漆黒の夜に君と。[BL]
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#188 [ちか]
「んっ‥ハァッ!!いた‥ぁ‥ッぃ..ッ!!」
あまりの痛さに俺の瞳(メ)からは自然に涙が零れた。
全身が燃えるように熱い。
俺は耐えるようにベッドのシーツを握りしめた。
:09/02/07 22:34 :P906i :HBpMrMsU
#189 [ちか]
「冥‥泣かないで。もう少しだから・・――」
そう言って恭弥は俺の涙を優しく拭った。
痛さのあまり声が出せない俺は小さく頷いた。
「ん・・っあッ‥!!ハァッ・・//」
痛みも徐々に和らいだ瞬間、それと入れ代わるように快楽が俺を襲った。
:09/02/07 22:39 :P906i :HBpMrMsU
#190 [ちか]
「ンんぁ‥―ッ//あ‥ッひゃあ!!///」
ある一定の部分に恭弥のモノが当たった時、俺は情けない声を部屋中に響かせた。
「ここが気持ちいいんだ?」
その瞬間、恭弥は連続的にそこを突いた。
「ひゃッあッ・・んぁ//!!!」
突かれる度にその声は大きさを増してゆく。
恭弥の気持ちのよさそうな吐息と声が俺の耳に届いた。
:09/02/07 22:45 :P906i :HBpMrMsU
#191 [我輩は匿名である]
:09/02/07 22:49 :W61P :Mw4xHTo.
#192 [ちか]
「だ・・めっ・・あぁッ―!!」
一番強く突かれた瞬間、快楽の波が俺を襲って2回目の頂点に達した。
体内にドクドクと何かが入ってきたのが分かった。
きっとこれはさっき俺が出した液体と同じ・・
息遣いの荒らさから恭弥も頂点に達したことに気づいた。
:09/02/07 22:50 :P906i :HBpMrMsU
#193 [ちか]
「ハァッ‥―ハァッ‥―」
息をするのがやっとだった。
「ごめんね、冥。」
恭弥は少し申し訳なさそうに俺の隣で呟いた。
「‥‥?」
その言葉の意味がいまいち分からなくて、どうして?と言うような顔で俺は恭弥を見つめた。
それを察したかのように、
「泣かせるつもりはなかったんだ‥。ごめん。」
と俺を抱き締めた。
:09/02/07 22:55 :P906i :HBpMrMsU
#194 [ちか]
「べ‥べつに泣い‥てないし・・//大丈夫だから//」
強がって嘘をつく俺を恭弥は優しい笑顔で、「ウソつき」と囁いた。
「嘘じゃな・・//」
抱き締められながら目を瞑ると、急に睡魔が襲ってきた。
「ス―‥ス―‥」
寝息をたてて眠る俺の髪を、クスッと笑って優しく撫でた。
:09/02/07 23:03 :P906i :HBpMrMsU
#195 [ちか]
夢におちるように、
俺はきみにおちていく。
優しくて意地悪な、
漆黒のきみに‥‥―――
― 第一話 e n d ―
:09/02/07 23:06 :P906i :HBpMrMsU
#196 [ちか]
:09/02/07 23:13 :P906i :HBpMrMsU
#197 [我輩は匿名である]
第2話楽しみにしています
:09/02/07 23:21 :F703i :akYlTQ8g
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