言葉
最新 最初 🆕
#200 [あい]
>>198 !さん

また書き込みくれた
ありがとうございます

⏰:09/03/04 11:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#201 [あい]
>>199 ぐみさん

今からまた更新します

⏰:09/03/04 11:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#202 [あい]
チョコをあたしにくれて、しゅうはケーキを切った。

あたしは物凄くワクワクしていて、ケーキをずっと見ていた。


「「いただきます。」」

さっき料理をあんなに食べたのに、まだ入る。
さすが別腹。

チョコも1人で食べてしまった。


「「俺にも少し残しとけよ。」」

しゅうに怒られ、…ちょっと失敗したな〜。笑


しゅうがいきなり顔を近づけてきた。
えっ…?何?

⏰:09/03/04 11:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#203 [あい]
口に生クリームが付いてたみたいで、指で取ってくれたしゅう。
そのままペロンと舐めるしゅう。

「「お前、興奮しすぎ。ケーキぐらいでバカかっ。」」

「「だって、クリスマス大好きだもん。ケーキおいしいし。」」


微笑むしゅう。
「お前、そうゆう餓鬼っぽいとこかわいいよな。」

そう言ったしゅう。
あたしは恥ずかしくなって、下を向く。
頭を撫でてきて、あたしはしゅうに抱きついた。

⏰:09/03/04 11:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#204 [あい]
最高のクリスマスだった。

元旦、1年記念日。
しゅうは家に泊まって、あたしと、あたしの家族みんなと過ごした。

しゅうは冬休み。
冬休みはほとんど家に泊まっていた。

本当毎日が幸せだった。
本当にうまくいってたんだよ?


あたしは仕事。しゅうは学校始まり、あたしのいつもの生活が始まった。

その日はしゅうと会う約束もしてなくて、仕事が終わったらまっすぐ家に帰った。

⏰:09/03/04 22:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#205 [あい]
「「あい、話があるの。」」

家に着いて、そう言ってきたのはママだった。

あたしは部屋に行き、着替えてリビングに行く。
たくみもいて、椅子に座っている。


何か変な雰囲気。
そんな事を思いながら、あたしも椅子に座る。

「「パパが帰ってきたらにしようと思ったけど、早い方がいいから。」」

ママが手話を始める。
机には、何かの資料みたいな物が置いてある。


「「あい、耳の手術しない?」」


手術…?

⏰:09/03/04 22:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#206 [あい]
突然の話。

「「何で急に?」」

あたしはママに聞く。
するとママは資料を開いて、あたしの前に差し出してきた。


「「ここの先生といろいろ話してね。あいの耳はね、手術すれば聞こえるようになるみたい。」」

ちょっと待って…。

「「ハッキリではないけど、聞こえないよりはいいでしょ。もう17歳だし、手術受けても平気だって。小さい時は無理だったけど。」」


そんな急に言われても。
手術って…。

⏰:09/03/05 01:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#207 [あい]
「「聞こえるようになるのは絶対なの?」」

横のたくみがママに聞く。

「「あたし達みたいにハッキリではないよ。でも聞こえるようになるのは確かだって。今よりも全然生活しやすいと思うをだけど…。」」


ママがあたしを見る。
そりゃあ、聞こえないよりは聞こえる方がいい。
でもあたしは、ちょっと恐かった。

手術だもん。
不安は持つ。

「「お前迷ってんの?」」

たくみがあたしに聞く。

⏰:09/03/05 01:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#208 [あい]
「「聞こえないままの可能性もあるって言うならわかるけど、聞こえるようになるのは確かなんだよ?悩む必要なくね?」」

たくみはあたしに言う。
しゅうもそう言うんだろうな。


しゅうとたくみは、口悪い所が似てる。
何か、しゅうに言われてるみたいだった。

「「あたしも、聞こえるようになりたいよ。でもちょっと恐いよ。」」


「バカじゃねぇの。そんな事言ってたら、何も出来ねぇじゃねぇかよ。」

手話をしないで言ってくるたくみ。

⏰:09/03/05 02:11 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#209 [あい]
あたしはたくみを睨む。

「「手術するのは、あんたじゃない。あたしなの。恐いに決まってんでしょ!!」」

あたしはそのまま、部屋に行った。
恐がって…まるで子供だ。


夜、しゅうが家に来た。
パパも帰ってきて、5人で話す事に。
たくみはイライラした様子で座っていた。

「「手術の事、お母さんに聞いたよ。どうすんの?」」

しゅうが言う。

「「ビビってんだよ、こいつ。餓鬼かよ。」」

たくみも手話をする。

⏰:09/03/05 02:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#210 [あい]
「「そんな事言うなよ。普通ビビるって。」」

