俺が一番と思った女2
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#600 [しゅん]
「まだ点滴するん?」

未来に聞いたつもりやったんに、看護師さんが答えた。

{物が食べれんけね〜点滴はずっとしとかんと。こっからしか栄養取れんけね。
でも、血管が細いけ大変なんよ〜}

『だけ、こんなん青じみだらけなん〜〜汚いやろ〜』

{色が白いけ余計に目立つもんね…ごめんね}

⏰:08/10/21 18:10 📱:PC 🆔:1xobuE9E


#601 [しゅん]
『看護師さんが謝ることやないもん〜〜!!あたしのへたれ血管が悪い』

{そんなん言わんの!}

『だって〜〜しゅんとかめっちゃ血管見えてるやん?ふつーにしとってコレやもんね』

{男の人は出やすいんよ!}

『しゅんのは、出とる上に血管も太そーー』

⏰:08/10/21 18:10 📱:PC 🆔:1xobuE9E


#602 [しゅん]
俺の手に浮き出ている血管を触りながら未来は話す。
初めて未来に触れられて何かドキっとした。
それだけ時間が経ったっちことか…。

看護師さんと未来の会話を聞くと、なぜか涙が溢れそうになった。
少しだけ大人びたように感じる未来。

でも、全然変わってない。

俺が好きやった未来のまんまや。

⏰:08/10/21 18:10 📱:PC 🆔:1xobuE9E


#603 [しゅん]
『しゅん聞いとん?』

その言葉で我に返った。

「聞いとーし!!」

『うそやん!ぼーっちしとったくせに』

{2人とも、仲良しやね〜絶対付き合いよるっち思ったのに}

「いやいや、ねぇっすね!」

⏰:08/10/21 18:11 📱:PC 🆔:1xobuE9E


#604 [しゅん]
色々話した後、看護師さんから手術の日を知らされていた。

手術は5日後。

それを聞いた未来は一気に元気が無くなった。
やっぱ不安なのか…

看護師さんが部屋から出ていき、また2人になる。

⏰:08/10/21 18:12 📱:PC 🆔:1xobuE9E


#605 [我輩は匿名である]
主さん実は女の子ですか


表現が女の目線のような気が・・・・


違いますかね

⏰:08/10/22 00:13 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#606 [しゅん]
605さん
おおっと^^;
実は…女〜〜〜っちありえん!!
俺、男っすけど…
女っぽいんかね??
めっちゃ男やけど!!!!笑
何か若干ショックやわぁ…

⏰:08/10/22 09:36 📱:PC 🆔:omHd/iUc


#607 [まあ]
毎日この小説みるの
すごく楽しみに
しています(∩∀`*)
小説書くのすごい
大変やと思うけど
応援してるんで
更新頑張ってください♪♪

⏰:08/10/22 11:17 📱:W61PT 🆔:FlKHHR2E


#608 [我輩は匿名である]
男でしたか
女の子っぽい感じがしたんですよごめんなさい
怒りました

⏰:08/10/22 15:20 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#609 [まあ]
あげますa(、―`)p

⏰:08/10/26 10:52 📱:W61PT 🆔:Bi4dBIf6


#610 [浅見]
ってかこの小説は何で
「て」が「ち」になってるの??
「って」とかも「っち」
になってるし。
「ってちっちゃい声で」って所も
「っちちっちゃい声で」って
なってるし。
読みにくいんですけど。
まあもう読まないから
ど―でもいいけど。

⏰:08/10/26 11:28 📱:URBANO 🆔:/9kTfwh.


#611 [たつや]
方言で「て」が「ち」になんねん。

⏰:08/10/26 12:40 📱:D701iWM 🆔:521gfFWY


#612 [我輩は匿名である]
方言なのはわかるけど、まったく意味が理解できない文もあるから解説なり標準語なり使ってほしいな

⏰:08/10/26 16:04 📱:N904i 🆔:8zMoTz8A


#613 [我輩は匿名である]
私は方言がまじってる小説って珍しいから、それはそれでおもしろいと思うのでこの小説好きです。
でも確かに標準語の方が多くの方に意味は通りやすいと思うので、文の後ろ又は感想版などでこれはこういう意味とか書いてみてはいかがでしょう?(・∀・)
主さま、感想版ではなくこちらで意見を申し、すみません。失礼しましたm(_ _)m

⏰:08/10/26 18:48 📱:W53CA 🆔:☆☆☆


#614 [しゅん]
まあさん
書き込みありがと^^
楽しみにしててくれてありがとな!!
めっちゃ不定期で更新全然できてねぇけど
出来る時は頑張りまっす!!

