ペアリング
最新 最初 全 
#201 [ゆうと]
:09/11/04 00:31
:F902iS
:aZQl5Q/M
#202 [ゆうと]
「バカ!そういう…問題かよ(笑)」
「そういう問題だよ(笑)…ありがとう」
アキナは離れた。
「あ〜、もう…泣いちゃったよ(笑)ちょっと顔洗ってくる」
洗面所へ向かった。
ああいう場面で殴られるなんて…
ドラマみたいな出来事ってあるもんなんだな…
:09/11/04 00:36
:F902iS
:aZQl5Q/M
#203 [ゆうと]
鼻をグスングスン言わせながら、アキナは戻ってきた。
「ああもう…久しぶりに泣いたわ」
タオルで顔を拭いた。
「ユウト、もう戻る?」
「そうだな。ユウキのとこにも行かないと」
「そっか…顔、お大事にね」
「ありがとな。部屋でもちゃんと冷やすから」
:09/11/04 00:44
:F902iS
:aZQl5Q/M
#204 [ゆうと]
玄関でサンダルを履く。
「じゃあ、また明日な」
「うん。…あ、ユウト!」
「?」
「あたし…あの…人のために殴られたっていうの…めちゃめちゃカッコいいと思うよ。でも…彩乃さんのためっていうのがなんか…嫌…ごめん…KYかもだけど、それだけは嫌だよ」
:09/11/04 00:51
:F902iS
:aZQl5Q/M
#205 [ゆうと]
俺はキョトンとした(と思う)。
「あ…深い意味はないよ(笑)ごめんね、加藤君のとこ、いってらっしゃい」
アキナははずかしそうに笑っていた。
俺も笑顔を返して部屋を出た。
ぶっちゃけ、さっきのアキナにはものすごくドキドキしていた。
平静を装うのに必死だった。
:09/11/04 00:57
:F902iS
:aZQl5Q/M
#206 [ゆうと]
ユウキの部屋に来た。
「おう英雄!今日はヒーローだったな(笑)」
「まぁな。でも冗談抜きにいてぇよ(笑)マコさん弱々しい腕なのにパンチ力はヘビー級だった」
「俺があのクラクション音に気付かなけりゃ、大変なことになってたな」
「確かに!よくぞ聞き取ったな!」
:09/11/04 01:28
:F902iS
:aZQl5Q/M
#207 [ゆうと]
「んで…彩乃さんは?」
「ああ…今はミクが一緒にいる。でもさっきミクからちょろっと聞いたんだけど…さっきみたいな事件?っていうの?以前も数回あったみたいだぜ」
「え?それってDV…」
「…じゃないらしい。よく分かんねー。また落ち着いたらミクと話してみようや」
:09/11/04 01:35
:F902iS
:aZQl5Q/M
#208 [ゆうと]
そして、ユウキから冷えピタをもらい、部屋に帰った。
腫れてるとこに冷えピタを貼れば、腫れが治まるんだとか…
以前ユウキが飲み会でぶっ潰れた時に、飲み過ぎた次の日に目が腫れるから冷えピタを貼って寝たところ…
腫れることなくスッキリした目覚めができたんだとか…?!
腫れの度合いが違うけど、とりあえず貼って寝ることにした。
:09/11/04 01:40
:F902iS
:aZQl5Q/M
#209 [ゆうと]
翌日…
腫れは引くことなく、ピークを迎えたように昨日の倍腫れていた。
口開けたら痛みが響く。笑ったりすれば、アハハハの文字の分だけ、ズキズキする…
今日も練習がある…
痛みを忘れるくらい練習に集中することを誓って、俺は玄関のドアを開けた!
:09/11/04 01:45
:F902iS
:aZQl5Q/M
#210 [ゆうと]
体育館に着くと、昨日のことを知らない人が多かったため、顔どうしたのかと聞いてくる。
昨日の練習中に誰かの肘が入ったんすよー♪
と、笑い飛ばしてやった。
実は昨日…なんて言えないし、言いたくもなかった。
今日の練習も頑張ろう!
