ピンクな気分。
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#1 [なぎさ]
初めまして!ピンクな気分。を書きます

のの子です。
初めてでうまく書けるか不安ですが更新遅くならないよう頑張ります。
:08/12/27 19:42
:SH903i
:4z0LLXSo
#2 [のの子]
すみませんっ

前レス名前が『なぎさ』になってますが本当はのの子です!笑
:08/12/27 19:44
:SH903i
:4z0LLXSo
#3 [のの子]
「聡美っ今日から学校でしょ!起きなぁ」
「うぅ‥今起きるよ〜」
ゴロン‥
重い体を動かして携帯を開く。
7:41か。起きなきゃ..
はぁ〜‥短い春休みがとうとう終わってしまった。
今日から2年生かぁ、クラス替え‥ゃだな。
うぅ〜っとまだ眠い頭を枕に沈める。
バンッ
「聡美っ!!いい加減起きなさいよ!」
「ぅわっ」
勢いよく開いたドアから朝から鋭い目つきのお母さんが立っていた。
何も言わず私は布団から飛び出した。
この時の私の気分は青い空とは正反対のグレーな気分だった。
:08/12/27 20:05
:SH903i
:4z0LLXSo
#4 [のの子]
――――――
「行ってくるねぇ」
急いで用意して自転車に乗った。
私は学校が近いから遅刻しそうな時だけ自転車で通学している。まぁ、今遅刻しそうってコトです。
私の名前は二ノ宮 聡美
今日から高校2年生の16歳
「これは遅刻かもぉお!!」
‥今更焦ってきた。
今日クラス替えなのに〜!
パンツが見えようが関係ない!立ちこぎをしようとすると
♪♪♪♪
携帯が鳴った。
:08/12/27 20:33
:SH903i
:4z0LLXSo
#5 [のの子]
電話は親友の桃子からだ。
「はぁっはい?!」
「あっオハヨー♪今日来ないのぉ?」
「今向かってるよ!あっ私何組か知ってる?」
「聡美は桃と一緒で4組だよぉ♪♪やったね♪」
「本当っ!やったね♪じゃもう着くから!」
「後でねぇ」
ピッ
キキーッ!現在8:34
まっまだ間に合う!
ガバッと鞄を持って走る。運動音痴な私にとって朝からハードすぎる‥
:08/12/27 20:35
:SH903i
:4z0LLXSo
#6 [のの子]
あれ?あの人も遅刻かな?
何メートルか先を男の人が歩いていた。
手ぶら‥でも学ラン着てるんじゃうちの学校だよね。私は走ってるのに歩いてるなんて‥余裕な奴〜
どんな人かと横を通り過ぎる時チラッと顔を見た。
ふぁ〜‥
男の人は欠伸をしていた。涙が溜まった目がキラキラしていてすぐ綺麗な顔をしてるのがわかった。
カッコイ‥ドテッ!!
「‥え?」
:08/12/27 20:44
:SH903i
:4z0LLXSo
#7 [のの子]
うそ‥こっこけた?
よそ見をしてた私はちょっとした段差に躓いてしまった。予想以上に私の体は春休みの間に重くなっていたらしい。
見事に大の字にこけた。
ザザッ
「痛い‥なぁ」
とりあえず起き上がらなきゃ‥
何処が痛いのかハッキリしない体で起き上がりペタンと座り込み地面を真っ直ぐ見る。
シーン
きっ気まずー!
カァーッと自分の顔が真っ赤になっていくのがわかる。
「ってか大丈夫‥なの?」
遠慮がちな声が頭の上がふってきた。
:08/12/27 21:39
:SH903i
:4z0LLXSo
#8 [のの子]
それと同時に私の視界に黒い擦れたローファーが入ってきた。
どっどうしよー!でも顔真っ赤だし顔上げられない‥
「痛い?」
スッと男の人が私の目の前に座ってきた。
恥ずかしがりながらもゆっくり彼の方を見る。
「‥大丈夫?」
彼の顔を正面から見ると、ハッキリな顔立ちでまつ毛が濃く目がぱっちりしている。髪の毛は黒くてくせ毛なのかふわふわしていた。
また顔がカァーッと赤くなるのがわかった。
:08/12/27 22:04
:SH903i
:4z0LLXSo
#9 [のの子]
うん。彼はたぶんカッコイイ部類の人間で、そんな彼の目の前で私はこけた。
私カッコ悪〜‥
「おーい」
ヒラヒラと私の目の前で手が揺れている。
「ぁっすみません‥」
真っ直ぐ私の目を見る彼に目を合わせられずまた目線を下にずらす。
「びっくりした〜。お陰で目が覚めたよ。どうする?歩けんの?」
「‥歩けますよ!大丈夫です。ぁはは〜」
でも今度は私の視界に膝が擦りむけて血が出ているのが見えた。
「血でてるけど。」
「‥保健室寄って行くんで大丈夫です。」
:08/12/27 22:34
:SH903i
:4z0LLXSo
#10 [のの子]
キーンコーンカーンコーン
「「‥え゙っ!」」
――――――
「すっすみません。」
「んー」
今保健室には私と彼がいる。結局遅刻決定になってしまった私と彼。
もう遅刻だし、と言って彼が一緒に保健室に来てくれた。
‥が、先生がいない。
そんなこんなで二人っきり。
さすがに消毒は自分でやりますと消毒液を探す。
彼はと言うとベッドに座ってボーッと外を見ていた。
「‥ねぇ、何年生なの?」
ビクッ
急に話し掛けられて驚いた拍子に見つけた消毒液からビュッと液体が指にかかった。
「2年になりました。」
「じゃタメだ。」
:08/12/27 23:01
:SH903i
:4z0LLXSo
#11 [のの子]
タメにこんな人いたんだぁ。知らなかったなぁ。
聡美の学年は7組ある。
その中で全ての人を覚えるのは聡美には難しかった。
「名前は?」
「二ノ宮聡美です。」
「何組?」
「4組です。」
「ふーん。ってかタメなのに敬語っておかしくない?」
ははっと笑った声が聞こえた。
「そう、だよね。」
「うん。」
:08/12/27 23:16
:SH903i
:4z0LLXSo
#12 [のの子]
彼に背を向けながら消毒している私。でも彼の視線がなんだか背中にヒシヒシと感じる。
「名前なんていうの?」
今度は私からの質問。
タメだけどお互い顔も知らないし、話したこともない。今日初めて出会った私達はなんだか不思議な空気が流れていた。
「西岡竜二。ちなみに俺も4組だから。」
‥えっ
ガバッと彼の方に顔を向ける。
「わっ」
振り返ると彼が私の後ろに立っていた。
:08/12/27 23:28
:SH903i
:4z0LLXSo
#13 [のの子]
なっ何?
ビックリしたのと同時に少し西岡君に怖さを感じてしまった。
「ぁの‥西岡くん?」
背の高い彼を見上げると彼の目が冷たくも熱をおびている感じに見えた。
「ねぇ‥これ頂戴?」
「えっ?」
彼が指さしたのは私の右耳に光るピアスだった。
:08/12/27 23:40
:SH903i
:4z0LLXSo
#14 [のの子]
読んでくれている人いますでしょうかぁ?

