クソガキジジイと少年」
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#404 [ザセツポンジュ]
「ホントに言いたかった事はここからです。今ゆみちゃんを見て笑った人。バカにしたような目で見た人。俺はそういうヤツが大嫌いだ。」
体育館は、シーンとし、緊張した空気が一気に張りつめた。
:06/09/05 23:15 :W41S :cnUr1D/E
#405 [ザセツポンジュ]
「名指しにして悪いけどゆみちゃんだけじゃない。ちょっと人と話すのが苦手で大人しいだけのヤツを、暗いと勘違いしていて、汚い物を見るかのような目で見ていますが、絵を一生懸命描いているゆみちゃんを、俺は素敵だと思います。ゆみちゃんは文句も言いません。なのに、その辺の女子はコソコソ何か言ってバカにしながら、横を通り過ぎる。そんなのはやめにしようと俺は言いたい。」
:06/09/05 23:22 :W41S :cnUr1D/E
#406 [ザセツポンジュ]
「団結していれば人数が多い分、強いと思ってしまうと思います。でも一人で黙って文句も言わず、自分を殺し、相手を傷つける事もできないし、はなから傷つけようとも思っていないかもしれないその人達の優しい気持ちもちゃんと考えていけるような優しい学校にしたい。」
女子達はもはや、トミーの顔を見れなくなっていた。
「と言う事で、夜は寝る前に歯を磨け、寝起きの息は誰でも臭いぜと言う名言を残し、終わりたいと思います。木田トミオ。」
:06/09/05 23:29 :W41S :cnUr1D/E
#407 [ザセツポンジュ]
そのわけのわからない名言で少しやわらぎ
拍手喝采が
トミーを包んだ。
笑顔で体育館裏に、はけたトミーは次の演説を控えたジョウの肩を抱き抱えた。
:06/09/05 23:32 :W41S :cnUr1D/E
#408 [ザセツポンジュ]
「俺のかっこよさ分かるか?お前。無駄な演説だとは思うが頑張れよジョウジロウちゃん」
ニヤニヤニヤニヤしながらトミーはジョウを応援した。
:06/09/05 23:34 :W41S :cnUr1D/E
#409 [ザセツポンジュ]
「続きまして、鈴木ジョウジロウ君。」
エノシタさんのアナウンスにジョウはドキっとした。
「えぇ……。ボクは全て人並みの人間です。生徒会長になってみんなを引っ張って行けるとはとても思っていませんが、何か行き過ぎたマネをした木田トミオを止める力なら多少はあります。学校をまとめようとする木田トミオに協力する力は多いにあります。だからボクは生徒会役員となっていい学校を作りたいと言う気持ちは胸の中にたくさん詰まっています。」
:06/09/05 23:41 :W41S :cnUr1D/E
#410 [ザセツポンジュ]
「僕には友達がいます。大切です。木田トミオくんのおじいちゃんが昔言っていた言葉を紹介したいと思います。
《ワシは友達よりも確実に先に死ぬだろう。だから親や、ましてやこんなジジイの事よりも友達を一番に大切にしなさい。友達を大切にしていれば一生一緒にいて支えてくれる。》」
:06/09/05 23:48 :W41S :cnUr1D/E
#411 [みぃ]
いい言葉やぁ
:06/09/05 23:54 :W41SA :yezqlFqo
#412 [我輩は匿名である]
:06/09/06 00:04 :P902iS :r6JdMDAY
#413 [ザセツポンジュ]
「親を邪気に扱えとは僕は言いません。見かけで判断するのではなくて一生一緒にいてくれる友達を大事に思い大切にしていこうと言う気持ちを持っていい学校にして行きたいと思います。終わります。」
:06/09/06 17:08 :W41S :MSsJL6VA
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