夏祭り、恋花火
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#341 [七瀬]
「ほんまに何回もゆうけど、奏とは別れ。」
さっきは流されそぉになったけど、今度は違う。
冷静になれ。
と自分に唱える。
『なんで?
なんで、そんなことゆうの?』
「知らん方がええ。」
:09/03/28 21:10 :N703iD :23CTAh1M
#342 [七瀬]
『知らん方がええって…
そんなんじゃ、納得でけへん!!』
思わず、身を乗り出す。
「知らん方が幸せなこともある。」
遊希は冷たく言った。
『…分からん。
もう分からへんわ!
奏も、
遊希も……』
:09/03/28 21:14 :N703iD :23CTAh1M
#343 [我輩は匿名である]
:09/03/28 21:52 :W61SA :QPIROulk
#344 [七瀬]
匿名さん
ありがとう(*^□^*)
:09/03/29 00:34 :N703iD :raWiQQ8.
#345 [七瀬]
なんだか、悲しい。
「知りたいか?」
『知りたいってゆうか、
気になる!
いきなり別れろなんてゆわれて、
納得出来る人なんておらんやろ。』
「まあ…な。」
遊希は一人だけ納得している。
:09/03/29 00:39 :N703iD :raWiQQ8.
#346 [七瀬]
「じゃあ、話そっかな。」
そう言いながらも、
なかなか話し始めない遊希に苛立つ。
『遊希、言いたいことあるんやったら、はっきり…』
「泣くなよ。」
え?
「頼むから、泣かんとってくれ。」
:09/03/29 00:42 :N703iD :raWiQQ8.
#347 [七瀬]
やっぱり、良い話ではないみたい。
「約束できるか?
絶対に泣かへんって。」
そんなん、聞いてみな分からへん
そう思ったけれど
『…分かった。』
と答えた。
遊希の真剣さは、さっきよりも増したみたい。
:09/03/29 00:46 :N703iD :raWiQQ8.
#348 [七瀬]
「あのな…」
怖い
怖い怖い…
いざ聞こうと思うと、
言い知れぬ恐怖が襲ってくる。
“奏と別れるかも”
とゆう恐怖が私の心を支配する。
:09/03/29 00:50 :N703iD :raWiQQ8.
#349 [七瀬]
「あの日…
まつりが倒れた日。
実は俺、奏と一緒じゃなかった。」
少し息が荒くなる。
「俺は大竹さんと二人で
トラック乗って帰った。
もちろん最初は奏も一緒に帰るつもりやった。
でもあいつとは、一緒に帰らへんくなった。」
:09/03/29 00:56 :N703iD :raWiQQ8.
#350 [七瀬]
なぜ?
そう聞きたかったけれど、聞けない。
なにも話されへん。
遊希は続けた。
「だから俺、知らんねん。
なんで奏が電話に出られへんかったのか。
一緒におらんかったからな。」
:09/03/29 01:00 :N703iD :raWiQQ8.
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