張って(〇*>UO)b+*★

⏰:07/02/18 08:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#349 [can]
 
>>347どうも
>>348頑張ります
 

⏰:07/02/18 12:34 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#350 [can]
 
亜由美『素直になれば?』

亜由美は真面目な顔を
している。

莉奈『何言ってんの?
亜由美らしくないよ!
早く行こう』

気持ちを掻き消す様に
私は亜由美の腕を
引っ張りながら
足を進めた。

⏰:07/02/18 12:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


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