僕⇒俺
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#201 [氷雨]
なんだか俺のそばまで1人の男がやって来る。

葉山さんも言葉を止めてハテナ顔で見る。

「あ〜…すんません…モデルの【HARU】さんですか?」


え………………?

撮影は昨日したばかりだよな?

俺の携帯が鳴った。

――着信:雅さん――

⏰:08/01/20 09:37 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#202 [氷雨]
タイミングいい!!

《はい!もしもし!!》


《「もっし〜〜!陽〜〜?今日でたメンズ雑誌に陽、載せてっから〜〜…まぁ〜昨日も俺の表紙待ちギリギリだったんだけどさぁ〜〜あいつら仕事早いからぁ〜…あ!どこに載ってるかは〜〜……まぁ〜自分で確かめろ!1カ所しか載ってないから!んじゃな〜〜!」》


一方的に話され俺が喋るすきも与えずに切られた。

⏰:08/01/20 09:40 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#203 [氷雨]
「ぇえ…!?ちょっ!雅さん…!!?」

「あはは〜……でた…雅の一方的電話……」

葉山さんが苦笑いする。

「いつもなんですか……?」

「YES!」

元気よく返事される。

「YES!って……!!それと…なんか雑誌に俺、載ってるみたい…」

⏰:08/01/20 10:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#204 [氷雨]
「え…!?もう!!?昨日だよね?」

「はい……」

2人共ハテナ顔で考える。

「あの……どの雑誌で見たんですか?」

隣にまだいる男の人に聞く。

「え!?あ…これです!!」

サッと雑誌を鞄から取り出す。
「【COOL】……?」

⏰:08/01/20 10:47 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#205 [氷雨]
COOLって!!

日本語で《かっこいい》……

恥ずかしい〜!!


「結構…有名な雑誌だよ?これ……」

葉山さんが呟く。

「そうなんですか!?……すみません…俺、どこに載ってました?」

また尋ねる。

「特集の《雅&HARU》の所です!」

⏰:08/01/20 10:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#206 [氷雨]
「「特集〜〜〜〜!!?」」

2人同時に叫ぶ。

ペラペラとめくっていくと雅さんと俺…昨日撮ったであろう写真がでてくる。

俺の所には…

【注目の新人モデル!カメラマン、Takahiroも認めた魅惑の新人】

と、書いてある。

「マジ………?」

⏰:08/01/20 11:49 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#207 [氷雨]
今日はテスト勉強の為ここまでにします
感想ょかったらくださぃ
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3244/

⏰:08/01/20 12:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#208 [氷雨]
葉山さんはありえないといった表情で雑誌を見つめる。


「これ今日、発売……有名な雑誌……俺が載ってる……」

嫌な予感が……?

「どした…?陽………?」

葉山さんが覗きこむ。

「家族……俺の家族……メンズ雑誌…大好物なんです…」

俺は途切れ途切れに言う。

「へ…………?」

⏰:08/01/22 23:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#209 [氷雨]
雑誌なんかに載ってたらなんて言われるか…


顔を蒼白させて俺は考える。

「けど…モデルする気だったんでしょ?」


葉山さんがハテナ顔で尋ねる。
「うん…けど…妹!!俺の妹が1番問題なんです…」

あいつ…絶対!自慢する!!

⏰:08/01/23 14:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#210 [氷雨]
「人付き合いの苦手な俺の所へ友達を連れてくるはず…」


なんで…こんな具体的かっていうのは、父さんが前例でいるから…

俺は続けて言う。

「葉山さん…俺の父さん、モデルなんです」


キョトンとした顔で俺のカミングアウトを受け流しかける。

「へ………?モデル……??」

⏰:08/01/23 14:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#211 [氷雨]
「はい……………」

「ぇぇえええ!?すごいじゃん!!血かなぁ〜?」


すっごい笑顔で笑う。

「ですかね……?今は仕事でどっか行ってますけど」

はぁ……とため息がでる。

「陽はお父さんが嫌いなの?」
「嫌いではないんだけど…鬱陶しいんです」

⏰:08/01/23 17:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#212 [氷雨]
眉を少し寄せながら言う。

「うっ…とうしい……?」

「はい……まぁ、見たらわかると思うんですが…俺にベタベタ引っ付いてくるんです」


またはぁ…と、ため息をつく。

「ああ〜…陽のお父さん、そっち系なんだ……」

納得したように頷く。

⏰:08/01/23 18:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#213 [氷雨]
無言で首を縦に振る。

「けど…俺にはモデルって事、家では内緒にされてるんです」
実は…1年程前、友達が…

――1年前……――

「これ!!陽に似てねぇ〜?」
あれ…?父さん……?

「僕に!?そんな事ないって〜〜…」

―――――――――――以上!

⏰:08/01/23 19:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#214 [氷雨]
こんな事があったわけで…

「なんで内緒……?」

「わかんないんです……」

本当になんで?

「そっかぁ〜…また陽のお父さん、会ってみたいな」

ドキンと胸が跳ねる。

「え……?」

⏰:08/01/23 19:39 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#215 [氷雨]
思わず声が出てしまう。


「へ……?…………っ!ちっ!違うよっ…えっ?あれ!?」

一気にカァァァッと真っ赤になる葉山さん。


「葉…山さん……?」

顔を覗き込む。

「もう〜!そういう意味じゃなかったのに〜……!」

⏰:08/01/23 19:56 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#216 [氷雨]
よりいっそう真っ赤になる。

「クスクス…そんな慌ててる葉山さん初めて見た〜」

意地悪心が出て言ってみた。

「もう〜〜!!」

拗ねてそっぽを向く。


可愛いなぁ〜〜…なんて思ってしまった。

「クス…もう遅いですから帰りますか?持ちます」

⏰:08/01/23 20:52 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#217 [氷雨]
そう言うとはい!と、大きなぬいぐるみが俺の腕に転がりこむ。

「陽…すごい似合ってる」

クスクス笑いながら誉められる。

「それは誉めるとこじゃないですから〜!そっちはいいですか?」

もう1つのぬいぐるみを指差す。

すると、それはそれは愛しそうにギュッと抱きしめて…

⏰:08/01/23 21:14 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#218 [氷雨]
「これは私が持つの!……カップルみたいに見えるし…」

最後の言葉はボソボソと…

「え………?」

聞き返しても…

「なんでもないよ〜〜!」

って言われるし。


俺も何なんですか〜?なんて聞いてる内に…すぐに葉山さんの家についてしまった。

⏰:08/01/23 21:20 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#219 [氷雨]
「またね!陽!明日、学校で…ぁあ!!プリ!!!」

夜なので葉山さんの声が響き渡った。

俺も思い出して、プリを貰う。
「恥ずかしかったぁ…」

顔を真っ赤にしてはにかみながら言う。


「それじゃ!本当にまた明日ね〜〜」

パタンと扉が閉まる。

⏰:08/01/23 21:24 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#220 [氷雨]
「はぁ〜…楽しかったぁ…」

今日の1日を思い出しながら夜道を急いだ。


――――――…………

「た……ただいまぁ〜〜」

なるべく小さく!存在を消すように!

某ドラマで聞いた事のあるような テーマで今日、俺は家に入る。

⏰:08/01/23 21:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#221 [氷雨]
「はぁぁ〜〜るぅぅ〜〜」

雄叫びに似た俺を呼ぶ声が…

「はい……?」

この声〜〜〜〜〜は?


バタバタとリビングから走ってくるあれは……


「お父さん!!?」

そう鬱陶しい俺のパパです…。

⏰:08/01/24 22:21 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#222 [氷雨]
「お父さんだよ〜!」

そう言って俺に走っているままのスピードでガバッと抱きつく。

「うわ………っ!!」

避けたのが遅くまともに抱きつかれる。

「いひ……!いひでひはぁいから…!!」
(息……!息できないから…!!)