:08/12/27 23:41
:SH903i
:4z0LLXSo
#15 [のの子]
「こっこれぇ?!」
慌てて右耳のピアスを触る。
「うん。頂戴?」
にこりと笑う彼は最初に感じた雰囲気と変わってきている。
「いやっでも汚いし‥ってそんな汚い訳じゃないんだよ?でもさっでも〜」
急なコトに慌ててしまう。
:08/12/27 23:53
:SH903i
:4z0LLXSo
#16 [のの子]
――スッ
彼の左手が私の右耳に触れる。
クリックリッ
ピアスを掴みクリッと動かしてきた。
カァーッ。顔が熱をおび赤くなっていくのがわかる。きっと彼が触れる右耳まで真っ赤だろう。
ドキドキ
カチッ
「あっ‥」
「もらーい♪」
ニヤッと笑う彼の指に挟まれて光る私のピアス。
:08/12/28 00:02
:SH903i
:vIJVG.XE
#17 [のの子]
「えっちょっとダメだょ。返して?」
「やだっ♪」
そう言うと彼は私のピアスを右耳につけはじめた。
なっ何考えてんのよコイツ!
もう〜‥!
カチッ
「似合うっしょ?」
彼の右耳に光る私のピアスは私が着けていた時とは違う輝きを放ち、もう彼のピアスになっていた。
はぁ‥しょうがないかな。
「わかった。あげるよ。」
彼は私の言葉を聞いているのか鼻歌を歌いながら保健室にある鏡でピアスを見ていた。
:08/12/28 00:18
:SH903i
:vIJVG.XE
#18 [のの子]
左耳に残ったピアスに自然と手がいく。
片方しかないんじゃもうつけられないなぁ。
そんな事を考えていると西岡君がまた私の目の前に立ってきた。
「‥何かな?」
遠慮がちに笑う私。
最初はカッコイイと思って緊張していた私だったけど、段々彼の事をカッコイイけど謎な人だと思ってきていた。
ぶっちゃけ早く保健室からでたい。
「ピアス外さないでね。毎日着けてて。」
にこっ
彼の笑顔が歪んで見えた。
はぁ??
「なっなんで?」
「命令。」
めっめいれい?
:08/12/28 00:30
:SH903i
:vIJVG.XE
#19 [のの子]
「命令って‥意味がよくわからないんだけど」
私は今どんな顔をしているだろう。彼のただの冗談かもしれない。
でも彼の目が真剣過ぎて笑えないのだ。
♪♪♪♪
その時彼の携帯が鳴った。
彼は私から目をそらさずポケットから携帯をだし電話にでた。
「もしもし?‥あぁ今保健室。行くよ。わかった。じゃな。」
ピッ
電話を切ると彼は
「ごめん、俺先行くわ。」
とスタスタとドアに向かって歩いて行く。
:08/12/28 00:51
:SH903i
:vIJVG.XE
#20 [のの子]
私は固まってしまって動けない。反応が全くできなかった。
ガチャとドアが開く音と
「また教室で‥」
彼の小さな声が聞こえた。
バタン
静かに閉まったドア。
私はやっとそこでドアの方にゆっくりと視線を向けた。そこには誰もいない。
:08/12/28 01:03
:SH903i
:vIJVG.XE
#21 [のの子]
『西岡竜二』
謎‥ってか命令とか言って変態なんじゃないの!ちょっとカッコイイからってさ。
一人になると強気になる私の悪い癖。
ふんっ
と絆創膏を膝に貼り立ち上がる。
私も教室行かなきゃ。って教室でまた会うのかぁ‥
ふっと鏡に目がいく。
私は丸顔でぱっちりな目は笑うとたれめになる。髪の毛は胸ぐらいまであるパーマだ。
やっぱり女の子。ささっと髪の毛を整える。
その時キラリと光って見えたピアスに手が止まる。
「‥‥‥」
ガチャ
私は保健室をでた。
左耳にピアスを光らせながら‥
:08/12/28 01:17
:SH903i
:vIJVG.XE
#22 [のの子]
――――――
ガラッ
「はいっ二ノ宮遅刻〜」
私が教室のドアを開けると担任の先生が黒板に何か書きながら言った。
「‥すみません。保健室行ってました。」
トボトボと歩きだす私。
他の生徒は始業式から遅刻した私を興味津々に静かに眺めている。
もう〜恥ずかしいよぉ‥
「さとみっ」
「桃子ぉ‥」
小さな声で声をかけてきたのは桃子だった。
:08/12/28 10:56
:SH903i
:vIJVG.XE
#23 [のの子]
桃子とは席がそんな遠くなかった。
私は窓側から二列目の1番後ろ席で、桃子は通路を挟んで隣の列の後ろから3番目だった。
とりあえず席に着かなきゃ。
口パクで桃子が話しかけてきた。
(どうしたの?)
(転んじゃったの。)
絆創膏を指差しす。
あぁ〜‥と理解した桃子はクスッと笑って前を向いた。
:08/12/28 11:05
:SH903i
:vIJVG.XE
#24 [のの子]
笑うなし〜。
まだ少し痛む膝をさする。
先生が始業式の説明をしている。皆はかったるそうに聞く子もいれば隠れて携帯をいじってる子もいる。
後ろの席って色々見えるから楽しいよね〜。
‥そういえば西岡君いなくない?
私より先に教室に行ったはずの西岡君は教室にいなかった。
:08/12/28 11:12
:SH903i
:vIJVG.XE
#25 [のの子]
「じゃそういう事で、お前ら体育館に移動ー!」
ザワザワ
早速移動する事になった。廊下には他のクラスの子達も体育館に向かって歩きだしていた。
私は桃子と一緒に向かう。
「なんでこけたの〜?♪」
あははっと笑う桃子。
桃子は1年生の時クラスが同じで仲が良くなった。
セミロングの茶色い髪の毛がサラサラで目が大きくて化粧バッチシ。でもナチュラルメイクでも可愛いだろう。
お気楽な性格だけどしっかりする時はしっかりするし、そういう桃子が好きだ。
:08/12/28 11:30
:SH903i
:vIJVG.XE
#26 [のの子]
逆に私は恥ずかしがり屋だし皆から言うと天然‥らしい。そこをカバーしてくれる桃子には何度も助けられた。
「ってか聞いてよ桃子っ!朝変な人に会っちゃってさ〜‥‥」
今朝の事を桃子に話そうか迷ったけど男の事なら桃子の方が詳しい。
西岡君の事も知っているかもしれない。
「‥どう思う?」
一通り話して全部を聞いてくれてた桃子からは驚いた顔だけは鈍感な私でもわかった。
:08/12/28 11:46
:SH903i
:vIJVG.XE
#27 [のの子]
「それって本当にあの西岡君なの?」
あの西岡君って‥
「他に西岡って人いるの?」
「‥いない。」
桃子は眉間にシワを寄せていた。
でもすぐにクスッと笑って
「うーん。これから色々面白い事が起きるかも〜♪」
そういうと私の顔をチラッと見て意味深にクスクス笑い出した。
「なっ!何で笑ってんのよ!」
笑われている事で自然に顔が赤くなる。
:08/12/28 11:54
:SH903i
:vIJVG.XE
#28 [のの子]
「ってか聡美西岡君の事本当に知らないのぉ?」
「知らないよ!」
「1年の時から有名だったじゃ〜ん♪」
有名?あぁ、確かにカッコイイしね。
「でも確かにカッコイイけど謎な人じゃない?私一瞬西岡君に怖さを感じたもん。まぢ謎っ!」
「うん、カッコイイよね〜♪♪でもそっちもだけど有名なのはそれだけじゃないでしょ?」
「はぁ?‥変態でも有名とか?」
笑いながら呆れた感じで言うと、あははと桃子も笑い出した。
:08/12/28 12:02
:SH903i
:vIJVG.XE
#29 [のの子]
「違うよばかっ♪西岡君て‥」
――『生徒は並びなさい』
体育館に着いたと思ったら先生の声がスピーカーから体育館に響きわたった。
「出席番号順に並べ〜」
担任が前の方で手を上げているのが見えた。
桃子はまた後でねっと言って前の方に小走りで行ってしまった。
「おーい‥結局西岡君てなんで有名なのよ?」
謎が深まっただけだし。
この時私の心にあった朝のグレーな気分が微かに色が変わっていた事に私は気付いていなかった。
:08/12/28 12:17
:SH903i
:vIJVG.XE
#30 [のの子]
―――――
『次は校長先生からのお話です。』
ふぁっ
欠伸が出る。
始業式が始まって15分。
長〜い校長の話が始まる。
つまんないなぁ。
前の方にいる桃子を見ると男子とコソコソと話して笑っていた。
桃子は正直男好き。
女友達より男友達の方が多いんじゃないか?って時々思う。
全く‥っと呆れた顔をしながらまた欠伸をした。
「ねぇ二ノ宮さん」
「んっ?」
:08/12/28 12:26
:SH903i
:vIJVG.XE
#31 [のの子]
後ろから声をかけられて振り返るとそこにはフクがいた。
『福田直人』通称『フク』
1年の時同じクラスで仲良くしていた男子の一人だった。黒い短めの髪をワックスで立たせ少し子供っぽい顔だけど背が高く明るい性格だ。
「フクじゃん!いたなら話し掛けてよ!ってかフクもまた同じクラスじゃん!」
顔見知りがいて喜ぶ私。
「いやっ俺先にいたんだし二ノ宮さんが気付いてよ!」
笑いながらツッコむフクにつられて私も笑う。
「ビックリした〜。遅刻してきたからまだ皆の顔ちゃんと見てなくって‥ゴメンね。」
「平気っ平気♪ってか保健室にいたんでしょ?竜二に会った?」
:08/12/28 13:06
:SH903i
:vIJVG.XE
#32 [のの子]
保健室‥竜二‥?
「竜二って西岡竜二っ?!」
私はついフクの腕を掴んでしまった。
だって私は全っ然知らないのに周りの皆は知っているなんてなんか悔しいし、余計気になるじゃないか!
「うっうん‥西岡の事だけど。何?どしたの?」
私の勢いに驚いたフクが少し後ずさりしながら答えた。
「あっいや、ゴメンなんでもない!えっと‥西岡君なら保健室にいたけど私より先に出てっちゃったよ〜」
パッと掴んでいた手を話してオーバーな動きと作り笑顔でごまかそうとする私。
:08/12/28 13:33
:SH903i
:vIJVG.XE
#33 [のの子]
これじゃ絶対何かあったのとかバレバレだよ〜。
「あぁ〜‥そっか。うん。まぁあいつの事だからどっかでまた喧嘩してるんだろ!急に変な事聞いてゴメンねっ」
何かあった事に気付いてはいるけど何も聞いてこないフク。
遠慮ぎみニコッと笑うフクを見て私はフクの優しさについ感動してしまった。
やっぱフクって良い奴‥
「‥‥‥ってえぇ!!」
:08/12/28 13:36
:SH903i
:vIJVG.XE
#34 [のの子]
「喧嘩っ?!!また喧嘩ってなにそれ?!?あの人そっち系の人なのっ?」
またフクの腕をガッと掴んでしまった。
「えぇっ?!二ノ宮さん竜二の事知ってるんじゃないの?」
フクも私の予想外な反応に驚いてるようだ。
「今日初めて会ったから‥何も知らない。」
知らない事を認めるのはちょっと嫌だったけど、正直に話すとフクは「そうなんだ」と馬鹿にしないで西岡君について話してくれた。
:08/12/28 13:50
:SH903i
:vIJVG.XE
#35 [のの子]
「あいつ1年の時からカッコイイって事で人気あったんだよ。でもあいつが有名なのはそれよりも一緒につるんでるグループの事。」
「グループ?」
「うん。1年の頃にさ、先輩の不良グループと俺ら1年の不良グループが喧嘩してボッコボコにして勝ったって話あったじゃん?」
あぁ‥そんな事あったかも。確かそれで今じゃ私達の学年が学校を占めてるとかどーたらこーたら‥
「その不良グループの中に竜二がいんの。だからそっちの方が有名なんじゃないかな?」
――――ドクン
‥うそ。そんな人だったの。
「普通に恐いんですけど!」
フクの話を聞いて顔が青ざめる。
:08/12/28 14:23
:SH903i
:vIJVG.XE
#36 [のの子]
――――――
ザワザワ
始業式が終わって教室に向かう中私は地面を見て歩いていた。
そんな恐い人だったなんて‥私ってばなんて無知な女なんだ。カッコイイからって油断してた。
彼から感じた怖さと逆らえない雰囲気を今なら納得できる。けど‥それなら尚更ピアスなんてあげない方が良かったんじゃないかな。
「どうしよ〜」
左耳に着いているピアスを触りながら呟いた。
すると桃子が笑って
「いいじゃん♪私西岡君てそんな恐い人じゃないと思うし〜何よりカッコイイし♪仲良くしなよ。」
横目で桃子を見るとクスクスと笑っていた。
仲良くって‥相手学校1の不良グループだし無理だろ。
「「キャーッ!」」
ドン
前方から女の子何人かの叫び声と鈍い音が聞こえた。
:08/12/28 14:37
:SH903i
:vIJVG.XE
#37 [のの子]
「何っ?喧嘩?」
急な事で驚いた私とは逆に桃子はあっと声をあげ私の方をみると
「西岡君達のグループかもよ?行ってみよぉ♪」
グイッと手を引っ張られ私と桃子は声がした前方に向かって走り出した。
「ちょっと桃子いいよ!危ないって!」
そんな私を無視して人込みをスイスイ抜ける桃子に引っ張られ、私もどんどん前に進んでいく。
すると急に人がいなくなり、目の前に金髪の男の人と倒れてロッカーに寄り掛かってる茶髪の男の人がいた。
しまった‥皆数メートル離れた所に避難してるのに私達はそれを越え危険区域に入ってしまったようだ。
:08/12/28 14:52
:SH903i
:vIJVG.XE
#38 [のの子]
:08/12/28 14:54
:SH903i
:vIJVG.XE
#39 [のの子]
「‥お前ら何?止めにでもきたの?」
金髪の男の人が呆れた感じで見てきた。
つり目で少し肌が黒い彼はまさに不良って感じだ。
‥関わりたくない。逃げなきゃ〜!!
「桃子戻ろうっ!」
「‥‥‥ぁっうん。」
小声で桃子に言うとさすがの桃子も頷いて二人して後ずさり‥
その時倒れていた茶髪の男の人が立ち上がった。
「チッいってぇな〜調子のってんじゃねーぞ柏木ぃ!」
そう怒鳴ると金髪の男の人、柏木って人に殴りかかっていった。
:08/12/28 15:15
:SH903i
:vIJVG.XE
#40 [のの子]
まだ危険区域からでていなかった私達はついそこで固まってしまった。
喧嘩再発しないでよ〜!
半泣き状態で固まった私に対して桃子も困った顔をして二人共自然と握っていた手に力が入る。
「調子のってんのはテメェだろぉが!」
殴りかかってきた男の人のパンチをよけ、服を掴んだと思ったらまたロッカーに吹っ飛ばし茶髪の人は倒れ込んだ。
どっどうしよ〜‥
「クッソ‥‥!!」
またよろけながらも立ち上がる茶髪の男の人。
その人に向かって柏木という金髪の男の人は
「まだやんの?っつーかめんどくせぇんだけど。とどめさしていい?」
と睨みながら近づいて行く。
:08/12/28 15:30
:SH903i
:vIJVG.XE
#41 [のの子]
ガンッ
目の前まで行くとロッカーを殴った。威嚇なのだろうか。殴られた所のロッカーが凹んでいた。
怪力男!!もう恐いよ〜!助けてぇ!
ギュッと桃子の手を握る。
っと思ったら急に誰かにグイッと腰の辺りを引っ張られ後ろから抱きしめられている私。
ギュッと握ったはずの桃子の手はなく誰かの手が私の手を握っていた。
「もうやめとけよ。恐がってるだろ?」
「‥邪魔すんなよ。」
柏木って人がふんっと冷たい目で私の頭の上に顔を置く誰かを見て言う。
桃子もビックリした顔でこっちを見ている。
:08/12/28 15:46
:SH903i
:vIJVG.XE
#42 [のの子]
「だってさ〜恐がってるじゃん。」
と頭の上の誰かさんが私の右ほっぺを摘んできた。
「ぷっ‥何その子、お前の知り合いなの?」
さっきまですごい恐いオーラを出していた柏木って人が笑いだしこっちに近づいてきた。
「うん。」
今度は両方のほっぺを摘んでぐにゃぐにゃしてきた。
なっなに?
急な事で混乱している私を余所に柏木って人まで私のほっぺを摘んできた。
「ぷっやわらけぇー」
カァー
男の人にほっぺなんて触れた事なんてない聡美は顔を赤くする。
:08/12/28 15:56
:SH903i
:vIJVG.XE
#43 [のの子]
「ばかっ触んな。」
「いいじゃん別に〜♪」
誰かさんと柏木って人の会話は今さっきまでの緊迫した雰囲気を無視していた。
「‥おいっ俺を忘れてんじゃねーよ。」
茶髪の人が苛立ちながらこっちを睨んでいる。
あっ一瞬忘れてた。
今喧嘩の真っ只中じゃ‥
「先輩そろそろ教室に戻った方がいいですよ?」
誰かさんがそう言うと茶髪(先輩だったらしい)の人が顔を青ざめて固まった。
「さようなら。」
私からは見えない誰かさんの顔はすごく恐いみたい。
先輩は舌打ちをすると人込みの中に消えて行った。
:08/12/28 16:09
:SH903i
:vIJVG.XE
#44 [のの子]
ザワザワ
避難していた皆もそれと同時に動きだす。
「聡美大丈夫‥?」
桃子が近づいて戸惑った顔で声をかけてきた。
「あぁ〜‥なんかゴメン。恐かったっしょ?俺もイライラしてたからさ」
柏木って人が謝ってきた。桃子はそんな彼を見て
「旬君だよね?私戸田桃子って言うんだぁ♪前から話してみたくて‥いい機会になったから許すぅ♪」
笑顔で話す桃子。
おいおい‥
「は?なにそれ。ぷっ」
柏木って人まで笑いだし二人で話し出してしまった。
おーい。
するとスッと左手がほっぺから離れ左耳に触れた。
コリッ
:08/12/28 16:23
:SH903i
:vIJVG.XE
#45 [のの子]
ドキッ
「命令きいてくれてるんだね。」
ドクンッドクン
コリッコリッ
‥‥カァー
ガバッと誰かさんの腕から離れ後ろを振り返るとそこにはやっぱり彼がいた。
最初からわかっていた気がする。
彼の腕に抱かれ声を聞いた瞬間からわかっていた。
西岡竜二だって。
:08/12/28 16:28
:SH903i
:vIJVG.XE
#46 [のの子]
「大丈夫だった?」
ニコリと笑う彼の笑顔は妖しく見える。
「うっうん。大丈夫。」
目が合わせられない。
目が合ったら彼に何かを掴まれそうな気がした。
すると柏木って人が
「ってか君はなんて名前?」
私に話しかけてきた。
「えっあっ二ノ宮聡美です。」
「聡美ちゃんか♪俺『柏木旬』。俺も同じクラスなんだぁよろしくね!!」
さっきまでとは違う雰囲気に驚きながらも頷いた。
「私達も教室行こう〜♪」と桃子が言いだし歩きだす4人。
:08/12/28 16:41
:SH903i
:vIJVG.XE
#47 [のの子]
感想板立てたんでもし良かったらそちらに感想ゃ意見などお願いします


