言葉
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#201 [あい]
>>199 ぐみさん

今からまた更新します

⏰:09/03/04 11:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#202 [あい]
チョコをあたしにくれて、しゅうはケーキを切った。

あたしは物凄くワクワクしていて、ケーキをずっと見ていた。


「「いただきます。」」

さっき料理をあんなに食べたのに、まだ入る。
さすが別腹。

チョコも1人で食べてしまった。


「「俺にも少し残しとけよ。」」

しゅうに怒られ、…ちょっと失敗したな〜。笑


しゅうがいきなり顔を近づけてきた。
えっ…?何?

⏰:09/03/04 11:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#203 [あい]
口に生クリームが付いてたみたいで、指で取ってくれたしゅう。
そのままペロンと舐めるしゅう。

「「お前、興奮しすぎ。ケーキぐらいでバカかっ。」」

「「だって、クリスマス大好きだもん。ケーキおいしいし。」」


微笑むしゅう。
「お前、そうゆう餓鬼っぽいとこかわいいよな。」

そう言ったしゅう。
あたしは恥ずかしくなって、下を向く。
頭を撫でてきて、あたしはしゅうに抱きついた。

⏰:09/03/04 11:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#204 [あい]
最高のクリスマスだった。

元旦、1年記念日。
しゅうは家に泊まって、あたしと、あたしの家族みんなと過ごした。

しゅうは冬休み。
冬休みはほとんど家に泊まっていた。

本当毎日が幸せだった。
本当にうまくいってたんだよ?


あたしは仕事。しゅうは学校始まり、あたしのいつもの生活が始まった。

その日はしゅうと会う約束もしてなくて、仕事が終わったらまっすぐ家に帰った。

⏰:09/03/04 22:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#205 [あい]
「「あい、話があるの。」」

家に着いて、そう言ってきたのはママだった。

あたしは部屋に行き、着替えてリビングに行く。
たくみもいて、椅子に座っている。


何か変な雰囲気。
そんな事を思いながら、あたしも椅子に座る。

「「パパが帰ってきたらにしようと思ったけど、早い方がいいから。」」

ママが手話を始める。
机には、何かの資料みたいな物が置いてある。


「「あい、耳の手術しない?」」


手術…?

⏰:09/03/04 22:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#206 [あい]
突然の話。

「「何で急に?」」

あたしはママに聞く。
するとママは資料を開いて、あたしの前に差し出してきた。


「「ここの先生といろいろ話してね。あいの耳はね、手術すれば聞こえるようになるみたい。」」

ちょっと待って…。

「「ハッキリではないけど、聞こえないよりはいいでしょ。もう17歳だし、手術受けても平気だって。小さい時は無理だったけど。」」


そんな急に言われても。
手術って…。

⏰:09/03/05 01:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#207 [あい]
「「聞こえるようになるのは絶対なの?」」

横のたくみがママに聞く。

「「あたし達みたいにハッキリではないよ。でも聞こえるようになるのは確かだって。今よりも全然生活しやすいと思うをだけど…。」」


ママがあたしを見る。
そりゃあ、聞こえないよりは聞こえる方がいい。
でもあたしは、ちょっと恐かった。

手術だもん。
不安は持つ。

「「お前迷ってんの?」」

たくみがあたしに聞く。

⏰:09/03/05 01:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#208 [あい]
「「聞こえないままの可能性もあるって言うならわかるけど、聞こえるようになるのは確かなんだよ?悩む必要なくね?」」

たくみはあたしに言う。
しゅうもそう言うんだろうな。


しゅうとたくみは、口悪い所が似てる。
何か、しゅうに言われてるみたいだった。

「「あたしも、聞こえるようになりたいよ。でもちょっと恐いよ。」」


「バカじゃねぇの。そんな事言ってたら、何も出来ねぇじゃねぇかよ。」

手話をしないで言ってくるたくみ。

⏰:09/03/05 02:11 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#209 [あい]
あたしはたくみを睨む。

「「手術するのは、あんたじゃない。あたしなの。恐いに決まってんでしょ!!」」

あたしはそのまま、部屋に行った。
恐がって…まるで子供だ。


夜、しゅうが家に来た。
パパも帰ってきて、5人で話す事に。
たくみはイライラした様子で座っていた。

「「手術の事、お母さんに聞いたよ。どうすんの?」」

しゅうが言う。

「「ビビってんだよ、こいつ。餓鬼かよ。」」

たくみも手話をする。

⏰:09/03/05 02:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#210 [あい]
「「そんな事言うなよ。普通ビビるって。」」

しゅうがたくみに言う。
あたしは何も言えず、しゅうとたくみの手話を見ていた。


「「だって聞こえるようになるんだよ?何をビビるの?」」


「「聞こえるようになる事はわかってるよ。あいはちゃんと。でも手術って言葉だけでも、不安は持つって。お前にはわかんねぇ事だけどさ。」」


「「じゃあ、しゅう君にはわかんのかよ。」」

⏰:09/03/06 13:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#211 [あい]
そうたくみが言うと、しゅうはあたしを見る。

「「わかんないけどさ、あいの顔見たら、不安なのかな?って思うよ。」」


しゅう…。
あたしは決めた。

「「手術する。」」


聞こえるようになるならやる。


「「そう。大丈夫。みんな付いてるから。」」

ママがそう言ったあと、たくみの背中を叩いた。

「「仲直りしなさい。」」

⏰:09/03/06 20:28 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#212 [あい]
「「ごめんな。言い過ぎた。」」

目はあたしに向いてなかったけど、たくみは謝ってきてくれた。


「「手術の日は、俺も病院行くからな。」」

大好きな笑顔で言うしゅう。
家族がいるのにも関わらず、あたしはしゅうに抱きついた。



手術は6月。
すぐではなかった。


4月。
しゅうは3年生になった。

⏰:09/03/06 20:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#213 [ゆきな]
待ってました!

いい家族ですね

更新がんばって(^-^)v

⏰:09/03/06 21:33 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#214 [あい]
>>213 ゆきなさん

待ってたとか嬉しい
ありがとうございます

今からまた更新します

⏰:09/03/07 01:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#215 [あい]
しゅうの夢は美容師。
3年生になると進路の事でいっぱい。
しゅうは、専門学校に行く予定だった。

あたしは変わらず施設で仕事をしていた。


5月になり、手術1ヶ月前。
この5月だった。

あたしがしゅうから離れていったのは。



休みの事だった。
あたしはしゅうの家に遊びに行った。
もうすぐで着くって時に、しゅうからメールがきた。

【母さん来たんだけど、もう着いちゃう?】

⏰:09/03/07 01:59 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#216 [あい]
どうしよう。
もう目の前だよ…。

【まだ着かないよ。】

あたしは嘘をついた。
何か話でもあんのかな?
あたしは、どこかで時間を潰そうと思ってた時、しゅうが家から出てきた。


あたしの所に来た。

「「いるじゃん。嘘付かなくていいのに。入れよ。」」

「「お母さんと話してるんじゃないの?」」


しゅうは微笑んで言った。
「いい話。」

あたし達は家に入った。

⏰:09/03/07 02:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#217 [あい]
しゅうのお母さんが座っている。

「「いい話って何?」」


「「母さんが、一緒に暮らさないかって。」」



何で突然そう言ってきたのかはわからない。
でも再婚相手の人もそう言ってるみたいで、それを伝えに来たらしい。

新しい生活のために手放す。
そうしゅうのお母さんは言ってたのに、やっぱ一緒に暮らしたいんだね。


あたしはそう思っていた。
嬉しそうに説明をしてるしゅう。

⏰:09/03/07 02:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#218 [あい]
何かしゅう、可愛いな。
あんなに1人で大丈夫とか、強がってた事言ってたのに。

嬉しいに決まってるよ。

お母さんを見た時、紙に何か書いている。

その時、あたしの中で嫌な事を思い出していた。

【しゅうと別れて】

前に書かれた事がある。
そして渡された。



嫌な予感がした。
紙を渡された時、あたしはショックだった。

⏰:09/03/07 02:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#219 [あい]
【しゅうと別れてください。】

またこの言葉だった。
あたしは紙を見たあと、しゅうのお母さんを見た。

「いい?」

しゅうのお母さんが聞いてきた。


「「おい、何だよそれ!」」


しゅうが言う。

「しゅうは、受験生になったの。負担になりたくないでしょ?」

「「別にあいは負担になんかなってねぇよ。」」


あたしは泣きそうになった。

⏰:09/03/08 12:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#220 [あい]
「あんた、耳が聞こえない子とずっと付き合う気?大変よ。あたしだって、耳聞こえない子と接するのは難しいし、上手くもやっていけない。」