っていう俺の悲痛な叫びも…

⏰:08/01/25 20:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#223 [氷雨]
「陽だ!陽だ!!うわ〜…お前…俺に似てきたな!?」

なんて言う、にやけながらの大声でかき消される。

「んぐ〜〜〜〜!!ふはぁ〜〜〜〜っ!」


やっとの事で腕から抜け出し久しぶりの空気を吸う。


「お父さん!息!できないから!!」

⏰:08/01/25 21:17 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#224 [氷雨]
「陽が怒った〜〜…けどそんな顔もイケてるぞ!!」

ウインクしながら俺に言う。

ははは〜……殴ってもいい?

殺意が芽生えた瞬間でした…


「もう〜…彩史ったら〜〜、陽!おかえり」

お母さんの声で我に返り、拳をほどく。

⏰:08/01/25 21:21 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#225 [み゚。]
   ∧∧   
   (・v・){アゲ
   ノ つ●―-、_
  ヾ( つ / ● ▼i
с/▼  ★   ノ
 ヽ__▲___ノ 
ξ ◎    ◎ 


大好きです!!
頑張ッてください+゚〃

⏰:08/01/26 15:01 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#226 [氷雨]
゚。さん
感想板の方へお返事書きました

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3244/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「ただいま…、てか…なんでお父さんがいるの!?」

仕事行ってて〜…何年か帰ってこないって言ってたよね…?

と、頭の中の記憶をフル回転させる。

「陽…」

⏰:08/01/27 06:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#227 [氷雨]
突然、真剣なお父さんの声が玄関に響いた。

「え……?」

ビックリして思考停止させて顔を上げる。

お父さんの心配と嬉しさ、そして期待が混ざった顔で俺を見てた。


「陽……?お前はモデルをするんだろう…?」

静かに口を開く。

⏰:08/01/27 06:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#228 [氷雨]
「うん……」

「モデル…はポーズを決めて、ただ写真を撮るだけの仕事じゃない…1枚の撮影をするだけでたくさんの人の思いや願いが撮される[ウツサレル]」

息をつき、また話し始める。

「撮影しててわかっただろ?たくさんのスタッフにカメラマン、それだけの人が陽や1人のモデルだけに真剣に時間をかける…、やわな世界じゃない…それでも陽はモデルをしたい?」

⏰:08/01/27 07:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#229 [氷雨]
真剣に心配、期待してくれている。

お父さん…あなたを父としてモデルとして尊敬します。


俺を下を向いて決意を決める。
バッと顔を上げ、目を反らさずお父さんを見る。


「はい、お父さん…俺はお父さんみたいなモデルになりたい、俺はモデルをしたいです」

⏰:08/01/27 07:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#230 [氷雨]
「そうか…、わかった!陽…俺と一緒の道を歩こう」

にっこり笑っていつものお父さんに戻る。


「ん〜〜……ん?陽!?あんた、お父さんの仕事、知ってたの!?」

お母さんがビックリして大きな声を出す。

「あ……うん…」

言うつもりなかったんだけど…

⏰:08/01/27 07:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#231 [氷雨]
「彩史が黙っておけって言うから黙ってだのに〜〜」


頬をふくらませながら言う。

お母さん…それは10代までで辞めてよ…

そう思いながらリビングへと入った。


……………………?

俺の………?

俺の載ってる雑誌…?

⏰:08/01/27 07:20 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#232 [(^_^)v]
おもしろい笑
頑張ってください♪

⏰:08/01/29 11:11 📱:W43SA 🆔:☆☆☆


#233 [氷雨]
(^_^)vさん
ありがとうもっと面白いって思ってもらえるような作品にしたいです
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そ…それ……」

冷や汗が背筋を伝うっていうのはこういう時の事だろう…


「陽兄!すっごいかっこいんだけど〜〜」

雑誌を持ち、俺の特集ページを開く。

ぅ……開かなくていいよ……

⏰:08/01/29 21:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#234 [氷雨]
「ありがとう……」

たぶん俺はなんともばつの悪そうな顔をしてると思う。


「昨日ね…実はこんなもの渡されちゃって〜」

お母さんが嬉しそうに1枚の紙切れを取り出す。


その紙には『契約書』と大きな字で書いてある。

「契…約書?」

⏰:08/01/30 04:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#235 [氷雨]
考えればすぐにわかる事だが…

雑誌に載るには色々な物が必要だ。

まず…俺は未成年なので『親権者の許可』、『契約書』などである。


雑誌に載る、もう載ってるという事は〜…

「許可はもちろん大歓迎!」

ちょっと筋の通っていないお母さんの言葉が耳に入る。

⏰:08/01/30 04:34 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#236 [氷雨]
許可したんですね……


ははは〜…と自然に顔がひきつる。


「陽…?お前すげぇ、ラッキーだぞ?」

お父さんが契約書らしき紙切れを見ながら言う。


「なにが……?」

俺は当然読んでないんだから内容はさっぱりだ…

⏰:08/01/30 04:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#237 [氷雨]
「この契約書…【COOL】専属モデルへの申請だぞ?」

お父さんは驚いて目をまん丸にしてる。


俺はまだ全然それの凄さがわからなくって…


「へ……?ぅん…雅さんが一緒に仕事しようって…」


「え!?雅……?鷹岡??」

⏰:08/02/01 09:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#238 [氷雨]
お父さんはさらに驚いて俺を見る。


「うん…お父さん、知ってるの?」

俺はハテナ顔でお父さんを見る。

「はは……、お前…いいモデルになるわ」

ニカッと満面の笑顔を俺に向ける。

⏰:08/02/01 09:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#239 [氷雨]
「意味わかんないよ〜?どういう事〜〜!?」

俺は拗ねたようにお父さんに聞く。

「鷹が陽、気に入るとは…さすがだな。俺の事はまだ気づいてないみたいだけど?」

いたずらっ子みたいな笑顔で笑う。


「………………?」

俺は本当にわからなくて。

「まぁ…すぐわかるから♪」

⏰:08/02/01 09:40 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#240 [氷雨]
俺の思ってる事に気づいたのかなぁ、お父さんが振り向いて俺に言う。


「ん…わかった……」

納得いかないけど、まぁいい事にした。


「ねぇ…陽兄〜?友達、連れて来てもい?」


………………、でた!!

「絶対!ダメ!!」

⏰:08/02/01 09:43 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#241 [我輩は匿名である]
あげっ

⏰:08/02/04 12:43 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#242 [氷雨]
我輩さん
ぁげありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「なんでよ〜〜…!?」

三依が頬を膨らませて拗ねる。

「俺が人付き合い苦手なの知ってるだろ…?」

はぁ…とため息をついて机に作られた夕ご飯に手をつけた。


「あ〜…うまかった、お母さんご馳走様」

⏰:08/02/04 19:56 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#243 [氷雨]
「はぁ〜い、お粗末様です」

お母さんはそう言いながら、久しぶりに帰ってきたお父さんとラブラブしてる。


「ねぇ…久しぶりだからってイチャイチャしすぎじゃない?」

三依が突っ込む。

「「ぇえ〜〜!」」

父、母…2人で合わせて批判の声があがる。

⏰:08/02/04 20:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#244 [氷雨]
俺も思ってた……

言い合いのとばっちりを受けないよう…

「先に風呂、入るね」


そう行って風呂へ足を進めた。

―――――………

「上がったよ〜」

風呂からあがりリビングに戻る。

⏰:08/02/04 20:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#245 [氷雨]
「陽兄〜!今度♪紹介してね」
妹は横を通り過ぎながら階段をのぼってる。

………………?

誰を……?

