きらきら
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#401 [向日葵]
爽やか笑顔で否定する千歳君に対して
『嘘をつけっ!』
と(多分)3人共思っただろう……。
―――――新幹線乗り場
秋帆「あー!ついにこれから行っちゃうのねー☆」
友姫「私乗るの初めて!」
律「へぇ。ん?なんか先生呼んでるみたい。行こう。」
友姫「あ、まっ……」
ボスッ
友姫「んぷ!」
「お前はよくぶつかるな。」
『―――っこの声は!!』
:07/03/18 02:26
:SO903i
:AV76elL6
#402 [向日葵]
珊瑚「大丈夫か?」
―――ドクンッ
『珊瑚君っ!!』
久しぶりだった。
休んでから次の日はなるべく会わないようにしていた。これは秋帆が考えた作戦で「焦らし作戦」らしい。……焦らす必要がどこにあるんだろうか……。
珊瑚「おい?」
頭をポンと叩かれた。
『あっ……』
:07/03/18 02:30
:SO903i
:AV76elL6
#403 [向日葵]
友姫「ど、ども、ありがとう!じゃっ!!」
珊瑚「ぁっ……」
私は振り向きもせず、集まってるとこまで早歩きした。
『頭……久々だった……』
先生が話す注意事項なんか耳に入らず、心臓の音だけが私を支配していた。
『なんだか…私が焦らされてるみたい……。』
:07/03/18 02:34
:SO903i
:AV76elL6
#404 [向日葵]
ホームの階段を上がる途中、律はある目線に気がついた。
千歳だ。友姫を妖しく見ている。
秋帆「あー!わくわくするー♪♪」
私はわくわくしている秋帆を微笑ましくみていた。
ふと横を見ると、律が難しい顔をしていた。
友姫「律?どうしたの……?」
律「――え?ぁ、いや何にも…。秋帆。……ちょっと。」
:07/03/18 02:39
:SO903i
:AV76elL6
#405 [向日葵]
律は少し先に歩いている秋帆においつき、何か話している。周りの声もあって、私は何を話してるかわからなかった。
――――<律、秋帆の会話>
律「ちょっと厄介よ。千歳直……」
秋帆「だぁいじょうぶだってー!新幹線の中じゃウチらいるんだし。」
律「あのねぇ……。」
秋帆「あんまりピリピリしてると友姫が心配しちゃうじゃない。」
律「わかってるわ。でもアイツ何かしでかしてくれるかもよ……?」
秋帆「まぁ私もちゃんと気をつけるからさ、もっと気楽にしようよ。」
:07/03/18 02:45
:SO903i
:AV76elL6
#406 [向日葵]
:07/03/18 02:47
:SO903i
:AV76elL6
#407 [向日葵]
―――……
ホームに着いて私は2人に追いついた。
秋帆「新幹線乗ったら何するー?」
友姫「私寝るかも…。朝早かったし。昨日準備とかで遅かったし。」
律「友姫夜弱いよね〜。」
秋帆「じゃあ今日の晩お菓子パーティーできないじゃぁん!!」
友姫「そのために今から寝ておくよ」
秋帆「うんそぅして!あ、新幹線きた!」
到着した新幹線に乗り込み、指定された席に行った。
:07/03/19 00:08
:SO903i
:i5qGmlI2
#408 [向日葵]
律「ちゃんと3人で座れるわね。」
友姫「すごい!!これ席動くよ?!」
律「友姫それ田舎もんが言うことだから……」
秋帆「気圧の関係で時々耳詰まるよね〜。アレ苦手なんだけど」
他愛ない話をしていると、新幹線は出発した。
友姫「よっこいしょっと…。……じゃ、私寝るね。」
秋帆「いぃよ〜。律!!怖い話しようよ!!」
:07/03/19 00:13
:SO903i
:i5qGmlI2
#409 [向日葵]
律「またぁ〜?アンタ本当に好きよね〜……まぁいいけど……」
『朝っぱらからホラー……』
秋帆「あのね…、Aさんがある家の前を――――」
秋帆が話だしてからしばらくして、私は眠りについた。
―――――……
秋帆「――でね…後ろ振り向いたら、……あったんだってソレが……」
律「さっき見落としてたんじゃないの?」
秋帆「もー!!律はすぐ話の腰折るー!!……ぁ、ちょっとトイレ行ってくるわ。」
律「えー!!せんな話の後に行かないでよー!!」
:07/03/19 00:20
:SO903i
:i5qGmlI2
#410 [向日葵]
秋帆「友姫いるから大丈夫だって。じゃ、行ってくるね。」
前を通りすぎて秋帆はドアへと向かった。
律は次の怖い話を考える。
女子1「ぇーっ……と。あ、いたいた!りっちゃん!あっちで誰か呼んでるって!!」
律「え?誰?」
女子1「さぁ…。とりあえず行ってみたら?」
律「でも……。」
律は友姫を見た。
:07/03/19 00:24
:SO903i
:i5qGmlI2
#411 [向日葵]
律『すぐ帰ってくるし、秋帆もトイレならもぅ戻るでしょ…。』
律「わかった。ありがとう。」
律は秋帆とは逆のドアへと向かった。
女子2「…あ、○○〜(女子1の名)、次トランプアンタだよー。」
女子1「ウン。ゴメンゴメン!!」
女子3「どうしたの?遅かったけどぉ。」
:07/03/19 00:27
:SO903i
:i5qGmlI2
#412 [向日葵]
女子1「あー、なんかね〜トイレから出たら千歳君が『石垣さんを呼んでる人がいる』って言うから、りっちゃんに教えてあげてたの。」
女子2「そーだったんだ。」
女子1「トイレすっごい並んでてさぁ、秋帆がぶーたれてたの。」
女子3「アハハ!秋帆らしい!!」
その会話を聞いていた1人の男子が、横を通り過ぎ、どこかへ行ってしまった。
:07/03/19 00:33
:SO903i
:i5qGmlI2
#413 [向日葵]
友姫「スー…。スー…。」
友姫に忍び寄る、1つの影がある。
千歳「これはこれは……寝顔もなかなか……」
千歳は友姫のイスに手をかける。
ギシッ……
友姫「スー……。スー……。」
千歳「寝てる方が悪いんだよ……。」
千歳は友姫との距離を縮めていく。
ガッ!
が、あと少しのとこで、誰かに肩を掴まれ止められた。
:07/03/19 00:41
:SO903i
:i5qGmlI2
#414 [向日葵]
珊瑚「やめろ。」
肩越しに千歳は振り向き、口をニヤッと歪ませた。
千歳「ったく、また君か。さすが王子だねぇ……。」
珊瑚「黙れ。うせろ。」
千歳「ハイハイわかりました。」
悪びれもせず、手をあげヒラヒラとさせた。
そして珊瑚の隣を通り過ぎる時、肩を叩いて耳元で囁いた。
:07/03/19 00:44
:SO903i
:i5qGmlI2
#415 [向日葵]
千歳「せいぜい楽しませろよ?ナイト様?」
それだけ言ってどこかへ行ってしまった。
珊瑚はその背中を睨んでいた。
そして友姫に目を落とす。
珊瑚「はぁー…。ったく無防備なんだよ……。」
友姫は真ん中の席にいる。珊瑚は通路側のイスの肘掛けに座った。
友姫には背中を向ける形だ。
:07/03/19 00:49
:SO903i
:i5qGmlI2
#416 [向日葵]
――――…
『……?この声は……。』
寝惚けながら、私は目を少し開けた。
秋帆っ律がいない代わりに、見覚えのある背中があった。
『あ、……あれは……。』
――――……
友姫「珊瑚く……」
名前を呼ばれた珊瑚は後ろを振り返った。
:07/03/19 00:54
:SO903i
:i5qGmlI2
#417 [向日葵]
見ると友姫が、眠そうに半目でこちらを見ていた。
友姫「さ……ご……く……。」
今にも閉じそうな目を必死に開けながら、友姫は名前を呼ぶ。
珊瑚は困ったように笑い、友姫の頭をポンポンと叩いた。
友姫『……あ、この感じ……久しぶりだなぁ……。』
再び眠りについた友姫を珊瑚は見つめ、微笑んだ。
律「寛和?何してんの?」
:07/03/19 00:58
:SO903i
:i5qGmlI2
#418 [向日葵]
**********
キリます

:07/03/19 00:59
:SO903i
:i5qGmlI2
#419 [ゆリこ
]
<<100-200
<<200-300
<<300-400
<<400-500
<<500-600
<<600-700
<<700-800
:07/03/19 09:48
:D902i
:bgteEcN6
#420 [ゆリこ
]
:07/03/19 09:48
:D902i
:bgteEcN6
#421 [向日葵]
ゆりこさん

アンカーありがとうございます


**********
珊瑚「千歳が来たんだよ。だから護衛。」
律「えっ?!」
珊瑚「ついでにお前が誰かに呼ばれたのは嘘らしいぞ。」
そぅ。さっき会話をしている女子の隣を通ったのは珊瑚なのだ。千歳が絡んでいると知り、慌てて友姫のところまで行った。
:07/03/20 01:33
:SO903i
:YccISfHo
#422 [向日葵]
律「どうりで誰もいないハズよ…。やられたわ……。」
珊瑚「ま、お前とも来たことだし、俺は帰る。」
立ち去ろうとした珊瑚は何かに行くのを止められた。
前のめりになる律は、止めているのが何かを調べた。
律「あらあら……」
珊瑚も出来るだけ後ろを向いた。するといつの間にか寝ている友姫が、珊瑚のブレザーの裾を掴んでいた。
律「どうする?起こす?どうせアンタも用事あったんでしょ?」
:07/03/20 01:37
:SO903i
:YccISfHo
#423 [向日葵]
すいません