⏰:08/10/29 15:16 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#615 [しゅん]
608さん
怒ってねーよ!
女心がわかった男っちことで…笑
ポジ男でいかんとな^^

⏰:08/10/29 15:31 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#616 [しゅん]
浅見さん
ごめんなー読みにきーでから^^;
どうしても、ってっち普段使わんから出らんのっちゃね…
ってか、もう読まんのなら言ってもしゃーないな

⏰:08/10/29 15:38 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#617 [しゅん]
たつやさん
北九の方言知っとん??
関西っぽいけど、福岡出身とか〜?
フォローしてくれてサンキュ^^

⏰:08/10/29 15:39 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#618 [しゅん]
612さん
方言わかりにきーでごめんな^^;
標準語っち何か照れくさいっち感じがしてから…
しかも俺、どっからが方言でみんなが分からん言葉なんかがようわからんのよな…
理解出来ん文章は、感想の方に書き込みしてくれんかな??
お願いしまっす!!

⏰:08/10/29 15:51 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#619 [しゅん]
613さん
読んでくれてありがと!!
んーー。さっきも言ったけど、感想のとこに意味がわからん文章は抜粋してくれんかなー??
俺からしたら、どれが分からん言葉なんかようわからんのよな…
そんな丁寧にありがとな★
こっちオーダー設定したから、次からは感想版に書き込みしくれたら助かるわ^^
よろしく!!

⏰:08/10/29 15:54 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#620 [しゅん]
こっち、やっと前の携帯出てきてオーダー設定しました。
やから、こっちにはみんな書き込みが出来んと思う。

感想のとこにお願いしまっす!!
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/740/

あと方言のことやけど…
俺は俺のやり方でいかしてもらいます!!
偉そーやな…笑
分からん言葉あったら、感想のとこに書き込みしてー
よろしく!!

⏰:08/10/29 16:01 📱:PC 🆔:uyvnxo/w


#621 [しゅん]
結構、話しの間に色々入ったけど続きいきまっす!!

お待たせー!!

⏰:08/11/04 11:11 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#622 [しゅん]
「手術頑張れよ!!お前なら大丈夫や!」

そう言っても、何も反応しない。


「何で元気ねん?
手術したら元気になれるやん!チーズケーキだって死ぬほど食えるで?」

『しゅん…』

「んー?」

⏰:08/11/04 11:11 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#623 [しゅん]
そう言った瞬間、未来が俺に抱きついてきた。

俺も、少し戸惑いながらも抱きしめ返す。
未来の体は骨を抱いている感じで、鳥肌が立った。
前の未来と同じや。
あん時の未来と同じ。
いや、そん時よりも痩せとんやねぇか?

⏰:08/11/04 11:12 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#624 [しゅん]
背中に回した手を頭にやり、ポンポンしながら

「どーしたんかちゃ〜?」

そう聞くとボソッと未来がしゃべった。




『前に戻りたいな…』



口が震えている。
泣いているのがバレバレやった。
それでも、俺は気付かないフリをして聞き返す。

⏰:08/11/04 11:20 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#625 [しゅん]
「なん?」

『前に戻りたい。』

嘘やろ?
そう心の中で思いながら、自然に俺は会話を返していた。

「何言い出すかと思ったら。そんな気ねぇやろ?
お前は手術が嫌で逃げたいだけや!
そーいうことを軽々しく口に出すな!バーカ!」

『…ばれた〜〜?!
だって怖いもん。でも手術は頑張るね』

そう言う未来。

⏰:08/11/04 11:24 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#626 [しゅん]
前に戻りたい。

はっきり聞こえた。

でも、俺は聞き入れなかった。
どうしたらいいかわからなかった。
わざと、思ってもないことを言っしまった。
いや、思っていないことやないかもしれん。

手術することの不安から逃げている。そう思いたかったのか…

それとも・・・?

⏰:08/11/04 11:25 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#627 [しゅん]
前に戻りたいっち…

やり直すっちことか?
未来はまだ俺を好きでおってくれてるんか?

頭がパンクしそーやった。

そんなことをかき消すように会話を続ける。

⏰:08/11/04 11:25 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#628 [しゅん]
「お前、食ってなさすぎ、めちゃめちゃ痩せとるやんけ!!」

『いいダイエットになっとるけいいと〜こうでもせんと痩せんもん!』

「これは痩せすぎやけ!前のお前の方がぜってぇよかったけね〜」

『しゅんはプニプニしたいだけやろ?最悪やん!』

「あ〜〜バレた??」

そんな冗談を言い合っていると
急に、ギュッっときつく抱きしめられた。

⏰:08/11/04 11:27 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#629 [しゅん]
「どした?手術、怖いか?」

頷く未来。

「大丈夫やけん心配すんなよ!」

何も言わずに頷く未来。

「治ったら、思いっきりチーズケーキ食わしちゃーけん!」

また頷く。

「お守り大事にしろよ!俺が死ぬ気で祈ってきてやったけん!」

最後は小さく頷いた。

また未来は泣いている。

⏰:08/11/04 11:27 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#630 [しゅん]
「お前、泣き虫なんは変わってねぇな!そんな泣いたら水分減って点滴また増えるぞ!」