しゅうがたくみに言う。
あたしは何も言えず、しゅうとたくみの手話を見ていた。


「「だって聞こえるようになるんだよ?何をビビるの?」」


「「聞こえるようになる事はわかってるよ。あいはちゃんと。でも手術って言葉だけでも、不安は持つって。お前にはわかんねぇ事だけどさ。」」


「「じゃあ、しゅう君にはわかんのかよ。」」

⏰:09/03/06 13:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#211 [あい]
そうたくみが言うと、しゅうはあたしを見る。

「「わかんないけどさ、あいの顔見たら、不安なのかな?って思うよ。」」


しゅう…。
あたしは決めた。

「「手術する。」」


聞こえるようになるならやる。


「「そう。大丈夫。みんな付いてるから。」」

ママがそう言ったあと、たくみの背中を叩いた。

「「仲直りしなさい。」」

⏰:09/03/06 20:28 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#212 [あい]
「「ごめんな。言い過ぎた。」」

目はあたしに向いてなかったけど、たくみは謝ってきてくれた。


「「手術の日は、俺も病院行くからな。」」

大好きな笑顔で言うしゅう。
家族がいるのにも関わらず、あたしはしゅうに抱きついた。



手術は6月。
すぐではなかった。


4月。
しゅうは3年生になった。

⏰:09/03/06 20:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#213 [ゆきな]
待ってました!

いい家族ですね

更新がんばって(^-^)v

⏰:09/03/06 21:33 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#214 [あい]
>>213 ゆきなさん

待ってたとか嬉しい
ありがとうございます

今からまた更新します

⏰:09/03/07 01:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#215 [あい]
しゅうの夢は美容師。
3年生になると進路の事でいっぱい。
しゅうは、専門学校に行く予定だった。

あたしは変わらず施設で仕事をしていた。


5月になり、手術1ヶ月前。
この5月だった。

あたしがしゅうから離れていったのは。



休みの事だった。
あたしはしゅうの家に遊びに行った。
もうすぐで着くって時に、しゅうからメールがきた。

【母さん来たんだけど、もう着いちゃう?】

⏰:09/03/07 01:59 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#216 [あい]
どうしよう。
もう目の前だよ…。

【まだ着かないよ。】

あたしは嘘をついた。
何か話でもあんのかな?
あたしは、どこかで時間を潰そうと思ってた時、しゅうが家から出てきた。


あたしの所に来た。

「「いるじゃん。嘘付かなくていいのに。入れよ。」」

「「お母さんと話してるんじゃないの?」」


しゅうは微笑んで言った。
「いい話。」

あたし達は家に入った。

⏰:09/03/07 02:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#217 [あい]
しゅうのお母さんが座っている。

「「いい話って何?」」


「「母さんが、一緒に暮らさないかって。」」



何で突然そう言ってきたのかはわからない。
でも再婚相手の人もそう言ってるみたいで、それを伝えに来たらしい。

新しい生活のために手放す。
そうしゅうのお母さんは言ってたのに、やっぱ一緒に暮らしたいんだね。


あたしはそう思っていた。
嬉しそうに説明をしてるしゅう。

⏰:09/03/07 02:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#218 [あい]
何かしゅう、可愛いな。
あんなに1人で大丈夫とか、強がってた事言ってたのに。

嬉しいに決まってるよ。

お母さんを見た時、紙に何か書いている。

その時、あたしの中で嫌な事を思い出していた。

【しゅうと別れて】

前に書かれた事がある。
そして渡された。



嫌な予感がした。
紙を渡された時、あたしはショックだった。

⏰:09/03/07 02:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#219 [あい]
【しゅうと別れてください。】

またこの言葉だった。
あたしは紙を見たあと、しゅうのお母さんを見た。

「いい?」

しゅうのお母さんが聞いてきた。


「「おい、何だよそれ!」」


しゅうが言う。

「しゅうは、受験生になったの。負担になりたくないでしょ?」

「「別にあいは負担になんかなってねぇよ。」」


あたしは泣きそうになった。

⏰:09/03/08 12:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#220 [あい]
「あんた、耳が聞こえない子とずっと付き合う気?大変よ。あたしだって、耳聞こえない子と接するのは難しいし、上手くもやっていけない。」

