淫ら
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#231 [あゆみ]
「へえ〜
たくみ先輩がいたころは
2人ともモデルみたいでお似合いだねーってみんな話してたのにねッ」
たくみ先輩‥
さきはたくみ先輩とあたしにあった出来事を知らないからしかたないけど
たくみ先輩のことは思い出したくなかった
あたしは話しをそらしてその場を盛り上げた
:07/06/17 08:35 :SH902iS :☆☆☆
#232 [あゆみ]
たくみ先輩、あれからどうしてるかな
大丈夫かな
たくみ先輩のことだから
きっと新しい彼女見つけて楽しくやってるよね
そんな風に軽く受け止めていた
:07/06/17 08:41 :SH902iS :☆☆☆
#233 [我輩は匿名である]
:07/06/17 09:06 :N702iD :☆☆☆
#234 [あゆみ]
それからあたしは放課後、こうの家に行くことが日課になった
あたしは必ずこうより先に合い鍵で家に入り
ご飯を作って待っていた
平日はほぼ毎日、
土日はこうは仕事だから家でくだくだしたり
家に帰ってからまた着たりした
:07/06/17 13:02 :SH902iS :☆☆☆
#235 [あゆみ]
〜〜〜♪
「ん〜」
テレビの音がかすかに聞こえ、あたしは目を覚ました
「あゆみ何時から寝てたあ〜?
軽く5時間は寝てるぞ」
時計を見ると12時
きっとこうは7時からずっとあたしを起こさずにいたんだ
:07/06/17 13:06 :SH902iS :☆☆☆
#236 [あゆみ]
「ごめん!
ご飯どうする?
あたし何も用事して―」
言いかけると目の前のちゃぶ台に
ピザと焼きそばが置いてあった
「冷めちゃったけど
食えよ」
あたしは箸を持ちご飯を食べた
冷凍ピザに具のない焼きそば
だけどこれがこうが初めてあたしに作ってくれた料理だった
:07/06/17 13:10 :SH902iS :☆☆☆
#237 [あゆみ]
「うまいか?」
こうがあたしを見た
「微妙〜」
「まぢィ〜
俺の努力があー」
ふっ笑
こうは単純で純粋なところが多かった
お茶碗も箸も2つに増えた
あたしのものがこの部屋に増えて行く
一つのお風呂に一緒に浸かって
一つの布団で夜を迎える
腕まくらをずっとしてほしくて、枕はいらないと言った
:07/06/17 13:17 :SH902iS :☆☆☆
#238 [あゆみ]
あたしたちは毎日1つになった
こうの細い体に抱きしめられると、安心できた
幸せになれた
あたしはこうと出会ってから2ヶ月が過ぎた
たくみ先輩はあれから1度も学校に来なかった
:07/06/17 13:21 :SH902iS :☆☆☆
#239 [あゆみ]
1年前はたくみ先輩は学校にいて、
廊下で会うとなにかとちょっかいを出して
毎日楽しかった
だけどいまゎもういない
OBとして部活にもこない
あたしはこうを選んだんだから、仕方ないんだよ
あのあとるみはたくみ先輩からの返事がなく、
今は違う人と付き合っているらしい
だいき先輩は、こうの家にいると時々やってきて
3人で呑んだりした
携帯に付いてるプリクラをみたら
だいき先輩の妹のあゆみちゃんはとても可愛かった
:07/06/17 13:26 :SH902iS :☆☆☆
#240 [あゆみ]
「ぜってー将来いい女になるぜ」
「はいはい♪」
だいき先輩は妹をすごく可愛がっているみたいだった
:07/06/17 13:27 :SH902iS :☆☆☆
#241 [あゆみ]
「あゆみ〜今日の夜ホスト行くんだけどー、一緒に行かない?!」
高校ですごく仲のいいさちが話しかけて来た
「ごめん興味ないやあ〜」
さちは少し前までポッチャリしていたのに今ではあたしより細いくらい
激ヤセしていた
奥二重だった目をアイプチで大きくし、肌を焼いていた
最近へそピを開けたと見せてきた
「あ!ぢゃああたし出すよ〜今日一緒行く人いなくて〜お願いッ」
はあ‥
あたしは仕方なく着いていくことにした
:07/06/17 13:38 :SH902iS :☆☆☆
#242 [あゆみ]
ホストなんて行ったことない
第一あたしは好きぢゃない
夜の9時にさちと駅で待ち合わせをした
「お待たせ〜」
さちは胸や肩、足がグッと開いたドレスをきていた
髪はアップにしてあげている
「さちすごいッ
あたしこんなんでいーのかな?!」
あたしはキャミ1枚とジーパンだった
:07/06/17 13:41 :SH902iS :☆☆☆
#243 [あゆみ]
「だいぢょぶだょぉ
ぢゃあ行こ行こッ」
さちの手があたしの手を引いた
肌はキラキラし、爪はすごい長いつけづめ
さちはいつからこうなったっけ?
「ROSE」とかかれたホストクラブに着いた
:07/06/17 13:44 :SH902iS :☆☆☆
#244 [あゆみ]
「小牧様ですね
ご指名どうなさいますか?」
受け付けの幼い感じのホストが話しかけて来た
「龍とたくみは?」
さちが答える
たくみ?偶然だよなと勝手に思った
案内された席につき待っていると一人の男がやってきた
:07/06/17 13:47 :SH902iS :☆☆☆
#245 [あゆみ]
「あゆみサンっすか?