お母さんの口の動きを見るのが辛かった。

「別れないなら、一緒に住むのも無しね。」


「「何だよそれ。じゃあ住む話は無しでいいよ。あいと別れるのはやだ。」」


あたしはしゅうを見た。

「「何言ってんの。それはダメだよ。」」

あたしはしゅうに言う。

⏰:09/03/08 12:41 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#221 [あい]
「「しゅうはずっと1人で辛い想いいっぱいしたじゃん。お母さんから住もうって言われたんでしょ?ずっと望んでた事じゃないの?」」


「「でもそれでお前と別れろなんて、おかしいだろ。」」



でも、しゅうは嬉しそうにしてた。
お母さん勝手だなって思ったけど、やっぱ自分の子だもん。

しゅう…嬉しそうにしてたじゃん。

「「いいよ。母さん。」」


ダメだよ……。

⏰:09/03/08 12:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#222 [あい]
「「てか、勝手すぎるよ。ずっと俺の事なんかほったらかしにしてたくせに、1人で住めって離したくせに。急になんなんだよ。」」

「今までの事は謝るよ。しゅうには本当に悪い事した。これから、一緒に居なかった分、一緒に暮らして家族に戻ろうよ。」





あたしは家に帰り、ずっと考え事をしてた。
しゅうは負担にならないって言ってたけど、これかもずっとあたしといるのは、ダメなんじゃないか。

別れるのは嫌だよ。
でもしゅうとは、お母さんと暮らしてほしい。

⏰:09/03/08 12:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#223 [あい]
【俺、あいとは別れないから。母さんが何を言っても。全然住まなくてもいいしさ。今悩んでるんだったら、変な事考えるのやめろよ。】

しゅうから届いたメール。

【それと、ずっと俺の事気にしててくれてありがとう。話された時は本当に嬉しかったよ。一緒に住もう。あの言葉だけで、俺はもう充分だったからさ。】



あたしは決めた。
辛いけど、いいんだ。

数日後仕事が終わり、あたしはしゅうと会う事にした。


手を振るしゅうがいる。

⏰:09/03/08 13:01 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#224 [あい]
ダメだ…
泣きそうになっちゃう。

「「どっかご飯食べ行くか?」」

いつものしゅう。
あたしは裾を掴み、首を振る。

何かを感じとったのか、しゅうは掴むあたしの手を離し、歩き始めた。


あたしは手を掴み、しゅうは振り向く。

「「話ある。」」

「やだ。」


でも話さなきゃ。
あたしはしゅうの言葉を無視して、手話を始める。

⏰:09/03/08 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#225 [あい]
「「あたし、考えたの。」」

これでいいんだよね。


「「しゅうは、お母さんと暮らして。あたしとは別れよ。」」



しゅうは、悲しそうな顔をした。
あたしは手話を続ける。

「「しゅうのお母さんが一緒に住もうって言ったの、あたしもすごい嬉しい。すごいしゅうが辛かったの知ってるから。」」


泣いちゃダメだ。
あたしが泣いたら、しゅうが困っちゃうから。

⏰:09/03/08 21:14 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#226 [あい]
お母さんに離された時、しゅうは泣いてたから。
あたしが初めて見たしゅう。

辛かったの知ってるから。
寂しかったのも、ずっと溜めてきて出てきた涙だから。


あの時、しゅうを見るのが辛かった。



そして、一緒に住もう。
しゅうのお母さんが言いに来た時のしゅう。
すごい喜んでた。
あたしはあの時、嬉しそうなしゅうを見るのが…嬉しかったよ。

⏰:09/03/09 01:09 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#227 [あい]
「「これから専門行って、美容師になって、あたしなんかより全然いい人見つかるよ。」」


「「ちょっと待てよ…」」



「「あたしの事で一緒に住む事無しにしちゃダメ。お母さんが別れる事を望んでるなら、あたしはそうする。」」


しゅうの手話を無視し、あたしは一方的に話を進めた。


「「一緒に暮らして?」」

しゅうは下を向く。
これ以上の手話を見たくなかったのかな。

⏰:09/03/09 01:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#228 [あい]
「「お前、泣かないんだな。」」

しゅうが言ってきた。

「「悲しくないの?」」


悲しいよ。
だって嫌いになったわけじゃないのに。
でも……


「「悲しくない。」」



あたしはそう言った。

「「そっか。じゃあいいよ。お前と別れたくないのも、母さんと暮らしたいのも、どっちも望んでる。でもお前がそう言うなら別れる。」」

⏰:09/03/09 19:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#229 [あい]
しゅうは笑ってた。
悲しそうな感じで。

「「お前なら、こんな事になっても離れないって思ってたのに…。もういい…。」」


何かが刺さるような
そんな感じで胸が痛くなった。


あたしの言葉で…
しゅうの言葉で…




あたし達は終わった。

⏰:09/03/09 19:40 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#230 [あい]
その後何も話さず、しゅうは行ってしまった。
あたしは、歩いていくしゅうの背中を見えなくなるまで見ていた。


しゅうは1度も振り向かなかった。



終わった…。
あたしは家に帰り泣いた。
さっきまで我慢してた涙が一気に溢れ出してきて、ずっと泣いてた。

するとしゅうからメールがきた。


【お前の家にある俺の物全部捨てていいから。】

しゅうの物を全部集めた時、あたしは思った。

⏰:09/03/09 19:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#231 [あい]
あれ?
しゅうの荷物こんなに多かったっけ?

しゅうはそのまま置いてく事が多かったから、いつの間にかこんなに増えてたんだね。


家にあるもの。
あたしの幸せを表してた。
また涙が出てきた。

しゅう…本当にごめんね。
許してなんて言えないけど、本当に本当にごめんね…

⏰:09/03/09 21:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#232 [あい]
これでよかったんだよね?
しゅうはお母さんとまた暮らせる。
ずっと願って事じゃん。



これでよかったんだよね。
あたしはそう自分に言い聞かせながら、しゅうの荷物を片付けた。

⏰:09/03/09 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#233 [我輩は匿名である]
>>150-300

⏰:09/03/10 00:32 📱:N703iD 🆔:ht..WoaI


#234 [ゆきな]
大丈夫ですかー?

更新楽しみに
待ってます(^-^)v

⏰:09/03/12 16:37 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#235 [あい]
>>234 ゆきなさん

すいません
今から更新します

⏰:09/03/12 19:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#236 [あい]
手術が近づいてきた。
病院で手術の説明や、聞こえるようになってからの話。


「「聞こえるようになったら、話す練習もしなきゃね。」」


そうママが言った。
話す…。
小さい時に聞こえなくなり、それまであたしは普通に話せてた。



でも、聞こえるようになって上手く話せるだろうか。
変な感じじゃないか。


不安はあった。


そして、手術当日。

⏰:09/03/12 19:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#237 [あい]
その日は運悪く雨だった。
パパ、ママ、たくみ。
そしてこうすけとかなも来てくれた。

この2人が来てくれたって事は、もしかしたら…なんて。


しゅう…
来るわけないっか。



あたしになんか会いたくないよね。


「「頑張ってね。」」

みんなに言われ、かなからお守りも貰った。

⏰:09/03/12 21:50 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#238 [らぃあ]
主サンの小説すごく感動します
ゆっくりでもイィので最後まで書いてくださぃね

⏰:09/03/13 00:30 📱:N701i 🆔:lexcE7k.