:09/11/04 01:50
:F902iS
:aZQl5Q/M
#211 [ゆうと]
接触するplayが多いのが、バスケットボールという競技。
俺とユウキがボールの取り合いをしたところ…
俺の肘がユウキの顔を直撃した。
「…ユウキ、大丈夫か?」
「いって…大丈夫!」
:09/11/04 01:54
:F902iS
:aZQl5Q/M
#212 [ゆうと]
ユウキの右ホッペが地味に青くなって、地味に腫れていた。
「おいおい!K高出身2人して同じ顔かよ(笑)」
練習中に笑いが起きた。
「昨日ユウトに肘入れたのユウキだろ(笑)」
「やっべ…俺だったんだ(笑)」
「ユウトへの仕返しだな(笑)」
:09/11/04 01:58
:F902iS
:aZQl5Q/M
#213 [ゆうと]
「そうかも…ユウト、これでおあいこな(笑)」
ユウキがこういうキャラの人間でよかった。
くさい芝居だったけど、かなり救われた気持ちになった。
練習後には、ミクさんから爆笑されたユウキだった(笑)
:09/11/04 02:00
:F902iS
:aZQl5Q/M
#214 [ゆうと]
俺は左、ユウキは右…
なんとまぁ、マヌケな…
彩乃さんは練習に来ていた。
俺達2人の顔を見て笑っている連中の中で、1人浮かない顔をしていた。
:09/11/04 02:04
:F902iS
:aZQl5Q/M
#215 [ゆうと]
彩乃さんに話しかける前にアキヒロが現れた。
「あ・や・の・さん!元気ないっすねー。よかったらこれから昼飯行きましょ♪」
アキヒロは昨日のことを知らない。
「土井君…今日はちょっと…これから寄らないといけないトコがあるから…」
「そうっすかぁ?残念だな…たまには俺の相手してくださいよ♪」
:09/11/04 02:48
:F902iS
:aZQl5Q/M
#216 [ゆうと]
そんな会話を聞いていると、後ろからツンツンされた。
「ミクさん!」
「今から彩乃とマコちゃんのアパート行ってくる」
ミクさんは小声で話した。
「え…?」
「また帰ったら…ね」
「はい…」
:09/11/04 02:52
:F902iS
:aZQl5Q/M
#217 [ゆうと]
昨日のことが思い出された…
彩乃さんは大きなショックを受けたはずた。
なのに、今日は練習に来ていた。
ショックで休むと思っていたのに…
朝体育館に入る前、昨日広場に来ていた女バス全員に謝っているのを俺は見た。引きつった顔もせず、明るい表情で…
:09/11/04 13:07
:F902iS
:aZQl5Q/M
#218 [ゆうと]
謝られた側も、彩乃さんが無事で何よりですよ〜♪的なノリで笑って和解していたようだ。
でも、さっきの浮かない顔は何だったんだろう…
ミクさんと彩乃さんが体育館を出ていった。
『マコちゃん』のとこへ行ったんだ…
俺は寮に帰ってもまったく落ち着かなかった。
:09/11/04 13:10
:F902iS
:aZQl5Q/M
#219 [ゆうと]
ボーっとしてみたり、漫画読んでみたり、掃除してみたり、またボーっとしてみたり…
もう夕方になっていた。ミクさんからは何の連絡もない。
女のことばかり考えてる自分が情けなくなった。でも、今は一大事だ。
ベッドに転がりながらボンヤリしていた…
んで寝てた。
:09/11/04 14:03
:F902iS
:aZQl5Q/M
#220 [ゆうと]
2時間は寝てたと思う。
ハッとして目が醒めた。8時過ぎてて、外は真っ暗だ。
電気つけないと…
「…あの」
すぐそばで声がする。
「…え?」
ガクブルしながら電気をつけた。
:09/11/04 14:16
:F902iS
:aZQl5Q/M
#221 [ゆうと]
眩しくて目が開かない。でも、誰かはすぐに分かった。
「彩乃さん?」
「ごめんね。鍵が開いてたから…起こしちゃった?」
「あ、いや。勝手に目が醒めただけで…」
ゴシゴシと目をこすって、視界をハッキリさせた。
ギョッとした…
:09/11/04 14:23
:F902iS
:aZQl5Q/M
#222 [ゆうと]
彩乃さんは笑っていた。
けど…何そのアザ…
顔や腕の青…いや紫…
え?
首締められたんですか?足ガクガクしてるじゃないですか…
「…%#&*£$」
「なんて言ってるの?(笑)」
「いや…なんちゅーか…」
:09/11/04 14:31
:F902iS
:aZQl5Q/M
#223 [ゆうと]
「派手にやられちゃった(笑)」
「いや、っちゅーか…マコさん…ですか?それ…」
「まぁね(笑)」
「なんで…?」
「別れ話したのよ(笑)そしたら大激怒されちゃってね」
「あのマコさんが?」
:09/11/04 14:47
:F902iS
:aZQl5Q/M
#224 [ゆうと]
「あのマコさんが(笑)」
「…だって…あんなに温和な人なんですよ。マコさんって」
「そうね…でも、こういうことは今回が初めてなんだ…昨日みたいに連れ込まれそうになったことは何度かあったんだけどね」
「…とりあえず冷やしましょう。氷を…」
:09/11/04 14:56
:F902iS
:aZQl5Q/M
#225 [ゆうと]
サディスト?
…じゃないよな?
