クソガキジジイと少年」
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#601 [ザセツポンジュ]
きららちゃんはうなずいて、我慢していた思いを吐き出すかのように
涙たくさん流した。そして、話し出したのだ。
:07/06/14 17:58 :W51CA :Kkj9ganA
#602 [あお]
前から読んでますッ!!こんなにもハマった小説は初めてですッ!!
お願いだから更新してくださいッ(;´*д*)
:07/07/31 23:02 :P902iS :mYnqxnBk
#603 [ザセツポンジュ]
『毎日毎日怖いの。誰かが私を見て批判してくるんじゃないかと思って。でもそんな顔をして仕事はできないわ。だからあとでどっと疲れるんだけど、食べてしまうの。いっぱい食べていっぱい吐くの。誰にも言えなかった。』
:07/09/14 01:51 :W51CA :jAXbnQdU
#604 [ザセツポンジュ]
きららちゃんは
悔しそうに泣いた。
きーさんはバクついていた料理をひとまず放置して
きららちゃんの話を聞いた。
:07/09/14 01:53 :W51CA :jAXbnQdU
#605 [ザセツポンジュ]
『夜の仕事はきららちゃんにとって楽しいコトかい?』
きーさんは訪ねた。毎日怯えて仕事をするきららちゃんへ。
『楽しい日もあるわ。だけど私は…今はとにかく怖い。』
:07/09/14 01:55 :W51CA :jAXbnQdU
#606 [ザセツポンジュ]
きららちゃんは
正直に真っ直ぐに
気持ちを伝えた。
『ワシは正直きららちゃんのコトを太っているとは思わんよ。けどなぁ。きららちゃん自身は気になるんだなぁ。チヤホヤされる日の方がたくさんあっても、1日批判されたら嫌になるんじゃろ。店にはいろんな人が来るからなぁ。』
:07/09/14 02:10 :W51CA :jAXbnQdU
#607 [なち]
更新がんばってください
(^∀^)
楽しみに待ってます☆
:07/09/15 09:45 :SH902iS :LNLpISP6
#608 [すのーまん]
凄い久しぶり
冨樫の影響か?
:07/09/15 14:09 :F902iS :5yW.b/io
#609 [か]
:07/09/15 16:17 :SH903i :KNYmVfvw
#610 [か]
:07/09/15 16:19 :SH903i :KNYmVfvw
#611 [ザセツポンジュ]
きららちゃんは
深く深くうなずいた。
そして毎日
六さんの料理を
食べる事を約束したのだった。
:07/10/12 13:12 :W51CA :QpirAHW.
#612 [ザセツポンジュ]
『いざこ-んや〜お前〜だけ-に〜ラ-ブパッションバリ ツナァ〜イ バラの花束抱えた俺が〜出会ったマイエンジェ〜ル♪空ちゃん大好き〜♪』
すーさんは酔っ払って空ちゃんへのラブソングを歌っていた。
『すーさん。お前、ここは上品な料理屋と言うことをわきまえて今を生きろ。なんだそのヘンテコリンな歌は。嫌われるのを覚悟したやつがやることだぞ。』
:07/10/12 13:18 :W51CA :QpirAHW.
#613 [ザセツポンジュ]
『ヘンテコリンだと!!?きさま時代に乗り遅れるな!!!きーさん。マキシマムザホルモンのだいすけはんが歌ったロコフランクのな…』
『すーさん。何県何市にお住まいのどちらさんが何会場で唄った歌か知らんが、さっさと出る支度をしろ!!』
すーさんのラブソングにどん引きして顔面神経痛になりかけの空ちゃんと
希望を手に入れた
きららちゃん。
ひとつ橋をつくってあげたきーさんと
逮捕寸前のすーさんは
六さんの店をあとにした。
:07/10/12 13:24 :W51CA :QpirAHW.
#614 [我輩は匿名である]
ageます
:08/01/22 20:07 :F902iS :Wr2OJt8o
#615 [我輩は匿名である]
あげ
:08/02/04 04:53 :SH904i :vtcksB6g
#616 [マーサル]
この小説書いてる主は男だとしたら
かなりモテル!!ww
:08/02/04 09:34 :PC :SHC.Q3kY
#617 [我輩は匿名である]
あげー
:08/02/04 16:25 :M-SKIN :xngdRWGA
#618 [スかなス]
あげますx
:08/02/22 21:21 :W51CA :tzFtNMRs
#619 [しょう]
:08/02/22 22:21 :P905i :9ar7dyg2
#620 [スかなス]
あげホホ
:08/03/13 00:15 :W51CA :kVt7tXy.
#621 [.]
:08/03/13 19:54 :SH903i :re1Uqg1c
#622 [.]
:08/03/13 20:20 :SH903i :re1Uqg1c
#623 [.]