体を離し、未来の顔を見るとぐちゃぐちゃになっていた。
そんな未来の姿を見ると、めちゃめちゃ泣きそうになったが、必死に耐えた。

「どんだけ泣きよんねん!顔、ぶっ細工やで??鏡持ってきちゃーか?」

『いい!!しゅんのバカ!!』

「どっちがバカか!アホ!!」

未来が泣き止むまでずっと抱きしめたままだった。

⏰:08/11/04 11:27 📱:PC 🆔:zjs.9NQM


#631 [しゅん]
しばらくそのままで時が止まっていた。

…ってか、嵐!!!!
こんなんしとー場合やねぇし。


未来も落ち着き、とりあえず腕を放すと、未来にはトイレと言ってベットを立った。

⏰:08/11/08 16:55 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#632 [しゅん]
嵐に連絡すると出ない。

談話室に行くと嵐は寝ていた。
待ちくたびれたんやろーね…^^;

嵐を起こし、部屋に向かう。
未来を驚かそうと、部屋には俺だけが入った。

⏰:08/11/08 16:55 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#633 [しゅん]
「今日な、スペシャルゲストがおるんちゃ!!」

『誰〜??』

「誰と思う?」

『ええ〜〜了くん?』

「何で俺の兄貴なんかちゃ!真っ先に思いださんといけん奴おるやろーもん!」

⏰:08/11/08 16:55 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#634 [しゅん]
『あっ!!嵐???』

「入っていいでー」

《はろーーー!》

『嵐〜〜〜!!!!何か違う!!』

《お前こそだれや!すっぴんやろーが!》

『うるさいし!病院で化粧しとるほうがおかしいやろ!!』

《せやな!》

⏰:08/11/08 16:56 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#635 [しゅん]
こうやって三人で話していると、今まで切ない思いをしてきたことがなかったかのように思える。
また元に戻る日が来るのが怖かった。

ずっとこんままでおりてぇ。

そうずっと心の中で願っていた。

⏰:08/11/08 16:56 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#636 [しゅん]
途中、野球部の部長さんから電話が入り、病室を出た。
進路の話で30分ぐらい話していたと思う。
病室に戻ると、未来が泣いていた。

「お前、何泣きよんかちゃ〜〜?俺がおらんやったけん寂しかったん?」

『違うし!!嵐が泣かせたん!!』

《ごめんちゃ〜すっぴんウケるやん!!イジりよったら泣いた笑》

⏰:08/11/08 16:57 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#637 [しゅん]
「そんなんで泣くなや〜〜!!どすっぴんの未来ちゃん^^」

『2人ともすっぴんすっぴんうるさいし!
病院やけ、すっぴんが当たり前なん!!ばーか!』

未来も必死になって言っていた。

三人で散々話をしたあと、先生が問診に来るっち看護師さんから言われて、帰ることにした。

《じゃあ俺、先に出るな!未来頑張れよ!!元気になったらまた飯でも食いにいこーな》

そう言って、嵐は未来の頭をくしゃっとし、先に病室を出た。
こんな嵐の行動がとても懐かしかった。

⏰:08/11/08 16:58 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#638 [しゅん]
「嵐、変わってねぇやろ?」

『うん。相変らず、名コンビやね』

「当たりめぇやん!俺、友達嵐しかおらんし」

『嘘ばっか〜〜友達人一倍多いくせに。男ばっかで女の友達おらんけどね〜笑』

「うるせぇちゃ!男友達で上等やし!!友達多いんはそれだけみんな信用されとるけっちことやけ」

『どーやか?』

「女は浅く狭く。男は深く広く。これが俺のモットー」

『それ、女は広く浅く、男は深く狭くやろ!普通。』

「俺の場合は違うんちゃ!」

⏰:08/11/08 16:58 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#639 [しゅん]
『ふーーーん。別にしゅんの友達関係とかどーでもいいーー』

「はぁ〜〜?うるせぇちゃ!!」

『しゅんも嵐も変わってなさすぎー』

「お前もやって!」

ニコっち笑う未来は寂しい目をしていた。

⏰:08/11/08 16:59 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#640 [しゅん]
「未来、ほんとこの言葉しか言えんけど…頑張れよ!」

黙る未来。

「そんなん、お前らしくねぇし。元気に頑張るっち返さんかちゃ〜」

そーとー不安なんやなっち思った。
いつもの未来なら笑い飛ばすことも、ぐっと黙り込んでしまう。

⏰:08/11/08 16:59 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#641 [しゅん]
「またお見舞い来るけん!それまでに昔あった体重まで戻しとけよ!
いや、食べれるようになったらそれ以上になるかもな!!」

冗談交じりで元気を出させようとしても、未来はうつむいたままだった。

「じゃあ、帰るな!」

⏰:08/11/08 17:00 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#642 [しゅん]
そう言うと、未来は俺に抱きついてきた。