氷を渡すと彩乃さんは笑って受け取った。
よく見るとひどく疲れた顔をしている。
俺は思いつめた顔をしていたのか…
「そんな顔しないでよ。あたしは大丈夫だから…」
そう言うと笑った。
:09/11/04 15:07
:F902iS
:aZQl5Q/M
#226 [ゆうと]
「あの…これ聞いていいのか分かんないんすけど…どんな話したんすか?」
「別れようって言っただけ」
「で、そんなにアザ作るはめに?」
「うん」
「…そっか。まぁ、無理してしゃべらないでください」
:09/11/04 15:18
:F902iS
:aZQl5Q/M
#227 [ゆうと]
「まぁ、早いうちに別れたかったんだけどね…なかなかそうはいかなかった」
「そうなんだ…別れ話したことは?」
「何回かあったんだよ。でもその都度脅されてね(笑)」
「脅された?」
「うん。『別れるんだったら俺死ぬから』とか言ったり、リスカしたりするからさ」
:09/11/04 15:29
:F902iS
:aZQl5Q/M
#228 [ゆうと]
「なんだよそれ…でも、今回も同じこと繰り返すんじゃ…」
「あたしにはそんな重すぎる想いには耐えられないよ…また死ぬとか言われても、知ったこっちゃないし」
アザだらけの彩乃さんは、どこかスッキリした顔だった気がする。
何かこう…吹っ切れたような。
:09/11/04 16:46
:F902iS
:aZQl5Q/M
#229 [ゆうと]
それ以来、『マコちゃん』との連絡は途絶えた。
…ように思えた。
メールアドレスを変えても、『マコちゃん』から連絡が来るらしい。
電話も1日に数回はかかってくる。
『元気にしてる?』
『俺は毎日寂しい思いをして生きてるよ』
『別れたくないよ〜』
:09/11/04 16:51
:F902iS
:aZQl5Q/M
#230 [ゆうと]
彩乃さんは涼しい顔をして、着信履歴とメールを削除している。
「削除するくらいなら『マコちゃん』のアドレスも番号も拒否設定にすればいいのに…」
そう言うと彩乃さんは笑って、
「あたしから別れ切り出したのに、拒否なんてできないよ。マコには心からあたしのこと諦めてもらいたいから…」
:09/11/04 16:56
:F902iS
:aZQl5Q/M
#231 [ゆうと]
ドラマのようなセリフを淡々と語る彩乃さん。
よく考えると、この時から俺は彩乃さんの部屋に通うようになってたな…
心配だったし、また『マコちゃん』に連れ去られそうな気がして…
彩乃さんが笑っていることが、なぜか嬉しかった。
初めて会ったあの日の笑顔と、体育館で見た浮かない顔…
両方を見ているからだろうか…
:09/11/04 17:09
:F902iS
:aZQl5Q/M
#232 [ゆうと]
『マコちゃん』と別れたことを知ったアキヒロは、数日後に彩乃さんに告白した。
見事に玉砕したアキヒロだったが、今度はアキナに気持ちが向いたようで、またストーカー混じりの行動を始めた。
「彩乃さんと会った時から、付き合えない気がしてたよ、俺は…」
…なんて言い訳&開き直りができる土井アキヒロは本当に尊敬する(笑)
:09/11/04 17:15
:F902iS
:aZQl5Q/M
#233 [ゆうと]
本気じゃなかったんかい…
彩乃さんに対するアキヒロの行動はおさまったはいいけど…
今度は『マコちゃん』の行動がおかしくなり始める。
1通目…
『アヤ!メールちょうだいよ…寂しくて死んじゃいそうだよぉ…』
シカト…
:09/11/04 17:22
:F902iS
:aZQl5Q/M
#234 [ゆうと]
2通目…
『ねぇってば…俺死んじゃうよ?いいの?少しだけでもアヤの顔見たいよ…』
シカト…
3通目…
『お〜い(笑)今練習時間じゃないんでしょ?』
シカト…
4通目…
『アヤは別れたつもりだろうけど、俺は別れるなんて認めないから』
シカト…
:09/11/04 17:25
:F902iS
:aZQl5Q/M
#235 [ゆうと]
5通目…
『お願いします!別れたくないんです…アヤのこと本当に愛してるんだよ…』
シカト…
2回ほど着信…
シカト…
6通目…
『こっちが下手にでりゃ調子こきやがって…お前本当に死にたいらしいな…じゃあそこにいろ!俺が殺してやるから』
シカト…
:09/11/04 17:29
:F902iS
:aZQl5Q/M
#236 [ゆうと]
また着信2回ほど…
7通目…
『そう…本当に俺のとこに戻ってくる気ないんだ…もういいよ、サヨウナラ』
シカト…
また着信2回ほど…
翌日…
『アヤおはよう!もうすぐで記念日だね。プレゼント楽しみにしててな』
:09/11/04 17:33
:F902iS
:aZQl5Q/M
#237 [我輩は匿名である]
マコちゃん
怖い‥‥‥

:09/11/04 17:52
:F02A
:/52B/B3o
#238 [ゆうと]
んで、夜遅くまで語ることも多くなって彩乃さんの部屋で寝るようになった。
週に4回くらい。
(やらしいこととか全くなしで)
彩乃さんを助けたいっていう気持ちが一番強かったはずなのに…
彩乃さんと一緒にいると居心地がいい。
話も合うし、バカもできるし、弱い部分も見せてくれる。
:09/11/04 17:56
:F902iS
:aZQl5Q/M
#239 [ゆうと]
>>237 匿名さん
そうなんですm(_ _)m
思い出すと笑えない出来事なんですよね…

俺もこういう経験は初めてでした(´_ゝ`)
:09/11/04 18:00
:F902iS
:aZQl5Q/M
#240 [ゆうと]
(続き書きます!)