訂正です


前のめりの律は

前のめりになった原因を見るため律は
です
:07/03/20 01:40
:SO903i
:YccISfHo
#424 [向日葵]
すいません、また違います……



前のめりになる律は

前のめりになる珊瑚をみた律は
:07/03/20 01:41
:SO903i
:YccISfHo
#425 [向日葵]
***********
珊瑚「いや……いい。コイツに俺が来たこと言うなよ。」
律「ふ〜ん。わかった。」
律は友姫の手を放しながら頷いた。
律「ハイ。取れたよ。……ところで…………アンタ今度はキスしてないでしょうね?」
珊瑚は思わずむせた。
珊瑚「ウッ!ゲホゲホ!!っっなん…それ…!」
:07/03/20 01:46
:SO903i
:YccISfHo
#426 [向日葵]
律「ぜぇんぶ知ってるわよっ!!!ったく。アンタもねぇ、男なら、早くけじめつけなさい!」
珊瑚「……わかってる。」
そぅ呟いて、珊瑚は自分の席へと帰って行った。
律が席に着くと、友姫が目を覚ました。
律「あら、起こした?」
友姫「ぁふぁ〜…。ううん。自分から起きた。」
欠伸をしながら友姫は眠たそうに話した。
友姫「……律。ずっとここにいた?」
律「え?…あぁ居たわよ。なんで?」
:07/03/20 01:52
:SO903i
:YccISfHo
#427 [向日葵]
友姫「……夢を見たの……。」
律「夢?」
思い出して、仄かに笑った。
『夢……。温かくて、嬉しい夢……。』
話すのが勿体無い気がして、それ以上は話さなかった。
やがて秋帆が帰ってきて、再び怖い話大会が始まった。私の作った怖い話に2人は顔が真っ青になって、私は大笑いした。
:07/03/20 01:57
:SO903i
:YccISfHo
#428 [向日葵]
そうして、新幹線は京都へつき、私達はホテルに向かった。
今からまた何か起こりそうな気がしてならない私だった。
:07/03/20 01:58
:SO903i
:YccISfHo
#429 [向日葵]
:07/03/20 02:01
:SO903i
:YccISfHo
#430 [向日葵]
【第11章 行動・・・思いの丈】
355号室。これが私達が泊まる部屋だ。
入ると意外に広くて綺麗だった。
秋帆は目をキラキラさせていた。
秋帆「うっはっはぁぁー♪!!素敵すぎぃっ」
律「景色もいいわね〜。さて、夕飯まで何しとく?」
秋帆「6時だっけー?お風呂入っておかない?」
:07/03/21 01:03
:SO903i
:RK5KCe42
#431 [向日葵]
友姫「なら、私入ってもいい?なんか疲れたし。」
秋帆「ウンいいよ。入っといでー♪」
ユニットバスのトイレの上に着替えを置いた。
『さ、て、と。じゃんじゃん洗うかぁ。』
カーテンを閉め、シャワーの蛇口を捻ると、冷たい水が勢いよく出てきて慌ててよけた。
友姫「びっ!びっくりしたぁ!!」
:07/03/21 01:09
:SO903i
:RK5KCe42
#432 [向日葵]
段々と暖かくなってきたんで、体をまず流してからシャンプーをした。
『……あ、明日、告白するんだよねー……。』
緊張してきたせいで、頭を洗う手に力が入ってしまい、ついでに体を洗ったりするのにもガシガシとしてしまった。
全部が終わるころにはところどころヒリヒリした。
『ぁいっ…たたたたた。つぃ気合い入っちゃって……。』
服を気ながら反省していると
秋帆「えぇ――――っっ!!!!」
と秋帆の声が大音量で聞こえた。思わず滑りそうになってしまった。
:07/03/21 01:16
:SO903i
:RK5KCe42
#433 [向日葵]
律「ちょっと!!声大きい!!」
律の声もなんとか聞き取れる。
『なんの話だろ。』
しばらく聞いてみることにした。
秋帆「だって!まさかそこまでするとは思わないじゃない!!」
律「私も千歳なんかに騙されるなんて……」
『え……千歳君?!』
秋帆「でも寛和君が来てくれてよかった……。」
『――――!!』
バンッ!!
:07/03/21 01:23
:SO903i
:RK5KCe42
#434 [向日葵]
2人は私の方へ視線を向けた。
友姫「なんで珊瑚君?千歳君に騙されたって何?!」
律は、はぁーっと息を吐いて新幹線で起こったことを話した。
律「アンタが寝てる間、秋帆はトイレ、私は千歳に騙されて余所へ行ってた時、友姫また狙われたのよ。それで間一髪で寛和が助けてくれたの。」
友姫「…っ!」
私は玄関へ急いだ。
それを律が許さなかった。
律「待ちなさい友姫!!!」
私はノブまであと少しで止められた。
:07/03/21 01:33
:SO903i
:RK5KCe42
#435 [向日葵]
律「アンタが今どうしたいのか分かる。でも今はやめなさい。」
それでも私が行こうとするのを秋帆がやめさした。
秋帆「今までは運良く寛和君が助けてくれたけど、次はそぅもいかないかもしれない。だから今はダメ。ね?」
確かにそうかもしれない。私は納得して、諦めた。
2人はホッとしたようだ。
秋帆「じゃ、次私が入ってくるから。」
キィ、…パタン
律「友姫。……おいでよ。」
ドアの前で立ち尽くす私を、自分の隣に来いと、律はポンポンとベッドを叩く。
:07/03/21 01:41
:SO903i
:RK5KCe42
#436 [向日葵]
素直に従い、私は律の隣へと移動した。
律「ゴメン黙ってて。でも寛和が言ったの。私に友姫には黙っててくれって。」
友姫「……そっか…。別にいいのにね。…………律。ひとつお願いがあるの。」
律「ん?」
友姫「焦らし作戦やってた…って言っても会っちゃったけど(笑)、お礼を夕飯の時言っていい?」
律「別にいいよ。大勢いるから千歳は動かないだろうし。好きにしな。」
友姫「ありがと……」
何分かして、秋帆が出てきて、律が今度入った。そしてまた何十分かして、私達は夕飯に向かった。
:07/03/21 01:50
:SO903i
:RK5KCe42
#437 [向日葵]
――――大広間にて
友姫「ひっろー……」
大広間は高い天井に大きなシャンデリアがあって、床はフワフワの絨毯が敷いてある。
料理はバイキング形式でズラリと並んである。そこはすでに人の行列が出来ていて、全部見て回るのに時間がかかりそうだ。
秋帆「さぁって!!取りますか!」
秋帆が先陣をきってトレーに皿を乗せる。律と私もそれにならった。
:07/03/21 01:58
:SO903i
:RK5KCe42
#438 [向日葵]
律「全部おいしそうに見えてくる……」
友姫「アハハ。そうだねー。」
『あ!アレおいしそー……なんだけどなぁ……』
お目当ての料理がいささか遠い。手を伸ばせば他の料理をひっくり返してしまいそうだ。
『仕方ない……あきらめよー。』
と思って料理の方を見ると誰かが取った。
『手が長い人はうらやましいなぁ……』
:07/03/21 02:02
:SO903i
:RK5KCe42
#439 [向日葵]
するとそれは私の元へ来た。
『え?え?え??』
そして、料理の場所に挟む器具を置く。よく考えてみると後ろの人らしい。
『あらまー。親切に……。お礼を言わな――っ』
後ろを向くと、立っていたのは
友姫「……珊瑚君っ!」
珊瑚「前。」
秋帆達と少し離れてしまったため、足早に追いついた。もちろんその間にも料理は取っている。
:07/03/21 02:07
:SO903i
:RK5KCe42
#440 [向日葵]
友姫「どぅして……これが欲しいって……」
料理を取っているが、頭の中はグルグルして選んでいない。
珊瑚「どうしてって。ずっと見てたからそうかと思って。」
『出たエスパ―――!!!!』
それから新幹線での出来事を思い出した。
友姫「し……新幹線の…ことなんだけどっ!」
:07/03/21 02:16
:SO903i
:RK5KCe42
#441 [向日葵]
珊瑚「え?」
友姫「また、…助けてもらっちゃったみたいで……。ありがと……。」
珊瑚「聞いたのか。」
友姫「う…うん。」
全身が心臓になったみたいに、うるさかった。
平常、平常と心の中で唱えた。
珊瑚「口止めしたのに……。」
友姫「どうして?!私は教えてほしかった…っ」
珊瑚「教える必要なんてないだろ。」
この言葉にカチンときた。
:07/03/21 02:21
:SO903i
:RK5KCe42
#442 [向日葵]
友姫「隠す必要だって、ないでしょ?」
珊瑚「それは俺の勝手だろ?」
なんだかイライラしてきて、私はその場の机に今まで取った料理を置いた。
友姫「……もぅ……いぃっ!」
秋帆達には部屋に戻ると言い、私は大広間をあとにした。
『何よ!教える必要ないちて!!私を助けたのは何かのついでで、別に大したことじゃないって言いたいの?!』
:07/03/21 02:27
:SO903i
:RK5KCe42
#443 [向日葵]
ムカムカしながらエレベーターを待っていると、肩をトントンと叩かれた。
友姫「え?」
千歳「ゆっきちゃぁん!寝間着姿かわいいねぇ★」
友姫「なっ……!!!」
千歳君が後ろから抱きついてきた。最悪だ。忘れていた。
友姫「ちょっと!放してよ!!」
千歳「大丈夫。今日はコレしたら帰るからさっ♪」
友姫「は?何…………っ!!!ちょ、ィヤァッ!!!!」
千歳君は私の首にキスしてきた。私は空いてた手で千歳君の脇腹に思いっきり肘鉄をお見舞いした。
:07/03/21 02:35
:SO903i
:RK5KCe42
#444 [向日葵]
ゴッ!!
千歳「ぅおっ!!ってぇ……ハハ。俺のもんって言う証拠☆」
チンッ
エレベーターが着いた。
私は乗り込んですぐにボタンを押した。
千歳「今日はもぅ何もしないから安心して!じゃぁねぇ〜♪」
最後まで聞かず私はドアを閉めた。
上がっている時、ふと鏡を見た。
友姫「!?やだっ……コレッ!!」
首に赤い痕が……キスマークをつけられた。
擦るが取れない。
:07/03/21 02:41
:SO903i
:RK5KCe42
#445 [向日葵]
友姫「最っっ低!!!!!」
泊まってる階に着くなり部屋へ駆け込み、またシャワーを浴びた。念入りに首を洗うものの、やっぱり取れない。
『こんなの……珊瑚君に見つかったらっ!』
珊瑚『友姫ってそんな奴だったんだ。』
冷たく言い放つ珊瑚君が脳裏によぎる。
私はそれが恐くなって涙が出てきた。
友姫「なんで……こんなの……っ」
シャワー室で私は泣き崩れた。
:07/03/21 02:46
:SO903i
:RK5KCe42
#446 [向日葵]
:07/03/21 02:47
:SO903i
:RK5KCe42
#447 [るぅ
]
すっごく楽しいです