#239 [あい]
>>238 らぃあさん

そんな事言ってもらえて嬉しいです
今は無理なんでまた夜に更新します

⏰:09/03/13 08:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#240 [あい]
手術室に入る時、あたしは目を閉じた。
耳が聞こえるようになる。


みんなの声が聞きたいよ。




【何か聞こえたらボタンを押してください。】

この日は確認の日。

手術は無事に成功した。

目を覚ました時、みんなが声をかけていたが、そんなすぐに聞こえるようになるわけがない。

⏰:09/03/13 21:20 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#241 [あい]
あたしの耳にはイヤホン?何て言えばいいんだろう。

まぁ、耳に何かをはめた。

先生の手元には、いくつかのスイッチ。
あたしの手にはボタン。


先生がスイッチを押し、音が聞こえたらボタンを押す。

簡単な事だった。


先生がいろんなボタンを押す。




………聞こえない。
………聞こえない。

⏰:09/03/13 21:24 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#242 [あい]
聞こえないよ。
先生の手は確かに動いてる。
スイッチ押してるはずなのに…

聞こえない………


聞こえない……



えっ?今何か聞こえた。
かすかにだけど、ピーピーって聞こえた。




あたしはボタンを押す。
あっ!また聞こえた。
ボタンを押す。

⏰:09/03/13 21:26 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#243 [☆匿名☆]
あいさんの小説すごく読みやすいです!
それにあいさんの心が綺麗で感動しました(;_;)

応援してますヾ(≧▽≦)ノ♪♪

⏰:09/03/14 01:41 📱:W52SH 🆔:9vaq2utc


#244 [あい]
>>243 匿名さん

嬉しいです
ありがとうございます

⏰:09/03/14 02:45 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#245 [あい]
「「本当に小さい音は聞こえないし、聞きづらいですね。でも普通の話声や、車の音、音楽、いろんな音が聞こえるようになる。」」

先生が話す事をママが通訳する。



それからあたしの生活は変わった。
前から怖くて乗れなかった自転車。
自転車に乗って、施設に行くようになった。


車が横を通る音。
クラクションの音。
小さい子達のじゃれあいの声。

かすかだったけど、聞こえる。


聞こえるんだ。

⏰:09/03/14 02:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#246 [あい]
「おはようございます。」

手話を使わないで、仕事場の人があいさつしてくる。

本当に聞こえるようになって、あたしの生活は変わった。


変わってない事は…


「「おはようございます。」」

あたしはまだ手話をやっていた。
最初の方は仕方ないと、ママ達も言っていた。


でも、月日がたっても、あたしは手話をやってた。

⏰:09/03/14 03:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#247 [我輩は匿名である]
やっぱこの小説好きです!楽しみにしてます(´∀`)

⏰:09/03/14 11:31 📱:SH903i 🆔:KF/Qr/Zw


#248 [あい]
>>247 我輩は匿名であるさん

すごい嬉しいです
ありがとうございます

⏰:09/03/14 17:41 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#249 [あい]
「お前何で手話なの?」

家にいた時、たくみが聞いてきた。

家族もみんな手話無しで話をかけるようになった。

手話をしているのは、あたしだけ。


「小さい時喋れたんだから、喋れんだろ。」



たくみが言葉使い悪いのは、聞こえない時から知ってた。


聞こえるようになってから、本当に悪いんだなっていうの、知ったよ。

⏰:09/03/14 17:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#250 [あい]
「やめなさい。たくみ。」

ママは少し高くて、優しい声。


パパはママとは違って低い声。

みんなの声を知っていったよ。



「そんなすぐに喋れるわけないでしょ。」

ママがたくみに言う。

「でもこいつ、練習もしようとしないじゃん。何で?」


たくみがあたしを見る。
確かに、あたしは喋る練習をしていない。

⏰:09/03/14 17:56 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#251 [あい]
あたしは答えられなかった。
たくみから目をそらした。

「おい、こっち向けよ。早く答えろ。」


「「小さい時、確かにあたしは喋ってた。でもそれから全然話してないから…変な声が出ちゃうんじゃないかって…。」」




不安だった…。

たくみは笑った。

「バーカ。」

そう言ってデコピンをしてきた。

⏰:09/03/14 21:45 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#252 [あい]
「普段バカな事やってる奴が、何そんな事気にしてんだよ。バカにして笑うわけねぇじゃん。」

たくみの言葉で、元気が出た。
でも、あたしは声を出すという事をしていなかった。


家族みんな、気にしていたと思う。



手術からかなりたち、また冬がやってきた。
2回しゅうと過ごしたクリスマスが、またやってくる。

⏰:09/03/15 01:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#253 [あい]
あたしは、しゅうを忘れる事ができていなかった。

初めての彼氏だったし、すごく好きだった。


すごく幸せだったから、本当に好きになりすぎていたから、忘れられなかった。



しゅうは元気なの?

お母さんと仲良く暮らしてるかな?

受験は?

新しく彼女はできた?
あたしが耳聞こえるようになった事知ってる?

しゅうの事ばっかりだった。

⏰:09/03/15 01:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#254 [あい]
時々泣いちゃう時もあるんだよ。
勝手だよね…
あたしがしゅうを振ったのに。



あたしが離したのに。
あんなに大好きだった人を。
あんな大事にしてくれた人を。





しゅう…

⏰:09/03/15 20:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#255 [あい]
クリスマス。


あたしはあの場所に行った。
しゅうがクリスマスに連れてきてくれた場所。



1人で来るのは、大変だった。
途中までバイクだったから。


そこから見る景色は、あの頃と変わらず綺麗だった。


寒い中、あたしは1人で眺めていた。

⏰:09/03/15 20:20 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#256 [あい]
帰ろう。寒いな。
そう思ってた時だった。

ジャリジャリ…

誰かが後ろから来る。
1人じゃない…2人?



振り向いたら、そこにいたのはしゅうだった。

隣には、知らない女の子。

しゅうはすごく驚いた感じの表情だった。



……隣の人誰?

⏰:09/03/15 20:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#257 [あい]
「「何でここにいんの?」」

あっ…手話してる。
しゅうの声だっ…
初めて聞いた。


こうすけ、あたしが耳聞こえるようになった事言ってないのかな。


「「手話しなくていいよ。聞こえるから。」」



「えっ?まじ?」

あたしは頷いた。

「手術成功したんだ。おめでとう。」


………泣きそう。

⏰:09/03/15 20:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#258 [あい]
「「その人、彼女?」」

しゅうはその子を見て言った。


「うん。てか元カノ。」


あ…より戻したんだ。



「「そうなんだ。おめでとう。」」


あたしはそう言って、2人から離れていった。

「あい!!」


しゅうがあたしを呼んだ。でも、振り向かずあたしは歩いた。

⏰:09/03/15 21:00 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#259 [あい]
だって…涙が出てきたから。

しゅうの秘密の場所。
あたしだけに教えてくれた場所。


それはただの思い込みだね。
しゅうは…元カノにも教えたんだ。


涙が止まらなかった。

耳が聞こえてなかったら、足音にも気づかなかった。
足音が聞こえてなかったら、振り向かなくて、しゅうにも気づかなかった。

よりを戻した事も、知らずにすんだんだ。

⏰:09/03/15 21:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#260 [ゆきな]
やばいです
泣きそう(T_T)

⏰:09/03/15 22:30 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#261 [あい]
>>260 ゆきなさん

毎回コメントありがとうございます

⏰:09/03/16 00:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#262 [あい]
耳が聞こえてなかったら…
そんな事思っちゃダメ。


しゅうの事は吹っ切んなきゃ。
彼女がいる事知って、いいじゃん。

これで吹っ切れるよ。



…これでいいじゃん。

⏰:09/03/16 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#263 [あい]
しゅうの事は考えないようにした。

考えないで仕事をして、普通に家に帰って、家で寝る。


次の恋をしよう。
焦らず、ゆっくりと。

あたしは普通の生活を送っていた。



ある日の仕事帰り。
あたしは、いつものように自転車で家に向かっていた。


雨上がりだったため、道は濡れていた。
マンホールのとこど滑ってしまい、あたしは転倒した。

⏰:09/03/16 00:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#264 [あい]
痛い…。

「大丈夫ですか?」


声をかけてきたのは、しゅうだった。
何で?何でこんなとこで会っちゃうのかな。

よく考えてみればここ、しゅうと出会った場所だ。

しゅうにぶつかって。

「お前喋れねぇの?」って…
あたし、こんな事まで覚えてる。


「立てるか?」

しゅうが手を差し出してきた。

⏰:09/03/16 09:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#265 [あい]
しゅうの顔を見て、あたしは泣いてしまった。
全然考えてなかったのに。


あたし…全然しゅうの事忘れる事できてないじゃん。

「何泣いてんだよ!!そんな痛いのか?」


涙止まんないよー!!!