あれ…?
なんだこの気持ち…
なんかすっげぇ…
ドキドキする…
ちょっw
なんだこれ…w
:09/11/04 18:03
:F902iS
:aZQl5Q/M
#241 [ゆうと]
いやいや…
俺はただ彩乃さんの力になろうと頑張ってるだけじゃん!
彩乃さんに協力することに恋心なんて抱いちゃダメだよ…
ん…?
恋…?
俺彩乃さんに恋してんのか?
まさかね…
俺アキナのことが好きなんだし…
……って…え?
:09/11/04 18:08
:F902iS
:aZQl5Q/M
#242 [ちな]
2回目コメッ☆
ちなです。
更新されてるとめっちゃ嬉しいです(#^.^#)
頑張って下さいね♪
:09/11/04 19:04
:SH903i
:q.dSBkN2
#243 [我輩は匿名である]
私も読ませていただいてます(^^)
無理せず進めてください☆
応援してます♪
:09/11/04 19:52
:SH01A
:☆☆☆
#244 [ゆうと]
>>242 ちなさん
2度目ありがとうございます(`_´)ゞ
もうちょいしたらまた更新しにきますね

更新楽しみにしてもらってるなんてめちゃくちゃ嬉しいです!
>>243 匿名さん
わー!
ホントですか?(^^)
頑張りますよ

これからもぜひ読んでいってくださいね(*^.^*)
ありがとうございます♪
:09/11/04 22:53
:F902iS
:aZQl5Q/M
#245 [ゆうと]
(続き書きます♪)
とりあえず、今は彩乃さんの力になることだけを考えろ!
『マコちゃん』から守ることだけを!!
ユウトボンバイエ!
…また着信が鳴る。
彩乃さんは意を決したような表情で、ケータイの通話ボタンを押した。
:09/11/05 00:06
:F902iS
:I.agmiJo
#246 [ゆうと]
「…もしもし?」
「アヤー!!やっと電話出てくれたぁ…心配したよ」
電話越しに聞こえてくる『マコちゃん』の声は異様にデカい…
「…そう。で、なんか用?」
「冷たいなー(笑)今日は2人の記念日だよ。3年以上も続くなんてすごいよね(笑)3年以上も続くなんて、バスケ部内でも俺達くらいじゃない?」
:09/11/05 00:12
:F902iS
:I.agmiJo
#247 [ゆうと]
「…あたし、もう記念日なんて一緒に祝えないよ?」
「なんでー(笑)寂しいこと言うなよ。俺、アヤのためにプレゼント買ったんだ…それくらいは受け取ってくれるだろ?」
「…いらない」
「どうしても?」
「…どうしても」
:09/11/05 00:17
:F902iS
:I.agmiJo
#248 [ゆうと]
「アヤ〜…俺が悪かったよ。ただ寂しかったから…つい」
「…もう、あたしのことは忘れて」
「だからお前に会いたくて…あの時は…じゃあ聞くけど、お前を想う俺の気持ちはどうなる?」
「…は?知らないよ(笑)」
「お前は昔からそういう無責任なところがあるから、弱いままなん…」
ブチッ
:09/11/05 00:25
:F902iS
:I.agmiJo
#249 [ゆうと]
彩乃さんは電話を切った。
「はぁ…」
彩乃さんのため息…初めて聞いた。
「マコ、いっつも最後は説教くさいことダラダラ言ってくるんだよね…なんかもう、疲れた」
「…また電話かかってくるんじゃないですか?……ホラ来た」
「はぁ…もしもし?」
:09/11/05 00:30
:F902iS
:I.agmiJo
#250 [ゆうと]
「アヤ〜…俺本当にお前のこと愛してるんだ」