意味がわからない。

「陽!やるなぁ〜こんっな可愛い彼女♪」

お父さんが俺に気づいて話しかける。

「は……?」

⏰:08/02/04 20:53 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#246 [氷雨]
「こんな…キスしながら写真撮らなくても……」

お母さんは照れながらブツを俺に渡す。


「あ………!ぁぁぁぁあああ!!勝手に見んなよ!!」

俺はブツ。もとい、プリを必死に隠す。

「もう見ちゃった♪今度の日曜に紹介してねっ」

お父さんは楽しそうにカレンダーの次の日曜にハート印をつけた。

⏰:08/02/04 20:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#247 [氷雨]
「つか!!付き合ってな……」
途中で言葉を切る。

付き合ってないのにキスしたのか!!と説教されるのが目に見えたから…


「ああ…予定、聞かないと…」
無理矢理、誤魔化す。


「そうよ〜…彩史〜焦りすぎなんだから〜〜」

たぶんお母さんに助けられた。

⏰:08/02/04 21:02 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#248 [氷雨]
「そうか……」

と、お父さんが肩をおとす。


「じゃあ…俺、もう寝るから」
いち早くその場から逃げたくて扉を閉めて階段をあがり部屋へ入った。


…………………。

ベッドの上に仰向けに寝転び考える。

⏰:08/02/04 21:10 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#249 [氷雨]
そっか、俺…葉山さんとキス…
唇を指でなぞる。

事故とはいえ、俺のファーストキスが葉山さん。


嬉しいような悲しいような…

「事故だもんな…葉山さんの意志じゃない……」

俺は葉山さんの何なんだ?

またあの疑問が胸をよぎる。

⏰:08/02/04 21:15 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#250 [氷雨]
―……〜♪〜〜♪♪〜…

突然の音楽にビックリして携帯を見る。

誰かな……?


―………北原 愛美……――

携帯のサブ画面に名前が流れた。


「あ!!メール返してない!」
葉山さんの事で必死でメール、てか…携帯自体忘れてた。

⏰:08/02/04 21:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#251 [かなみ]
>>200-300

⏰:08/02/06 15:39 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#252 [氷雨]
かなみさん
ァンカーありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄急いで俺はメールを開いた。


――【FROM 北原 愛美】――
こんばんは
ごめんなさい
突然会ったばっかりなのにアドなんて聞いちゃって…

――――――――――――――
俺はすごく気を使わせたと思いすぐにメールを返す。

⏰:08/02/07 20:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#253 [氷雨]
 
 
―――【TO 北原さん】―――
ごめんね
遊んでてメールに気づけなかった

大丈夫だよ
メールなんてあまりしないから遅くなったりすると思うんだ…
――――――――――――――

長くなったかな?どんなメールをしたらいいんだろう?

俺がメールを送ったのはこれから5分も後だった。

⏰:08/02/07 20:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#254 [氷雨]
な…情けない……

本当に俺ってダメだなぁ。

なんて実感してるとすぐに携帯の音が響く。

「女の子って…メール打つの早いよな…」

なんて見習いながらメールを見る。

⏰:08/02/07 20:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#255 [氷雨]
――【FROM 北原 愛美】――
遅くなるなんて大丈夫です

そぅぃう男の人の方が好きだな

メールぃっぱい送っても大丈夫ですか
――――――――――――――

ハ…ハートがいっぱい……

なんだか照れてしまう。

―――【TO 北原さん】―――
ぅん
いいよ
――――――――――――――

⏰:08/02/07 20:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#256 [氷雨]
………………。

短いかな……!?

もう〜〜わかんないよ〜……


慣れてないって大変だ…

けどその後メールが返ってきて安心した。


その日は何通かメールをして、寝る前にバイバイをしてメールを終えた。

「メールだけで…緊張って…」

⏰:08/02/07 21:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#257 [氷雨]
本当に情けないなぁ……

ベッドに潜り込むと緊張からきた疲れですぐに眠れた。


―――………………


「んッ………ふぁぁ…」

伸びをしてベッドから下りて、リビングへ向かう。


「お母さん、おはよ」

⏰:08/02/07 21:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#258 [氷雨]
「陽〜おはよ♪」

機嫌良さMAXで挨拶をするお母さんを見て、苦笑いする。


はは…、態度でわかりすぎ。


「お父さん、いるだけで機嫌違いすぎ…」

ボソッと呟く。

「何か言った〜〜…!?」

「何も〜〜…」

ははは〜…とまた苦笑いして、三依を起こしたり、朝の準備に取りかかった。

⏰:08/02/08 08:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#259 [氷雨]
――学校…――

今日はやっぱり…周りの目が痛い。


「ぇ…?あれHARUじゃない!?」
「うそ!私、HARUのファンなんだけど!!」
「COOLのHARU!?マジかよ!?」


俺はすっかり有名人になってた。

学校への道を歩いてるだけなのに……

⏰:08/02/08 08:24 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#260 [氷雨]
「どうしよ……」

一応…モデルっぽく自信満々風に歩いてるけど…内心ビクビク

「すみません!HARUさんですよね…?」


ちょうど下駄箱に着き、肩を下ろした所で声をかけられる。


「へ……?あ…ぁあ、何…?」

顔をちゃんと見ると隣のクラスのファッションリーダー田中君……

⏰:08/02/08 08:28 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#261 [氷雨]
目をキラキラ輝かせて俺を尊敬の眼差しで見る。

「転校生か何かですか!?HARUさんみたいな人、俺が知らないなんて…ないと思うんです…!」


なんだか言葉になってないような…

けど、ちょっと仲の良かった田中君にもわからないなんて、ずいぶん変わったんだろな、と少し笑えてきた。


「クス…田中君、俺ら仲良かったよ?」

⏰:08/02/08 08:34 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#262 [氷雨]
「友達♪」

にっこり笑ってバイバイと手を降る。

「俺がHARUさんと…?………………?HARU………陽………?ぇ……?」


気づいた時には陽はもう見えなくて、田中君は「嘘だろ…」と呟いた。


階段を上ってると、後ろからタタタタッと足音が近づいてくる。

⏰:08/02/08 08:41 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#263 [氷雨]
これはいつもの……


ドーーンッと背中に何かがぶつかる。


「けほっ、小宮…手加減してっていつもいってるだろ〜!」

「ははっ!陽〜おっは〜〜あれ?髪切った!?かっこいいじゃ〜ん」

俺より少し背の小さい友達、小宮 剣[コミヤ ケン]

小動物みたいで可愛んだ。

女子にもすごい人気!

⏰:08/02/08 08:48 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#264 [氷雨]
さすが大親友、俺だってすぐにわかってくれた。


たぶん雑誌なんて小宮は興味ないからよけいだろな。


「でさっ!今度、俺んちでゲーム大会開こうぜ!」

「本当に!?すごい楽しみ!」

教室までいつものたわいのない話。

小宮のおかげで周りの目を気にしないで歩けた。

⏰:08/02/08 08:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#265 [氷雨]
ガラガラと教室の扉を開けていつものように自分の席へかばんを置いて、小宮の所へ向かう。

「小宮あのさ〜今度のゲーム大会さ〜……」

場所や時間などを提案していく。

「ふむふむ、それなら陽君、君は他の友達も誘いたまえ」


小宮が隊長ぶって俺にいう。

「はっ!小宮さん!人数は何人くらいを集めれば!?」

⏰:08/02/08 09:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#266 [氷雨]
「ふうむ、それでは10人くらいを……」

「はっ!って…小宮の部屋にそんなに入んないって〜〜」


ノリツッコミを入れながら、ははっと小宮と笑い合う。

周りなんて本当に忘れてて…


「陽〜〜!おっはよ!どうよ♪周りの反応は!?」

葉山さんが顔を見せ、俺に尋ねる。

⏰:08/02/08 09:05 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#267 [氷雨]
「ぁあ…!そういえば……」

忘れてた……

恐る恐る周りを見ると、みんな驚いてるね……


「陽…なのか?」

俺を【のび太】と名付けた男友達が俺に聞く。

「うん……はは…高槻、驚きすぎだから!」


俺はいじめられてた訳でもなく、友達はたくさんいたし、みんなと仲良かったからみんなの反応に初めて戸惑った。

⏰:08/02/08 09:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#268 [氷雨]
「いや…変わりすぎ……けど面影はあるし……」


高槻は真剣に【のび太】と【HARU】の似ている所を探す。

「髪切っただけじゃん〜!メガネは最初から黒縁だったしなぁ〜」

小宮が無邪気に自分の感想を言う。

「ぁあ〜…確かに…!!」

周りのみんなも納得とばかりに頭を縦に降る。

⏰:08/02/08 13:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#269 [氷雨]
「しっかし〜モデルだろ?すげぇなぁ〜!」

高槻が俺だと判断して、いつものように話しかけてくれる。


「【のび太】がなぁ〜…もう、のび太って呼べねぇじゃん〜」

周りの友達も高槻に続いて話しかけてくれる。

まずひと安心……


「てか、美咲!陽君と仲良かった!?」

⏰:08/02/08 13:26 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#270 [氷雨]
遠く(って言っても教室内)で女の子の声が響く。


「へ……?ぁあ〜〜…金曜に陽、拉致してさ〜」


ら…拉致って葉山さん……

「「拉致〜〜!!?」」

ほら…違う意味でとらえる人、多いって…


「美咲が陽君、変えたんだ〜」
あ〜…正しく判断してくれたみたい……

⏰:08/02/08 13:31 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#271 [氷雨]
けど……

陽君なんて初めて言われたような…


「すっごいかっこよくなったね〜…アド聞いてもいいかな?」

なんて聞こえてくる。

アドレス…!?