:08/12/28 16:52
:SH903i
:vIJVG.XE
#48 [るき]
:08/12/28 20:05
:SO903i
:O0C95Efg
#49 [のの子]
私には異様な空間な気がした。今日初めてあった4人がまるで仲の良い感じで教室に向かって歩いているなんて‥
何より西岡君の隣を歩く私が1番異様で奇妙な感じがして嫌だった。
ってさっきから桃子ってば柏木君とばっか話して‥
こっちは西岡君と気まずいのに〜!
「ってか竜二と聡美ちゃんていつから知り合いなの?俺聡美ちゃんの事初めて見るし‥」
初めてって‥はっきり言われると凹むっつーの!
でも私も柏木君の事知らなかったし人の事は言えなかった。
:08/12/28 20:19
:SH903i
:vIJVG.XE
#50 [のの子]
るきさん
ありがとうございます


そぉ言ってくれると頑張れます


これから更新するのでこれからも読んでいってください


:08/12/28 20:22
:SH903i
:vIJVG.XE
#51 [のの子]
「朝会ったんだよ。保健室にいるって言っただろ?その時聡美ちゃんもいた。」
つい言葉がつまってしまった私の代わりに西岡君が説明してくれた。
「あぁ!あの時かぁ〜。」
「そういえば先に出てっちゃってごめんね。怪我は大丈夫?」
心配そうに顔を除いてくる西岡君にまた顔が赤くなる。
「だっ大丈夫‥!」
「怪我??聡美ちゃん怪我してたの?うわぁ〜。なんかゴメンねっ!竜二助っ人で呼んじゃったからさぁ」
苦笑いをする柏木君。
コラコラ。
助っ人って喧嘩のかい?
気まずそうに西岡君をチラッと見ると西岡君は意外にも眉間にシワを寄せていた。
「旬‥誤解するような事言うなよ。俺喧嘩してないじゃん。」
柏木君を睨みながらため息をついた西岡君。
:08/12/28 20:44
:SH903i
:vIJVG.XE
#52 [のの子]
「えぇ〜もしかして西岡君は喧嘩しないのぉ?」
桃子が話にくいついてきた。
「うん。俺は喧嘩を止める係。こいつら止めないと終わんないから。」
「そうそう!朝から俺ら喧嘩売られてさ、他にも彰達がいたんだけど皆バラバラになったから取りあえず竜二呼んどこうって思って。」
驚き‥学校を占めてるグループの中の一人だからてっきり喧嘩ばっかしてるのかと思った。
逆に止める係とは‥
でもさっきも喧嘩を止めたのは彼だった。
:08/12/28 21:07
:SH903i
:vIJVG.XE
#53 [のの子]
「ってか彰達は?」
「ちゃんと止めたから大丈夫。ついでに皆勝ってた。」
ピースをする西岡君に柏木君もニヤッと笑う。
「お前らー!さっさと教室入れぇ!」
4組から顔を出した先生の声が廊下に響いた。
「やべっ行こ!」
柏木君がそういうと小走りで教室に向かう。
すると桃子が近寄ってきてニコッと笑うと小声で話しかけてきた。
「西岡君思ってたより良い人そうだねぇ♪」
「‥どうかな」
まだ半信半疑な目で西岡君の背中を見つめた。
:08/12/28 21:29
:SH903i
:vIJVG.XE
#54 [のの子]
教室に着くと皆ざわつきながらも皆席についていた。その中にフクもいる。
「また後でね」
桃子と柏木君も自分の席に座る。
「‥‥‥」
そうだった。西岡と二ノ宮って出席番号順で言えば前後。私の前の席は西岡君だった。
さっき前の席が空いてたの気付かなかった‥
西岡君はチラッと私を見て席に着いた。
先生が色々話してる中私は西岡君の背中を見つめた。
太陽の光に照らされた黒い髪がうっすら茶色く見える。
ドキドキ
なんで私ドキドキしてるんだろ。
:08/12/28 21:41
:SH903i
:vIJVG.XE
#55 [のの子]
彼と出会ったのは今朝。
今朝から私の日常が少しずつ変わっていってるのに私は何となく気付いてた。
私‥謎な西岡君に振り回されてる気がする。
段々西岡君を見る目に力が入る。
学校を占める不良グループの一員でも喧嘩をしない。
なんて言われてもなぁ‥
私は正直不良さん達は恐いから苦手なんです。
見た目恐い人ばっかだし、すぐ喧嘩するし。
でも西岡君には不良のイメージを感じられなかった。
:08/12/28 23:19
:SH903i
:vIJVG.XE
#56 [のの子]
ん?
西岡君の右手が動いたと思ったらこちらを見ずに小さな紙を机に置いてきた。
えっ私に?
カサ
紙を開くとそこには綺麗に書かれた文字が並んでいた。
『見すぎ。背中に穴が開いちゃう。』
ドキーッ
バレてる‥!西岡君て背中にも目があるの?
焦る私にまた紙が渡される。
『ちなみに背中に目なんてないからね。』
エッエスパー?!
:08/12/29 00:02
:SH903i
:7UMuZFk2
#57 [麻]
おもしろいx
:08/12/29 00:29
:W51S
:evBwweuk
#58 [我輩は匿名である]
続きって出ると
読みにくいと思います.
文字を小さくするか
容量を考えて
書いた方が良いですよ.
では失礼しました.
:08/12/29 02:19
:N905i
:Pt8OAx4k
#59 [のの子]
麻さん
ありがとうございます

