きらきら
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#1 [向日葵]
初めまして未熟ながら恋愛小説を書かせていただきます(●´∀`●)更新が亀になると思いますが読んでいただけたら幸いですではどうぞ((*´∀`)ノシ

⏰:07/02/23 00:30 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#2 [向日葵]
【第1章 出会い・・・目線】

男子「俺と…付き合ってください!!!!!」

主人公「興味ないんで無理です」

今きっぱりと断った私は東雲 友姫(17)。
一方きっぱりと断らるた男子はすごすごと教室へ帰っていった。
はっきり言って好きな人とか彼氏とか彼女とかよくわからない。興味すらわかない。
友姫「なのになんでこんな私がいいんだろう……」
自慢ではないが告白されることが多い。…いや興味ないことを自慢に思っても仕方ないかぁ……。

⏰:07/02/23 00:36 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#3 [向日葵]
女子2人「友姫ー!!!」

私の名前を呼ぶこの2人はクラスメイトの真野 秋帆(まの あきほ)。黒い綺麗な髪が綺麗な子だ。明るい子だが、少々おせっかいだ……。
もう1人は背が私よりも低いが眼鏡と少し短い髪が似合う大人っぽい子、石垣 律。

⏰:07/02/23 00:40 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#4 [向日葵]
秋帆「なになにー?また告られてたのー?!」

友姫「うんまぁ……」

律「いつにもまして冴えない顔してるわね。」

友姫「いや、別になんで私を好きになるのかなぁって。」

と、疑問を口にしていると
女子1「見て見て。白月君と宮川さんだー。」

女子2「入学してからずっとラヴラヴだよねー。見せ付けんなって感じ!」

⏰:07/02/23 00:45 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#5 [向日葵]
目線をその2人に向けると男子は普通の男子より爽やか系の子で、女子は栗色のふわふわの髪に可愛い顔をした、でも嫌味を感じさせない笑顔を見せる子だ。

友姫『相思相愛ってあーゆーこと言うんだろうなぁ。』

なんてぼんやり考えていたら

キーンコーンカーンコーン
秋帆「やっば!!5時間目移動教室だよ!!!急ご!」

⏰:07/02/23 00:50 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#6 [向日葵]
走って自分の教室(2-E)に筆記具を取りに行くとき、白月君の笑顔をみた。

・・・何故だろう。なんか目が離せなかった・・・。

⏰:07/02/23 00:52 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#7 [向日葵]
これが今からの私の物語の始まりだった。

⏰:07/02/23 00:52 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#8 [向日葵]
友姫「あっ」

律「どうかした?」

友姫「筆箱忘れた。取りに行ってくるわ。」

私は先生に断った後、教室に行った。

ガラガラ……

男子「わぁっ!!!」

友姫「えっ?」

多分サボリと思われるこの男子。どこかでみた顔だと思ったら、さっきの白月君だった。

⏰:07/02/23 00:56 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#9 [向日葵]
白月「何してんの?」

いやこっちが聞きたいよ、と内心ツッコミを入れながら筆箱を自分の席まで取りに行った。
もちろんさっきの質問は無視だ。

白月「あの〜…耳ある?」
と聞かれたので無言で自分の耳を指した。私は男子に愛想よくないが無愛想でもない。これが普通だ。
ただ今は授業の途中で急いでるのであまり話しかけないでほしい。
意外と私は真面目なのだ。

⏰:07/02/23 01:01 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#10 [向日葵]
白月「あ、そっか。東雲さん同じクラスだっけー。」
友姫「らしいね。」

色恋に興味が無いため男子にすら興味を抱かない私は自分のクラスの男子の名前や顔すらおぼろげだった。じゃあとだけ言ってドアの前まで行くと

ガラガラ……

男子「……誰?」

⏰:07/02/23 01:06 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#11 [向日葵]
なんかみんな自分のことを先に言わないなぁ。と若干遠い目をしながら教室を出ようとしたら

白月「あ!東雲さん!!俺、白月 暁!!(しらつき ぎょう)暁(あかつき)って書いて暁!!覚えてな!!」

と またあの笑顔で言ったから一瞬時間が止まったかと思った。
それほどに無邪気で、子供っぽくて、漫画なんかで言う眩しかった。

⏰:07/02/23 01:11 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#12 [向日葵]
白月「珊瑚。お前も覚えてもらっとけ!!」

男なのに珊瑚。でも綺麗な名前だとか思った男の子はクールそうな感じで、耳には片方に1つだけピアスを開けた顔の整った男の子だった。まさに女の子の理想を詰めたって感じの。

珊瑚「寛和 珊瑚(かんな さんご)。よろしく。」
友姫「よろしく。」

それだけ言って私は教室を後にした。

⏰:07/02/23 01:17 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#13 [向日葵]
*************
いったんここで切らせて頂きますいかがでしょうか?アドバイスなどがあればよろしくお願いします

⏰:07/02/23 01:19 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#14 [向日葵]
あと次の更新は明日の夜に出来たらいいなぁと思います。もし読んでいただいている人がいるならまた明日の夜中に読んで頂けたら嬉しいです

⏰:07/02/23 01:21 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#15 [向日葵]
明日と言ったんですが眠れないのでほんの少し書かせて頂きます
***********


秋帆「なぁんか帰り遅いと思ったらそーゆーことかぁ♪」

秋帆はそういうとニマァと笑った。私は「何が?」と言う顔をしたら

秋帆「そのどっちかに惚れた、または告白されたってかぁー♪」

律「秋帆は妄想激しすぎ。なにもそこまで言ってないじゃない。」

秋帆「そんなの友姫が言わないだけかもしれないじゃなぁい!!」

⏰:07/02/23 02:14 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#16 [向日葵]
そんな2人を見ながら当の話題にされてる本人は2人の舌戦を「おもしろいなぁ2人とも」くらいにしか見ておらず、加わろうともしなかった。
ギャーギャー騒いでいる(2人)と教室に向かっていたら前から珊瑚君がやってきた。

珊瑚「……あ。」

友姫「さっきは…どうも。」

珊瑚「いや。別に。あ、あのさ。今ちょっといい?」

⏰:07/02/23 02:19 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#17 [向日葵]
その言葉を聞いた秋帆は「ホラー!!」と言わんばかりに顔をニヤけさせ、律を連れて先へ帰ってしまった。私と珊瑚君はゆっくりと帰ることにした。

友姫「…で。何か用?」

珊瑚「あぁ。いや。ただ友達になったんならメアドくらい聞いとこうと思って。」

『やだなぁ……自惚れてるわけじゃないけどこの人もそーゆー系ならどうしよう……』

考えてる内に教室に戻ってきた。今いるのはD組とE組の間だ。ちなみに珊瑚君はE組らしい。

『まぁ…ないだろう。』

そう結論付けることにした。

⏰:07/02/23 02:26 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#18 [向日葵]
友姫「いいよ。じゃあ赤外線ね。」

珊瑚「あぁ。……きた。じゃあまたメールするわ。」
そう言ってアッサリ帰ってしまった。ホントにメアドを聞きに来ただけらしい。
『変わった人だなぁ。』

ちょっと笑けてしまった。

⏰:07/02/23 02:29 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#19 [向日葵]
6時間目。

大嫌いな数学の時間だ。
幸い一番後ろなので、昼寝したり外を眺めたりと好きなことをやってすごす。

『今日はいい天気だなぁ……あったかいし、昼寝でもしよっかなぁ……』

ツラツラとそんなことを考えていたら

ヴーヴーヴー……

携帯のバイブが鳴った。

⏰:07/02/23 02:34 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#20 [向日葵]
『?秋帆か律かな?』
そう思って携帯を開くと、見覚えのないアドレス。送信者は……珊瑚君だった。
(題名)寛和 珊瑚
(本文)授業中ゴメン。数学すっげぇダリィ……。そっちも暇だったら相手してくれん?

<返信>
(題名)東雲 友姫です
(本文)いいよ。私も数学は苦手だから寛和君は何クラス?

送信。

⏰:07/02/23 02:40 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#21 [向日葵]
************
ではそろ寝ます
みなさん読んで頂いてるんでしょうかつまらなくてスイマセン
では失礼しますm(__)m

⏰:07/02/23 02:42 📱:SO903i 🆔:C4qyiIxQ


#22 [向日葵]
『そういえば男の子とメールするのって初めてだなぁ』

なんだか新鮮な気持ちになれた。楽しいかも。

ヴーヴーヴー

『早っ!!もう来た!!』

しかし開いて見ると珊瑚君ではなく、違う人からだった。またもや知らないアドレス。

『誰だろう。』

そう思いながら見てみるとなんと白月君からだった。
『え?!』

⏰:07/02/24 01:39 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#23 [向日葵]
(題名)白月 暁でぇっす
(本文)おっす初メールだな登録しといてー

『えっ?!いや登録するもなにも!!!!』

そう思ってると珊瑚君からメール。

(本文)俺は応用クラス。むずかしくてわからん。
あ、言うの忘れてたけど暁にメアド教えてって言われたから教えたぞ。

『それは先に言ってほしかったな!!!!』

⏰:07/02/24 01:43 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#24 [向日葵]
とりあえず事情はわかったので珊瑚君に返信。

(本文)応用なんだ。頭いいんだね私は数学嫌いだから標準だよ。基礎に行きたい。わかったよ。いま早速メールきたし。

送信。ちなみに数学のクラスは下から基礎、標準、応用となっている。私はテストでそこそこの点をとってしまうので基礎にはいけない。

⏰:07/02/24 01:47 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#25 [向日葵]
そして白月君にも返信。

(題名)東雲 友姫
(本文)登録しました。

それだけ送った。

他に送る言葉が思い付かなかった。なんか他に話題あげればよかったかなと思案していたら

ヴーヴーヴー

白月君からだ。

『え?!早っ!!』

(本文)やったよろしくなぁあと俺のことは暁って呼んでなぁ

⏰:07/02/24 01:52 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#26 [向日葵]
『いやさすがにそれは……っ』

気にしない彼女だったらいいが気にする彼女だったら人の彼氏を名前で呼ぶのは気分悪いだろう。
かと言って好意を丸なげしては失礼なのでやんわり断ることにした。

(返信)ありがとう。でも私は名字でいいです。

送信。送信のすぐ後に珊瑚君からメールがきた。
2人は少しキツイかも(苦笑)

⏰:07/02/24 01:56 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#27 [向日葵]
(本文)いや別にすごくはないんだけど。俺も基礎行きたい簡単だから。

(返信)基礎簡単だよね。あとテストの時楽だし

送信。しかし珊瑚君ってなんで男なのに珊瑚なんだろう。生まれが海に近いとかかなぁ。今度名前の由来でも聞いてみようかな……。
ヴーヴーヴー

あ、珊瑚君からだ。

(本文)楽だな。ところで

まで読んであることに気付いた。
さっきまでまぁまぁな長文を早く返してきた白月君からのメールが来なくなったのだ。
実は彼は私と同じクラスで、隣の列の右斜め前にいる。

⏰:07/02/24 02:02 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#28 [向日葵]
彼の方を見てみると、下を見ながら優しく微笑んでいた。
そしてさらに下を見ると携帯があって、いけないことだけど画面が見えたので見てみた。
そこに書いてあった文字は「宮川 佳苗」

彼女の名前だ……。

⏰:07/02/24 02:05 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#29 [向日葵]
あ……

私は気づいた……。

『私は……もしかして…………白月のこと』

そこまで思ってから珊瑚君のメールの続きを読んだ。
(本文)ところで、東雲は暁が好きなの?

⏰:07/02/24 02:08 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#30 [向日葵]
ここで第1章は終りですー(´∀`人)次は第2章目です読んでいる方がいらっしゃれば続けて読んでくださいまし
それでは第2章スタートです((〇(*≧▽≦)〇))

⏰:07/02/24 02:10 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#31 [向日葵]
【第2章 気持ち・・・2人の男の子】

あれから家に帰って珊瑚君と続いてメールをしてた。色んな話題について色々メールしたけど、珊瑚君からの質問には答えなかった。珊瑚君もそれ以上は訊いてこなかった。

⏰:07/02/24 02:20 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#32 [向日葵]
(珊瑚君からのメール)じゃあ今からバイト行くから、ゴメンけどメール切るな。
時計をみると8時過ぎ。今からバイトなんて、なにしてるんだろう。

(返信)全然いいよ。バイト頑張ってね

送信。そういえば白月君からのメールはあれっきり返ってこなかった。
強制して返せと言う気は無い。いくらなんでも鬼じゃないんだし。
でも心のどこかでがっかりしている自分がいた。

⏰:07/02/24 02:25 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#33 [向日葵]
♪〜♪〜♪

『ん?』

また珊瑚君からだ。

(本文)辛かったら相談乗るから。あと珊瑚でいぃ。

『なんていい人っ!』

ジーンと言う言葉が出るくらい感動した。ってゆうか心の中では既に珊瑚って呼んじゃってます(汗)
メール上では馴れ馴れしいと思って寛和君と呼んでいたのだ。

(返信)ありがとう。大丈夫だよ。

そうとだけ送った。

⏰:07/02/24 02:30 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#34 [向日葵]
お風呂に入ろうとした時携帯がなった。

相手は白月君だった。

パカ。ポチ。ポチ。

(本文)今日はメールぶちってゴメンってか暁でいいのにぃ(;_;)じゃあ東雲さんのことは友姫ちゃんって呼ぶね

『それもいかがなもんだろう……』

しかしこれ以上拒否し続けるのは気の毒と思い、それは許すことにした。

(返信)
ウン。いいよ。じゃあ私お風呂に入るから。

送信。

⏰:07/02/24 02:36 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#35 [向日葵]
今日はなんだか疲れたから何も考えず早く寝たかった。

『私が…恋するだなんて』
絶対ありえないと思った。
お風呂から上がると時計の針は10時を過ぎていた。
いつもの寝る時間よりは早いけど今はとにかく寝てしまいたかった。

⏰:07/02/24 02:39 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#36 [向日葵]
―――次の日

友姫「ふっあぁぁぁぁぁぁぁ……」

秋帆「めずらしい。友姫がでっかい欠伸してるー」

律「昨日眠れなかったの?」

友姫「なんか早く寝すぎて逆に寝た気になってないんだよねー」

1時間目は日本史ということで、おやすみタイムにすることにした。

⏰:07/02/24 02:43 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#37 [向日葵]
秋帆達がトイレに行くと言うので私もついていくことにした。

トイレで秋帆と律の帰りを待っていると、珊瑚君が来た。

友姫「おはよう。」

珊瑚「はよ。なんか眠そうだな。」

『するどい……っ!!』

友姫「そんなことないよ」

私は違う意味でドキドキした。

⏰:07/02/24 02:48 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#38 [向日葵]
友姫「そういえば珊瑚君遅くにバイト行ってるんだね。」

珊瑚「あぁ。コンビニのバイトなんだ。だから授業は睡眠時間にほとんど使われる。まぁ仕方ないんだけどな。」

友姫「?どうして?」

珊瑚「俺ん家母子家庭なんだ。それに弟とかもいるから。」

『あ……私…最低だ』

誰でも知られたくないことはあるのに、それをただの興味だけで聞いてしまった……。

⏰:07/02/24 02:53 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#39 [向日葵]
自己嫌悪している私の様子に気づいた珊瑚君は、ポンポンと頭を叩いて

