その日が来る前に、
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#344 [愛華]
「まぁ梓ちゃんだからできた友情
でもあるな。
他のやつだったら逆恨みとか
で終わるだろ、多分。
梓ちゃんも那佑ちゃんも…
お前は恵まれてるよ。
大切にしてやれよ。本気で」

何度も同じことゆーなよな。
今になって梓の気持ちがわかる。
きっと大切にするよ。
ううん、絶対に。

⏰:10/07/20 23:06 📱:840SH 🆔:XDy/QIZQ


#345 [愛華]
長谷が帰って一人で那佑を
待っていた。

「大切にしてやれ」
長谷はそう言った。
梓もそう言った。

大切にしているつもりだ。
でも、なにかが足りない。

出会ってからの時間がまだ短い
から君の全てを知らないんだ。

⏰:10/07/21 00:53 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#346 [愛華]
とは言っても、出会って半年。
君との時間はあっという間だ。

「おまたせー」

色々考えていると、那佑が来た。

初めて私服を見る。
初めて病院の外で会う。

「………おぅ」

うわ、声裏返った!
何緊張してんだ自分…
小学生じゃあるまいし。

⏰:10/07/21 01:04 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#347 [愛華]
那佑はワンピースを着ていて
細い脚をだしていた。

ほそっ!!折れるぞ、あんなん…

とか冷静に思ってる自分がいた。

「長谷さんと会ってたの?」

「ん?あぁ。一昨日ロスから
帰国してな」

「どーせ暇つぶしに
呼んだんでしょ?長谷さん
疲れてるのに……」

⏰:10/07/21 01:09 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#348 [愛華]
「出張だったっけ?」

「そ。半年前のこと話してた」

色々話したあと店をでて
少し歩いた。

退院したての那佑を気遣い、
その日は帰ることにした。

今日からいつでも会える。
会いに行けるんだ。

⏰:10/07/21 01:13 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#349 [愛華]
横をゆっくり歩く那佑。
うまく歩調を合わせる。

凛と背筋を伸ばして歩く
那佑の姿はたまらなく
綺麗で……
正直、こんな綺麗だったっけ、
と思った。

ずっとこうして歩きたかったんだ
那佑とならんで。ふたりで。

影がかさなる。
冬が来て……
新しい日々が始まる。

⏰:10/07/21 01:19 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#350 [愛華]
〜那佑Side〜

⏰:10/07/21 01:20 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#351 [愛華]
久しぶりの外の世界。
景色が違って見えた。

ちょっとだけ
未来が明るく照らされた気がした

あたしには隆則がいる。
初めて親友と思えた梓もいる。

居場所はちゃんとある。
だから大丈夫。大丈夫だよ。
私はまだ……強くいられる。

⏰:10/07/21 20:31 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#352 [愛華]
梓は
「タカの大切な人は
あたしにとっても大切なんだ。
あたしは那佑を支えたい」

そう言ってくれた。
隆則をまだ好きなことが
痛いほど伝わってきた。

だから精一杯生きようと思った。
隆則の笑顔のために。

⏰:10/07/21 20:35 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#353 [愛華]
「ただいま」

「あ…那佑おかえり!!
今日はごちそう用意したの。
三人でお祝いしましょ?」

「那佑。席につきなさい」

……またか。べつにいーのに。

「いらないよ。あたし疲れたから
もう寝るね。明日学校だし」

「あ…そっか…おやすみなさい」

バタン!!

⏰:10/07/21 20:40 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#354 [愛華]
あれから何も変わらない。
何も。
変わったのはあたしだけ。

お母さんとお父さんを拒絶
しつづけて……
ふたりの傷ついた顔も見飽きた。

傷つけばいい。
苦しめばいい。
あんたたちなんか、私が苦しんだ
何倍も………何十倍も。

⏰:10/07/21 20:45 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#355 [愛華]
あんたたちが病気のあたしを
おいてアメリカに戻ったあと
あたしがどんなに苦しんだか
きっと一生わからないでしょ?

あの一年は……あたしにとっての
闇そのものだった。
助けをもとめても誰も
助けてくれない。地獄の日々。

あたしは真っ暗闇の道を
一人で歩いてきたんだ。

それを望んだのはあたし自身。

⏰:10/07/21 20:52 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#356 [愛華]
あなたたちなんか頼らない。
絶対に……頼らない。


あたしの心にはまだ……
深い傷跡が残っていた。

でも隆則には言わない。
これはあたしが望んで
自分でつけた傷だから。

⏰:10/07/21 20:56 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#357 [愛華]
……朝日がまぶしい。
朝だ。

今日から…新しい日々が始まる。


クローゼットにしまったままの
パリパリの制服。
それに身を包むと、
自分でも、よくわからない
気持ちが溢れてきた。

不安と期待。

……ちゃんと上手くできるかな。

⏰:10/07/21 21:37 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#358 [愛華]
「那佑!おはよう。
朝ごはん食べたらお母さんが
送ってあげるから」

「いいよ。歩きたいから」

「そっ……か」

罪悪感。でも心は痛まない。


かばんを持って外に飛び出した。
いつもと違う朝。
青空が限りなく広がってて
雲が近く見える。つかめそう。

⏰:10/07/21 21:49 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#359 [愛華]
「がんばんなきゃ…」
自分で自分に喝を入れる。

通学路を歩いていると
後ろからドンっと誰かが
ぶつかってきた。

「おーはよっ!那佑!
びっくりしたぁ?」

「梓!おはようー」

梓は心配して、わざわざ
遠回りして迎えにきてくれた
みたい。
……悪いことしちゃったかな。

⏰:10/07/21 22:00 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#360 [愛華]
「那佑あんた制服似合うねぇ」

「そう?ありがとー」

「同クラだから一緒に
教室行こ?久しぶりだから
わかんないっしょ?」

「うん。ありがとー」

梓の心遣いが嬉しかった。

学校に入るとこれでもか、
ってくらいの視線が刺さる。

⏰:10/07/21 23:36 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#361 [愛華]
「…あれって白石…でしょ?」
「なんで今さら…ったのかな?」

おーおーなんか言ってるな(笑)
でも気にしない。
正直ヒソヒソ話されるのは
嫌だったけどね?

