☆ヒカリ☆BLです
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#401 [YOU]
午前中のぎこちなさが嘘のように普通に戻っていたので、かなり安心した。



『お腹空いたでしょ?』

帰ってきて、温かい食事をとるなんて…これほどの幸せはない。
ここ最近は毎日のように夜食を作って待っていてくれる。


ここへ越してきて、外出してないな…
明日は休みだし、どこか連れて行ってやるか。



ずっとマンションに閉じ込めるのも可哀想だ。

⏰:08/06/24 01:16 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#402 [YOU]
キッチンで料理を温めてくれてる後ろ姿をみつめながら問いかけた。



『凛?どこか行きたい所ないか?』


一瞬動きが止まり、首を傾けて考え込んでいる様子だ。
結局何も話さずに、料理をトレーに乗せてこちらに向かってくる。



心なしか、顔が赤いような気がするが大丈夫か?

一体、何を考えてるんだろう…

⏰:08/06/24 01:21 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#403 [YOU]
テーブルに料理を置いてくれて、トレーを持って立ち尽くしている。



『凛…?』



『ロクさんと一緒ならどこでもいいよ…』


こいつ…何て事を言ってくれるんだ?
自然と俺の顔も熱くなってきた。




『買い物でも行ってみるか?』

⏰:08/06/24 01:26 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#404 [YOU]
必死に平静を保つために言ったのに…
凛は嬉しそうに満面ね笑みでフワッと笑う。


『うん』



『早く寝ろよ、置いていくぞ』


焦ってエプロンを外して寝る準備を始めた。
単純で一生懸命な所も微笑ましくなる…




『わかった!!おやすみロクさん』

⏰:08/06/24 01:30 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#405 [YOU]
部屋に入るのを見送り、夜食を食べて俺もすぐ眠りについた。









いつも、朝は静かだ。だけど今日だけは違う…
やたらと騒がしい。


俺は朝が弱い…
体を起こして、リビングの方に意識を集中させてみた。



また凛と雪だ…

⏰:08/06/24 01:35 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#406 [YOU]
どうしてこいつらは朝からこんなにテンションが高いんだろうか…


ある意味羨ましい。
カーテンをあけて着替えをしながらも2人の話を聞いてみる。



どうやら、今日の予定を雪と話しているらしい。


『良かったね〜!!ラブラブ?』



『やめてよ!!起きちゃうじゃん』

⏰:08/06/24 01:38 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#407 [YOU]
『お兄ちゃんの事…本当に好きなのねぇ』



『雪ちゃん!!』



うるさい…こいつら。
部屋からリビングへ出ると一気に静かになった。

凛の顔を見てみると、また泣きそうになって…
雪の奴、最近特に思うけどS度増してないか?



でも、この2人本当に良いコンビだ。
見てるだけで面白い。

⏰:08/06/25 23:25 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#408 [YOU]
顔を洗いコーヒーを持ってテーブルに座った。
2人はまだコソコソ話している。


一体何を話してるんだ?まぁ…いいが腹が減った。



『凛、何かある?』


『あっ!ごめんね、すぐ作る』



キッチンへ行き、手際よく作り出した。
俺は新聞を読み、雪はコロンを抱っこして静かに何かを見ている。

⏰:08/06/25 23:30 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#409 [YOU]
『先にこれ食べてて』



小皿に盛りつけられたサラダを出してくれた。
当たり前の用に食べ出した途端に、予想もしない言葉が聞こえた。



『新婚さんみたい…』




―――…ガシャン!!


『何を言ってる、早く仕事の準備したらどうだ』

⏰:08/06/25 23:33 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#410 [YOU]
『今日は私休みなの、留守番しますよ、新婚さん』



『雪ちゃん!!』


それだけ言って、雪はコロンの散歩へ行った。
凛は料理を作る手を止めて、立ち尽くしている。


『気にするな、凛』



『………うん』

⏰:08/06/25 23:36 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#411 [我輩は匿名である]
ガンバ
応援してマス

⏰:08/06/26 00:36 📱:P905i 🆔:4XKLvGbY


#412 [我が輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:08/06/27 20:27 📱:D704i 🆔:qNIq7JvA


#413 [YOU]
我輩は匿名さん感想板にてコメントしてます☆

―――――――――――
朝食を3人でとった後、雪に見送られ俺たちは出かけた。
車を発車させてしばらく凛は無言のまま座っていた。




『何か欲しい物あるか?』



『ううん…大丈夫』


基本的に催促する奴じゃないしな…

⏰:08/06/28 23:37 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#414 [YOU]
また会話が途切れた。
でも、俺だけかもしれないが、無言のままでも嫌な感じではない…



