【Devils×Night】
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#151 [オッズ]
お父さんたちを誰も助けられないんだ。

私は完全に独りぼっちになっちゃったんだ。

独りぼっちになってまで、わざわざ助けてもらって生きている意味ある?

「私……帰る!
た、助けなんて……いらないから……」

私は涙と鼻水だらだらの顔で、キジを思いっきり睨み付けた。

キジはせめるような視線を返し、私の涙をケーキでべとべとになった手で拭き取った。

「……できる」

「え……?」

⏰:07/05/26 19:55 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#152 [オッズ]
キジは私から顔をそらして、トラの方を見つめた。

トラの表情は厳しかった。

「僕なら千鶴の家族を蘇らせられる。
千鶴、確か君は家族の一部を保存していたね?」

家族の一部……?
って耳たぶとか指とか?

「そうそれだ」

キジは、すかさずそう言った。

「え?!」

私、まだ何も言ってないよ?
てゆーか、なんで私がお父さんたちの一部を取っておいてるの知ってるわけ?
話してなかったよね……?

⏰:07/05/26 20:01 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#153 [オッズ]
「それがあれば生き返らせる。
僕ならできる」

キジの声は堂々としていたが、瞳は不安げだった。

キジが不安げにしてるなんて……。

今日初めて会ったばかりだけど、自信満々でこそキジって感じがする。

「……何か問題があるの?」

私は疑るように聞いた。

気付いたらオッズが私の隣に居て、布巾で私のケーキと涙と鼻水だらけの顔を拭きだした。

ここの屋敷の住人は、人に気付かれずに移動するのが好きみたいね。

⏰:07/05/26 20:09 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#154 [オッズ]
オッズの拭き方は血が出るんじゃないかっていうくらい乱暴で痛かった。

「ちょっとオッズ!
痛いよ!拭いてくれなくて大丈夫だから」

「すいませんねぇ……」

私の耳元でそう囁いた。
不気味で抑揚のない声。

思わず鳥肌がたつ。

オッズは背が高すぎるから、私の顔に顔を近付けるには、かがみこまないといけない。

体を曲げたり伸ばしたりすると、ボキボキと骨が折れているんじゃないかっていう音がしている。

近くで見るオッズってほんとに気持ち悪い。

「フフフ……」

キジが可愛らしい笑顔を見せた。

⏰:07/05/26 20:19 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#155 [オッズ]
「オッズ……おまえは本当に気持ち悪いねぇ」

キジは気持ち悪いというのが、最高の誉め言葉であるかのように言った。

オッズは、黒いぽっかりとした穴だけの耳に、指を突っ込み、意味不明なことを呟くと、血相を変えて部屋から出ていった。

「何あれ……」

キジは楽しそうにキャッキャッと笑いだした。

「照れてるんだ。オッズは愉快なやつだ」

トラがため息をついた。

⏰:07/05/26 20:25 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#156 [オッズ]
あれって照れてるの?

「それより千鶴。
問題は……無いというわけではない」

可愛らしい笑顔は消え、キジは真面目な顔になった。

「たとえばどんな問題があるの?」

私は心配になった。

キジはできるって言ってるけど、死んだ人を生き返らせるなんてたやすいはずがない。

キジにだって人を生き返らせるなんてできないと思ってたくらいだし。

「大した問題じゃないさ。
ただ、完全じゃない……それだけ」

「完全じゃないって……」

「黙って。
とにかく、僕は君の家族を蘇らせられるんだ。
このことは後で考えればいい」

⏰:07/05/26 21:07 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#157 [オッズ]
後でなんて……。
家族より大事なことなんて他にないのに!

キジは艶やかな黒髪をかきあげた。

「今考えるべきことは……君をリリーから助けだすことだ」

「でも!」

私は食い下がった。

なんとしてでも早く家族を生き返らせて欲しい。

「言うことを聞け。
僕は千鶴が助かったのを確認しないかぎり、君の家族は助けない」

キジは悩ましげに微笑んだ。

……可愛すぎる。
「わかった」

⏰:07/05/26 21:12 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#158 [オッズ]
「それでいい。
では……なぜ君でなくて、先に弟が殺されたかわかるかい?」

え……?
どういう意味?
やっぱり先に殺されるはずだったのは私だった?