ガラッ

教室に入ると視線が集まる。
みんな穴があくほどあたしを
見つめる。
ぶっちゃけ名前なんて覚えてない

⏰:10/07/21 23:55 📱:840SH 🆔:5gF9MWWw


#362 [愛華]
「那佑、気にすんなよ。
席つきな」

「…んー?うん」

……じろじろ見んなよ。

刺さるような視線の中
朝のホームルームが終わり
あたしは職員室へ向かった。

そこには担任の尾川先生がいた。

⏰:10/07/22 00:18 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#363 [愛華]
「おー久しぶりだなぁ白石。
調子はどうだ?」

「悪くないです。
先生も元気そうで安心しました」

先生だけは何も変わらずに
接してくれた。
それが何より嬉しかった。

「ご両親から話は聞いてるよ。
周りの目も気にはなるだろうが
すぐ慣れる。気にするなよ」

「……ありがとうございます」

あたしは職員室をでた。

⏰:10/07/22 20:46 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#364 [愛華]
いつもと違う日。
時間がたつのが遅く感じる。

……隆則に会いたいなぁ…

そんなことを考えてるうちに
お昼になった。
お昼になっても周りの視線は
消えないまま……
正直、疲れる。
聞きたいことあんなら聞けばいい
言いたいことあんなら言えばいい

⏰:10/07/22 20:54 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#365 [愛華]
「那佑、ごはん食べよーか?」

「あーうん。そうだね」

「疲れてるっぽいけど大丈夫?」

「大丈夫だよ!ほら食べよ」

梓に無理矢理笑顔を見せ
さっき購買で買ったパンと
お茶を取り出した。

⏰:10/07/22 21:00 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#366 [愛華]
二人でご飯を食べていると、
前から二人の女子が
近づいてきた。
見るからにケバい感じ。
化粧が濃くて、近くにくると
香水のキツイ臭いがした。


「白石……だっけ?
ちょっとどいてくんない?」

ひとりの女子が言った。
髪はロングで巻いてる。
猫みたいな感じ。

⏰:10/07/22 21:13 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#367 [愛華]
「はぁ?どーゆー意味?
ご飯食べてんじゃん?」

あたしが言うと、もうひとりの
女子が、

「あんたが何で速水と仲いい
のか知らないけど。
あんたに用ないから。
速水に用があんの。」

とイライラした様子で言った。
こっちの女子はショートのボブ。
ピアスの穴が5個くらい空いてる
これまたケバい。

⏰:10/07/22 21:20 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#368 [愛華]
あたしは、二人の態度と
周りの女子、男子の反応を見て、
この二人がこのクラスの
女子のリーダーだということが
わかった。

「…なに?あたし あんたらに
なんかしたっけ?」

あたしが何かを言う前に
梓が口を開いた。

その瞬間。

ガンッッ!!!

⏰:10/07/22 21:37 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#369 [愛華]
「とぼけてんじゃねーよ!!
あんた、あたしの彼氏に手ぇ
だしただろーがよ!!」

ショートの女子が机を
蹴っ飛ばし、怒鳴る。
あたしはビビったけど
梓は微動だにしない。

「……手ぇだす?
あたしは告られただけ。
んで振っただけ。
手なんか出すわけないじゃん。
自分の非を人のせいにしないで」

ガンッッ!!

⏰:10/07/22 21:41 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#370 [愛華]
梓の言葉が気に障ったのか
今度はロング女子が椅子を
思い切り蹴っ飛ばす。

……公共物〜大事にしてよ〜

「ここまで来て言い訳?
マジむかつくんだけど」

……ムカつくのはあんたたちだよ
あたしは心の中で呟いた。

あたしがどーにかできる
問題じゃないと悟った。

⏰:10/07/22 21:46 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#371 [愛華]
「今、那佑とご飯食べてるから。
話なら後にしてよ」

「んなわけねーだろ!!

それなら白石、どっかいけよ
邪魔なんだよ!!」

……はぁ!?
…………やば、限界くるぞー

⏰:10/07/22 21:53 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#372 [愛華]
「白石もさぁ、こんな奴と
つるむなよ。
久しぶりに来て無理矢理
友達にさせられた感じ?」

「病気の那佑ちゃんに
優しいフリしてるだけだって」

教室がざわつく。
…こいつら…どこまで知ってる?
なんで知ってる?

⏰:10/07/22 21:56 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#373 [愛華]
あたしは無言で二人を睨んだ。
……なんで?
ほとんど初対面のあんたらに
なんでそこまで言われなきゃ
ならないわけ?

「…那佑は関係ないでしょ?
てか、こんなとこで……
馬鹿なんじゃないの?」

パンッ!!

ショート女子が梓の頬を
ひっぱたいた。

教室は騒然。

⏰:10/07/22 22:20 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#374 [愛華]
あたしの病気のカミングアウト、
目の前での女子同士の喧嘩。
そこにあたしが何故か
加わってるっていうことも
クラスのみんなを混乱
させてるんだと思う。

「ムカつくんだよ!!」

ショート女子が梓に掴みかかって
取っ組み合いの喧嘩になる。

さすがにヤバいと、
あたしが止めようとすると…

⏰:10/07/22 22:26 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#375 [愛華]
ドカッ!!
ロング女子が
「黙って見てろ」的な目で睨み、
あたしを突き飛ばした。

クラスメートもどうにもできず
黙って見ているだけ。

…………なにこれ。
そんなにこの二人が怖いの?
あんたたち、あたま おかしいよ

⏰:10/07/22 22:31 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#376 [愛華]
あたしの中の何かがキレる。
それをこらえていると…

「あんたなんか死ねばいい!!」

ショート女子が叫んだ。


…………なんて言った?
シネバイイ?
誰が?
梓が?
………………シネバイイ?

⏰:10/07/22 22:34 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#377 [愛華]
「………ふざけんなよ!!」
あたしは気がつくと叫んでいた。

その場にあったお茶を
ショート女子の頭にぶちまけた。

「冷たっっ…なにすんのぉ!?」

「何も知らないくせに!!
梓とあたしのことなんか…
なにも知らないくせに!!」

こんなこと言うつもりなかった。
でも本当にムカついた。
ムカついたんだ。

⏰:10/07/22 22:53 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#378 [愛華]
「死ねばいい…?
そんな言葉カンタンに言うな!」

みんなが私を見る。梓も。
でも、今はどうでもいい。
どうでもいいんだよ。

「…こんなことして……
どうなるかわかってるわけ?」

ロング女子が冷めた目で
あたしを見る。

⏰:10/07/22 22:58 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#379 [愛華]
「なんでもすれば?
あたしはあんたたちの何十倍もの
地獄を味わってきたんだ。
本当の恐怖を知らない
あんたたちなんか…恐くない」

そうだよ、恐くなんかない。
あんたたちは知らないでしょ?