凛は窓から外を眺めていた。
いろんな風景を見て、少しでも何か思い出してくれたらいいが…


しばらく車を走らせていたら、目的地に着いた。車を停めて歩いて買い物へ向かった。



俺の隣で瞳をキラキラさせながら色んな店を見ている。

⏰:08/06/28 23:42 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#415 [YOU]
店に入って手に取るが、何も買おうとしない…外で待っていた俺は店の中に入り、凛の手に取った物を買っていった。



『ロクさん!やめてよ、僕いらないから…』


遠慮する凛をよそに、俺は支払いを済ませて店を出た。



洋服をある程度買ったのはいいが…
洋服より多く買っただろう物がある。

⏰:08/06/28 23:47 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#416 [YOU]
小物だ…ガラスで出来た繊細な細工されてある置物。


昔からこんなの好きだったか?
6年の間で好きな物もかわったんだな…凛らしい。



次に入った店で雪とコロンのお土産を買ったりしている。選んでいる横顔が楽しんでるみたいで良かった。


『荷物…持つよ』



『いーよ、行きたい所に入れよ』

⏰:08/06/28 23:51 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#417 [YOU]
急に凛の表情が曇ってきた。どうしたんだ?



『……やっぱり働くよ、買って貰ってばかりだし』


また言い出した。こんな所は全く変わってないのはいいが、もう少し俺に甘えて欲しい。



『ちゃんと働いてるだろ家で、掃除、洗濯、食事まで…』


それでも表情は全く晴れる様子はない。

⏰:08/06/28 23:55 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#418 [YOU]
『だって…それは仕事じゃないよ』



『お前は、俺の側にいるだけでいいよ』




『ロク……さ…ん』


歩くのをやめて俺の事を見る。
公衆の面前で凛は顔を赤く染めていて…
キスしたい衝動になったが、必死に我慢した。



『行こ、まだまだ買うぞ』

⏰:08/06/28 23:59 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#419 [YOU]
本当は…凛を誰にも見せたくない。
でも、見せつけたい気持ちもあるのは確かだ。


もし…凛が働き出して、他の誰かを好きになってしまったら?



情けない話だが、最近はそんな不安が日々増していく。


凛…頼むから俺から離れて行かないでくれ。

もし、お前とまた離れてしまったら、間違いなく一生立ち直れないだろう…

⏰:08/06/29 00:03 📱:F905i 🆔:gloMJSRQ


#420 [YOU]
こんな俺の心模様を全くしらない凛が明るい表情で手を振ってくる。



『ロクさん!!来て、似合いそうなアクセサリーがあるよ』


優しく微笑む凛に少し心が和んだ…。
呼ばれて中へ入ってみると店内はお洒落な装飾がされている所だった。


嫌いじゃないな…


俺の店もインテリアや壁紙、至る物にに気を使っている。
最近はショップもこんな感じなのかと関心していた。

⏰:08/07/02 22:27 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#421 [YOU]
『これ…似合うよ』



凛が手に取って見せてくれたのはネックレスだった。
トップはクロスで中心にはオニキスの石が入っていて中々いいセンスだ。


いや、俺の事はどうでもいんだ。


『お前も何か選べよ』



『いーよ…だってさ』

⏰:08/07/02 22:30 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#422 [YOU]
顔を近付けて耳元で囁いてきた。


『ここ、高いよ…』



何を小声で話してくるかと思ったら、そんな事で…
おかしくてつい笑ってしまった。



『何が!!また…そうやって笑う!』



『俺が選ぶよ、ちょっと待ってろ』

⏰:08/07/02 22:34 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#423 [YOU]
口を膨らませながら店のソファに座った。
その横に荷物を置いて、店内を物色しだした。



ショーケースを見ていると、凛には全てゴツいアクセサリーばかりだった。

店の全体を見渡し、諦めかけた矢先に一番奥の小さなガラスケースに、ピンクゴールドで華奢なリングが目に入った。



凛の白い肌につけたら絶対に似合うだろうな…
そんな妄想をしながらもある疑問が浮上した。

⏰:08/07/02 22:39 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#424 [YOU]
指のサイズ…何号だ?