俺、これ以上、女の子とメールなんかできないよ〜…!

「陽〜〜…メール苦手みたいだし……」

⏰:08/02/08 20:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#272 [氷雨]
葉山さんがカバーしてくれた。
良かったぁ〜〜…


「はっる!モテモテじゃん!いいな〜!」


…………………

「小宮…?本気で言ってるの……?」

小宮は学年で2番目にモテるで有名のはず。

鈍感なんだよね……

⏰:08/02/08 20:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#273 [氷雨]
「え……?」

はてな顔を俺に向けるけど…

「何でもないよ〜…」

って言うしかない…鈍感って直らないみたいだし?


「何だよ〜〜!!」

って拗ねてるけど…これも可愛さの1つなんだろなぁ。


「お前らなぁ〜〜…?教師にも?チャイムにも?気づかずに無視ってどうよ?」

⏰:08/02/08 20:57 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#274 [氷雨]
「「え……?」」

教室のみんなが声の主を見る。

「りっちゃ〜ん!おはよ♪」

少し重たくなった空気をはねのける小宮。


「はい、おはよう…もうチャイム鳴って何分たったかなぁ?」
顔をひきつらせながらチラッと時計を見る。

「5分……」

⏰:08/02/11 19:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#275 [氷雨]
誰かが声をもらしてみんな「りっちゃん〜ごめん〜」と次々に席につく。


りっちゃんとは担任の先生です。

「はぁ……まぁいいけど…んじゃあ〜出席とるぞ〜」

りっちゃんはこんな感じで生徒の9割は大好きな先生。

「次は〜……梨本〜〜?あれ?いねぇなぁ…?」

⏰:08/02/11 19:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#276 [氷雨]
「ぷっ!」

誰かが笑いをもらす。

「佐藤〜?な〜に笑ってんだ〜〜?」

ふてくされたように先生が佐藤を責める。


「りっちゃん、梨本、来てますけど?」

葉山さんが一言そえる。

⏰:08/02/11 19:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#277 [氷雨]
「はぁ〜?…………梨本…?え?ぁあ!髪切ったんかぁ〜そっちのがいいぞ〜出席っと〜」


一瞬驚いたようにみえたけど、普通にスルーする。


ここがりっちゃんのいい所。というか、めんどくさがり家…


「それだけかよ〜〜!」

高槻が面白くなさそうに叫ぶ。

⏰:08/02/11 19:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#278 [氷雨]
「るっさい!高槻!俺は眠いんだからな!」


先生とは思えぬ発言にクラスで大爆笑して、今日が始まった。

――……………………

「つ〜か…陽、いいな〜」

高槻が昼飯を食べながらボヤく。

「ふぁにが…?(何が…?)」

⏰:08/02/11 19:39 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#279 [氷雨]
卵焼きを口に入れたばっかりの俺は言葉になりそうな、なっていないような言葉を言う。

「モ・デ・ル!!俺の夢!」

高槻の夢………?


「夢!!?」

卵焼きを食べ終えてはっきりした言葉で言う。

「おう!モデルは俺の憧れ兼、夢なんだ」

⏰:08/02/11 19:44 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#280 [氷雨]
目をキラキラ輝かせながら高槻は夢を語る。

「そうなんだ……」

俺はぽっとでのくせになんの努力もせずにモデルになった…


「俺……」

なんだかすごく申し訳なかった。

けど…

「な〜に気にしてんだよ!俺の目標は陽だ!辞めんなよ」

⏰:08/02/11 19:49 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#281 [氷雨]
って励ましてくれた。


俺は『モデルをしたい』のか『モデルをする』だけなのか…

気持ちよかった…

もっと!!って思った…


けど…高槻ほどの思いはないんじゃないのかな…?


一瞬…思ってしまったけれど、高槻の言葉で気合いが入る。

⏰:08/02/11 19:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#282 [氷雨]
「うん!俺も!高槻と一緒に仕事したい!」

にっこり満面の笑顔で答える。

「おう!」

俺らは笑いあった。


「陽も高槻もモデルかぁ…俺もしようかな〜?」

小宮がボソッと呟く。

「「え゛…!?」」

⏰:08/02/11 19:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#283 [氷雨]
 
モデルにもファッションにも興味のなかった小宮の一言に俺と高槻は思わず驚きの声をもらす。


「何〜?2人して「え゛?」って言うことないじゃん!!」


たぶん…話に入れないからモデルになるなんて言ったんだろなぁ…照れて言ったら可愛さ倍増じゃん…


なんて可愛いモノを見る目で小宮を見る。

⏰:08/02/12 09:26 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#284 [氷雨]
「なんだよ!その目!!」

気づいたのかさらに照れて怒る。

女の子はその小宮すべての仕草に悶えたり、顔を手で隠して照れてたりしてた。

「別に〜!」

高槻がへへっと笑いながら誤魔化す。

「いや…周りの女の子を気遣ってあげて?」

俺の言った事は小宮には全く伝わらずに終わった。

⏰:08/02/12 09:31 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#285 [氷雨]
――――――……

「…………で伝える事はおしまい!んじゃあ〜また明日なぁ〜掃除して帰れよ〜〜」


ガララと勢いよく扉を開けて閉めてルンルンで帰っていくりっちゃん…


「今日はりっちゃんデートだな!」


高槻が呟く…

「本当に!?いいな〜〜」

俺も思わず言ってしまう。

⏰:08/02/12 09:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#286 [氷雨]
「何なに?陽も彼女欲しいの!?」

小宮が食いつくように俺に尋ねる。


「え?あ〜なんて言うか〜…」

頭をよぎったのは葉山さん。


違う!!!

葉山さんに迷惑なだけだ……

⏰:08/02/12 09:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#287 [氷雨]
頭をふってかき消す。

チラッと葉山さんを見ると友達と楽しそうに笑いあってる。


「俺…好きな人とかいないし……?」

ニッと苦笑いして返す。


「ふ〜ん…なぁ…俺さ好きな人いんだ♪」

小宮がおもいっきり照れながら言う。

「え!?本当に!!?」

⏰:08/02/12 09:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#288 [ぴょん]
え?ほんとに??