面白いって言われると頑張れます


これからもよろしくお願いします(・∀・`

我輩は匿名であるさん
確かにそうですよね‥

気をつけていきます

ご指摘ありがとうございました


もし良かったらまた読んでください!
:08/12/29 06:04
:SH903i
:7UMuZFk2
#60 [のの子]
:08/12/29 06:07
:SH903i
:7UMuZFk2
#61 [のの子]
西岡君を見るとクスクス笑っているのがわかる。
‥私からかわれてる。
チクショー!
『からかわないで。』
そう一言だけ書いて西岡君の机に向かって紙を投げた。
「あっ‥」
ポトン
見事にその紙は西岡君の机ではなく床に落ちた。
私の下手っぴ〜〜!
:08/12/29 15:30
:SH903i
:7UMuZFk2
#62 [のの子]
コントロールのなさに凹む私。
でも西岡君はこうなる事を予想していたのかすぐ床に落ちた紙に気付いた。
うわ〜
なんかごめんなさい‥。
そんな目で紙を拾おうと屈み込み手をのばす西岡君を見つめる。
カサッ
紙を掴む。
その時妖しく笑う西岡君の口が動いた。
『下手くそ』
:08/12/29 15:46
:SH903i
:7UMuZFk2
#63 [のの子]
口パクだけど確かにそう言ったのがわかった。
そして私を横目で見つめると何事もなかったかのように元に戻る西岡君。
カァーッ
体中が熱くなるのを感じる。
別に馬鹿にされたからじゃない。
_
:08/12/29 16:17
:SH903i
:7UMuZFk2
#64 [のの子]
彼が屈んだ事に寄って今まで見えなかった物が見えてしまったのだ。
キラリと光って見えたピアスが‥
二人だけの秘密の会話に
妖しく笑う口元。
私を見つめる目。
そして右耳に光るピアス。
なんだかいけない事をしているような気持ちと同時に、なんだかわからない熱い気持ちが込み上げてきたのだ。
_
:08/12/29 16:57
:SH903i
:7UMuZFk2
#65 [のの子]
――――――
「‥さ‥‥み‥聡美?」
机と睨めっこしていた私に桃子が話しかけてきた。
「‥へ?なっなになに?ってか今何の時間?」
どれぐらいの時間机を睨んでいたんだろう。
クラスの皆が帰る仕度を始めていた。
「もうHR終わったから皆帰ってるよ?ボーッとしてどうしたのぉ?」
「えぇっ!いつの間に‥」
教室には西岡君の姿もなかった。
:08/12/29 17:13
:SH903i
:7UMuZFk2
#66 [のの子]
もういない西岡君の席に桃子が座る。
「ねぇ今日どうする?どっか寄ってくぅ?」
桃子がんーっと背筋を伸ばす。
「うーん‥今日はやめとく。」
なんだか胸がモヤモヤして遊ぶ気分になれない。
「そっか。じゃ途中まで一緒に帰ろう♪」
軽い鞄を肩にかけ二人で教室を出た。
_
:08/12/29 17:33
:SH903i
:7UMuZFk2
#67 [のの子]
「ねぇ聡美〜♪」
「んー?」
「西岡君の事どう思ってんの〜?♪」
「‥急だねぇ。」
つい笑ってしまった。
「正直よくわかんない。カッコイイとは思うよ?けど謎な部分あるし、知らない事ばっかりだし。ってか今日初めて出会ったし、不良だしっ?!!」
熱く語る私に桃子がニヤニヤしながら聞いている。
:08/12/29 17:46
:SH903i
:7UMuZFk2
#68 [のの子]
「ちょっ笑わないでよ!本当の事じゃん。」
ニヤニヤしている桃子を睨む。
「まぁね〜。でも好きになったらそんなの関係ないのよ、聡美ちゃん?」
ポンポンっと私の頭に手をのせる桃子。
「そんなのわかんな〜い」
プイッとその手から逃げる私。
「そうだよね〜♪桃子付き合った事すらないお子様だもんねぇ♪」
ギクッ!!
:08/12/29 18:09
:SH903i
:7UMuZFk2
#69 [のの子]
すみません!間違えましたっ




桃子と聡美の名前を間違えてしまいました


×「そうだよね〜♪桃子付き合った事すらないお子様だもんねぇ♪」
○「そうだよね〜♪聡美付き合った事すらないお子様だもんねぇ♪」
↑○の方でお願いします

:08/12/29 18:13
:SH903i
:7UMuZFk2
#70 [のの子]
「それはっそれは関係ないでしょ!恋ならした事あるもんねっ!」
どうだか♪と桃子はまたニヤニヤしながら足を止めた私の前を通って行く。
桃子の言う通り私は付き合った事がない。もちろん恋ならした事あるよ?
確かあれは幼稚園の時‥
「幼稚園の時かよっ!」
「うわぁっ!!」
たまたまコンビニからでてきたフクがツッコんできた。
:08/12/29 18:24
:SH903i
:7UMuZFk2
#71 [のの子]
「驚かせないでよっ!」
「だって二ノ宮さん、幼稚園てかなり昔すぎでしょ。若いんだからもっと恋しなきゃ〜」
肉まんをほうばりながらフクがまたポンポンッと私の頭に手を置く。
‥桃子といいフクといい、チビだからって子供扱いしてぇ〜‥
ちなみに私は身長154センチ。まぁチビです。
「あれっフクじゃん!桃にも肉まん頂戴〜♪」
_
:08/12/29 19:01
:SH903i
:7UMuZFk2
#72 [るき]
更新されてました

続き頑張って±ぃ

:08/12/29 19:07
:SO903i
:NEqp4v/k
#73 [のの子]
「やだー♪」
肉まんを持つ手を空に向かってあげ桃子に届かないようにする。
「ケチ〜ッ!」
諦めずジャンプする桃子。
そんな二人を無視して私は考えていた。
ってか私声にだしちゃってたのか?いつから?
うーん‥
回りから見たらこの3人は変に見えてるだろう。
_
:08/12/29 19:14
:SH903i
:7UMuZFk2
#74 [のの子]
ウィーン
「フク!面白‥ってあれ?聡美ちゃんと桃子ちゃんがいる。」
ドキッ
コンビニから出てきたのは柏木君だった。柏木君の手にも肉まんがある。
「あーっ旬君もいる!♪」
柏木君に近寄る桃子は肉まんをくれそうにないフクから柏木君にターゲットを変えたみたいだ。
ドクン ドクン
_
:08/12/29 19:42
:SH903i
:7UMuZFk2
#75 [のの子]
るきさん
今日これからまだ更新のでお楽しみにっ



笑
書くぞ



:08/12/29 19:45
:SH903i
:7UMuZFk2
#76 [のの子]
柏木君がいるって事はやっぱり‥西岡君もいるのかな。
コンビニの中が気になってソワソワしてきた。
「美味しいー♪♪」
柏木君が一口くれたらしく桃子が口をモゴモゴしている。フクは呆れた顔で桃子を見つめていた。
ドクン ドクン
ウィーン
「‥あれ?」
_
:08/12/29 19:50
:SH903i
:7UMuZFk2
#77 [麻]
続き気になる−ヘ
:08/12/29 20:14
:W51S
:evBwweuk
#78 [のの子]
コンビニから出てきたのは知らない男の人だった。
「旬、フク。この子達誰?」
「んっふぁきら!」
「俺ら同じクラスなんだ。俺は1年の時も同じだった。」
肉まんをほうばっている柏木君の代わりにフクが答える。
「へぇ〜。」
_
:08/12/29 20:14
:SH903i
:7UMuZFk2
#79 [のの子]
「俺、眞鍋彰。よろしく。」
そう言うとその人はホットココアを飲み始めた。
赤っぽい色の長めの髪に少し太い眉と大きな目が印象的な感じ。
たぶん朝柏木君が言ってた彰って人‥だょね。
ココアなんて飲むんだ。
「ふぅ‥じゃ竜二とも一緒って事か。どうあいつ?」
何故か眞鍋君は私に話しかけてきた。
「えっ良い人かな‥はは」
_
:08/12/29 20:29
:SH903i
:7UMuZFk2
#80 [のの子]
「良い人ってどこが?」
はぁ?そこまで聞くのかーいっ!!
「えーっとぉ‥」
良い人って言ったけどどこがって言われるとわかんないよ〜!
うーん、と考えていると
ウィーン
「彰っあんまイジメないでくれる?」
ドクン
_
:08/12/29 20:39
:SH903i
:7UMuZFk2
#81 [のの子]
やっぱりいた‥
「はいはい。」
眞鍋君はベーッと舌をだし、騒いでいる桃子と柏木君とフクの方に行ってしまった。
「やっぱ西岡君も‥いたんだね。」
「うん。やっぱりいた。」
クスッと笑う。
_
:08/12/29 22:31
:SH903i
:7UMuZFk2
#82 [のの子]
そんな事にも私はドキッとさせられる。
すると西岡君は何かに気付いたのかキョトンとした顔で
「あれっ聡美ちゃん自転車は?」
「え?‥あ゙ぁ!!」
私の声に桃子達も驚いてみてきた。
すっかり忘れてた!私今日自転車で来たんだ。学校に置いてきちゃったよ〜。
「もしかして忘れてたの?」
「ぅっうん。」
_
:08/12/29 23:01
:SH903i
:7UMuZFk2
#83 [のの子]
チーン‥‥‥‥
あぁ、神様。
なんで今日をこんなにとことんついていない日にしてくれたんだ。
心の中で泣く私‥
「どうしたのぉ?」
桃子達が心配して声をかけてくれた。
「自転車忘れたぁ〜‥。」
私が桃子に抱き着こうと手を延ばすと
ギュッ
あれ?私の手を握ったのは桃子ではなく西岡君だった。
:08/12/29 23:11
:SH903i
:7UMuZFk2
#84 [唖華羽]
面白いです

読みやすいし(*^^*)
続き楽しみにしてます☆
:08/12/30 04:11
:SH905i
:PGW0xurA
#85 [のの子]
グイッ
「きゃっ‥」
手を引っ張られた私はこけそうになりながらも西岡君の暖かい腕の中にたどり着いた。
まっまたぁ〜?
西岡君は私の腰に手を回すと体を密着してきた。
ドキッ
「俺聡美ちゃんと自転車取りに戻るから、君達とはここでばいばいね。」
_
:08/12/30 16:49
:SH903i
:wjb9ScOY
#86 [のの子]
「えっ?!ばいばいって‥私まだ取りに行くなんて一言も言ってなっいっ!?」
クルンッ
気付いたらあっという間に今まで歩いてきた道を歩き出していた。
「ちょっと〜!」
私の事なんか無視して西岡君は私を連れどんどん歩いてく。
もちろん笑顔で‥
:08/12/30 17:33
:SH903i
:wjb9ScOY
#87 [のの子]
―――――――
そんな二人を見送る桃子達。三人共呆然‥かと思いきや
「‥かーえろっ♪」
「「「だな‥」」」」
あまり気にしていないようだ。
―――――
「あっあのぉ!歩くの速いんですけど〜っ」
少し息を切らしながら話す私に対して余裕で鼻歌を歌っている西岡君。
「え?あぁ〜‥聡美ちゃんは歩くの遅いなぁ」
と笑いながら足を止める。
さっきはあんなにくっついてきたくせに今は一人先を歩く西岡君。
_
:08/12/30 17:51
:SH903i
:wjb9ScOY
#88 [るき]
面白いデス

続きたのしみデス

頑張れ(゚∀゚乂)ウィッシュ

:08/12/30 18:06
:SO903i
:A06OhfFo
#89 [のの子]
自分勝手〜‥
はぁっとため息をつきながらトボトボと西岡君の所まで歩く。
ってか西岡君まで学校戻らなくてもいいと思うんだけどなぁ‥
私を見つめる西岡君にたどり着いた。
「ほら、一人じゃ危ないし離れちゃダメだよ。」
そういうと今度はゆっくりと歩きだす。
_
:08/12/30 18:19
:SH903i
:wjb9ScOY
#90 [のの子]
子供扱いしてるし!
でもさっきとは違って私の歩幅合わせてゆっくりと歩いてくれてる。
‥一体何を考えているんだろう。
まだ正午近い今、太陽の光が二人を照らす。
二人の並ぶ影が地面に揺れる。
「‥西岡君て謎だよね。」
「は?」
_
シ〜〜ン‥
:08/12/30 18:34
:SH903i
:wjb9ScOY
#91 [のの子]
西岡君は眉間にシワを寄せながら私を見る。
うっ‥恐い‥
「わっ悪い意味じゃないよ?‥なんか謎だなぁって思って。ほら、私達今日初めてお互いを知って話したでしょ?私何も知らないもん、西岡君の事。だから謎って事‥うん。」
地面に転がる小石を蹴る。コロン
ん?
「‥なるほど。」
そう言うと西岡君は立ち止まってズボンのポッケに手を入れた。
:08/12/30 21:23
:SH903i
:wjb9ScOY
#92 [のの子]
何してるんだろ?
いつの間にかさっきとは逆に私が西岡君より一歩前に進んでしまっていた。
振り返り、西岡君を見つめる。
「‥手出して。」
訳がわからないままゆっくり右手を差し出した私の手の中に、小さな紙に包まれた『チョコレート』が現れた。
「これは、チョコ‥ですか?」
私は急に現れたチョコを見つめ西岡君に聞く。
:08/12/30 21:36
:SH903i
:wjb9ScOY
#93 [のの子]
るきさん
更新まだするんでどんどん読んでってください