珊瑚「気にするな」

とだけ言って教室に帰っていった。

律「あれが昨日の言ってた1人?結構な美男子ね。」
友姫「あ、律」

⏰:07/02/24 02:57 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#40 [向日葵]
律「随分楽しそうに話してたじゃない。」

『楽しそう……。』

外から見ればそう見えるのか。それは珊瑚君ファンが怒るかもしれないなぁ……。あれだけの容姿淡麗だから多分ファンはいるよねぇ……。

秋帆が出てくるのを待って私達も教室へと向かった。

⏰:07/02/24 03:01 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#41 [向日葵]
************
今日はここまでです

感想&アドバイスお待ちしてます

⏰:07/02/24 03:02 📱:SO903i 🆔:SMF8K8SE


#42 [華]
今一気に読んでハマりましたッ凄く面白いです応援してるので頑張って下さい

⏰:07/02/24 03:12 📱:SH903i 🆔:4dKOR/zc


#43 [向日葵]
華さん
応援だなんてありがとうございます感激です頑張ります

では続きです(◎`・ω・´◎)「シャキーン

⏰:07/02/25 01:08 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#44 [向日葵]
**********
教室の前で来ると白月くんが宮川さんと楽しそうに話していた。
私は昨日とは違う感情でそれを見ているしかできなかった……。


先生「えー、ですからここは……」

先生の話は耳を右から左と流れていき、すぐには寝れないので考え事をしていた。

⏰:07/02/25 01:13 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#45 [向日葵]
律[楽しそうに……]

さっきの律の言葉を思い出した。

『珊瑚君は……美男子なのにフレンドリーだよなぁ(←偏見)』

いやフレンドリーだから話しやすいんじゃない。彼独特の他の男子とはまた違うあの不思議な雰囲気が私を安らがしてくれている。

⏰:07/02/25 01:20 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#46 [向日葵]
そんなことを考えていると、ノロノロと瞼が落ちてきて、深い眠りについた。






…ビシ……

『…………ん?』

なにか顔に当たるような気がして眠りの淵から徐々に覚めてきた。

『気のせい……?』

……ビシ

『……じゃない』

⏰:07/02/25 01:25 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#47 [向日葵]
……ビシビシ

『…っだぁれがやってんだぁぁぁ!?(怒)』

ゆっくり目を開けてみると、起こした原因1があった。
消しゴムの欠片だ。

『こんーっな中学生みたいなことしてっ!男子同士でやるのはいいけど巻き添えにされる身……』

ビシ

おかしい……。明らかに。

⏰:07/02/25 01:30 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#48 [向日葵]
『こんなに命中率よく顔に当たるハズがない。』

飛んできた方向を確認してみると、白月君が手を振ってニコーっと笑っていた。睡眠を邪魔された怒りの方が強く今直接は言えないんで怒りのメールを送ることにした。

(本文)寝てる人わざわざ起こすなんてどうかと思いますけど

送信してから、ふて寝のように眠った。

⏰:07/02/25 01:36 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#49 [向日葵]
キーンコーンカーンコーン
白月「友姫ちゃん!!」

呼ばれたもののさっきのことがあってなので、顔はムスッとしていた。
手招きされたので私は廊下へ出た。

友姫「何か用?」

冷たく言い放った。

白月「あの……ゴメン。その、…俺人の気持ち考えないから……。新しい友達できて調子乗ってた。」

⏰:07/02/25 01:42 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#50 [向日葵]
小動物が怒られた時の様にしょぼんとしてしまったので、おかしくなって直ぐに許してしまった。

友姫「フフ……。ウソ。そんなに怒ってないよ。授業中寝るのも悪いしね。」

許してもらって白月君はほっとしたらしく、ニッコーと歯を見せて笑った。

⏰:07/02/25 01:46 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#51 [向日葵]
『ホント子供みたいだなぁ……』

と微笑ましく見ていたら

女子1「あ、暁ちゃぁん!!!」

後ろでなんとも可愛らしい声が聞こえた。
宮川さんだ。

白月「どうした?佳苗。」
佳苗「次、生物でしょ?教科書忘れたって言うから貸してあげにきたの!!」

教科書を渡すと、宮川さんはこっちを向いた。

⏰:07/02/25 01:53 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#52 [向日葵]
佳苗「東雲さんだよね?暁ちゃんの新しいお友達!初めまして!」

花のように笑うとはまさにこのこと。彼女の笑顔は目を奪う。

友姫「よろしく」

佳苗「そうだ!!東雲さんも一緒にお昼食べよ!」

白月「そうだ。そうしよ!」

『無理!!!!目の前でラヴラヴぶりを見せられたら私……っ』

⏰:07/02/25 01:59 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#53 [向日葵]
友姫「ありがとう。でも私は友達と食べてるから……」

佳苗「そっかぁ……残念……でもいつか一緒に食べようね☆」

ニコニコ笑う宮川さんに対し、笑っているけど、幸せそうな2人を目の前にした私は、ひきつって笑うことしかできなかった。


その後ろの気付かないところで珊瑚君は一部始終を見ていた。

⏰:07/02/25 02:03 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#54 [向日葵]
―――あっと言う間に放課後。

秋帆と律は掃除なので、本を読もうと図書室に行った。本を探しながら朝の白月くんと宮川さんを思い出していた。

『あー……なんか嫌だなぁ。気分悪い……。こぅ……モンモンする……』

(……モンモンモンモン……)

『あ゛ーー……』

モンモンしながら本を横歩きに探していると、何かにぶつかった。

ボスッ

⏰:07/02/25 02:11 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#55 [向日葵]
『んあ?』

珊瑚「悩みながら歩いてると危ねーぞ。」

友姫「わあ。珊瑚君!」

ぶつかったのは珊瑚君の胸だった。

友姫「ゴメン!」

珊瑚「気ぃつけろよ。」

そういって別の本棚な所まで移動して行った。
さっきまで珊瑚君のいた場所のすぐ後ろには柱があった。

⏰:07/02/25 02:20 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#56 [向日葵]
私は本を選んでる珊瑚君の方を見た。

『私がぶつかるの、……かばってくれた?』

珊瑚君は視線に気づき「ん?」とした表情をした。

私は仄かに笑って口の中で「ありがとう……」といった後、珊瑚君の隣に行った。

友姫「珊瑚君も本よく読むの?」

珊瑚「あぁ。放課後はほとんど図書室に入り浸ってる。」

友姫「お勧めってある?」

⏰:07/02/25 02:28 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#57 [向日葵]
珊瑚「桜井 栄子って知ってる?」

友姫「あぁ。聞いたことあるよ。」

珊瑚「俺はその人のが一番好き。これがこの人の作品で1日で読めた。」

そういって出してきた本は厚さ3センチはあるものだった。私は思わず目を見開いた。

友姫「……っこ、これ1日で!?」

珊瑚「あぁ。読む?」

⏰:07/02/25 02:35 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#58 [向日葵]
差し出された本はあのハ●ーポッターに負けず劣らずの厚さ。
ここで受けとるべきか、はたまた断るべきが。
悩んでいる私を見かねた珊瑚は

珊瑚「他のやつもあるけど……」

友姫「それでお願いします!!!!」

即答だった(笑)

⏰:07/02/25 02:37 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#59 [向日葵]
珊瑚「これなんかどう?」
友姫「黄昏……(本の題名)」

くれたのは1センチない小説だった。これなら読めそうだ。

友姫「ありがとう!絶対読むね!」

珊瑚「あぁ。」

⏰:07/02/25 02:43 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#60 [向日葵]
秋帆「ゆっきー。掃除終ったよー。かーえろー。」

友姫「あ、ウーン!じゃあ珊瑚君、また明日ね。バイバイ。」

珊瑚「じゃぁな。……」

『また……明日か。』

当たり前みたいに言ってくれるのが珊瑚は嬉しかった。そんな友姫に徐々に珊瑚は惹かれていった。

⏰:07/02/25 02:47 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#61 [向日葵]
**********
今日はここまでです
また感想&アドバイスお待ちしてます

⏰:07/02/25 02:50 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#62 [華]
お疲れ様ですッ
珊瑚君のさりげない優しさがメッチャツボですッ
続き楽しみに待ってま

⏰:07/02/25 02:54 📱:SH903i 🆔:NcEy7w7s


#63 [向日葵]
華さん感想板にも来て頂きありがとうございます私も珊瑚好きです自分の好みをぶちこみました(笑)

では少しですが、続きどうぞ(◎・ω・◎)

⏰:07/02/25 11:44 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#64 [向日葵]
*************
家に帰ってから早速珊瑚君推薦の本を読んで見ることにした。お腹が空いていたので、ご飯はすましたからあとはゆっくり見れる。
1ページ目をめくった途端メールが鳴った。

♪〜♪〜♪〜

メール。……白月君だ。

(本文)ヤッホー佳苗がさぁ、友姫ちゃんのこと気に入ったんだけど、明日の昼飯一緒に食わねぇ

⏰:07/02/25 11:51 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#65 [向日葵]
『だから嫌だってば……』
きっと友達としか見てないからこんなこと言うんだろう。そう思うと胸が、チリッと火傷した感じがした。
(返信)お誘いありがとう。でも1人だけカップルの中でに混じるのは心苦しいからいいです。

送信。あの息も止まるような笑顔をまた見てみたい。でもそれを最大限で見れるのは、きっと宮川さんだけだろう……。

<受信>♪〜♪〜♪〜

(本文)そっかぁあ、なら珊瑚誘おっかなら大丈夫っしょそれならどぅ

『そこまでして、食べたいかなぁ……宮川さんのためか……』

珊瑚君には悪いけど、いてくれた方が心強いのでそれでOKにした。

⏰:07/02/25 11:59 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#66 [向日葵]
(返信)それなら……うん。いいよ。

送信。

『なら秋帆と律に断り入れなくっちゃなぁ。』

秋帆がすねちゃいそうだけど(笑)でも断り続けたらずっとお誘いメールがきそうなので、ここで誘いに乗らなければ。

(新規メール)
秋帆。明日違う人と食べるからゴメンけど律と2人で食べてね。

送信。

⏰:07/02/25 12:07 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#67 [向日葵]
白月君にあぁは言ったけど正直後悔している。やっぱり珊瑚君が一緒と言えど気が乗らない。

[なんかあったら相談乗るから。]

珊瑚君が言ってくれた言葉が……急に愛しくなった……。

♪〜♪〜♪〜

(白月君からのメール)ホントにやったじゃあ珊瑚にしとくわぁ

それからはもぅ返さなかった。
しばらくして秋帆からすねすねメールがきた。返信した後ようやくく本の世界へ入ることができた。

⏰:07/02/25 12:18 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#68 [向日葵]
いくら時間がたっただろう。時計を見ると8時だった。

『随分よんだなぁー。ちょっと休憩』

背伸びをしていると携帯が鳴った。

♪〜♪〜♪〜

『誰だろー?』

⏰:07/02/25 12:24 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#69 [向日葵]
本の世界から呼び戻されたのでいささかまだ現実の実感が湧かない中、ノロノロと手を伸ばし、携帯を開くと珊瑚君からだった。

(本文)さっき暁から話聞いたけど、大丈夫なのか?

『心配してくれたんだ…なんていい人。』

その優しさが嬉しかった。心がほんわかなった。

⏰:07/02/25 12:33 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#70 [向日葵]
(返信)ゴメンナサイ。珊瑚君巻き込んじゃって。珊瑚君は食べる人いないの?

送信。
『そういえば珊瑚君バイト大丈夫なのかなぁ。もうそろそろだよねぇ。なのにメールくれたりす……』

そこまで考えて、ふと気が付いた。

『……さっきから、珊瑚君のことばっかり…考えてる』

少しの時間しか過ごしてないけど、珊瑚君の存在は私の中で少しずつ大きくなり初めてた。
あれだけの優しさをくれる人はそうそういない。
でもそれはきっと恋愛感情とかじゃなく、ただただ嬉しい気持ちでいっぱいだった。

⏰:07/02/25 12:45 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#71 [向日葵]
        
一気に本を読み終えた頃には12時だった。
ふぅ…と一息ついてると

♪〜♪〜♪〜

(珊瑚君からのメール)今バイト終わった。寝てたらゴメン。俺は基本1人だから大丈夫。ただ辛いんだったら無理するな。

『…わぁ……涙出そうだよ。』

(返信)ホント大丈夫だからってかそんなに気にしなくていいよ。でも、ありがとう。

送信。
『メールが来たら本読めたって報告しようかな。でも明日次読むやつみながらお勧め教えてもらいたいし…明日でいっかぁ。

⏰:07/02/25 12:55 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#72 [向日葵]
などと考えていると、メールが来た。

(本文)わかった。じゃあまた明日。おやすみ。

『なんかおやすみとか言われると、ちょっと照れちゃうなぁ…(笑)』

っと思いながら私の返信文も

(返信)ウン。おやすみなさい。

と入れた。
入れて嫌な気分にはならないだろうと結論付けてお風呂に入ることにした。

⏰:07/02/25 13:00 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#73 [向日葵]
***********
とりあえず第2章終りですあと、ここで一旦切りまぁす

⏰:07/02/25 13:01 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#74 [向日葵]
【第3章 本当の優しさ・・・切ない気持ち】

律「?あれ友姫はどこに行ったの?」

秋帆「今日は違う人と食べるんだって!」

律「なんでそんな不機嫌なのよ。」

秋帆「だって…だってだってぇ!!!!友姫取られたぁぁぁ!!!」

律「秋帆って時々可愛いこと言うよね。」

すねながら秋帆はおにぎりをかじった。

秋帆「モグモグ。だって最近宮川さんや、白月、それに寛和君と友達になってウチらほったらかしって感じなんだもん!」

律は言外に友姫のことが大好きでたまらないって言ってるなぁと思い、苦笑した。

⏰:07/02/26 00:41 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#75 [向日葵]
―――――一方

友姫「どこで食べてるんだろう…」

友姫は誘われたはいいものの、「中庭」とだけしか聞いておらず、どの辺で食べてるかまでは聞いてなかった。
どうしたものかと考えていると

佳苗「あ、友姫ちゃん!こっちこっちー!!」

『あ、あんなトコに……って友姫ちゃん?!いつの間にそんな親しく……』

木で囲まれてる空間の中にいた。珊瑚君ももぅいるようだ。

⏰:07/02/26 00:49 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#76 [向日葵]
白月「やっほー!!あー腹減ったぁ」

友姫「ゴメンナサイ。待たして。」

佳苗「全然♪私達も今来たトコだよ☆」

友姫「そっかぁ。良かった。」

そう言って珊瑚君の隣に座った。

友姫「おはよう。」

珊瑚「はよ。」

⏰:07/02/26 00:52 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#77 [向日葵]
白月「おっ、佳苗の卵焼きうっまそー!!!もーっらい♪」