お母さんの口の動きを見るのが辛かった。

「別れないなら、一緒に住むのも無しね。」


「「何だよそれ。じゃあ住む話は無しでいいよ。あいと別れるのはやだ。」」


あたしはしゅうを見た。

「「何言ってんの。それはダメだよ。」」

あたしはしゅうに言う。

⏰:09/03/08 12:41 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#221 [あい]
「「しゅうはずっと1人で辛い想いいっぱいしたじゃん。お母さんから住もうって言われたんでしょ?ずっと望んでた事じゃないの?」」


「「でもそれでお前と別れろなんて、おかしいだろ。」」



でも、しゅうは嬉しそうにしてた。
お母さん勝手だなって思ったけど、やっぱ自分の子だもん。

しゅう…嬉しそうにしてたじゃん。

「「いいよ。母さん。」」


ダメだよ……。

⏰:09/03/08 12:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#222 [あい]
「「てか、勝手すぎるよ。ずっと俺の事なんかほったらかしにしてたくせに、1人で住めって離したくせに。急になんなんだよ。」」

「今までの事は謝るよ。しゅうには本当に悪い事した。これから、一緒に居なかった分、一緒に暮らして家族に戻ろうよ。」





あたしは家に帰り、ずっと考え事をしてた。
しゅうは負担にならないって言ってたけど、これかもずっとあたしといるのは、ダメなんじゃないか。

別れるのは嫌だよ。
でもしゅうとは、お母さんと暮らしてほしい。

⏰:09/03/08 12:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#223 [あい]
【俺、あいとは別れないから。母さんが何を言っても。全然住まなくてもいいしさ。今悩んでるんだったら、変な事考えるのやめろよ。】

しゅうから届いたメール。

【それと、ずっと俺の事気にしててくれてありがとう。話された時は本当に嬉しかったよ。一緒に住もう。あの言葉だけで、俺はもう充分だったからさ。】



あたしは決めた。
辛いけど、いいんだ。

数日後仕事が終わり、あたしはしゅうと会う事にした。


手を振るしゅうがいる。

⏰:09/03/08 13:01 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#224 [あい]
ダメだ…
泣きそうになっちゃう。

「「どっかご飯食べ行くか?」」

いつものしゅう。
あたしは裾を掴み、首を振る。

何かを感じとったのか、しゅうは掴むあたしの手を離し、歩き始めた。


あたしは手を掴み、しゅうは振り向く。

「「話ある。」」

「やだ。」


でも話さなきゃ。
あたしはしゅうの言葉を無視して、手話を始める。

⏰:09/03/08 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#225 [あい]
「「あたし、考えたの。」」

これでいいんだよね。


「「しゅうは、お母さんと暮らして。あたしとは別れよ。」」



しゅうは、悲しそうな顔をした。
あたしは手話を続ける。

「「しゅうのお母さんが一緒に住もうって言ったの、あたしもすごい嬉しい。すごいしゅうが辛かったの知ってるから。」」


泣いちゃダメだ。
あたしが泣いたら、しゅうが困っちゃうから。

⏰:09/03/08 21:14 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#226 [あい]
お母さんに離された時、しゅうは泣いてたから。
あたしが初めて見たしゅう。

辛かったの知ってるから。
寂しかったのも、ずっと溜めてきて出てきた涙だから。


あの時、しゅうを見るのが辛かった。



そして、一緒に住もう。
しゅうのお母さんが言いに来た時のしゅう。
すごい喜んでた。
あたしはあの時、嬉しそうなしゅうを見るのが…嬉しかったよ。

⏰:09/03/09 01:09 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#227 [あい]
「「これから専門行って、美容師になって、あたしなんかより全然いい人見つかるよ。」」


「「ちょっと待てよ…」」



「「あたしの事で一緒に住む事無しにしちゃダメ。お母さんが別れる事を望んでるなら、あたしはそうする。」」


しゅうの手話を無視し、あたしは一方的に話を進めた。


「「一緒に暮らして?」」

しゅうは下を向く。
これ以上の手話を見たくなかったのかな。

⏰:09/03/09 01:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#228 [あい]
「「お前、泣かないんだな。」」

