○アダムの唄○
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#302 [渚坂さいめ]
「で、親方!!何をしたらいいか教えてくれ」
「うむ……。まず央里殿の才である『運命を変える才』について知識を深めとかなければならないな」
「知識もなにも……。俺の才はイヴっていう何かが無いと使えないって事だろ?」
:09/03/30 22:58
:F905i
:1TN7Tc2k
#303 [渚坂さいめ]
「その認識こそが間違いだ。
央里殿は知らず知らずのうちに、その強大な才の力を発揮しておるぞ。
その証拠に央里殿は戦闘において素人なのにも関わらず、数々の戦闘をくぐり抜け、今生きておるではないか」
「あ……!!」
この一ヶ月、確かに央里は数多くの修羅場を経験し、そのたび相手を打ち負かし生き延びてきた。
:09/03/30 22:59
:F905i
:1TN7Tc2k
#304 [渚坂さいめ]
マサムネの言うとおり、央里は自分の『ここで死ぬ』『大怪我をする』といった運命のサイクルを自身の才でもってねじ曲げてきたのだった。
「央里殿は才を全く使えない、ということじゃない。
そう、世界の運命を変えるほどの強大な力は『イヴ』という制御がないと使えないだけなんじゃ」
「と言うことは、この力を利用すれば……」
:09/03/30 22:59
:F905i
:1TN7Tc2k
#305 [渚坂さいめ]
「その通り。
そこでだ、儂はこんなモノは嫌いなんだが……央里殿にはちょうどよいだろう」
マサムネは着物の内側からあるモノを取り出し央里に渡した。
鬱蒼と生い茂る木々の隙間から漏れる僅かな光を身にまとい、その黒い拳銃は姿を露わにした。
:09/03/30 23:00
:F905i
:1TN7Tc2k
#306 [渚坂さいめ]
「ちょ、これって!?」
「案ずるな。
エアガンとかいう偽物だ。本物ではない」
これが、里が自身の才を生かした、自分だけの武器に出会った瞬間だった。
:09/03/30 23:00
:F905i
:1TN7Tc2k
#307 [渚坂さいめ]
「いいか、央里殿の才は『運命を変える』ものだ。
だからその力でもって、この弾丸の軌道をねじ曲げるのだ。
外れることのない弾丸なんて最強すぎると思わないか?」
マサムネはニヤリと笑みをこぼした。
確かに弾丸の『直線に進む』と言う不変の運命を意のままに変える訳なのだから最強には間違いない。
:09/03/30 23:01
:F905i
:1TN7Tc2k
#308 [渚坂さいめ]
:09/03/30 23:03
:F905i
:1TN7Tc2k
#309 [渚坂]
「最強、ですね……」
つられて央里も笑みをこぼした。『最強』その言葉が彼の中にあった不安をもみ消し、逆に彼の切れ長の目の中に確かな焔を灯した。
「さて、意のままに弾丸を操るのだから相当な集中力が必要となるだろう。今からはひたすら集中力を上げるための修行をするぞ」
「……オッス!!」
―――――――…………
―――――………
:09/05/25 20:08
:F905i
:Kt2brzEY
#310 [渚坂]
「というわけで、俺はこの数週間ずっと修行を重ねてきたってわけだよ」
自慢げに目を細ませる央里。その隣で傳は静かに話を聞いていた。
「弾丸の軌道を変える……。
なるほど、だから三人いっぺんに倒すことができたのか……」
ぶつぶつと独り言のように傳は央里の言ったことを反復した。そう、まるであり得ない現実を自分に納得させるように。
:09/05/25 20:09
:F905i
:Kt2brzEY
#311 [渚坂]
「まぁ、修行の成果は見ての通りさ。
だからネイクの誘いに乗ってやろーぜ。いつまでもここにいるわけにはいかないだろ?」
「っそうだけど、あれはあからさまに罠だよ……」
「傳はビビりすぎなんだって!!」
:09/05/25 20:09
:F905i
:Kt2brzEY
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