:08/03/14 03:09 :SH903i :1C.z0jJE
#624 [ありとー]
アンカーとか無駄に多すぎて読みにくい(>A<)
:08/03/17 20:57 :PC :..4ycGp.
#625 [ザセツポンジュ]
一方
生徒会長となり
少なからず
調子に乗りながら
青春を送っている
木田トミオ14歳と
もどかし過ぎる
恋に悩む
鈴木ジョウジロウ14歳。
対象的な
2人は
いつものカフェで
向かい合わせに
座っていた。
:08/03/24 23:51 :W51CA :9b7EHO9g
#626 [ザセツポンジュ]
『ジョウジロウよ。オレさ、生徒会長と言う立場を大いに利用して、クリスマスからエノモトさんと付き合おうと思うんだけど。』
お決まりの梅昆布茶を
すする。
:08/03/24 23:54 :W51CA :9b7EHO9g
#627 [ザセツポンジュ]
『まったくもって嫌なヤツだなトミーは。好きなら付き合えばいいじゃない。』
恋に悩む少年は
甘い甘〜い
小夜子ストロベリーを
少しずつ口に入れる。
:08/03/24 23:57 :W51CA :9b7EHO9g
#628 [ザセツポンジュ]
『なにせエノモトさんは顔がいいからな。』
『へぇ……』
心ここにあらずと言う
返事を返したジョウは
何を隠そう
エノシタさんの事を
考えていた。
:08/03/24 23:59 :W51CA :9b7EHO9g
#629 [ザセツポンジュ]
(可愛く変身し、美容室を代表してクーポン雑誌に乗ったことでエノシタさんは、嫉妬に狂ったメス達からいじめを受けている…だけどボクはなんにもしていない。鈴木さんちのジョウジロウちゃんよ。このままでいいのか。)
:08/03/25 00:01 :W51CA :WlQRdQf6
#630 [ザセツポンジュ]
『おい。おーい。ジョウジロウ。帰ってこい。どこ見てんだ、死ぬのか?』
トミーは
ジョウジロウと
至近距離まで
近づいて
確かに
目を合わせているのに
ジョウジロウの視界に
入っていない
自分に
気づかされざるを得なかった。
:08/03/25 00:03 :W51CA :WlQRdQf6
#631 [ザセツポンジュ]
『どうしたんだ。童貞だからと言って悩むなよ。快感はすぐそこだ、元気だせファイト鈴木。』
『あぁ…うん。』
2度までも
同じような対応のジョウジロウに
腹の立てたトミーは
周りを見渡し
大きく息を吸い込んだ。
:08/03/25 00:06 :W51CA :WlQRdQf6
#632 [ザセツポンジュ]
『すいませーん。どちらさんかこの鈴木ジョウジロウ(14歳)の筆おろしを手伝ってく…』
『やめろ。やーめろ。うるさいよ、お前バカか。ただのカフェだぞここは。』
目の前にいる
幼なじみのとった
最終手段で
我に返った
ジョウジロウちゃん。
だけど決して
内に秘めた悩み事は
打ち明けなかった。
:08/03/25 00:09 :W51CA :WlQRdQf6
#633 [ザセツポンジュ]
--------------
翌朝
早く目が覚めてしまったジョウは
寒い中ベランダに
立ちすくんでいた。
ガラガラガラーー。
『おや。いつもの風景が違って見える。今日はかわいい少年が見える。おはよう、ジョウジロウちゃん。』
『おはよう、きーさん。』
:08/03/25 00:12 :W51CA :WlQRdQf6
#634 [ザセツポンジュ]
きーさんも
62年も生きていれば
分かる。
隣のおぼっちゃんが
悩ましげな
顔をしていることくらい。
『はっはーん。さては、カルピスだな。』
:08/03/25 00:13 :W51CA :WlQRdQf6
#635 [ザセツポンジュ]
『さすがするどいな、きーさん。そうだよ、カルピスさ。だけどベランダ越しには話せないよ。』
きーさんは何か
ひらめき
ちょっと待てと
合図をし、
最強アイテムを
取り出して来た。
『糸でんわ。使うか?』
得意気に
紙コップと糸でできた
ひらめきの結晶を
さも自分が
考え出した発明品のように
隣にお住まいの
鈴木さんちの
ジョウジロウちゃんに投げ渡した。
《で、だれに恋をしているんだ??》
:08/03/25 00:18 :W51CA :WlQRdQf6
#636 [ザセツポンジュ]
ジョウは紙コップに
口をあてて
返答しようとしたが
きーさんも
紙コップに口をあてたまま
目をぱちくり開けて
嬉しそうにこっちを
見ている。
:08/03/25 00:20 :W51CA :WlQRdQf6
#637 [ザセツポンジュ]
ジョウは
“耳にあてろ”と言う
ジェスチャーをして
伝えようと試みたが
きーさんは
耳かきで耳くそを
ほじっただけであった。