しゅうが言ってきた。

「「悲しくないの?」」


悲しいよ。
だって嫌いになったわけじゃないのに。
でも……


「「悲しくない。」」



あたしはそう言った。

「「そっか。じゃあいいよ。お前と別れたくないのも、母さんと暮らしたいのも、どっちも望んでる。でもお前がそう言うなら別れる。」」

⏰:09/03/09 19:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#229 [あい]
しゅうは笑ってた。
悲しそうな感じで。

「「お前なら、こんな事になっても離れないって思ってたのに…。もういい…。」」


何かが刺さるような
そんな感じで胸が痛くなった。


あたしの言葉で…
しゅうの言葉で…




あたし達は終わった。

⏰:09/03/09 19:40 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#230 [あい]
その後何も話さず、しゅうは行ってしまった。
あたしは、歩いていくしゅうの背中を見えなくなるまで見ていた。


しゅうは1度も振り向かなかった。



終わった…。
あたしは家に帰り泣いた。
さっきまで我慢してた涙が一気に溢れ出してきて、ずっと泣いてた。

するとしゅうからメールがきた。


【お前の家にある俺の物全部捨てていいから。】

しゅうの物を全部集めた時、あたしは思った。

⏰:09/03/09 19:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#231 [あい]
あれ?
しゅうの荷物こんなに多かったっけ?

しゅうはそのまま置いてく事が多かったから、いつの間にかこんなに増えてたんだね。


家にあるもの。
あたしの幸せを表してた。
また涙が出てきた。

しゅう…本当にごめんね。
許してなんて言えないけど、本当に本当にごめんね…

⏰:09/03/09 21:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#232 [あい]
これでよかったんだよね?
しゅうはお母さんとまた暮らせる。
ずっと願って事じゃん。



これでよかったんだよね。
あたしはそう自分に言い聞かせながら、しゅうの荷物を片付けた。

⏰:09/03/09 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#233 [我輩は匿名である]
>>150-300

⏰:09/03/10 00:32 📱:N703iD 🆔:ht..WoaI


#234 [ゆきな]
大丈夫ですかー?

更新楽しみに
待ってます(^-^)v

⏰:09/03/12 16:37 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#235 [あい]
>>234 ゆきなさん

すいません
今から更新します

⏰:09/03/12 19:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#236 [あい]
手術が近づいてきた。
病院で手術の説明や、聞こえるようになってからの話。


「「聞こえるようになったら、話す練習もしなきゃね。」」


そうママが言った。
話す…。
小さい時に聞こえなくなり、それまであたしは普通に話せてた。



でも、聞こえるようになって上手く話せるだろうか。
変な感じじゃないか。


不安はあった。


そして、手術当日。

⏰:09/03/12 19:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#237 [あい]
その日は運悪く雨だった。
パパ、ママ、たくみ。
そしてこうすけとかなも来てくれた。

この2人が来てくれたって事は、もしかしたら…なんて。


しゅう…
来るわけないっか。



あたしになんか会いたくないよね。


「「頑張ってね。」」

みんなに言われ、かなからお守りも貰った。

⏰:09/03/12 21:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#238 [らぃあ]
主サンの小説すごく感動します
ゆっくりでもイィので最後まで書いてくださぃね

⏰:09/03/13 00:30 📱:N701i 🆔:lexcE7k.


#239 [あい]
>>238 らぃあさん

そんな事言ってもらえて嬉しいです
今は無理なんでまた夜に更新します

⏰:09/03/13 08:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#240 [あい]
手術室に入る時、あたしは目を閉じた。
耳が聞こえるようになる。


みんなの声が聞きたいよ。




【何か聞こえたらボタンを押してください。】

この日は確認の日。

手術は無事に成功した。

目を覚ました時、みんなが声をかけていたが、そんなすぐに聞こえるようになるわけがない。

⏰:09/03/13 21:20 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#241 [あい]
あたしの耳にはイヤホン?何て言えばいいんだろう。

まぁ、耳に何かをはめた。

先生の手元には、いくつかのスイッチ。
あたしの手にはボタン。


先生がスイッチを押し、音が聞こえたらボタンを押す。

簡単な事だった。


先生がいろんなボタンを押す。




………聞こえない。
………聞こえない。

⏰:09/03/13 21:24 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#242 [あい]
聞こえないよ。
先生の手は確かに動いてる。
スイッチ押してるはずなのに…

聞こえない………


聞こえない……



えっ?今何か聞こえた。
かすかにだけど、ピーピーって聞こえた。




あたしはボタンを押す。
あっ!また聞こえた。
ボタンを押す。

⏰:09/03/13 21:26 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#243 [☆匿名☆]
あいさんの小説すごく読みやすいです!
それにあいさんの心が綺麗で感動しました(;_;)