佳苗「あ!もぅ暁ちゃんったらぁ!!」

『いつもこんなのかなぁ……』

なんだか食べる気分じゃないけど、食べなきゃ午後はキツイ……。口に運ぶもののドコに入ってるかわからなかった。

佳苗「あ、ねぇ友姫ちゃん!」

友姫「えっ?あ、ハイ。」
佳苗「もぅウチらお友達なんだから、私のことは佳苗って呼んで!私も友姫ちゃんって呼ぶから!!」

友姫「はぁ……ウン」

『もぅ呼んでるけどねぇ』

⏰:07/02/26 00:58 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#78 [向日葵]
それからは思った以上のラブラブぶりはなく、食事しながら会話をポツポツした。目の前ではあの笑顔が何度も見れた。
それが宮川さんのおかげだと思ったら、胸がチリッと痛んだ。

⏰:07/02/26 01:02 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#79 [向日葵]
お昼ももぅ終わる頃。

珊瑚「そういえば、あの本読んだ?」

友姫「あ!読んだよ!!すっごくおもしろくって一気に読んじゃった!!さすが珊瑚君が選んだだけあるねー!!」

白月「あれ?友姫ちゃん珊瑚のことは名前で呼んでるんだ?なんで?」
・・・ドクン・・・

『あ…しまった。』

忘れてた。そのこと。いやでも私は別に悪いことはしてないから、堂々としとけばいいんだ。
私が黙りこんでしまったのをどぅ取ったのか、白月君はニマァと笑った。

⏰:07/02/26 01:07 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#80 [向日葵]
白月「な・る・ほ・ど・ね♪そーゆーわけかぁ♪♪♪」

なんのことか分からず、私と珊瑚君は顔を合わした。次の瞬間、私は目の前が真っ白になった。

白月「友姫ちゃんはぁ、珊瑚のことが好き…なんだ。ハハハ。いや参ったなぁ♪だから俺のこと名前で呼ばなかったんだ。」

『チガウ……』

白月「今日でも珊瑚が来るからOKしたんでしょ?」

『チガウ……全然チガウ……っ』

⏰:07/02/26 01:13 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#81 [向日葵]
白月「言ってくれればちゃんとセッティングし…」

友姫「っがうって言ってるでしょ!!!!!!!」

シーン・・・

私は白月君の言葉を遮って、大声で否定した。
すごく悔しくて虚しかったんだ。

⏰:07/02/26 01:16 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#82 [向日葵]
友姫「別に…なんの意味もないっ……私は…わ……私は私なり……に…っ」

そこで言葉に詰まると、目の前が目をつむったみたいに暗くなった。
珊瑚君が左片手で私の目元を隠したのだ。

珊瑚「ちょっとは人の気持ちを考えたらどうだ。」

目で見るより耳だけの方が人の感情はよくわかると言うことを初めて気づいた。珊瑚君は落ち着いた声で怒っていた。

⏰:07/02/26 01:21 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#83 [向日葵]
目を塞がれているからわからないが、2人は愕然としているのが空気でわかった。

白月「あ…あの、友姫ちゃんっ!ゴメン!!」

「大丈夫」と答える前に、珊瑚君がどこかへと目を隠したまま連れてってしまった。

佳苗「さっきのは明らか暁ちゃんが悪いよ!!」

白月「ウン。でも冗談のつもりだったのに…」

佳苗「……」

⏰:07/02/26 01:26 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#84 [向日葵]
されるがままになって、私は珊瑚君に連れて行かれてた。

ガラガラガラ……ガラガラピシャン

『どこの教室に入ったんだろう……』

カツカツカツ……ピタッ

止まってようやく目を解放された。そこは人目につかないところで、ちょっと埃っぽいトコだった。

⏰:07/02/26 01:29 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#85 [向日葵]
友姫「びっくりしたぁ。急に前が見えなくなったから。」

ハハハと声だけで笑った。珊瑚君はそれをただ見ていた。

友姫「ハハハ。ハ……」

急にさっきの気持ちがおしよせてきて、気付けば頬に熱い雫流れていた。



律「友姫遅いねぇ。」

秋帆「あ、そーいえば…」
キーンコーンカーンコーン
秋帆「あ、本令なっちゃった。」

律「メールでもいれとく?」

秋帆「そーしよっかぁ。」

⏰:07/02/26 01:39 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#86 [向日葵]
――――――……
友姫「っ……ひっ……」

ただただ流れる涙そのままに私は泣いた。
悔しかった。いいように言われるのが。
虚しかった。そこまで自分が眼中に無いことが。
挙げ句の果ては珊瑚君にまで嫌な思いをさせてしまった。

ヴーヴーヴー

⏰:07/02/26 01:43 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#87 [向日葵]
(律からのメール)友姫今ドコにいんの?授業始まったよ!

友姫「―っあ!」

悲しいことで忘れてしまっていた。授業の存在。

友姫「珊瑚君ゴメンナサイ。じゅ…っく、じゅぎょ…始まってるっグス」

珊瑚「別にいぃよ。」

友姫「じゃあ私も帰るからっ」

珊瑚「暁がいる教室に帰れるって言うの?」

ハッ

それはきっと無理だ。教室で泣くのはゴメンだ。
私は大人しく座った。

友姫「ホント……ゴメンナサイ……」

珊瑚君も隣に座った。

友姫「めっわくっかけて……スイマセンっく。」

だいぶん落ち着いてきたのでしゃくりが出る。

⏰:07/02/26 01:54 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#88 [向日葵]
珊瑚「暁のこと、誰にも言ってないんだろ?」

コクンと頷いた。

珊瑚「なら、俺しか愚痴聞くやついないだろ…?」

『あっ……』

珊瑚「言っただろ。相談乗るって。」

『ウン……言ってくれた。』

⏰:07/02/26 01:57 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#89 [向日葵]
まだあって間もないのに、優しさをくれた。

友姫「私…まだ白月君のコト好きかわからないんだ。だって……っ」

一目ぼれなんてこの世には存在しないと思っていたからだ。
何故よく知りもしない人のことを好きになれるのかわからなかった。

友姫「でも、あの瞬間。本当に私の中で何か変わった気がした。……なのに」

今日のあの事件だ。

⏰:07/02/26 02:02 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#90 [向日葵]
変わったと自覚しても、あの態度じゃ変わったところでどうなるって言うの?
……それに

友姫「珊瑚君まで嫌な思い……させちゃって……」

何度珊瑚君が心の支えとなったんだろ。なのに、私が巻き込んでしまったせいで、珊瑚君を傷付けてしまった。

友姫「……うっ、ゴメンナサイっ……」

最低だ。私。そぅ思うと、また涙が出てきた。

⏰:07/02/26 02:06 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#91 [向日葵]
しばらく間が開いた。
それから珊瑚君が

珊瑚「……終りか?」

私は頷いた。

珊瑚「一番苦しい思いをしてるのはお前だろ?」

友姫「それじゃ白月君が悪者になっちゃうっ……」

彼も悪気があったわけじゃない。しかも私の気持ちを知らないんだからなおさらだ。

⏰:07/02/26 02:10 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#92 [向日葵]
珊瑚「悪者じゃないことぐらい承知してる。でもため息つきたくなるだろ。」

私は涙で潤んだ目を少し開いた。

珊瑚「なら今は自分のことだけで泣いてろ。俺は別に迷惑なんてかかってない。ただ暁がムカついただけだ。」

目をパシャパシャと瞬きさした。大分、涙は枯れてきた。

『この人はなんでここまで私に優しくしてくれるんだろ……』

⏰:07/02/26 02:15 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#93 [向日葵]
珊瑚君は自分を見ていた私に気づき、制服の袖でぐいぐいと涙を拭いてくれた。そのあと、優しく頭を撫でてくれた。

・・・トクン・・・

『…………あれ……?』

そして珊瑚君の笑顔を初めてみた。穏やかな温かい笑顔。

珊瑚「俺は友姫の助ける人だから…もぅ泣くな。」

その瞬間

・・・ドクン・・・

心臓が跳ねた。

⏰:07/02/26 02:20 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#94 [向日葵]
初めて[友姫]と名前を呼んでくれたその声は、私の耳へ溶けて、代わりに顔の温度と動悸を上げた。

『え……?何…コレ。これじゃまるで私……』

硬直してる私に珊瑚くんはさらに優しい顔をして

珊瑚「…ん?どうした……?」

『私――――っっ!!』

⏰:07/02/26 02:24 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#95 [向日葵]
西日が窓から入って私達を照らす。私は珊瑚君がキラキラと輝いて見えた。
それは涙の影響ではない。驚きと同時にどこかへ飛んでいってしまったのだから。

・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・

段々と動悸が確実なものへと変わっていった。
私と珊瑚君は見つめあったまま。

⏰:07/02/26 02:28 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#96 [向日葵]
今、時が止まってるような気がした。丁度白月君のあの笑顔を見たときの様に。
珊瑚君は何も言わない。ただ見つめるだけ。私も言葉が出てこなかった。何故かずっと見つめていたかった。……すると

キーンコーンカーンコーン
5時間目が終わるチャイムが耳を通りすぎた。
一気に現実へ引き戻される。

⏰:07/02/26 02:31 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#97 [向日葵]
友姫「じゅ…っ授業終わっちゃったねっ。教室戻ろっか!」

珊瑚「そーだな。」

至って平静を装ったけど、耳の中は心臓の音で埋め尽されていた。

―――――…

秋帆「あ、ちょっと友姫ー!!!!」

教室の方を見ると、ドアのトコで秋帆が待っていた。
秋帆「ちょっとどこ行ってたのー?!」

⏰:07/02/26 02:35 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#98 [向日葵]
友姫「あ、ちょっと気分が悪くて保健室に…」

秋帆「え!大丈夫?」

友姫「ウン。ちゃんと休んだから。」

秋帆「そう?良かった♪あんまり無理しちゃダメよ?」

そこまで言うとクラスの誰かに呼ばれて秋帆は教室へと入って行った。

D組の方を見ると、珊瑚君がドアのトコで私がちゃんと入るかどうか見届けてるようだった。

⏰:07/02/26 02:40 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#99 [向日葵]
友姫「ありがとう。大丈夫だから。じゃあ…また…。」

仄かに笑ってそう告げた。
珊瑚「じゃあ。」

珊瑚君もそう言って教室の中へ入って行った。
私は暫く珊瑚君が居た場所を見つめた。
まるで愛しい人が旅に行ってしまったように名残惜しく……

⏰:07/02/26 02:43 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#100 [向日葵]
私は教室に入ろうとして、もう一回さっきの場所を見つめてから、教室へと入っていった……。

⏰:07/02/26 02:44 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#101 [向日葵]
第3章終りですなんか一気にガーッと書いちゃいましたぁしかもきづけばもう100感激です

では今日はこの辺で

感想&アドバイス心よりお待ちしてます

⏰:07/02/26 02:47 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#102 [向日葵]
【第4章 心・・・本音】

律「好きな人がいるー?!」
私はコクンと頷く。

律「しかも2人。」

また頷く。
律は驚きを隠せないようだ。私達は今、中庭のベンチに座っている。冷たい風が吹き抜けた。

⏰:07/02/27 01:29 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#103 [向日葵]
律「と……とてもこの前まで興味なかった人の発言とは思えないわ…。」

そんなの私だってそうだ。しかもついこの頃知り合った人。

友姫「でも私勘違いじゃないかなぁ…」

律「?勘違い?」

友姫「珊瑚君の優しさに甘えてるだけだとか…」

恋愛超若葉マークの私はちゃんとこの気持ちがあっているかどうか、律に答え合わせをしてもらいたかった。

⏰:07/02/27 01:34 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#104 [向日葵]
律「甘えって…その優しさで報われない惨めな自分を助けてもらうために寛和を補助品にしてるの?」

友姫「!!!そんなわけない!!!」

あんな優しさをくれる人なんて滅多にいない。そんな自分勝手な欲求のために振り回してはいけない。

友姫「そんなヒドイことに私は珊瑚君を利用したりしない…っ!!」

律「じゃぁ大丈夫じゃない。ちゃぁんと気持ち持ててるじゃない。」

私はホッとした。

『よかった。この気持ちが本物で……』

⏰:07/02/27 01:44 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#105 [向日葵]
でも律は思った。

『この子自覚ないのかしら…いまの話からすると友姫のホントに好きな人って……ま、それは自分で気付かすのが一番ね。』

律「そーいえばこの事ちゃんと秋帆にもいいなさいよー?」

私が律だけに言ったのは、秋帆に話すと変なテンションになりそうで話にならなそうだったからだ。
その分、律は冷静沈着でしっかり分析してくれるので、先に律に話すことにした。

友姫「うんそりゃ。」

⏰:07/02/27 01:49 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#106 [向日葵]
律「秋帆は友姫大好きだからねぇ。すねちゃうわよ。」

すねてる秋帆が容易に想像出来たので、おかしくて口が笑ってしまった。

律「もちろん私もね?」

と律が目の前で言ったので私はニコォっと笑った。
そして2人そろって教室に帰った。

⏰:07/02/27 01:53 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#107 [向日葵]
秋帆「あ、友姫ー律ー。どこ行ってたのー?私を置いてー!」

律「保健室についてきてもらったの。それに秋帆は今日までの課題が終わってなかったでしょ?」

秋帆「ふーんだ!2人がどっか行ってる間に終わっちゃったもーん!!」

友姫「ゴメンネ。秋帆。」
申し訳無さそうに誤った私を見て、秋帆はニィッと笑った。

⏰:07/02/27 01:57 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#108 [向日葵]
秋帆「じょーだんよ!!!ホントに怒るわけないでしょー!!!!!!」

と言って秋帆は私に抱きついた。そこで、何かをふと思い出したのか、「あ」と言った。

秋帆「そういえば、宮川さんが探してたよ?」

・・・ドキン・・・

あのこと以来、白月君や宮川さんとは喋っていない。私も話と言うか、謝りたかった。あんな冗談で本気になって、怒鳴って、場の空気を悪くしてしまったのだから。
けどどこかで傷つけられたのを根に持っているのか、自分からは謝りに行こうとは思わなかった。

⏰:07/02/27 02:03 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#109 [向日葵]
――――……

キーンコーンカーンコーン
『あー1時間目終わったー。さぁって、2時間目はっとぉ……』

佳苗「ゆっきちゃぁん♪」
友姫「ふぇい!」

いきなりで変な声が出てしまった。

佳苗「ゴメンネ!驚かしちゃった?!」

友姫「あー……平気平気ー。」

佳苗「ちょっとー……いい?」

そう言って佳苗ちゃんは私を廊下に呼び出した。

⏰:07/02/27 02:07 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#110 [向日葵]
佳苗「この前は…ホントに暁ちゃんが無神経なこと言ってゴメンネ。」

友姫「あ、そんなこと!全然気にしてないよ!」

佳苗「暁ちゃん。謝りたいんだけど、すごくへこんでて……だから代わりに私が謝ります。」

友姫「あのっ、ちゃんと悪気が無かったことは知ってるから、ホント気にしないで!」

佳苗「…ありがとう。」

佳苗ちゃんは可愛らしい笑顔を作った。

⏰:07/02/27 02:12 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#111 [向日葵]
佳苗「それでね…私……あの時気付いちゃったの。」
・・・ドクン・・・

『……え?……まさか…』
佳苗「友姫ちゃんは……暁ちゃんが好きなんだね。」
『――っバレた!!!!!』

友姫「ゴッ…ゴメンナサイ!!!!!!」

私は勢いよき頭を下げた。訳がわかんないけどでも、どうしても謝らなきゃいけないような気がした。

⏰:07/02/27 02:16 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#112 [向日葵]
友姫「でっでも……っまだわからいの!!!私っ!!それでっ、2人の仲を引き裂こうだなんて思ってもない。本当だよ?!……っでもゴメンナサイ!!!!」

ひとしきり無我夢中で謝った。すると、佳苗ちゃんの白い綺麗な指が、私の頬に触れて、頭を上げさした。
佳苗「どうして謝るの?」
仄かに笑って、私を見つめた。

友姫「えっ……」

私はかすれた声しかでなかった。

⏰:07/02/27 02:21 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#113 [向日葵]
佳苗「友姫ちゃんは好きになっただけでしょ?その人にただ私がいてしまっただけ。友姫ちゃんは何も悪くないじゃない。」

佳苗ちゃんは私の手をとり、まるで子供をなだめる母のように優しく私を諭した。そして、柔らかく笑い、
佳苗「友姫ちゃんはホントいい子だね。大好きだよ。でも……」

そこで彼女は悲しそうに笑った。

佳苗「暁ちゃんだけは……いくら大好きな友姫ちゃんでも譲れないんだぁ…。」
私は頷くので精一杯だった。だってなんて言っていいかわからなかったんだ。

⏰:07/02/27 02:29 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#114 [向日葵]
**********
明日早いんで今日は寝ますねぇ(*´∀`)

感想、アドバイス、待ってます

ではお休みなさい

⏰:07/02/27 02:31 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#115 [妃芽]
楽しいです☆
続き待ってます!