朝日を見ることが苦痛になる日々

明日が来ることへの恐怖。

そんな日々から救いだしてくれる
本当に大切な大切な人の存在。

⏰:10/07/22 23:04 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#380 [愛華]
あたしの後ろには隆則がいるの。
だから頑張れるの。


「……行こう」
ショート女子とロング女子は
教室からでていった。

緊迫の空気が解かれる。
クラスメートは何もなかったか
のようにお昼を再開した。

「………なんだよ、こいつら」

⏰:10/07/23 16:42 📱:840SH 🆔:viZu.MVU


#381 [愛華]
「那佑…ごめんね?
なんか巻き込んじゃって…」

「そんなの別にいーよ。
ってかさ。なんであいつら
あたしのこと知ってんの?」

「…あいつらだけじゃない。
学校の人ほとんどが
噂で那佑の病気のこと知ってる」

⏰:10/07/25 01:05 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#382 [愛華]
噂って怖いなって思った。

「あんま心配かけたくなくて
黙ってたの。……ごめん。」

「梓は悪くないよ。
……あたしの余命のことも?」

「それはみんな知らない。
噂も曖昧なもんでさ。
那佑がなんかの病気らしい…って
ことぐらいしか」

梓はひそひそと話した。

⏰:10/07/25 01:09 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#383 [愛華]
「さっきのあいつらは?」

「この学年の女子のリーダー。
ショートのほうが
相沢れな っていって、
ロングのほうが、
京極みさと ってゆーの」

学年の女子のリーダーか…
やっかいなやつらに
喧嘩売っちゃったなぁ…
久々の学校なのに(泣)

⏰:10/07/25 01:13 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#384 [愛華]
「二人の怒りは完璧
那佑のほうに向いちゃってる
と思う。…なにおこるか
あたしにもわかんない。
でも、あたしが那佑のそばに
いるから」

「……ありがとう。」

久々の学校初日。
これから一波乱おこりそうな
そんな予感がした。

人生って楽にいかないなぁ…

⏰:10/07/25 01:17 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。

そこにいたのは…

「えーと……誰?」

「あ?なんだそのボケ」

隆則は髪を真っ黒に染めていた。

⏰:10/07/25 13:03 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」

「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」

あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。

⏰:10/07/25 13:08 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#387 [愛華]
ケンカはしないけど
そーゆーの、あたしに
見られたくないんだよね。
………ありがとう。


それにしても……


「似合うね、黒。金髪より
全然いーよ!」

「マジ?」

⏰:10/07/25 13:11 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#388 [愛華]
そう。隆則は黒が似合う。
びっくりしたけど、ほんとに
似合っていた。
……つまり、かっこいいんです。

あたしが見とれていると、

「そんな見んな」と、
デコピンされた。
その時の隆則は顔が赤くて。

でもそれを言ったら、今度は
ゲンコツされそうだったので
やめておいた。

⏰:10/07/25 13:15 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#389 [愛華]
「久々の学校はどーだった?」

あ…そうだった。
すっかり忘れてた(泣)

でもあたしは。

「んー普通かな?周りの目は
多少痛かったけどねー」

隆則には黙っておく事にした。

⏰:10/07/25 18:18 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#390 [愛華]
心配かけたくなかった
っていうのもあるし。

なにより、隆則にばかり
甘えていたくなかったんだ。

隆則がいなくたって…
自分でまいた種なんだから。
自分でなんとかしなくちゃ。

梓には口止めしておいた。

⏰:10/07/25 18:21 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#391 [愛華]
隆則に黙ってることに対して
梓は反対したけど、
あたしの気持ちをわかって
くれたのか、
最後はしぶしぶ了解してくれた。

「明日学校まで迎えにいくか?」

「いーよ、恥ずかしいし。
また連絡するから」

そう言って、その日は別れる
ことにした。

⏰:10/07/25 18:26 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#392 [愛華]
バス停まで来ると、隆則が
いきなりぎゅっとしてきた。

「………隆則?
ひと、見てるよ?」

「んーうん……
……なんかあったら言えな?」

「………うん。」

隆則はわかってたんだね。
でも優しいから。
………優しすぎるから。
だから私はいつも甘えちゃうの。

⏰:10/07/25 18:36 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#393 [愛華]
次の日。

朝、学校に来ると、女子から
とてつもなく白い目で見られた。

下駄箱へ行くと、靴がなかった。

………予想はしてたけど。
でも、こんなもんで
終わるはずがないのが
高二の女子のイジメである。

⏰:10/07/25 23:13 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#394 [愛華]
誰か見てくれてますかー?

⏰:10/07/25 23:15 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#395 [りぃ]
見てます\^^/

⏰:10/07/25 23:17 📱:W65T 🆔:ZJ1NuiSc


#396 [愛華]
>>395 りい様
ありがとうございます☆

⏰:10/07/26 16:33 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#397 [愛華]
教室に行くと、昨日のように
視線が集まる。
でも、昨日とは明らかに
違う冷たい視線。

あたしの机には…

『死ねドブス』『消えろや』
などの言葉。

⏰:10/07/26 16:37 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#398 [愛華]
相沢、京極のほうを見ると
ニヤニヤ笑っていた。
その目は
『まだ、こんなもんじゃないよ』
と言ってるようで
恐ろしかった。

人間って、ここまで冷たい目を
できるんだなぁって。

そんな恐怖を覚えた。

⏰:10/07/26 16:40 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#399 [愛華]
机の落書きを消していると
梓が息をきらして
教室にはいってきた。

「…っ那佑!!
なんで先行ったの!!」

「え…だって梓遠回りに
なっちゃうし……」

「ばか!!ほんとばか!!
これからは絶対ひとりに
なっちゃダメだからね!!」

⏰:10/07/26 16:44 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#400 [愛華]
梓は心配して、こんなにも
息をきらして駆け付けてくれた。
それは嬉しかったし
申し訳なかったけど……

この時、ちゃんと梓の言うこと
聞いていれば
あんなことにならなかったのかな


あたしはまだ相沢と京極の
本当の狂気に
気づいてなかったんだ。

⏰:10/07/26 16:48 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#401 [愛華]
それからは常に梓が一緒。
イジメは止まらず、だんだん
ひどくなってはいったけど
梓がいてくれたから
耐えていられたし、
トイレに連れ込まれる、なんて
漫画で出てくるような
陰湿なものもなかった。