⏰:09/03/16 09:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#266 [ゆか]
いっきに読みました
続き待ってます。
頑張って下さい

⏰:09/03/16 12:47 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#267 [あい]
>>266 ゆかさん

ありがとうございます
あとで更新します

⏰:09/03/16 19:04 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#268 [あい]
あたしは下を向いてた。
覗き込むように、しゅうが見てきて「大丈夫か?」って。


ドキッとした…


あたしは立ち上がり、お礼を言う。

「自転車乗って施設行ってんの?」

しゅうが聞いてきて、あたしは頷く。


「ちょっと話そ?」


あたしは横に首を振った。

⏰:09/03/16 21:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#269 [あい]
「いいから話すぞ。」

しゅうはあたしの自転車を押して、歩き始めた。
あたしはその後ろを、付いていった。


公園に着き、しゅうはブランコに乗る。
あたしもブランコに座る。



「元気だった?」

先に話をしてきたのは、しゅうだった。


あたしはしゅうの方を向く。
微笑むしゅう。

⏰:09/03/16 21:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#270 [あい]
しゅうの笑顔だ。
あたし、ニコッと笑うしゅうの笑顔大好きだった。

小さい子みたいに可愛くて。


微笑む顔も好きだった。

久しぶりだな。


「「元気だよ。しゅうは?」

「まぁまぁ。」


キーッキーッて動くブランコ。
無言が続いた…。

⏰:09/03/17 00:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#271 [あい]
「「もう少しで卒業だね。」」

何か言わなきゃと思い、あたしは手話を始めた。

「おう。俺、専門学校行くんだ。」


しゅうは美容師になりたいんだよね。
この事もあたし覚えてるや。

「「お母さんは?」」

「一緒に暮らしてるよ。加藤さんとも、うまくやってる。」



そっか。よかったね…しゅう…

⏰:09/03/17 00:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#272 [あい]
「俺、母さんと一緒に暮らせてよかったと思ってる。お前と別れたの平気って訳じゃなかったけど。本当に別れたくなかったし。でも、別れてなかったら、俺はまだ1人で暮らしてたと思う。」


あたしは、しゅうの話をちゃんと聞いた。


「元カノとより戻したのは、お前と別れてちょっとしてから。いきなり連絡きて、やり直したいって。」


この話はあんま聞きたくないな。

⏰:09/03/17 00:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#273 [ゆか]
頑張って(T0T)

⏰:09/03/17 00:31 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#274 [あい]
「お前と別れてムシャクシャしてて、軽い気持ちでより戻したんだ。今想うとバカだよな。」

…………。


「でも、やり直してからまたちゃんと好きになった。お前の事も考えないようになってた。」



しゅうは、拾い持ってた枝を折った。

「何でクリスマスの日、あそこにいたの?」

ずっと下を向いて話してたしゅうが、またあたしを見る。


「何でいたの?」

⏰:09/03/17 00:35 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#275 [あい]
>>273 ゆかさん

ありがとうございます

⏰:09/03/17 00:36 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#276 [あい]
あたしは、何て言えばいいんだろう。
しゅうの事ずっと引きずってたなんて言えない。

今しゅうには彼女がいる。
困らせたらダメだ…
2人の仲を邪魔しちゃダメだ。



「ビックリしたよ。」

しゅうが言う。

「彼女に見せてやろうと思って連れて行ったら、お前がいんだもん。」


やっぱ…あたしだけにっていう場所じゃないんだ。
本当あたしバカだ…

⏰:09/03/17 00:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#277 [あい]
「来んなよな。まだあいは好きなのかなって、変な期待しちまったじゃん。」

頭をかくしゅう。
恥ずかしいんだ…



「お前が俺の事振ったんだよ?嫌いになったわけじゃないのはわかってる。あいは、俺のために別れたんだよな。何で、あそこにいたの?」


真剣な顔をしてるしゅう。
黙ってたらダメだ。

あたし、言わなきゃ。

⏰:09/03/17 13:32 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#278 [あい]
「「あたしは、しゅうを振った。でもずっと引きずってた。いつもいつも、しゅうの事を考えてた。クリスマスの日、もしかしたらしゅうに会えるんじゃないかと思って…だからあたしは、あの場所に行った。会えたけど…しゅうの隣には違う子がいた。だから、あたしは考えてないようにって…忘れようって…」」



あたしは手を止めた。
ダメだ…また泣きそう。

「「何で…何で今日会っちゃうかな。」」

⏰:09/03/17 13:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#279 [、]
>>1-140
>>140-300

読んでます
頑張ってください!!

⏰:09/03/17 14:05 📱:SH905i 🆔:a06byC9A


#280 [あい]
>>279 、さん

ありがとうございます
頑張ります

夜また更新します

⏰:09/03/17 16:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#281 [彩]

メチャぃぃ話ッ!!

応援してます(o>ω<o)

頑張って下さいね

⏰:09/03/17 19:10 📱:N04A 🆔:Lon6PJc2


#282 [あい]
>>281 彩さん

ありがとうございます
頑張ります

⏰:09/03/17 21:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#283 [あい]
考えてなかった分の気持ちが溢れ出てきた。

やっぱりしゅうが好き。

「「話かけないでよ。しゅうの事やっと考えないようになってたのに…。」」


嘘…
本当は、話かけてきたのがしゅうで嬉しかった。

しゅうがいきなり抱きしめてきた。
あたしは離れようとしたが、しゅうは離そうとしない。

「ちょっとだけ。」

⏰:09/03/17 21:52 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#284 [あい]
抱きしめたまま、しゅうは話始めた。

「あい…お前が言いたい事はわかってる。彼女がいるのに、こんな事するなだろ?」



そうだよ…
しゅうには彼女いるじゃん。


「でも無理。やっぱお前の事好き。」

好き…。
しゅうからまたこの言葉が聞けるなんて。

「クリスマスの日から、あいの事ばっか。彼女と前みたいに戻ってきたと思ってたのに…。」

⏰:09/03/17 22:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#285 [あい]
「あい…好きだよ。」

そう言い、しゅうはあたしから離れて、じっとあたしを見る。


「彼女と別れる。」


「「でも、彼女の事好きなんじゃないの?」」



さっきそう言ってたじゃん。
彼女もいきなり、納得しないと思うよ。

「好き。ちゃんとまた好きになったよ。でも仕方ねぇじゃん。俺にとってお前は存在でけぇって、わかっちまったんだから。」

⏰:09/03/18 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#286 [あい]
「連絡するな。」

そう言い、あたし達はバイバイした。


連絡する…
そう言ったけど、しゅうからの連絡はなかった。

1週間…1ヶ月…
気づけば、4月になっていた。

しゅうは高校を卒業したな。


あたしから連絡した事もあった。
でも返事はこない、電話にも出ない。

どうして?

⏰:09/03/18 13:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#287 [ゆか]
気になる(→o←)

⏰:09/03/18 19:41 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#288 [彩]


頑張ってッ

待ってます゚+。(*′∇`)。+゚

⏰:09/03/18 22:34 📱:N04A 🆔:djgXPQj6


#289 [ゆきな]
がんばって
ヾ(^∇^)ノ

⏰:09/03/20 08:24 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#290 [あい]
>>287 ゆかさん

遅れてすいません
今から更新します

⏰:09/03/20 10:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#291 [あい]
>>288 彩さん

遅れてすいません
頑張りまーす

⏰:09/03/20 10:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#292 [あい]
>>289 ゆきなさん

遅れてすいません
頑張りますよー

⏰:09/03/20 10:56 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#293 [あい]
どうして連絡くれないの?
好きって言ったじゃん。
彼女とは別れるって。

まだ別れてないの?


あたしはずっと待っていた。
連絡きたら、やり直せたら今度こそ離さないって決めてたんだ。


でも、現実はそう甘くなかった。




しゅうを見たのは、休みの日だった。

⏰:09/03/20 11:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#294 [あい]
あたしは、しゅうの家に行こうとしていた。
何でもっと早く行かなかったんだろう。


そう思うけど、あの時は行くのが何故か恐くて、なかなかその行動ができなかった。

久しぶりに、この道を歩くな。
付き合っていた時は、何回も歩いてたな。


そう思っていた。


横を見た時、向かい側の歩道に見た事があるような、女の人が歩いていた。

⏰:09/03/20 11:10 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#295 [葵]
┏〇ペコリ

>>1-200
>>201-400

⏰:09/03/21 04:37 📱:SH906i 🆔:NJcnj.j.


#296 [あい]
あれ…?
あの子クリスマスに見た子だ。


しゅうの彼女だ。
もう別れたのかな?



何かクリスマスに見た時より痩せた感じがした。

よく見てみれば、様子がおかしかった。
ボーっとしているのか、力が抜けた感じで歩いている。

今にも倒れちゃいそうな…
その時だった。


「さやか!!」

⏰:09/03/22 01:15 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#297 [あい]
声のする方を見ると、走ってくるしゅう。
彼女は振り向き、しゅうが手を引っ張っている。

嫌がって動かない彼女。

あたしは…それを見ていた。
2人は、あたしに気づいていない。


2人の会話は聞こえない。
でも言い合ったような感じ。
彼女は…泣いていた。


しゅう…あたしここにいるんだけど。
気づいてよ。

⏰:09/03/22 01:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#298 [ゆか]
頑張って(ToT)

⏰:09/03/22 01:19 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#299 [あい]
別れてないの?
どうして一緒にいるの?