「あたしは愛してないよ…じゃあ聞くけど、あんたのこと愛してないあたしはどうすればいいの?好きでもない相手の隣にずっといて料理作ってあげればいい?洗濯すればいい?いってらっしゃいってあんたを見送ればいい?それじゃ、ただのお手伝いさんじゃん。あたしはあんたのお手伝いさんなんか、なりたくない!」
:09/11/05 00:36
:F902iS
:I.agmiJo
#251 [ゆうと]
彩乃さんの声は真剣だ…
現実感溢れる思いを乗せた言葉…そして、3年もの間、溜めに溜めてきた彩乃さんの本心を『マコちゃん』は、どう受け止めるか見守った…
「…そんなの簡単じゃん♪お前が俺を好きになってくれるよう、努力すりゃいいんだろ?」
:09/11/05 00:42
:F902iS
:I.agmiJo
#252 [ゆうと]
…この場に『マコちゃん』がいたら、俺は確実に『マコちゃん』をぶん殴ってた。
彩乃さんの目からは大粒の涙が流れた…
彩乃さんのすべてを乗せた言葉は『マコちゃん』には響かなかった…
「電話代わって!」
俺は彩乃さんからケータイを取り上げようとする。
しかし、彩乃さんは首を横に振った。
:09/11/05 00:51
:F902iS
:I.agmiJo
#253 [ゆうと]
「マコ…あたしには、あなたを愛せません…これから先、何があっても…あたし、前にマコを捨てようとした時期あったよね?あたし、そんな女なんだよ?だから、今度はあなたが彩乃を捨てて」
ぐしゃぐしゃに泣きながら、精一杯の気持ちを『マコちゃん』に伝えた…
そんな彩乃さんを見て、俺も泣きそうになった。
:09/11/05 00:58
:F902iS
:I.agmiJo
#254 [ゆうと]
俺は初めて2人に会った時のことを思い返した…
2人の第一印象…
自然で、ほんわかしてて、笑顔が明るくて…
アキヒロは『マコちゃん』のことを気持ち悪いと言った。
でも、俺の目に映った『マコちゃん』は、誰よりも彩乃さんのことを想う紳士的な男…
顔がどうこうじゃない…
:09/11/05 01:03
:F902iS
:I.agmiJo
#255 [ぽん]
続き気になりますI
無理せず頑張ってくださいイ
:09/11/05 01:09
:SH001
:qu0eIvXw
#256 [ゆうと]
『マコちゃん』の笑顔…彩乃さんの笑顔…
誰もが羨むカップルだったんだ…
でも、現実は違ってた。でも、『マコちゃん』は1人の女を愛し続けてたんだ…
でも、彩乃さんは涙を見せた…
ほんの一瞬、走馬灯のように頭の中を駆け巡った『思い出』を、俺は思い出していた。
:09/11/05 01:10
:F902iS
:I.agmiJo
#257 [ゆうと]
>>255 ぽんさん
ありがとうございます!まだ頑張れますよ

笑
見ていただき、嬉しいです(^^)v
:09/11/05 01:13
:F902iS
:I.agmiJo
#258 [ゆうと]
(続き書きます♪)
「あ…れ…?」
俺…泣いてる?
目の前では彩乃さんと『マコちゃん』は電話をしている…
なんで俺が泣かないといけない?
ってか、なんで俺がこんな悲しい気持ちになってるんだ?
:09/11/05 01:16
:F902iS
:I.agmiJo
#259 [ゆうと]
そう思えるくらい、2人の仲は永遠だと思ってたんだ…
くさいこと言ってるけど、間違いなく俺は『マコちゃん』と彩乃さんが大好きだったんだ…
でも、その2人は結ばれることはなかった…
残念?可哀想?後悔?哀れみ?