隆則には黙ったまま。
これも……間違いだったんだ。

事件が起こったのは……
登校再開から二週間後。
寒い寒い冬のまんなかの日
それは起こった。

⏰:10/07/26 16:53 📱:840SH 🆔:VJ1QiRnE


#402 [愛華]
「えぇ!?風邪ひーたの?」

「うん…ごめんね。
だから今日は学校行かない方が
いいと……思うんだけど」

梓が風邪をひいた。
梓は学校には行かない方がいい
と言うけれど……

「大丈夫だよ?ひとりでも。
一日だけだし」

「違う!!あいつらは……
……どうしても行くならタカに
話してからにして。
話したくないなら行かないで」

⏰:10/07/27 23:34 📱:840SH 🆔:JLD/blEM


#403 [愛華]
「わかったから。
だから梓、今日はやすんで」

そう言って電話をきった。

……結局あたしは甘えっぱなし。
誰かがいないと何もできない。
頼らなくちゃ何ひとつ……

あたしはそんなのが嫌で。
梓のいったことを聞かずに…
隆則にも何も言わず
学校へ向かった。

相沢と京極は……
この瞬間を待っていたんだ。

⏰:10/07/27 23:38 📱:840SH 🆔:JLD/blEM


#404 [愛華]
教室に入ると、いつもと同じ
空気が流れた。

でも、そのすぐ後
梓がいないことに気づいた
クラスメイトたちが
ひそひそ話し出した。

……やなかんじ。
梓がいなきゃ学校に来れない
とでも思ってるの?
…あたしはそこまで弱くない。

⏰:10/08/01 00:16 📱:840SH 🆔:myjYJc7Q


#405 [愛華]
ふと隣を見ると、そこには
相沢と京極がいて、ばっちり
目が合った。
その時の二人の笑みがたまらなく
気持ち悪かった。


1時間目の授業はひどく
憂鬱なものだった。

梓がいないから……不安なんだ。
でも今日は。あたしひとりで
頑張らなきゃ。

⏰:10/08/05 11:12 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#406 [愛華]
ドカッ!!!


………何が起こったの。

あたしの机が吹っ飛ばされた。

「……来てよ、白石」


…………きた。

⏰:10/08/05 11:14 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#407 [愛華]
「この前のあれ、何??」

おなじみのトイレに連れ込まれ
京極と相沢の尋問が始まる。

トイレの中には他にも八人
くらいの女子がいた。

「何ってなにが??」

「あんた、あたしたちに
逆らったら…どうなるか
わかってる?……わかんないよね
退院したての那佑ちゃんは」

⏰:10/08/05 11:19 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#408 [愛華]
「友達が目の前でいじめられて
んのに黙ってろって?」


「ここではね。でもあんたは
あたしらに背いた。
どうなるか……わかるよね?」

「何いって……」

次の瞬間、腹部に重い痛みが
走って、あたしはうずくまった。

⏰:10/08/05 11:24 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#409 [愛華]
「げほ、げほっ」

「あはははははー」

笑い声。誰の?あたしじゃなくて
ほかのひと。ほかのひと?


あたしの周りにいる女子は
悪魔のような顔で笑ってた。

……ふざけんな。


あたしは京極の顔を殴った。
人を殴るのは初めてだった。

⏰:10/08/05 11:28 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#410 [りいさ]
いい話しですね!頑張って下さい☆

⏰:10/08/05 16:51 📱:SH004 🆔:☆☆☆


#411 [愛華]
>>410
りいささん、
ありがとうございますF
頑張ります

⏰:10/08/05 18:55 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#412 [愛華]
殴った手が痛い。
人はどうしてこんなに
冷たくなれるの。
こんなことをして今日が終わって
明日、もし自分が死んだら
あなたたちは後悔しないの?
しょうがない、で納得できるの?

「………なにすんのよ」

⏰:10/08/05 19:06 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#413 [愛華]
相沢と京極は鋭い目で睨む。

「先に手だしたのはそっち。
こんなくだらないことして…
恥ずかしくないわけ?
ガキじゃあるまいし」

「…なんだとこのアマ!!」


手を振り上げた京極を相沢が
制した。

⏰:10/08/05 19:45 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#414 [愛華]
「……よーくわかった。
ここでは、あたしらがルール。
本当は速水が先のつもり
だったけど……あんたでいーや」

相沢が見下すように言った。

あたしが……先?
なんの話?

あたしが疑問を抱いていると
女子たちはトイレから
ぞろぞろとでていった。

⏰:10/08/05 19:53 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#415 [愛華]
ピンと張り詰めていた空気が
解ける。
あたしはズルズルと
しゃがみ込んだ。
殴られたお腹がチリチリと痛む。


「……いったぁ…あんにゃろ…」

……よかった。…お腹で。

あたしは自分の胸に手を当てた。

⏰:10/08/05 21:39 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#416 [愛華]
トクン…トクン…

いつもより速い鼓動。
ちゃんと動いてる。
生きてる。あたしは生きてるんだ

自分のことは自分で守る。
この心臓は……今は絶対に
止めない。
絶対に絶対に動かし続ける。

⏰:10/08/05 21:52 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#417 [愛華]
今になって梓の言葉を
聞かなかったことを後悔した。


………長い長い一日が終わろうと
していた。


帰りに梓の家に行こうかな。
なんか持って行って、
今日のこと報告して
謝らなきゃ。

⏰:10/08/05 21:55 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#418 [愛華]
鞄をもって校門から出た。
少し歩くと、前に二つの
人影が見えた。


「…京極。相沢も…なんか用?」


「………」

相沢は何も言わずに近づいてきた


「なんのよ……」

バツンッッ

⏰:10/08/05 22:05 📱:840SH 🆔:dbuhEPfI


#419 [愛華]
〜梓side〜

⏰:10/08/06 00:13 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#420 [愛華]
久しぶりに大カゼをひいた。
ぶっちゃけ超きつい。

京極と相沢は、あたしと那佑が
バラバラになる時を狙ってる。
那佑が一人になるのを
狙って…


京極と相沢は、いじめたいから
誰かをいじめてるだけ。
彼氏をとったとかどーだとかは
いじめる為に必要な
ただの『理由』に過ぎなかった。

⏰:10/08/06 00:19 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#421 [愛華]
だから、あの日もあたしは
無視しようとした。
だけど、それを那佑がかばった。
……『理由』ができてしまった。

いじめの対象は那佑になった。
でも、今回はいつもの
京極と相沢のイジメと違った。

……なにか、とんでもないことを
企んでる。それがわかった。

でも、それを那佑に言うと
不安がると思った。

⏰:10/08/06 00:24 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#422 [愛華]
だから言わなかった。
久しぶりに手に入った自由。
那佑からそれを奪うのは…嫌。

今は、タカの大切な人だから…
とかじゃなくても
那佑が大切。

だから…那佑が黙っててって
言ったから。

タカにも言わなかった。

⏰:10/08/06 00:28 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#423 [愛華]
「……もうそろそろ放課後か」


あれだけ言ったんだから
学校には行ってないはず。
……京極、相沢はどこまで
那佑にやるつもりなんだろう。
頭に水をかけたぐらいで…
どこまでやる?