私は首を振った。

キジは不敵な笑みを浮かべた。

「千鶴には微量ながら魔力が宿っている」

「はぁ?!魔力?」

ちょっと待ってよ!
私に魔力?
ありえないって。
キジに魔力があるとしたら頷ける。
たぶんあると思うし。
でも……私に?!

⏰:07/05/26 21:18 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#159 [オッズ]
「リリーは魔力に弱いんだ。だから、君に魔力が宿っていると知って、標的を弟に変えたのだ」

私に魔力……。

私に魔力なんかがあったから先に優太がやられた。

「ねぇ、私に魔力があるなら、優太たちを生き返らせることができる?」

キジは首を横に振った。

「魔力が弱すぎる。
しかし、僅かな魔力しかなくてもリリーには効果てきめんだ。
リリーは君に触れることはできない」

それってマジ?!

じゃあ、私は殺されないじゃん。

⏰:07/05/26 21:23 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#160 [オッズ]
「殺されないわけではない。
生きているまま君を食べることはできないが、例えば包丁で君を刺し殺した後なら、君を食べることはできる」

キジは私の心の中を読み取ったらしく、そう答えた。

「つまり……、刃物とかそういうものを使えば、リリーも私を殺すことができて、私は死んじゃったら食べられちゃう?」

「そういうことだ」

げげ……。
刃物使えば殺されちゃうんだ。

「だけど、キジなら簡単にリリーをやつけられるでしょ?
私が弱くても問題ないよね?」

⏰:07/05/26 21:28 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#161 [オッズ]
キジは私の質問には答えずにそっぽをむいた。

「残念ですが……キジ様はこの屋敷から出られないのです」

トラが申し訳なさそうに口を挟んだ。

うそ……。
うそでしょ?!
私一人でリリーと戦わなきゃいけないの?
無理……!絶対無理!

リリーの前に立ったら、身動きできなくなりそう。

「心配するな」

キジがぶっきら棒に言った。
「リリーはどんどん進化していっているが、まだ道具をうまく使うことはできないだろう。
殺される心配はない」

⏰:07/05/26 21:33 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#162 [オッズ]
そんなの憶測でしょう?!

一人なんてやだよぉ!

私はトラを見たが、素早く目をそらされてしまった。

キジは私の心の声が聞こえているはずなのに、平然と無視している。

「それから、秘密道具をやろう」

キジはにんまりとして、私に向かって何かを投げた。

私は必死でそれをキャッチした。

「秘密道具って……」

キャッチしたものを見ると、それはすごく綺麗なネックレスだった。

⏰:07/05/26 21:39 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#163 [オッズ]
古そうなものだけど、ネックレスに付いている宝石の輝きは素晴らしい。

「これ……?」

「それは僕が、人間だった頃のリリーに送ったものだ」

キジは愛しそうに私が手にしているネックレスを見つめた。

キジが……リリーに?

「ネックレスには膨大な魔力を入れておいた。
それをリリーの首にかければ、魂も人形もぼろぼろに崩れるはずだ」

ネックレスをリリーの首に……。

私にそんなことができるのかな?

⏰:07/05/26 21:45 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#164 [オッズ]
でもやるしかない。

お父さん、お母さん、それに優太のためにも。

「わたかった。やる」

私は堂々とそう言った。

キジは静かにうなずく。

「……ねぇ、キジ?」

キジは金色に輝く美しい瞳で私を見つめた。

「あんたって何者っ?」

私はそう言ってにっこり笑った。
キジもにんまりと笑う。

「……魔法使いさ」

⏰:07/05/26 21:50 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#165 [オッズ]

>>149-164
今日わここまでにします

⏰:07/05/26 21:52 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#166 [かナょ]
やっぱおもろーい
頑張ってください
あげ

⏰:07/05/26 22:37 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#167 [奈菜]
はまった…゜凵Kx
やばい文才ですね~
続きが楽しみですフ

⏰:07/05/27 02:03 📱:W43H 🆔:HjoWSds.