はじめまして
龍です」
「龍〜おひさー♪」
さちが龍と言う男に抱き着く
「はい。小池あゆみです」
とりあえず挨拶をした
「待ってね、たくみもうすぐ来るから」
そう言うとさちは龍の腕を取り、足を組んでお酒をのみはじめた
:07/06/17 13:50 :SH902iS :☆☆☆
#246 [あゆみ]
あたしが一人携帯をいじっていると
隣に誰かが座った
「久しぶり」
声と同時に左を向く
一瞬言葉を失った
久しぶりに見たたくみ先輩はロン毛で、いかにもホストって感じだった
:07/06/17 13:54 :SH902iS :☆☆☆
#247 [あゆみ]
「たくみ先輩‥」
あたしはたくみ先輩の方を見て
「あ、たくみって呼んで?」
あたしはTAKUMIと書かれた名刺をもらった
:07/06/17 13:56 :SH902iS :☆☆☆
#248 [あゆみ]
「たくみ先輩、大丈夫?」
「先輩てよぶなって
大丈夫て何が?」
たくみ先輩はあたしの頭のうしろに腕を回した
「なんでホスト?」
「別に〜
かせげるし?
今日はさちに言ってあゆみを連れてこさせたんだ
こうは、元気か?」
どこかぎこちない
だけどたくみ先輩が元気そうで嬉しかった
たくみ先輩は前のハイテンションな感じから少し冷めた感じのクールな感じになっていた
「たくみ先輩来ないから、サッカー部の高橋が寂しがってたよ」
「そうか」
「あたしね、料理大分上手くなったんだよ」
たくみ先輩は微笑みながら聞いていた
:07/06/17 14:05 :SH902iS :☆☆☆
#249 [あゆみ]
たくみ先輩はあたしを連れて来させたくせに
特にいろいろ話さなかった
なんで呼び出したのかな
相変わらずさちは龍サンといちゃいちゃしていた
:07/06/17 14:10 :SH902iS :☆☆☆
#250 []
:07/06/17 15:22 :SH700i :☆☆☆
#251 []
:07/06/17 16:08 :F902iS :☆☆☆
#252 [我輩は匿名である]
:07/06/17 16:18 :N902i :☆☆☆
#253 [夢架]
:07/06/17 16:41 :W42H :☆☆☆
#254 [あゆみ]
続き*
「ほら〜さち帰るよぉ」
さちはヘロヘロによっていた
あたしはほろ酔いくらいで意識はしっかりしてる
「龍また連絡してね〜
ぢゃないとさち死んで呪ってやるからぁ〜‥」
「こえーことゆうなよー」
龍は笑いながらさちをおんぶした
「龍サンお酒強いんだね♪」
あたしはさちにバンバンのまされていた龍サンを思い出した
「あ?あんなん慣れっすよ」
余裕な面持ちで答える
:07/06/17 17:24 :SH902iS :☆☆☆
#255 [あゆみ]
「てかあたしなんかに敬語ぢゃなくていいよ
龍サン何歳なの?」
「へ?ああ、
俺まだ16ですよ」
え〜!!!!
あたしは純粋に驚いた
16って‥大人びてるなあ!!
「てかあたしにそんなこと言っていいの?!
16って違法でしょ?」
龍サンはふふっと笑って答えた
「あゆみサンは絶対言わないよ
さちの泣いてる顔見たくないでしょ?」
あたしは事実をつかれたようで悔しかった
けど実際あたしがばらしたところで何の特もない
:07/06/17 17:29 :SH902iS :☆☆☆
#256 [あゆみ]
「わりィあゆみ!!」
店を出たところで
振り返るとたくみが走ってきた
「客に捕まっちゃってさ
てかあゆみ来たけりゃいつでも来いよ」
「てか今日何であたしを呼んだの?」
「ただ‥
あゆみの元気な顔が見たくなっただけだよ
おまえも頑張れよ」
たくみ先輩が笑顔で答えた
「うん」
たくみ先輩は切ないくらい優しかった
:07/06/17 17:34 :SH902iS :☆☆☆
#257 [あゆみ]
さちはタクシーで帰ってった
あたしはまだ足もしっかりしていたので電車でかえることにした
たくみ先輩、
元気そうで安心したな
:07/06/17 17:36 :SH902iS :☆☆☆
#258 [あゆみ]
プルルルルル‥プルルルルル‥
たくみの携帯に電話がかかる
―着信:さち―
「はいはーい♪」
「たくみ例のあれどーした?」
「おまえ脳みそ大丈夫〜?
財布見てみろよ」
たくみはまだ営業中
夜の世界はまだまだこれからだった
電話を片手に女の髪を撫でる
「たくだあれ〜?」
女の甘い声がさちの耳に入る
:07/06/17 17:42 :SH902iS :☆☆☆
#259 [あゆみ]
「まだ店かよ?」
さちは頭痛がして不機嫌そうに聞く
携帯を耳と肩で挟んで財布を探した
「まーね
営業中♪」
「はッ」
さちは鼻で笑った
「あゆみ連れてけばまたこれくれる?」
さちは財布にあった透明の袋に入った白い粉を眺めた
:07/06/17 17:47 :SH902iS :☆☆☆
#260 [あゆみ]
1ヶ月前、さちはたまたまコンビニで出会った龍に恋をした
痩せて、キャバをはじた
そのお金で龍に貢ぐ
だけど頑張っても龍は振り向いてはくれない
寂しさと辛さから開放されたくて
さちはたくみから薬を買うようになった
「あゆみならもう誘ってもこねえよ」
たくみがたばこに火をつける
:07/06/17 17:51 :SH902iS :☆☆☆
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