『帰らんで』

「どしたん?」

『帰らんで?』

「ここに泊まれっち?バカか!嵐待っとーちゃ!」

また黙り込む。

⏰:08/11/08 17:00 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#643 [しゅん]
「良く聞けよ?お前の手術は大丈夫や!絶対うまくいく!手術の日は俺も一緒に祈りよくけん!
そんな弱音ばっかはきよったら、治るもんも治らんわ!
良くなったら、またチーズケーキそーとー買ってきちゃーけん!
な?俺はお前の涙を見にきたわけやねぇよ?
笑ったお前が一番可愛いけん!笑顔で頑張ってくるっち言ってくれよ!」

そこには、涙を流さないように堪えている未来がいた。
体が震えていて、必死に耐えている。
そして、口を開いた。

⏰:08/11/08 17:01 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#644 [しゅん]
『しゅん、ありがと!会えてよかった。
もう大丈夫ーーー!!
元気になったら、またキャッチボールしてね!!』

めぇいっぱいの笑顔で言いながら言う未来は、目にいっぱいためた涙が今にもこぼれ落ちそうだった。
それが落ちてしまう前に病室を出たくて、最後の言葉を捜していた。

⏰:08/11/08 17:01 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#645 [しゅん]
俺にはもう会う気はない。
未来にはまた会えるような口ぶりで言ってしまったが、会う気はねぇ。
術後の経過は嵐にでも報告してもらおう。
そう思っていた。

会えば会うほど、気持ちが戻りそうな気がしたから。
そして、前よりももっと好きになってしまいそうやったから。
これ以上未来と会うと、自分の気持ちに拍車がかかるのが目に見えていた。

⏰:08/11/08 17:01 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#646 [しゅん]
未来もわかっていたんやろう。

俺が最後の言葉を言う前に、先に未来がしゃべった。

『サヨナラ。しゅん』

俺の目を見れず、下を向いた未来からは涙がとめどなくふとんに落ちていて体も震えている。
精一杯、最後の言葉を言う未来を見ると、俺も涙を耐えられなかった。

「おう!じゃあな!」

頭をぽんぽんっと叩き病室を後にした。

病室の外では嵐が待っている。
嵐も目に涙がたまっていた。

⏰:08/11/08 17:02 📱:PC 🆔:9GYbncMw


#647 [しゅん]
《大丈夫か?》

「やべぇ…」

ナースステーションの看護師さんたちに

「失礼します」

っち涙目のまま挨拶した。

⏰:08/11/13 18:28 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#648 [しゅん]
駐車場まで無言で行き、車に乗り込む。
福岡までの長い距離、途中まで2人とも無言やった。
その沈黙をやぶったのは嵐。

《ちょっとは落ち着いたか?》

「おう」

《未来に会ってどーやった?》

「ん?会ってどう?気持ち的にっちこと?」

《そそ。気持ち戻ったか?》

⏰:08/11/13 18:28 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#649 [しゅん]
「んーー。何かよくわからんけど、これは好きっちことなんやっか…
情なんか本当に気持ちがあるんかよーわからん」

《まぁなー。時間も結構たっとるしな》

「でも、もう会えんわ…会ったらぜってぇ気持ちが戻る。それは確実や。」

《未来もそれはわかっとるんやねぇかな…会ったらいけんっち》

「かねー?でも仮にそうやったとしたら、俺、あいつにとってそーとーつれぇことしたわ。
次、会えるようなこと言ってしまったし」

⏰:08/11/13 18:29 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#650 [しゅん]
《それも含めてわかっとんやね?そうやねぇとあんなん泣かんやろ…》

「んー。無理矢理やろーな。無理矢理そう言い聞かせとんと思う。」

《それはお前もやろーがちゃ!》

「いやいや…。てか、見たやろ?あの痩せとるの。やべぇやろ…」

《俺、一瞬未来っち思えんやったもんね…物食えんっち?》

⏰:08/11/13 18:29 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#651 [しゅん]
「んー。何か喉がいてぇけん物が通らんらしい。やけ点滴で栄養入れよるっち」

《そんなんやったら痩せるわな…》

「ほんときちかったと思うん。しゃべるのもいてぇやろーし…
でも、必死で頑張ってしゃべってさ。
チーズケーキだって無理矢理食って。
俺はどーする事も出来んし。変わってやる事も出来ん。
たいして、元気づけることも出来んやったし…
俺は何の為に会ったんやろ。
あいつ苦しめるだけやったんやねぇやっか」

⏰:08/11/13 18:29 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#652 [しゅん]
《何かその弱気は!
確かに未来を苦しめるかもしれん。
でも、その結果やろ?
その結果未来はどーするんかっちことやん。
お前も会った結果、気持ちがどーなんかを整理せんといけんばい?
優歌ちゃんの問題も。
結局は、お前自身の問題なんやけ。》