#168 [オッズ]

かナょさん
いつもかきしてくださって
本当にありがとお
ございます(・ωq`)
すごくすごく嬉しいです
おもしろいだなんて
光栄です(*。_。)
後少しなので
頑張りますね

⏰:07/05/27 13:24 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#169 [オッズ]

奈菜さん
読んでくださって
ありがとおございます
文才なんて
ちっともないです(・ω・)
でもそう言っていただけて
嬉しいです
続き、頑張って書きます

⏰:07/05/27 13:27 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#170 [オッズ]
―――――――――…


私はオッズに手を引かれ、家に帰った。

やっぱり、どの道を通って帰ってきたのか思い出せない。

「それではお気を付けて」

オッズは早口でそう言うと、瞬きをしている間に消えてしまった。

キジにからかわれたのが堪えているのか、白い肌が青っぽくなっていて、調子が悪そうだった。

「……ふぅ」

家に入ろうとした時、ポストに白い紙が入っているのに気付いた。

⏰:07/05/27 13:34 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#171 [オッズ]
紙を取り出して広げる。

『いただきます。0』

0……。
0になんて絶対ならない。

私はリリーを壊して、キジに家族を助けてもらう。

4になるんだ。

唯一気掛かりなのは、文字がとても上手くなっていたことだ。

リリーは予想以上に進化しているんじゃないか?
私は易々と殺されるのではないか?

……そんなこと考えてもしょうがない。

私は手紙を破り捨て、家に入った。

⏰:07/05/27 13:51 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#172 [オッズ]
―――――――――…

PM.11:50

12時まで後少し。

昨日は私の隣には優太が居た。

私はボーッとそんなことを考えていた。

心臓は物凄い勢いで脈打っていたが、頭は空っぽだった。

右手には包丁を持ち、左手にはネックレスを持つ。

大丈夫……。

リリーは道具をうまく使えない。
リリーは私に触れない。
私は殺されない。

⏰:07/05/27 13:57 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#173 [オッズ]
……あれ?

私はふと思い出した。

私と優太がリリーと戦ったとき……私、リリーに腕を叩かれなかったっけ?

叩かれた……。

なんで?!
私に触れないんだよね?

でもほんの一瞬触られただけだし。

どうなってるの?

その時、時計の針が12時をさした。

来る……。

私は自分の部屋のドアを見つめる。

⏰:07/05/27 14:02 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#174 [オッズ]
ガッシャーン!

ひどい騒音と共に、私の背後にあった窓が割れた。

ガラスの破片が飛び散る。

私は咄嗟に振り替えった。

「リリー……」

リリーは窓からするりと私の部屋に入ってきた。

リリーの外見は更に変貌していた。

人形だった部分が減り、人間の肌の部分が大半をしめている。

リリーは人間になろうとしてるんだ……。

⏰:07/05/27 14:10 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#175 [オッズ]
なんてグロテスクなんだろう。

『なんで私の名前……。……匂う……』

リリーはすぐにでも飛び掛かってきそうな姿勢だったが、ぴたりと動きを止めて呟いた。

匂う……?

『あの人の……匂いがする……あの人の……』

あの人ってキジのことだ。

リリーのガラスの瞳がキラリと光る。

『あんた……あの人に何をしたの?!』

「はっ?!」

⏰:07/05/27 14:24 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#176 [オッズ]
何言っちゃってるの?

私が言葉を発する間もなく、リリーが飛び掛かってきた。

「キャッ」

私は小さな悲鳴をあげて、ネックレスを守るようにリリーから背を向けた。

右腕に痛みがはしる。

思わず握っていた包丁を手放してしまった。

再び私は手を叩かれたのだ。

キジの嘘つき!

フツウに触られちゃってるんですけと!