あたしに連絡くれなかった理由は、これ?
またあたしは1人で期待してたのかな…。



しゅう…あたしに気づいてよ。


「しゅ…う。しゅう!!」


あたしはしゅうを呼んだ。
そう、耳が聞こえるようになり、初めてあたしは声を出した。

しゅうって…

⏰:09/03/22 01:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#300 [あい]
>>298 ゆかさん

頑張ります

⏰:09/03/22 01:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#301 [あい]
しゅうがこっちを向く。
彼女もあたしを見る。

しゅうは、驚いた顔をしていた。


彼女がしゅうの手を払い、走って行ってしまった。


しゅうは、走っていく彼女を見て、あたしはしゅうを見る。


その状態が続く。

再びしゅうが、こちらを向き、歩いてきた。

「あい、何で?」

⏰:09/03/22 01:26 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#302 [あい]
「「全然連絡くれないから、しゅうの家行こうとしてた。」」


黙るしゅう。


「「何で連絡くれなかったの?彼女と何で一緒にいるの?別れてないの?」」

何も言わないしゅう。
あたしはジッとしゅうを見つめる。

そして、しゅうが言った事は、「ごめん。」の一言だった。


えっ?ごめんって?
……そっか。

⏰:09/03/22 01:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#303 [あい]
「「そっか。そうゆう事か。」」

何かバカすぎて、涙なんか出なかったよ。

「違うんだよ、あい。」


「「何が違うの?別れてないんでしょ?」」



悲しそうな顔をするしゅう。
何でしゅうが、そんな顔すんの?

「「好きって言ってさ、あたしずっと連絡待ってたのに。1人で期待して、バカバカしいよ。」」

「好きなのは嘘じゃないよ。」

⏰:09/03/23 01:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#304 [あい]
「「別れてないじゃん。しゅうは何がしたいの?わかんないよ…あたし、信じていいの?」」


「信じていい。でも、今あいつと別れられない。」


えっ?
言ってる意味がわからないよ。
何で別れられないの?


あたしを見てよ…
さっき声を出してしゅうを呼んだのに、言いたい事が言えない。

喋るのって、こんなに難しい事なんだな。

⏰:09/03/23 02:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#305 [ぐみ]
いつも見てまス

頑張って下さい

⏰:09/03/23 02:47 📱:F904i 🆔:sxSkB8Q.


#306 [あい]
>>305 ぐみさん

ありがとうございます
頑張ります

⏰:09/03/23 11:22 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#307 [あい]
「「意味わかんないよ。もういいよ。」」


あたしはそうしゅうに言って、その場を離れた。

しゅうは引き止めも、追いかけてもこなかった。

その夜、しゅうからメールが届いた。


【今日はごめん。会って話したい。】




しゅうと会う日。
仕事が終わり、駅前であたしは待っていた。

⏰:09/03/23 11:26 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#308 [彩]


頑張ってねッ(^・ェ・)

⏰:09/03/23 23:50 📱:N04A 🆔:KVNLKEvQ


#309 [あい]
>>308 彩さん

頑張ります

⏰:09/03/24 22:38 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#310 [あい]
ちょっと遅れて、しゅうは来た。

「ごめん、待った?ちょっと授業が延びちゃって。」

しゅう、ちゃんと美容師目指して学校行ってるんだね。


あたし達はお店に入り、適当に飲み物を頼んだ。



「ごめんな、あい。お前にちゃんと謝りたくて。話聞いてくれる?」

あたしは頷いた。

⏰:09/03/24 22:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#311 [あい]
「連絡しなかった事、謝る。ごめん。ずっと待っててくれたんだな。」

「「そうだよ。あたし、ずっと待ってた。」」


あたしは、しゅうに言う。


「俺、お前とまたやり直すために、彼女に別れ話したんだ。正直に話した。」

あたしは、机の上で光っているしゅうの携帯が気になった。

「「携帯鳴ってるよ。」」


するとしゅうは、画面を見て、電話に出る。

⏰:09/03/24 22:48 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#312 [あい]
「おう。」

誰だろう?

「今専門の友達といるから、後で行くよ。」


あぁ。彼女か。
専門の友達…嘘まで付いてる。


しゅうが電話を切ると、あたしは言った。

「「あたし、専門の友達じゃないよ。」」


するとしゅうは、ちょっと笑った。
あたしも笑った。


「お前といるって言ったら、大変だよ。」

⏰:09/03/27 00:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#313 [あい]
「「何で大変なの?」」

やきもち妬きなのかな?
そんな事を思っていて、あたしはしゅうに聞いた。


「そんな事言ったら、また手首切っちゃう。」


…えっ?
今何て?手首切っちゃう?

それって、リストカットだよね?
彼女は、そんな事する人なの?
あたしは、何も聞けなかった。

⏰:09/03/27 00:35 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#314 [あい]
「ビックリしただろ?」


あたしは首を振る。

本当はすごくビックリしてるけど。
ねぇ、どうしてなの?



「精神的にヤバいんだ、彼女。俺が、別れ話してからするようになっちまって。夜も、睡眠薬飲まなきゃ寝れない時だってあるし、ちょっと不安になると切っちゃうし。」


だから、別れられないのか。
やっと理由がわかったって思ったけど、何かが引っかかる。

⏰:09/03/27 11:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#315 [あい]
「だから、別れられない。」

「「しゅうは、それでいいの?」」

あたしはしゅうに聞く。


「「あたしとやり直せないよとかじゃなくて、ずっと彼女の傍から離れないの?それでしゅうはいいの?」」


「しょうがねぇだろ。俺が別れようとしたら、死のうのすんだぞ?ほっとけるかよ。本当に離れたら、あいつは確実に逝くよ。」

⏰:09/03/27 11:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#316 [あい]
ちょっと泣きそうなしゅう。
いつも態度でかくて、強気なしゅう。


今のしゅう、何か小さく見える。
ちょっと痩せた感じもするし。




「お前、この前俺の名前呼んだよな。」

⏰:09/03/27 12:58 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#317 [あい]
しゅう。

あたしは名前を呼んだ。
あの時、全然あたしに気づいてなかったしゅうに、気づいてほしかったから。



「すげー嬉しかった。」

そう言って、しゅうは泣き出した。
下を向くしゅう。


しゅう…泣かないで。
あたしまで泣いちゃうよ。

「本当驚いた…。」

⏰:09/03/27 13:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#318 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:09/03/27 17:15 📱:F03A 🆔:2DmTCpDE


#319 [我輩は匿名である]
一気に読んじゃいました!
すごい感動しました(T_T)
読みやすいし(´ω`)
これからも楽しみにしてます♪
主さんのペースで頑張ってください(^^)

⏰:09/03/27 19:34 📱:F03A 🆔:2DmTCpDE


#320 [あんり]
更新まってます

⏰:09/03/27 20:58 📱:SH905iTV 🆔:2YKvPxvc


#321 [彩]


頑張って!!

いつも更新お疲れ様ッ

⏰:09/03/27 23:24 📱:N04A 🆔:4a0J9lvA


#322 [あい]
>>319 我輩は匿名であるさん


ありがとうございます
頑張ります

⏰:09/03/27 23:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#323 [あい]
>>320 あんりさん

今からまたちょっと更新します

⏰:09/03/27 23:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#324 [あい]
>>321 彩さん

たくさんコメントありがとうございます

⏰:09/03/27 23:31 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#325 [あい]
「俺の勝手な思い込みだけどさ…あの時、名前呼ばれた時お前は…俺の事まじなんだって思った。」

鼻をすすりながら、話すしゅう。

「だけど、本当にごめん。」


泣かないでよ。
ごめんと言われ、あたしも涙が出てきてしまった。

好きって言ってくれたけど、やっぱりクリスマスの時に諦めとけばよかったのかな?

こんな風になるなら、諦めとけばよかったのかな?

⏰:09/03/27 23:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#326 [あい]
それから、しゅうから連絡はなかった。
当たり前だよね。

「ごめん。」

しゅうにそう言われたのに、なかなか諦められない。


あたしの中でしゅうって本当に大きい存在なんだって、わかったよ。



心配もしていた。
彼女がいつ何をするかわからない。
ビクビクしてるんじゃないかな?