⏰:08/02/12 12:13 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#289 [氷雨]
ぴょんさん
ほんとですょ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
小宮はにっこり笑って首を縦に振った。

「んで?誰なんだ…?」

高槻が素早く、机に体を乗り出しながら興味津々に尋ねる。

小宮は照れながら、チラッとと視線をまだ帰っていない女の子達の方を見つめいった。


「へへ……葉山さん」

⏰:08/02/14 11:10 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#290 [氷雨]
「え?」

思わず聞き返してしまうくらいに心が揺れる。
小宮が葉山さんを好き?何度も何度の心の中で言葉が流れる。

「マジかよ!?小宮がねー、理想高かったんだな」

高槻は興奮気味に普通に返事している。
俺も何か返事しないと…

「こ…小宮って葉山さんなんだー」

⏰:08/02/14 11:17 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#291 [氷雨]
無理矢理笑う。
たぶん、ひきつりながら笑ってるんだろうな。
そんな事を考えながら俺も葉山さんに視線を向ける。


パチッと視線が合ったような気がする。
視線を思わず背ける。


「うん!俺…告白も考えてるんだ」

小宮は真っ赤な顔を隠しながら、可愛くいった。

⏰:08/02/14 11:21 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#292 [氷雨]
「ほ…本当?すごいー」

やっぱり上手く笑えず、言葉もぎこちない。
俺も机に乗り出して興味津々風に尋ねる。

「でさ?いつ告るの?」

尋ねようとしたら高槻に言葉を奪われる。
俺は尋ねようと開いた口を閉めて、小宮の言葉を待つ。


「学園祭で……」

⏰:08/02/14 11:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#293 [氷雨]
学園祭…

俺らの学校は学園祭1日目で告白、2日目で屋上でキスできると永遠の愛が誓える。

と、いうなんか定番な伝説がある。


「はぁ……、俺…でも、自信ねえ…」

溜め息をつくと、机にバタンと倒れた。

⏰:08/02/15 12:26 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#294 [氷雨]
「なんで?」

高槻が不思議そうに尋ねる。

「だって…俺…背低いし?モテないし…」


そう…小宮は超がつく程の鈍感である。

「は?小宮ってモテてんよ?」
高槻は小宮の顎を持ち顔を上に向かせる。

「え…?」

⏰:08/02/15 22:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#295 [氷雨]
小宮は泣きそうに瞳をウルつかせて、高槻を見る。


いや…その持ち方…なんかエロいけど?
俺は少し思ったけど、言う事もできなくて見過ごす。


「んー…たぶん気付いてないだけだから…自信もて!」

顎から手を話し肩をぽんっと叩く。

「よくわかんないけど…ありがとー」

⏰:08/02/15 22:31 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#296 [氷雨]
小宮は不思議な顔をしながらも嬉しいそうに微笑む。

俺は微妙ながらもその笑顔に罪悪感を持った。

俺は…嘘をついた?

キスをした…けど、事故…

事故なら言わない方がいいかな?


「わかんない……」

俺はひとりになりたくて小宮と高槻の誘いを断って帰宅の道を歩く。

⏰:08/02/17 17:21 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#297 [氷雨]
―〜♪〜〜♪♪〜―

携帯に電話がかかる。

サブ画面には―鷹岡 雅―の文字が流れる。


「はい?雅さん…?」

明らかにテンションの低い俺。
『ん?陽…?今日、不機嫌?』
気付いてくれて俺に優しく無理におどけた風に聞いてくれる。
「はは…雅さんにはかないませんね、ねえ…雅さん…今、時間あります?」

⏰:08/02/17 17:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#298 [氷雨]
↑↑また見にくいすみません ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺は雅さんと会う約束をして、雅さんの店の近くのカフェへと急ぐ。


「うおい!陽!ここ、ここ!」
雅さんは孤立した席に座り俺に手を振っている。

「あ…はい!!」

俺は小走り気味に席まで行きビックリする。

⏰:08/02/17 17:34 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#299 [氷雨]
「俺にも話せ」

そこにいたのは俺様口調がチャームポイントの孝裕さん


「ふえ?雅さん……?」

雅さんを見るといつもの笑顔でわりぃ!といった。

ため息をつきながらも席につくと…

「なんだ?そのため息は?俺には話せないと?」

⏰:08/02/17 18:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#300 [氷雨]
腕を組み、脚を組み、瞳をギラリと輝かせる。

内心ヒーと思いながらもいいえ、と答えた。

雅さんは孝裕さんの隣で必死に笑いをこらえてる。


「あのー?なんで雅さん笑ってるの?」

笑う所なんて1つもないはずなのに…

⏰:08/02/17 18:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#301 [氷雨]
「陽?あのな?」

孝裕さんをチラッと見て、また笑う。

もう何がなんだかわからなくて、はてな顔で雅さんの笑いが終わるのを孝裕さんと待った。


「あのな、陽…孝裕はさ、陽の事、心配してんだよ?」

雅さんは孝裕さんの顔を見て、また笑う。

⏰:08/02/17 18:08 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#302 [氷雨]
「なっ!?雅!!!」

孝裕さんは顔を真っ赤にして反抗する。


「だってお前さー…」

「いうな!!ふんっ」

雅さんの言葉を遮って孝裕さんが拗ねる。

ぶはっとまた雅さんが笑う。

俺は思わず悩んでた事も忘れて笑ってしまった。

⏰:08/02/17 18:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#303 [なお]
楽しいです
今.一気に読んじゃいましたあ
これからも頑張って下さい

⏰:08/02/17 20:22 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#304 [氷雨]
なおさん
楽しいですかよかったありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「んでさ、本題!陽?どうしたんだ?」

雅さんの心配が伝わるくらいに真剣な瞳。
孝裕さんも同じように真剣で優しい瞳で俺の言葉を待ってくれる。

俺は意を決して口を開く。

・俺と葉山さんは本当は彼氏彼女の関係ではない事

⏰:08/02/18 13:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#305 [氷雨]
 
・キスの事

・小宮の事

・葉山さんの気持ちの事

そして……

・俺の葉山さんに対しての気持ちの事


雅さんと孝裕さんは頷きながら真剣に聞いてくれた。

⏰:08/02/18 13:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#306 [氷雨]
しばらくして雅さんが口を開く。

「陽は美咲が好きなのか…?」
俺の目をジッと見つめて俺の言葉を待つ。

「わかんない…だって、俺なんかって思うし、小宮が……」

「お前の気持ちを聞いてんだ!小宮とかいう友達は今は消せ」
孝裕さんがしびれを切らしたように怒鳴る。

⏰:08/02/18 13:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#307 [氷雨]
「俺は…そうなったら嬉しいって思う、考える。けど…」

自信がない……

俺のいい所なんて思い浮かばない。

格好を良くしただけで、地味な性格は変わらない。

「葉山さんはどうして俺を選んだんだろ…」

話した事もなかった。

俺はなんでか泣きそうになってグッと我慢する。

⏰:08/02/18 13:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#308 [氷雨]
雅さんはしばらく考えた後、俺にいった。

「本人に聞くのが1番だろうな、俺には美咲の気持ちわかんねえし…」


悔しそうな残念そうな顔をして下をむく。

続けて孝裕さんもいう。

「そうだな…、お前は美咲って女が好きなのは決定ずみだし」

その言葉で思考が停止する。

「え………?」

⏰:08/02/20 17:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#309 [氷雨]
孝裕さんの言葉が5秒後に頭にたどり着いた。

「俺…!!………ッ!」

慌てて否定しようとして膝を机にぶつけてしまう。

「馬鹿……、なに慌ててんだよ態度でまるわかり、お前は美咲が好きだ」

孝裕さんの言葉にカァッと顔が熱くなる。

「…………っ」

そんなはっきり言わなくても…なんて思いながら顔面にパンチをもらったような衝撃が体をまわる。

⏰:08/02/20 18:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#310 [うに]
>>1-100
>>101-300
>>301-900

⏰:08/02/21 00:44 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#311 [()]
がむばって下さい(゚b、)

⏰:08/02/21 22:31 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#312 [()]
あーげ:)

⏰:08/02/24 09:09 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#313 [氷雨]
うにさん()さん

ァンカーありがとう

応援ありがとう

⏰:08/02/26 00:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#314 [氷雨]
 
 
「俺……」

けど、自覚した所で俺はどうしたらいいんだ?