振り返り凛を見ていると、疲れたのだろう、ソファにもたれて、意識が遠のいてる様子だった。




サイズが合えばこれにしよう。


店員に指のサイズを計りに行ってもらった。
本人は何をされているか全くわからず唖然と俺を見るばかりだった。


吹き出しそうだった俺は、口に手を当て見守っていた。

⏰:08/07/02 22:43 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#425 [YOU]
リングと指のサイズはピッタリだった。
すぐにラッピングしてもらい店を出た。



『あのネックレス買ったの?』


『違う…ほら、大切にしろよ』



手の平に小さな箱を渡すと眉間に皺を寄せて箱を振り出した。



『買わなくて良かったのに、どうして買うんだよー』

⏰:08/07/02 22:48 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#426 [YOU]
言ってる事とは裏腹に、歩きながらもラッピングを開けていく。


小さなボックスを開けた瞬間ピタッと立ち止まり動かなくなった。




『………これっ…』



『お気に召しませんか?』


下を向いたまま何も言わない。
もしかしたら、本当に気に入ってなかったのかも?と心配になった俺は覗き込んでみた。

⏰:08/07/02 22:53 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#427 [YOU]
顔を見てみると、瞳には涙が溜まっていた。



やばい…と思った俺は路地裏に連れ込んだ。


『どうした、何で泣くんだよ…笑ってくれ凛』




『だ…って……嬉しくて…』


胸に握りしめていたボックスを取り、リングを手に取って左手の薬指にはめた。

⏰:08/07/02 22:56 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#428 [YOU]
『よく似合ってるよ…』


額にキスを一つ落とした。
こんな路地裏で渡すなんて酷い男と言われるかもしれない…



一秒でも早く、俺の証をつけて欲しかった。



『ロク…キス……していい?』


突然の申し出に驚いたが、嬉しい。

⏰:08/07/02 23:07 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#429 [YOU]
『いい加減…さん付けやめろよ』



『ロク…ありがとう』


俺の両腕をしっかり持って背伸びをしてきた。



凛からのキスは…俺の心を一気に温かくしてくれた。

でも…こんな触れるだけのキスじゃ足りない。
腰を抱き寄せ、顎を上に向かせ…




深くて…熱いキスをした

⏰:08/07/02 23:17 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#430 [YOU]
『んン…ァ…ロク』



お互いに目が合って笑う。もう一度唇に軽くキスをした…


『食事どうする?』



『帰って作るよ、だって今日は記念日だよ!』


左手をゆっくり挙げて指輪を見せてくる。


その凛の幸せそうな表情…俺は一生忘れない。

⏰:08/07/02 23:21 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#431 [YOU]
『こんな路地裏で結婚式か?』


申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もっと、雰囲気のある場所で指輪を渡したかった。



『ロクとなら…ドブの中でもいいよ』


俺の胸は締め付けられた。愛しくて…愛しくて…切ない。




荷物を持って路地裏から表通りに出て歩き始めた。

⏰:08/07/02 23:36 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#432 [さび]






⏰:08/07/02 23:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#433 [YOU]
『凛!!』



2人して振り返ると、全く知らない男が息を切らせて立っていた。


しかも…馴れ馴れしく呼び捨てなんかしやがって誰だこいつ。



『えっと…すみませんが、どちら様ですか?』



『何言ってるんですか!?涼ですよ!!小倉 涼!!』

⏰:08/07/03 22:42 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#434 [YOU]
――小倉 涼?


考え込んでいると、隣で小倉とか言う男が凛に必死の形相で訴えかけていた。



『おい、こいつ記憶なくして本当に分からないんだ』




立ち話もなんだから3人で近くのカフェに入った。

⏰:08/07/03 22:55 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#435 [YOU]
凛の表情は曇っていた…テーブルのしたから弱々しく手を握ってきたので、強く握り返した。



お互いに目が合って、俺は頷き微笑んだ。




前に座っている男は、俺の知らない凛を知っている。



呼び捨てにするぐらいだ、親しかったのは間違いないだろう…

⏰:08/07/03 22:58 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#436 [YOU]
話を聞くとこの男は凛の会社の同期で親しかったらしい。
こいつがヤクザの息子と知っていても普通に接していたと…



そこまでは良かった…


『小倉君だっけ?凛とはどういった関係だったんだ?』



大人気なく俺はこの事が聞きたくて仕方なかった。もし、凛がこの男を愛していたら…



俺より…この男を…

⏰:08/07/04 23:52 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#437 [YOU]
『付き合ってました』



真っ直ぐな瞳で俺の目を見てきた。


嘘だろ…?この男と凛が付き合ってたとでも言うのか!?



