クソガキジジイと少年」
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#537 [ザセツポンジュ]
ジョウは、ちょっとぬるくなった梅昆布茶をすすった。
「どこ行ってるんだろうね。じぃちゃんと、きーさん。」

「トコトコとどこでかけてるんだろうね。じぃちゃんとすーさん。」

トミーも一口、大好きな梅昆布茶を飲んだ。

変なじぃさんをもった二人の少年は
わざとらしく
上を向いて考えた。

そして顔を見合わせて

笑った。

⏰:06/09/26 04:39 📱:W41S 🆔:dPV7sVoQ


#538 [RiN]
LIつも楽しく見てます
この小説大ファンですう続き楽しみに待ってます〜(*∪3u)+゚

⏰:06/09/28 06:01 📱:N701i 🆔:ODyASExs


#539 [゚∀゚]
失礼
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:06/09/28 15:17 📱:D902i 🆔:8dxhcM6Q


#540 [ザセツポンジュ]


「何やってんだ、すーさん。」

トミーは、部屋でくつろぐ隣の家の老人に
素朴な質問をした。

「トミオちゃん、香水かしてくれ。今ランキング1位のはどれだ。」

優しいトミーはしぶしぶ、去年のランキング1位の香水を手に取り、すーさんの手を持った。

「お前、ホモか!!気軽に手なんか触るんじゃないよ!変態!さっさと貸せ!!」

すーさんは
トミーから去年のランキング1位の香水を
取り上げ体中にしつこくふりまくった。

⏰:06/09/29 08:07 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#541 [ザセツポンジュ]
「あ〜もぉ〜やると思ったよ!そんなにふりまいたら臭いだろ!」
自分が毎朝、しつこいほどに体中にふりまいている行動は棚にあげて、トミーは鼻をつまんで、手ではらった。

「お?ワシもこれで19くらいになったろう。」

くんくんと全身の匂いをかぎまくり
すーさんは何やら満足そうだ。

⏰:06/09/29 08:11 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#542 [ザセツポンジュ]
「勘違いもはなはだしいぞ。すーさんそんな香水ふりまいて、どこへ行くつもりなんだい?それとうちのじーちゃんをどこへ隠したの??」

外はものすごく寒いが
この隣のじぃさんの
不釣り合いな香水の匂いと
そして同じ部屋にいる空気を吸わなければいけないくらいならと

歯を食いしばって

窓を開けたトミオちゃん。

⏰:06/09/29 08:15 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#543 [ザセツポンジュ]
「今日は、空ちゃんとデートなの〜」

トミーは、この、目をパチクリさせている62にもなった
隣のじぃさんに
吐き気をもよおした。
「すーさん…ぉぇ………すーさん。まず、会ってすぐ嫌われるんじゃないのか。」

「な〜ぜだ。お前、あまりバカ気たことを言うんじゃないぞ。死なされるぞ。」

――ガチャ。

「あ〜いい湯だったよ、待たせたねすーさ………ぅぅうっぷ……おぇ……」

ゴツン。

今世紀最大の
思いを込めてきーさんはすーさんに
おもいくそ ゲンコツをくらわした。

⏰:06/09/29 08:22 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#544 [ザセツポンジュ]
「おい!!お前、なんだその匂いは!!ドリアンか!!!ドリアンか!!!!」

すーさんは、泡をふいて倒れた。

きーさんのゲンコツは
痛いのだ。

⏰:06/09/29 08:25 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#545 [ザセツポンジュ]
「じぃちゃん、運ぼうよすーさん。」

「そうだな。トミオ。お前は足を持て。」

トミーときーさんの共同作業ですーさんを

ベランダへ放置した。

「今日は寒いな、トミオ。きっちり鍵も閉めとけ。……お〜っと忘れものをしいた。」
きーさんはティッシュを2枚ほど手に取り
再びベランダへ出た。

そして、顔に一枚と
寒さしのぎのために
体に一枚
ティッシュをかぶせた。

⏰:06/09/29 08:30 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


#546 [ザセツポンジュ]
すーさんは
立派に
死人のようになったところを
ニンマリ笑ってきーさんは眺めている
実に満足そうだ。

⏰:06/09/29 08:32 📱:W41S 🆔:hfmCCq3I


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