気持ちを伝えるなんて無理だし…

俺は頭を抱えて考える。


それを見て雅さんと孝裕さんもため息をついた。

⏰:08/02/26 00:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#315 [氷雨]
「陽?恋はな、悩んでこそ花開く」

雅さんは分かりづらい表現を使って俺を励ます。

キョトンと俺がしていると孝裕さんが雅さんの言葉を補う。


「簡単にいうと、悩んでこそ恋だ。悩みまくれ」


孝裕さんはそういってコーヒーを口へと運んだ。

⏰:08/02/26 00:44 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#316 [氷雨]
「ええ!?そんなぁ…」


自覚させといて悩めだなんて…

酷すぎるよーー…


そんな言葉も雅さんと孝裕さんには届かずに今日はお開きとなった。


「陽、次の撮影は木曜7時からだぞ…遅れんなよ」

孝裕さんのどすの聞いた脅しにも似た声が響く。

⏰:08/02/26 00:48 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#317 [氷雨]
「は!はい!!」

少しどもりながら返事する。

「ぷぷっ!陽ー、孝裕は時間には厳しいからなぁ」


俺のどもり方に笑いながらいう。


「雅ー…?時間に厳しいって知ってんならいつも遅刻するな!この阿呆!!」


孝裕さんが怒鳴る。

⏰:08/02/26 00:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#318 [氷雨]
「阿呆だあ?阿呆言う方が阿呆だ!!10分くらい大目に見ろ!このケチ野郎!」


雅さんは顔に似合わず子供で、舌をべーっとして孝裕さんを挑発する。

孝裕さんも大変だな…なんて思ってたのに…


「ぁ゛あ゛?ケチ野郎?何処がだよ!?言ってみろ!?」

えええええ!?
孝裕さん…挑発にのっちゃった……

⏰:08/02/26 00:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#319 [氷雨]
そう思った瞬間、なんだか俺はすごく可笑しくて。


「ぷっ!!あははは!雅さんも孝裕さんも喧嘩は駄目ですようー」


俺は腹をかかえて笑った。


2人は始め、ばつの悪そうにだけど少し照れて睨みあってたけど、俺の笑い声につられて3人で大笑いした。

⏰:08/02/26 01:03 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#320 [氷雨]
―――……

「んじゃあ…陽、またな。今日はなんか…かっこわりぃところ見せて悪かったな」

俺を家まで車で送ってくれた雅さんは窓を開けて照れながらいった。


「全然!!すごく楽しかったです!」

俺はクスクス笑いながらいう。
「笑ってんな!!」

窓から手を伸ばして、俺の髪をグシャグシャにする。

⏰:08/02/26 01:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#321 [氷雨]
「ああ!もう…すぐこういう事するー…」

髪って意外と時間かかるんですよ?セットするの……


俺は髪を直しながらブツブツ呟く。


「ははは!笑った罰だ!んじゃあー恋、頑張れよ」

そういい残すと車を発車させて、すぐに見えなくなった。

⏰:08/02/26 01:11 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#322 [氷雨]
「う゛……忘れようとしてたのに……」


そう呟くと家へと回れ右して戸を開けた。


「ただいま〜〜…」

あれ?誰の返事もない…?

なんだか不安になってリビングの戸を勢い良く開ける。


リビングにも誰もいない。明かりはついてるのに…

⏰:08/02/27 01:03 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#323 [氷雨]
 

節電しろよ!!

そんな[主婦か!]というツッコミが入りそうなボケを頭の中でかましながら、周りを見渡す。


本当に誰もいない……。

ん?机に置き手紙発見!!

【陽ー!おかえりー!!ずっと待ってたのに遅いから、置いていっちゃいます!私たち3人は寿司屋へ行ってきますね。帰りは遅くなります。留守番よろしく。グッナイ】

⏰:08/02/27 01:10 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#324 [氷雨]
グッナイて……。

少し呆れながら呟く。


ん?待て!?寿司屋?

頭を巡らし、3秒後に陽は叫ぶ。


「寿司屋って俺の大好きな寿司屋【寿司】!?」

【寿司】とは寿司屋さんの名前である。

⏰:08/02/27 01:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#325 [氷雨]
陽は椅子に座ると机に倒れる。

「俺の寿司ーーー……」


悪い事は重なるといいますが、今の陽はまさにそれ。


恋は良い事、しかし、ライバルは親友。

陽はガバッと起き上がるとお風呂に向かう。

幸いお風呂は入れてあり、さっそくドボンと湯に体を沈める。

⏰:08/02/27 01:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#326 [氷雨]
「今日は早く寝る!!」

陽は逃げ出した。


今まで色恋で悩まされる事なんてなかった陽には厳しい現実。

今は考えたくない。

そう思ってしまい、お風呂からあがると、リビングの机にあったサンドイッチを口に運び、一気に食べてしまい、部屋へ駆け上った。


「ふう…う゛ーー……恋って何?」

⏰:08/02/27 01:24 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#327 [氷雨]
陽は恋の病に陥った。

しかも、初めての恋で三角関係。


良い事の後には悪い事。


「俺はどうしたら…?」

布団に潜り込むと自然と目を閉じ、陽は眠りについていた。



―――……

♪♪〜♪〜♪〜〜

⏰:08/02/27 01:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#328 [氷雨]
すみません今日はここまで
眠さMAXです

よかったら感想ください

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3244/

⏰:08/02/27 01:37 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#329 [うん]
あげちょびりんこ

⏰:08/02/27 17:22 📱:F704i 🆔:☆☆☆


#330 []
あげっ
書いて下さい

⏰:08/02/29 18:24 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#331 [氷雨]
うんさん
ぁげありがとう

さん
ありがとう今カラ更新します

⏰:08/02/29 21:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#332 [氷雨]
 
 
「ん〜〜……?携帯………」


ぐっすり眠りについていた陽は寝ぼけながらも寝たまま携帯を探す。


この音楽はメールのはず……


ぼんやりと頭で思うと、携帯であろう物体を引っ張り手に納めた。


「誰からーー……?」

⏰:08/02/29 21:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#333 [氷雨]
――[From 小宮]――

今日休みか

りっちゃんカンカンだぞ

――――――――――――――
と、いうラブメールでした。


「は…………?…ぇええ!?」

携帯の画面の右上にでているであろう小さな時計に目をやる。

―9:12―

学校は8時40分から、授業は8時50分から。


………………

⏰:08/02/29 21:41 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#334 [氷雨]
完全遅刻だ……

リビングに行くとまた昨日と一緒で紙がある。

【陽へ

起きた?おはよ♪目覚ましかけてたんだけど?起きれたー?
お母さんとお父さんは2人で久しぶりのデートを楽しみます。
今日も夜は遅くなるので晩ご飯は自分で作るか買ってね〜

いってきまーす♪】

⏰:08/02/29 21:51 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#335 [氷雨]
手紙の横には1万円が置かれていた。


晩ご飯、どんだけ食うんだよ…
なんて思ったけど、少し考える。


2人で……?

三依は??


嫌な予感がして三依の部屋までいくと戸を勢い良く開けた。

⏰:08/02/29 21:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#336 [氷雨]
そこには………


すやすや気持ち良さそうに眠っている我が妹。


「三依ーーー!!遅刻だぞー!!!!!」


俺が大きな声で叫ぶと無意識であろう足で布団を蹴り上げた。

布団が宙を一瞬、舞う。

⏰:08/02/29 21:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#337 [氷雨]
「遅刻!!!??」

三依は【遅刻】という言葉を聞くと、すぐに起きる事を最近知った。


「やばいってー…!!」

三依は洗面所まで飛んでいき、化粧等を始める。


「朝ご飯は食べる?」

俺が叫ぶと……

⏰:08/02/29 22:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#338 [氷雨]
「当然!!」

化粧の前に食べなよ…って思ったけど、たぶん混乱してるんだろな。


三依は俺の言った通り…

「あ゛!食べる前に化粧しちゃった!!」

って朝食中に叫んだ。

俺も三依も準備を済ませると、ほぼ同時くらいに家を出た。

⏰:08/02/29 22:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#339 [氷雨]
学校は違うので途中までは一緒に登校。


「うわー……やっぱり振り返るねー…」

三依が突然、呟いた。


「は………?何か辛い事があったの?」

俺は過去の心配をして三依に尋ねる。


「いやいや……つか、中身はやっぱ陽兄だね」

⏰:08/02/29 22:08 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#340 [氷雨]
「え………?」

三依を見ると、ニッと笑っていった。

「マヌケだもん」

昔の悪戯っ娘だった三依を思い出す。(今もだけど…)


「何それ……兄に向かって失礼だぞ!」

俺は昔に戻れたみたいに嬉しくて調子にのる。

⏰:08/02/29 22:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#341 [氷雨]
「ハハ…ばぁーか……んじゃね」

「うん、またね」

三依と学校の別れ道になり、暴言を吐かれながら手を振った。

――――……


「やっとついた……」

遅刻をしたので足取り重く、学校に着くと自然と呟いた。

⏰:08/02/29 22:15 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#342 [氷雨]
「お!梨本ー!!珍しいな!遅刻なんてーー…今から出席にしとくなあ」


声が響き顔を上げるとりっちゃんだった。


小宮の奴…。全然怒ってないじゃん!!


