<<来栖>>
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#295 [nanoka]

蒼井さんはずっと話を聞いてはいたけど、どこまでが真実でどこまでが噂なのかは教えてくれなかった。

だからあの空間をその息子が使っていたのかどうかすらわからないままだ。

ただ神崎さんを悩ませていた現象はあの日以来一度も起きていないということだった。

⏰:09/10/28 05:30 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#296 [nanoka]

蒼井さんが話してくれるまで真相は謎のままだけど、一つだけわかったことがある。

これといった理由がないのに格安な家賃の部屋は借りない方がいいということ。

少なくとも俺は格安物件は借りないと密かに胸に誓った。

⏰:09/10/28 05:34 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#297 [nanoka]


安価

>>1-63
>>65-99
>>102-167
>>169-209
>>211-296

⏰:09/10/28 05:36 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#298 [nanoka]


感想板↓↓

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4602/


⏰:09/10/28 05:37 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#299 [nanoka]

「お兄ちゃんは長いなぁ」

そう話しかけてきたのは、常連さんの一人である沢木さんだった。

推定年齢59歳。定年間近だと聞いている。

⏰:09/10/28 17:20 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#300 [nanoka]

沢木さんはニコニコと俺の顔を眺めながら訊いた。

「この店に入ってどれくらいになるんだ?」

俺は頭の中でカレンダーを思い浮かべながら答えた。

⏰:09/10/28 17:23 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#301 [nanoka]

「もうすぐ半年になります」

「半年か。長いなぁ。もしかして最高記録じゃないか?なぁ、蒼井くん」

話題をふられた蒼井さんは笑顔で「はい」と答えた。

⏰:09/10/28 17:25 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#302 [nanoka]

「拓真くんはよくやってくれてます」

不意討ちだった。蒼井さんに誉められた俺は思わずにやけてしまった顔を隠す暇がなかった。

「今までの子はすぐやめちゃってたからなぁ…」

⏰:09/10/28 17:31 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#303 [nanoka]

沢木さんと蒼井さんの会話を聞きながら、俺は空きテーブルを掃除していた。

いつもなら話し相手になっている間は仕事しないんだけど、自分から台拭きを手に掃除を始めた。

ほら俺、誉められて伸びるタイプだから。

⏰:09/10/28 17:34 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#304 [nanoka]

「拓真くん、霊感ゼロですし怖い話を聞くのも嫌いじゃないみたいなので」

蒼井さんの言葉に沢木さんは「そうかそうか」と笑っていた。

「そりゃこの店にピッタリな人材だなぁ」

⏰:09/10/28 17:36 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


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