「それはわかっとる。
それで、未来に会いたいっち思った部分もあるし。
でも、たとえ考えたとしても、意味あるんやっか。どーせまた前みたいな俺に戻るだけの気がする。
俺はどーしたいんかやろ・・・」

⏰:08/11/13 18:30 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#653 [しゅん]
《んー。そうなったらそうなったでそん時考えろ!
ただ、言えることはあいつはまだお前のこと好きぞ?
それは、お前自身が一番わかっとーはず。》

それを聞いて俺は何も返せなかった。

そんな訳ねぇやん!!
必死で心に言い聞かせた。
けど、俺だってそれは感じた。
でも、それを嵐の口から聞きたくはなかった。


それからまた、一時無言で走った。

⏰:08/11/13 18:30 📱:PC 🆔:xnXm9bnc


#654 [しゅん]
未来の涙。
未来の声、仕草、雰囲気。
そして、何よりもあの笑顔。

にーっと笑う未来はたまらなく可愛い。

少し大人びたように感じた未来と接して、俺の中でも何かが変わったような気がした。


終わったはずの恋。

あの時俺は、溢れだす感情を無理矢理閉じ込めた。
鍵を掛けて何重も縛った。

なのに今更…

⏰:08/11/14 13:50 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#655 [しゅん]
優歌と未来。

未来は消えたはずなのに
2人の女が俺の心ん中で天秤にかかっていた。

⏰:08/11/14 13:51 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#656 [しゅん]
家に着き、一人でおるのが嫌で嵐の家に行った。

そして、今日あったことを思い出していた。

まだ、夕方を過ぎたぐらいで、外は薄暗い。

何もすることもなく横になる。
目を瞑るとまぶたの裏には、病室のベットで泣きじゃくる姿が浮かんだ。

⏰:08/11/14 13:52 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#657 [しゅん]
『しゅん。会いたくなかった。』


『何で会いにきたの?』


『しゅん!!助けて!!』


『しゅん。大好き』


色んな未来が俺を苦しめる。

⏰:08/11/14 13:52 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#658 [しゅん]
嵐の携帯が鳴り、現実に帰る。

気が付くと俺は泣いていた。
いつの間にか寝てしまい、夢を見ていたらしい。

嵐の携帯が鳴ったのは、未来からのメール。

そして、数分後
俺の携帯もなった。

⏰:08/11/14 13:52 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#659 [しゅん]
『今日はお見舞い来てくれてありがとう。
会えてよかった。
嬉しかったよ!!
手術頑張れる!!
病気もちゃんと治すから心配せんでよぉ!

しゅんも勉強頑張ってね!!
しゅんなら絶対先生なれるけん★
ずーーっと応援してるね!

気をつけて帰って下さい。

いっぱいいっぱい言っても足りんけど

ありがとう、しゅん。』

⏰:08/11/14 13:53 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#660 [しゅん]
メールを見て、また涙が溢れた。
隣を見ると嵐も泣いていた。

何ち打てばいいかわからんくて、すぐには返信できなかった。

散々考えた挙句、頑張れ!みたいなことしか打てんくて…

でも、それがストレートで一番伝わると思い送信した。

⏰:08/11/14 13:53 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#661 [しゅん]
【送信できませんでした。
あて先を確認してください。】



「は???」

俺は未来から来たメールを返信したはず。
あて先を確認してください??

嵐も同じように出たみたいで焦っていた。
一時ことが理解できず、行動が止まる。

⏰:08/11/14 13:54 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#662 [しゅん]
未来は俺らに送ったあと、アドレスを変えたんや…

俺自身、もう次はねぇ…会わんち決めとったし、連絡を取ることもないと思っていた。
やから未来がアドレスを変えようと関係ない。
けど…
けど、実際にエラーで返ってきたのはめちゃめちゃショックやった。

未来もそれなりの覚悟があって変えたんやろう。
嵐が言っていたことは間違っていなかった。

⏰:08/11/14 13:54 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#663 [しゅん]
「何でなん…」

