浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#440 [笹]
「こんな別嬪さんと
恋仲になれるなんて
俺も運がいいなぁ!!」
ほ?
何を勘違いしてるのか
どこまで前向きなのか
「とんだ勘違い野郎です、ね」
背を向けてぽつり呟いたのは
もちろんお兄(鬼)様。
:10/02/06 21:29 :D905i :uaVNeT2k
#441 [笹]
刀で一突きするように
躊躇なく毒を吐く
その度ひやひやさせられるのは
言うまでもない
「さ、帰りますよ香夜さん」
腕を掴むでなく
ぎゅっとあたしの手を握りしめ
思い切り引き寄せられた
:10/02/06 21:29 :D905i :uaVNeT2k
#442 [笹]
「‥?」
ぽかんと口をだらしなく開けた
茂七さんをよそ目に
壱助さんの唇が
あたしの首筋に触れた
「ちょちょちょいっ!!!
お‥お兄様何を‥?!」
わけわかりません
状況が読めません
:10/02/06 21:30 :D905i :uaVNeT2k
#443 [笹]
「‥"壱助さん"です、よ」
「え‥お兄様じゃあ」
目をぱちくりさせて
珍しい物を見るような茂七さん
こんな変な所見られるなんて‥
恥ずかしすぎる!!
:10/02/06 21:30 :D905i :uaVNeT2k
#444 [笹]
血液が体を
何度も何度も巡るのがわかる
勢いの良い鼓動が帯びる熱
「‥妻です、よ
さぁて、帰ったら直ぐに
此の火照った体を頂こう、か」
首筋を一舐め
生暖かい感覚に支配され
足の力が抜けそうだ
「なな‥なっ」
顔を真っ赤にした茂七さんは
嵐のように目の前から去った
:10/02/06 21:31 :D905i :uaVNeT2k
#445 [笹]
もう‥もう‥もう!!!
「壱助さんのすけべぇえぇえ!!!」
「おや、おや
威勢が良い妹です、ね」
破廉恥なクセに美しいから
結局、憎めない訳ですが‥
:10/02/06 21:32 :D905i :uaVNeT2k
#446 [笹]
:10/02/06 21:35 :D905i :uaVNeT2k
#447 [我輩は匿名である]
:10/02/07 09:32 :W53H :CcPPBOhA
#448 [我輩は匿名である]
:10/02/07 09:33 :W53H :CcPPBOhA
#449 [れぃ]
:10/02/07 11:31 :N04A :eBOH6ab6
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