⏰:07/02/27 18:32 📱:W43T 🆔:☆☆☆


#116 [向日葵]
妃芽さん
読んで頂いて嬉しいです大変残念なんですが、明日卒業式なんで今日の更新は控えさせてもらいます
よかったら感想坂に来てください

⏰:07/02/27 22:52 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#117 [向日葵]
友姫「あ、……あの、ね?私…もう1人好きな人いるんだ。その人も…まだわかんないけどっ。最悪だよね…」

佳苗ちゃんは首をゆっくり横に振った。そして次の私の言葉を待っているようだった。

友姫「わっ…私……っ珊瑚君が好きなの!」

佳苗ちゃんは少し驚いていたが、また笑顔に戻って「そぅ」と言った。

佳苗「暁ちゃんとのことなら無理だけど、珊瑚君なら頑張って応援するよ。」

⏰:07/03/01 01:04 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#118 [向日葵]
友姫「ウン。ありがと……。ゴメンナサイ……」

佳苗「フフ。だから謝らなくていいって!お互い頑張ろうね!」

そう言って佳苗ちゃんはクラスへと戻って行った。
ちなみに佳苗ちゃんは珊瑚君と同じE組だ。

友姫「……ウン」

『頑張る。この気持ちが本当かどうか……』

私はもしかしたらもうわかってるのかもしれない。でも確信ができない。間違えてしまったら、相手に失礼だから……。

⏰:07/03/01 01:09 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#119 [向日葵]
―――――……

カキーン

先生「アウトー。ハイ次ー!」

現在体育の時間。3時間目の体育ほどキツイものはない。何故かって?……お腹がヤバイ……。つまり減っているからだ。
『ぁあぁぁ……ご飯ー……体力根こそぎもってかれちゃうよー…。』

そんなことをマウンドから結構離れたところを守りながら(つまり今は守備をしている)考えてると

バスーン

男子「オラいったぞー!」

⏰:07/03/01 01:16 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#120 [向日葵]
男子1「オイこっちこっちー」

男子2「シュートシュートォ!」

後ろでは男子がサッカーをしていた。元気よく走っている。

『男子ってお腹へんないのかなぁ。あ、早弁してるからそれで?』

白月「おぉい野田ぁ(多分クラスの男子)こっちこっちー!」

その声を聞いてハッとした。久しぶりの白月君だ。

⏰:07/03/01 01:21 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#121 [向日葵]
『さわやかだから汗が似合うなぁ。』

でも不思議。笑っている彼を見ても前のような衝撃は走らない。
つい見てはしまうけれど、時間が止まるような感覚には襲われない。
そんな時だった。

白月「珊瑚ー!!パァァスッ!!!!」

『えっ……』

ドキ・・・・・

⏰:07/03/01 01:25 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#122 [向日葵]
ボールが宙に舞って、珊瑚君の近くまで落ちてきた。
『…あ。そうだ。体育クラスE組だから一緒だったんだ。』

体育は3クラスずつで受けているため、珊瑚君や佳苗ちゃんも一緒なのだ。珊瑚君の存在が抜けていた。
ボールを受け取った珊瑚君は、ディフェンスをくぐりぬけ、ゴール前まですぐきた。

『わ……すごい……』

⏰:07/03/01 01:31 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#123 [向日葵]
カキーン……

金属音により守備であることを思い出し、ボールが来てないことを確認した。バッターの子は一塁に行けたらしい。
その事をとりあえず確認して、また男子の方へ目をやった。

白月「珊瑚ナイスー!!」

ゴールしたらしく、白月君と珊瑚君は手を上でパンッと叩きあっていた。

⏰:07/03/01 01:36 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#124 [向日葵]
『ゴールしたんだ……。見たかったなぁ…。――…ハッ!何考えてんの私は!!』
本来の自分の役目を思い出し、私はマウンドの方へ目をやった。
すると

?「――っない!!!!」

『ん?誰かが遠くで叫んで……』

バッコ―――…ン!!!!!!

『☆◎◆@¥★%?!?!』

⏰:07/03/01 01:43 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#125 [向日葵]
頭に衝撃が走った。何があったか分からず、目の前がクラクラチカチカして、その場に座りこんだ。

『えっ?!えっ?!』

とりあえず、衝撃が強かった所を押さえる。痛みはいまのとこない。どちらかと言えば驚きの方が大きい。

秋帆「友姫!!!!大丈夫?!」
律「頭打ったの?!」

⏰:07/03/01 01:48 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#126 [向日葵]
友姫「?????ウン。らしい……?」

状況を知るためにチカチかする目を動かした。
近くにサッカーボールが落ちている。たぶんこれが原因だ。

友姫「あぁ。飛んできたのね……」

男の子の力は侮れないなぁ。なんて痛みよりそっちに驚いた。意外と冷静な自分である。

白月「―――オイ!!大丈夫?!」

っと白月君が走ってやってきた。犯人は彼らしい。

⏰:07/03/01 01:54 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#127 [向日葵]
プチン

『ん?プチン?』

秋帆「大丈夫じゃないわー!!!!!このっノーコン!!!もしも顔だったらどうしてくれるのよっ!!!!!!」

白月「い、いや、その、あ、あの……」

佳苗「ゴメンナサイ!!友姫ちゃん保健室に行ってきた方がいいよ?」

佳苗ちゃんまで出てきてしまった。大騒ぎだ。

秋帆「だいったいここまで飛ばすなんてどんだけバカ力なのよ!!!!!!」

律「ちょっと秋帆。落ち着きなさい。白月に怒っても仕方ないでしょ。」

⏰:07/03/01 02:00 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#128 [向日葵]
秋帆の怒りに白月君はタジタジだ。言葉にする前に遮るかのように秋帆に責められた。

友姫「いやあの大したことないから、とりあえず保健室に行くよ。」

白月「!なら俺連れて行くよ!ハイ乗って!!!!」

と白月君は後ろを向きおんぶする体勢になった。つまりそれで私を連れて行くと……。

『さすがにそれは佳苗ちゃん云々の前に無理です!』

友姫「あ、あのちゃんと自分の足で歩けるか……ら――――っ?!?!?!」

⏰:07/03/01 02:06 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#129 [向日葵]
いきなり体が浮いたのでびっくりした。目の焦点を合わせると、なんと……珊瑚君の顔が間近!!!
私は世の女性の憧れ。お姫様抱っこをされているのだ。

友姫「えっ?!ぇぇえ?!」

白月「オイ珊瑚。俺が怪我さしたんだから俺が連れて行くってー。」

珊瑚「自分の状況を考えるんだな。それにツベコベ言う前にさっさと連れていけ。」

それだけ言うと颯爽(さっそう)とグラウンドを横切って、私を運んでいった。

⏰:07/03/01 02:12 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#130 [向日葵]
『ど……どこ掴んだらいいんだろ……』

抱っこされたことで余計にパニックになると同時に、顔の熱が帯ていくのを感じながら、珊瑚君の腕の中で大人しく運ばれる私。

『目立ちたくないから1人で行こうと思ったのに……』

逆に目立つハメになってしまった……。

⏰:07/03/01 02:15 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#131 [向日葵]
***********
キリがいいので今日はここまでです

感想、アドバイス、お待ちしてます

⏰:07/03/01 02:17 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#132 [向日葵]
保健医「大丈夫よー。クラクラしたのは脳しんとうだと思うから!気になるようだったら病院行きなさいよ?頭は恐いからねー。一応冷やそっか?……あれ……?氷がないなぁ……。ちょっと待ってて!」

ガラガラガラ……ガラガラピシャン

……保健室に微妙な空気が流れる


『わ、話題……話題……』

⏰:07/03/02 00:42 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#133 [向日葵]
友姫「あ、あのありがとう!あ!本読めたよ!!おもしろかった!」

珊瑚「そうか。よかった。」

『か、……会話終了……っ』

珊瑚「大抵は図書室に入り浸ってるから、いつでも来い。」

『会話続いてたぁ……』

友姫「そうなんだ。また行くよ。」

[いつでも来い。]

なんか珊瑚君のテリトリーに入ることを許されたようで、嬉しかった。

⏰:07/03/02 00:52 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#134 [向日葵]
珊瑚「頭……大丈夫か?」
友姫「!ぁ……大丈夫。珊瑚君が早く運んでくれたし。ゴメンネ。重かったでしょ?ハハ!」

少し笑った後、なんか間があった。

『…?アレ……。なんか変なこと言った?』

珊瑚「いや、軽すぎてびっくりした……。ちゃんと食ってんのか?」

友姫「え……」

⏰:07/03/02 01:00 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#135 [向日葵]
その時初めて珊瑚君の手をみた。大きくて、ゴツゴツした手だ。

『私、この手に抱えられて……』

カアァァァァァァ
気付いた瞬間恥ずかしくなった。赤い顔を見られたくなくてうつむいた。

珊瑚「……?どうした?頭痛むのか?」

サラッ……

そう言って私を抱き抱えた手で私の頭を撫でた。

⏰:07/03/02 01:09 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#136 [向日葵]
ビクッ……!

友姫「―――っひゃあ!」
珊瑚「あ!ゴメン!痛いとこか?」

友姫「ち、……違うの…っ。ただっ」

ただ、すごく優しく触れたから、びっくりして……っ
・・・トクン・・・トクン

⏰:07/03/02 01:14 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#137 [向日葵]
するとさっきよりももっと優しく頭を撫でてきた。

珊瑚「大丈夫か……?」

友姫「―――……っ」

・・・・トクン

どうして……そんなに優しく触れてくれるんだろ。

律[甘えじゃないよ。それは。]

・・ドクンッ!!

『律…私……っ』

もうわかったよ。私は。

⏰:07/03/02 01:19 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#138 [向日葵]
珊瑚「…?友姫?どうし――。」

私―――っ。珊瑚君が好きだっ。
気付いて私は珊瑚君をみた。珊瑚君もこっちを見ていた。
また、図書室であった、時間が止まったような感覚が訪れた。

『あれ?待って?どうして珊瑚君も見つめてるんだれう……?』

だって普通何も思ってないなら、こんな穏やかな目を向けて……

『えっ……?ぇ……?』

⏰:07/03/02 01:27 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#139 [向日葵]
・・・・ドクン・・ドクン

友姫「さ……珊瑚く……」
ガラガラ

保健医「はぁい。ときめきあってる途中ゴメンよー!!早くしないと氷溶けるんでねー。」

あまりに急に入ってきたのでズッコケそうになった。ってか先生聞いてたって言うか見てたな……。

珊瑚「アホ。んなわけないだろ。早く氷渡してやれ。」

⏰:07/03/02 01:41 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#140 [向日葵]
[んなわけないだろ。]

『ハ……ハハ……そうだよね。』

そんなわけないか……。

保健医「はいオッケー!今日は安静にしときなさいよー。」

友姫「ハイ。ありがとうございました。」

保健医「ハイハァイ☆あ、あと寛和君。」

珊瑚君は呼ばれたので、私は先に保健室を出た。どうやら何か話してるらしい。

⏰:07/03/02 01:45 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#141 [向日葵]
保健医「しっかり守ってやんなよ?ナイトさん☆」

珊瑚「…うっせぇ。」

バシン!!!!

珊瑚君は出てくるなり急に勢いよくドアを閉めたから私はびっくりして飛びはねてしまった。

友姫「?????ど、どーしたの?」

珊瑚「いや…。なんでもない……。」

⏰:07/03/02 01:48 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#142 [向日葵]
何がなんだかわからなかったが、私達は授業へ戻った。

――――昼休み……

秋帆「いっやー!でもあれはすごかったねー!!他のクラスでも話題だよー?!」

友姫「ブハッ!」

思わず飲んでいたお茶を吹き出してしまった。

友姫「もぅ広まったの?!」
律「人の噂もなんてやらだわね……しばらくは耐えなさいよ〜?」

⏰:07/03/02 01:55 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#143 [向日葵]
友姫「た、耐えろって言われても……」

珊瑚君を好きな人は傷つくだろうし、ましてや珊瑚君の好きな人まで傷ついちゃったら……っ!

思っていることを察した律は

律「寛和ファンっぽい子達なら、公認してたわよ。」
友姫「えっ?」

思わずスットンキョンな声を出してしまった。

⏰:07/03/02 01:58 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#144 [向日葵]
律「廊下でね…」

<律回想>

ファン1「東雲さんなら私は認めるわ!!!!」

ファン2「可愛いいし、いい子だもん!!」

ファン3「美男美女よね!!」

<回想終了>

律「―――って言ってたし。おめでとう。」

友姫「あの、本人達の意思無視しないでいただけます?(私はともかく)」

⏰:07/03/02 02:03 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#145 [向日葵]
『私は……嬉しいけど…。』

珊瑚君にとってはいい迷惑だろう。
ただの親切がこんなことに発展してしまったのだから。複雑な気分だ。

『あぁぁ…。弱ったなぁ……。』

⏰:07/03/02 02:06 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#146 [向日葵]
第4章終りでぇす

感想、アドバイスお待ちしてます

⏰:07/03/02 02:07 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#147 [あはっ]
友姫
ってなんて読むの

⏰:07/03/02 02:07 📱:N903i 🆔:☆☆☆


#148 [向日葵]
ゆきですよすいませんふりがなできてなくて

⏰:07/03/02 02:12 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#149 [向日葵]
【第5章 悩む・・・故に焦がれる】


いつものように図書室で本を探していた。

珊瑚「友姫はどーゆー系が好きなんだ?」

友姫「えぇーっとねぇ。ミステリー系かなぁ。ダヴィンチコードとか好き。」

珊瑚「じゃあこれは?」

出してくれたのは1〜2センチほどの本。

友姫「あぁ〜……読めるかなぁ……。」

⏰:07/03/03 01:32 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#150 [向日葵]
私は読むのが早い方ではない。どちらかと言えば遅い方だ。前のは薄かったので短時間ですんだが、今回のは2〜3日かかるだろう。

珊瑚「そんなにいそがなくても、ゆっくり読めばいいだろ?」

友姫「だって早く珊瑚のお勧め聞きたいから。」

ニッコリ笑って言ったものの、それは取りようによっては早く会いたいと言ってるようではないか?