俺の正直な気持ち。

どういう気持ちで俺と会って、今どう思っているのかはわからない。

でも、辛かった過去や幸せだった頃を思い出して
そんな思い出に浸り、胸が締め付けられとるんやねぇかっちゅーのは予想できる。

そんな気持ちにサヨナラするために、自分から俺を切ったのか。

今日、俺と会ったことで何か心境が変わったのか。

どんな理由にしろ、俺には予想もつかんぐらいの葛藤が未来にはあったやろう。


色々考えすぎて、結局その日は寝ることが出来なかった。

⏰:08/11/14 13:55 📱:PC 🆔:YZkPvDgo


#664 [しゅん]
何日経って。
あれから、優歌からも連絡が来ていない。
俺も自分からしていなかった。

いつもなら何事もなかったように優歌から連絡が来るはずや。

何かあったんやか?
少し不振に思い、電話をしたが出ない。

まぁ何か用事でもしよんやろーし、そのうちかかってくるわな!と、あまり気に止めていなかった。

⏰:08/11/17 16:46 📱:PC 🆔:X4EagRgI


#665 [しゅん]
それから、また1日。
明日は未来の手術の日。

今日は来るやろ!といい続けて待っていたが、優歌から連絡はない。

さすがにおかしいと思い、もう一回電話した。
が、出ず。
おかしいという思いよりも、心配になる。
メールを送っても返信が来んやったから、家に行った。

⏰:08/11/17 16:48 📱:PC 🆔:X4EagRgI


#666 [しゅん]
俺はいらんっち言いよったけど、優歌が無理矢理俺の部屋に置いていた合鍵。
使うことはねぇと思っていたが、もしかしたら…
そう思い、とりあえず持って出た。

優歌の家の近くに駐禁取られん場所があって、いつも俺の車をそこに停める。
でもその日は誰かから先に停められとって、仕方なく100パーに停めた。

⏰:08/11/17 16:48 📱:PC 🆔:X4EagRgI


#667 [しゅん]
優歌の住んでいるマンションはオートロック。
部屋番を押して呼び出したが反応無。

合鍵でオートロックを開け、中に入った。
エレベーターで9階にあがり、優歌の部屋の前に立つ。
ピンポンを押したが何も反応は無かった。

でも、家の電気メーターは結構早く回りよって、家の中にはおるはず。
何かそんな行動をとっている自分がかなり不審者な気がして嫌だった。

⏰:08/11/17 16:49 📱:PC 🆔:X4EagRgI


#668 [しゅん]
ドアノブに手をかけまわすと鍵が開いていた。
ドアを開け

「優歌ーー??」

そう読んでも返事はない。

でも、テレビの音とコンポから流れる音楽が聞こえていた。

もう一回
「優歌ーーーー!!」

そう聞いても、何も反応がない。
優歌には勝手に部屋に入るなとか言っときながら、自分がそうしているのがすげぇ嫌やった。

⏰:08/11/17 16:49 📱:PC 🆔:X4EagRgI


#669 [しゅん]
部屋に入った俺はありえない光景を目にする。


部屋のドアを開けると、目の前には優歌と知らん男。

ソファーの上でやっていた。

しかも俺が入ってきたことすら気が付いてない。

「お前、何しよん?」

とっさに出た言葉。
それも聞こえんぐらいやることに夢中なのか。

⏰:08/11/18 15:54 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#670 [しゅん]
「お前、何しよんかちゃ!!!」

怒鳴ると二人の行動は止まった。

優歌の顔は一気に青ざめ、男は行為を続けようとしている。
優歌はその男を跳ね除け、俺に抱きついてきた。

⏰:08/11/18 15:54 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#671 [しゅん]
[しゅん、助けて!!!]

そう言う。

「は?」

[無理矢理やられてたん!!]

明らかにそういう風には見えなかった。

しかもその男、優歌の元彼氏。
俺と付き合う前に色々あった男や。
写真で何回も見たことがあったし、間違いねかった。
名前は、確か…真次(シンジ)。

⏰:08/11/18 15:55 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#672 [しゅん]
優歌が無理矢理やられてた。と言ったことに
異常に反応した男。

(は??お前が誘ってきたんやろーが!!)

[違う!!]

(てか、お前彼氏おるんかちゃ!!)

[しゅんーーー!!!]

(は?もうわけわからんわ)

⏰:08/11/18 15:56 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#673 [しゅん]
俺はその男に向かって

「俺、優歌と付き合いよるけど…?」

(そんなん知らんし。)

「いやいや…無理矢理っちどーなん?」

っち聞いたのに優歌が答えた。

[真次が無理矢理してきたんに、ほんとのこと言うわけないやん!!
何であたしのこと信じてくれんの???」

そう強く言った。

⏰:08/11/18 15:57 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#674 [しゅん]
もう一度、その男に

「どーなん?」

そう聞くと、

(いや、一週間前ぐらいにこいつから連絡来て。
会うのもやるのも今日で何回目やか?
優歌さ〜〜お前、悲劇のヒロインを演じるのもいいかげんしとけよ!
メールも着信も残っとるけん、見せよーか?)

そう言う。

⏰:08/11/18 15:57 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#675 [しゅん]
俺は、俺に抱きつく優歌を無理矢理離し、座らせた。

[何で?何で信じてくれんの?]

そう言いながら泣きじゃくる優歌を見ても、何も思わなかった。

⏰:08/11/18 15:57 📱:PC 🆔:DI57tHs.