⏰:07/05/27 14:29 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#177 [オッズ]
私は落としてしまった包丁を拾おうとしたが、リリーが先に拾い上げてしまった。

リリーは不器用そうに、包丁を両手で握る。

「ひゃぁ……」

恐怖で声が漏れてしまった。

『キャハハ!』

リリーが甲高い笑い声をあげる。
口が張り裂け、ボロボロと皮膚が剥がれ落ちた。

『あんたももう終わりよ』

リリーは囁くように言うと、私に襲い掛かった。

⏰:07/05/27 14:36 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#178 [オッズ]
もうダメだ。

もう助からないよ……。

お父さん、お母さん、優太、本当にごめんね。

こんなやつに殺されるなんて悔しい。

私はネックレスだけはしっかりと握り締め、かがみこんだ。

あんな女にネックレスは渡さない。

私は包丁でズタズタにされる覚悟をした。

「ニャア!」

私の悲鳴の代わりに、猫の唸り声が部屋中に響いた。

⏰:07/05/27 14:41 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#179 [オッズ]
私は顔をあげた。

一匹の真っ赤な猫がリリーに飛び掛かっていた。

リリーが慌てて包丁を振り回している。

「うそ……。トラ……?」

なんで……?
なんでトラがここに居るの?

包丁が猫の体を掠める。

トラの体から血が流れた。

「トラッ!!」

トラは私の呼び声に答えるかのように、叫び声をあげるとリリーを押し倒した。

⏰:07/05/27 14:49 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#180 [オッズ]
トラは『今だ』というように私の顔を見る。

私はリリーに向かって走りだした。

ガラスの破片が、グサグサと足の裏に突き刺さっていくが、気にしてなんかいられない。

『やめてぇー!!』

耳を塞ぎたくなるほどの絶叫。
リリーの目からは真っ赤な涙が流れている。


そして、
私はリリーの首にネックレスをかけた―――…。

⏰:07/05/27 14:55 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#181 [オッズ]
―――――――――…

気が付くと、私はトラを抱き締め、殺風景な部屋に座り込んでいた。

ここはキジの屋敷……。

私の頭は混乱していた。
どうしてまたここにいるのかもわからない。

「千鶴……よくやった」

いつのまにか、私の目の前にキジがいた。

切なそうな笑みを浮かべ、私の手からトラを受け取ると抱き上げる。

「まったく。君もむちゃなことをやるねぇ、ハインリッヒ?」

⏰:07/05/27 15:22 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#182 [オッズ]
キジの声音はとても優しく、心地よかった。


―――思い出した。

ネックレスをかけられたリリーは、崩れた。

皮膚が爛れ、乾燥しポロポロと床に零れる。

この世のものとは思えない悲鳴をあげていた。

それに、キジの名前を呼び続けてたんだ。

とても恐ろしい光景。

それから私は、怪我をしたトラを抱いて彷徨った。

私、帰ってこれたんだ……。

⏰:07/05/27 15:28 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#183 [オッズ]
安心感と疲労感が一気に込み上げてきて、
私は気を失ってしまった。

―――――――――…

次の日、私は清々しい朝を迎えた。

ガラスが刺さった足の裏が痛かったが、それが逆に誇らしく感じた。

「ねぇ、キジ!」

私は上機嫌でキジに話し掛けた。

「なあに?」

キジは欠伸をして、なかなか真面目に話を聞こうとしない。

⏰:07/05/27 15:34 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#184 [オッズ]
「もう!
約束はどうしたの?」

「約束ぅ?」

キジはけだるげに私を見つめた。

まさか本当に忘れてないわよね?

「キジ様、千鶴様のご家族を生き返らせてあげられるのでは?」

トラがゆったりとした足取りで部屋に入ってきた。

猫の姿ではなく人間の姿で。

「トラ!昨日はありがとう!怪我は?大丈夫?」

トラは微笑んだ。

「当然のことです。
怪我はご心配なく」

⏰:07/05/27 15:43 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#185 [オッズ]
爽やかなトラの笑顔に、私は思わず見とれてしまう。

「痛っ!」

キジが私の肩を思いっきりつかんだ。

「思い出した。
望みどおり、お前の家族を蘇らせてやる」

「本当に?」

キジが不満げな様子なので、私はめちゃくちゃ不安になってきた。

「あぁ、もちろん。
千鶴、ポケットの中を見てみろ」

ポケット?

私はごそごそとスカートのポケットの中を探った。

⏰:07/05/27 15:47 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#186 [オッズ]
「あ……」

ポケットの中から、お父さんの耳たぶとお母さんの薬指が出てきた。

「それから、これは君の弟だ」

キジは優太の小さな両手を持っている。

「なんであんたが持ってるの?!」

てゆーか、なんで私も耳たぶと指を持ってるの?