なんともいえない気持ちだ…
そう考えているうちに、ドッと涙が流れてきた。
:09/11/05 01:22
:F902iS
:I.agmiJo
#260 [ゆうと]
…頭に手を置かれた。
彩乃さんの手…
ポンポン…
優しく笑ってくれた。
電話の向こうでは、『マコちゃん』も泣いていたらしく、時折グスンって聞こえる。
彩乃さんの最後の言葉…
「マコ…今までありがとうね」
:09/11/05 01:27
:F902iS
:I.agmiJo
#261 [ゆうと]
彩乃さんは『マコちゃん』が電話を切るのを待ってから、ケータイをパチンと閉じた…
彩乃さんはティッシュで涙を拭いた。
隣でおいおい泣いている俺に、彩乃さんは微笑み、両方のホッペをつまんで、
「なぁ〜んであんたが泣いてんの(笑)」
と言った。
:09/11/05 01:32
:F902iS
:I.agmiJo
#262 [ゆうと]
「だっで…マ゙ゴざん…」
自分でも何を言ってるのか分かんない。
むしろ、女の前でぐしゃぐしゃ泣くなんてカッコ悪い…
彩乃さんは、みっともない俺の顔をタオルで優しく拭いてくれた。
そして、俺の気持ちを察したかのように微笑み、ありがとう…と言った。
:09/11/05 01:37
:F902iS
:I.agmiJo
#263 [ゆうと]
俺はうなずいた。
それでも涙は止まらなかった。
(今思うとホント情けない)
彩乃さんは、あんたが泣くからあたしもまた涙出てきたじゃん(笑)と言い、涙を拭っていた。
次の瞬間、あぐらかいてる俺の前に膝をついて、俺を抱きしめた。
「ありがとう…大好きよ」
:09/11/05 01:41
:F902iS
:I.agmiJo
#264 [ゆうと]
「……うん」
ヒックヒック言ってる俺は、返事をするのがやっとだった。
彩乃さんを慰めるためにここに来たのに…
彩乃さんが泣いたら『胸を貸してやるよ精神』でここに来たのに…
小林佑翔…
人生で一番みっともない経験をしました。
:09/11/05 01:51
:F902iS
:I.agmiJo
#265 [ゆうと]
彩乃さんは俺から離れた。
「あたしなんかのために、一生懸命になってくれてありがとう」
「…(ヒック…ヒック)」
「マコ…もね…別れること認めたよ…泣かせちゃったけどね」
「…うん(ヒック…ヒック)」
:09/11/05 01:54
:F902iS
:I.agmiJo
#266 [ゆうと]
「…近々、マコん家に置いてる荷物取りに行ってくるよ。バッグとかコートとか…」
「…そっか(ヒック)」
俺は鼻をかみ、ゴシゴシ目をこすった。
「…すんません。なんか、みっともないくらい泣いちゃって…」
「みっともなくないよ。すっごく嬉しい」
:09/11/05 01:59
:F902iS
:I.agmiJo
#267 [ゆうと]
バスケの試合で負けた悔しさで流した涙、勝った喜びで流した涙…
人を想って流した涙なんて、初めてだ…
…彩乃さんは立ち上がり、コップに烏龍茶を入れて持ってきた。
「はい…水分補給しないとね(笑)」
:09/11/05 02:06
:F902iS
:I.agmiJo
#268 [ゆうと]
「あ…ありがとうございます」
「今日はあたしの部屋で寝なよ。その顔じゃ、外出られないでしょ(笑)」
「…そうします」
烏龍茶を一気飲みした。
「目…冷やさないと明日とんでもないことになってるんじゃない?(笑)」
:09/11/05 02:10
:F902iS
:I.agmiJo
#269 [ゆうと]
「あ矧mかに…あの、冷えピタあります?」
「冷えピタ?(笑)それ目に貼るの?」
「目の腫れには冷えピタがいいって…」
「それ誰情報?」
「ユウキ」
「へぇ〜。確かに加藤君貼ってそう(笑)でも冷えピタはさすがにないかなぁ…」
:09/11/05 02:13
:F902iS
:I.agmiJo
#270 [ゆうと]
「じゃあ、このままで…」
「氷あるから、寝る前に冷やせば?ちょっとは違うんじゃない?ってか今から冷やしときなよ!あたしお風呂入ってくる」
「じゃあ、もらいます」
彩乃さんは、氷をビニール袋に詰め、タオルに巻いて持ってきてくれた。
:09/11/05 02:18
:F902iS
:I.agmiJo
#271 [ゆうと]
彩乃さんは浴室へ入っていった。
泣き疲れた俺は、グッタリと寝転んで目を冷やした。
さっきまでの出来事が嘘のように、部屋はしーんと静まり返っている。
ただ聞こえるのは、浴室のシャワーの音と、最近隣の家に来たばかりだという、やたら吠えまくるバカ犬の声だけ…
:09/11/05 02:25
:F902iS
:I.agmiJo
#272 [ゆうと]
ぼんやりしているうちに、彩乃さんは戻ってきた。
「聞いて、ドライヤー壊れた…」
「なんで?」
「分かんない。コンセントが抜けなくて思いっきり引っ張ったら本体とコンセントのつなぎ目?っていうの…?バチンって切れた(笑)」
「あ〜あ…(笑)」
拍子抜けするくらい、彩乃さんは普通だった。
:09/11/05 02:32
:F902iS
:I.agmiJo
#273 [ゆうと]
彩乃さんは、しばらくゴソゴソと何かしてから布団に入った。
俺も眠くて仕方なかった…
うつらうつらしていると、彩乃さんが俺の腕を引っ張った。
「?」
「腕枕…!よいしょ♪」
俺の腕に頭をちょこんと乗せた。
:09/11/05 02:38
:F902iS
:I.agmiJo
#274 [ゆうと]
「へへっ…今日はこうして寝たいから♪」
「…いいよ」
彩乃さんは少し微笑んだあと、目を閉じた。
シャンプーと石けんのいい匂いがした。
(今日はここまで!コメントくれた方々、ありがとうございます♪これからも読んでもらえると嬉しいです(´_ゝ`))
:09/11/05 02:41
:F902iS
:I.agmiJo
#275 [我輩は匿名である]
楽しい

更新頑張って下さい

:09/11/05 08:13
:SH905i
:☆☆☆
#276 [ゆうと]
>>275 匿名さん
ありがとうございます

また更新しますんで、ぜひ読んでください(´_ゝ`)
:09/11/05 13:46
:F902iS
:I.agmiJo
#277 [ゆうと]
(続き書きます♪)
翌日…
昼まで寝てた
練習が休みでよかった…横を見ると、彩乃さんがいない…
「あれ?彩乃さん?」
リビングからゴソゴソ聞こえる。
寝室のドアを開けようとする…
「ちょーっと待って!!開けないで!」
:09/11/05 13:54
:F902iS
:I.agmiJo
#278 [ゆうと]
「は…?」
「お願い!開けないで!」
…Why?