心配だった…。

⏰:09/03/27 23:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#327 [あい]
「えー?それないわ。」

あたしは、かなに話した。
かなは、手話を結構覚え、あたしの言ってる事はほとんどわかるようになっていた。


「しゅう、てか彼女がありえない。」

「「どうして?」」



「どうしてって、手首とか切ってさ、しゅうの事脅してるようなもんじゃん?」

声が大きいかな。
周りの人も驚いてる様子。

⏰:09/03/27 23:54 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#328 [ちイ]
>>280-600

⏰:09/03/28 01:53 📱:SH905i 🆔:ztOkb26I


#329 [ひとみ]
続きめっちゃ気になります
更新頑張ってください

⏰:09/03/28 03:50 📱:SO705i 🆔:UHyMx2pQ


#330 [あい]
>>329 ひとみさん

ありがとうございます
今からまた更新します

⏰:09/03/28 10:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#331 [あい]
「しゅうは死ぬかもと思って心配だから、別れないんでしょ?手首切れば、しゅうは離れないって思ってんだよ。」


………。


「本気だったら、もういないでしょ。死ぬ気なんてないんだよ。ただの脅しだよ。」

「「でも、あたしはキッパリしゅうにごめんって言われちゃった。」」


するとかなが、あたしのほっぺをつねってきた。

痛い、痛いー!!

⏰:09/03/28 10:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#332 [あい]
「あんたバカじゃないの!?好きって言われたんでしょ?しゅうは、あいが好きなんだよ?あいも好きなんでしょ!何で引いちゃうんだよ!」


かなってこんなキャラだったっけ?笑
でもかなの言ってる事って間違ってないよね。

しゅうは、好きって言ってくれたし。
あたしは、しゅうが好き。


もうどうしようもないくらい、本当に好き。
かなの言葉が背中を押してくれた。

しゅうに、会いに行く。

⏰:09/03/28 10:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#333 [あい]
しゅうの家にあたしは行った。


ピンポーン…
………ガチャ。
出てきたのは、しゅうのお母さんだった。

「あなた…。」

あたしは頭を下げた。


「しゅういるけど、彼女もいるんだよね。」


彼女もいるのか。
…帰ろうかな。

「入れば?どうぞ。」

いや、帰っちゃダメだ。
あたしは中に入った。

⏰:09/03/29 18:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#334 [あい]
「耳、聞こえるようになったらしいね。よかったね。」

しゅうのお母さん、変わったかな?
何か、優しくなった。
そんな言い方よくないけど、優しくなった気がする。


「ありがとうございます。」とあたしは、口パクで言った。


……あれ?しゅうは?
あたしはノートに書き、お母さんに見せた。


【しゅう呼んでくれません?】

お母さんは首を振った。

⏰:09/03/29 18:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#335 [あい]
「今はちょっと待って。何か言い合いしてるみたいだから。何か今日、怒鳴って彼女が来てね。」

あたしはリビングで、しゅうを待った。


飲み物を出してくれたお母さん。

「あの時はごめんね。」

あたしは首を傾げる。


「しゅうから聞いたよ。あたし達が一緒に暮らすために、別れたって。それも、あいちゃんから振ったって。」


あたしは下を向く。

⏰:09/03/29 18:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#336 [ゆきな]
久しぶりにきたら
たくさん更新されてる
ほんとにこの小説好き

⏰:09/03/29 19:22 📱:P903iX 🆔:☆☆☆


#337 [ひとみ]
頑張ってください

⏰:09/03/29 23:45 📱:SO705i 🆔:eMKgfZ8Y


#338 [あい]
>>336 ゆきなさん

好きとか嬉しいな
またあとでちょっとですが更新します

⏰:09/03/30 00:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#339 [あい]
>>337 ひとみさん

ありがとうございます

⏰:09/03/30 00:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#340 []
一気に読んだ

何回泣いたか

更新楽しみにしてるんで
頑張ってください

⏰:09/03/30 00:39 📱:SH01A 🆔:OscRDZAI


#341 [あい]
>>340 さん


泣いたんですか!?
あらら〜

頑張ります
ありがとうございます

⏰:09/03/30 01:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#342 [あい]
「あたし、本当ヒドい事言った。別れてなんて、本当にごめんなさい。」


ごめんなさいって…


「あの時、あたしは自分の事しか考えてなかった。。一緒に住み始めてからも、最初はどこか寂しそうにしてて。あなたにも辛い想いをさせた。本当にごめんね。」


あたしは首を振った。

ごめんなんて言わないでください。
確かに辛かったけど、お母さんもお母さんなりに辛かったと思うし。

⏰:09/03/30 01:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#343 [あい]
「最近のしゅう大変そう。本当彼女、何をするかわかんない。」


その時、しゅうがリビングに入ってきた。

「あい、何で…?」


しゅうが後ろを向き、そこにいたのは彼女だった。

目が合う。

あたしは息を飲み込んだ。

彼女は、体に力が入っているのか。
今にも本当に倒れそうなくらい細々している。

⏰:09/03/30 01:25 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#344 [あい]
あの時…しゅうの事を呼んだ日。
あの時よりもさらに、痩せてしまっていて、手首は服で見えないけど…

あそこを切っているのか。


よく見てみると、首にも切った跡が何個かあった。




あたしをジッと見る彼女。
いきなり泣き出し、頭を抱える。


「おい、どうした?」

「いやぁぁぁぁぁ!!」

⏰:09/03/30 01:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#345 [あい]
叫びだした彼女。
しゅうが、頭にあった手をとり、手を握る。


「嫌だ!!離して!!」

暴れる彼女を必死に止めるしゅう。

「落ちつけよ。」



泣き止まない彼女。
しゅうがあたしの方を向く。

「悪い。帰って。」

「しゅう、帰れなんて…」

「うるせぇな。早く帰れ!!」

⏰:09/03/30 01:34 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#346 [あい]
お母さんがしゅうに何か言おうとしたが、しゅうは無視し怒鳴った。

あたしは、鞄を取りリビングを出た。


彼女とすれ違う時、彼女を少し見た。
泣きながら、あたしを睨んでいた。



家を出て、あたしは歩きながら自分の家に向かった。


彼女いつもあんななの?
しゅう大丈夫かな?

「帰って」の言葉。
あと怒鳴られたな。

⏰:09/03/30 01:40 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#347 [ぷーた]
初めまして!今、一気に読みましたとても読みやすいし内容が深くていいです更新がんばってください。楽しみにしてます

⏰:09/03/30 01:53 📱:SH906iTV 🆔:cH05L64w


#348 [彩]


この小説好きッ*゚

頑張ってね!!

⏰:09/03/30 10:03 📱:N04A 🆔:0nYqQvDk


#349 [あい]
>>347 ぷーたさん

応援ありがとうございます
また夜更新します

⏰:09/03/30 11:07 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#350 [あい]
>>348 彩さん

好きとかありがとうございます
また夜更新します

⏰:09/03/30 11:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#351 [あい]
ちょっと時間があるので




ビックリしたな。
しゅうに怒鳴られたの。

それにショックだった。
しゅうが彼女の手を握ってた。
しょうがないけどさ…


あたしが握りたいよ。

そんな事を考え、泣きながらあたしは歩いた。

⏰:09/03/30 15:51 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#352 [あい]
「あい!!」


しゅうだ。
後ろから声がする。


でも振り向きたくない。
泣いてるから、顔見られたくない。

「おい。」

腕を掴まれ…でもあたしは振り向かない。
涙が出てくるだけ。

しゅうがあたしの前に来て、顔を覗いてきた。

嫌だ…見ないで。

⏰:09/03/30 15:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#353 [あい]
「あいごめん。怒鳴ったりして。来てくれたのに、本当ごめんな。」

あたしは首を振った。
掴むしゅうの手を離そうとしたけど、離さないしゅう。


涙が止まらない。


そのまましゅうは、腕を引っ張り、あたしを抱きしめてきた。

「泣くんじゃねぇよ。お前バカかっ。」


泣き止んでと、頭を撫でてくるしゅう。
こんな事しちゃダメだけど、離れたくない。

⏰:09/03/30 15:59 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#354 [あい]
「あい、やり直そ?」


そう言ってきたしゅう。
あたしはしゅうを見る。


「やっぱお前じゃなきゃダメなんだよな。自分勝手でごめん。でも、あいと戻りたい。」

しゅうがキスをしてきた。
一瞬触れたぐらいのキス。


あたしはしゅうを見つめる。

⏰:09/03/30 16:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#355 [あい]
顔を近づけてきて、あたし達は何回もキスをした。

こんな事しちゃダメなのに…もう無理だ。


あたしとしゅうは、その日はそこで別れた。



やり直した?
よくわかんないけど、あたし達は毎日連絡を取っていた。

ある日しゅうに呼ばれ、しゅうの家に行った。


しゅうの部屋にいたのは、彼女だった。

⏰:09/03/31 02:11 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#356 [あい]
彼女…さやかちゃんは、あたしを見た瞬間、泣き始めてしまった。