応援してますヾ(≧▽≦)ノ♪♪

⏰:09/03/14 01:41 📱:W52SH 🆔:9vaq2utc


#244 [あい]
>>243 匿名さん

嬉しいです
ありがとうございます

⏰:09/03/14 02:45 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#245 [あい]
「「本当に小さい音は聞こえないし、聞きづらいですね。でも普通の話声や、車の音、音楽、いろんな音が聞こえるようになる。」」

先生が話す事をママが通訳する。



それからあたしの生活は変わった。
前から怖くて乗れなかった自転車。
自転車に乗って、施設に行くようになった。


車が横を通る音。
クラクションの音。
小さい子達のじゃれあいの声。

かすかだったけど、聞こえる。


聞こえるんだ。

⏰:09/03/14 02:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#246 [あい]
「おはようございます。」

手話を使わないで、仕事場の人があいさつしてくる。

本当に聞こえるようになって、あたしの生活は変わった。


変わってない事は…


「「おはようございます。」」

あたしはまだ手話をやっていた。
最初の方は仕方ないと、ママ達も言っていた。


でも、月日がたっても、あたしは手話をやってた。

⏰:09/03/14 03:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#247 [我輩は匿名である]
やっぱこの小説好きです!楽しみにしてます(´∀`)

⏰:09/03/14 11:31 📱:SH903i 🆔:KF/Qr/Zw


#248 [あい]
>>247 我輩は匿名であるさん

すごい嬉しいです
ありがとうございます

⏰:09/03/14 17:41 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#249 [あい]
「お前何で手話なの?」

家にいた時、たくみが聞いてきた。

家族もみんな手話無しで話をかけるようになった。

手話をしているのは、あたしだけ。


「小さい時喋れたんだから、喋れんだろ。」



たくみが言葉使い悪いのは、聞こえない時から知ってた。


聞こえるようになってから、本当に悪いんだなっていうの、知ったよ。

⏰:09/03/14 17:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#250 [あい]
「やめなさい。たくみ。」

ママは少し高くて、優しい声。


パパはママとは違って低い声。

みんなの声を知っていったよ。



「そんなすぐに喋れるわけないでしょ。」

ママがたくみに言う。

「でもこいつ、練習もしようとしないじゃん。何で?」


たくみがあたしを見る。
確かに、あたしは喋る練習をしていない。

⏰:09/03/14 17:56 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#251 [あい]
あたしは答えられなかった。
たくみから目をそらした。

「おい、こっち向けよ。早く答えろ。」


「「小さい時、確かにあたしは喋ってた。でもそれから全然話してないから…変な声が出ちゃうんじゃないかって…。」」




不安だった…。

たくみは笑った。

「バーカ。」

そう言ってデコピンをしてきた。

⏰:09/03/14 21:45 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#252 [あい]
「普段バカな事やってる奴が、何そんな事気にしてんだよ。バカにして笑うわけねぇじゃん。」

たくみの言葉で、元気が出た。
でも、あたしは声を出すという事をしていなかった。


家族みんな、気にしていたと思う。



手術からかなりたち、また冬がやってきた。
2回しゅうと過ごしたクリスマスが、またやってくる。

⏰:09/03/15 01:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#253 [あい]
あたしは、しゅうを忘れる事ができていなかった。

初めての彼氏だったし、すごく好きだった。


すごく幸せだったから、本当に好きになりすぎていたから、忘れられなかった。



しゅうは元気なの?

お母さんと仲良く暮らしてるかな?

受験は?

新しく彼女はできた?
あたしが耳聞こえるようになった事知ってる?

しゅうの事ばっかりだった。

⏰:09/03/15 01:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#254 [あい]
時々泣いちゃう時もあるんだよ。
勝手だよね…
あたしがしゅうを振ったのに。



あたしが離したのに。
あんなに大好きだった人を。
あんな大事にしてくれた人を。





しゅう…

⏰:09/03/15 20:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#255 [あい]
クリスマス。


あたしはあの場所に行った。
しゅうがクリスマスに連れてきてくれた場所。



1人で来るのは、大変だった。
途中までバイクだったから。


そこから見る景色は、あの頃と変わらず綺麗だった。


寒い中、あたしは1人で眺めていた。

⏰:09/03/15 20:20 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#256 [あい]
帰ろう。寒いな。
そう思ってた時だった。

ジャリジャリ…

誰かが後ろから来る。
1人じゃない…2人?