⏰:07/03/03 01:38 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#151 [向日葵]
『ハッ!!!なんてことを…っ!!!!』

気が付いて顔が熱くなった。一方何も気にしなかった珊瑚君は

珊瑚「そうか……」

と呟いて目を細めながら本棚を見ていた。
私はそんな珊瑚君に見とれた。

――――変わってこちら図書室利用者の声。

生徒1「いちゃつくならよそでやれ。」

生徒2「私も彼氏欲しいな……」

生徒3「東雲さん!!!!好きだったのに!!!!!」

当の本人達は幸せオーラで気付きゃしないのであった。

⏰:07/03/03 01:46 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#152 [向日葵]
――――……

秋帆「まぁぁぁぁった放課後図書室デート?!あ・じ・け・なぁぁい!!」

友姫「デートじゃない。」
即否定した。

律「でも好きって気付いたんでしょ?」

友姫「…っ!――そ、そぅだけど……」

後半になるにつれ、声が小さくなっていき、顔から湯気が出た。
そんな私に、秋帆と律は

秋帆・律「カンワイ―――ぃ

とキュンとしていた(らしい。)

⏰:07/03/03 01:52 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#153 [向日葵]
大体彼女じゃないのにデートなんてありえない。
ってか自覚したのはいいものの、変な態度とって嫌われるのは絶対嫌だ。それに……

『今は……側にいるだけで充分だし……』

ボッ!!!
顔発火。

友姫「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

秋帆「うぇっ?!友姫?!?!」

律「どうしちゃったの?!」

⏰:07/03/03 01:58 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#154 [向日葵]
『おかしい!!!明らか思考回路が乙女モード!!!!』


今までこんなこと(乙女モード)を経験したことない私は、全身がこそばゆくなる気分だった。慣れないコトをするのは体に毒だ……。

私豹変にビビりまくりの秋帆と律は、両手を合わせて身を震わせていた。

秋帆「りりりり律。友姫が変だ。」

律「だっ大丈夫っ!!まだ理性はあるから(?)」

⏰:07/03/03 02:06 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#155 [向日葵]
私はもともとそんなに感情を表に出す方ではないので、こーゆーのは極希である。なので驚かれる事が多い。

『ぁぁぁ私変っっ……変だよぉっ』

怯えている2人をよそに私は頭を抱えていた。

⏰:07/03/03 02:09 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#156 [向日葵]
―――……次の日

佳苗「友姫ちゃ―――ん♪」

友姫「あぁ佳苗ちゃん。どうしたの?」

佳苗「あ、あのね、昨日頭打っちゃったキリ喋ってなかったから大丈夫かなって思って!」

そういえば、昨日はなんだかんだあって、喋る機会がなかった。

友姫「ありがとう。もぅ大丈夫だよ。」

佳苗「ホント?!よかった!!なんてったって珊瑚君が運んでくれたもんね♪」

⏰:07/03/03 02:17 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#157 [向日葵]
その時私は、ずっと疑問だったことを口にした。

友姫「佳苗ちゃんは、どうして珊瑚君を名前で呼んでるの?」

佳苗ちゃんはキョトンとした。別に責めてるわけじゃない。ただ不思議に思ったからだ。
佳苗ちゃんもそれをちゃんとわかったらしい。

佳苗「実はね、イトコなの。」

⏰:07/03/03 02:20 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#158 [向日葵]
友姫「あ……そーなの。」

なんとも普通の返事しか出来なかった。

佳苗「フフフ。だから大丈夫よ心配しなくても♪」

私は佳苗ちゃんが意味することを解して、汗ばんだ。

友姫「いや、あの、そーゆーわけじゃ……」

⏰:07/03/03 02:24 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#159 [向日葵]
そういえばまだだった。私の気持ちが決まったことを報告するの。

友姫「あのね……私わかったの!!」

佳苗「ん?何がぁ?」

友姫「さ…、珊瑚君を……好き、っって……」

すると段々佳苗ちゃんは自分が嬉しいかのように笑って私に抱きついた。

佳苗「そぅなのー?!わぁ!なんかすっごい嬉しいんだけどー!……って私が言ったら嫌味に聞こえるかな?」

私は首を横に振った。

⏰:07/03/03 02:31 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#160 [向日葵]
佳苗ちゃんは私から離れて話始めた。

佳苗「ホントはね……ずっと、不安だったんだ。暁ちゃん捕られちゃうんじゃないかって……。」

私は目を見開いた。
佳苗ちゃんは悲しそうな目をして続けた。

佳苗「友姫ちゃんがお友達になった時、ホントにホントに暁ちゃん嬉しそうでね、……。」

それはどれほどの恐怖だっただろう。

⏰:07/03/03 02:42 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#161 [向日葵]
大好きな人の背中が、手の届かない所に行くほど、悲しいものは無い。
あの時、どれほどの辛さを笑顔の裏に隠していたんだろう。

佳苗『貴方が新しいお友達?』

友姫「もぅ……大丈夫だよ。私は珊瑚君が、…好き、だから……」

そして佳苗ちゃんはいつもの花のような笑顔で笑い、

佳苗「友姫ちゃんはホントにいい子だね。」

と言った。

⏰:07/03/03 02:47 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#162 [向日葵]
*********
キリまぁす

感想、アドバイス、待ってます

感想板の方にも是非どうぞ

⏰:07/03/03 02:48 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#163 [向日葵]
キーンコーンカーンコーンお昼休みを告げるチャイムが鳴った後、しばらくして何人もの女子が私の前に現れた。

女子1「貴方が東雲友姫さんですか?」

急なことでフォークに刺していたウィンナーを落としそうになった。

友姫「は、はぁ……」

女子1「私、こーゆーものです。」

そう言われて差し出されたものはハチマキみたいなものだった。

⏰:07/03/04 00:15 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#164 [向日葵]
そこには[珊瑚君愛好家]と書かれていた。つまりファンクラブだ。その下に[部長 皆藤 栞(かいどう しおり)]と書いてあった。

皆藤「先日の体育の件お聞きしました。短刀直入にお訊きしますが……東雲さんは珊瑚さんね彼女なんですか?!」

友姫「か…っ彼女?!」

ファンクラブ一同「違いますよね?!そんなことありませんよね?!」

うるうるした目で問われたので、もはや違うとしか言えない状況だった。……いやちがうんだけど……。

⏰:07/03/04 00:23 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#165 [向日葵]
皆藤「私達は貴方を信じますからね!では今日はこれで。みんな行くよ!!」

ファン一同「ハイ!!」

ざっざっざっざっ……

まるで兵士が足を合わせて行進するかのように彼女達は去っていった。

友姫「ぁ……ぁぁ……」

律「なんか…漫画でしかあーゆーの見たことないわぁ…。」

秋帆「有無を言わせない迫力だったよねー。友姫大丈夫〜?」

⏰:07/03/04 00:27 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#166 [向日葵]
友姫「……ぁ……」

呆気にとられて何から行っていいかわからなかった。やっぱりいた。ファンクラブ……。しかも珊瑚君愛好家って……。そんな人を鳥のように……。

友姫「大丈夫もなにも……私は彼女では……」

秋帆「まぁね。でも珊瑚君好きな一人ではあるよね。」

私は無言で秋帆の頭にチョップした。

⏰:07/03/04 00:31 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#167 [向日葵]
―――昼休み中……

秋帆「りっつー。ゆっきー。トイレ行こー!!」

律「今ちょっと忙しいから無理。」

友姫「じゃぁ、私行くよ。」

教室を出たら、一部の変化に秋帆が気づいた。

秋帆「ファンクラブがアンタ監視してるみたいよ……。」

小さい声でそれを私に告げられた後、私は周りの空気を読み取った。
確かにいくつもの視線を感じる。

『はぁ…えらいことになったなぁ…。』

⏰:07/03/04 00:36 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#168 [向日葵]
でも彼女達とて悲しいだろう。もし珊瑚君が誰かの彼氏になってしまったら、彼女達が守ってきた想いの境界線を守る意味がなくなってしまうのだから。
それなら何故個人的な想いを持っておくままにしないのだろう。

秋帆「まぁ、ファンクラブでいた方が心強いかなぁ。色々と。」

友姫「…へ?」

秋帆「ファンクラブに入っておけばぬけがけは禁止。つまり多くの人達が想いを告げずただ見守るだけ。ライバルが減るのよ。」

友姫「あぁ…。なるほど。」

⏰:07/03/04 00:43 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#169 [向日葵]
秋帆「私からしたらただのたわけにしか思えないけど。」

秋帆は私がこんな扱いをされるのが気にくわないらしい。
私は苦笑するしかなかった。
見守る……。ただそれだけで想いを閉じ込める。それはなんだか悲しいと思った。


―――放課後
ファンクラブの目はいささか軽くなった。
静かー……に図書室に向かうことにした。
扉を開くと珊瑚君がもぅいた。本をパラパラとめくって品定めをしている。

⏰:07/03/04 00:51 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#170 [向日葵]
だが油断してはいけない。周りには少数だがファンの子達がいる。珊瑚君の元に行こうものなら大変なことになるだろう。
というわけで珊瑚君に気付いてもらえるよう、珊瑚君の後ろを通り過ぎ、教えてくれた人目につきなくく、みつけにくいあの場所へと行った。

珊瑚「……。」

珊瑚君も何かに気づいたらしく少し間をおいて私についてきた。
ファンの子達は一緒の空間にいるだけで満足しているらしく、追っては来なかった。

⏰:07/03/04 00:57 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#171 [向日葵]
友姫「ふー…」

『神経使いすぎて疲れたよ…』

珊瑚「どうかしたのか?」
友姫「え?いやあのファンクラブが…その……ね?」
珊瑚君はわかっているらしく、ため息をついた。

珊瑚「まぁ悪さはしてこないからほっといたらいいし、原因の俺がやめろって言えばやめるだれうが……いささか厄介だ。」

⏰:07/03/04 01:00 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#172 [向日葵]
その時厄介だと思っていても無理矢理にはあの子達を解散させようとは思ってないことに気づいた。
まぁあの子達も迷惑になるようなことはしないだろう。

珊瑚「で、どうする?ここにいたら本選べないけど。あのファンクラブ?は多分手出してこないだろう。」
友姫「いや本は読みかけだからいいんだけど、ただ……」

『珊瑚君に会いたくなって……』

⏰:07/03/04 01:06 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#173 [向日葵]
そう自然に思ったあと、また自分が乙女モードになっていることに気づいて、赤くなりそうなのを気合いで止めた。
一方「ただ」の先を聞けないので珊瑚はどうしたのかと思っていた。

珊瑚「ただ?」

友姫「え?いや、あ、あの一応お勧め聞きたいと思って!!」

珊瑚「あー……でも」

と言って近くにある本棚を見たけど、少し古い埃のかぶった世界地図とか伝記とかしかなかった。

⏰:07/03/04 01:30 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#174 [みぃ]
色々、小説は読んできましたが『きらきら』は久しぶりに読んでいて安心できる小説です
頑張って最後まで書いてくださいね応援してます

⏰:07/03/04 01:44 📱:P701iD 🆔:bPQtbtV.


#175 [向日葵]
みぃさん
ありがとうございますうれしいです良かったら感想板にも来てくださいね

⏰:07/03/04 11:05 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#176 [向日葵]
友姫「なんかここ物置?」
よく見ると昔の地球儀や、壊れたパイプイスがある。でも掃除が行き届いてるのか床などはまぁまぁキレイだ。電気も暗いけどちゃんとある。

珊瑚「新しい物が現れると必然的にお蔵入りになるんだろうな。」

近くにあったお話が書いてあるみたいな本を見ながら珊瑚君は言った。

⏰:07/03/05 00:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#177 [向日葵]
珊瑚「新しいのも確かに好きだけど、古い方が俺は好き。」

本を愛でている目をした。いつも本を見ている時は、雰囲気が和らいでいる様な気がする。

友姫「また古い本も教えてね。」

珊瑚「…あぁ。」

そうして2人で微笑みあった。
のどかで、暖かな時間が流れて行くのを感じた。

『今、すごい幸せかも……。』

と乙女モードになっているのも気付かないくらい、私はその時を味わっていた。

⏰:07/03/05 00:17 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#178 [向日葵]
――――……

先生「おい。お前ら。もぅ下校時間だぞ。」

ファンクラブの子達に先生が注意する声で目が覚めた。いつの間にか寝ていたらしい。

ファン1「珊瑚さん出てこないねー。」

ファン2「帰るー?」

ファン3「校門で待ってみるってゆうのどぅ?!」

ファン1「それ超いいじゃん!行こ行こ♪」

ガラガラガラ……ガラガラガラピシャン

『やっと出ていったー……』

⏰:07/03/05 00:22 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#179 [向日葵]
ぼーっと寝惚けた頭で思った。

『私も帰らなきゃ。よっこらしょっ……?!?!……あた…まが……重い。』

何かが頭に乗っているらしい。その為視界が限られている。その限られた範囲で状況を確認した。
よく考えれば、自分は何かによっかかっている。

『……ん?足。珊瑚君の……!!!!!!ってことはっ!!!』

そうなのだ。私が今よっかかってるのは珊瑚君。そして頭に乗っているのは…

『珊瑚君の……頭…っ!!!!』

⏰:07/03/05 00:28 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#180 [向日葵]
思わず奇声を発しそうになったのを必死で堪えて、私はソローッと頭から脱出した。

『し…心臓……ドキドキッ!っつつつ!!!座りっぱなしだったからお尻痛い〜っ。』

振り返ると珊瑚君はまだ目を覚ましてなかなった。
私は屈んで珊瑚君の顔を観察することにした。

⏰:07/03/05 00:33 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#181 [向日葵]
ジ――…

『まつ毛なっがいなぁー…。髪の毛もさらさら……。鼻筋も通ってるし……』

ここまで思ってたら、珊瑚君が目を覚ました。

友姫「あ、起きた?今起こそうと思ってたトコで……」

珊瑚「顔……近い。」

友姫「え?……っ!!!あぁぁ!!!ゴメンナサイ!!!!」

顔を観察している内に段々寄ってしまったらしい。顔までの距離はあと10センチくらいだった。

⏰:07/03/05 00:40 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#182 [向日葵]
―――……一方コチラ珊瑚目線。

『あの距離はマズイだろ!ホントに……』

冷静なフリしてるがこれでも色々と抑えてるのだ。
あまりにも相手が無防備すぎる……。

<約2時間前―引き続き珊瑚ビジョン―>

友姫「これ面白そう!ねぇねぇ座って一緒に読もうよ!」

珊瑚「あぁ。」

⏰:07/03/05 00:45 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#183 [向日葵]
珊瑚が壁にもたれて座ると、本を持った友姫が隣に座った。結構な密着度だ。