主さん才能ありますよね


応援してるんで頑張ってください

aΔ・。

.。
:07/03/21 13:46
:P901i
:9e4ngVG2
#448 [我輩は匿名である]
:07/03/21 16:28
:P902iS
:☆☆☆
#449 [我輩は匿名である]
:07/03/21 17:05
:P902i
:rjFV7heA
#450 [向日葵]
:07/03/21 17:57
:SO903i
:RK5KCe42
#451 [向日葵]
バスタオルで頭をがむしゃらに拭きながらお風呂場を出た。
ベッドに座ろうとしたら
コンコン――――
誰かが部屋をノックしている。
『まさか……また千歳君……?』
コンコン――――
本気で椅子か何かを武器にしようか考えていた。
あんなことをされてしまったらもぅあの人は信じられない! すると外から声がした。
珊瑚「友姫?いないのか?」
:07/03/22 00:26
:SO903i
:uhbxTNqQ
#452 [向日葵]
『珊瑚君?!』
バスタオルを風呂場に放り投げて、急いでドアを開けた。
珊瑚「あ、悪い。風呂入ってたのか。」
友姫「え、…!!ぃやあの……」
シャワーを浴びた目的を思い出し、とっさに首を隠した。
珊瑚「首、どうかしたのか?」
友姫「…いえ……まぁ、中にドーゾ……」
とりあえず珊瑚君を中に招き、私は自分のベッド、珊瑚君は律のベッドに座り、私達は向かい合わせになった。依然まだ私は首を押さえたままだ。
:07/03/22 00:31
:SO903i
:uhbxTNqQ
#453 [向日葵]
珊瑚君の目線は首に集中してる。
私はなんとか話題をずらした。
友姫「バッバイキング……おいしかった?!」
珊瑚「食べてない。」
会話終了。
頭の中でチーンと虚しい音が鳴った。
珊瑚「首。どうかしたのか?」
友姫「……っべ、別に……。」
全身から冷や汗が出てくる。
『話題ー話題ー!!!』
:07/03/22 00:35
:SO903i
:uhbxTNqQ
#454 [向日葵]
友姫「大広間すごかったねー!あんなに広いとは思わなか」
珊瑚「何を隠してるんだ?」
言葉を遮られ、詰め寄られた。もぅ、誤魔化しはできない。
友姫「け、怪我を、ちょっとしちゃって……」
珊瑚「見せてみろ。」
友姫「いやちょっとグロくなってるから見てほしくないんだよね…。気持ち悪いって思われたくないし……。」
珊瑚「思わないから見せてみろ。」
言い訳が見つからない。どうしようと視線を泳がせた。
:07/03/22 00:41
:SO903i
:uhbxTNqQ
#455 [向日葵]
友姫「嫌……です……。」
私は珊瑚君を見ることが出来なかった。
きっと怒ってる。恐かった。
しばらく間が出来て、珊瑚君は息を吐いた。
珊瑚「わかった……」
それを聞いて安心した私は勘違いだと言うことにすぐ気づく。
珊瑚君が立ち上がり、私の所へ寄って来たのだ。
未だ私は珊瑚君を見ることが出来ない。うつ向いたままだ。
:07/03/22 00:45
:SO903i
:uhbxTNqQ
#456 [向日葵]
珊瑚「俺は力づくが好きじゃない。……けどそこまで頑ななら仕方ない。―――行動に移さしてもらう…っ!!」
『!!』
珊瑚君は首を押さえている私の左手を引き剥がそうとした。
友姫「やだっ!珊瑚君!!やだったらぁっ!!!」
抵抗するも、いとも簡単に剥がされてしまった。
ついに首の痕を見られたのだ。
『終りだ……嫌われる……っ』
珊瑚「……前のアイツか。」
私はうつ向いたまま頷いた。
:07/03/22 00:52
:SO903i
:uhbxTNqQ
#457 [向日葵]
自分の足を見つめていた視界が歪んだ。
友姫「ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!!……っせ、かく…珊瑚君が助けてっくれてた…の……に!!」
それを無駄にして、自分の不注意でこんなことされるだなんて……。
珊瑚君に申し訳がたたなかった。
友姫「ゴメンナサイ……っお願い!……だ、から嫌いにならないっ…でっ!」
私は、私が好きなのは、……貴方なの……。
友姫「…………好きです……。」
私は小さな声でそぅ呟いた。
:07/03/22 00:57
:SO903i
:uhbxTNqQ
#458 [向日葵]
珊瑚「友姫……?」
握られた手が揺るまった。
友姫「私は……珊瑚君が好きです……ずっと、側に居たい、で…す」
涙が次々と流れていく。
珊瑚君の表情はわからない。顔を見ていないから。
珊瑚君は床に膝まずき私と目線を合わした。そして、握っていた手を、私の頬に触れた。
珊瑚「……友姫」
優しく呼ばれて、私はそこで初めて珊瑚君をみた。
すると珊瑚君は…………
優しく触れるキスをした。
:07/03/22 01:05
:SO903i
:uhbxTNqQ
#459 [向日葵]
『……っ』
私は思わず目を瞑った。
これで2回目とか思いながら。
唇が離れて、私は目を開けた。そこには優しい笑顔の珊瑚君がいた。
珊瑚「嫌いになんかならない…。俺も……友姫の側にいていいか?」
友姫「……っ!――ハイッ……!」
夢だと思った。だってあまりにも幸せすぎて、こんなことあり得ないと思ったから。
涙が、また流れてきた。
そんな私を珊瑚君は抱き締めた。
:07/03/22 01:10
:SO903i
:uhbxTNqQ
#460 [向日葵]
私もキツク抱き締めた。
ようやく温かさを感じられると思った。
珊瑚君は私の体を放し、首へ目線をやった。
友姫「グスッ……これとれないよ……」
珊瑚「…………友姫。ちょっと我慢しろ。」
友姫「ズッ…え?何を……ヒャァッ!!!」
なんと珊瑚君があの痕の上にまたキスをしてきたのだ。
『きあぁぁぁぁぁぁ!!!』
涙をも吹っ飛ばす威力。流石珊瑚君。予想だにしないことをしてくれる。
:07/03/22 01:17
:SO903i
:uhbxTNqQ
#461 [向日葵]
唇を放された後、どこに痕があるか分からないくらい私は真っ赤になった。
友姫「さ……さんっご……く……」
珊瑚君は真っ赤で少々半泣きの私を見て、困ったように笑った。
珊瑚「ゴメン…俺、欲張りだから……」
そんな珊瑚君が、すごく可愛いような気がした。
そして私達は、おでこをコツンと合わして笑いあった。胸の中で、ジワーっと温かい何かが溢れてくるのを感じながら……。
:07/03/22 01:24
:SO903i
:uhbxTNqQ
#462 [向日葵]
部屋の中で幸せムードが漂う中、外では祝福モードの4人がいた。
秋帆「なぁんだか……」
律「作戦は無用みたいね……。」
佳苗「でもよかったぁ!私すっごい嬉しいよ!」
暁「なら明日の自由時間はみんなで回るか!」
と提案しながら、修学旅行1日目は過ぎていった。
:07/03/22 01:31
:SO903i
:uhbxTNqQ
#463 [向日葵]
:07/03/22 01:34
:SO903i
:uhbxTNqQ
#464 [向日葵]
少し更新します

************
【第12章 友情・・・秋帆と友姫】
今からの話は、秋帆と友姫が出会った話です。
番外編みたいなものと取って、お読み下さい。
修学旅行2日目
秋帆「ねぇ!なんかお揃いの物買わない?!」
只今自由時間。
友姫、珊瑚、秋帆、律、暁、佳苗はお土産屋にて品物を物色中。
暁「いいねぇ。なんにする?」
:07/03/22 23:10
:SO903i
:uhbxTNqQ
#465 [向日葵]
佳苗「ストラップとかは?みんな携帯もってるし♪」
秋帆「いぃねぇ!どんなのにする?!」
友姫「みんな見て回って多数決って言うのは?」
律「いいわね。そうしましょ。」
秋帆「じゃあ、捜索開始ぃぃ☆」
みんなは散らばってストラップを探し始めた。
:07/03/22 23:14
:SO903i
:uhbxTNqQ
#466 [向日葵]
――――……
秋帆「やっぱり限定キティちゃんかなぁ……でもみんな持ってそうだよね〜」
悩んでいて、視線を滑らすと友姫と珊瑚が楽しそうに探していた。
秋帆『あの友姫がねぇー……。』
思い返せば、友姫と出会ったのは中学2年の時だった。
――――……
秋帆「2年3組…かぁ……。」
『やだなぁ…。クラスで仲良い子はみんな余所だし、男子もチャラチャラしたの多いし。』
:07/03/22 23:20
:SO903i
:uhbxTNqQ
#467 [向日葵]
私がドアの前で立ち尽くしていると、女の子が寄ってきた。
?「……。」
秋帆「?」
その子は私の名札をジーッと見て、何か考えているようだった。
?「まの?……しんの…?……もしくはしんや?!」
秋帆『あぁ。読み方わからないのか。』
秋帆「まのだよ。貴方は誰さん?」
?「私?私は東雲友姫!真野さんも2年3組?」
:07/03/22 23:26
:SO903i
:uhbxTNqQ
#468 [向日葵]
********
ちょっとキリますね