「目ぇ腫れちゃったのよ、目が!!ボーンって…」
「ボーンですか?」
俺は彩乃さんの部屋に置いてある全身鏡で顔を見てみた。
「…俺、目腫れてない!」
:09/11/05 14:02
:F902iS
:I.agmiJo
#279 [ゆうと]
昨日は俺の方が泣きまくったのに…
俺、目ぇ腫れてないじゃん!
ラリホー♪
「彩乃さん!俺、部屋帰ります」
「ごめんね、また後でね!」
「へい!」
:09/11/05 14:11
:F902iS
:I.agmiJo
#280 [ゆうと]
部屋に戻った。
昨日バタバタして彩乃さんの部屋に行ったから地味に散らかってる…
片付けないと…
昨日の腕枕の感覚がまだ少し残ってる…
肩には、まだ少し彩乃さんのシャンプーの匂いが残ってる。
:09/11/05 14:19
:F902iS
:I.agmiJo
#281 [ゆうと]
その日の夜…
部屋にミクさんがきた。
「ユウト!はい、差し入れ」
デッカいアポロチョコだ!(雑貨屋とかで売ってる1000円くらいの箱の)
「なんでまたアポロ?」
「ゲーセンで4つ取ったから(笑)1つあげる」
ミクさんはK大でUFOキャッチャーの達人として有名だった。
:09/11/05 15:19
:F902iS
:I.agmiJo
#282 [ゆうと]
「じゃあ、ありがたくもらっときますね」
「また取ってきたらあげるから♪今度はマーブルチョコ(デッカいの)挑戦するからさ!」
「すげっ!俺UFOキャッチャーで取ったことあるやつっておイモチップス?みたいなやつだけですよ」
「ダッサ!」
「そこ黙りましょうか(笑)」
:09/11/05 15:30
:F902iS
:I.agmiJo
#283 [ゆうと]
「はいはい(笑)あ、そんでさ…」
「はい」
「アヤがさっき部屋にきたよ。目が腫れてブッサイクな顔でね」
「………」
「昨日いろいろ大変だったみたいね」
ミクさんは困った顔で笑った。
:09/11/05 15:42
:F902iS
:I.agmiJo
#284 [ゆうと]
「まぁ、いろいろと…俺は何もしてないんですけどね(笑)」
「いや。ユウトがいてくれたから心強かったって…だからちゃんとマコちゃんにも気持ち伝えられたって言ってたよ」
「そうですか?俺何もしてないけど…」
「存在が嬉しかったんじゃない?アヤニッコニコで話してきたよ」
:09/11/05 15:53
:F902iS
:I.agmiJo
#285 [ゆうと]
「マジすか?でも、無事に解決したみたいでよかったです」
「まぁね…でも、これからどうすんの?」
「何が…?」
「あんたら2人」
「あー、どうなるんすかね(笑)」
「でも、気付いてるんだよね?」
「何を?」
:09/11/05 16:11
:F902iS
:I.agmiJo
#286 [ゆうと]
「アヤの気持ち」
「………」
「まさか気付いてないわけじゃないよね?」
「…ハハ」
「…あんた、ホンットに鈍いんだね(笑)関心するよ、ホント」
「そうなんすかねぇ…」
「うん!マジ鈍いよあんた」
:09/11/05 16:16
:F902iS
:I.agmiJo
#287 [ゆうと]
「…アハハ」
「あんたはどう思ってんの?アヤのこと好き?」
なんとまぁ、単刀直入な…
「…好きですよ」
「あら♪じゃあ話は早…」「でも!!!!」「?!」
「俺…アキナのことが好きなんです…最近気付きました」
:09/11/05 16:30
:F902iS
:I.agmiJo
#288 [ゆうと]
ミクさんの顔を見れない…
俺今、何言ってんだろ…
「…ホントに?」
「…はい」
「へぇ…そう…そうなんだ…まぁ、いいんじゃない?」
「いいんじゃない?って…ミクさん、俺どうすればいいんすか?」
:09/11/05 16:38
:F902iS
:I.agmiJo
#289 [ゆうと]
「そこはあんた次第だよ(笑)アキナのことが好きなのにアヤと付き合ったって、どっちも傷つけるだけじゃん」
「あの…この前からユウキにも彩乃さんがなんちゃらって言われるんすけど、彩乃さんって俺のこと好きなんですか?」
「…バカ!」
「え…」
「あんたマジバカ!マジうんこ!」
:09/11/05 16:44
:F902iS
:I.agmiJo
#290 [ゆうと]
う…うんこ…?