#676 [しゅん]
「メール見せてくれん?」

そう言うと、真次はぱぱっとメールの画面を出し俺に携帯を差し出した。

そこには、優歌からのメールがたくさんあって、明らかに優歌から連絡を取っている。
こんなんしよって、まだ信じてくれんだの何だの言っている優歌が逆に信じられなかった。

⏰:08/11/19 10:56 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#677 [しゅん]
(お前、どんだけなん?
ふつーに彼氏おるやんけ!こんなかっけー彼氏おっても満足出来んのか?
どんだけかちゃ!!ほんま昔と変わってねぇね。
いい加減にしとけよボケ!)

優歌に浴びせる罵声は、俺でも威圧感を感じるほどだった。

それを聞いて涙を流す優歌。

悔しいのか、悲しいのか。
黙ったままだ。

⏰:08/11/19 10:56 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#678 [しゅん]
(何かすいません。
俺、彼氏おるとか聞いてねかったし…知らんやったんすよ。
ほんとすいません)

礼儀正しく、俺に謝る真次。

⏰:08/11/19 10:57 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#679 [しゅん]
「いや…どういういきさつでこうなったんかはわからんけど。
巻き込んだみたいなってごめん。」

(こちらこそです。
あと、一つ言っときますけど…
こいつ、俺意外にも元カレと切れてない奴いっぱいいますよ?
俺とこうやって連絡取るっちことは。
そういう女なんで…)

⏰:08/11/19 11:19 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#680 [しゅん]
「は?」

(こんなん言うのはどうかっち思いますけど…
こいつ過去ひでぇことしてきてますよ。
優歌が彼氏さんに俺のことを何ち話しているかわからんすけど。
とりあえず、俺らが別れた原因は優歌の男関係なんで。
そん時、優歌は過去の男と一切切るっち約束を自分からして、俺に付き合ってくれっち言ってきたっすけど。
俺はそういう過去を知った上で優歌を受け入れたんすよ。
変わってくれるっち信じて。)

⏰:08/11/19 11:20 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#681 [しゅん]
真次が話をしだすと、優歌はそれに異常に反応していた。

[そんなん嘘やん!!
真次は黙っとってや!!]

「いや、黙るのはお前や。
俺は聞きてぇ。
んで?」

(あっいいんすかね?)

「いいばい!んで?」

⏰:08/11/19 11:20 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#682 [しゅん]
(過去の男と一切切るっちそう言ったのはこいつなんすよ。
関わった男もっち言いよったよな?優歌。
なんに、結局切れてねかって。
まさか、今彼氏おるとは思ってもねかったっすけど。
まだ、そんなん繰り返しよったんすね。
自分のしてきたこと全然反省もしてねぇんやなっち今わかりました。
逆に感謝っすね。わかってよかったっす。
彼氏さんにはすんませんですけど。)

⏰:08/11/19 11:21 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#683 [しゅん]
「いや。それほんまの話やんな?」

(はい。残念ながら。そういう女っすよ?こいつは。
とりあえず、こいつの言い分とかもあると思いますけど。
いちいち信じよったら馬鹿しいと思いますよ?
じゃあ、失礼します。)


そう言うと、真次は部屋を出て帰った。

⏰:08/11/19 11:21 📱:PC 🆔:Ky3Pjrd2


#684 [しゅん]
まだ切れてない?
そういう女?

よく頭ん中が整理できなかった。

「とりあえず、服着ろ!」

そう言うと

[お風呂入りたい。]

そう言う優歌。
そんなん知らんし。
今、言うことやねぇやろ。

「いいけ着ろちゃ!!!」

そう言うとおとなしく服を着た。

⏰:08/11/20 16:29 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#685 [しゅん]
「お前さ、どーいうことなん?俺ら終わっとんか?」

[だけ、無理矢理やられたっち言いよるやん!]

「いい加減しとけや!どこが無理矢理か?
明らかにふつーにやりよったやんけ!とぼけるのもいい加減にしとけよ!」

優歌の態度に殴りたくなるほどむかついた。
胸倉を掴んでぶん殴りてぇ。
そんな気持ちを必死で押し殺していた。

⏰:08/11/20 16:30 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#686 [しゅん]
[ごめんね…]

優歌から出た言葉は意外にも謝罪。
さっきの勢いはなく、うつむいていた。

「は?」

拍子抜けした俺はそれしか言えなかった。

⏰:08/11/20 16:31 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#687 [しゅん]
[ごめんなさい。]

「何がごめんなさいなん?」

[真次と連絡取ったのもやし、こうなったことに]

「は?何なんその態度の変わりようは」

[ごめんなさい]

「嘘やんな?」

黙って頷く優歌。

⏰:08/11/20 16:32 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#688 [しゅん]
「で?」

[謝っても謝りきれんと思うけどごめんなさい]

「そんな簡単に許されるもんやねぇけど?」

[うん。わかってる。
でも、でもね、理由になるかもしれんけどずっと寂しかった。
しゅんはあたしが知らん一面があってそこは絶対見せてくれん。
不安やった。
しゅんは何を考えてるんやろっち。
好きとかそういう言葉もしゅんはなかなか言ってくれんし…]

