新☆きらきら
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#867 [向日葵]
友姫「それでも教えて欲しいって言ったら?」
珊瑚「……俺が前に言った事もう忘れたのか?」
友姫「……。」
珊瑚[どんなことでも傷ついて欲しくない。]
思い出したけど……。
心臓が跳ねまくる。
珊瑚「思い出したか出さないのか……?」
友姫「出したけど……。」
珊瑚「どうやら薬を飲みたいらしいな。」
その言葉を聞いた瞬間、身を硬くした。
:07/07/04 17:52
:SO903i
:J0JbWaF.
#868 [向日葵]
そしてギュッと目を瞑った瞬間。
珊瑚君の唇が私に押し付けられた。
驚いたのはもっと乱暴にされると思ったのに、優しくてなんだか丁寧だった。
それでも効果は抜群。
胸の奥がキューッと締め付ける。
珊瑚君の横にあった手は、いつの間にか私の顔を包んでいた。
その体温にすらクラクラする。
ようやく離れた時には息が上がっていた。
珊瑚君の顔に赤みがさしているのが珍しかった。
:07/07/04 17:58
:SO903i
:J0JbWaF.
#869 [向日葵]
:07/07/04 17:59
:SO903i
:J0JbWaF.
#870 [我輩は匿名である]
:07/07/04 22:19
:SH903iTV
:☆☆☆
#871 [向日葵]
我輩さん

安価ありがとうございました

***************
私はその顔にそっと指先を触れた。
珊瑚君は私の手に自分の手を重ねて目を瞑った。
そこで私はあることを思った。
友姫「珊瑚君の…お父さんはどうしたの?」
珊瑚「……たぶんもう姿は見せないと思う。」
珊瑚君は私の掌に唇を押し付けて話す。掌に吐息と珊瑚君の唇の動きがくすぐったかった。
友姫「お話……しては駄目?」
そこで珊瑚君が険しい表情になる。
珊瑚「お前が進んで会いに行く必要はない。」
友姫「私は話したいだけだよ。」
:07/07/05 09:33
:SO903i
:UpYnC7f.
#872 [向日葵]
珊瑚「またお前がこんな目にあったら!」
友姫「約束したじゃない!」
そこで珊瑚君は口を閉ざして私を見つめた。
友姫「私にも…珊瑚君を守らせてって……言ったじゃない。だから私は珊瑚君を助けたの。……今のも同じ。珊瑚君の中で、お父さんの何かが引っかかっているなら……それを取り除いてあげたいの。」
珊瑚君は目を伏せる。
苦渋な顔をして考えているらしい。
私は珊瑚君の言葉を待つ為にその表情をじっと見つめる。最後に「お願い」と付けて念を押してみた。
:07/07/05 09:39
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:UpYnC7f.
#873 [向日葵]
珊瑚君は中々声を発しない。
一旦私の側から離れて窓の外を眺める。
私は珊瑚君の服の裾をクイクイッと引っ張って意識をこっちに向ける。
友姫「珊瑚君だって約束してくれたでしょ?私を守ってくれるって。……なら一緒に行って私を守って?」
珊瑚君は私をしばらく見つめた。
沈黙が流れる。
その目は未だ不安と困惑で渦巻いている。
だけどやがて……。
珊瑚「約束したなら……仕方ない。」
:07/07/05 09:44
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:UpYnC7f.
#874 [向日葵]
その渋々の許可に、私はホッとして微笑む。
珊瑚君は椅子をベッドに寄せて座り、手を伸ばして私のオデコに触れた。
珊瑚「ただし。ちゃんと回復してからだ。じゃないといくら約束でも会わせない。」
友姫「ウン。わかった。」
そう答えると珊瑚君はようやく納得したのか柔らかく微笑んだ。
珊瑚「もう少し寝てろ。」
友姫「充分寝たんでしょ。」
:07/07/05 09:49
:SO903i
:UpYnC7f.
#875 [向日葵]
真実を聞けない事に対してちょっと反抗してみる。
でも珊瑚君の方が一枚上手だった。
珊瑚「早く回復したくないのか?」
あの意地悪そうな笑顔を浮かべながら聞いてくる。
私はムゥッとして仕方なく眠る準備をした。
私が寝やすい様に珊瑚君は優しく頭を撫でくれた。
それがまた安らぎに変わっていく。
目がトロンとしていく。
友姫「頑張って…元気になるね……。」
珊瑚「そうでないと俺が困る。」
:07/07/05 09:53
:SO903i
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#876 [向日葵]
私がフフッと笑うと、珊瑚君は唇を瞼に触れさせた。
それはまるで魔法みたいで、胸を温かくさしたと思うとすぐに眠気がやってきた。
珊瑚「おやすみ……。」
柔らかく心地いい低い声を最後に、私は眠りに落ちていった。
――――……
2日後。
無事に私は退院を迎えた。退院の日には秋帆達も来てくれた。
秋帆「もー!!アンタって子はぁぁぁっ!!」
佳苗「でもホントに良かったよ。」
:07/07/05 09:58
:SO903i
:UpYnC7f.
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