友姫「世界の変人写真集だって!どんなだろう。」

楽しそうに笑う友姫を珊瑚は黙って見つめ、本を友姫が開くとそちらに目を落とした。

⏰:07/03/05 00:48 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#184 [向日葵]
―――数分後

友姫「ふ、あぁぁぁぁ……」

珊瑚「眠いのか?」

友姫「うん…きのー本頑張って読んでた…らおそくなっ……て」

コクコクと船を漕ぎながら、眠いせいが子供のように喋る友姫。

⏰:07/03/05 00:51 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#185 [向日葵]
友姫「だいじょーぶ、だ……じょー……」

ポテッ

そのまま限界だったのか、珊瑚の肩に頭を乗せて寝てしまった。

珊瑚「っ!!お、おい!!」

友姫「スー…スー…」

その寝顔を珊瑚はまた見つめた。カワイイと評判の彼女は確かにカワイイかもしれない。でも珊瑚は友姫の脆さを知っているし、何より他人を大切にする友姫に惹かれていた。

⏰:07/03/05 00:55 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#186 [向日葵]
珊瑚「…好きだ……。」

とっさに呟いた。珊瑚の言葉は、小さすぎて開いていた窓からの風と共に溶けてしまった。
珊瑚は友姫が好きだった。本人は自覚がないため、今気づいたことだ。本当はそれこそ出会った頃。
友姫が暁の笑顔に見とれていた横顔を珊瑚は単純にキレイだと思っていた。
どんな形でも近づきたくて、彼女を知りたかった。

⏰:07/03/05 01:00 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#187 [向日葵]
そして知っていくうちに

『守ってやりたい。』

そう思った。が、彼女は暁が好きなのだ。

珊瑚はずっと友姫を見つめる。

珊瑚「無防備に眠ってるお前が悪い。」

そう言って、肩を少し動かして友姫のおでこにキスをした。

⏰:07/03/05 01:04 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#188 [向日葵]
友姫は少し身じろぎしたが、起きはしなかった。

珊瑚はそんな友姫をまたじっと見つめ、しばらくして、友姫の頭に自分の頭を乗せて瞼を閉じた。

『好きだ……』

心の中で囁いた後、珊瑚も眠りについた。
そして数時間後、友姫がパニックを起こすのであった。

⏰:07/03/05 01:08 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#189 [向日葵]
***********
キリまぁす(〇^ひ^〇)

感想、アドバイス、お待ちしております
感想板もありますんで、よかったらそちらにもいらしてください

⏰:07/03/05 01:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#190 [向日葵]
【第6章 鼓動・・・触れる温もり】

友姫「あ。」

急に思い出したことがあった。いきなり言葉を発したため、先に階段を1、2段降りていた珊瑚君が振り向いた。

珊瑚「?どうした。」

『さっきそういえばファンの子達が言ってたよね?』

⏰:07/03/09 02:13 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#191 [向日葵]
ファン[校門で待って……]

『まずい……』

珊瑚「友姫?」

友姫「珊瑚君大変!実は……かくかくしかじかで……。」

珊瑚「……そうか…なら―――――。」


――――一方外では。

ファン1「全然出てこないよ〜?」

ファン2「違うとこから帰っちゃったのかなぁ……。」

⏰:07/03/09 02:18 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#192 [向日葵]
ファン3「あと10分しても出て来なかったら帰ろっかぁ。」

ファン1・2「ウンそうしよー。」


カシャン

裏門に2つの影。
私と珊瑚君は裏門を越えている最中だった。

⏰:07/03/09 02:21 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#193 [向日葵]
友姫「ひゃあー…まっだ居たよー。」

柵にまたがって校門の方を見るとやはり思ったとおり。ファンがいた。

珊瑚「友姫が思い出してくなきゃ、また大変だったな。ん。」

先に降りた珊瑚君は両手を差し出した。
つまり抱き止めると……。

⏰:07/03/09 02:25 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#194 [向日葵]
友姫「大丈夫!ちゃんと飛び降りれるから。だからちょっとどいて?」

珊瑚「着地の時に足くじいたらどうするんだ。それに早くしないとアイツらが気づくだろ!ホラ。ん!」

『いや、くじくのはそりゃ困るけど……だからと言って……。

珊瑚君の腕の中に収まるのは色んな意味で嫌だ。

友姫「ホント大丈夫だからそこどい……て――――!!!」

早く降りない私にしびれをきらしたらしい。

⏰:07/03/09 02:33 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#195 [向日葵]
友姫「ひあぁぁぁぁ。」

ボスッと音がしたかと思うと友姫は珊瑚の手の中にいた。
珊瑚君は私を受けとめたら反動で座り込んでしまっていた。

友姫「ゴメン!重いよね?!すぐ退くから!!」

⏰:07/03/09 02:40 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#196 [向日葵]
とさっと立ち退いた。
そして今度は私が両手を差し出して珊瑚君を立たせようとした。
珊瑚君は手を掴んで

珊瑚「相変わらず軽いな。ちゃんと食えよ。」

と言って立った。駅の方へ向かうため私の横を通り過ぎる時、頭をポンと優しく叩いた。

⏰:07/03/09 11:50 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#197 [向日葵]
『このポンッてゆーの好きだなぁ。』

触れられたところに手を置いて、先に歩いて行った珊瑚君の背中を見つめる。
肩幅が自分より広くて、手や腕はしっかりしている。さっきその腕の中にいたと思うと、少しドキドキした。

珊瑚「どーした?」

私が動かないので珊瑚君は振り向いて尋ねた。

友姫「うぅん。なんでも……」

珊瑚君の隣まで私は足を進めた。

⏰:07/03/09 11:55 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#198 [向日葵]
珊瑚「家どこなの?」

友姫「実は電通でね、◎〇町に住んでるの。結構遠いんだ。」

珊瑚「え?!俺□○町。近いな。」

友姫「□〇町なら私の家からちょっと行ったところだよ!」

珊瑚「あーなら家も近いかもしれないなぁ。」

友姫「どーして今まであわなかったんだろ。」

⏰:07/03/09 11:59 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#199 [向日葵]
それから駅に着いたから改札をくぐって、ホームに出た。
私の学校は結構田舎にあるため、まわりはシーンとしていて、冷たい風が吹き抜けた。

友姫「うぅっ!寒いっ!!」

珊瑚「ホラ。やる。」

珊瑚君がくれたのは、手袋だった。

⏰:07/03/09 19:28 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#200 [向日葵]
友姫「い、いいよ!珊瑚君が寒くなっちゃう。」

珊瑚「寒くないから。」

友姫「駄目!」

珊瑚「じゃあ……ハイ。」

ブレザーのポケットからカイロを出して今度は私の手を掴んで手のひらに置いた。今度はありがたくもらうことにした。

友姫「ありがとう……。」

⏰:07/03/09 19:31 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#201 [向日葵]
ここでさっきの話の続きをした。

友姫「珊瑚君はずっとあそこに住んでたの?」

珊瑚「いや、引っ越してきたんだ。中学卒業してから。」

『あ、そーいえば前に……。』

珊瑚[母子家庭だから]

⏰:07/03/09 19:33 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#202 [向日葵]
『どーしよ……。』

またやってしまった。しかも今度はちゃんと身の上を知ってたのに。立ち入って聞いてしまった…。
悩んでる私を見て、気にしてるのがわかったらしく、珊瑚君は私のおでこを手の甲でコツンと叩いた。

珊瑚「聞きたい事あるなら言え。」

私はおでこを押さえながら『さすがエスパー』と思った。

⏰:07/03/09 19:46 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#203 [向日葵]
友姫「じゃあ前は違うとこに居たんだ。」

ここで風が吹いたせいで、髪の毛が顔にかかってしまった。
それを珊瑚君が無言でとってくれた。その時顔に少し触れた珊瑚君の手が冷たくて、少しビクッとした。
そしてその後向かいのホームの方に向き直った。

珊瑚「今住んでるとこから車で1時間のトコにいた。」

私はその横顔を見つめた。

⏰:07/03/09 19:53 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#204 [向日葵]
珊瑚「中学卒業してすぐに親が離婚して、ばぁさんがこっちに住んでたから弟とかも一緒に母さんとこっちに来たんだ。」

友姫「おばあさんはお一人?」

珊瑚「あぁ。俺が7歳くらいの頃にじいさん死んだから。こっちに来るって言ってもニコニコして大丈夫しか言わなかった。」

『淡々と喋ってるけど…』

友姫「寂しくなかった…?」

⏰:07/03/10 00:15 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#205 [向日葵]
珊瑚君は目線だけこっちに向けて、またすぐ前を見た。

珊瑚「さぁな…。その時の感情なんか忘れた。寂しかったかも知れないし、そぅでもなかったかも知れない。……ただ、母さんは泣いてた。普段泣かないような人が泣いたから、あん時は少し驚いた。」

その時珊瑚君が少し悲しそうな、儚い顔をした。
私はどうしたらいいのかわからなかったから、背伸びして、珊瑚君がいつもやってくれるポンッをやった。ただ、少し届かなくて後頭部だが。

⏰:07/03/10 00:23 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#206 [向日葵]
珊瑚君は叩かれた事に気付き、今度は顔ごとこっちを向いた。

友姫「私がいるよ。……寂しかったら私がいるから。」

少し悲しい顔で笑った。でもわざとじゃない、なんとなくこぅなってしまったのだ。
珊瑚君は手を掴んで、悲しそうな、でも穏やかな笑顔を私に見せた。

⏰:07/03/10 00:29 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#207 [向日葵]
ファン……

この駅には止まらない電車が通り過ぎた。
通り過ぎた後、辺りを静寂が包み、キーンと耳なりのような音が聞こえた。
珊瑚君と私は前を向いた。会話はもう終わった。
手は握られたまま……。
全身で自分の鼓動を聞いた。
珊瑚君の冷たい手はいつの間にか、私の温度が移ったのか温かくなっていた。

⏰:07/03/10 00:56 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#208 [向日葵]
ガタンガタン

電車が来た。
帰宅ラッシュらしく、中は満員で入ってすぐのトコしか場所はなかった。

プシュー…

ドアが閉まり、電車が進むと人が揺れに合わせてよっかかってくる。

友姫「わっ…ぷ!」

それに気付いた珊瑚君が、端に移動さして、前に立って人混みから私をかばってくれた。

⏰:07/03/10 01:02 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#209 [向日葵]
丁度今の体勢は少女漫画でベタな告白の仕方のようだ。珊瑚君は体勢を保とうとドアに手をついている。

珊瑚「大丈夫か?」

『心臓が限界です。』

パッと上を見てみるとすぐそこに顔があったのですぐ下を向いた。が下を向いたは珊瑚君の胸に頭が当たってしまった。

『ひえぇぇぇぇっ』

友姫「だ…大丈夫……っです。」

会話はそれで終わった。降りる駅まではあと15分はかかる。それまで多分この体勢……。

『シャンプーちゃんとしておけば良かった…。』

⏰:07/03/10 01:09 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#210 [向日葵]
やっと降りる駅に着いた。手はもぅ繋がなかった。
会話も相変わらず無い。でも気まずくはなかった。
しばらく歩いて分かれ道があった。

友姫「じゃあ私こっちだから……また明日。」

珊瑚「あぁ。じゃあ。」

そう言って、私は右に歩いて行った。

⏰:07/03/10 01:12 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#211 [向日葵]
―――飛んで珊瑚ビジョン

友姫の背中を見送りながら、ふと近くにある電柱を見た。

〔痴漢被害多し!夜道に注意!!〕

珊瑚「…………友姫!!」

――――戻って

今日の事を思い返していた私は、いきなり後ろから呼ばれたので驚いて立ち止まって。

友姫「え?何?!」

早歩きで珊瑚君が私の隣まで来た。

珊瑚「……送る」

⏰:07/03/10 01:22 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#212 [向日葵]
友姫「え?でも私の家すぐそこ…」

珊瑚「行くぞ。」

友姫「???」

送ってくれるほどの距離はないのになんでだろうと私は首を傾げた。
そして3分もしないうちに着いてしまった。

友姫「あ。ココ、ココ。ありがと。送ってくれて…」

珊瑚「いや……。あ、あの。明日図書室来るか?!」

⏰:07/03/10 01:26 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#213 [向日葵]
友姫「え?でも、まだ本読めてないし……」

珊瑚「教えなくていいのか……?」

友姫「え?」

[お勧めを聞かせてもらおうと思って!!]

『あ、あの事かな?』

友姫「あ、ウン。教えてもらうよ。」

珊瑚「そうか……」

なんだか珊瑚君がホッとしているように思えた。

『来てほしかったのかな……?』

そう思うと、胸の奥がキュウンとした。

⏰:07/03/10 15:53 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#214 [向日葵]
そして笑みが溢れた。

友姫「じゃあ…また、明日ね?」

すると珊瑚君も笑って

珊瑚「あぁ。じゃあな…」

と言って来た道を戻っていった。
私は家の門に入って、珊瑚君が帰っていくのを見届けた。見えなくなったのを確認して、家に入った。

友姫「ただいまー…」

母「おかえりなさぁい。遅かったのねー。」

と奥から母さんの声が聞こえた。

⏰:07/03/10 15:59 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#215 [向日葵]
[母さんは泣いてた。]

自分の部屋に行きながら、珊瑚君の言葉とその後のことも……。
握られていた手を眺めて、熱を帯ていくのを感じた。

『顔から湯気出てきそう……』

バフッとベッドに顔を埋めると、自分の家じゃない匂いがした。

『ん?』

自分の制服を匂ってみたらどうやら制服ではないらしい。

⏰:07/03/10 16:06 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#216 [向日葵]
『もしかして…頭?』

そう思って、軽く頭を振ってみると、やはり頭からだった。

『……あ…』

電車の中でずっと珊瑚君にくっついてたからだ。とすぐに気づいた。

『珊瑚の……匂いだ……。』

今日は頭を洗いたくなかった。勿体無いんじゃなくて、名残惜しいからだ。

母「友姫ちゃぁぁん?ご飯食べないのぉ?」

⏰:07/03/10 16:14 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#217 [向日葵]
友姫「食べるよー。今着替えてるのー!」

『早く食べて本読もっ』


――――次の日

律「昨日どこ行ってたの?探したのにいないし、学校の中じゃ携帯鳴らせないし……。」

友姫「いつもどおり図書室にはいったんだけどね…」

廊下で周りにファンがいないか調べて、念には念をで小声で喋った。

友姫「そこにもファンの子達がいてね、図書室の秘密の場所で去っていくの待ってたんだけど、下校時間まで帰ってくれないわで……」

⏰:07/03/10 16:20 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#218 [向日葵]
律「会うの少し控えたらどうなの?」