急に寒気がした。

……なに?なんか……やなかんじ
やな予感がする。

⏰:10/08/06 00:34 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#424 [あんちむ]
>>1-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:10/08/06 02:04 📱:SH903i 🆔:TlkjgAYE


#425 [愛華]
>>424
アンカありがとーございますF

⏰:10/08/06 09:17 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#426 [愛華]
プルルルル……


……お願いだから出て。
那佑………おねがいだよ。


プルルルル………


こんなにコールしてるのに出ない
……出られない?

⏰:10/08/06 09:19 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#427 [愛華]
あたしは那佑の家に電話した。

「ガチャッ……もしもし」

「白石さんのお宅ですか?
那佑ちゃんのクラスメイトの
速水梓といいますが、
今日、那佑ちゃんは?」

「那佑なら学校へ行って
まだ帰ってきてません…けど」

「………!!」

……学校へ……行ったんだ。

⏰:10/08/06 09:23 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#428 [愛華]
「那佑に……那佑になにか
あったんですか!?」

「違いますよ、ちょっとした
行き違いです。失礼しました」


ガチャン!!
あたしは電話を置くと
コートを着て、すぐに学校へ
向かった。

⏰:10/08/06 09:26 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#429 [愛華]
お願いだから……


学校へ着くとたくさんの人が
学校から出てきた。
みんなが私を見る。
そんなのどうでもいい。

必死に那佑を探していると、
クラスメイトの一人が
出てきた。京極と相沢には
なんにも関わっていない。

「……ねぇ!!」

「……梓!!そんなカッコで…
どうしたの…?」


「今日……那佑は?」

「………」

この顔。なにか知ってる。

⏰:10/08/06 09:33 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#430 [愛華]
「……お願い、教えて」

「さっき……京極と相沢と
車に乗ってどっかいったのを
教室から見てたけど」


頭が真っ白になった。
クラスメイトになにも言わずに
学校を飛び出した。
真冬のはずなのに
真夏のように体が熱い。

⏰:10/08/06 09:38 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#431 [愛華]
那佑……那佑……

どうしよう、あたしのせい。
那佑はどこに連れてかれた?
見当もつかない。

あたしが……あたしが……
こんなことなら、タカに
話していればよかった。
タカ……タカ…?

あたしはハッとして
携帯電話をとりだした。

⏰:10/08/06 11:44 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#432 [愛華]
〜那佑side〜

⏰:10/08/06 11:46 📱:840SH 🆔:JBnrBytI


#433 [我輩は匿名である]
>>344-500

⏰:10/08/07 01:00 📱:P03A 🆔:☆☆☆


#434 [愛華]
>>433
ありがとうございます

⏰:10/08/07 09:53 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#435 [愛華]
…………何?
話し声がする。
誰の声だろう?男の人の声だ。
でも…………隆則じゃない。


「…………ん……」

「あ、起きたじゃん。
れなーみさとー起きたぞ」


れな…みさと…?
どこかで聞いた名前。
聞きたくもなかった名前。

⏰:10/08/07 10:06 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#436 [愛華]
「ったく遅いっての」

目の前には京極と相沢、
4人の男の人がいた。

………なに、これ。

「京極……どういうこと?」

「あの学校ではね、あたしたちが
ルールなの。あんたたちは
それを破ったから。
ちょっと痛い目にあわせないと
いけないでしょ?」

⏰:10/08/07 10:11 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#437 [愛華]
言っている意味がわからない。
理解できない。

この部屋には窓がなくて
ここがどこなのかさえ
わからない。

………怖い。怖い。怖い。
あたし……何されるの…?

⏰:10/08/07 10:14 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#438 [愛華]
「…ちょっと痛い目みなよ」

男の人たちが近づいてくる。
あぁ…私、今から……

やっと、これからされる事を
理解できた。
不思議と心は冷静で。
でも、体は正直で。

「やだ!!来ないで!!やだ!」

敵わないってわかってる。
でも、やだ。やだよ。
隆則じゃなきゃやだよ。

⏰:10/08/07 10:23 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#439 [愛華]
必死に暴れた。
隆則!隆則!たすけてよ!

「おとなしくしてねぇと
腹殴るぞ」

「………!!」

ドクン…ドクン…

やだ。やだ。やだ…………

⏰:10/08/07 11:34 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#440 [愛華]
「じゃ、あと頼むね?
それなりにメチャメチャに
してあげて」

そういうと、京極と相沢は
部屋からでていってしまった。

「手加減できるかなぁ〜」

ひとりの男が不気味に笑い、
指をポキポキならした。

………気持ち悪い。

⏰:10/08/07 15:32 📱:840SH 🆔:IZUKH.O6


#441 [愛華]
ドクン…ドクン……
胸が痛い。苦しい。

「お願いだから…
やめて……ください……」

涙が勝手にこぼれる。

「ごめんねぇ、だめなんだー
…君かわいいね。なるべく
優しくしたげるよ、なるべくね」

ぎゃははは、と男たちが笑う。

⏰:10/08/08 12:29 📱:840SH 🆔:f7HhVWu6


#442 [愛華]
………もう、ダメか。

あたしの中で、ぷっつりと
何かが消えた。

「……なんでもすればいい」

「あー?なんか言った?」

「あんたたちなんか怖くない!!
どんなことしたって、あたしは
怖くない!!死なない!!」

どんなことがあったって、私は…
絶対生きてやる。
未来に絶望なんかしない。

⏰:10/08/08 12:34 📱:840SH 🆔:f7HhVWu6


#443 [愛華]
「あっそー」

ひとりの男が、あたしの上に
覆いかぶさってきた。
他の男たちは部屋から
でていった。

「終わったら呼べよー」

「はいはいー」

男は、あたしの涙をぺろっと
舐めた。寒気がした。

⏰:10/08/08 12:37 📱:840SH 🆔:f7HhVWu6


#444 [愛華]
……あたし、ヤられるんだ。


神様は意地悪だなぁ。
たった一つの願い。

『大好きな人と最期まで…』


たったひとつだけなのに。


私が汚れちゃっても………
隆則はそばにいてくれる?
そんな保証、ある?

