ペアリング
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#197 [ゆうと]
アキナは、俺が座っている座椅子の前に膝を付いた。
「はい、どうぞ。ちょっと腫れてるかも」
「…サンキュー」
「まったく…1人で向かっていくなんてアホだね、アホ(笑)」
「ホント俺アホだな(笑)状況を把握する前に体が動いてた」
:09/11/04 00:10
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:aZQl5Q/M
#198 [ゆうと]
笑うと左のホッペがズキンと痛む。
しかし…あんな貧弱な腕だったのに、こんなに痛いパンチをくらうなんて…
どこにそんな力があるっていうんだよ…
「……アキナ?」
アキナは顔を上げない。
…泣いていた。
:09/11/04 00:14
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:aZQl5Q/M
#199 [ゆうと]
「…バカ!バカ!」
小さな肩を震わせながらバカ!を連呼するアキナを見つめていた。
「バカユウト!本当にバカだよ…!」
「ごめんな、アキナ…」
アキナは俺の肩に顔をうずめて泣いていた。
「ごめんな…怖かったな…」
俺はアキナを抱きしめた。
:09/11/04 00:21
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#200 [ゆうと]
アキナの頭を軽くポンポンした。
「怖かったん…じゃないよ…あんたのこ…とが…心配だった…んだ…よ」
泣きじゃくって途切れ途切れに話しているアキナの言葉が嬉しかった。
「そうか…でも、俺は大丈夫だから…」
「なん…で?」
「ん?アキナが氷くれたから」
アキナは笑った。
:09/11/04 00:27
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#201 [ゆうと]
:09/11/04 00:31
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#202 [ゆうと]
「バカ!そういう…問題かよ(笑)」
「そういう問題だよ(笑)…ありがとう」
アキナは離れた。
「あ〜、もう…泣いちゃったよ(笑)ちょっと顔洗ってくる」
洗面所へ向かった。
ああいう場面で殴られるなんて…
ドラマみたいな出来事ってあるもんなんだな…
:09/11/04 00:36
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#203 [ゆうと]
鼻をグスングスン言わせながら、アキナは戻ってきた。
「ああもう…久しぶりに泣いたわ」
タオルで顔を拭いた。
「ユウト、もう戻る?」
「そうだな。ユウキのとこにも行かないと」
「そっか…顔、お大事にね」
「ありがとな。部屋でもちゃんと冷やすから」
:09/11/04 00:44
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#204 [ゆうと]
玄関でサンダルを履く。
「じゃあ、また明日な」
「うん。…あ、ユウト!」
「?」
「あたし…あの…人のために殴られたっていうの…めちゃめちゃカッコいいと思うよ。でも…彩乃さんのためっていうのがなんか…嫌…ごめん…KYかもだけど、それだけは嫌だよ」
:09/11/04 00:51
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#205 [ゆうと]
俺はキョトンとした(と思う)。
「あ…深い意味はないよ(笑)ごめんね、加藤君のとこ、いってらっしゃい」
アキナははずかしそうに笑っていた。
俺も笑顔を返して部屋を出た。
ぶっちゃけ、さっきのアキナにはものすごくドキドキしていた。
平静を装うのに必死だった。
:09/11/04 00:57
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#206 [ゆうと]
ユウキの部屋に来た。
「おう英雄!今日はヒーローだったな(笑)」
「まぁな。でも冗談抜きにいてぇよ(笑)マコさん弱々しい腕なのにパンチ力はヘビー級だった」
「俺があのクラクション音に気付かなけりゃ、大変なことになってたな」
「確かに!よくぞ聞き取ったな!」
:09/11/04 01:28
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