<<来栖>>
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#201 [nanoka]
これは後になって聞いた話なんだけど、頭を叩かれたのは何か悪いことをした時ばかりだったらしい。
男を心配したおばあちゃんなりのお仕置きだったようだ。
危害を加えるどころか心配して見守ってくれていたおばあちゃんを怖がっている男の姿に堪えきれず蒼井さんは笑ってしまったらしい。
:09/10/24 00:28
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#202 [nanoka]
「だから悪いものではないって言ったんですね」
男が帰った後、ようやく静かさを取り戻した店内で俺は蒼井さんにそう声をかけた。
「はい。僕、嘘はつきませんよ」
:09/10/24 00:39
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#203 [nanoka]
そう言って微笑んだ後
「それに悪いものなら店の中には入って来れませんから」
と、説明してくれた。
「じゃあ今回みたいに守護霊みたいなものは中に入ってきてるんですか?」
:09/10/24 00:41
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#204 [nanoka]
「そうですね。僕の後ろの方も店の中にいますし」
「蒼井さんの後ろの方ってどんな人なんですか?」
俺の質問に、蒼井さんは
:09/10/24 00:43
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#205 [nanoka]
「内緒です」
と、笑った。
「さっきも言いましたけど僕、嘘はつかないんです。だから秘密が多いんですよね」
:09/10/24 00:45
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#206 [nanoka]
嘘をつかないことやじゃんけんが異常に強いことも全部後ろの方の影響なのだろうか。
でも何となくそれ以上は聞けなかった。
聞いても教えてくれないだろうなって予感もあったし。
:09/10/24 00:47
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#207 [nanoka]
だからかわりに
「俺の後ろにもいます?」
って訊いてみた。
蒼井さんの答えはイエスだった。
:09/10/24 00:48
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#208 [nanoka]
「どんな人ですか?」
って訊いた後で
「あっ!やっぱりいいです。訊くのやめます」
と、自分で拒否してしまった。
:09/10/24 00:49
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#209 [nanoka]
だってちょっと怖いじゃん。自分の守護霊について訊くのって。
だからいまだに、俺の後ろの方も蒼井さんの後ろの方も謎のままだ。
いつか蒼井さんが自分から話してくれる日が来るのかな。
:09/10/24 00:51
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#210 [nanoka]
:09/10/24 00:53
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