友姫「今日も約束してるから駄目だよ。」

律「………ノロケ?」

友姫「いや付き合ってないから。」

『はぁ。ファンクラブの子達いつになったら諦めてくれるのかなぁ…。』

簡単に喋れないってゆうのは結構しんどい。どうしたらいいかなぁ。

⏰:07/03/10 16:24 📱:SO903i 🆔:9xwwV1GY


#219 [るぅ]
あーげっ

⏰:07/03/11 10:44 📱:P901i 🆔:wil9bacA


#220 [向日葵]
そして後ろから今一番声をかけてもらったら駄目な人から声をかけられた。

珊瑚「友姫。」

『ぅおあ――――!!!!!』

友姫「は、はい?」

珊瑚「今日の放課後……」

友姫「ダァーっとぉ!あとでメールする。」

後半は通り過ぎる時に小声で言った。
私はぎくしゃくして右手と右足一緒に出る感じで教室に入って行った。

⏰:07/03/11 14:40 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#221 [向日葵]
るぅさん
ありがとうございます

⏰:07/03/11 14:41 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#222 [向日葵]
るぅさん
ありがとうございます
************続き

珊瑚「なんだ?」

律「貴方のファン達に気を使ってるのよ。」

珊瑚「!」

律「ファンの子達を解散させようと思わないの?」

⏰:07/03/11 14:46 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#223 [向日葵]
珊瑚「……俺に…そんな権利はない……。」

律「……貴方の考えなんかまったく興味ないわ。――ただ……」

その時、いきなり窓から強風が吹いてきた。

律「あの子傷付けたらどうなるか……。貴方わかってるわね?これは警告よ。」

そう言って律は教室へ入って行った。

⏰:07/03/11 19:57 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#224 [向日葵]
珊瑚「そんなこと言っても、友姫が守ってほしいのは…俺じゃないだろ?」

『あいつは、暁が好きなんだから……。』



友姫「あ。律。珊瑚君と何話てたの?」

律「ん?いい加減なことしてると痛い目みるわよって釘刺しておいたの。」

友姫「……は?」

まったくもって私は意味が分からなかった。

⏰:07/03/11 20:01 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#225 [向日葵]
秋帆「おはよー!」

友姫・律「おっはよー。」

私は考えてた。ファンの子達を無視して堂々とするか、もしくは目を盗みながら珊瑚君に会いに行くか。
はっきり言って両方なんだかしんどい。精神的に。
堂々としたところで、やっぱりファンの子達の逆襲がくるだろうし、目を盗みながら会いに行っても、どこで見てるかと怯えなきゃいけないなんて。

⏰:07/03/11 20:06 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#226 [向日葵]
『しばらくはしんどい事が続きそうだなぁ……。』

珊瑚君に迷惑をかけないようにするには、私が我慢しなきゃいけないんだから……。
頑張ろう。

この時、友姫や珊瑚は気付いてなかった。
ファンは珊瑚に迷惑なことをしてないと思ってる2人だが、今の状況こそが、とてつもない迷惑なのだった……。

⏰:07/03/11 20:10 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#227 [向日葵]
***********
6章目終りです
次は7章ですね

感想、アドバイスなど、お願いします(◎・ω・◎)
また、感想板きらきらにもどうぞ足を運んでください

⏰:07/03/11 20:13 📱:SO903i 🆔:JnJ/7dA6


#228 [るぅ]
もおすっごい楽しいです
毎日02ちぇっくしてます

第七章も頑張ってください

⏰:07/03/11 23:27 📱:P901i 🆔:wil9bacA


#229 [向日葵]
るぅさん
ありがとうございます
基本更新は夜中なので、もうちょっとお待ちくださいよければ感想板きらきらの方にもおこしくださいね

⏰:07/03/12 00:35 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#230 [向日葵]
【第7章 我慢・・・大事】

友姫「わ…私に自由をー……」

秋帆「ちょっと友姫!大丈夫?なんかやつれてるけど……」

実はあんまり大丈夫じゃなかったりする。
この間からと言うもの、なんとファンクラブの監視がひどくなったのだ。
風の噂によると、私と珊瑚君がメールしあっているからだと言うのがファンの耳に入ったらしい。

⏰:07/03/12 01:55 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#231 [向日葵]
『何故?!もぅいいじゃん!!メールくらい!!いくらなんでもそれは!』

赤信号、みんなで渡れば恐くない。みたいな感じで理不尽さを感じる私。

律「寛和にファンの取締りちゃんとするよつに言いなさいよ。」

友姫「それはできないよー。私が決めるんじゃなくて珊瑚君が決めることだし……」

ただ、実はファン監視強化月間のせいで、授業中のメールは愚か、会うことすら2週間ほどしてない。それが非常に辛い。

⏰:07/03/12 02:01 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#232 [向日葵]
家に帰ってからのメールだと珊瑚君がバイトのため少ししかできないし、ちゃんと会ってないからすごく寂しい。

友姫「……はぁ…。参ったなぁ。ちょっと、……しんどいなぁ。」

私は目許を片手で覆った。
一度あの優しさに触れて、しかも温かさまで知ってしまったら、もぅ離れたくないよ。そぅ思うのは、私のわがまま……?

⏰:07/03/12 02:05 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#233 [向日葵]
次第に、掌から一筋雫が流れた。
誰にも見られたくなくて、頭を伏せた。

友姫「……っ会いたいなぁっ」

簡単なのだと思う。何もかも取っ払って、会いに行けばいいのかもしれない。
でももし、私がファンの立場なら……。
あの越えてはいけない境界線をやすやすと越えてしまう女の子がいたなら、私はそれこそ腹立たしいだろう。

⏰:07/03/12 02:09 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#234 [向日葵]
ポタポタと机に涙が落ちていく。
すると秋帆が上から覆いかぶさってきた。
長い髪の毛から香るシャンプーの匂いが、私を少しだけ落ち着かせた。
私は下を向いたまま涙をふいた。

友姫「ちょっと……落ち着いてくる……。」

そう言って私は教室を出た。

⏰:07/03/12 02:12 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#235 [さちこ]
すごい素敵な作品です!
珊瑚くんかっこいい
応援してます

⏰:07/03/12 02:14 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#236 [向日葵]
秋帆「友姫があんなんになっちゃうなんて……律どぉしよっ」

秋帆の呼び掛けに、律は依然として答えない。

秋帆「……?律?」

律「………………ぃ」

秋帆「へ?」

律「警告と……しかと言ったのに……寛和珊瑚……」
それは律とは思えない低い声で、秋帆は思わずビクッとした。

⏰:07/03/12 02:15 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#237 [向日葵]
さちこさん
ありがとうございます
素敵だなんてそんな(//□///)

************

秋帆「り……りつ……?」

律は向きを変え、ドアの方まで体格では考えられないほどの足音で向かった。

シュッ……バン

ドアを力の限りで開き、向かった先は―――――E組だ。

⏰:07/03/12 02:19 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#238 [向日葵]
バシィィィ……ン

さっきと同様、ドアをいきおいよく開ける律。その後を数歩離れてついてくる秋帆。
一方何事かと音のした方に目を向けるE組のみなさん。ちなみに珊瑚は興味なんてこれっぽっちもなさそうに窓の外を見ている。
律は珊瑚の前まで早歩きで行き、立ち止まった。そこで珊瑚は初めて律の存在に気づいた。

⏰:07/03/12 02:24 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#239 [向日葵]
珊瑚「……何?」

律「謝って……。」

珊瑚「は?」

律「友姫に今すぐ謝って……。」

珊瑚「???なんで?」

プチンッ

何かが派手に音を立ててキレた。

律「謝れっ…つったら謝れこのたわけがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

⏰:07/03/12 02:27 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#240 [向日葵]
突然のことに秋帆、珊瑚(以下略)は目と口が閉まらなかった。

律「ファンクラブもファンクラブだか、元凶のお前が一番悪いだろぉがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!今すぐ誠心誠意込めて床にひれ伏して謝れコラァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

秋帆は思った。律は怒らせてはいけない。あんなにキレてる律は初めて見た。

⏰:07/03/12 02:31 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#241 [向日葵]
珊瑚「え?何?????友姫がどうかしたのか?」

律「どーしたも、こーしたもないっっつーのぉ――――!!!」

秋帆「ちょ、律!ブレイクブレイク!!」

律はまだ言い足りないのか息が荒い。ついでに口から火が少し出てるなんて幻覚だ。幻覚と信じたい。

珊瑚「友姫に何かあったのか?!」

秋帆「ちょっと色々あって、ファンの子達の目が強くなっちゃったのよ……それで精神的に参っちゃって……」

⏰:07/03/12 02:36 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#242 [向日葵]
それだけ聞くと、珊瑚は立ち上がった。

ガタンッ

珊瑚「――――俺のせいだ……。」

そして、珊瑚は教室を飛び出した。
秋帆はそれを見送って一息ついた。横を見るとまだ律が怒っていた。
普通は逆で秋帆がこーゆー状態になるのだが先に律がなってしまったせいで今回は秋帆は冷静だ。

⏰:07/03/12 02:39 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#243 [向日葵]
*****************
キリまぁす
今日の分は終了です(●^o^●)また感想、アドバイスなどあれば待ってます

感想板きらきらの方も良ければ足を運んでください

⏰:07/03/12 02:41 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#244 [ako]
面白いデス
頑張ってね

⏰:07/03/12 10:07 📱:SH901iS 🆔:sjdHsXP.


#245 [向日葵]
アンカーつけときます
第1章>>2->>29
第2章>>31->>72
第3章>>74->>100
第4章>>102->>145
第5章>>149->>188
第6章>>190->>220
第7章>>230->>242(更新中)

⏰:07/03/12 14:16 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#246 [向日葵]
あれ?できてない
テスト
>>2->>29

⏰:07/03/12 14:18 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#247 [向日葵]
もいっかい
>>2->>29

⏰:07/03/12 14:19 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#248 [向日葵]
できない
できる方いればお願いします……。

⏰:07/03/12 14:19 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#249 [向日葵]
秋帆は律の頭にポンと手を置いた。

秋帆「私達が騒いじゃったら余計に友姫が不利な立場になるでしょ?」

その時初めて律は冷静さを取り戻し、顔を青くした。

律「ぁ……あぁ……私ったらっ!!!!」

秋帆は無言でポンポンと頭を叩いた。

⏰:07/03/12 14:27 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#250 [向日葵]
その頃。
珊瑚は友姫の居場所を探していた。

珊瑚『いつもの場所にいない……。どこに……。』

そして、ふと思いついたのが保健室だった。

ガラガラガラ!

保健医「おんやぁ寛和ぁ。どうかしたの?」

珊瑚「アイツ…、東雲。来てないか?」

保健医「東雲さん?…濡れタオル取りに来たけど、それからはしらないわよ。何かあった?」

⏰:07/03/12 14:33 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#251 [向日葵]
珊瑚『はぁぁぁ……くそっ!どこに……』

ピンポンパンポーン

放送「綿野先生(保健医)綿野先生。至急職員室まで起こしください。繰り返します―――」

保健医「おりょ?呼ばれてるじゃん。寛和ちょっとここ居て番してくれ。」

珊瑚「は?なんで。」

⏰:07/03/12 14:40 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#252 [向日葵]
遅くなりましたがakoさんありがとうございます

***********続き

保健医「アンタどうせ時々サボってるんでしょ?好きなだけサボってていいから!じゃ、よろしくね!」

ガラガラガラ…ガラガラピシャン

珊瑚「こんなことしてる場合じゃない…ってーのに……。」

『俺がちゃんとしないから……』

こんなつもりじゃなかったのに…。最悪だ……。
近くにある長椅子に腰をかけ、頭を抱えた。そして深くため息をついた。

?「……っく」

珊瑚「?」

⏰:07/03/12 14:54 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#253 [向日葵]
なにか奥から聞こえる。


?「……ひっ……」

どうやらベッドの方かららしい。

カツカツカツ

プライバシーのためのカーテンが閉められている。
ここに音源があるらしい。下を見てみると上靴があった。平仮名で名前が書いてある。

珊瑚『め……の……あ、違う逆だ。…し……の』

そこまで読んで、ハッとすると同時にカーテンを開けた。

⏰:07/03/12 15:02 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#254 [向日葵]
大粒の涙を流しながら、濡れタオルを持っている友姫が、その中にいた。

―――――数分前

ガラガラガラ

友姫「失礼します。先生、濡れたタオルかアイスノンありませんかぁ……?」

保健医「おー?どーしたぁ。可愛いお顔が台無しじゃないかぁ。」

⏰:07/03/12 15:11 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#255 [向日葵]
友姫「あと、ベッドお借りしたいんですが……。」

保健医「おーいぃよー。使いなぁ。先にベッド行きな。後でタオル持っててあげるから。」

タオルを持ってきてくれた保健医はカーテンを閉めてくれた。

最悪。泣いてしまうなんて……。
でもどうしても寂しくて、どうしようもなくて、心の中がムシャクシャした。自分のことなのに、わからなくて、イライラした。

⏰:07/03/12 15:21 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#256 [向日葵]
『もーやだなぁ。』

そう思うと、またジワァと涙が溢れてきた。
この時、珊瑚君が近づいていたことも知らず。

友姫「……ひっ……」

『珊瑚君……っ』

そしてその瞬間

シャッ!

カーテンが開かれて、何事かと思った私は、その方に向くと珊瑚君が立っていた。

友姫「さ…んご…くん?」
珊瑚「何で泣いてっ……って俺かぁ……。」

⏰:07/03/12 15:29 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#257 [向日葵]
その場にしゃがめ珊瑚君を見て、なんだか久しぶりのせいで感覚がにぶっていて、本人なのかわからなかった。

友姫「珊瑚君……?」

珊瑚「……。泣くな。」

ベッドに座りながら、珊瑚君は言った。

友姫「あっ……ゴメンナサイ!あのっ」

急いで涙を拭いていると、その手を珊瑚君が止めた。

⏰:07/03/12 15:37 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#258 [向日葵]
珊瑚「怒ってるんじゃない。頼んでるんだ。」

そしていつかやってくれたように、制服の袖のすそで顔を拭いてくれた。

珊瑚「……ゴメン。俺のせいで。」

友姫「え……?――っ!違うのただ自分勝手なだけでっ!!」

だって、ファンクラブを無理矢理やめさせないのは、珊瑚君がその子達にに対する優しさだと思うからっ……。まぁ……ファンの子達にはちょっとうんざりしてるのは正直な気持ちだけど。

⏰:07/03/12 15:43 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#259 [向日葵]
珊瑚「……。」

友姫「ちょっと自分にイライラしちゃって……その……。」

珊瑚『なんで……』

珊瑚「お前が俺のことで泣くの?」

友姫「……え…?」

珊瑚『だってお前は暁が……。』

私は迷った。どうやって言えばいいか。気持ちを言って、離れてしまうかもしれないと思うと恐いから。
珊瑚君は私の言葉を待っている。

⏰:07/03/12 15:49 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#260 [向日葵]
友姫「…………すごく…すごく会いたかった……。」
珊瑚「……っ」

声が聞きたくて、笑いあいたくて、触れてほしかった。恋しいって気持ちを初めて知った。

珊瑚「―――そっかぁ……。」

珊瑚君は嬉しそうに穏やかに笑った。
そして頭をポンポンと叩いて、さらに撫でてくれた。
『珊瑚君は……』

友姫「なんでそんなに優しくしてくれるの?」

今度は私が質問してみた。

⏰:07/03/12 16:07 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#261 [向日葵]
***********
キリまぁす(〇^ひ^〇)
感想、アドバイス、お待ちしてます
感想板きらきらもどうぞ