:07/03/22 23:27
:SO903i
:uhbxTNqQ
#469 [向日葵]
秋帆「ウンそうよ。東雲さんも?」
秋帆『ん?東雲さんってどっかで……』
友姫「このクラス、仲良い子いないんだぁ…。よかったら友達になってくれない?」
秋帆「あ!私もなの!なろなろ!!」
そこへ1人の男子が友姫を呼び出した。
男子「東雲さん。ちょっといい?」
友姫「?…はぁ」
:07/03/23 00:39
:SO903i
:X4faw6y2
#470 [向日葵]
友姫達は階段の所まで行って何か話している。
すると近くで話している女の子2人の声が聞こえた。
女子1「関井君だー。遂に関井君も東雲さんにいったかぁ。」
女子2「さすがの東雲さんでも、関井君は断らないでしょー!」
関井君と言えば、サッカー部で運動神経がよく、顔もかっこよくて人気の男子だ。
秋帆『東雲……あ!あの子!』
:07/03/23 00:50
:SO903i
:X4faw6y2
#471 [向日葵]
東雲さんは確か、1〜3年の男子に可愛いと狙われてることで有名で月5回のペースで告白されてる子だ。
秋帆『そんな子と友達になれちゃうなんて…』
考えてると東雲さんが帰ってきた。
秋帆「お、おかえり……。」
友姫「ん?あぁ、ただいま。」
秋帆「…………なんて返事したの?」
友姫「え?」
秋帆『しまったぁ!!これじゃぁ直球じゃんっ』
:07/03/23 01:01
:SO903i
:X4faw6y2
#472 [向日葵]
友姫「私は、そーゆーの興味ないから。」
私はその言葉に少しひっかかって尋ねた。
秋帆「ねぇ…。もしかして断る時、興味ないって断ってるの?」
友姫「そぅだけど何?」
秋帆「それって、失礼じゃないかなぁ…。相手だって勇気振り絞って言ってるんだから。」
東雲さんは何故か驚いた顔をしていた。
でもしばらくして
:07/03/23 01:07
:SO903i
:X4faw6y2
#473 [向日葵]
友姫「でも私は、こぅしか言えないから。」
と言って教室に入って行った。
秋帆『な、なにを――っ?!』
こうして、2年生の幕開けは最悪に終わった。
――――次の日
女子「秋帆ー!!おっはよー!!」
登校中に、前のクラスで仲良かった子が話しかけてきた。
女子「新しいクラスどぉっ?!」
秋帆「微妙…。特に東雲さん。」
:07/03/23 01:13
:SO903i
:X4faw6y2
#474 [向日葵]
すると思いがけない返事が返ってきた。
女子「うそぉ?!東雲さんいい子だよ!!」
秋帆「だって興味ないってフルんだよ?!相手の気持ち考えて断れっつーの!!」
女子「あぁ、興味ないのは本当らしいね。でもこの前すごかったんだよ?!」
聞くと、ついこの間。ナルシストな男子がみんなの前で友姫に告白したらしい。その男子は最低で有名だったそうだ。
:07/03/23 01:19
:SO903i
:X4faw6y2
#475 [向日葵]
東雲さんはその告白断固拒否したらしい。するとその男子がキレて
男子[お前何様だよ!!この俺が告ってやってんだぜ?頭おかしいんじゃねぇの?]
秋帆「確実にそいつが頭おかしいよね……。」
女子「だねぇ。そしたらね……」
友姫[自分を過大してる人に誰も魅力なんか感じないことを気づいてください。]
一刀両断とはこの事だろう。
女子「あの時はすっきりしたねー☆」
秋帆「そ、それでも!!他に言い方があるでしょ?!」
:07/03/23 01:26
:SO903i
:X4faw6y2
#476 [向日葵]
女子「あーアレね、人によって違うみたいよ?」
秋帆「……え?」
女子「うちの友達が同じクラスでね―――」
―――――……
ガラガラガラ
教室へ行くと、すでに友姫が来ていた。
秋帆「……ぁっ。」
友姫「…………。」
私はさっきのことを思い出した。
――――……
:07/03/23 01:30
:SO903i
:X4faw6y2
#477 [向日葵]
女子「聞いたんだって。断り方他にしたことないのかって。そしたらね……」
友姫[いい加減な気持ちの伝え方の人にはいい加減に。一生懸命伝えくれてる人にはちゃんと返してる。見下した言い方かもしれないけど、いい加減な気持ちの人は全然心に響いてこないから嫌なの。]
秋帆「……っ」
女子「だから、本当はいい子だよ……?」
―――……
秋帆「お、おはよー……。」
友姫「……っおはよう!!」
東雲さんは笑顔で挨拶を返してきた。
:07/03/23 01:39
:SO903i
:X4faw6y2
#478 [向日葵]
友姫「昨日、真野さんに嫌われちゃったかと思ったから!良かったぁ!!」
秋帆「……。」
私も、この子と友達になってみたいなぁ……。
秋帆「秋帆でいいよ。友姫……。」
それから私達は段々仲良しになっていって、親友と呼べるくらいになった。
とても楽しかった。
いいことが重なって好きな人も出来た。名前は雅君。毎日私に喋りかけてくれる。
:07/03/23 01:46
:SO903i
:X4faw6y2
#479 [向日葵]
……でもある日。
下校中の私達。
友姫「秋帆ホントに雅君だっけ?と仲良いねー。」
秋帆「やっと名前覚えたー!」
友姫「そりゃあれだけ毎日雅君の話しかしなかったらねぇ……。」
秋帆「もーいぃじゃあぁん!!!…………あ!!やばい!!プリント忘れた!!」
友姫「うそ。取りに戻ろっか?」
秋帆「ウンゴメーン(泣)」
:07/03/23 01:53
:SO903i
:X4faw6y2
#480 [向日葵]
*********
今日は終了しまぁす



感想またあればお願いします

http://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1859/
:07/03/23 01:55
:SO903i
:X4faw6y2
#481 [向日葵]
:07/03/23 01:55
:SO903i
:X4faw6y2
#482 [向日葵]
:07/03/24 17:10
:SO903i
:sGmivVok
#483 [ako]
まってまぁす

:07/03/24 19:50
:SH901iS
:qiLsHelE
#484 [向日葵]
akoさん

お待たせしました



今からお風呂なんでちょっとしか更新できませんが、またあがったら続き更新しますね

**********
友姫「別にいいよ。ホラ行くよ。」
秋帆「ありがとっ!」
・・・・・・・・・・・
とりあえず戻ってきて、階段をあがり、2年3組へと向かった。
:07/03/25 00:32
:SO903i
:ZGAWB5FA
#485 [向日葵]
するとまだ教室の電気が着いていた。
秋帆「まだ誰かいるみたいよ?」
友姫「でも良かったじゃん。早く行こう。」
教室にあと1歩で入るとき。
雅「やっべ!!おもれぇぇ!!アッハハハハ!!」
秋帆「!!!友姫どーしよ!雅君だよ!」
友姫「なら尚更いいじゃない!行ってきなよ!」
:07/03/25 00:36
:SO903i
:ZGAWB5FA
#486 [向日葵]
秋帆「ぅ……うん……」
足を浮かせた所で、他の男子が喋りだした。
男子1「なぁ雅。お前最近真野さんと仲良いけど付き合ってんの?」
秋帆『えぇぇぇ!私ですかぁぁ?!』
入ろうとしていた足をやめて立ち聞き。この状況では入りにくい。
雅「真野さん?……あぁ。東雲さんにくっついてるやつね。」
秋帆『……ぇ……』
私は耳を疑った。いつも沢山話してるのに、なんで名前覚えてないの?
:07/03/25 00:40
:SO903i
:ZGAWB5FA
#487 [向日葵]
雅「あの子も可愛くなくないんだけどー。俺の狙い東雲さんだし。」
――――ドクン
男子2「でも真野さんはお前のこと好きなんじゃねぇの?」
雅「あぁー……。だとしたらゴメンネって感じ?」
――――ドクン
雅「まぁ、東雲さんがダメだった時の為の子だな。」
男子1・2「アハハハハ……ハハ……ハ」
ドア側に向いて座ってる男子の笑いが消えた。
それもその筈。雅君のすぐ後ろに私がいたのだから。
:07/03/25 00:45
:SO903i
:ZGAWB5FA
#488 [向日葵]
2人の様子に気付いた雅君は、後ろを振り返った。でも私を見ても振り向くどころか、喋りかけてきた。…いや馬鹿にしてきた。
雅「あっれ〜?もしかして聞いてた?んま、そーゆーことだからさ!ゴメンネ〜?」
最低……ナンデコンナ奴……
雅「ま、君は東雲さんに近づく為の道具ってわけよ?お分かり?」
ナンデコンナ奴……私ハ好キニ……
雅「ま、東雲さんがダメなら、付き合ってあげてもいいよ?」
私ハ……ッ!!!!!!
:07/03/25 00:49
:SO903i
:ZGAWB5FA
#489 [向日葵]
好キニ…ナッタノ……ッ!!!
雅「ま、これからも道具として、働いてよ。」
私の肩に、雅君の右手が乗った。
その時だった。
:07/03/25 00:52
:SO903i
:ZGAWB5FA
#490 [向日葵]
ボッッッコォォォ……ン!!!!!!
視界の隅で雅君の顔が醜く変形し、机へダイブ。
ガタァァン!!!!
いつの間にか泣いていた私の側に、手をグーにして前へ突き出している友姫がいた。
友姫「貴方は……何様ですか……。」
それは友姫からじゃ想像できない、怒りに満ちた声だった。
女の子のグーパンチに口が閉まらない男子一同。
:07/03/25 00:57
:SO903i
:ZGAWB5FA
#491 [向日葵]
友姫「ここまでして……貴方の得の為に……秋帆の心をズタズタにして…………貴方は何様ですか!!!!」
秋帆『友姫……っ』
友姫「それに私は貴方のような最低最悪人間がいっっっっちばん嫌いです!!!!さようなら!!……秋帆。行こ?」
秋帆「へ?あ、ウン!……!」
肩に添えられた友姫の綺麗な白い手が、赤く腫れてるのに気が付いた。
友姫「あと……」
ドアの所で一旦止まった友姫は男子達を肩越しに振り返った。
:07/03/25 01:02
:SO903i
:ZGAWB5FA
#492 [向日葵]
:07/03/25 01:03
:SO903i
:ZGAWB5FA
#493 [リナ]
続き楽しみにしてます@
:07/03/25 01:05
:W41SH
:OZazt6Bs
#494 [向日葵]
:07/03/25 01:33
:SO903i
:ZGAWB5FA
#495 [向日葵]
視線を向けられた男子はビクッとして、せっかく座り込んでいた雅君を立たせようと掴んでいた手を放してしまった。
友姫「次こんなことしたらどぅなるか……覚えてなさい。」
雅「ハッ…ハイ……」
秋帆『弱いなぁ……』
そして私達は教室を出て行った。
:07/03/25 01:37
:SO903i
:ZGAWB5FA
#496 [向日葵]
・・・・・・・・ジャー…
靴箱を出た後、近くの水飲み場によっていた。
秋帆「……あー。私って見る目無いのかなぁ……。」
友姫「運命の人に出会ってないだけよ。ハイ。コレで目冷やして。」
受け取ろうとした手を私は止めた。濡れたハンカチを差し出している右手が腫れていたからだ。
秋帆「……ったく。冷やすのわ、アンタでしょ?」
友姫の手の甲に、ハンカチを置いた。
友姫「ぁっ痛っ!!わっ!こんなになってたんだ!」
:07/03/25 01:44
:SO903i
:ZGAWB5FA
#497 [向日葵]
秋帆「ねぇ友姫?」
友姫「ん〜?」
秋帆「……ありがと。」
お礼を言うと、友姫は今までに見たことがないくらい可愛く笑った。
――――……
友姫「秋帆決まったぁ??」
秋帆「わ!びっくりした!まだだよっ」
いきなり現在の友姫が出てきたので私はびっくりした。
友姫「あのね?これはどうかな!」
友姫が出してきたのは、小さい透明な四角いガラスっぽい中に可愛いい武士姿の人形が入っていた。
:07/03/25 01:50
:SO903i
:ZGAWB5FA
#498 [向日葵]
友姫「京都って確か新撰組が有名でしょ?だからと思って!で、同じようなバージョンで中に舞鼓さんが入ってるのもあるの!だから男の子は新撰組、女の子は舞鼓さんでどぅかな?!」
秋帆「いいね!それ、他の人達にも言って来てくれる?」
友姫「うん!いいよ!」
秋帆「……あ、友姫!」
他の人達のトコへ行こうとしてた友姫を秋帆は呼び止めた。
:07/03/25 01:55
:SO903i
:ZGAWB5FA
#499 [向日葵]
少し離れた所で友姫は振り向き、首を傾げている。
友姫と友達になれて良かった。あの時、すごくすごく嬉しかったの…。だから友姫。本当に…本当に…
秋帆「……ありがとう……。」
友姫「ん?うん。…?」
『ねぇ友姫。私自信あるよ…。』
:07/03/25 01:59
:SO903i
:ZGAWB5FA
#500 [向日葵]
みんなに私と同じような説明をしている様子の友姫の姿を見ながら秋帆は思った。
『私ね……寛和君に負けないくらい、友姫のこと……大好きだからね。』
今日も空は青くて綺麗。あの時2人で帰った空は、暗かったけど星やお月様が出ていたから、やっぱり綺麗だった。そしてお月様の光が、優しく2人を照らしていたのだった。
:07/03/25 02:04
:SO903i
:ZGAWB5FA
#501 [向日葵]
12章終了です〜(●´∀`●)