泣き声が部屋に響く。


しゅう、何で呼んだの?
あたしはそう思っていた。


「さやか、泣きやめよ。話したいから、ちゃんと聞いて?」

嫌だと言い、座らないさやかちゃん。
しゅうが無理矢理座らせ、隣に座る。

「悪い、あい。何するかわかんないから、隣座ってるな。」

あたしは頷く。

⏰:09/03/31 02:16 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#357 [@y]
>>284-400

⏰:09/03/31 05:56 📱:D705i 🆔:coqljDlA


#358 [ひとみ]
あげ\(^O^)/

⏰:09/04/01 00:27 📱:SO705i 🆔:d97nVAf2


#359 [優]
めっちゃ泣きました

これからも
頑張って下さい

⏰:09/04/01 02:05 📱:F703i 🆔:Om2uH1cM


#360 [あい]
>>359 優さん

ありがとうございます
今からまた更新します

⏰:09/04/02 00:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#361 [あい]
「お前がこうなっちゃったのは、いつからだっけ?」


しゅうが彼女に聞く。
彼女は、しゅうの肩をずっと軽く殴っていた。

「いつからだっけ?」


でもしゅうは聞く。
ポロポロ流れる彼女の涙。何故か見てると胸が痛くなった。

「俺が1回別れ話してからだよな。」


止まらない涙。
彼女は泣き続けていた。

⏰:09/04/02 00:24 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#362 [あい]
これからしゅうが言おうとしてる事はわからない。

でも彼女は、何か感じとっていたのかな?


「お前は手首切るよな。何でそんな事すんの?」



まだ肩を殴っている彼女。
見ているのが辛かった。

あたしは何をやってるんだろう。
ただ座って見てるだけで…何かしなきゃ。

でも…何もできなかった。

⏰:09/04/02 00:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#363 [あい]
「さやか答えて?」

聞いてるしゅうも辛そう。


殴るのを止めた彼女は、しゅうにキスした。
あたしはビックリした。


ダメだ。これもしょうがないって思わなきゃ。
思わなきゃ…


「だってこうでもしないと、しゅう離れていっちゃうもん。」
口を開いた彼女。

彼女は着ていたロングTシャツをめくり、手首の傷を見せてきた。

⏰:09/04/02 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#364 [あい]
すぐにしゅうが隠したけど、ものすごい量の傷だった。


首に巻かれている包帯。
机に置いてあるカッター。

あたしを見る彼女。
あたしは、なかなか目を合わせる事が出来なかった。

「しゅうは、あたしが切れば絶対離れないでくれる。あたしは、しゅうがいないとダメなの。あんたなんかに渡さない。」


あたしは携帯で文を打ち、彼女に見せた。

⏰:09/04/02 00:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#365 [我輩は匿名である]
初めて読ませてもらいました

一気に読んでこの時間
でも、時間忘れちゃう位真剣に読ませてもらいました

ドキドキしたり、主さんと同じキモチになって
喜んだり泣いたりしました

しゅう君、うちのチビと同じ名前でなんか嬉しかったです

うちのチビもしゅう君みたいに優しくてかっこいい男の子になって欲しい

主さんの幸せを願って
読ませてもらいます
頑張って下さい

⏰:09/04/02 03:08 📱:F01A 🆔:HGaj4Ulg


#366 [あい]
>>365 我輩は匿名であるさん


お子さん、しゅうって名前なんですか?
あたしも嬉しいんですけど


少しずつですが
更新してくんで読んでください

⏰:09/04/02 12:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#367 [あい]
【あたし、しゅうが好きです。】


【何回も諦めようとした。でも無理だった。あなたは、切ればしゅうは離れないでいてくれるって思ってるんだよね。それは間違ってるよ。】



何でよって言ってきたから、あたしはまた文を打つ。

【好きなら、もっと違う事で傍にいてくれるようにしなよ。自分も相手も傷つけないで、違う事で。】

【しゅうは、あなたの隣にいて幸せそう?】

⏰:09/04/02 12:58 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#368 []
こんにちは。
一気に読みました。
主さんはとても優しい方ですねしゅうさんと幸せになってもらいたいです。
私の知り合いでも、彼女がパニック障害を持っていて、別れ話をすると、包丁をも持って「別れるくらいなら○○を殺して私も死ぬ」
と発狂して普通に会話にならないそうです
その親からは結婚してくれって頼まれたらしくて
彼も結婚するしかないのかなってなんか鬱みたいになってしまって。

私は彼が幼なじみだから
心配で辛いです
関係ない話ですみません

でも主さんとしゅうさんには幸せになってもらいたいです!!
応援してます

⏰:09/04/02 17:36 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#369 [あんり]
毎回見てます
続きが気になる

⏰:09/04/02 23:14 📱:SH905iTV 🆔:1zE.i/tg


#370 [あい]
>>368 さん

コメントありがとうございます
応援も嬉しいです


さんの幼なじみは大丈夫なんですか
彼女も彼女で心配ですが、鬱になってしまったその彼も心配ですね

⏰:09/04/03 02:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#371 [あい]
>>369 あんりさん

ありがとうございます

今から更新します

⏰:09/04/03 02:13 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#372 [あい]
文を読み終わった彼女は、しゅうを見て聞く。

「しゅうは、何であたしの傍にいてくれるの?」

「さやかが心配だからだよ。」


「しゅうは、あたしの事好き?あたしと一緒にいて幸せ?」


しゅうは何も答えず、彼女を見ていた。

「何でよ…」

泣き出す彼女。もう、彼女の体はボロボロだった。
見える傷跡がボロボロって事を表してた。

⏰:09/04/03 02:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#373 [あい]
「やだよ。しゅう、離れないで。いなきゃ嫌だ。」

必死でしゅうにしがみつく彼女。
しゅうは今にも泣きそうな顔。


「さやか…本当ごめん。もう無理だよ…俺…」

泣きながらもちゃんと話すしゅう。

「俺が毎日考えてんのは、さやかじゃない。あいなんだ…クリスマスの時から。こいつじゃなきゃダメなんだ……本当ごめん。」


泣き崩れる2人を、あたしは見てる事しかできなかった。
…入っちゃいけない気がした。

⏰:09/04/03 02:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#374 [あい]
「何でしゅうが泣くの?そんな好きなの…?」


下を向きながら頷くしゅう。
彼女は、机にあったカッターを手に取った。

でも刃を出すわけでもなく、ただ見つめている。


鼻で笑い、もういいよって言った彼女。
しゅうが顔を上げる。

「でもさ、また切っちゃいそうになったらどうすればいいの?」

困った感じのしゅうを見て、あたしは文を打ち、彼女に見せた。

⏰:09/04/03 02:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#375 [あい]
【あたし達を呼んでください。そしたら行きますから。】

「えっ?」


キョトンとする彼女。
あたしはまた文を打つ。

【なんなら止められるまで行きますから。】

笑う彼女。

「しゅうと別れなくていいよとかは、言わないんだ。」


あたしはちょっと困った。

「あんた、いい奴だね。」

⏰:09/04/03 02:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#376 [あい]
「今ね、切りたくてたまんないの。自分じゃ止められないの。頭がおかしくなっちゃうの…。」


また泣き出しそうな感じ。手首を押さえ、必死で我慢している。

「しゅう…好きなんだよ、本当に。」

彼女の目からは涙が流れる。
いつもいつも泣いてるからか、彼女の目は腫れて痛々しい。

ジッとしゅうを見つめる目は、本当凄かった。
彼女の気持ちが伝わってくると言うか…
本当に胸が痛かった。

⏰:09/04/03 02:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#377 [あい]
「あたしといて、幸せじゃないなら意味ないよ。しゅう、もういいから。」

本当にごめんと言い、しゅうは頭を下ろす。
あたしも一緒に下ろした。




彼女を家まで送り、彼女が家に入ろうとした時だった。

「今までごめんね。」

謝ってきた彼女。

「それと、ありがとう。」

あたしの顔を見て言う彼女の表情は寂しそうに笑ってた。

⏰:09/04/03 02:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#378 [あい]
彼女はすぐに、精神科に通う事になった。
時々、あたしとしゅうも付いて行った。

少しずつだけど、彼女は自然に笑うようになり、自分を傷つける事も少なくなった。


自分を傷つけそうになった時は、あたしを呼んできた。
家族も必死で止めている。

ただ、彼女は絶対にしゅうを呼ばなかった。
あたしを呼んでも、しゅうは連れてこないでと。

自分を見て、しゅうに嫌な事を思い出させたくないからと。
そう彼女は言っていた。

⏰:09/04/03 02:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#379 []
>>200-500