確かに、姿をくらませた俺が100%悪いのは分かる、正面切って言われてみるとショックは大きい。




『嘘だ!!』

⏰:08/07/04 23:55 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#438 [YOU]
『凛?』



『凛!!本当です!!信じてください、嘘なんかじゃない!』


男も必死に訴えてる。こいつも…凛に相当惚れ込んでいたんだと…



『この人、絶対嘘ついてるよ!ロクもう帰ろう』

突然立ち上がり荷物をまとめて逃げ出すように歩き出した。
何か思い出したのか?その質問をする間もないぐらいの急ぎようだ。

⏰:08/07/05 00:00 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#439 [YOU]
俺も立ち上がり、急いで後を追いかけようとしたが、目の前には絶望感を漂わせた男がいる。



こいつには改めて話を聞かなくては…
名刺を一枚取りだし、テーブルの上に置いた。




『小倉君、これ俺の連絡先だ、また連絡してくれ話を聞きたい』


それだけ言って、凛を追いかけた。

⏰:08/07/05 00:04 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#440 [YOU]
『海堂 ロク…って、凛の好きな人だ…』










『凛、待てよ』



腕を引っ張りやっと止めた。
急にどうしたんだ?何かを思い出した?表情を見るとすごく怒ってるみたいだ。

⏰:08/07/07 23:22 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#441 [YOU]
『どうした、そんな怖い顔して』



ゆっくり歩きながらしばらく凛は黙っていた。



『なんだか…わかんないけど…あの人の嫌いだ』

何かを思い出したわけではないらしい…
記憶はなくても拒否するって事は、よっぽどの事をされたのかもしれないな…

⏰:08/07/07 23:25 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#442 [YOU]
もしかして…あいつに何かされたのか!?

そう考えるともの凄くイライラしてきた。
車中でお互い無言だった。




多分…お互い同じ事を考えているんだろう。
マンションのエレベーターの中でも言葉を交わす事はなかった。


今日の外出は失敗したかな…
申し訳ない気分になったが、俺にとっては収穫だ。

⏰:08/07/07 23:29 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#443 [YOU]
凛の過去を知っている…ただそれだけだが、凛との関係が一番気になる。


いつかまたあの男とは出会うと確信した俺は、意識を凛に戻した。


家に帰り着き、部屋で着替えを済ませてリビングへ出てみると凛はキッチンに立っていた。



『お腹空いた?今日は食べきれない位作るから、ちょっと待っててね』

⏰:08/07/07 23:34 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#444 [YOU]
凛に笑顔が戻っていた。良かった…
ソファに座ってテレビを観ていた。



凛が眠ったら徠に会いに行こう。
何かを知っているはずだ。


しばらくして声が掛かってテーブルを見ると山のようなご馳走が並んでいた。



『ロク、全部食べてね』

⏰:08/07/07 23:37 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#445 [YOU]
そんな可愛い顔で言うな、と言いたい所だったが一生懸命作ってくれた思いが嬉しくて…ついつい抱きしめてしまった。



『ロク!!』



『ありがとう…』


耳元で囁いただけで真っ赤になっていた。
幸せを感じた、本当に…


ワインで乾杯をして、2人だけのささやかなお祝いが始まった。

⏰:08/07/07 23:42 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#446 [YOU]
食事は本当に豪勢で美味しかった。



『旨かったよ、また腕あげたな』



『本当に?良かった』


片づけを一緒にやり、ワインとグラスを持ってソファに2人座り、飲みだした。



乾杯をしてテレビを観てたわいない話をしていた。

⏰:08/07/14 23:12 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#447 [YOU]
ただ…昨日と少し違うのは、凛との距離。
べったりとお互いに体を寄り添っていた事…。



何かの不安から逃れるように。



『ロク?』



『んー?』


俺はテレビを観ながら返事をした。
しばらくの沈黙があったがあまり気にせず酒を飲んで話し始めるのを待っていた。

⏰:08/07/14 23:15 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#448 [YOU]
『もし…僕の記憶が戻ったとしても…そばにいてくれる?』



テレビから目線を凛に向けた。
また何を言い出すかと思えば…



『もし…今日の男の人と…僕が…付き合っていたとしても…嫌いにならないって約束…してくれる?』


お互い視線を合わせたまま、今度は凛が俺の返事を待っている。

⏰:08/07/14 23:18 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#449 [YOU]
『もし…お前の記憶が戻って、今日の男の方が俺より愛しているなら…あいつの元に戻ればいい』

『……………』



凛の顔が次第に歪んでいく…
酷い事を言っているのはわかっている。
でも、きちんと伝えなければ…




凛には…幸せになってほしい。


『その時は…心から祝福するよ』

⏰:08/07/15 23:38 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#450 [YOU]
『…ロクッ……やだ…』


一体俺は何を言っているんだ?
一番離れたくないのは俺なのに…。


『今は…今だけは、俺だけの凛で居てくれ』



ソファでお互い向き合い話していた。
両手で涙で濡れた頬を包み込んだ。


こんなに愛しくて…誰にも渡したくないのに…

⏰:08/07/15 23:43 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


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