明日早いんで、あと少し更新したら寝させていただきます


:07/03/25 02:05
:SO903i
:ZGAWB5FA
#502 [向日葵]
祝

500

***************
【第13章 守る・・・繋いだ手】
遂に明日は帰る日だ。
その前に今日は1日自由行動の日です!
律「生八ツ橋の種類って多いのねぇ。やっぱり京都だから抹茶かしら…。」
秋帆「私アンコが普通で好き。」
友姫「でもスイートポテトも捨てがたいよ!」
只今生八ツ橋の試食中。
どれもとてもおいしい。
ヴーヴーヴー
『あ。』
友姫「ねぇ、周り先生いないよね?!」
:07/03/25 02:13
:SO903i
:ZGAWB5FA
#503 [向日葵]
律「いないけど何?」
友姫「携帯鳴ってる。悪いけど見張っててくれる?」
秋帆「おっけー!モグモグ」
出来るだけお店の端っこに行ってコソコソ携帯を開くと、珊瑚君からの電話だった。
友姫「ハイ?もしもし?」
珊瑚{友姫か?今ドコ?}
私は辺りをキョロキョロ見回した。目印がないか探しているのだ。
:07/03/25 02:17
:SO903i
:ZGAWB5FA
#504 [向日葵]
友姫「えぇ……っと…………」
『あ、確か隣昨日行ったお店がある。』
友姫「あのね…」
場所を告げようとした瞬間……
コツン…
頭を叩かれた。
一気に全身の体温が下がる。
『……ヤバイ…見つかった。』
――しかしそれは勘違いだった。
珊瑚「{発見}」
受話器からと普通に近くで同じ声が聞こえる。
友姫「へ?」
横を向くと珊瑚君が立っていた。
友姫「び、っびびびびっくりしたよぉぉ!どーしたの?」
:07/03/25 02:23
:SO903i
:ZGAWB5FA
#505 [向日葵]
暁「また皆で回りたいと思って!」
佳苗「縁結びの神社とか行こうよ!」
珊瑚君の陰から2人がピョコンと出てきた。
友姫「うん行こう!…じゃあ秋帆達にも聞いてく」
秋帆「なんでアンタも一緒なのぉぉ?!?!」
いきなり大声で秋帆が叫びだした。
:07/03/25 02:26
:SO903i
:ZGAWB5FA
#506 [ちい]
:07/03/25 02:27
:SH703i
:WmyAxbCM
#507 [向日葵]
『?どぅしたんだろ……』
珊瑚君をよけて見てみると……
千歳「いいじゃん。暁がいいって言ってくれたんだから。」
『なんてこと…千歳君まで……』
暁「他の奴ら全員彼女とどっか行っちまってさ。1人だから誘ったんだ。ダメだった?」
『ダメっすよ本気で。……でも……』
珊瑚君を見た。
『珊瑚君がいるから平気……。』
:07/03/25 02:30
:SO903i
:ZGAWB5FA
#508 [向日葵]
:07/03/25 02:32
:SO903i
:ZGAWB5FA
#509 [向日葵]
そんな私の視線に気付いたのか、珊瑚君はこちらを向いて微笑んだ。
珊瑚「友姫さえいいなら、俺はいいから。」
私も笑顔で返した。
――――……
秋帆[じゃあ私、彼氏のトコ行ってくるよ!]
と言って秋帆脱退。(笑)
私、珊瑚君、律、佳苗ちゃん、白月君、千歳君で行動することにした。
:07/03/25 23:24
:SO903i
:ZGAWB5FA
#510 [向日葵]
今日は日曜ってこともあり、結構な人混みで、避けるのもやっとだ。
友姫「…っとと。ほっ!っと!」
珊瑚「さっきから何言ってんの?」
聞かれていたことが恥ずかしくてどもった。
友姫「や、あの……避けるための…掛け声を少々……。」
とか言いながら人に流されそうになる。
友姫「んぷっ!」
:07/03/25 23:28
:SO903i
:ZGAWB5FA
#511 [向日葵]
珊瑚「ったく……それならちゃんと言え。」
友姫「?何を?」
珊瑚は立ち止まって、ゆっくりと手を差し出した。
その手の動きを追っていた私は珊瑚君の顔を見て「何?」と目で訴えた。
珊瑚「手繋いでくれって言ってくれれば、はぐれないように繋ぐから。」
『そんな恥ずかしい……』
私はゆっくり手を出して珊瑚君の手に乗せた。
珊瑚君は私の手を優しく包む。
:07/03/25 23:32
:SO903i
:ZGAWB5FA
#512 [向日葵]
珊瑚「……友姫の手冷たいんだけど。」
友姫「あぁ……心が冷たいのかなぁ……」
……間……
珊瑚「………………それって暖かいの間違いじゃないのか?」
……再び間……
友姫「…………ぁ…だね……。」
微妙なニアミスをしてしまった……。
珊瑚「友姫って時々抜けてるな。」
:07/03/25 23:37
:SO903i
:ZGAWB5FA
#513 [向日葵]
可笑しそうに笑う珊瑚君を見て、本当に自分がこの人の彼女なんだと思うと、胸がキューっとして握った手に力を入れた。
珊瑚「?……どーした?」
友姫「え?…あ、いや。私って結構力あるってこと知らせようと思って。」
珊瑚「何を急に…。ってかさ。男に敵うと思ってんの?」
とニヤッと笑って珊瑚君は手に力を入れた。
友姫「ぃ痛い痛い痛い!!!!!!ゴメンナサイゴメンナサイ!!!!」
:07/03/25 23:44
:SO903i
:ZGAWB5FA
#514 [向日葵]
何故か謝る私。
それを聞いて力を緩め、そっぽを向いて肩を震わす珊瑚君。
友姫「笑いすぎだから(怒)!!」
――――一方……
2・2になったせいで、仕方なく一緒に歩いている律と千歳。
千歳「あーぁ。せっかくなら友姫ちゃんの隣が良かったよ。」
律「なら行けば?」
:07/03/25 23:48
:SO903i
:ZGAWB5FA
#515 [向日葵]
千歳「行こうとしたらどうせ止めるんでしょ?」
律「当たり前でしょ。」
千歳の問掛けに即答で返す律。律は頭の回転が早いため、口喧嘩では負けたことが無い。小さい背でも目力があるため、睨まれたら怯む人も多い。
だが、千歳はなんなく喋る。
律『それだけ恨み買ってんのかしらね…。』
半ば感心の律だ。
千歳「ねぇ。アンタは彼氏いないの?」
律「いないけどそれが何か?」
:07/03/25 23:52
:SO903i
:ZGAWB5FA
#516 [向日葵]
千歳「わぁ可愛そうだね!さっびし〜!」
律「アンタがどう思おうが勝手だけど寂しくはないんで。ご心配なく。」
千歳「アンタの心配なんかしないよ。」
律「まぁ心配していらんけどね。」
他の2人とは違ってピンクのオーラではなくピリピリとした空気が流れている。周りは何故か道を開けずにはいられなかった。
:07/03/25 23:56
:SO903i
:ZGAWB5FA
#517 [向日葵]
千歳「ねぇアンタさぁ。俺のことアンタって言うの辞めてくんない?俺にはアンタの性格とは正反対の真っ直ぐって字で直って言うんだから。」
律「あら偶然ね。私にもちゃんと名前があるの。アンタの性格ではあり得ない律義の律って言うのよ。お分かり?」
両者睨み合う。先に名前を呼ぶのを待っているのだ。先に呼んでしまっては負けるようで嫌なのだ。
:07/03/26 00:01
:SO903i
:.pHm2M5o
#518 [向日葵]
しばらく睨み合いが続くが、やがて
千歳「っ……ぷ、アハハハハ!!!アンタ!気強すぎ!ハハハハ!!すっげぇおもしれぇっ!!アハハハハ!!!!」
千歳はお腹を抱えて笑い出した。
律「……は?」
律はいきなり笑い転げる千歳に「なんだコイツ」と冷めた目を向ける
大分笑い収まった千歳は、ずいっ!と律に寄って来て顔をじーっと見た。
律「……何。」
千歳「友姫ちゃんはくっついちゃったし……律にしてみよっかなぁ。アンタ結構美人だし。」
:07/03/26 00:09
:SO903i
:.pHm2M5o
#519 [向日葵]
律「そんな軽い言葉いらない。」
そう言って律は足早に去って行った。
千歳「ま、キープくらいならねぇ……」
――――……
佳苗「暁ちゃん。ココ〜?」
暁「あ!そう!」
私達は白月君が見たと言うお店に来た。どうやら定食屋さんっぽい。
『あ、京セットがいいかも……』
友姫「京セットにしよっかな……」
佳苗「やっぱり友姫ちゃんも?!いいよねこれ!!」
京セットは、ご飯、ミニうどん、天ぷら、そして何と言っても……
友姫・佳苗「抹茶あんみつ☆!!」
:07/03/26 00:17
:SO903i
:.pHm2M5o
#520 [向日葵]
珊瑚「この寒い時期によく食べようと思うな。」
佳苗「珊瑚君分かってない!!女の子に甘いもの食べる季節なんて関係無いの!」
暁「そうよ!わかってないわよ!!」
珊瑚「お前が言うな。」
なんか漫才みたいと笑ってしまった。
すると珊瑚君が誰かに当たってしまった。
?「いったいなぁ!もー!」
珊瑚「あ、スイマセン。」
:07/03/26 00:22
:SO903i
:.pHm2M5o
#521 [向日葵]
珊瑚君が当たったのは女の子で、肩までの茶色い髪をキレイに巻き、メイクをばっちりしたケバイけどキレイな子だ。
そして私は見てしまった。その子の目がハートになるのを……
?「あ…いや、こっちもゴメンナサイ……」
『さっきと態度全然違うじゃない。早くどっか行ってよ。』
私はムッとしていた。
?「その制服って、観西(かんざい)学園(友姫達の学校の名前)だよね?」
:07/03/26 00:28
:SO903i
:.pHm2M5o
#522 [向日葵]
珊瑚「はぁ……」
?「やっぱり?あたし、その隣の澪(れい)高校なんだ!あ、それと、あたし植村深夜(うえむらみよ)」
珊瑚「ふーん……」
眉間に眉毛を寄せながらそれを見ている私に、佳苗ちゃんが耳許で言った。
佳苗「あれ、完全に逆ナンだよねー。」
『あー。あれが噂の(?)』
初めて見るナンパに私は少し珍しい物を見るように深夜(とか言う子)を見た。
:07/03/26 00:34
:SO903i
:.pHm2M5o
#523 [向日葵]
:07/03/26 00:35
:SO903i
:.pHm2M5o
#524 [向日葵]
お風呂入る前にちょっと更新します