頭がぼーっとする。
………ごめんね、隆則。

⏰:10/08/08 12:48 📱:840SH 🆔:f7HhVWu6


#445 [愛華]
「………なにしてんの」


男の後ろから声がした。
聞き慣れた声。
愛しい愛しい人の声。


「………なんだてめぇ」

「隆則………?」

⏰:10/08/09 11:23 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#446 [愛華]
「順番待てよな、まだ俺のば…」

男が話し終わる前に、
隆則が男を後ろに殴り倒した。


「……なっなにす………」

隆則はそのままあたしのところに
来て、ゆっくり立ち上がらせて
くれた。

⏰:10/08/09 11:27 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#447 [愛華]
「ごめんな」

隆則はそうつぶやいた。
震えた小さい声。

「お前なんなんだよ…」

「……あのさ、廊下にいる
男たち連れて早く逃げたほうが
いいよ」

「………んだと?
ざけてんじゃねーよコラ」

⏰:10/08/09 11:31 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#448 [愛華]
「言ってる意味、わかんない?
お前らコレ犯罪だからね?
あと10分もしないうちに
ケーサツ来るよ。いいの?」

男が焦ってるのがわかった。
隆則の手が温かくて、
あたしはぎゅーっと握った。

「下手な喧嘩はしたくないしさ
穏便にすまそうや。ダメ?」

「………わかったよ」

男は扉に走りだした。

⏰:10/08/09 11:35 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#449 [愛華]
「あ、忘れ物」

そう言うと、隆則は男の顔面を
思い切り殴った。

ドカッ!!!

鈍い音が響いた。
下には歯が2、3本
転がっていた。

男が声を出せずうめいていると、

「あと、コレ指示した女にも
言っとけ。次はねぇぞ。
女も………お前らも」

⏰:10/08/09 11:41 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#450 [愛華]
「………ふ……」

「わかる?わかんない?どっち」

隆則は男の頭を持ち上げた。

「わ……わかりまふ……」

「ん。じゃーいーよ。行け」

男は逃げるように部屋から
でていった。
そのあとの足音から
ほかの男も逃げていったのが
わかった。
……相沢と京極もいったのかな。

⏰:10/08/09 11:46 📱:840SH 🆔:CX9fj47k


#451 [愛華]
「那佑……へいきか?
ケガしてないよな?」

「うん……だいじょぶ」

隆則は悲しそうに笑うと、
あたしをおんぶしてくれた。

「………ごめんな」


……どうして隆則が謝るの

⏰:10/08/10 12:07 📱:840SH 🆔:0jw3vy/Y


#452 [愛華]
外に出ると、建物ぜんぶを
見ることができた。
あたし……こんなとこに
連れ込まれてたんだ。

そこは廃墟。もとがラブホだった
らしい。


少し歩くと、梓がいた。

⏰:10/08/10 12:09 📱:840SH 🆔:0jw3vy/Y


#453 [愛華]
「……梓!!」

「那佑………」

梓は泣きそうな顔で
あたしを抱きしめてくれた。


「馬鹿那佑!!ばかばかばか!」

「……ごめんね、梓」

あたしは何度も謝った。
それしか、できなかったから。

とめどなく、涙が溢れた。

⏰:10/08/10 12:13 📱:840SH 🆔:0jw3vy/Y


#454 [愛華]
わたしは何もわかってなかった。
わかったつもりでいただけ。

それが、どれだけ大切な人達を
傷つけることになるかも知らず…

ばかだね。ほんとうに……
ごめんね。ごめんね。ごめんね。
ごめんなさい。ごめんなさい。


この心臓は………
私のちからだけで動いてる
わけじゃないんだ。

⏰:10/08/12 01:46 📱:840SH 🆔:CxyxJVhM


#455 [愛華]
「梓、ありがとな。
風邪こじらせるといけねーから
お前はもう帰っていーよ」

「でも那佑は…」

「俺が送るから平気 なっ」

隆則はあたしのほうを見た。
久しぶりに隆則の笑顔を見た
気がして嬉しくなった。

「……うん。梓、ごめんね。
…………ありがとう」

⏰:10/08/12 14:06 📱:840SH 🆔:CxyxJVhM


#456 [愛華]
「もう、こんなことすんなよ」

梓はニヒッと笑って
あたしの頭をくしゃくしゃ
撫でてくれた。

……梓はパジャマのまま
あたしを探してくれてたんだ。

胸がきゅぅっとなる。

あたしは弱くない。
けど決して強くない。
強くないんだ。

⏰:10/08/12 14:09 📱:840SH 🆔:CxyxJVhM


#457 [愛華]
隆則とふたりきりの帰り道。

「隆則。ごめんね」

「……俺おこってんだよ。
わかってる?」

「……うん。馬鹿なことして
ごめんなさい」

「そんなことじゃねーよ!」

隆則が声を荒げた。
あたしはビクッとなった。
背中越しに伝わって
しまったかもしれない。

⏰:10/08/12 14:13 📱:840SH 🆔:CxyxJVhM


#458 [☆]
 
1-100
101-200
201-300
301-400
401-500

すいません

⏰:10/08/12 14:28 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#459 [☆]
 
ミスりました

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:10/08/12 14:29 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#460 [愛華]
>>459
ありがとうございます

⏰:10/08/12 16:51 📱:840SH 🆔:CxyxJVhM


#461 [理沙]
更新楽しみにしてます
頑張って下さい(≧∀≦)