⏰:09/04/03 14:54 📱:SH905i 🆔:cf7Qg59E


#380 [ぷーた]
続き気になる〜

⏰:09/04/03 20:04 📱:SH906iTV 🆔:2VHxfz1k


#381 [あい]
>>380 ぷーたさん

今から更新します

⏰:09/04/03 23:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#382 [あい]
「ごめんね。あたしのせいで。でも言っとくけど、あんたはあたしからしゅうを奪ったんだよ。あたし、一応彼女だったんだから。」

笑いながら文句を言ってきた彼女。

「でも、あたしといるより全然いいのかもね。あたしはしゅうを悲しませるだけだし。」



手首を見つめ、話す彼女。

「やり方間違ってた。傍にいてほしいなら、違う事でだよね?」

あたしは頷く。

⏰:09/04/03 23:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#383 [あい]
「あたし頑張る。このいかれた頭もちゃんと治す。…あんたも、しゅうと頑張ってよね。」






「さやか大丈夫だった?」

あたしは頷き、しゅうと腕を組む。
しゅうは、家の前で待っててくれたんだ。

あたし達はやり直した。
いろいろあったけど。


もうしゅうを離さない。

⏰:09/04/03 23:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#384 [あい]
しゅうは専門生活で忙しい日々を送っていた。

でも、あたし達はうまくいっていた。


あたしは家族から物凄く反対されたけど、一人暮らしを始めた。

施設から近い、家からも近いとこという条件。

だからしょっちゅう、ママが来たりたくみが来たり。


しゅうには合い鍵を渡してあり、しゅうはよく学校帰りに寄って、あたしの帰りを待っていてくれた。

こんなあたしの幸せな日々。

⏰:09/04/03 23:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#385 [あい]
「お」

「…お」

「じゃあ、最初から言ってみ?」



「あ…いうえお…」


あたしは喋る練習を始めた。
しゅうが教えてやるって言ってくれて。

しゅうがご飯を食べに、遊びに、泊まりにって。
家に来た時には絶対練習していた。

「いいじゃーん。」

しゅうは褒めたあと、必ず頭を撫でてくれる。
それがすごい嬉しかった。

⏰:09/04/04 01:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#386 [あい]
あたしは、今まで練習をしようともしなかった。

変な声が出るんじゃないかって…
すごくそれが嫌で、自分でもそんなの聞きたくなかった。

でもしゅうは、そんな気持ち無くしてくれる。

小さい時、あたしは喋れてたんだから。
自信持って練習が出来ていた。



本当…しゅうはすごいよ。

⏰:09/04/04 01:25 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#387 [あい]
気づけば、しゅうはあたしの家に住み着いていた。

2年生になり、就職先の美容室も決まった。
卒業もし、仕事を始めたしゅう。



あたしは、そこの美容室に通うようになった。
まだカットは無理だけど、いつかしゅうに担当してもらうんだ。

働いてるしゅうの姿を鏡越しから見ていると、かっこよくてやばかった。

テンパってウロチョロしているかわいいしゅう。
またまたあたしは、しゅうを知っていく。

⏰:09/04/04 13:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#388 [あい]
月日は過ぎ、あたしはいつも通りしゅうと家を出て、仕事に向かった。

その日は2人して体調が悪かった。


風邪かな?
仕事中、かなり気持ち悪くなり、あたしはトイレに行った。



家に帰っても気持ち悪い。
しゅうがあと少しで帰ってくるのに。


そんなのがずっと続いた。



これ………つわり?

⏰:09/04/04 13:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#389 [あい]
「おい、大丈夫か?」

ベッドで横になるあたしを、心配するしゅう。


つわりかな?
でもしゅうに何故か言えない。
何て言えばいいの?


毎日帰ってきたら、早くカットしたいな。
今日仕事でね〜…って楽しそうに話すしゅう。



何か言いづらかった。

「明日病院行く?明日店休みだし、付いてくよ?お前も明日は仕事休め。」

⏰:09/04/04 14:05 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#390 [我輩は匿名である]
感想とかで、すごく読みにくい。アンカ使ったり、感想板つくってオーダーしたら、どうですか?わかりやすい文章なのに、感想や上げで見にくいのがもったいない。

⏰:09/04/04 15:21 📱:F906i 🆔:UEGkgAVU


#391 [あい]
>>390 我輩は匿名であるさん


すいません
感想版作りました。
みなさんもこちらにお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4340/

⏰:09/04/05 00:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#392 [あい]
翌日、しゅうはまだ寝ている。

あたしは準備をし、1人で家を出た。
向かったのは、産婦人科。

名前を呼ばれ、診察が始まった。

「ズボンと下着を脱いで、こちらに来てください。」


診察中、目を閉じた。
しゅうの顔ばかり浮かぶ。


あたしは結果を待っていた。

⏰:09/04/05 11:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#393 [あい]
「ご懐妊ですね。」

えっ…それって妊娠してるって事だよね。
あたしは頭が回ってなく、妊娠してるの?って心の中で先生に聞いていた。

「見てください。この小さいのが…」

モニターを見て、あたしは気づいた。

赤ちゃんがいる。
本当に小さいけど、あたしとしゅうの子だ。


病院を出て、携帯を見ると、しゅうからメールが届いていた。

【どこ?】

⏰:09/04/05 20:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#394 [あい]
帰らなきゃ。
しゅうに話さなきゃ。

あたしはまっすぐ家に向かった。


「どこ行ってたんだよ!起きたらいねぇし、心配したんだぞ?」

テーブルを見ると、ご飯が並んでいた。
作ってくれてたんだ…
本当にしゅうは優しいな。

「「ごめんね。病院行ってた。」」


「病院行ったの?俺も付いていったのに。で、何だったの?」

とりあえず、あたし達はご飯を食べた。

⏰:09/04/05 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#395 [あい]
「「妊娠してた。」」

しゅうが丁度食べ終わった時に、あたしは言った。

タバコを加えていたしゅうは、机にタバコを置く。

「えっ?まじ?」

かなり驚いているしゅう。
まぁ、誰だって妊娠してるって知らされたら驚くよね。

「「10月に産まれるよ。」」


あたしはお腹に手をやる。

⏰:09/04/06 20:14 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#396 [あい]
「あい、俺たちの子産んで。てか、産めよ。なっ?」

何この上から目線。
でも、嬉しくてたまらなかった。

「全然気づいてあげれなくてごめんな。俺、仕事始めたばっかだけど、ちゃんと育てるから。」


あたしの隣に来て、お腹をさするしゅう。

「やべぇ。赤ちゃんか。」

嬉しそうに言うしゅう。



早く会いたいな〜…

⏰:09/04/07 00:16 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#397 [あい]
しゅうのお母さんは、すぐに了承してくれた。

あたしの親は大変だった。
ママは泣きながら喜んでいたけれど、大丈夫なのかって言い続けてたし。

普段あまり喋らないパパは、もっと喋んなくなり。


普段仲いいのに、あいさつにしに行った時のしゅうは、本当に緊張していた。

今思うと、あの時のしゅう、本当に可愛かった。

2人で責任持って育てる。
それを約束し、あたしの家族も了承してくれた。

⏰:09/04/07 00:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#398 [あい]
「「あの一言、嬉しかった。」」


「はっ?何?」

「「絶対にあいの事も、産まれてくる子の事も幸せにしますって言うの。」」

そう…しゅうは、あたしの親にそう言ったんだ。

本当に嬉しかったんだ。

「恥ずかしー!!」

頭をかきながら、照れてるしゅう。

あたし達は、手を繋ぎ帰った。

⏰:09/04/07 00:35 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#399 [あい]
あたしとしゅうは、すぐに籍を入れた。

結婚式。
あたしはずっとウエディングドレスに憧れていた。
いつかあれを着て結婚したいって。


でもそんな余裕などない。
生活は毎月ギリギリだし、赤ちゃんだって産まれる。

結婚式は無理だったけど、あたしは幸せ。

しゅう…初めての彼氏との結婚。
そして、その人との赤ちゃん。

⏰:09/04/08 02:00 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#400 [あい]
「どっちに似るだろうな?」

「「しゅうに似たら、言葉づかい悪くて困っちゃう。」」


こんな話や、性別はどっちかなとか。
毎日赤ちゃんの話。

早く会いたいね。
この事を1番言ってたかな。


しゅうは、タバコをやめた。
赤ちゃんが産まれるまで禁煙をするって事だったけど…

「いや。なんならやめる。子供の体に悪いし、あいだって。」

⏰:09/04/08 02:05 📱:F706i 🆔:☆☆☆


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