⏰:07/03/12 16:09 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#262 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
アンカー
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

くらいかな(笑)

⏰:07/03/12 19:00 📱:W42H 🆔:outyfjII


#263 [向日葵]
ありがとうです
すみ仔って書いてるけどすみれちゃんですか

⏰:07/03/12 19:03 📱:SO903i 🆔:fbm4aiaY


#264 [向日葵]
すると今度は珊瑚君が考えだした。
しばらくして、私の目をじっと見て、ニコッと笑って

珊瑚「お前が大事だから大事にする。」

友姫「―――っ!!えっ……」

また珊瑚君は私の頭をポンと叩いて今度は少し照れながら笑った。

珊瑚「……ま、そーゆーことだ!」

嬉しかった。告白じゃなかったけど、とても嬉しかった。贅沢を言ってはいけない。今は、それだけで充分。

⏰:07/03/13 00:51 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#265 [向日葵]
私もようやく涙が枯れた。
友姫「……うん。ありがとう」

私は微笑んだ。今この瞬間が温かくて大好き。
久しぶりの珊瑚君。頭を撫でる手今はそれだけでいい。
私たちは、笑いあった。

そんなほのぼのとしている側にここの部屋の主がいた。

保健医「あーぁったく……青春だねぇ……。」

⏰:07/03/13 00:54 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#266 [向日葵]
**********
7章終りです
次は8章ですねー( ̄ω ̄)このまま書きまぁす

⏰:07/03/13 00:56 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#267 [向日葵]
【第8章 波乱・・・疑問の末に】

秋帆「―――ってな感じで、昨日の律はそれはそれは恐いのなんのって。」

律「うっるさいっ。どうせ私がこんなになってなくてもアンタがなってたでしょ!」

秋帆「それはそれ。これはこれ。」

律「アンタなんかからかってるでしょ…。」

秋帆「べっつに〜♪?」

律「語尾に♪ついてるじゃないかぁぁぁぁ!」

友姫「まぁまぁ2人共。とにかく大丈夫だから。ゴメンネ迷惑かけて……。」

⏰:07/03/13 01:04 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#268 [向日葵]
現在朝の8時10分。昨日の一部始終を話し合ってる途中。
律の怒り勃発とか律の怪獣並の叫びやら……話の話題は律ばっかりだった(笑)

律「いや笑い事じゃないから。」

友姫「あ、そーいえばだから昨日大丈夫だったんだ!」

秋帆「??なんか微妙に言葉変よ。」

友姫「いやあのね。昨日授業終わってから珊瑚君と一緒に帰ってきたじゃない?」

あの時、いつものような刺す視線、つまりファンクラブの怒りの視線を感じなかったのだ。

⏰:07/03/13 01:11 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#269 [向日葵]
秋帆「おぉ!!まさに律効果!!!!」

律「秋帆?首絞められるのと頭ぶん殴られるのどっちがいい?」

秋帆「すんませんでした。」

友姫「いやでもあながち秋帆の言ってること正しいよ?なんかみんな私に対する目怯えてたし。」

ここで秋帆が大笑いし、結果律にしばかれたのだった。

⏰:07/03/13 01:16 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#270 [向日葵]
しこたましばかれた秋帆は急に思い出したのか「あ!」っと言った。

秋帆「そーいえば、今日転校生が来るんだって!男子の!」

友姫「へぇ。高校で転校生なんて珍しい。」

普通ならここで「どんな人だろう☆」とか「かっこよかったらどうする★?」みたいな会話が成立するのだろうが、私達の場合…

友姫「珊瑚君好きだし。」

秋帆「彼氏いるし。」

律「今のトコ興味無い。」

こんな感じだ。

⏰:07/03/13 01:24 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#271 [向日葵]
キーンコーンカーンコーン

予鈴が鳴った。

暁「お!友姫ちゃんおっはよう!」

佳苗「おはよう!」

久々白月君と佳苗ちゃんがやって来た。

友姫「おはよう。」

暁「そこの2人もうっすー!!」

秋帆・律「う…うっすー。」

佳苗「じゃあ暁ちゃんまた後でねー!」

暁「またなー!」

白月君はあの笑顔を見せる。でも今はもう何も思わない。ただ幸せそうだなぁと思う。

⏰:07/03/13 01:31 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#272 [向日葵]
暁「ん?何友姫ちゃん。…ハッ!!まさか俺に惚れちゃったとかぁ?」

『ある意味間違ってません。』

暁「でもゴメンヨッ!俺には……佳苗と言う最愛の人が!」

少し演技がかっている白月君に私は笑えた。

友姫「ハハハ。そんなの分かってるよ。見てればわかりますー。」

暁「あちゃー!バレてたかぁ!!」

⏰:07/03/13 01:36 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#273 [向日葵]
こんな風に笑えるようになったのは、珊瑚君のおかげだと私は改めて思った。

キーンコーンカーンコーン

先生「席着けよー。」

みんな各々の席へ着く。そして転校生に胸を踊らせた。

カツッ……

転校生が入り口をくぐった。その瞬間一斉に女子がざわついた。

⏰:07/03/13 01:39 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#274 [向日葵]
女子1「えー!すっごいかっこいいんだけどぉっ!」
女子2「ヤバイ!!狙っちゃおっかな♪」

女子3「アンタじゃ無理だっつーの!(笑)」

そんななか着々と紹介は始まり、先生がチョークで名前を書き出した。

カッ……カカッ……カッ

先生「ハイ。えー……今日からうちのクラスになった千歳 直(ちとせ すすむ)君だ。仲良くしてやれ!」

⏰:07/03/13 01:45 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#275 [向日葵]
噂になっている転校生は、髪は少し茶色く、前髪は横わけ。セットしているのか全体的に髪の毛がツンツンしている。黒渕メガネをしたちょっとした生徒会長タイプだ。

千歳「よろしくお願いします。」

その人なつっこい激甘笑顔と、滑らかな低い声に、クラスの女子ね90%は失神した。

『なんとっっ!!』

⏰:07/03/13 01:50 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#276 [向日葵]
先生「席は……とそーだなぁ……。あ、東雲の隣が空いてるな。あそこだ。廊下側の一番後ろ。」

私の隣にとメラメラ闘志を燃やしていた女子達の視線は、一気に私の所へ飛んできた。

『な……なんで私ばっかり……。』

千歳「よろしく。」

友姫「あ?あぁ…よろしく……。」

⏰:07/03/13 01:55 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#277 [向日葵]
**********
キリまぁす
感想、アドバイスお待ちしてます(o・v・o)

⏰:07/03/13 01:56 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#278 [向日葵]
*******少しだけ更新。


1時間目は現国だった。

先生「あ、貴方転校生ね。東雲さん。悪いけど教科書とか見せてあげて。」

友姫「はぁ。どうぞ。」

千歳「ありがとう。」

その笑顔の神々しいこと……。クラスの女子は目がハートになっている。

⏰:07/03/13 16:56 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#279 [向日葵]
先生「―――…であるからして、作者は冨美子にー……。」

授業が始まり数十分。
私はすわったまま頭を左右に振っていた。
別に頭がおかしくなったわけではない。
周りの人の体や先生の立っている位置が悪いせいで黒板の字が見えないのだ。

『冨美子の――…冨美・子の……。』

千歳「『心情を思えば』だよ。」

丁度書けてない部分を千歳君が言ってくれた。

⏰:07/03/13 17:02 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#280 [向日葵]
友姫「あぁ……どうも。」
カリカリカリ……

書けたので先生の話を聞いていると、右から視線を感じたので、目線だけそちらに向けてみた。
すると千歳君が見ている。……いや見つめている。

友姫「……あの、何か。」
千歳「いやぁ。東雲さんカワイイなって。」

⏰:07/03/13 17:07 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#281 [向日葵]
耳を大にして聞いていたクラス中の女子はギンッ!!!!と私に殺気を向けた。
王子様スマイルを受け流しながら私は関わってはいけないと思い、

友姫「どうも」

だけ言ってあとはしらんぷりをした。

千歳「東雲さん。お願いがあるんだけど……」

『無視無視無視無視。』

しかし次の言葉を聞いて返事せざるを得なかった。

千歳「俺と付き合ってよ☆」

⏰:07/03/13 17:14 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#282 [向日葵]
『…………』

しばらくの間。

先生「――――えーここで…作者は、」

クラス・友姫「えぇぇぇぇぇぇぇ―――っっ?!?!?!」

そして大合唱&大絶叫。

先生「……あ、あの授業ー……。」

この噂は予想通り疾風が如く駆け抜けていった。

⏰:07/03/13 17:19 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#283 [向日葵]
*********
夜まで休憩します(◎・ω・◎)

⏰:07/03/13 17:21 📱:SO903i 🆔:oqF1i.gA


#284 [向日葵]
生徒1「ねぇ聞いた?!あの話!!!」

生徒2「聞いた聞いた!!!また東雲さんだって!!!」

生徒3「あれ?でも東雲さんって寛和と付き合って……」

生徒4「おっ!!!これはもしや三角関係か?!」

珊瑚「――…で噂の的になるのが疲れたと……。」

ただいま5時間目の授業中。サボってます。いつものあの場所で。

⏰:07/03/14 00:45 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#285 [向日葵]
友姫「おっしゃる通りです……。」

あの授業の一件のせいで、休み時間や移動教室で人の視線を浴びまくり、+休み時間常に千歳君からのアタックがあり、もぅ我慢ならないと思ってサボり。

珊瑚「モテる奴は苦労するな。」

『?』

ちなみに何故珊瑚君が居るかと言うと、労りメールをくれて(嬉)、サボってると伝えたところ来てくれたのだ。

⏰:07/03/14 00:52 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#286 [向日葵]
珊瑚「ま、しばらくは耐えなきゃいけないだろうな。」

『あれ…?なんかさっきから……』

友姫「怒ってる?」

珊瑚君らしくない言葉ばかりでなんかおかしかった。

珊瑚「なんで?」

友姫「いやなんとなく。」

珊瑚「だとしたら俺は何に対して怒ってるんだ?」

『いやしらないけど……。ってか怒ってると言うよりむしろすねてる?』

⏰:07/03/14 00:56 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#287 [向日葵]
友姫「ハッ!!私千歳君好きじゃないよ?!」

あまりに必死な私を見て、珊瑚君はフーッと息を吐いて苦笑した。

珊瑚「そんなことわかってる…。大体お前見てたらわかるし。」

『なんかそれって密かに私の気持ちバレてますのこと?いやいやそんなまさかねぇ……!……ねぇ。』

珊瑚「そぅいえば、今日はここ来るの??」

⏰:07/03/14 01:10 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#288 [向日葵]
友姫「あ!うーん。どーしよー……。」

そこでふと思い出した。
そういえば、白月君のこと何も思ってないこと言ってない。

『こ……ここは言うべき?!気持ちバレないかなっ?!』

とりあえず大丈夫っと仮定して今は好きな人いないって言うことにした。

友姫「珊瑚君、あのね?かくかくしかじか……だから私今好きな人いないの!」

⏰:07/03/14 01:23 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#289 [向日葵]
それを聞いた珊瑚君はすっごく驚いてたが、

珊瑚「そっかぁ……。そっかぁー……。」

と何だか嬉しそうだった。

『?』

珊瑚「あ、で、どうすんの?」

友姫「え?あぁ、でも考えたんだけど毎日ここ来てたらいい加減バレないかなぁ?だから来ない方が……」

⏰:07/03/14 01:29 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#290 [向日葵]
珊瑚「……来ないのか……?」

『うっ!!!!』

珊瑚君の頭に子犬の耳が見える!!垂れ下がっててすごい残念そう。

『かっ……カワイイッ!!!!!!』

キューン!!
そして私はピンツと頭に電球マークが浮かんだ。

友姫「そうだ!あのさ!お気に入りの場所補助はどぅ?」

珊瑚「?どーゆー意味?」

⏰:07/03/14 01:35 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#291 [向日葵]
友姫「ここばっかりだともしかするとファンが来ちゃうかもでしよ?だから、ほとぼり冷めるまでの仮の場所を作るの!!」

珊瑚「そんな場所あるのか?」

友姫「私いいとこ知ってるよ。だから今日一緒にそこ行こう!」

珊瑚「……またお前喝が飛んでこないか?」

友姫「……あ…。」

実はファンクラブの目は、律のおかげで軽くはなったもののまだ光っているのだ。

⏰:07/03/14 01:39 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#292 [向日葵]
しどろもどろしていると珊瑚君が提案してくれた。

珊瑚「友姫が先にそこに行ってメールで知らせてくれれば行くけど?」

友姫「!っウン!!そうする!!」

『やたぁー!!これでもぅ邪魔されない♪』

喜んでいると……

サラッ

友姫「っ……」

珊瑚君が急に髪の毛を撫でてきた。

⏰:07/03/14 01:43 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#293 [向日葵]
ドキドキドキ……

友姫「…な……何……?」

珊瑚「いや、触れたいなぁって思って。」

ドクン―――

『キャーッそんなこと言わないでーっ!!!』

心拍数が一気にあがる。
ついでに体温も上昇中。
珊瑚君といると必ずこうなってしまう。でも嫌じゃない。なんだか心地よい。

『乙女モードスイッチオン……。』

⏰:07/03/14 01:49 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#294 [向日葵]
そんな考え事してる間にも珊瑚君は何回も髪の毛を撫でる。

『ダメだ。嬉しすぎて口の端が緩む……(笑)』

とか考えていると、

クンッ

友姫「痛いっ!(泣)」

珊瑚「おぉっ、ゴメン。」

髪の毛と珊瑚君の指が絡まった。
しかも引っ張られたせいで珊瑚君の胸に側頭部激突。(引っ張りすぎ)

⏰:07/03/14 01:54 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#295 [向日葵]
しかもそのままの体勢で髪の毛を取ってるから体密着。

『わぁ―――っ!!』

痛いのと嬉しいのと恥ずかしいので目が渦巻きになった気分。

珊瑚「取れた。ゴメンナ。痛かっただろ。」

『もぅそんなことどうでもいいです!』

友姫「大丈夫大丈夫。丈夫が取り柄だから……。」

ここの空気がピンク色のような気がしてそれが外に漏れてないかなんか心配になってきた。(汗)
<答え。大丈夫です。>

⏰:07/03/14 02:00 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#296 [向日葵]
********
今日の分終了です
誰か読んでますかぁ(´;ω;`)よければ感想、アドバイスください

⏰:07/03/14 02:02 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#297 [弥香○+゚]
初めまして
この小説ホントに好きですッッ
ドキ○2する
応援してるんで更新がんばって下サィ

⏰:07/03/14 02:32 📱:N901iC 🆔:i1pY.ROg


#298 [向日葵]
弥香さん
ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ
また明日頑張らせて頂きますので、是非是非読んでください

⏰:07/03/14 02:42 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


#299 [エみ]
いっきに読んじゃいました
ホントにキュンってなります…
主サンがんばってください

⏰:07/03/14 15:01 📱:SH902iS 🆔:rGZ9k9rU


#300 [向日葵]
やったぁ300

Iみさん
ありがとうです今から続き書きますんで、どうぞ読んでください

⏰:07/03/14 23:42 📱:SO903i 🆔:ZmDcOhkc


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