⏰:10/08/12 22:56 📱:N01B 🆔:3a3LJK8E


#462 [愛華]
>>461
理沙様ありがとうございます
更新がんばります

⏰:10/08/13 01:33 📱:840SH 🆔:ejxSeFPk


#463 [愛華]
>>457

「なんで黙ってた?
いじめられてること」

「……隆則に…甘えてちゃ
いけないって……」

ただそれだけだった。
信じてなかったわけじゃない。
でも、あたしだって人間。
強くなりたかったの。

「俺が行かなかったら
どうなってたか、わかるか?」

⏰:10/08/14 17:07 📱:840SH 🆔:nQzYEUQY


#464 [愛華]
……隆則が来なかったら。

きっと私は……
隆則のもとには戻れなかった
かもしれない。
深く消えない傷を負って……


「……頼むから。
どんな理由でもかまわない。
全部はなしてくれ。
お前の為とかそんなんじゃない。
俺の為に…隠し事なんてすんな」

⏰:10/08/17 01:22 📱:840SH 🆔:ARVVCuTQ


#465 [愛華]
隆則のために。

隆則の言葉は
私の心をきゅぅっと締めた。


「……俺の心臓がもたねぇ」



隆則はキスをした。

⏰:10/08/17 01:24 📱:840SH 🆔:ARVVCuTQ


#466 [愛華]
いつもみたいな
優しいキスじゃなくて。

心が痛くなるような
激しいキス。
「………んっ……ふ………」

息がもれるたび涙が出て。
でも抵抗すると、
隆則が離れてっちゃう気がして。
ただ黙って涙を流した。


こんなキスやだよ。
苦しいよ。
心がちぎれそうに痛いよ。

⏰:10/08/17 01:30 📱:840SH 🆔:ARVVCuTQ


#467 [愛華]
感想板です
のせれてなかったので


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4782/


来てください

⏰:10/08/18 01:07 📱:840SH 🆔:24xqvK3A


#468 [愛華]
こんなに悲しいキスがあるなんて
知らなかったよ。
知りたくなかった。
隆則とするキスは
嬉しくてかけがえのないもので

その瞬間だけは
私は世界一しあわせだって
信じて疑わないの。

でも苦しかった。
隆則が苦しかったから
私も苦しかったんだ。

⏰:10/08/18 01:11 📱:840SH 🆔:24xqvK3A


#469 [愛華]
隆則

ごめんね

隠し事なんてしないから

離れちゃやだよ




でもそんな願いは崩れていく。
この日から
あたしと隆則の間には
ちょっとずつ
距離ができていった。

⏰:10/08/18 01:16 📱:840SH 🆔:24xqvK3A


#470 [愛華]
大好きだよ

きっとずっと……

あなたのために生きたいんだ。

私が願うのは

『私の未来に隆則がいること』。

ただそれだけ。

でももうひとつ願うのは

どうかあなたも

そうであってほしい。

私は星に祈るのです。

⏰:10/08/18 21:16 📱:840SH 🆔:24xqvK3A


#471 [愛華]
「えぇ!?会ってないの?」

「んー…まぁ……」

あれから5日。
隆則からの連絡はなく
一度も会っていない。
5日なんかたいした時間
じゃないかもしれないけど
胸が押し潰されそうな
そんな長い時間だった。

⏰:10/08/20 22:50 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#472 [愛華]
「梓にもメーワクかけて…
ごめんね?」

「もう謝んなくていい。
あたしにも責任あるし……
タカもさ、戸惑ってるだけだよ」

戸惑ってる?
そんなレベルかな?

「…あきれちゃったのかも」

「はぁ?タカが?那佑に?
それはありえないよ」

「なんで言い切れるの?」

⏰:10/08/20 22:55 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#473 [愛華]
「あたしは隆則と一緒にいたい。
例えどんなことがあったって
隆則にそばにいてほしい。
隆則も同じ気持ちであってほしい
そう思ってたよ、ずっと。
でも隆則があそこで来なかったら
あたしは……隆則のもとになんか
いつもどおり戻れなかった。

……隆則は同じ気持ちじゃない」

「ば…っっっかじゃないの!!」

⏰:10/08/20 22:59 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#474 [愛華]
一気に話したあと
梓が耳元で叫んだ。

「たった5日で何いってんの!!
もし那佑がタカの立場だったら?
タカにあきれて離れてく?
あたしが知ってる二人は
そんな人間なんかじゃない!!」

………梓……
何も言えなかった。
何が言えるっていうの?

「……タカは離れたりしない。
自分の大切な女を守れなかった
ことを悔いてる。
自分を責めて責めまくってる」

⏰:10/08/20 23:04 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#475 [愛華]
「………隆則は悪くないのに」

涙がぽろぽろこぼれた。
なんか、あたたかかった。

「タカを信じてあげてよ」

梓はあたしの頭をなでてくれた。
あたしが泣き止むまで
ずっと………

⏰:10/08/20 23:07 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#476 [愛華]
人のぬくもりをあまり知らない
人間は、そーいうことに
敏感になって臆病になる。

いつか自分から
離れてくんじゃないか……
だから甘えたくなくて
強くなろうと思う。

ちゃんと信じていないから。
でも違うね。
信じることも強さなんだね。

⏰:10/08/20 23:10 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#477 [愛華]
「そーいえば……
なんであたしがいる場所が
わかったの?」

落ち着いたころ、
気になっていたことを聞いた。

「あぁ、あそこはさ
元ラブホでベッドとかあるし
その…そーゆーことするのに
色々便利なので有名なんだよ。
タカには話をしただけで
どこに那佑がいるか
わかったみたいだね」

⏰:10/08/20 23:17 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#478 [愛華]
そうだったんだ……
隆則はすごいなぁ。
来てほしいって思ったら
すぐに来てくれる。
スーパーマンみたいだね。

「…すぐに来てくれるよ。
タカのやつ、那佑に
ベタボレだもん」

あたしの心を読んだように
梓が言った。


会いたい。
顔が見たいよ……

⏰:10/08/20 23:20 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#479 [愛華]
〜隆則side〜

⏰:10/08/20 23:21 📱:840SH 🆔:6awY7GTY


#480 [愛華]
梓から話をきいた時
本気で気が狂うかと思った。

男に連れ込まれる時の場所は
すぐに予想できたから
迷わず向かうことができた。

不思議なほど冷静だった。
那佑を見つけた時。
あぁ……俺。

⏰:10/08/21 23:26 📱:840SH 🆔:DOVW8oMw


#481 [愛華]
那佑と出会って、変われた。
そう思いこんでた。
でも違った。
俺の中には…黒い闇が残ってた。


殺してやろうと思った。
そんな自分に恐怖を感じて
拳をにぎりしめてこらえたんだ。

でも押さえられなくて。
気がついたら殴ってた。

⏰:10/08/21 23:29 📱:840SH 🆔:DOVW8oMw


#482 [愛華]
とまんねぇ………
さらに殴ろうとした時。
怯えた那佑が目に入った。


怯えさせてるのは誰?
こいつか?
それとも……俺か?