頑張るぞ(・∀・乂)ウィッシュ笑
:08/12/30 21:42
:SH903i
:wjb9ScOY
#94 [のの子]
「うん。あげる。」
すると西岡君も自分のチョコを口に入れる。
やっぱり謎だわ‥
内心少し期待していた私はガックシしながらもチョコを口に運ぶ。
チョコが私の舌で溶け口に染み渡っていく。
「俺甘い物スキなんだ。」
「えっ?」
「チョコとかグミとかキャラメルとか。甘党なんだよね。」
_
:08/12/30 22:13
:SH903i
:wjb9ScOY
#95 [のの子]
「‥へぇ〜。」
めちゃくちゃ反応しにくいんですけど!!甘党なのが何か意味あんのか?
言葉に詰まった私の頭に西岡君が手を乗せる。
「だから俺が甘党って事を知ったじゃん。つまり俺への謎が一つ解けたって事になんない?」
‥‥‥あぁ!なるほど。
ガシガシ
西岡君が勢いよく私の頭をなでる。
:08/12/30 22:24
:SH903i
:wjb9ScOY
#96 [のの子]
「ぅわぁっ」
「どんかーん。」
髪が乱れながら揺れる。
その隙間から見えたのは今までとは違う西岡君の笑顔だった。
何かを企んでたり、からかっている時の笑顔じゃなくて西岡君の暖かい感情が伝わってきた。
ドキン
あ‥素の西岡竜二だ。
ドキン
その時西岡竜二って言う人がどういう人か見えた気がした。
:08/12/30 22:38
:SH903i
:wjb9ScOY
#97 [のの子]
なんか胸がギューッとする。何かに掴まれたみたい‥
ドキ ドキ
「‥行こっか」
「あっ、うん。」
慌てて乱れた髪を直す手が、微かに震える。
ドキ ドキ
わっわたしの心臓どうかしてるよ!止まれ止まれ〜!
って止まったら死んじゃうか‥
そんな事を考えながら二人並ぶ影を見つめ歩きだす。
:08/12/31 11:10
:SH903i
:ytzQSyFY
#98 [のの子]
そんなこんなしている間に学校に着いた。
「まだ部活の人とか結構残ってるんだね。」
ほとんどの人が帰ってしまったと思っていた私。
校庭には生徒と各部活の声が聞こえ少しほっとする。
「そうだね。」
そんな事に興味のない西岡君は自転車置き場を目指してテクテク先を歩く。
:08/12/31 11:27
:SH903i
:ytzQSyFY
#99 [麻]
がんばって~
続き気になる−ヘ
:08/12/31 13:34
:W51S
:upFZtWi2
#100 [のの子]
麻さん
これから更新しまぁす


:08/12/31 15:52
:SH903i
:ytzQSyFY
#101 [のの子]
「あっ待って‥」
小さな声でそう呟き西岡君の背中を追いかける。
西岡君に追い付きチラッと彼を見ると笑っていた。
「何で笑ってんの?」
私なんもしてないよね?
「なんでもない。」
そう言いながらすっごいニヤニヤしてる。
「‥嘘だ」
小声で呟くとまた西岡君は笑った。
:08/12/31 16:48
:SH903i
:ytzQSyFY
#102 [林檎
]
がんばってください♪
:08/12/31 19:24
:SO706i
:J2YxqEjE
#103 [のの子]
:08/12/31 19:47
:SH903i
:ytzQSyFY
#104 [のの子]
自転車置き場は校舎の裏にある食堂のすぐ横にある。
自転車置き場にたどり着くと自転車はまだ何十台もあった。きっと部活中の人達のだろう。
「うわっこんなあんの?まぁ待ってるから取ってきなよ。」
「うん。ゴメンね。」
西岡君に言われて急いで自転車を探す‥けど
「あれ?」
:09/01/01 13:08
:SH903i
:bqDda552
#105 [のの子]
あれ?あれあれあれ?
キョロキョロする私を見て離れた所にいる西岡君が呼ぶ。
「どうしたのー?」
ヤバイ。どっどうしよ〜‥
「自転車どこに置いたか忘れちゃった‥」
「え?今なんて言った?」
もうー!
「自転車がなぁあい!」
まだ私のついてない日は終わっていなかった。
:09/01/01 13:20
:SH903i
:bqDda552
#106 [のの子]
「はぁ‥どこに置いたか全然覚えてないの?」
コクン
無言で頷く。
私の自転車を探すため西岡君も自転車の群れの中に入ってくれた。
「もしかして盗まれたのかな?」
「さぁどうだろ。とりあえず探してみよ?」
落ち込んでる私を余所に西岡君は自転車を探し始める。それを見て私も慌てて探しだす。
朝遅刻しそうで急いでたからなぁ‥私のばかちん。
_
:09/01/01 22:19
:SH903i
:bqDda552
#107 [のの子]
「あっそういえば西岡君なんで遅刻しそうだったの?」
西岡君とは別の列を一台一台確認していきながら話しかけた。
「んー‥俺朝苦手なんだよね。だから寝坊。」
「確かに欠伸してたもんね。」
つい思い出してクスッて笑ってしまう。
「聡美ちゃんは俺を盗み見してこけたね。」
クスッと笑う声が聞こえた。
:09/01/01 22:33
:SH903i
:bqDda552
#108 [のの子]
‥え?
ドキンッ
体が固まる。それと同時にまだ鳴りやんでいなかった心臓の音が耳に響いてきた。
「ねぇ‥あの時俺の事見たでしょ?」
ドキンッドキンッ
西岡君最初から気付いてたんだ‥
恥ずかしい気持ちもそうだけど、今まで何も知らない振りをしてきた西岡君が謎すぎてどう反応すればいいのかわからなかった。
:09/01/03 17:22
:SH903i
:eRdZVMO2
#109 [のの子]
西岡君が妖しく笑っているのが背中に伝わってくる。
「あっあたし‥!」
スッ
いつの間に来ていたんだろうか?西岡君は私の後ろに重なるようにしていた。
ドキンッ
ゆっくり振り返る。
やっぱり西岡君は妖しく笑っていた。と思ったら前かがみになり私と肩があたる。
えっちょっ!!
まっまっ待って〜!
「‥みっけ。」
彼の左手が触った自転車はまさに私達が探していた自転車だった。
:09/01/03 17:55
:SH903i
:eRdZVMO2
#110 [のの子]
「あ‥私の自転車。」
「自転車だしてあげるから鍵かしてっ?」
キッキスされるかと思った‥
オドオドとしながら鍵を渡す。
「ぷっ聡美ちゃん顔真っ赤だよ?変な事考えたとか?」
「いやっいやいやいや!ないないないない!」
慌てて否定する。けど図星をつかれ更に顔は真っ赤になる。
:09/01/03 18:09
:SH903i
:eRdZVMO2
#111 [のの子]
「わかりやす〜」
ははっと笑いながら西岡君は私の自転車をだしてくれた。
「自転車は俺が持つから荷物とか入れていいよ。」
そういわれ鞄を籠に入れ2人歩き出す。
「‥‥‥‥」
「何?」
無言になった私に西岡君が話しかけるかけてきた。
:09/01/03 18:25
:SH903i
:eRdZVMO2
#112 [のの子]
「朝の事‥なんで気付いてたのにさっきまで言わなかったの?」
思い切って聞いてみた。
だって聞かなきゃたぶん西岡君の謎は深まっていく一方‥私は少しでも西岡君の事を知っていきたいって思ってる。
「あぁ〜わざと。」
:09/01/03 18:32
:SH903i
:eRdZVMO2
#113 [のの子]
わっわざとって‥
「性格悪っ!」
つい条件反射でツッコんでしまった。
「ひどっ!これでも聡美ちゃんに優しくしてるつもりなんだけどなぁ〜」
そう言いニヤつきながら自転車のベルをいじる。
チリン チリン
「‥優しくってどこが?」
「かまってあげてる」
「それって優しいの?」
「俺の中では優しい」
「桃子にも優しくしてた」
「それは聡美ちゃんの友達だから。」
:09/01/03 19:48
:SH903i
:eRdZVMO2
#114 [のの子]
ニコニコ
西岡君の横顔は笑顔で綺麗‥ってか楽しんでいる。
「じゃ‥わっ私って西岡君のなっ何?」
「え‥‥?あぁ‥えーっと‥」
‥しまった。私は何を言い出してるんだっ!!
し〜〜〜〜ん
チリン チリン
西岡君が鳴らすベルだけが響く。
「あっ私ん家もうすぐだからここまでで大丈夫‥です。」
気まずい雰囲気の中の苦肉の策。
逃げよう。
:09/01/03 20:14
:SH903i
:eRdZVMO2
#115 [のの子]
「あぁ、うん。じゃはい。」
目線を合わせずに自転車を受け取る。
「えっと今日は色々ありがとうございました。じゃ‥」
うぅ〜本当に消えてしまいたい。
恥ずかしさを隠すように俯いたまま歩きだす。
まだ冷たい4月の風が私の背中をさする。
はぁ〜‥今日は本当つい
「聡美ちゃんっ」
:09/01/03 20:24
:SH903i
:eRdZVMO2
#116 [のの子]
今の声‥
―――バッ
振り返ると、さっき一方的に別れを告げた場所に西岡君はまだ立っていた。
真剣な顔で西岡君は私を見つめている。
ドキンッ
「さっきの質問の事だけど‥特別な人だよ。これが証拠。」
西岡君が指差したのは右耳にあるピアスだった。
あ‥
「だから外すな。命令。」
ニヤッて笑うと西岡君は去っていってしまった。
:09/01/03 22:58
:SH903i
:eRdZVMO2
#117 [
]
いつもいつも更新を
楽しみにしてます

続き気になります

!
頑張って下さい

.
:09/01/03 23:04
:N906imyu
:WegBqFZ.
#118 [のの子]
ドキッ ドキッ ドキッ
もう西岡君はいないのに心臓の音は止まない。
それどころかもっとうるさくなった。
左耳にあるピアスに指が触れる。
『特別な人だよ。これが証拠。』
ドキッ ドキッ ドキッ
心臓の一定のリズムが心地い。胸がギュッと温かくなる。
あぁこれはきっと‥
ピンクの気分。
私は彼に恋をしてしまったのだ。
:09/01/03 23:08
:SH903i
:eRdZVMO2
#119 [のの子]
:09/01/03 23:11
:SH903i
:eRdZVMO2
#120 [のの子]
―――
「ただいま〜」
どれぐらいあそこに突っ立っていたんだろう。本当なら昼前に帰って来れてたのに‥
ギュルギュル〜
私の可哀相な空っぽの胃が鳴いてる。
「お帰‥りってアンタその膝何っ?!こけたの?」
「えっ?あぁ忘れてた。朝転んじゃった。」
「忘れてたってアンタねぇ〜、気をつけなさいよ。ご飯食べてきたの?」
「なんも食べてないっ!お腹減った〜!」
:09/01/04 16:05
:SH903i
:FYNDPaPA
#121 [のの子]
「焼きうどん作っといたから温めて食べな〜」
そう言うとさっさと2階に行ってしまった。
「焼きうどんかぁ♪」
一口つまみ食いしてレンジに入れる。
モグモグ♪
モグ‥モグ。
‥‥ってか普通恋した女の子って
『何も喉を通らないんです。彼の事で胸がいっぱいで‥』
とか言ったりして恋しながらもダイエットができるんじゃないのっっっ?
:09/01/04 18:00
:SH903i
:FYNDPaPA
#122 [美嘉]
めちゃめちゃ面白いです~剿汢謇サしてほしい…ってか主人公になりたい笑っ
西岡クンLOVEですyのの子サン頑張って下さい~
:09/01/04 18:06
:W52SH
:KhsBKdxE
#123 [のの子]
もしや私恋してないっ?
ただの勘違い女っ?
あぁ〜〜〜どうなって
「焼きうどん温まってるよ?」
「ふぇっ?あっお姉ちゃんいたの?」
現実に戻してくれたのは私より4歳上の姉『二ノ宮桜』。将来教師を目指す大学生4年生。
「うん。何一人でブツブツ言ってんの?」
お姉ちゃんは不思議そうな顔をしながら牛乳を出している。
「えっ私声出してたっ?」
「出してた。」
‥はっ恥ずかしい。
:09/01/04 18:18
:SH903i
:FYNDPaPA
#124 [のの子]
「もしかして恋でもしてんの?」
ドキーンッ
「なっ何言って!ばかばかばかっ!」
お姉ちゃんの肩をポカポカ叩く。
「ちょっ牛乳がこぼれるっ!」
「えっあっゴメン‥なさい」
「全く‥顔真っ赤。図星ならさっさと認めなさいよ。人生の先輩が相談のってあげるぞ?」
呆れた顔でお姉ちゃんが横目で見てくる。でも微かに口元がニヤついていた。
「‥はい。」
:09/01/04 18:29
:SH903i
:FYNDPaPA
#125 [のの子]
美嘉さん
ありがとうございます