振り向いたら、そこにいたのはしゅうだった。

隣には、知らない女の子。

しゅうはすごく驚いた感じの表情だった。



……隣の人誰?

⏰:09/03/15 20:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#257 [あい]
「「何でここにいんの?」」

あっ…手話してる。
しゅうの声だっ…
初めて聞いた。


こうすけ、あたしが耳聞こえるようになった事言ってないのかな。


「「手話しなくていいよ。聞こえるから。」」



「えっ?まじ?」

あたしは頷いた。

「手術成功したんだ。おめでとう。」


………泣きそう。

⏰:09/03/15 20:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#258 [あい]
「「その人、彼女?」」

しゅうはその子を見て言った。


「うん。てか元カノ。」


あ…より戻したんだ。



「「そうなんだ。おめでとう。」」


あたしはそう言って、2人から離れていった。

「あい!!」


しゅうがあたしを呼んだ。でも、振り向かずあたしは歩いた。

⏰:09/03/15 21:00 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#259 [あい]
だって…涙が出てきたから。

しゅうの秘密の場所。
あたしだけに教えてくれた場所。


それはただの思い込みだね。
しゅうは…元カノにも教えたんだ。


涙が止まらなかった。

耳が聞こえてなかったら、足音にも気づかなかった。
足音が聞こえてなかったら、振り向かなくて、しゅうにも気づかなかった。

よりを戻した事も、知らずにすんだんだ。

⏰:09/03/15 21:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#260 [ゆきな]
やばいです
泣きそう(T_T)

⏰:09/03/15 22:30 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#261 [あい]
>>260 ゆきなさん

毎回コメントありがとうございます

⏰:09/03/16 00:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#262 [あい]
耳が聞こえてなかったら…
そんな事思っちゃダメ。


しゅうの事は吹っ切んなきゃ。
彼女がいる事知って、いいじゃん。

これで吹っ切れるよ。



…これでいいじゃん。

⏰:09/03/16 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#263 [あい]
しゅうの事は考えないようにした。

考えないで仕事をして、普通に家に帰って、家で寝る。


次の恋をしよう。
焦らず、ゆっくりと。

あたしは普通の生活を送っていた。



ある日の仕事帰り。
あたしは、いつものように自転車で家に向かっていた。


雨上がりだったため、道は濡れていた。
マンホールのとこど滑ってしまい、あたしは転倒した。

⏰:09/03/16 00:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#264 [あい]
痛い…。

「大丈夫ですか?」


声をかけてきたのは、しゅうだった。
何で?何でこんなとこで会っちゃうのかな。

よく考えてみればここ、しゅうと出会った場所だ。

しゅうにぶつかって。

「お前喋れねぇの?」って…
あたし、こんな事まで覚えてる。


「立てるか?」

しゅうが手を差し出してきた。

⏰:09/03/16 09:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#265 [あい]
しゅうの顔を見て、あたしは泣いてしまった。
全然考えてなかったのに。


あたし…全然しゅうの事忘れる事できてないじゃん。

「何泣いてんだよ!!そんな痛いのか?」


涙止まんないよー!!!

⏰:09/03/16 09:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#266 [ゆか]
いっきに読みました
続き待ってます。
頑張って下さい

⏰:09/03/16 12:47 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#267 [あい]
>>266 ゆかさん

ありがとうございます
あとで更新します

⏰:09/03/16 19:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#268 [あい]
あたしは下を向いてた。
覗き込むように、しゅうが見てきて「大丈夫か?」って。


ドキッとした…


あたしは立ち上がり、お礼を言う。

「自転車乗って施設行ってんの?」

しゅうが聞いてきて、あたしは頷く。


「ちょっと話そ?」


あたしは横に首を振った。

⏰:09/03/16 21:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#269 [あい]
「いいから話すぞ。」

しゅうはあたしの自転車を押して、歩き始めた。
あたしはその後ろを、付いていった。


公園に着き、しゅうはブランコに乗る。
あたしもブランコに座る。



「元気だった?」

先に話をしてきたのは、しゅうだった。


あたしはしゅうの方を向く。
微笑むしゅう。

⏰:09/03/16 21:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#270 [あい]
しゅうの笑顔だ。
あたし、ニコッと笑うしゅうの笑顔大好きだった。