少し恨みながらも靴を履き替え教室に向かった。

⏰:08/02/29 22:18 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#343 [氷雨]
「あ…梨本君だあーー」


着いた時間はちょうど休み時間だった。

やっぱり、学校中に知れ渡ってるみたいであちこちから声が聞こえる。


はぁ……俺、目立つの苦手なのに…

若干半べそかきながら、教室の扉を開けた。

⏰:08/02/29 22:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#344 [氷雨]
「あ!陽ーー!!おーーーーはよっ」


小宮のいつもの体当たり。

よけたつもりなのに何故か腹に直撃。

「んぐっ…!!こーみーやーー…毎日…毎日、痛いんだってば!」


小宮の頭を軽く叩く。

⏰:08/02/29 22:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#345 [氷雨]
「いてっ…今日は遅刻した罰だ!!」

へっへーと笑いながらいう。


「じゃあー…昨日はなに?」

俺も負けずに言い返す。

「昨日は日曜、遊んでくれなかった罰だ!!」

⏰:08/02/29 22:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#346 [氷雨]
「え……………」


思わずいってしまった。


日曜は葉山さんと……


「ご……めん」


俺は下を向いて、何て言っていいねか、どんな顔をしたらいいのか、わからなかった。


「え…?なっ…陽!俺、気にしてないってば!!」

⏰:08/02/29 22:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#347 [氷雨]
俺の落ち込みように小宮は焦ってた。


ごめん、小宮……。

すると、誰かが近づく。


顔を上げると葉山さんだった。
また嫌な予感がする。


「陽ーおはよします!小宮…あのさ、陽は日曜、わ………」

俺は手で葉山さんの口を塞いだ。

⏰:08/02/29 22:34 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#348 [氷雨]
「え……?どうしたの…陽…」

小宮が呟く。

俺はハッとし、手を放すと葉山さんを外へと呼んだ。


―――……

「ここだったらいいかな…」

教室の少し離れた所で止まる。

「陽?どしたの……?」

⏰:08/02/29 22:37 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#349 [氷雨]
ぎゃっ!すみません
なんか【おはよします!】になってる……意味わからん…

おはよ!です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
葉山さんは少し不思議顔で微笑んでる。


「えっと……日曜、遊んだの内緒にしてもらえないかな…?」

俺は緊張して冷たい言い方をしてしまった。

⏰:08/02/29 22:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#350 [氷雨]
「えっ!?なんで…!?」


葉山さんの顔が一気に悲しみの顔に変わった。


「えっと……遊んだとかいって誤解されたら、葉山さん嫌じゃないかな?って思って……」


どういったら言いんだろう。

小宮の気持ちは絶対に言ってはダメだ。

⏰:08/02/29 22:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#351 [氷雨]
「私はいいよ……、陽と遊んで楽しかったもん、嫌じゃない」

なんでか葉山さんの瞳は濡れてた。

俺には濡れてた意味がわからなくて、ひどい事をいった。


「俺…、恥ずかしいから…」


葉山さんの瞳から涙が溢れた。

⏰:08/02/29 22:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#352 [氷雨]
「え…?はや……」

葉山さんは俺の横をそのまま通り過ぎてしまった。


「え………?なんで泣い…て」

俺は葉山さんを追おうとしたけど、足が動かなくて、涙の意味がわからなくて、ただ立ち尽くすだけだった。


それから、葉山さんは帰ってこなかった。

⏰:08/02/29 22:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#353 [氷雨]
昼を買いに行っている間に早退したみたいだった。


「陽?何かしたの…?」

小宮が不安そうに聞く。

好きな人が泣かされたら気になるよな……

けど言えない。


「いや…何もしてないよ。わかんない…」

⏰:08/02/29 22:57 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#354 [氷雨]
俺…すごい嫌な奴だ。

最低だ……。


けど……、小宮は離れていかない。

いい奴……。


けど…なんで葉山さんは泣いたの?


陽の中を色々な思いが交差する。

⏰:08/02/29 23:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#355 [氷雨]
「メールしたら?」

高槻が急に声を出す。

「へ……?メール……??」

あ……そうか。メールがある。

「そうだよ!メールで聞いたらいいじゃん!!」

小宮も賛成と手をあげた。

「ん、ちょっと聞いてみる」

携帯を取り出し文字を打つ。

⏰:08/02/29 23:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#356 [氷雨]
――【To 葉山 美咲】――

葉山さん、すみません

俺、もう1度話がしたいです
――――――――――――――

何かした?なんて無神経すぎて送れない。

俺は何をしたのか、自分で気付かないといけない。

そう思った。


横で見ていた小宮も高槻もそれでこそ男だ!なんて言いながら応援してくれる。

⏰:08/03/01 08:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#357 [氷雨]
「ありがとう。ごめんな…小宮、小宮、葉山さん好きって…」
なんだか申し訳なくて下を向く。


「は…?なーーに言ってんだ!俺はそんなに小さな男じゃないぞ!!」


小宮は両手を腰に当てて、えっへんと言った。


「背は小さいけどなあ」

⏰:08/03/01 08:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#358 [氷雨]
高槻が悪態をつくと小宮は叫びながら高槻に得意の体当たりを浴びせた。

「高槻ーーー!!」

「ちょっ………!ぃってぇぇえー……」


みごとにまた腹へ直撃。

なんで腹なんだ……

そんな疑問を残して、今日も1日が過ぎる。

⏰:08/03/01 08:56 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#359 [氷雨]
葉山さんからは…

――【From 葉山 美咲】――

わかった

私も話があるんだ…真剣な話

学校が終わるくらいに校門にいるね
――――――――――――――
明らかにいつもより元気がないメールだった。


俺のせいだ……。


放課後になり校門を見ると人影が見えた。

⏰:08/03/01 09:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#360 [氷雨]
「俺、行ってくる!!」


俺は小宮と高槻に言うと走りだした。

「「おう!頑張れよーー」」

2人の勇気のでる言葉を背に階段を駆け下りた。


―――……

校門近くまで行くと葉山さんはいつものように笑って手を振ってた。

⏰:08/03/01 09:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#361 [氷雨]
「葉山さ…………」


「陽君!!」


俺の足が止まる。
目の前には北原 愛美。


顔を真っ赤にしてふわふわのマフラーを首に巻いて、ちょこんと立っていた。


「え……?北原さん?どうしたの?」

⏰:08/03/01 09:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#362 [氷雨]
俺は北原さんがなんでいるのかわからなくて、混乱した。

「だって…陽君、メール苦手っぽいな…って思って会いに来たの」


愛美はふんわりと笑うと、陽にぴったりくっつく。


「へへ……」

可愛らしく笑ってくれるんだけど、葉山さんが目の前なのに…
俺は残酷にもそんな事を思ってしまった。

⏰:08/03/01 09:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#363 [氷雨]
「は……る…、…もう彼女…でき……た…んだ…」


葉山さんの途切れ途切れに聞こえた声にハッと顔をあげる。

さっきの笑顔は大粒の涙に変わっていた。


「私……ツ…ラい……よ…」

葉山さんは走り出して、学校から遠ざかる。

「葉山さん!!」

⏰:08/03/01 09:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#364 [氷雨]
今度は足が動く。

けど…

「ごめん!北原さん!離して……」


北原さんの腕が離れない。


「嫌っ…!陽君は私のなの!!」

女の子の手を払いのけるなんてできない。

⏰:08/03/01 09:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#365 [氷雨]
俺は北原さんの方を向き直すと、こういった。


「ごめんな……、大切な人なんだ。行かせて……?」

今度は北原さんの目から涙が零れた。


「私は陽君が好き!!愛してる!絶対に諦めない……」


北原さんは手を離してくれた。
「ありがとう」

⏰:08/03/01 09:23 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#366 [氷雨]
俺は極上の笑顔を北原さんに贈ると葉山さんを追った。


―――……


「ふっ……ンっ………」

美咲は声を抑える。

こんなに泣いたの久しぶりだ。

けど…陽は追ってこない。

あの子と今ごろ、楽しくやってたりして…

⏰:08/03/01 09:26 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#367 [氷雨]
そう思うとまた涙が溢れた。


「陽…………ふッ…ヒック…」

涙は泣いても泣いても止まらない。


陽には彼女ができてた。


「はは……いつの間に……」

美咲は言いながら下を向く。

⏰:08/03/01 09:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#368 [氷雨]
「見つけた……ハァハァ…」


陽が美咲の手を掴む。


「は…る……?どうしたの……?彼女は…?」

美咲は嬉しくて嬉しくてまた涙が溢れた。


「葉山さんと話したかったから……」

陽は彼女じゃないと否定しなかった…。

やっぱり彼女なの……?