漫画化だなんて滅相もないです(/□`


でも嬉しい‥


笑
西岡君LOVEですかっ!

有り難いお言葉


どんどん西岡君出してくんでヨロシクお願いしますね


:09/01/04 18:32
:SH903i
:FYNDPaPA
#126 [のの子]
「本当聡美はわかりやすいね〜」
焼きうどんを食べる私を前に桜姉が話す。
「ん〜ほぅかなぁ?」
ゴックン
「うん。本当わかりやすいから騙されないようにね」
「だっ騙されるなんてひどぉいっ!」
ウルウル目つきで桜姉を睨む。
「そんな事より誰好きになったの?学校今日からだったんでしょ?」
桜姉の興味津々な目が輝いてる。
これは面白がってんな‥
:09/01/04 19:06
:SH903i
:FYNDPaPA
#127 [のの子]
「今日初めて会った人。で、不良だけど不良じゃなくて謎な人。あとあとっ優しいけど優しくないの。」
‥‥
「なんだそいつっ!生意気だな。」
「えぇ〜‥!」
将来教師を目指す人がこんなんでいいのか‥
ってか人がせっかく話したのにその反応って!
ガックシ
握っていた箸を落とす。
コロン。
:09/01/04 19:22
:SH903i
:FYNDPaPA
#128 [のの子]
「ちょっと冗談じゃ〜ん♪」
そう言いながら桜姉の焦りが伝わってくる。
「じゃ真剣に相談のってくれる‥?」
「のるのる!なんでも聞きなさいっ♪」
「これから‥明日からどうすればいいと思う?」
「アタックすればいいじゃん。」
‥‥
昔から桜姉は内気な私とは違っていつも活発で明るい子。だから桜姉にできて私にできない事なんてたくさんある。
:09/01/04 19:31
:SH903i
:FYNDPaPA
#129 [美嘉]
わざわざ返事ありがとうございますッぢゃあ楽しみに読み続けさせていただきます咐~
コレの感想板てありますか??
:09/01/04 21:01
:W52SH
:KhsBKdxE
#130 [のの子]
「そんなの無理〜。私恋愛初心者なんだよぉ?」
焼きうどんをつまむ。
はぁ‥なんか食欲なくなってきた。やっぱ私西岡君に恋してんだな‥
「だったら1番簡単なアタック方法を教えてあげるかなぁ♪」
「‥なに?」
疑いつつ真剣な目で桜姉をみる。
「それはねぇ‥♪離れない事っ!自然と一緒に行動して他の女を引き付けず、その間に自分の魅力をアピールする!簡単でしょ?」
‥それって簡単なのか?
:09/01/07 00:29
:SH903i
:omIT/gxE
#131 [のの子]
「とりあえず試してみなさいよ。あっあと笑顔も大事だから気をつけて。じゃ私これから用事あるから♪」
笑顔で立ち上がったかと思うとさっさと居間から出ていってしまった。
「私なんかにできるかなぁ‥」
ズルッ モグモグ
焼きうどんを口に運びながら考えた。
西岡君の事を‥
彼の事を考えると温かい気持ちになれる。
彼の怪しい笑顔も、声も仕草も、全てが胸をくすぐる。ドキドキが止まらなくなる。
:09/01/07 00:39
:SH903i
:omIT/gxE
#132 [のの子]
こんな事思ってしまって良いんだろうか。
‥好き。
私は西岡君が好き。
モグモグ
結局焼きうどんを食べ切ってしまった。
「‥頑張ろう。」
自分でも聞こえないような小さな声で、小さな小さな決意をした瞬間。
_
:09/01/07 00:43
:SH903i
:omIT/gxE
#133 [
]
<font size="2">ずっと読ませてもらいました

すごく面白いです

!
主さんのペースで
頑張ってください


</font>
:09/01/07 20:55
:N901iC
:DMX5c3Q2
#134 [のの子]
:09/01/07 22:20
:SH903i
:omIT/gxE
#135 [のの子]
―――――――
次の日。
〜♪♪♪♪
携帯からなる目覚まし音に起こされる。でも目が覚めた途端にドッと気分が重くなった。
へっ平常心平常心!
ヨロヨロッと起き上がり居間に向かう。
「おはよ。」
「おはよ〜♪」
忙しそうにバタバタしているお母さんとご飯食べている桜姉がいた。
:09/01/07 22:24
:SH903i
:omIT/gxE
#136 [ゆき]
頑張れ!
:09/01/18 16:14
:921SH
:X/S.FdJM
#137 [
]
:09/01/18 18:35
:N906imyu
:rjGUlXFc
#138 [ゆか]
すごくおもしろいですI
続き期待してます!
頑張って下さい!
:09/01/18 22:55
:W52SH
:aJN4ADmU
#139 [あい]
あげ