「アヤはあんたのこと好きなんだよ?だから………昨日の今日だから言いたくないけど…マコちゃんを好きな気持ちがなくなった…おかしいでしょ?3年付き合ってたカップルが、いきなり別れたりすると思う?」
「でも…」
「いいから聞け芋野郎!」
芋…うんこ…
:09/11/05 16:51
:F902iS
:I.agmiJo
#291 [ゆうと]
俺は芋なのか…?
俺はうんこなのか…?
「アヤがどんな思いでマコちゃんに別れ話したと思う?…あの場にいなかったあんたには分かんないと思うけど、マコちゃんに殴られ蹴られしても、ずっと別れてほしい!しか言わなかった…あたしそれ見てた。『何があってもミクは手出さないで!』て言うから…あたし泣きながら見守ったよ…」
:09/11/05 17:00
:F902iS
:I.agmiJo
#292 [ゆうと]
言葉が出なかった…
「マコちゃんのアパート出た時はフラフラだったよ。でも笑ってた!ユウト君のとこ行くって言って…この前来たでしょ?アザだらけで…」
「…………」
「あの時も昨日も、あんたに好きって伝えたかったって言ってた…でも、仮にOKもらったとしても、マコのことで同情買って付き合ってもらうなんてズルいからできないって…」
:09/11/05 17:06
:F902iS
:I.agmiJo
#293 [ゆうと]
ミクさんは泣いた…
んで笑った…
「…なんて言っても、あの場にはユウトはいなかったんだもんね…分かるわけないよね…ごめんね…」
涙を拭いながら立ち上がった。
「ごめんね、びっくりしたでしょ。でも、これだけは分かってね…アヤは本気であんたのことが好きなんだよ」
:09/11/05 17:10
:F902iS
:I.agmiJo
#294 [ゆうと]
そう言うと、ミクさんは部屋を出ていった。
1人残された俺は、とりあえずその場に座ったまま考えた…
ミクさんの話を聞いたからか…?
彩乃さんがものすごく愛しい…
アキナはどうなる?
でも…
さっきの俺は、何を根拠にアキナのことを好きと言ったんだ?
:09/11/05 17:16
:F902iS
:I.agmiJo
#295 [ゆうと]
考えれば頭おかしくなる…
俺が彩乃さんを守らなきゃ!!!
:09/11/05 17:19
:F902iS
:I.agmiJo
#296 [ゆうと]
俺は部屋を飛び出した。女子寮…102号室目指して走った!
鍵はかかってなかった!
無断で中へ入った!
「彩乃さん!!」
しーん…
:09/11/05 17:36
:F902iS
:I.agmiJo
#297 [ゆうと]
まったくね…
何やったってカッコつかないんだよね、俺って…
「俺っていったい…」
んでそのまま部屋に帰った。
あ〜恥ずかしい…
ケータイをベッドに投げて、風呂に入った。
:09/11/05 18:05
:F902iS
:I.agmiJo
#298 [ゆうと]
…風呂から出ると、ケータイがパカパカ光っている。
着信…
彩乃さんだ…
「ちょっ!かけ直すべき?かけ直すべきだよな?いいのか?」
独り言をブツブツ言いながら電話をかけた。
「さっき部屋来たでしょ?」
:09/11/05 18:09
:F902iS
:I.agmiJo
#299 [ゆうと]
「はい…でも、誰もいなかったんで…」
「……トイレ入ってた」
「あ゙、マジすか?すいません…」
「なんか用事だった?」
「いや…大したことは…」
ミクさんの言葉が頭をよぎった。
「…大したこと…あります」
「え?(笑)何それ(笑)」
:09/11/05 18:13
:F902iS
:I.agmiJo
#300 [ゆうと]
「今、暇ですか?」
「休日は常に暇人よ、あたし(笑)どしたの?」
「いや、ちょっと用があって…」
「そんなオドオドしなくていいじゃん(笑)おいでよ」
「じゃ、今から行きますね」
「うん」
:09/11/05 18:15
:F902iS
:I.agmiJo
#301 [ゆうと]
:09/11/05 18:16
:F902iS
:I.agmiJo
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194