⏰:08/03/01 09:33 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#369 [氷雨]
「陽……、私ね……」


そういうと陽は私を抱きしめた。


「なんで泣いてるの…?俺…心が痛いよ……、とにかく店、入ろ?」


陽は私の手を引いて、喫茶店へと連れていってくれた。

⏰:08/03/01 09:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#370 []
更新されてるっ
あーげえ

⏰:08/03/02 02:51 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#371 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/03/02 07:09 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#372 [我輩は匿名である]
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400

⏰:08/03/02 07:17 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#373 [氷雨]
さん
ぃつもアリガトウ

我輩さん
ァンカーアリガトウ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――……

「葉山さん…?何か飲む…?」

いつもと違う雰囲気の葉山さんに俺は戸惑いながら話しかける。

葉山さんの瞳から涙はなくなっていたけれど、表情が泣いている。

⏰:08/03/02 15:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#374 [氷雨]
「紅茶………」

葉山さんはそう呟いた。

上の空というか、心のない返事だった。


「紅茶ですね……、すみませーん」


俺は自分のミックスジュースと葉山さんの紅茶を頼んだ。


葉山さんの方を向くと、下を向いて伏せていた。

⏰:08/03/02 15:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#375 [氷雨]
「えっと……、すみません」

俺はなぜか謝ってしまった。

ひどいことを言ったこと、呼び出しておいて不可抗力だったが違う子といたこと。


色々なことを……


「なんで…陽が謝…るの?」

葉山さんは今まで聞いた事のない冷たい声でいった。

⏰:08/03/02 16:05 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#376 [氷雨]
「え………?」

俺はビックリして下げていた顔を上げた。


「陽があの子の事で謝る事ないじゃん!私が邪魔しちゃっただけでしょ?」

泣き声の入り混じった怒りの声

「あの子って北原さんの事ですか……?」

⏰:08/03/02 17:53 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#377 [まな]
おもしろいですイ

更新がんばってくださいe

⏰:08/03/02 18:59 📱:W52S 🆔:☆☆☆


#378 [氷雨]
俺は葉山さんの言っている事がわからなかった。


どうして今、北原さんがでてくるんだろう…?

ただ、そう思った。


「小さくて可愛い子だったね…」

冷たい声で葉山さんは呟いた。

「葉…山……さん?」

⏰:08/03/02 19:11 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#379 [氷雨]
まなさん
アリガトウがんばります
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄俺は本当に戸惑い言葉に迷う。

何を言ったらいい?

何で怒ってるの?

何で泣いてた?


「陽は……あの子が好きなんでしょ?」

⏰:08/03/02 19:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#380 [氷雨]
…………………


葉山さんの言葉を聞いて固まった。


頭がついていかない……

「え…………なん…て…?」


言葉もついていかないくらいに俺は驚いてた。


「好きなの…?って……」

⏰:08/03/02 20:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#381 [氷雨]
葉山さんは不安そうに俺に尋ねる。


今にも泣きそうな程、瞳をうるつかせている。


「好きっていうのは………どういう……」


俺はまだ意味が理解できずにあやふやに答える。

⏰:08/03/02 23:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#382 []
あーげっ
がむばって

⏰:08/03/04 20:18 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#383 [南雲]
>>299-400

⏰:08/03/06 09:09 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#384 [は]
あげ☆

⏰:08/03/11 00:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#385 [ケケ]
あげイイ
がむばってぇ

⏰:08/03/12 21:58 📱:W52SA 🆔:☆☆☆


#386 [我輩は匿名である]
書かないんですかッ
待ってるので書いて下さい
頑張って

⏰:08/03/14 07:07 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#387 [ごめんなさい]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/03/17 11:22 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#388 [氷雨]
みなさんすみません今カラ更新します

⏰:08/03/17 19:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#389 [氷雨]
葉山さんは一瞬不思議な顔をした。

「付き合ってるんでしょ…?」

葉山さんは振り絞るように言った。

俺はその言葉を聞いてまた固まりすぐに我に返ると言った。


「付き合ってないですよ!!」
思わず出した事ないような大きな声がで、自分でビックリした。

⏰:08/03/17 20:09 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#390 [氷雨]
ハッとして葉山さんの顔を見る。


「は…やまさん……?」

今度は葉山さんが固まっている。

何かを考えているみたいな…

何秒かたちやっと葉山さんが言った。

「え………?」

そう言っただけで顔を手で覆い隠してしまった。

⏰:08/03/17 20:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#391 [氷雨]
「葉山さん?どうしたんですか……?」


俺は訳が分からなくて、尋ねる。

けれど、ちょうど注文が届いて聞きそびれてしまった。


葉山さんは顔から手を放し、紅茶を口に運ぶ。

俺は答えを聞きたくてそわそわしてた。

⏰:08/03/17 21:20 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#392 [氷雨]
「陽?飲まないの…?」

何もなかったかのように優しく微笑んだ。


「あ……飲みます…」

俺は頼んでいたコーラを口にした。


「ここの紅茶すごく美味しい!また来ようね」

葉山さんは機嫌上々で嬉しそうに言った。

⏰:08/03/17 21:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#393 []
あーげっ

⏰:08/03/18 17:53 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#394 [氷雨]
さん
いつもァリガトー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「そ…うですね…、また来ましょう」


俺も微笑み返した。

葉山さんは俺の笑顔を見て、さっきよりも嬉しそうに笑った。
そして…


「へへへ……」

と、時々<にやつく>といって程に微笑む。

⏰:08/03/20 14:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#395 [氷雨]
「えっと……、…あの……1つ聞いてもいいですか…?」


俺は意を決して葉山さんに尋ねる事にした。

葉山さんはキョトンと俺を見ると「何…?」と答えた。


「えっとーー……なんで嬉しそうなんですか…?」


幸せそうに微笑んでいるのはいいんですが…

さっきまで泣いてましたよね…?

⏰:08/03/20 14:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#396 [氷雨]
…………………


女の子って…わかんない…


俺が考えていると葉山さんが話し始めた。


「あ…のね………、言わなきゃダメ………?」


葉山さんは途切れ途切れに下を向いて言う。

⏰:08/03/20 14:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#397 [氷雨]
「へ………?気になってはいるんですけど…無理にとは…」


俺は遠慮がちに言って、残念そうに笑った。

葉山さんも何故か残念そうに笑っていた。


「陽……?あのね…私、嬉しかったから嬉しそうにしてたの」
俺はまたまた意味がわからなくてハテナ顔になる。

⏰:08/03/20 14:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#398 [氷雨]
「陽ーー!変な顔してるよ!」

葉山さんは笑うと俺の両頬をビミョーと伸ばした。


「はにふるんですか…?」

されるがままに喋ると変な声になり、葉山さんは笑い出した。

「ははは、陽…時が来たら、また言うね?」

⏰:08/03/20 15:06 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#399 [氷雨]
有無を言わせない笑顔で言われ俺は頷くしかなかった。


「さっ…帰る?」

葉山さんは紅茶を飲み干すと椅子から立った。


「あ…はい!!」

俺も急いで立つとレジへと向かい会計を済ませた。

⏰:08/03/20 15:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#400 [まリな]
頑張ってください(^o^)x

⏰:08/03/20 16:21 📱:W51H 🆔:☆☆☆


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