小さい子みたいに可愛くて。


微笑む顔も好きだった。

久しぶりだな。


「「元気だよ。しゅうは?」

「まぁまぁ。」


キーッキーッて動くブランコ。
無言が続いた…。

⏰:09/03/17 00:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#271 [あい]
「「もう少しで卒業だね。」」

何か言わなきゃと思い、あたしは手話を始めた。

「おう。俺、専門学校行くんだ。」


しゅうは美容師になりたいんだよね。
この事もあたし覚えてるや。

「「お母さんは?」」

「一緒に暮らしてるよ。加藤さんとも、うまくやってる。」



そっか。よかったね…しゅう…

⏰:09/03/17 00:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#272 [あい]
「俺、母さんと一緒に暮らせてよかったと思ってる。お前と別れたの平気って訳じゃなかったけど。本当に別れたくなかったし。でも、別れてなかったら、俺はまだ1人で暮らしてたと思う。」


あたしは、しゅうの話をちゃんと聞いた。


「元カノとより戻したのは、お前と別れてちょっとしてから。いきなり連絡きて、やり直したいって。」


この話はあんま聞きたくないな。

⏰:09/03/17 00:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#273 [ゆか]
頑張って(T0T)

⏰:09/03/17 00:31 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#274 [あい]
「お前と別れてムシャクシャしてて、軽い気持ちでより戻したんだ。今想うとバカだよな。」

…………。


「でも、やり直してからまたちゃんと好きになった。お前の事も考えないようになってた。」



しゅうは、拾い持ってた枝を折った。

「何でクリスマスの日、あそこにいたの?」

ずっと下を向いて話してたしゅうが、またあたしを見る。


「何でいたの?」

⏰:09/03/17 00:35 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#275 [あい]
>>273 ゆかさん

ありがとうございます

⏰:09/03/17 00:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#276 [あい]
あたしは、何て言えばいいんだろう。
しゅうの事ずっと引きずってたなんて言えない。

今しゅうには彼女がいる。
困らせたらダメだ…
2人の仲を邪魔しちゃダメだ。



「ビックリしたよ。」

しゅうが言う。

「彼女に見せてやろうと思って連れて行ったら、お前がいんだもん。」


やっぱ…あたしだけにっていう場所じゃないんだ。
本当あたしバカだ…

⏰:09/03/17 00:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#277 [あい]
「来んなよな。まだあいは好きなのかなって、変な期待しちまったじゃん。」

頭をかくしゅう。
恥ずかしいんだ…



「お前が俺の事振ったんだよ?嫌いになったわけじゃないのはわかってる。あいは、俺のために別れたんだよな。何で、あそこにいたの?」


真剣な顔をしてるしゅう。
黙ってたらダメだ。

あたし、言わなきゃ。

⏰:09/03/17 13:32 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#278 [あい]
「「あたしは、しゅうを振った。でもずっと引きずってた。いつもいつも、しゅうの事を考えてた。クリスマスの日、もしかしたらしゅうに会えるんじゃないかと思って…だからあたしは、あの場所に行った。会えたけど…しゅうの隣には違う子がいた。だから、あたしは考えてないようにって…忘れようって…」」



あたしは手を止めた。
ダメだ…また泣きそう。

「「何で…何で今日会っちゃうかな。」」

⏰:09/03/17 13:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#279 [、]
>>1-140
>>140-300

読んでます
頑張ってください!!

⏰:09/03/17 14:05 📱:SH905i 🆔:a06byC9A


#280 [あい]
>>279 、さん

ありがとうございます
頑張ります

夜また更新します

⏰:09/03/17 16:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#281 [彩]

メチャぃぃ話ッ!!

応援してます(o>ω<o)

頑張って下さいね

⏰:09/03/17 19:10 📱:N04A 🆔:Lon6PJc2


#282 [あい]
>>281 彩さん

ありがとうございます
頑張ります

⏰:09/03/17 21:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#283 [あい]
考えてなかった分の気持ちが溢れ出てきた。

やっぱりしゅうが好き。

「「話かけないでよ。しゅうの事やっと考えないようになってたのに…。」」


嘘…
本当は、話かけてきたのがしゅうで嬉しかった。

しゅうがいきなり抱きしめてきた。
あたしは離れようとしたが、しゅうは離そうとしない。

「ちょっとだけ。」

⏰:09/03/17 21:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#284 [あい]
抱きしめたまま、しゅうは話始めた。

