.。改]恋愛成就の洞窟で。.
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#332 [桔妁]
あげあげ有難う
ございまーすっ!!

頑張っていきます(・ω・)ノ
更新

⏰:08/04/14 22:46 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#333 [桔妁]
 
「いやですね。野宿だって事くらい、予測してたんじゃないですか?」

むぅ、そう言われると……それは慶の頭の片隅にはあった訳で。

だから何も言い返せない訳で。


「……………。」


チーカマをかじる速度を急速に早め、ふてくされてみるのであった。

⏰:08/04/14 22:50 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#334 [桔妁]
 


………昼。

慶やその他メンバーはなんとかきちんとした食事にありついて、そしてその食後であった。

「はぁ、微妙なうどんだったね。あれはミステリー………」

「いや、だから定食を勧めたじゃないっすか!!何、ねばねばうどんって!!」

少々難有りの人も居たけれど、その他は普通にお腹を膨らませられた。

⏰:08/04/14 22:54 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#335 [桔妁]
 
「と、そんなことはどうでもいいんだ。…村へ行こう!」

吉原のスイッチはここで入れ代わった。これは部活動を本格活動させるという意である。

「…地図はこれだ、さぁ慶!」

テンションの上がる吉原はなにかが違う。分からないが。

慶は渡された地図を、最大の集中力で約五秒見つめた。

そして、村へ続くであろう道を三秒見つめる。

⏰:08/04/14 22:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#336 [桔妁]
 
「……………こっち、っすね。ここからなら十五分かかりませんよ!走れば!」

すぱっと指を差し、慶は言った。

そう、つまり。慶がこんな部活に居る訳といえばそれだった。

周りの風景と地図を数秒見比べただけでルートがわかるという"人間カーナビ"。

逆に、八秒で全てがわかるから、本物のカーナビよりも使えるかもしれない。

⏰:08/04/14 23:02 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#337 [桔妁]
 
「ご苦労。さすが、絶対土地勘だね。」

ニッと笑う吉原は方向音痴だから、その笑みからは尊敬の意もとれる。




それから三人は小走りをしだした。

走って十五分、つまり小走りなら二十分くらいだろう。

たまに歩きながらも、着実に村に向かって近づいていった。

⏰:08/04/14 23:06 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#338 [桔妁]
 
―――――――――
――

「――…繭さん、繭さん」

朝になり昼になり、すっかり寒そうな繭は囲炉裏の前に寝かしていた。

ただしかし、起こさない訳にもいかないので、つんつん突くのであった。


(…ていうか俺達は、よく考えたら昨日――…)

そんな繭をつつきつつ、天弥は逆に目覚めないでとも願っていた。

⏰:08/04/14 23:09 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#339 [桔妁]
 
(考えたら恥ずかしーんじゃねーか!!?)

天弥の頭の中はそればかりが巡っていた。

「あああ、愛してる、なんて、なぁ!?」

おかしいだろう、と頭に手を当て言い、やり場のない気持ちを押し込んだ。


だが残念ながら繭にはそれが聞こえたようで、うぅ、と声をあげ薄目を開けていた。

⏰:08/04/17 00:28 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#340 [桔妁]
 
「あ、天弥……………っ!」

ふいっと顔を背ける繭は同じ気持ちであろう。ただ天弥は起きた繭に対してはクールに接することにした。


「おはよ、う…」

様子を伺いながらの挨拶。クールにするはずがこうなってしまっている。

「おおはよう!…運んでくれたんだね?有難う!」

そんな上擦る繭の声からすれば、怒りや憎しみがないのはすぐにわかった。

⏰:08/04/17 00:32 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#341 [我輩は匿名である]
>>1-120
>>121-260
>>261-380

⏰:08/04/22 07:15 📱:SH905i 🆔:YinhVAd.


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