きらきら
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#255 [向日葵]
友姫「あと、ベッドお借りしたいんですが……。」
保健医「おーいぃよー。使いなぁ。先にベッド行きな。後でタオル持っててあげるから。」
タオルを持ってきてくれた保健医はカーテンを閉めてくれた。
最悪。泣いてしまうなんて……。
でもどうしても寂しくて、どうしようもなくて、心の中がムシャクシャした。自分のことなのに、わからなくて、イライラした。
:07/03/12 15:21
:SO903i
:fbm4aiaY
#256 [向日葵]
『もーやだなぁ。』
そう思うと、またジワァと涙が溢れてきた。
この時、珊瑚君が近づいていたことも知らず。
友姫「……ひっ……」
『珊瑚君……っ』
そしてその瞬間
シャッ!
カーテンが開かれて、何事かと思った私は、その方に向くと珊瑚君が立っていた。
友姫「さ…んご…くん?」
珊瑚「何で泣いてっ……って俺かぁ……。」
:07/03/12 15:29
:SO903i
:fbm4aiaY
#257 [向日葵]
その場にしゃがめ珊瑚君を見て、なんだか久しぶりのせいで感覚がにぶっていて、本人なのかわからなかった。
友姫「珊瑚君……?」
珊瑚「……。泣くな。」
ベッドに座りながら、珊瑚君は言った。
友姫「あっ……ゴメンナサイ!あのっ」
急いで涙を拭いていると、その手を珊瑚君が止めた。
:07/03/12 15:37
:SO903i
:fbm4aiaY
#258 [向日葵]
珊瑚「怒ってるんじゃない。頼んでるんだ。」
そしていつかやってくれたように、制服の袖のすそで顔を拭いてくれた。
珊瑚「……ゴメン。俺のせいで。」
友姫「え……?――っ!違うのただ自分勝手なだけでっ!!」
だって、ファンクラブを無理矢理やめさせないのは、珊瑚君がその子達にに対する優しさだと思うからっ……。まぁ……ファンの子達にはちょっとうんざりしてるのは正直な気持ちだけど。
:07/03/12 15:43
:SO903i
:fbm4aiaY
#259 [向日葵]
珊瑚「……。」
友姫「ちょっと自分にイライラしちゃって……その……。」
珊瑚『なんで……』
珊瑚「お前が俺のことで泣くの?」
友姫「……え…?」
珊瑚『だってお前は暁が……。』
私は迷った。どうやって言えばいいか。気持ちを言って、離れてしまうかもしれないと思うと恐いから。
珊瑚君は私の言葉を待っている。
:07/03/12 15:49
:SO903i
:fbm4aiaY
#260 [向日葵]
友姫「…………すごく…すごく会いたかった……。」
珊瑚「……っ」
声が聞きたくて、笑いあいたくて、触れてほしかった。恋しいって気持ちを初めて知った。
珊瑚「―――そっかぁ……。」
珊瑚君は嬉しそうに穏やかに笑った。
そして頭をポンポンと叩いて、さらに撫でてくれた。
『珊瑚君は……』
友姫「なんでそんなに優しくしてくれるの?」
今度は私が質問してみた。
:07/03/12 16:07
:SO903i
:fbm4aiaY
#261 [向日葵]
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キリまぁす(〇^ひ^〇)
感想、アドバイス、お待ちしてます

感想板きらきらもどうぞ

:07/03/12 16:09
:SO903i
:fbm4aiaY
#262 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
:07/03/12 19:00
:W42H
:outyfjII
#263 [向日葵]
:07/03/12 19:03
:SO903i
:fbm4aiaY
#264 [向日葵]
すると今度は珊瑚君が考えだした。
しばらくして、私の目をじっと見て、ニコッと笑って
珊瑚「お前が大事だから大事にする。」
友姫「―――っ!!えっ……」
また珊瑚君は私の頭をポンと叩いて今度は少し照れながら笑った。
珊瑚「……ま、そーゆーことだ!」
嬉しかった。告白じゃなかったけど、とても嬉しかった。贅沢を言ってはいけない。今は、それだけで充分。
:07/03/13 00:51
:SO903i
:oqF1i.gA
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