・・・ゆめみる魚・・・
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#770 [向日葵]
真を見てから、私はお墓をまた見つめる。

母さん……父さん……。
この人が……私の大切な人なの。
真がいなかったら、私はずっと夢の世界で1人ぼっちでいた。

誰かをいとおしいとか、守りたいとか、そんな柔らかな感情知らなかったままだと思う。

だから……。

「幸せになります……」

私も頭を軽く下げる。

少し早い春の匂いを含んだ暖かい風が私達を包む。

それは、母さん達の返事のような気がした。

⏰:08/06/01 02:46 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#771 [向日葵]
―おめでとう―
…………と。

「みかげ……。何泣いてんの」

気がつけば頬が濡れていた。
「あれ?」と繋いでない方の手で滴を拭う。
そんな私を優しい目で見つめて真は抱き締めた。

「みかげ、改めて言うよ。俺のそばに、ずっとずっといて下さい」

その言葉に、涙がまた溢れた。
真の背中に手をまわし、上着をギュッと掴む。

「はい……。真が望むなら、ずっとそばにいます……っ」

⏰:08/06/01 02:50 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#772 [向日葵]
私達はしばらく抱き合っていた。
そんな私達を、先ほどの風が祝福するように包み込んでいた……。

―――――
――――――――……

「――かげ。みーかーげ!」

ハッと目を覚ます。
目の前にいるは相変わらずの真一。そして愛娘のゆめがいた。

あれから4年後。
現在私は22歳。ゆめを産んで3年が経とうとしていた。

ソファーで寝ていたらしい私は体を起こす。

⏰:08/06/01 02:55 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#773 [向日葵]
「ままー……こわいゆめみたのー?」

「え……?」

ゆめは起きた私の膝に乗り、キュッと抱きついた。
困惑した顔で真一を見れば、真一の指先が私の目を拭う。

「泣いてるからさっきからゆめが心配してたぞ。それに最近疲れてんじゃないか?」

優しく髪を撫でる真一に笑う。

「大丈夫よ。この頃はつわりも大分マシになったし」

実は、新しい命が、私のお腹に宿っているのだ。

⏰:08/06/01 03:00 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#774 [向日葵]
真一はゆめを抱き上げて私の隣に座る。
そしてお腹をいとおしそうに撫でた。
そんな真一を見て、ゆめも真似して小さな手で一生懸命撫でる。

私はそんな2人を見て顔をほころばせた。

「まま、あかちゃんいつゆめとあえるのー」

「さぁー。いつだろうね」

「早く会いたいな、ゆめ」

「うん!」

にばっと笑うゆめに、真一は優しいキスを額に落とす。

⏰:08/06/01 03:04 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#775 [向日葵]
母さん、父さん、私は毎日が幸せです。

運命の糸が、真一に繋がっていた事を、心から感謝します。

楽しい毎日は、まだ始まったばかりだ……。
そう思えば、これから何が起こるかワクワクしてしまう。

こんな私にしてくれたのは、真一……貴方のおかげだね。

だから私は、真一のそばにずっといることを誓います……。



*END*

⏰:08/06/01 03:09 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#776 [向日葵]
*あとがき*

・・・ゆめみる魚・・・如何でしたか?
番外編も終わり、以上で・・・ゆめみる魚・・・の話全てを終えます
ここまで読んで頂いた方、応援して下さった方、アドバイスを下さった方、ありがとうございました
もう1つの小説、*柴日記*も亀ですが更新さていますので良ければまた見て下さい

本当にありがとうございました

*向日葵*

⏰:08/06/01 03:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#777 [向日葵]
>>744に感想板がありますんで、良ければ感想などお願いします


*アンカー*
>>2-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:08/06/01 03:15 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#778 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:11/03/01 22:54 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#779 [我輩は匿名である]
保守!!

⏰:12/05/25 22:42 📱:Android 🆔:☆☆☆


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