あぁ…………俺か。

⏰:10/08/21 23:32 📱:840SH 🆔:DOVW8oMw


#483 [愛華]
那佑をおんぶして帰るとき。
背中越しに震えているのが
わかった。

俺は冷静を保って那佑をしかった
怯えさせたくなかったから。

那佑は……泣いてた。


俺が守れなかった。
俺が那佑を泣かせた。
那佑に一生消えない傷を
負わせて………

⏰:10/08/21 23:35 📱:840SH 🆔:DOVW8oMw


#484 [愛華]
俺のせいなんだ。
那佑の一番そばにいたのに
気づいてやれなかった。
こんな俺が………
そばにいてもいいのか?
那佑には、ほかにもっと
いい男がいるかもしれねぇのに…
那佑は……こんな俺でいいのか?

俺は那佑にキスをした。

⏰:10/08/21 23:38 📱:840SH 🆔:DOVW8oMw


#485 [愛華]
優しくなんてできなかった。
ただ自分の中の
ぐちゃぐちゃの感情を
どうにかしたくて。
那佑にふれたくて。

今までとは全く違うキス。
那佑は苦しそうな顔して
涙を流していたけど
抵抗しようとはしなかった。

そんなに怯えんなよ。
泣くなよ。
あ、泣いてんのは俺のせいか。

⏰:10/08/22 12:42 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#486 [愛華]
何やってんだよ、俺。
那佑を怖がらせて
泣かせて
守れなかったくせに
無理矢理キスして。






………………最低じゃんか

⏰:10/08/22 12:44 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#487 [愛華]
あれから5日。
那佑とどんな顔で会えばいいか
わからず、連絡もとっていない。
向こうからも来なかった。


「そんな落ち込むなよー」
誨がコーヒーを入れてくれた。
コーヒーの香りが
俺の心をにごしていった。


「……独占欲つよいんだなー俺」

⏰:10/08/22 12:48 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#488 [愛華]
「……んぁ?お前がか?」

「そーだよ。ってゆーか…
そんな可愛いもんじゃないかも
しんねぇなぁ…」

俺はコーヒーをすすった。
腹ん中があったかくなったけど
それは一瞬で消えた。


「……ってゆーかさ。
俺が見てる感じでは……
信用しなさすぎじゃね?
お互いのことをさ」

⏰:10/08/22 12:53 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#489 [愛華]
俺が……那佑を?

「そんなことねぇよ」

「そーかなぁ…なんかさ
タイムリミットがある恋愛って
リミットが来る前に相手が
離れていったらどうしよう…
って不安があるわけじゃん?
でも裏返せば、それは相手を
信用しきれてないって事じゃん。
それが今回のことでわかったろ。
お互い信用しきれてないんだよ」

⏰:10/08/22 12:58 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#490 [愛華]
「………」
何も言えなかった。
誨の言うことがもっともすぎて。
「だから俺は理解できねんだよな
こーゆー恋愛はさぁ……」

「……あのままだったら
那佑はヤられてた」

「そうなったらはお前の責任だ。
でも、たすけたろ?
それはお前のおかげじゃん」

⏰:10/08/22 13:06 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#491 [愛華]
「どっちにしたってさ、
お前が助けたんだよ。
だから大丈夫だって」

「………うん」

「このままだったら誰かに
もってかれちまうぞ」

「………それはヤダ」

「だったら会え!!会って話せ!!」


もうすぐクリスマスだ

⏰:10/08/22 14:54 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#492 [愛華]
〜那佑side〜

⏰:10/08/22 14:55 📱:840SH 🆔:XZXcoG9I


#493 [愛華]
長く息を吐き出す。
白い煙みたいになって
真冬だということを
改めて実感させる。

…………寒いなぁ。
隣に誰もいないって
こんなに寂しいものなんだ。


一人なんて慣れっこだった
はずなのになぁ………
とか思う。

⏰:10/08/24 16:38 📱:840SH 🆔:PXXfJ0OA


#494 [愛華]
温もりを知ってしまったから
だから寂しいんだなぁ。


放課後。
帰ろうとした時に京極と相沢と
ばっちり目があった。
あたしは思い切り睨んだけど
気まずそうにそらされてしまった


あの事件から京極と相沢は
怯えるようにあたしを見る。

⏰:10/08/24 16:45 📱:840SH 🆔:PXXfJ0OA


#495 [愛華]
やっぱり隆則の脅しが
効いたんだと思う。
どうやって二人に伝わったのか
知らないけれど
これで二人があたしに手を出して
くることは多分ない。

これによってクラスでも
ちょっとずつ友達ができてきた。

やっぱり嬉しい。すごく。

⏰:10/08/25 20:20 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


#496 [愛華]
すごく嬉しいけど
すごく寂しい。

あなたが隣にいないから。




もうすぐクリスマスだよ、隆則。

⏰:10/08/25 20:22 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


#497 [愛華]
「那佑、クリスマスどーすんの」

寒そうに手をすりあわせて
梓が心配そうに聞く。

「んー…どうなんだろ……
隆則から連絡ないしなぁ…」

「んなこといって……
あと4日だよ??会わないの?」

「………んー……」

「…………もうっっ!!」

⏰:10/08/25 21:55 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


#498 [愛華]
「じゃあプレゼントだけでも
買おーよ。ね?」

「プレゼントかぁ。いーかもね」


あたしは梓につきあってもらい
プレゼントを買うことにした。

「これなんかいくない?
タカに似合いそーじゃん?」

「あ、ほんとだぁ。いいね」

「タカは黒が好きだから…」

⏰:10/08/25 21:58 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


#499 [愛華]
梓は隆則のことを色々知ってる。
隆則が好きだったから。
ううん……好きだから。


「……いいなぁ梓は」

「んーなにが?」

「……隆則にすごく近い。
あたしは近いようで…遠いよ」

⏰:10/08/25 22:01 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


#500 [愛華]
「あ…ねー梓、これも良くない?」

あたしは自分が言ったことを
ふっきるようにプレゼントを
選んで手にとった。

なにいってんだあたし……
いやがらせかっっ!!
あたし梓にいやがらせ
してんのか!!ばか!!

無我夢中に帽子やら
手袋やらを探す。

⏰:10/08/25 22:07 📱:840SH 🆔:75bqmNoo


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