【携帯小説指南】全ての作家達へ【[投稿]を押す前に】
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#281 [我輩は匿名である]
 
最終章 『携帯』小説を書こう!

「さて、長かったがこれでラストだ」

「これで俺も一人前の小説家に…フヒヒヒ…」

「きめえからやめろボケ」

「………」

「まぁそれは置いといて。今回は携帯小説と一般小説はの違いを教えようか」

⏰:10/04/14 04:01 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#282 [我輩は匿名である]
 
12−1 携帯で書く、携帯で読む

「携帯小説と一般小説の一番の違いはわかるかい?」

「んなもん携帯電話で読むか本で読むかに決まってるじゃん!」

「その通り」

「ええっ!?」

「お前今俺の事馬鹿にしただろ」

「いえ決してそんなつもりは」

「しただろ」

「ハイ、スミマセン」

「まぁでも実際その通りなんだよ」

「ええっ!?」

「ぶち殺すぞ」

「ハイ、スミマセン」

⏰:10/04/14 04:03 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#283 [我輩は匿名である]
「まぁいい。携帯小説と一般小説の唯一最大の違いは、携帯電話で読むか本で読むか、そこにある」

「唯一?」

「唯一というか、すべての違いはそれが理由だからね。例えば携帯サイトで連載されている小説はどこでも手軽に読みやすい」

「だからって電車内では電源オフが原則だぞ!」

「携帯電話マナーの話はまた別だけどね。まぁいつどこでも読めるというのは大きなメリットだ。
それだけに、携帯小説の文章は読みやすくないと意味がない」

「それってどういうことだ?」

⏰:10/04/14 04:04 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#284 [我輩は匿名である]
「書籍の小説はある程度集中して読めるから、より趣向の強い作品が多い。
対して携帯小説は手軽さが売りだ。故に文章も読みやすくないと、メリットが損なわれてしまう」

「読みやすい、ってのは前に話した分かりやすい文章のこと?」

「それもあるけど。
まず携帯小説は横書きだ。横書きの文章は行間や文末の空白が少ないと目が疲れてしまう。
携帯小説の場合は、改行や空行を使って読みやすい工夫をしないといけない」

「ふむふむ」

⏰:10/04/14 04:05 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#285 [我輩は匿名である]
「目安としては、だいたい2〜3行ごとの改行がベストかな。ただし文章の途中で区切ると読みづらいから、句点で改行するといい。
会話文が続く場合は、会話と会話の間に空行を挟む」

「このレクチャーでもずっとそうやってるな」

「地の文は少なめの方が好まれやすい傾向にあるかな。
でも作者のイメージを伝えられないようでは本末転倒だから、そのあたりは改行や空行を上手く使って読みやすくする」

「わかった」

⏰:10/04/14 04:06 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#286 [我輩は匿名である]
「それから書籍やパソコンと違って、一行の文字数が人(携帯の機種)によって変わるのも携帯小説の特徴だ。
自分の携帯では読みやすくても、読者の携帯では読みづらい場合もある。
携帯の文字サイズの設定を変えたりして、読みづらくなってないか確認するのもいいかもね。
ちなみに、最近の携帯の文字数は一行でだいたい11〜15文字だ。AAを使う場合は気を付けた方がいいな」

「結構大変だな…」

「こればっかりは仕方ないさ。あらかじめ一行の文字数を伝えておくなどの工夫が必要だ。
それから、このサイト『C−Box』での投下の際にも気を付けることがある」

「それは?」

⏰:10/04/14 04:07 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#287 [我輩は匿名である]
「まずは『タグ』。基本的に文字色は変えない方が好ましい。
それと文字サイズを変えると一行の文字数も変わるから、書き溜めの段階でそれを想定しておく必要がある」

「文字サイズを小さくしてる人なら結構いるよな」

「人によっては、携帯のフォントサイズを小さくしてる人も多い。
フォントが小さい携帯で文字サイズが小さくなるタグを使った小説を読むと、ものすごく小さくなって読みづらい。
フォントサイズを大きくするのは視力が悪いなどの理由があってだろうから、やはり文字サイズが小さいと読みづらくなってしまう。
文字サイズを変えるタグもできれば控えた方がいいかな」

⏰:10/04/14 04:07 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#288 [我輩は匿名である]
「点滅タグとかセンター揃えタグとかもあるけど…」

「点滅はありと言えばありだ。そういった遊びができるのが携帯小説だからね。
ただ人によっては嫌う人もいるだろうから、その辺は留意しておいた方がいいかな。

センター揃えタグはお奨めしない。機種によっては変に改行されてしまうし、1行の文字数がばらついて読みづらくなる。
ただ、手紙やモノローグを表現したい場合はありかもね。
ただしこれも点滅タグと同じで嫌う人もいるから注意すること。何事も読者ありきだ」

「タグを使う場合は考えなくちゃな」

⏰:10/04/14 04:08 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#289 [我輩は匿名である]
「それからもうひとつ注意しておきたいのが容量オーバー。『続き..』と表示されるアレだ」

「アレがあるとテンション下がるな…」

「半角は1文字1バイト、全角は2バイト、改行は1回で4バイトの計算だ。タグを使う場合は、タグの字数で計算すればいい。
合計で600バイト以上になると一括表示されなくなる。
600バイト未満でも、改行が20回以上あるとやはり一括表示されない。
あと、携帯によってはテキスト編集画面に使用バイト数が表示されるけど、大抵は改行が2バイトで計算されているから間違えないようにね」