:07/03/26 23:09
:SO903i
:.pHm2M5o
#525 [向日葵]
深夜「ねぇねぇ!お友達になった印に、メアド教えてくんない?!」
珊瑚「中に入るぞー。」
珊瑚君無視。
ちょっといい気味って思ってしまった。…反省……。しかし反省なんかしなくても良かった。
深夜「あぁん!待ってよちょっと!」
厚かましく珊瑚君を追いかけてきたのだ。
しかも隣に座った。
『んなっ……!』
:07/03/26 23:17
:SO903i
:.pHm2M5o
#526 [向日葵]
律「ちょっとアンタねぇ!」
友姫「律!いいから。」
腹が立っていたことは確かだけど、珊瑚君がなびかないのは知ってる。だからここは私が冷静にいたらみんな平和に過ごせるんだ。私は必死に堪えていた。
仕方なく後のみんなは珊瑚君(と深夜とか言う子)が座っている後ろの6人席に座った。
聞こえてくるのは深夜って子の声だけ。
「名前は?」とか「血液型は?」とか。珊瑚君は質問攻めされていた。
:07/03/26 23:21
:SO903i
:.pHm2M5o
#527 [向日葵]
それに聞耳を立てながら私はスカートを握り絞めて我慢した。
心配そうに見てくる律や佳苗ちゃんには笑顔で大丈夫と答える。……大丈夫じゃないけど……。
深夜「えー!!珊瑚って言うの?!超カッコイイ!!じゃあ珊瑚って呼ぶね☆」
『はぁぁぁぁぁ?!私だってまだ君付けなのにぃっ!!』
そして次に彼女が目につけたのが、みんなお揃いのあのストラップ。
深夜「アハハハハ何コレ!似合わねー!」
『貴方にそんな判断求めてないもん!』
:07/03/26 23:26
:SO903i
:.pHm2M5o
#528 [向日葵]
深夜「コレ、もーっらい♪」
『―――っ!それはっ!』
珊瑚「おい返せよ。」
深夜「いいじゃん。また同じの買えばぁ。あ、そん時はお揃いじゃぁん☆」
限界。
お店の人「ハイ。お待たせし」
ガタンッ!
ここにいたら…何しでかすかわからない……。
:07/03/26 23:29
:SO903i
:.pHm2M5o
#529 [向日葵]
友姫「ちょっと秋帆から電話入ってる。外まで出てくるね!」
無理矢理の笑顔。ちゃんと笑えたかな……。
私はお店を後にした。
深夜「なぁんか冴えない子。」
佳苗「ちょっと……」
律「アンタいい加減に」
珊瑚「うっせぇ!!!!」
珊瑚の怒声に、一同+お客さんびっくり。
珊瑚「黙ってりゃ調子に乗りやがって……ふざけんな。」
:07/03/26 23:33
:SO903i
:.pHm2M5o
#530 [向日葵]
珊瑚は取られていたストラップを奪い返した。
深夜「それアタシのー!」
珊瑚「外に行って友姫戻してくる。」
一同「いってらっしゃ〜い。」
そして珊瑚も店を出た。
深夜「何アイツ……――――超カッコイイ!!!!」
なんとでも言えと思い、一同はうどんをすすった。
:07/03/26 23:37
:SO903i
:.pHm2M5o
#531 [向日葵]
**********
では休憩入ります


:07/03/26 23:37
:SO903i
:.pHm2M5o
#532 [たけぞー]
ヤバイ

超おもろいで

頑張って更新してな

応援してるで♪( ̄▽ ̄)ノ″
:07/03/26 23:46
:P902i
:6A0lEAHE
#533 [向日葵]
たけぞーさん

ありがとうございます

嬉しいです

頑張ります

もぅ少し待ってください

:07/03/26 23:57
:SO903i
:.pHm2M5o
#534 [向日葵]
更新しまぁす

************
友姫「はぁぁー……」
私はまたストラップを買ったお店に行っていた。
『ヤキモチなんて……嫌なのに……。』
心の中であの女の子を見下げるみたいに見る自分が堪らなく嫌だった。
なんか汚いって言うか…
醜いって言うか……。
友姫「なんかここに居ても気分があがらないよー…。」
私は他の店へ行くことにした。
:07/03/27 00:24
:SO903i
:lDYdnURQ
#535 [向日葵]
相変わらず人が多い道を避けて避けてしていた。
友姫「ふぅ…さすが古都……大人気。……ん?」
ふと視線を横にやると、何かが光っていた。
友姫「これ…なんて言うんだっけ……トンボ……玉……?だっけ。」
革生地で輪っかにされているストラップに様々な模様や色が混じっている小さい玉が付いていた。
:07/03/27 00:29
:SO903i
:lDYdnURQ
#536 [向日葵]
友姫「キレイ……。わぁ……欲しいなぁ……。」
『…………。!』
友姫「―――スイマセーン!」
・・・・・・・・・・・・・
私はさっきのお店で買った袋を持って来た道を戻って行った。
『あ、そういえば京セット食べ損ねた……。』
切ないぐらいにお腹がキュルルルと鳴った。
:07/03/27 00:33
:SO903i
:lDYdnURQ
#537 [向日葵]
『抹茶あんみつ……』
後にも先にも思いつくのはデザートのことばかり。
そして
『あの子……まだいるのかなぁ。そうだ。また最初に居たお店に戻って律にメールしてみよう!』
そう思って私は下に向けていた頭を前に向けた。
そして私は驚いたのだ。
数メートル前に、息を切らしてこちらを見ている珊瑚君がいたのだ。
:07/03/27 00:36
:SO903i
:lDYdnURQ
#538 [向日葵]
私は慌てて駆け寄った。珊瑚君もゆっくり走ってくる。
友姫「――!珊瑚君!」
珊瑚「ハァハァ……っどこに行ってたんだ!道に迷ったらどうする!」
友姫「ビクッ!そ、その時は携帯に…………ぁ、ゴメンナサイ……」
「携帯に連絡するよ。」と言いたかったけど、珊瑚君の目に制されて言えなくなった。
珊瑚君はその場にしゃがみこんで大きく息を吐いた。道の脇なので邪魔にはならないだろう。
:07/03/27 00:44
:SO903i
:lDYdnURQ
#539 [向日葵]
『そんなにいっぱい探して、いっぱい心配してくれたのかな……』
不謹慎だけど胸がトクンと音を鳴らした。
私はおずおずと同じようにしゃがみこんで珊瑚君の顔を覗きこんだ。
友姫「ゴメンネ?今から戻ろうと思ってたの…。」
珊瑚「俺も……嫌な思いさせてゴメン。ちゃんと避ければよかった。」
:07/03/27 00:48
:SO903i
:lDYdnURQ
#540 [向日葵]
友姫「あ、ちっ違うの!確かに嫌だったけどそれだけじゃなくて、自分にも嫌気がさしてたの!」
私は手を振って否定した。
珊瑚「自分に……?」
私は話すべきか悩んだ。でも珊瑚君は言葉を待ってるみたいなので話した。
友姫「……ゃ……ヤキモチを妬いたの。それが凄い醜くて嫌で、私最低だと思って…!」
珊瑚「なんで?ヤキモチ妬くなんか普通だろ?」
『……ぁ…。』
:07/03/27 00:53
:SO903i
:lDYdnURQ
#541 [向日葵]
珊瑚「大体ヤキモチなんてもんは汚いもんなんだよ。独占欲の塊みたいなもんなんだから。じゃなきゃ俺は千歳を殴ってなんざいない。」
と言いながら珊瑚君は立った。私もそれにならう。
珊瑚「帰るぞ。みんな待ってる。」
珊瑚君が微笑んで、私はホッとした。そして歩きだした。
友姫「わぷっ!…っと!」
珊瑚「友姫?大丈夫か?」
:07/03/27 00:58
:SO903i
:lDYdnURQ
#542 [向日葵]
友姫「うん平気!……―――ぁ、あの!珊瑚君。」
珊瑚「ん?」
私はニコッと笑って右手を出した。
友姫「手。繋いでください!」
珊瑚君はキョトンとしている。正直自分も恥ずかしくて寒気がしている。でも珊瑚君は笑って手を握った。
珊瑚「今度から嫌な思いさせないから…。」
:07/03/27 01:02
:SO903i
:lDYdnURQ
#543 [向日葵]
私は首をゆっくり横に振った。
友姫「嫌なことがあっても、2人で乗り越えようよ。珊瑚君が私を守ってくれるばっかりじゃ疲れるじゃない。……私にも守らせて?」
珊瑚「……ッハハ!友姫は勇者だな……。」
友姫「そんなの……」
『珊瑚君には負けちゃうよ……。』
:07/03/27 01:06
:SO903i
:lDYdnURQ
#544 [向日葵]
だって、私がピンチの時、いつも助けに来てくれたしゃない。
私達は手を繋ぐ。前みたいに手のひらを握るのではなく、指を絡ませて、離れないように。
:07/03/27 01:08
:SO903i
:lDYdnURQ
#545 [向日葵]
:07/03/27 01:10
:SO903i
:lDYdnURQ
#546 [向日葵]
今日はちょっと疲れてるんで、あんまり更新はできませんがご了承ください