⏰:08/11/20 16:32 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#689 [しゅん]
「そう思っとんに何で言ってくれんの?」

[そこ突っ込んだら、しゅんがもっと見えんくなるような気がして言えんやった]

「俺、ずっと言いよったやん?何かあるなら言えっち
その結果がコレなん?」

[ごめん]

「謝って済むようなことやねぇやろ。
お前、前の男とやりよったんで?しかも俺の目の前で。」

そう言うと優歌は黙り込んでしまった。

⏰:08/11/20 16:33 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#690 [しゅん]
「無理矢理っち嘘を突き通して。な?聞いとん?」

優歌が俺に対して募らせていた不安を指摘されたが
そのときは、イライラの方が上回っていて、優歌の立場で物事を考えることはできなかった。

普通、自分の女が他の男とやりよる場面なんか遭遇せんし。

⏰:08/11/20 16:33 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#691 [しゅん]
俺は相手に気持ちがねぇと、手繋いだり、やったりそんなんはせん。
付き合っているっちゅー形にもこだわる。
元カノでも、過去すげー好きやったとしても付き合ってねかったら無理や。
その一線を越えられない。
やろーと思ったら出来るかもしれんけど、そんなんでやっても多分気持ち良くねぇし。
好きやからやる意味もあって、必要。
心が繋がっとるから出来るしする。
そう俺は思っている。

⏰:08/11/20 16:34 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#692 [しゅん]
まぁ男の大半は、心と体とは別で考えれる奴が多いけど。

でも、女は俺と同じ考えの方が多いやん?
やから、優歌の行動は真次に気持ちがあるからそうなった。
俺はそうとらえた。

⏰:08/11/20 16:34 📱:PC 🆔:pTuYMo1c


#693 [しゅん]
「正直、気持ちはどーなん?」

[しゅんのこと好き。]

「じゃあ何でやった?」

[わからん。何かもうわけかわらんくて。連絡取ったことも会ったこともやったこともめっちゃ後悔してる]

「後悔ね…」

⏰:08/11/21 16:15 📱:PC 🆔:2bJHE6ZU


#694 [しゅん]
[ほんとごめんね。
あたし、しゅんと別れたくない。
しゅんが真剣に考えてくれてた意味が今やっとわかった。
もう遅いかもしれんけど。
もう一回あたしにチャンスを下さい。]

「考える。
今こういう状況で冷静に考えられん。」

[わかった。
しゅん。あたし待ってるね。]

⏰:08/11/21 16:16 📱:PC 🆔:2bJHE6ZU


#695 [しゅん]
「あんま期待すんなよ。そんな簡単に許すつもりねぇし。
気持ち的に戻れるとは思ってねぇけ。」

[お願い!!あたし変わるけん!]

「そんな言葉で気持ちが戻れるなら、楽勝やな」

[本当にごめんなさい]

⏰:08/11/21 16:17 📱:PC 🆔:2bJHE6ZU


#696 [しゅん]
「謝って済む問題か?」

[あたしわがままやね。何でこんな性格なんやろ…]

「そんなん知るか!悪いっち思っとるんなら直せや!」

[ごめん]

「帰る」

そう言って、俺は優歌の部屋を出ようとした。

⏰:08/11/21 16:17 📱:PC 🆔:2bJHE6ZU


#697 [しゅん]
[ちょっと待って。しゅん。]

「何か?まだ何かあるんか?」

[あたし。多分大変なことした。ごめんしゅん。]

「は?何?」

そう言ったきり、優歌は黙ってしまった。

⏰:08/11/21 16:18 📱:PC 🆔:2bJHE6ZU


#698 [しゅん]
「何やって?もうはっきり言えや!」

そう言うと、優歌は重い口を開いた。

[しゅん。未来ちゃんと会ったよね?]

「会ったな」

[未来ちゃん入院してるんやろ?]

「おう」

[そのお見舞いに行ったんよね?]

「おう」

⏰:08/11/25 17:00 📱:PC 🆔:ULSM9mf.


#699 [しゅん]
[何で?あたししゅんからそんなこと一言も聞いてない]

「言ってねぇね。言うつもりねかったし。行った事も悪いと思ってねぇ」

[何で?]

「言ったって、お前が気持ちよく行かしてくれるとも思わんやったし。
親から未来の病気の話聞いて。
どんな状況かもわからんやったし、もしかしたら…とか考えたら行かんっち選択肢はねかった。」

⏰:08/11/25 17:01 📱:PC 🆔:ULSM9mf.


#700 [しゅん]
[そっか…]

「お前は何でそのことを知っとるん?」

黙る優歌を目の前に、嫌な予感が俺を襲う。
優歌は未来が入院しているのを知っている。おかしな話や。
俺はもちろん、嵐だって俺のお袋だって、優歌に言うはずねぇし。

⏰:08/11/25 17:02 📱:PC 🆔:ULSM9mf.


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