:08/03/25 00:21 :W51CA :WlQRdQf6
#638 [ザセツポンジュ]
ジョウは
あきらめた。
やっと
誰かに打ち明けられそうな
朝だったのに
目の前にいた
老人が
きーさんだった
自分は少し運が
悪かった。
『きーさん。また今度ゆっくり話そう。』
ジョウは軽く笑って
そっと糸でんわを
投げ返した。
:08/03/25 00:24 :W51CA :WlQRdQf6
#639 [ザセツポンジュ]
『ちょっと待てジョウジロウちゃん。お前の恋心はお前だけのものだ。でもお前の恋はお前だけのものじゃない。いいか?落ち着いてよく考え、素直に、真っ直ぐ立ち向かうんだぞ。』
その言葉を
飲み込むように
ジョウジロウは
うなずいた。
:08/03/25 00:27 :W51CA :WlQRdQf6
#640 [ザセツポンジュ]
学校と言う建物の中では
何が起こっても
何事も
なかったかのように
チャイムの音だけで
毎時間毎時間
区切られてしまう。
トミー達の通う
中学校は
冬休みが
始まる前に
新生徒会役員の
力だめしと称して
全校集会が開かれる。
:08/03/25 02:36 :W51CA :WlQRdQf6
#641 [ザセツポンジュ]
3学期から
気持ちを新たに
学校生活を送るために
みんなで話し合いの場を
もうける集会だ。
生徒会室では
その集会にむけた会議でもっぱら忙しそうだ。
サポート役の
前生徒会役員の3年生と
トミーを筆頭にした
新生徒会役員2年生達が
衝突を重ねる。
:08/03/25 02:41 :W51CA :WlQRdQf6
#642 [ザセツポンジュ]
生徒会長に
満を持して選ばれた
木田トミオ氏14歳ー。
なんとも不服そうな顔で
鈴木ジョウジロウを
見つめていた。
:08/03/25 02:42 :W51CA :WlQRdQf6
#643 [ザセツポンジュ]
『なんだよトミー。』
『ジョウジロウちゃん。耐えられるか?この会議。カブトムシを捕まえるために、全身をミツバチの蜜で塗りたくっていた方がまだマシだ。』
『カブトムシってミツバチの蜜で捕まえるの?へぇ〜。パンクだね。トミーは物知りだね。』
:08/03/25 02:46 :W51CA :WlQRdQf6
#644 [ザセツポンジュ]
『おい。お前、人を小馬鹿にするのは良くないぞ。すーさんによく似たモンだよ。まぁそんなエロジジイの事はどうでもいい。俺はこんなクソ会議は望んでないから、意見をすれば3年生がケツ毛みたいなしょうもない意見を返してきやがる。俺の発言はペシャンコだよ。くだらない。』
:08/03/25 02:50 :W51CA :WlQRdQf6
#645 [ザセツポンジュ]
もっぱら
くだらない会議だと
ハナから分かっていた
ジョウは、耳を
傾けてすらいなかったが
トミーの悲痛な叫びを
耳に入れ
黒板に目をやった。
●見出しなみのチェック
●ゴミを拾う習慣
●各部活動の強化
:08/03/25 02:52 :W51CA :WlQRdQf6
#646 [ザセツポンジュ]
ワイワイガヤガヤと
話し声だけは
いっちょ前に
聞こえるが
低レベルな議題だけに
さぞ会話も
薄っぺらいことだろう。
:08/03/25 02:55 :W51CA :WlQRdQf6
#647 [ザセツポンジュ]
ジョウは
大好きなエノシタさんが
この生徒会室に
いることだけが
せめてもの救いだが
こんな
しょうもない会話を
エノシタさんも
しているのかと思うと
嫌気が
さしてしまいそうで
あえて
聞き入らないように
していた。
:08/03/25 02:56 :W51CA :WlQRdQf6
#648 [ザセツポンジュ]
『トミーは何について取り上げたいの?』
待ってましたかのように
トミーは机の両端を持ち
いきおいよく
立ち上がった
『ズバリ。女の嫉妬についてだ。』
会議室はシーンと
静まり返った。
:08/03/25 17:49 :W51CA :WlQRdQf6
#649 [ザセツポンジュ]
『…どっかのバラエティー番組みたいな内容だけどボクは賛成しようと思う。みんなはやりたくなさそうだけど。』
意外にも
ジョウジロウは
トミーの意見に
心から賛成していた。
:08/03/25 17:50 :W51CA :WlQRdQf6
#650 [ザセツポンジュ]
『こんなの取り上げてどうするんだ。木田。お前生徒会長になったんだろ。しょうもない女子の人気だけで。もっと学校の事を考えろ。』
前生徒会長3年
西田トキムネ氏は
調子づく
生徒会長木田トミオに
キツいお灸をすえた。
:08/03/25 17:53 :W51CA :WlQRdQf6
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