ポケットに入れた覚えはないのに……。

「細かいことは気にするな。さぁ、それを床に置くんだ」

⏰:07/05/27 15:53 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#187 [オッズ]
私は反論したい気持ちを押さえ、キジに従った。

キジも弟の両手を床に置く。

「トラ」

キジがトラを呼ぶと、トラは可愛らしいダックスフントを抱えてあらわれた。

「犬……?」

なんで犬なんて連れてくるの?

何に使うの?

「千鶴、黙っていろ」

キジが厳しい口調で言った。
一心に床を見つめ、集中しきっている。

⏰:07/05/27 16:02 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#188 [オッズ]
キジが静かに呪文のようなものを唱えだした。

今まで聞いたことないような言葉……。

しばらく唱え続けると、耳たぶたちに変化が訪れた。

だらしなく床に置かれていた耳たぶは、元気よく飛び跳ねだす。

指も起き上がり、くるくると回転しだした。

そして弟の両手は……なんと、ダックスフントの前脚があった場所にいた。

⏰:07/05/27 16:08 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#189 [オッズ]
つまり、ダックスフントの前足は、優太の両手になってしまったのだ。

顔も体も後ろ足も列記としたダックスフントなのに、前足だけは人間の子供の手。

なんとも不気味だ。

「ちょ……何?コレ」

「何って、お前の家族だろう?」

キジは悪戯な笑顔で、不気味な犬たちを眺めた。

マジ……?

その時、優太の前足を持った犬が吠えた。

⏰:07/05/27 16:16 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#190 [オッズ]
『ワン』と吠えたのではない。

いや、性格に言えば吠えたのではなく、喋ったのだ。

「お姉ちゃん!」

犬は私のまわりを走りながら、『お姉ちゃん』と言い続ける。

すごく走りずらそうだ。

犬に続いて、指と耳たぶも『千鶴』と言いだした。

キジが鼻で笑った。

「ほら、千鶴の望みどおり蘇らせてやったぞ。
外見は少しばかり変わったが、中身は以前と同じだ。
ちゃんと話もできる」

⏰:07/05/27 16:21 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#191 [オッズ]
信じらんないっ!

「キージー!ちゃんともとに戻してよ!」

私はキジを勢い良く殴ろうとしたが、簡単に避けられてしまった。

キジの笑い声が屋敷中に響き渡った。



―――――――――…
END
―――――――――…

⏰:07/05/27 16:26 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#192 [オッズ]

>>170-192

【Devils×Night】わ
これで終わりです(・ω・)
今まで読んでくださった方、
ありがとおございました

⏰:07/05/27 16:29 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#193 [奈菜]
これって続きとか
書いたりするんですか?

⏰:07/05/27 17:44 📱:W43H 🆔:HjoWSds.


#194 [オッズ]

奈菜さん
続きですか
書こうかとも思っていたんですが……微妙です
まだ未定な感じです

⏰:07/05/27 19:16 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#195 [奈菜]
そうですかー
 
とりあえず
お疲れ様でしたx
怖かったけど凄く
楽しかったです
主さん文才あるので
凄く読みやすかった
ですしっ印。~

⏰:07/05/27 20:28 📱:W43H 🆔:HjoWSds.


#196 [かナょ]
完結お疲れさまでぇす

⏰:07/05/27 22:47 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#197 [オッズ]

奈菜さん
ありがとおございます
そう言ってもらえて
本当に光栄です(´;ω;`)
相変わらず
文才はないですが……
続きを書いた時わ
是非読んでください

⏰:07/05/27 22:49 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#198 [オッズ]

かナょさん
今まで読んでくださって
本当にありがとお
ございました(・_・`)
かナょさんがたくさん
かきしてくださったので
すごく励みになりました
感謝してます

⏰:07/05/27 22:51 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#199 [かナょ]
励みやなんて
んまにお疲れさまです

⏰:07/05/27 23:02 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#200 [あIナみ]
>>001-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200

⏰:07/05/28 02:18 📱:N903i 🆔:1cCT2fOA


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