:09/01/20 19:33
:F705i
:uI1vT7p.
#140 [のの子]
:09/01/21 01:03
:SH903i
:bfa8f/ks
#141 [のの子]
そんな二人を余所に私は顔を洗い化粧の準備を始める。
「聡美〜♪今日は気合い入れてくのぉ?」
ニヤニヤしながら桜姉が話しかけてきた。
‥うっ
「べっ別に!っていうかなんで気合い入れなきゃなんないの?」
横目で桜姉を見る。って言いながら動揺して化粧水と乳液を着ける順番を間違えた私。
「動揺しすぎだし!バカじゃな‥ィタッ!」
ピシッ
ははっと笑う桜姉の頭をお母さん叩いた。
:09/01/21 15:42
:SH903i
:bfa8f/ks
#142 [のの子]
「妹からかってないてご飯食べ終わったなら学校行きなさい!」
「ィター‥はぁい。」
お母さんにせかされ桜姉もバタバタ動き出す。
それを見て私も自然と準備を急ぐ。
:09/01/21 16:11
:SH903i
:bfa8f/ks
#143 [のの子]
化粧をしながら朝のニュース番組を見ていると
「じゃ聡美頑張ってね♪」
そう小声で一言言うと桜姉はさっさと家を出ていった。
‥‥頑張るかぁ。正直気が重い。恋ってもっと楽しいんじゃなかったっけ?
そんな事を考えながらあっという間に家を出る時間。
「行ってきまーす!」
今日は寝坊しなかったし歩いて登校。
:09/01/21 16:16
:SH903i
:bfa8f/ks
#144 [のの子]
やっぱまだ寒いなぁ。
空を見上げると今日も綺麗な晴天。
ちなみに私の気分は‥
淡〜〜い紫色。かな?
緊張とドキドキが混じってごっちゃごちゃ。
「ふぅ。今日はどんな1日になるのかな?」
そう思いながら頭に浮かぶのは西岡君の顔だった。
:09/01/21 16:22
:SH903i
:bfa8f/ks
#145 [かな]
更新楽しみにしてます~忙しいとは思いますが、頑張って下さい
:09/02/03 10:46
:W52SH
:8m0RBRa6
#146 [のの子]
ドキドキ
あー‥学校が近づくにつれて心臓が痛くなってきた。
「先が思いやられる‥」
胸に手をあてポツリと零れた言葉にまさかの返事が返ってきた。
「気分悪いの?聡美ちゃん。」
「ふぇ?」
私の隣にいつの間にか光り輝く王子様が‥
ってあれ?
誰こいつ?!
:09/02/03 21:12
:SH903i
:kvvtjk4U
#147 [のの子]
てっきりこういう展開の場合西岡君が現れるかと思っていたんだけど‥
明らかに私の隣に立っている男の子は西岡君じゃない。
「聡美ちゃんでしょ?俺竜二の友達の林博也(ハヤシ ヒロヤ)って言うの。よろしく♪」
エヘヘと笑顔でピースをする彼。
あらら‥まだお仲間がいたのね〜
ニコニコ笑う彼につられて私も笑顔になる。引き攣った笑顔に‥
:09/02/03 21:34
:SH903i
:kvvtjk4U
#148 [のの子]
やっぱり不良グループの一員。見た目がちょっと‥‥
林君は黒髪に金色のメッシュをいれていた。目がパッチリしているのとアヒル口っぽい口元がいやらしく見える。
「林君‥なんか私達距離近くない、かな?」
ジーッと私の顔を見てる林君。
「聡美ちゃん可愛いね♪」
「えっ?いやいやっそちらこそとてもカッコイイですよ!」
「可愛いなぁ♪こうしてやるっ!」
ガバッ
ギューッと林君に抱きしめられる私。
ちょっちょっとぉおお!
:09/02/03 21:59
:SH903i
:kvvtjk4U
#149 [のの子]
「ちょっやだ!」
「聡美ちゃんフニフニして柔らか〜♪♪」
柔らかいって‥!
もう誰か助けてぇ〜!!
自分よりも大きな林君にギューッと抱きしめられ、爪先で立っている私はうまく抵抗できなかった。
「おいっ博也っ!お前何やってんだよ!」
ドンッ
勢いよく林君と私を引き離したのはフクだった。
「フク〜〜!」
:09/02/03 23:03
:SH903i
:kvvtjk4U
#150 [のの子]
さっと慌ててフクの後ろに隠れる私。
林君は両手を上げて笑っている。
「おはよっフク。なんでそんな怒ってんの?」
「お前なぁ、女好きは別にいいけど二ノ宮さんにまで手だすなよ!この子はお前がつるんでるような子とは違って純粋なんだ。」
私をかばいながらフクが呆れたように言う。
「それにもしアイツがいたらお前ただじゃすまないぞ?」
「何それ。フク心配してくれてんの?優しい〜♪」
ニヤニヤ笑う林君。その顔からは何を考えているのか全くわからなかった。
:09/02/03 23:36
:SH903i
:kvvtjk4U
#151 [のの子]
やっぱ恐い‥
フクの後ろからチラチラ林君を覗きみる。
「そんな恐がんないでよ聡美ちゃん♪俺って優しいんだよ?」
ニコッて笑いながら私に話しかけてきた。
「アホッ。」
フクが林君の頭を押す。
「とりあえず学校行こう。二ノ宮さん大丈夫?」
「あっ‥うん。」
林君、フク、私の並びで学校に向かう事になった。
‥まさかの展開。
昨日といい今日といい色々ありそうだ。
:09/02/03 23:51
:SH903i
:kvvtjk4U
#152 [のの子]
―――――――
「あれぇ?何そのメンツ?」
下駄箱に着くと桃がいた。
「ジャーン♪まさかのメンツに桃ちゃんビックリ?」
ピョンッと桃の所に飛び付く林君。
なんか子供みたい。
「フクと聡美ならわかるけどなんで博也君?」
横目でニヤつきながら桃と林君は話し出した。
「桃、博也君と知り合いなのかな?」
「あぁ‥アイツ顔広いから。特に女の子ね。まっ桃もだけど。」
コソッとフクに話し掛けるとフクは呆れた口調で話しながら上履きに履きかえる。
:09/02/04 00:21
:SH903i
:3fjB9AhI
#153 [のの子]
どうやら桃と林君は似た者同士らしい。
気が合うのね。
「ちなみに竜二達のグループはあいつで最後だょ。博也は2組で昨日会った彰は3組。」
フクが私に耳打ちしてきた。
「へぇ〜‥って事は4人組なんだ。」
あの人が最後で良かった。これ以上増えても困る。
だってやっぱり恐いもん!
「4人組じゃなくて5人組だよ。」
えっ?
上履きにはきかえたら調度眞鍋君と柏木君が登校してきた。
柏木君は朝からテンション高め。
「あっみんないる!おはよー♪」
でもさっきの発言は眞鍋君だ。
:09/02/05 14:50
:SH903i
:1lWa1G7I
#154 [のの子]
おはよっと柏木君に挨拶して欠伸をしながら上履きにはきかえる眞鍋君を見る。
クールっぽい感じの眞鍋君はやっぱり朝から静か。
「眞鍋君、5人組ってもう一人は誰なの?」
私と眞鍋君以外は騒いでいてこの会話を聞いていないみたいだ。
「フク。」
‥‥‥‥‥
「え゛ぇっ?!」
グルッ
勢いよくフクを見る。
「え?何っ?」
私も驚いているけど話を聞いていなかったフクも訳がわからないまま驚いている。
:09/02/05 15:02
:SH903i
:1lWa1G7I
#155 [のの子]
まさか‥
私の事を二ノ宮さんって呼ぶフクがっ?
優しくて回りから人気のあるフクがっ?
不良に見えないのにっ?!!
「フッフクも‥眞鍋君達と一緒に喧嘩するの?」
軽くショックを受けながらも信じられずフクに聞くと
フクが一瞬困った顔をしたのを私は見逃さなかった。
「助っ人で‥ちょっと。」
目を合わせずフクが小さな声で告白する。
「そっそんなの昨日一言も言ってなかったじゃん!」
「だって二ノ宮さん喧嘩好きじゃないの知ってたし。」
:09/02/05 19:24
:SH903i
:1lWa1G7I
#156 [のの子]
「そっそうだけど嫌いになんてならないし‥言ってよ〜」
ポコポコとフクの胸を叩く。
「ちょっごめんって。でも本当ヤバイ時以外そんな喧嘩しないんだよ?」
開き直ったのかポコポコ叩く私を見て笑うフク。
「それにどうせ桃子は知ってるんでしょ?」
「あぁ、うん。」
ほら、また私だけ仲間ハズレじゃない。
ムスッとする私。
:09/02/05 20:09
:SH903i
:1lWa1G7I
#157 [のの子]
「おはよ」
ん?
ムスッとした顔のまま声のする方を見る。
「ムスッとしてどうしたの?聡美ちゃん。」
ドキーッ
慌てて目を下に向ける。
だってそこにいたのは
私が会いたくなかったけど会いたかった人
西岡竜二だった。
「こいつフクが俺らと喧嘩したりするの秘密にされて拗ねてんだよ。」
眞鍋君が私の頭に手を置いてクシャクシャしてきた。
:09/02/05 20:32
:SH903i
:1lWa1G7I
#158 [のの子]
「ちょっ眞鍋君っ!」
ニヤニヤする眞鍋君。
ペシッ
眞鍋君の手を叩いたの
‥やっぱり西岡君。
でも眞鍋君の手を退けたと思ったら今度は西岡君が私の頭に手を置く。
「拗ねてんの?」
そういいながら顔を覗き込んできた。
:09/02/05 20:49
:SH903i
:1lWa1G7I
#159 [のの子]
うぅ〜!
恥ずかしい。
「だってみんな私が知らない事知ってるんだもん。なんか‥仲間ハズレって思って‥」
「でもみんなが知らない事を聡美ちゃんは知ってたりするよ。気にしない気にしない♪」
ヨシヨシ
そう言って優しく頭を撫でてくれた。
ドキドキ
ヤバイ‥!私顔がニヤけてる気がする。
心臓の音がみんなに聞こえちゃうんじゃないかってぐらいうるさい胸を押さえる。
:09/02/06 22:53
:SH903i
:34rNxMLQ
#160 [のの子]
「何それー!聡美ちゃんだけが知ってる事なんてあんの?」
さっきまで騒いでいた桃子と柏木君と林君が興味ありげな顔をして近寄ってきた。
確かに‥私だけ知ってる事ってなんだろ?
「聡美ちゃんだけっていうか‥俺と聡美ちゃんだけ。みたいな?」
そう言うと西岡君は私の肩に手を回してきた。
西岡君の勝ち誇った顔にみんな驚く。
.
:09/02/07 12:28
:SH903i
:as4P1txo
#161 [のの子]
「おまっ!お前まさかもう手出したんじゃっ?!」
「アホ。」
顔を赤くした柏木君に冷たい目で西岡君が返す。
そんな二人を見て笑うみんな。
でも私は西岡君の言っている事の意味がわかった。
だから彼の右耳に目がいく。髪の毛でハッキリ見えないけど、黒髪が揺れる隙間から微かに光ったピアスが見えた。
私達だけの秘密。
.
:09/02/07 12:36
:SH903i
:as4P1txo
#162 [のの子]
―――キーンコーンカーンコーン
「やべっ!急げ!!」
余裕を持って登校したはずなのにあっという間に時間は過ぎて鐘が鳴った。
「じゃーなっ!」
そういって眞鍋君と林君二人は走って行く。
って私達も見送ってる場合じゃない!!今日も遅刻なんて勘弁してよ!
「急げっ!」
5人も慌てて教室に向かった。
:09/02/07 16:57
:SH903i
:as4P1txo
#163 [のの子]
――――――
なんとか間に合って今は1時間目の授業中。
教科は英語。
私は勉強は嫌いじゃないし、どうせならテストで良い点数をとりたいからチャント授業を受ける。
って言っても先生の英語を聞いてもなんとなくしかわからないけど‥
回りを見渡すと柏木君は隠れて携帯をいじって、桃子はノートをとっていた。フクは前の席でよく見えないけどたぶんしっかり授業を受けてるはず。
:09/02/07 17:05
:SH903i
:as4P1txo
#164 [のの子]
西岡君は‥‥
「‥だから彼女は彼にこう言ったのだ。このろくでなし男っ!と。」
先生に指され言われたトコを訳し終わった西岡君はニコッと笑って座った。
ろっろくでなしって‥
クスクス
ついみんな笑ってしまう。
「西岡〜。ろくでなし以外は良かったのに、お前って奴は‥」
先生も呆れて笑ってしまっていた。
「じゃぁ次は‥小野!訳せ〜。」
西岡君は頭良いみたい。
でもやっぱり優等生までにはいかないのかな。
:09/02/07 17:16
:SH903i
:as4P1txo
#165 [のの子]
―――――キーンコーンカーンコーン
「じゃ今日はここまで。」
1時間目終了っと。
次の授業は〜‥
「ねぇ聡美ちゃん。」
ドキッ
授業が終わったと同時に西岡君が振り向いてきた。
「なに?」
「朝からずっと気になってたんだけど‥」
あれ?
「聡美ちゃんさぁ」
西岡君‥
なんか目が冷たい?
「嫌な匂いがすんだけどなんで?」
「‥‥え?」
嫌な匂いって臭いって言ってんの?!!
:09/02/07 18:16
:SH903i
:as4P1txo
#166 [チャキ]
:09/02/07 18:28
:SH706i
:IPQADnZ2
#167 [のの子]
「わっわかんないよ。私香水つけてないし、気のせいじゃないの?」
西岡君の尋問に私は焦る。だって本当に知らないんだもん!
「でも博也の匂いがするんだけどなぁー。」
‥‥‥‥‥‥あっ。
朝のだ。
西岡君の一言で謎が解けた。
:09/02/07 18:30
:SH903i
:as4P1txo
#168 [のの子]
チャキさん
ありがとうございます


これからまた少しずつ更新していきます!