「あい…お前が言いたい事はわかってる。彼女がいるのに、こんな事するなだろ?」



そうだよ…
しゅうには彼女いるじゃん。


「でも無理。やっぱお前の事好き。」

好き…。
しゅうからまたこの言葉が聞けるなんて。

「クリスマスの日から、あいの事ばっか。彼女と前みたいに戻ってきたと思ってたのに…。」

⏰:09/03/17 22:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#285 [あい]
「あい…好きだよ。」

そう言い、しゅうはあたしから離れて、じっとあたしを見る。


「彼女と別れる。」


「「でも、彼女の事好きなんじゃないの?」」



さっきそう言ってたじゃん。
彼女もいきなり、納得しないと思うよ。

「好き。ちゃんとまた好きになったよ。でも仕方ねぇじゃん。俺にとってお前は存在でけぇって、わかっちまったんだから。」

⏰:09/03/18 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#286 [あい]
「連絡するな。」

そう言い、あたし達はバイバイした。


連絡する…
そう言ったけど、しゅうからの連絡はなかった。

1週間…1ヶ月…
気づけば、4月になっていた。

しゅうは高校を卒業したな。


あたしから連絡した事もあった。
でも返事はこない、電話にも出ない。

どうして?

⏰:09/03/18 13:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#287 [ゆか]
気になる(→o←)

⏰:09/03/18 19:41 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#288 [彩]


頑張ってッ

待ってます゚+。(*′∇`)。+゚

⏰:09/03/18 22:34 📱:N04A 🆔:djgXPQj6


#289 [ゆきな]
がんばって
ヾ(^∇^)ノ

⏰:09/03/20 08:24 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#290 [あい]
>>287 ゆかさん

遅れてすいません
今から更新します

⏰:09/03/20 10:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#291 [あい]
>>288 彩さん

遅れてすいません
頑張りまーす

⏰:09/03/20 10:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#292 [あい]
>>289 ゆきなさん

遅れてすいません
頑張りますよー

⏰:09/03/20 10:56 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#293 [あい]
どうして連絡くれないの?
好きって言ったじゃん。
彼女とは別れるって。

まだ別れてないの?


あたしはずっと待っていた。
連絡きたら、やり直せたら今度こそ離さないって決めてたんだ。


でも、現実はそう甘くなかった。




しゅうを見たのは、休みの日だった。

⏰:09/03/20 11:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#294 [あい]
あたしは、しゅうの家に行こうとしていた。
何でもっと早く行かなかったんだろう。


そう思うけど、あの時は行くのが何故か恐くて、なかなかその行動ができなかった。

久しぶりに、この道を歩くな。
付き合っていた時は、何回も歩いてたな。


そう思っていた。


横を見た時、向かい側の歩道に見た事があるような、女の人が歩いていた。

⏰:09/03/20 11:10 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#295 [葵]
┏〇ペコリ

>>1-200
>>201-400

⏰:09/03/21 04:37 📱:SH906i 🆔:NJcnj.j.


#296 [あい]
あれ…?
あの子クリスマスに見た子だ。


しゅうの彼女だ。
もう別れたのかな?



何かクリスマスに見た時より痩せた感じがした。

よく見てみれば、様子がおかしかった。
ボーっとしているのか、力が抜けた感じで歩いている。

今にも倒れちゃいそうな…
その時だった。


「さやか!!」

⏰:09/03/22 01:15 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#297 [あい]
声のする方を見ると、走ってくるしゅう。
彼女は振り向き、しゅうが手を引っ張っている。

嫌がって動かない彼女。

あたしは…それを見ていた。
2人は、あたしに気づいていない。


2人の会話は聞こえない。
でも言い合ったような感じ。
彼女は…泣いていた。


しゅう…あたしここにいるんだけど。
気づいてよ。

⏰:09/03/22 01:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#298 [ゆか]
頑張って(ToT)

⏰:09/03/22 01:19 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#299 [あい]
別れてないの?
どうして一緒にいるの?

あたしに連絡くれなかった理由は、これ?
またあたしは1人で期待してたのかな…。



しゅう…あたしに気づいてよ。


「しゅ…う。しゅう!!」


あたしはしゅうを呼んだ。
そう、耳が聞こえるようになり、初めてあたしは声を出した。

しゅうって…

⏰:09/03/22 01:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#300 [あい]
>>298 ゆかさん

頑張ります

⏰:09/03/22 01:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194