・・・ゆめみる魚・・・
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#646 [向日葵]
「ごめん……なさい……」
寝返りをうった時に眼鏡を傷つけてはいけないと、眼鏡に手を触れた瞬間……。
素早く手首を掴まれた。
「ひぃっ!」
「んな化けもんに会ったみたいに驚かんでも……」
私は眼鏡に手をかけたまま固まった。
「外したいなら外せば?」
え、起きる気ないの?
特に理由もなく、せっかく外しかけたのだからと意味の分からない事を思いながら私は真の眼鏡を机に置いた。
:08/04/18 00:40
:SO903i
:☆☆☆
#647 [向日葵]
依然、私の手首はまだ解放されず、その掴まれてる手をぼんやりと見つめた。
「旅行行くの、やめる?」
そんな事言うもんだから、私は「え!?」と言いながら真をバッと勢いよく見た。
忘れていたけど、眼鏡を外した真の眼光は眼鏡をかけている時の2倍。
見えてるのかいないのか分からないながら見つめてくるけど、私はその視線にいつもクラクラする。
そんな事はとりあえず置いておいて、私は真に問うた。
:08/04/18 00:45
:SO903i
:☆☆☆
#648 [向日葵]
「な、なんで。あ、予定合わなくなった?それなら別の日……」
「じゃなくて」
私の言葉を遮って真が言った。
手を伸ばして、微笑みながら耳元を髪と一緒に撫でる。
「誰かさんが何かいやらしー事意識してるみたいだから」
理解しかねた私は首を傾げて真の言葉を口の中で繰り返した。
そして意味が分かった時、恥ずかしいようなムカつくような気分になった。
思わずそっぽを向く。
:08/04/18 00:49
:SO903i
:☆☆☆
#649 [向日葵]
「し……してない」
「顔真っ赤にしたくせに」
「真が迫る時はいつもでしょう」
「じゃあいつもいやらしい事考えてんだ」
「違うってば!」
ムキになればなるほど真は笑った。
笑い事じゃない……。
軽く口を尖らせていると、掴まれていた手首をぐいっと引っ張られた。
「わぁっ!」
:08/04/18 00:53
:SO903i
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#650 [向日葵]
何をされるのかと目をギュッと瞑った。
暖かさを感じて目を上げれば、ソファーに寝転がっている真の上に、上半身だけ私の体が覆い被さっていた。
こ、この格好はマズイだろ……っ!
うろたえてる私をよそに、真は真剣なトーンで話始めた。
「何もしないよ。お前が嫌がる事は」
「べ、別に嫌がってる訳じゃ……」
ようやく手首を解放されると、今度は頭と腕を掴まれてる更に引き寄せられた。
:08/04/18 00:58
:SO903i
:☆☆☆
#651 [向日葵]
:08/04/20 00:22
:SO903i
:☆☆☆
#652 [向日葵]
:08/04/21 00:27
:SO903i
:☆☆☆
#653 [向日葵]
必然的に、私の顔は真の肩辺りに埋まる。
すぐ近くに真の綺麗な首があって、胸は高鳴り、息を詰めた。
「ほら……こうするだけでお前緊張してる。家ならまだしマシだけど、旅行先でもしこんな事が起こったら、お前パニックに起こすだろ」
空いている手で、真は優しく髪を撫でる。
その感触が心地良くて、緊張が少しずつ引いていく。
ホラ……真はちゃんと私の事考えてくれてる。
だから大丈夫……。
「それはそれ、これはこれでしょ。私はただ単純に真と旅行したいだけ。……怖くなんか、ないから……」
:08/04/21 00:31
:SO903i
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#654 [向日葵]
真は体を動かすと、反転させて私の体をソファーに寝かせた。
さっきとは逆の体勢。
真の片手が、私の頬に触れる。
「本当に?行っても大丈夫?」
「うん。大丈夫」
真は頬をゆるめる。
そして顔を近づけ、オデコをコツリと当てた。
「今度は突き飛ばすなよ」
そう言って、唇を優しく押し付けてきた。
:08/04/21 00:38
:SO903i
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#655 [向日葵]
――――――……
「旅行と言えば…………やっぱ下着っしょぉぉ!」
金曜日の放課後。
明日に旅行を控えた私を引っ張り、デパートにやって来た多香子と私は、下着売り場にいた。
相変わらずそっち方面の意識しかないドスケベな多香子はハイテンションだ。
「さぁ何色にする!?やっぱ情熱な赤!?」
惜しみなくレースを付けた真っ赤なブラを見せながら多香子は言った。
「テメェで着てろバカ」
私は他の色を探す。
:08/04/21 00:42
:SO903i
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