:09/02/07 23:29
:SH903i
:as4P1txo
#169 [のの子]
「俺の気のせい?」
鋭くなる目。
どっどしよう‥
抱き着かれたなんて言えない。ってか好きな人に言いたくないよ!!
西岡君の目を見れない。
「気のせいじゃないよ♪」
えっ?
気まずい雰囲気の中その場に合わない明るい声が聞こえた。
「博也。」
いつの間にか林君が私の隣に立っていた。
:09/02/08 11:45
:SH903i
:3iKs.mwE
#170 [のの子]
げっ!なんでいんのよ!
「さすが竜二♪バレちゃったか。」
「はぁ、お前の香水珍しい香りだからな。聡美ちゃんからその匂いがすればだいたい予想がつくだろ。」
「予想?じゃ抱き合った事わかっちゃった?」
ガタッ
西岡君が立ち上がる。
「あっあの‥‥!」
西岡君が立ち上がった事で私も慌てる。
だって二人とも笑ってるけど怒ってるのがヒシヒシと伝わってくるから。
:09/02/08 11:53
:SH903i
:3iKs.mwE
#171 [のの子]
「どうせお前から抱き着いたんだろ?聡美ちゃん困らせんなよ、アホ。」
「えぇ〜♪聡美ちゃん全然嫌がってなかったよ?」
グイッ
林君に肩を掴まれ引き寄せられる。
「ちょっと林君やめ‥
「だーかーらー!嫌がってんのがわかんないのかよっお前は。離れろ。」
「やだ。」
二人共私を無視して今にも喧嘩が始まりそうな雰囲気。
ってかこの二人は本当に仲良いのか?
:09/02/08 18:00
:SH903i
:3iKs.mwE
#172 [のの子]
「お前のその臭い匂いが聡美ちゃんに移るだろうが。」
「うわ〜ひどいな。俺すごいショック〜♪」
ギューッ
「ちょっ!」
また林君に抱き着かれた。
「竜二がいじめるよ〜♪」
やっやめて〜〜〜!
:09/02/08 18:13
:SH903i
:3iKs.mwE
#173 [のの子]
ダンッッ!!
「っ!ビクリした〜」
林君も驚いたみたいで抱き着いていた手に一瞬力が入った。
私も驚いて体が固まる。
一方西岡君は自分のバッグを私の机の上に置いたと思ったらゴソゴソと何かを探してるみたい。
「‥‥あった。」
そういうと私の目の前に何かを突き出す。
これは‥
「こっ香水?」
:09/02/08 18:29
:SH903i
:3iKs.mwE
#174 [のの子]
「博也どけ。」
西岡君が林君を睨む。
さっきまで一応笑顔でいた西岡君だけど今は冷たい目。さすがにその目からは恐さが伝わってくる。
「ちぇっわかったよ。」
林君が不満げな顔をしながら離れる。
「西岡君‥?」
一対一になった私と西岡君。すると西岡君は私の目をみてニコッと笑う。
プシュッ
「きゃっ」
西岡君が持っていた香水が私にかかる。
:09/02/08 18:47
:SH903i
:3iKs.mwE
#175 [我輩は匿名である]
:09/02/08 18:56
:D704i
:US6ZQS6c
#176 [チャキ]
:09/02/08 19:26
:SH706i
:bQ/3HwK.
#177 [のの子]
西岡君の香水は爽やか匂いだった。
「なんで香水?」
訳がわからず西岡君を見ると満足げな顔をしてる西岡君。
それにたいして私は目をパチクリさして口も開いてる。
やっぱ謎‥
「これで聡美ちゃんは俺と同じ香り。嫌な匂いもとれて良かったね♪」
ヨシヨシ
朝みたく西岡君が頭を撫でてくれた。
:09/02/09 00:40
:SH903i
:fYXoiXcg
#178 [愛]
待ってます^pq`フ◇
:09/02/10 23:32
:W54SA
:9PiqSqu6
#179 [のの子]
:09/02/11 02:09
:SH903i
:Fvaqv1CY
#180 [のの子]
「うわ〜そんな独占欲強いと嫌がられるよ。ね?」
林君が私達を見て呆れた口調で言う。
「どっ独占?」
意外な言葉に食いつく私。
独占て‥‥ なんで?
キョトンとしてる私をみてクスッと笑った西岡君。
「そういうの聡美ちゃんの前で話しても混乱しちゃうだけだから。とっとと教室に帰れ。」
シッシッ
猫にやるみたいに林君を追い払う。
:09/02/11 14:38
:SH903i
:Fvaqv1CY
#181 [のの子]
「‥竜二のばーかっ!」
そう言い放つと林君は逃げるように走っていってしまった。
「ガキだな。」
「子供みたい‥」
‥‥‥チラ
西岡君と目が合う。
「「ぷっ」」
二人して笑いだす。
:09/02/11 16:27
:SH903i
:Fvaqv1CY
#182 [のの子]
もうすぐ休み時間が終わるのに笑いが止まらない。
別に林君の事を馬鹿にしてる訳じゃなくて、二人でこういう風に笑い合えてるのが私は嬉しいんだと思う。
「ってかそろそろ俺らに気付いてくんない?」
「「え?」」
そこにいたのは遠慮気味のフクと拗ねてる柏木君にニヤついてる桃子。
「俺らずっと傍にいたのに全然気付いてないっしょ!なんなの君達っ!」
柏木君が私達を指差しながら騒ぎだした。
「あーうるさいなぁ」
西岡君はわざと大袈裟に両手で耳を塞ぐ。
:09/02/11 16:47
:SH903i
:Fvaqv1CY
#183 [のの子]
「あぁっ!コノヤロー!!」
更に騒ぎだした柏木君。
そんな柏木君をなだめながら押さえるフク。
両手で耳を塞いだまま柏木君を見て笑う西岡君。
不良グループって言われてるけど、今は恐さとかなくてただの高校生な3人。
そんな3人を見て笑う私と桃子。
こうやって私の新たな高校生活が始まったのだ。
.
:09/02/11 16:56
:SH903i
:Fvaqv1CY
#184 [のの子]
――――――――
6月
色々あった始業式から2ヶ月が過ぎた。
2ヶ月の間に何か変わったかと聞かれたら梅雨になった事ぐらい、かな?
あっ!あと‥
「りゅっ竜二君!また彰君達が喧嘩してる〜!」
「えぇ〜またぁ?今月入って4回目じゃん。めんどくさー‥」
そう言って動こうとしない竜二君の腕を引っ張る私。
「早く止めなきゃっ!それに桃子置いて来ちゃったんだから〜!ほらっ竜二君出動ー!!!」
:09/02/11 17:13
:SH903i
:Fvaqv1CY
#185 [のの子]
クスッ
「しょうがないなぁ〜」
そう言ってゆっくり立ち上がった竜二君。
「早く早くっ!」
小走りする私。
「聡美ちゃん転ぶよ〜」
ピタッ
振り返ってクスクス笑いながら歩く竜二君を睨む。
.
:09/02/11 18:08
:SH903i
:Fvaqv1CY
#186 [のの子]
「ゴメンッゴメン。ほらっあの喧嘩バカ達のトコ行こう。」
‥クスッ
これから行く場面に合わない笑った顔で2人で向かう。
そう、2ヶ月の間で私は西岡君達を名前で呼ぶようになった。
博也君に名前で読んでって頼まれたのがきっかけ。
ちなみに竜二君とは‥
何も変化はありません。
:09/02/11 19:01
:SH903i
:Fvaqv1CY
#187 [のの子]
――――――
「イッテー!!」
「あぁもうっ!うるさいなぁ〜。じっとしてて!」
「絆創膏どこにあんの?」
「おいっ隠れてベッド使うなって!」
なんとか喧嘩止めて保健室にきた私達。ラッキーな事に先生はいなかった。
って怪我をしてる4人の手当てで大騒ぎ。旬君は痛がって逃げるし、彰君は自分で手当てしようと動き回っちゃうし、博也君はベッドで寝ようとするし‥
:09/02/12 07:51
:SH903i
:LwK2a/tw
#188 [のの子]
「もう桃やだーっ!」
流石の桃子もお手上げ状態。
「フクは?大丈夫」
「俺は自分でできるから桃の手伝ってやって。」
「わかった。」
今回はフクも巻き込まれたみたいで口元が少し切れて顔に痣があった。
「‥で?今回はなんで喧嘩したわけ?」
竜二君が先生の椅子に座りながら聞く。
:09/02/12 08:01
:SH903i
:LwK2a/tw
#189 [のの子]
「「「‥‥‥」」」
気まずい雰囲気が流れる。
どうしたんだろ。いつもならすぐ理由話すのに‥
「なにっ?なんで黙ってんの?」
「竜二。原因、俺。」
そう言ったのは
彰君だった。
「彰?どういう事?」
あまりお喋りな方ではない彰君。窓に寄り掛かりながら外を見る。
:09/02/12 08:13
:SH903i
:LwK2a/tw
#190 [のの子]
「‥あの事知ってる奴がいてさ、言いふらすとか言ったから殴った。」
あの事?
なんの事かわからず私と桃子は顔を見合わせる。
「あの事って‥なんで知ってんの?」
竜二君が眉間にシワを寄せる。
「‥よくわかんね。とりあえず殴ってたから。」
いつもふざけて明るい5人が黙っているなんて‥
あの事ってなんなんだろう?
.
:09/02/12 16:30
:SH903i
:LwK2a/tw
#191 [のの子]
結局〔あの事〕について聞きたかったけど皆の様子を見てると聞ける雰囲気じゃなかった。
――――――
「じゃーねぇ。」
「またなぁ!」
あれから皆普通にしているけど彰君だけは私達の教室に来る事はなかった。
「聡美っ一緒に帰ろう♪」
「うんっ。」
桃子と帰る仕度をしていると同じクラスの春日君が近づいて来た。
:09/02/12 17:47
:SH903i
:LwK2a/tw
#192 [のの子]
「二ノ宮さん、今日日直だよね?先生がなんか呼んでたよ。」
「えっ本当に?わかった。ありがと。」
まさかのお呼び出し。
どうせ雑用やらされるんだろうなぁ。
「桃子ゴメ〜ン。日直の仕事あるらしいから先帰ってていいよ。」
「それ時間かかんのぉ?待ってようか?」
「んーわかんないから大丈夫だよ。ゴメンねっ。」
桃子を下駄箱まで送るとそのまま職員室に向かう。
:09/02/13 12:49
:SH903i
:R2SDhxfw
#193 [のの子]
竜二side
「竜二帰ろうぜ〜♪」
旬とフクがきた。
「あぁ。彰達は?」
「彰は先帰ったって。」
俺から目線をはずして苦笑いしながら答える旬。
ドンッ
「イテッ!」
バッグを旬にぶつける。
「お前がそんな顔だと空気重くなるだろ?元気がとりえなんだからいつも通りにしてろよ。」
「‥‥だなっ!俺は元気なきゃだよな!」
いつも通りの笑顔になった旬を見て俺もフクも笑う。
.
:09/02/14 19:27
:SH903i
:18JgMLmM
#194 [のの子]
「行くか。」
そう言って3人歩きだす。
あっバイバイ言うの忘れた。
教室を出る時軽く振り返ると彼女は春日っていうクラスの男子と話していた。
‥‥ちぇっばーか。
結局何も言わずに俺は教室を出た。
.
:09/02/14 19:43
:SH903i
:18JgMLmM
#195 [のの子]
博也も合流して下駄箱に向かう。
靴を履いて外に出ると雨が降っていた。
「傘持ってきてねぇ。」
「俺も。」
「俺も〜。」
「俺持ってるけど?」
「私も持ってるよぉ♪」
傘持ってないのはもちろん俺・旬・博也。持ってるのはフク・桃ちゃん。
「ってか桃なんでいんだよっ?」
フクのツッコミに笑う桃ちゃん。
:09/02/14 20:15
:SH903i
:18JgMLmM
#196 [のの子]
「聡美日直で先生に呼び出されちゃったから先に帰るんだぁ。だから誰か一緒に入る?♪」
桃ちゃんの手にはピンクの傘がある。
「えっマジ?ありがと!♪」
「じゃ俺桃ちゃんと〜♪」
「お前は俺の傘。」
フクが博也を止める。
傘持ってんのかな‥
.
:09/02/14 20:31
:SH903i
:18JgMLmM
#197 [のの子]
俺の頭に彼女の顔が思い浮かぶ。
「俺‥聡美ちゃんと帰る。」
ポツリと一言呟く。
「え?竜二なんか言った?」
「悪い、先帰って。」
俺は来た道を戻ろるため振り返って歩きだす。
.
:09/02/15 01:00
:SH903i
:SinPoY0U
#198 [のの子]
ガラガラ
教室に戻るともう誰もいなかった。でも彼女の机にはまだバッグと傘があった。
まだ戻って来てないか。
すれ違うんじゃないかと思って走ってきた俺。
息を切らしながら座った椅子は彼女の。
彼女の机。シャーペンで書いたラクガキがちらほらある。
ぷっ何してんだし。
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:09/02/15 01:07
:SH903i
:SinPoY0U
#199 [のの子]
「聡美ちゃんらし〜。」
かわいらしい色々なラクガキの中にあるものを見つけて俺はそれに目が止まる。
『スキ』
‥どういう意味でこの言葉を書いたんだろう。
何を 誰を
スキなんだろう...
「好きって言われてー‥」
『スキ』の文字を指でなぞる。
:09/02/15 01:14
:SH903i
:SinPoY0U
#200 [のの子]
でもその瞬間〔あの事〕を思い出して指が止まる。
言った方が良いよな‥でもこれは俺だけの問題じゃなくなる。
「‥とりあえず、早く戻ってこーい。」
なんでか今ものすごく会いたい。
彼女の笑った顔を見て安心したいんだ。
.
:09/02/15 01:21
:SH903i
:SinPoY0U
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