「なるほど」

⏰:10/04/14 04:12 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#290 [我輩は匿名である]
「『続き..』が極端に多いと読むのが非常に億劫になる。
文章の流れも考えつつ、極力容量オーバーしないように工夫すること」

「わかったぜ」

⏰:10/04/14 04:12 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#291 [我輩は匿名である]
 
12−2 携帯小説だって立派な文学

「うはwwwwwwおkwwwwww」

「ちょwwwwナナシさんwwwwwwwwいきなりどうしたwwww」

「今みたいに『w』を使う時は気を付けた方がいい」

「いきなり素に戻りよった…」

「いわゆるネットスラングだ。『正しい日本語』の時にも少し触れたけど。
結論から言うと、これらは使っても構わない。が、拒否反応を起こす人は必ずいる」

⏰:10/04/14 04:13 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#292 [我輩は匿名である]
「一般人から見ると明らかに『キモい』もんなー」

「かといって、(笑)←これもあまり好まれないぞ。
携帯小説と言っても文学だからね。メール感覚で使ったりすると思わぬ批判を貰うこともあるから、気を付けるようにね」

「わかったぜ」

⏰:10/04/14 04:13 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#293 [我輩は匿名である]
 
12−3 たかが無償の創作活動、されど無償の創作活動

「携帯小説でも書籍小説と同じく、良作と呼べる小説は沢山ある」

「恋空?」

「いやそれは個人的には駄さk…ゲフンゲフン」

「おい! 全国の恋空ファンに謝れ!」

「しかしそれを抜きにしても、逃亡、つまり更新せず放置されてる作品も沢山あるのが、書籍小説とは違うところだ」

「スルーしやがった…」

「手軽に読めるのと同じように、手軽に書けるのが携帯小説の良いところでもあり、同時に悪いところでもある」

⏰:10/04/14 04:14 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#294 [我輩は匿名である]
「勢いで書けちまうってことか」

「その通り。ことC−Boxに於いてはそれが顕著だ。
だが、スレッドが建てられた瞬間からそれは作品になる、ということを忘れてはいけない」

「過去スレ漁ってると立てただけでレスが1つもないスレもたまにあるよな」

「打ちきりはともかく、逃亡はやっちゃダメだ。更新を待っている読者がいる限り、作品を完結させる義務がある。
いくら無償の創作活動といっても、無責任は許されない。それは読者に対する裏切りだ」

「現行を半年近く放置してたのは誰だっけ?」

「最後まで書ききる、というのは簡単そうに思えて難しい。展開に詰まらないためにもプロットは必ず立てるようにね」

「またスルーしやがった…つうか誰に向かって喋ってるんだ…」

⏰:10/04/14 04:15 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#295 [我輩は匿名である]
「それからたまにいるのが、『文句言うなら読まないで』って言う人」

「あ、そういう奴は嫌だな」

「明らかな私怨や荒らし目的の人を指して言うなら分かるが、単純に批判やアドバイスをしてくれる人を荒らし呼ばわりするのは良くない。
批判的な反応なども読み流したりせず、感想の1つだと思ってきちんと読むこと。
読者は一番の先生だ。読者あらずして読ませる小説はないだろう」

「そりゃそうだな」

⏰:10/04/14 04:17 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#296 [我輩は匿名である]
「それから、過度な馴れ合いもあまり好ましくないな。
もちろん、面白い、というコメントを貰えたら嬉しいのは当たり前だ。コメントに返信するのも自由だ。
しかしコメントをくれる人だけが読者じゃない。コメントの意見を作品に取り入れるなんてもっての他だ。
あまり酷いと読者は離れていくから気をつけるように」

「わかったぜ」

⏰:10/04/14 04:17 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#297 [我輩は匿名である]
 
12−4 盗作はダメ。ゼッタイ

「あとこれは言おうか言うまいか悩んだけど…こないだ、C−Boxで盗作が発覚した」

「なんと!」

「あまり詳しくは言わないけどね。すでに該当スレは削除されてるけど、盗作された作者はそうとう怒りを露にしてたみたいだね」

「まぁそりゃそうだろうな」

「言うまでもないけど、盗作はやっちゃいけない。作者もそうだが、盗作と知らず読んでいた読者に迷惑をかけ、裏切ることになる。
どんなにつまらなくてもいいから、オリジナリティーある作品を作るようにね」

「わかったぜ…」

「それじゃ、おさらいだ」
 

⏰:10/04/14 04:19 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#298 [我輩は匿名である]
 
 〜最終章のおさらい!〜

「読みやすいのが携帯小説。文字数や容量に気をつけ、改行や空行を使って読みやすくなるように心がけよう!」

「タグを使う場合はどれも考えて使うこと。全ては読者ありきであることを忘れないように!」

「ネットスラングなどを使うのは考えもの。携帯小説はあくまでも文学であることを念頭に置いておこう」

「批判などはしっかり受け止めること! ただし、一部の読者と変に仲良くなると排他的な作品になってしまうので注意」

「逃げるな! 頑張れ! 読者が続きを待ってるぞ!」

「あと盗作はすんなよ!」
 

⏰:10/04/14 04:20 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


#299 [我輩は匿名である]
 
「これでレクチャーはおしまい。あとは自分で創意工夫を凝らしてね」

「うむ…」

「より良い作品を書く努力も怠らないように。文章力が足りないと感じたら、他人の作品を読んでみてもいい」

「ああ」

「じゃあ、僕はこれで」

「………」

「頑張れよ」

「…おう!」


>>281-299
最終章 『携帯』小説を書こう! 完

⏰:10/04/14 04:22 📱:P08A3 🆔:aN9f9PlM


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