************
【第14章 荒む・・・敵】
修学旅行最後の夕飯を終えた私達は、部屋へ戻っていた。
秋帆「はぁー。また厄介な奴が来たもんねぇ。しかも隣の高校。」
律「あの調子じゃまた来ちゃうわね。」
歩きながら今日の出来事を話していた。
:07/03/27 23:36
:SO903i
:lDYdnURQ
#547 [向日葵]
友姫「でも大丈夫だよ。珊瑚君が一緒なら!」
秋帆・律「……」
目が点になってる2人を見て首を傾げる。
秋帆「何かあったな。」
律「ウン完全に何かあったわねコレ。ノロけてるもん。」
友姫「いやあの別に深い意味ないんだけど……。」
部屋に着いたので鍵を開けて中に入ろうとすると、向こうから佳苗ちゃんがやってきた。
佳苗「あ!友姫ちゃん達!丁度良かった!」
『トレーナーとジャージなのに何でこんなに可愛いんだろ。』
:07/03/27 23:44
:SO903i
:lDYdnURQ
#548 [向日葵]
基本みんなの寝間着はそうなんだが佳苗ちゃんはどうしてもいつもバックに花を背負ってるような気がする。
佳苗「――って!友姫ちゃん達どうする?」
秋帆「いいね!友姫、律、行こうよ!」
佳苗ちゃんについてうだうだ考えていたため肝心な佳苗ちゃんの話を聞いていなかった。
友姫「え?何?」
佳苗「暁ちゃんがみんなでトランプしよって☆」
友姫「なら私、ちょっとカーディガン取ってくるよ。」
:07/03/27 23:48
:SO903i
:lDYdnURQ
#549 [向日葵]
ドアを開けると、ベッドの上に置いていたサブディスプレイが光っていた。
『?』
律「友姫?行かないの?」
友姫「行くよ。だけどちょっと待って。」
パカッ ポチポチ…
友姫「珊瑚君からだ。」
見ればメールが来た時刻は7時17分。現在18分。ついさっき来たらしい。
:07/03/27 23:52
:SO903i
:lDYdnURQ
#550 [向日葵]
律「寛和がどうかした?」
友姫「なんか……来てほしいところがあるみたい。ちょっと行って来る。先に佳苗ちゃんと行ってて!」
秋帆「あ、友姫!一応携帯持って行きな!」
ポイッ
友姫「…っと!ありがとう!」
私は急いで珊瑚君の言った場所へ向かった。
佳苗「よかった!ラブラブで☆」
:07/03/27 23:56
:SO903i
:lDYdnURQ
#551 [向日葵]
律「まぁ付き合う前から」
秋帆「ラブラブではあるけどね……それにしても…見た?律。」
律「ばっちし。あれは見たことないからね。」
秋帆と律は知っていた。
友姫の携帯に見たことがないものが付いてあるのを。
――――……
友姫「階段を上がって…右に曲がって……次は左……と――――ココ?」
私は珊瑚君が指定した場所に着いた。
:07/03/28 00:00
:SO903i
:iuTpDotM
#552 [向日葵]
友姫「コレ……。」
見れば大きな格子窓みたいなドアがある。どうやら外に出れるらしい。広い場所が窓の外にある。
カチャカチャ……キィ……
開けると同時に冷たい風が入ってきた。
友姫「うっ……さっっっむ……――――!!わぁぁ!!!!」
目の前に絶景の夜景が見える。感動そしと感動だった。
:07/03/28 00:05
:SO903i
:iuTpDotM
#553 [向日葵]
100万ドルの夜景とはこの事だ。
街がキラキラするように、私の目もキラキラした。
私は柵のトコへ駆け寄った。身を乗り出して夜景を目に吸収する。
友姫「わぁぁぁぁ……」
感想が思いつかない。ただただ「わぁぁぁ……」なのだ。
:07/03/28 00:08
:SO903i
:iuTpDotM
#554 [向日葵]
:07/03/28 00:09
:SO903i
:iuTpDotM
#555 [向日葵]
:07/03/29 20:23
:SO903i
:twssefOQ
#556 [向日葵]
珊瑚「おい友姫!」
友姫「へ?――おぶっ!」
振り向いた途端何かが顔に被さってきた。
ペラっと捲ると珊瑚君がいた。
友姫「何?どうかした?」
珊瑚「そんな恰好で出たら風邪ひくだろ!」
『今日はよく怒られるなぁ……。』
:07/03/30 01:04
:SO903i
:Vb.QfID.
#557 [向日葵]
友姫「あ、ありがとう…………ってこれ被っちゃったら珊瑚君が寒いよ!」
珊瑚「服が分厚いから平気。それは予備で持ってきた。」
友姫「じ、じゃあお言葉に甘えて……」
上着に袖を通すと予想通り大きかった。でも珊瑚君の匂いがした。
友姫「明日…帰るんだねー……。」
珊瑚「だな……。」
そこで私はふと思い出した。
友姫「あ。」
:07/03/30 01:08
:SO903i
:Vb.QfID.
#558 [向日葵]
ズボンのポケットに手を突っ込んで、袋を取り出した。
友姫「珊瑚君。ハイコレ!」
珊瑚「何?」
友姫「ホントは、夕飯の時渡したかったんだけど渡しそびれて…。開けてみて?」
珊瑚君は袋に貼ってあるセロハンテープをキレイに剥がした。そして中身を出した。
コロン
珊瑚「…?これは……」
:07/03/30 01:12
:SO903i
:Vb.QfID.
#559 [向日葵]
友姫「トンボ玉って言うの。キレイでしょ?色々種類あって迷ったんだけど、やっぱり珊瑚君は海をイメージして青にしたんだ!!」
珊瑚「でもなんで…?」
友姫「2人でのお揃いが欲しかったの。だから私も買ったよ。」
さすがにやり過ぎかもしれないと思ったけど、やっぱり何か特別に欲しくなってついつい買ってしまった。それに珊瑚君は自分のこと欲張りって言ってたしいっか!と思った。
珊瑚「友姫は何色?」
:07/03/30 01:17
:SO903i
:Vb.QfID.
#560 [向日葵]
ポケットを探り、携帯を出す。
友姫「これ!私の誕生石って緑色なの。だからトンボ玉も緑色にしたの。」
珊瑚「それって、ペリドット?」
友姫「よく知ってるねぇ!私8月生まれだから。」
珊瑚「俺もなんだけど。」
・・・・・間・・・・
友姫「緑にしなくてスイマセン…。」
激しく落ち込む。
:07/03/30 01:21
:SO903i
:Vb.QfID.
#561 [向日葵]
珊瑚「いや、青一番好きだし、嬉しいけど?」
・・・・間・・・・
パアァァァ
一気に回復。
友姫「良かったぁ!!!一瞬どうしようかと思っちゃったよ!」
すると珊瑚君は微笑みながら、するりと私の頬に手を触れた。
―――ドキン
友姫「あ…の……?」
上目使いで珊瑚君をゆっくりと見る。
珊瑚「ありがとう……」
:07/03/30 01:25
:SO903i
:Vb.QfID.
#562 [向日葵]
―――ドキン
友姫「いやあの別にお礼を言わ……っ」
珊瑚は頬にあった手を後頭部にやり寄せて、私の額にキスをした。
友姫「……っ」
びっくりしたのと嬉しいので、耳まで真っ赤になった。そして珊瑚君はそのまま私を抱き寄せた。
ギュ……
嬉しくて、私も珊瑚君を包む。幸せだなぁとか考えてたたら、トランプの件を思い出した。
友姫「ぁ……白月君が……皆でトランプしよって……」
珊瑚「あぁ……なら行こっか?」
:07/03/30 01:32
:SO903i
:Vb.QfID.
#563 [向日葵]
*******
スイマセン寝ます


:07/03/30 01:34
:SO903i
:Vb.QfID.
#564 [向日葵]
今日は頑張っていっぱい更新したいと思うんでもうしばらくお待ちください

:07/03/30 23:48
:SO903i
:Vb.QfID.
#565 [るぅ
]
がんばってください


:07/03/30 23:57
:SH703i
:6BFS6gLI
#566 [向日葵]
るぅさん

ありがとうございます


***********
そしてどちらから言う訳でもなく手を繋いだ。
繋いだって言うより、指先を少し握った。
それだけで嬉しかった。
――――別棟203号室
友姫「ここ?」
珊瑚「そぅ。」
カチャ
暁「おー珊瑚ぉ。友姫ちゃんもー。」
:07/03/31 00:17
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#567 [向日葵]
たった今1ゲーム終ったらしく、秋帆がトランプをくってた。
秋帆「友姫!こっちおいで。」
友姫「うん。」
私が秋帆の隣に座ったのとドアがノックされるのとは同時だった。
コンコン
珊瑚「はい。」
ガチャ
千歳「なんだナイト様かよー。まぁなんだ入れろ。」
:07/03/31 00:20
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#568 [向日葵]
珊瑚「断固拒否する。」
ドアのトコでバチバチなってる。
『まぁ……お昼間なんもなかったし……』
友姫「いいじゃない珊瑚君。みんなでやった方が楽しいし!」
秋帆「友姫ぃっ!」
友姫「大丈夫よ。」
千歳「さっすが友姫ちゃぁぁん!」
:07/03/31 00:23
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#569 [向日葵]
そう言って抱きつこうとする千歳君を、珊瑚君、秋帆、律3人がかりで阻止する。
『こんなのするから信用してくれないんだよ…。』
千歳「ぃよっこいしょっ!」
千歳君が座った場所にみんなびっくりした。
千歳君が座った場所は秋帆と律の間だった。
しかもわざわざ割り込んで。
律「……なんで……ココ……?」
:07/03/31 00:26
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#570 [向日葵]
千歳「え?昼間言ったこと忘れたの?律にしよっかなって言ったの。」
びっくりそしてびっくり。みんなして「えぇっ?!?!」っと大合唱。
律「床にめり込ますよ?」
秋帆「ウン律なら出来るね。」
律「先に秋帆からかしらねぇ。」
秋帆「すいません。」
ひとコント終えたとかで本題。
佳苗「今日2人楽しそうに喋ってたもんね。」
:07/03/31 00:31
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#571 [向日葵]
『なんと……。』
律「佳苗ちゃん大きな勘違い。」
珍しい。律が頭抱えてる。明日は雨だ。
律「大体アンタ友姫はどうしたのよ!」
いや律それってどうよ……。
千歳「だぁかぁらぁ!律にしたの!……はっ!友姫ちゃん!ゴメンネ!俺の事は諦めてくれ!!」
友姫「ミジンコの欠片ほどもそんな気持ちないんで心配しないでください。」
:07/03/31 00:37
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#572 [向日葵]
「アンタコイツどぅにかしなさいよ」と言う目を向ける律。
どうにかって言われてもどうしましょうねぇ……
秋帆に目線を投じてみる。
これには秋帆もどうしたらいいかわからないらしい。
秋帆「千歳君、冗談はそのナンパ癖だけにして。」
その時千歳君の顔が一瞬曇った。
『……あれ?』
千歳「あぁあ。辛いねぇ。」
軽く言ってるけど、ホントに辛そうだった。
:07/03/31 00:43
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#573 [向日葵]
そして再びトランプに入り、とりあえず楽しく時間を過ごした。
―――――……
佳苗「――…あ!もぅ8時40分!!帰んなきゃ!」
暁「え?何で?」
佳苗「もー暁ちゃんしおり読んだ?9時に点呼なのよ?!」
暁「なぁんだ。まだ20分あんじゃん!」
しかし佳苗ちゃんはトランプをまとめだした。
佳苗「帰る途中に先生に会っちゃったら大変じゃない!というわけで、女子帰宅ー☆」
:07/03/31 00:48
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#574 [向日葵]
友姫「…律、秋帆。先に帰ってて。…………千歳君。ちょっと。」
珊瑚「……っ?!」
珊瑚が急いで私の腕を掴んだ。とても心配してる。
私はその手を外して、笑った。
友姫「…大丈夫だよ。」
・・・・・・・・・・・・
千歳「何?告白?」
壁にもたれていつもみたいな茶化した態度をする千歳君。
私は真剣な顔をして千歳君に話しかけた。
:07/03/31 00:52
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#575 [向日葵]
友姫「お願い。ちゃんと答えて。これが貴方を信じる最後のチャンスだから。」
千歳「フッ。何それ。」
友姫「律のことは…本気なの?」
律と言うと千歳君がこっちを向いた。その顔は、いつもの様に爽やかな表面上の笑顔じゃなくて、笑みは消え、真剣な眼差しをしていた。
千歳「……それが何か?」
友姫「それは本気ってこと?」
:07/03/31 00:58
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#576 [向日葵]
千歳君は頭をポリポリかきながら困った顔をした。
千歳「なんっか……あの強気なトコ見てると、弱いトコ出さないタイプなんだろうなって…。」
友姫「……。」
千歳「少し、俺とも似てるし。気になるってゆうかなんてゆうか……」
友姫「千歳君…。」
話を聞いてると、遡ること私がお店を出ていった後の話。
千歳「あ。なぁ律。」
律「え?」
:07/03/31 01:04
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#577 [向日葵]
千歳「仲良くなる印にメアド交換しね?」
律「なんの冗談?」
千歳「いや冗談じゃねぇし。」
律はキッと目を向けて千歳君を拒否したらしい。
律「そんなのどこぞなワケわからん女みたいなこと言わないで。絶対教えないんだから。」
その時はすでに深夜はいなかったらしいけど、いたらいたでまた大変な事になってただろう。
:07/03/31 01:10
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#578 [向日葵]
律「アンタの本気はどこまでかわからないから嫌。」
―――……
友姫「律は、中途半端一番嫌いだからねぇ……。」
律はいつでも冷静沈着。そして真面目。なんでも決めたことはやらないと気が済まない。有言実行するのだ。
ただ、いい加減が嫌いなのだ。
友姫「律にホントに本気なら、それなりの態度見せなきゃいけないよ。」
:07/03/31 01:15
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#579 [向日葵]
千歳「ぅ……うん。」
今までの千歳君ではなく、これはきっとこれが千歳君なんだ。
友姫「これが嘘なら、私はもぅ知らないからね。」
スチャ
私は携帯を取り出した。
千歳「……何?」
友姫「律のアド。今なら教えてあげてもいいけど?」
千歳「マジ?!やった!」
:07/03/31 01:18
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#580 [向日葵]
友姫「私からっていうのは秘密ね。」
千歳「ウンッ!!!!」
『ウンって……』
無邪気に笑う千歳君は子供みたいで、少しだけ珊瑚君を思い出す。
珊瑚君もそーゆートコあるから。
千歳君に律のメアドを教えてから、私は部屋に向かった。
:07/03/31 01:23
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#581 [向日葵]
次の日。
今日はとぅとぅ帰る日だ。
律「ちょっと……だからアンタはなんなのよ!」
只今バスで新幹線乗り場に移動中。
前行くときは秋帆が1人だったので今回は律が1人だ。
その隣は、千歳君。
千歳「まぁまぁ。そう邪険にすんなって。少し話でもしようよ。」
律「嫌。絶対嫌。」
そんな後ろを気にしながら秋帆が私に話しかける。
:07/03/31 01:28
:SO903i
:dJp4Wn5Y
#582 [向日葵]
秋帆「ねぇ……大丈夫?」
友姫「まだ迷惑にはなってないから大丈夫。」
秋帆「いや……十分に迷惑っぽいよ……。」
『今…頑張ってるんだから。邪魔しちゃ駄目だよ。』
そうこうしてる間に新幹線乗り場に着いた。
帰りってあっという間だ。
:07/03/31 01:32
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#583 [向日葵]
新幹線に乗って指定された席に座った。
秋帆「あーぁ……もぅ帰るのかぁ……。」
友姫「また来ようよ。」
律「次は卒業旅行かな……。」
友姫「……ちょっと、外出てくるね。」
私は車両と車両の通る道に出て、ドアの外にを眺めた。
『早いなぁ…。もぅあんなに泊まってたホテルが遠いや……。』
:07/03/31 01:37
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#584 [向日葵]
友姫「――――まるで…、気持ちみたい。」
きっと、すれ違ってしまえばこんな早さでお互いが離ればなれになっちゃうんだろう。
もしくは、好きな人が出来れば駆け抜けるように相手に気持ちが走っちゃうんだろうなぁ。
『私は…前者にはなりたくないなぁ……。』
一瞬、深夜(既に呼び捨て)の顔が浮かんだ。
友姫「…っっ!」
珊瑚「友姫?」
:07/03/31 01:41
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#585 [向日葵]
振り向くと珊瑚君がいた。
友姫「ぁ……」
珊瑚「どうした?冷えるぞ。」
珊瑚君はいつもみたいに頭をポンポンとした。
私はされるがままになってうつ向いた。
すると、珊瑚君のズボンのポケットに皆でお揃いにしたストラップと、私とお揃いのストラップが見えた。
私は深夜に取られたことを思い出す。
:07/03/31 01:45
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#586 [向日葵]
『もしいつか……このストラップを本当に取られる日が来てしまったら――っ』
どうするだろう。
違う。こんなこと、なんで考えてるんだろ。
たまたま今さっき思っただけじゃないっ。
珊瑚「……友姫?」
友姫「ぁ……あのね?珊瑚君っ。あの……っ私っ!!」
:07/03/31 01:49
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#587 [向日葵]
:07/03/31 01:50
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#588 [向日葵]
「やぁっだぁ!!!!珊瑚ぉぉ☆♪」
誰かが珊瑚君の背後に飛び付いた。
珊瑚「…っ?!誰だっ!」
深夜「みーよでぇっす☆」
ウィンクをしながら目許でピースしている深夜がいた。
深夜「こんなトコで合うなんて運命じゃぁん!やっぱりウチらくっつくべきなんだよぉ!!」
抱きついて離れようとしない深夜に私は痺をきらした。
:07/03/31 14:45
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#589 [向日葵]
友姫「ちょっと離れてください。」
深夜「あ、ぱっとしない子だ。」
珊瑚「オイ。口を慎めよ。」
そう言って深夜を引き剥がした。
深夜「あぁん!もぅちょーぉカッコイイ〜!!!!絶対手に彼氏にする!」
『なんか漫画みたい。』
若干他人事の私だ。
:07/03/31 14:49
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#590 [向日葵]
深夜「ねぇそこの子?」
ビシィッと指を指された。
その指をよけて深夜を見る。
友姫「……何か。」
深夜「アンタ彼女よね?見たところ。」
友姫「はぁ。」
深夜「宣戦布告よ。珊瑚をアンタから奪うわ!!」
…………さてさて。千歳君の件が済んだと思いきや、今度はこの子…。
平和な日はいづこへ……。
:07/03/31 14:54
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#591 [向日葵]
15章へいきます(●´∀`●)読んで頂いてるでしょうか


ではどうぞ

:07/03/31 14:55
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#592 [向日葵]
【第15章 場所・・・届く距離でさえ…】
修学旅行が終わって代休2日目。
ベッドの上で寝そべっていた。
友姫「明後日からまた学校だ……。ダル……。」
それに、あの深夜って子……。絶対学校に来る。なんてったって隣の高校だし。
『なんで私の周りってこんなんばっかりなんだろう……。』
:07/03/31 15:05
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#593 [向日葵]
なんだか私の周りの空気がモンモンとしてきた気がする。
ガバッとベッドから飛び起きた。
友姫「ダメだ。外行って来よう。」
トントントントン……
私は階段を降りて、リビングにいる母さんに声をかけた。
友姫「母さん。ちょっと庭に出てくるよ。」
:07/03/31 15:14
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#594 [向日葵]
************
休憩します

:07/03/31 15:15
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#595 [向日葵]
母「ハイハイ。あ、友姫ちゃん。お花にお水あげててくれる〜?」
友姫「わかった。」
キィ…パタン
私はジョウロを持って、庭にある水道で水をくんだ。
キュッキュッ ジャー…
ジョウロに入っていく水を見つめながら、私はボンヤリした。
最近どうもマイナス思考気味だ……。
:07/03/31 21:15
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#596 [向日葵]
『考えたくないことまで考えちゃう。』
私が気にしているのはもちろん深夜のことだ。
あのお店での一件。
あの時私は珊瑚君はなびかないから大丈夫と思った。でも……やっぱり恐い。
友姫「佳苗ちゃんも、こんな気持ちだったのかもしれない。」
――ジョボジョボ…
友姫「……ん?…!ぅおう!!!」
水を入れすぎて洪水状態になっていた。
:07/03/31 21:21
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#597 [向日葵]
友姫「あちゃちゃ!」
私は急いで蛇口をひねった。
『あぁあ…。いっそお花になって光合成してきたいよ……。』
友姫「お水だよー」
咲いているパンジーに水をかける。
『やっぱり千歳君以上にあの子は注意しなきゃなぁ……』
:07/03/31 22:12
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#598 [向日葵]
ジャバジャバジャバジャバ
「――?」
『佳苗ちゃんに相談に乗ってもらおう。』
ジャバジャバジャバジャバ
「―――ぃ!」
『あ、でも秋帆達に先に話した方が…いっそのことみんなに集合してもらって……いやでもそんな迷惑をかけちゃ…』
「おいっ!」
:07/03/31 22:37
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#599 [向日葵]
友姫「へ?」
現実に戻って手許を見ると、ジョウロの先に人の手。目をあげて見ると人がいた。
友姫「珊瑚君!どーしたの?こんな所ってー言っても通るか……。」
珊瑚「お前がいたから声かけたのになんの反応もしないから寄ってみたんだ。」
その時気付いた。そして下を見る。
見事に水を遣りすぎてビショビショになってるわ、気を抜いていたせいで水を適当にかけていたので、ズボンが濡れていた。
:07/03/31 22:52
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#600 [向日葵]
友姫「……ぁ……あぁ……」
とりあえずジョウロを置いて、意味は無いが足の水を払う。
そして門の外に出る。
珊瑚君の手には袋が持たれていた。
友姫「どこかの帰り?」
珊瑚「2丁目の角の本屋さん。」
耳を疑った。本屋…さん?!さんを付けた!
『この人のこーゆー時々カワイイトコに弱い…。』
:07/03/31 23:08
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