ピンクな気分。
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#151 [のの子]
やっぱ恐い‥
フクの後ろからチラチラ林君を覗きみる。
「そんな恐がんないでよ聡美ちゃん♪俺って優しいんだよ?」
ニコッて笑いながら私に話しかけてきた。
「アホッ。」
フクが林君の頭を押す。
「とりあえず学校行こう。二ノ宮さん大丈夫?」
「あっ‥うん。」
林君、フク、私の並びで学校に向かう事になった。
‥まさかの展開。
昨日といい今日といい色々ありそうだ。
:09/02/03 23:51
:SH903i
:kvvtjk4U
#152 [のの子]
―――――――
「あれぇ?何そのメンツ?」
下駄箱に着くと桃がいた。
「ジャーン♪まさかのメンツに桃ちゃんビックリ?」
ピョンッと桃の所に飛び付く林君。
なんか子供みたい。
「フクと聡美ならわかるけどなんで博也君?」
横目でニヤつきながら桃と林君は話し出した。
「桃、博也君と知り合いなのかな?」
「あぁ‥アイツ顔広いから。特に女の子ね。まっ桃もだけど。」
コソッとフクに話し掛けるとフクは呆れた口調で話しながら上履きに履きかえる。
:09/02/04 00:21
:SH903i
:3fjB9AhI
#153 [のの子]
どうやら桃と林君は似た者同士らしい。
気が合うのね。
「ちなみに竜二達のグループはあいつで最後だょ。博也は2組で昨日会った彰は3組。」
フクが私に耳打ちしてきた。
「へぇ〜‥って事は4人組なんだ。」
あの人が最後で良かった。これ以上増えても困る。
だってやっぱり恐いもん!
「4人組じゃなくて5人組だよ。」
えっ?
上履きにはきかえたら調度眞鍋君と柏木君が登校してきた。
柏木君は朝からテンション高め。
「あっみんないる!おはよー♪」
でもさっきの発言は眞鍋君だ。
:09/02/05 14:50
:SH903i
:1lWa1G7I
#154 [のの子]
おはよっと柏木君に挨拶して欠伸をしながら上履きにはきかえる眞鍋君を見る。
クールっぽい感じの眞鍋君はやっぱり朝から静か。
「眞鍋君、5人組ってもう一人は誰なの?」
私と眞鍋君以外は騒いでいてこの会話を聞いていないみたいだ。
「フク。」
‥‥‥‥‥
「え゛ぇっ?!」
グルッ
勢いよくフクを見る。
「え?何っ?」
私も驚いているけど話を聞いていなかったフクも訳がわからないまま驚いている。
:09/02/05 15:02
:SH903i
:1lWa1G7I
#155 [のの子]
まさか‥
私の事を二ノ宮さんって呼ぶフクがっ?
優しくて回りから人気のあるフクがっ?
不良に見えないのにっ?!!
「フッフクも‥眞鍋君達と一緒に喧嘩するの?」
軽くショックを受けながらも信じられずフクに聞くと
フクが一瞬困った顔をしたのを私は見逃さなかった。
「助っ人で‥ちょっと。」
目を合わせずフクが小さな声で告白する。
「そっそんなの昨日一言も言ってなかったじゃん!」
「だって二ノ宮さん喧嘩好きじゃないの知ってたし。」
:09/02/05 19:24
:SH903i
:1lWa1G7I
#156 [のの子]
「そっそうだけど嫌いになんてならないし‥言ってよ〜」
ポコポコとフクの胸を叩く。
「ちょっごめんって。でも本当ヤバイ時以外そんな喧嘩しないんだよ?」
開き直ったのかポコポコ叩く私を見て笑うフク。
「それにどうせ桃子は知ってるんでしょ?」
「あぁ、うん。」
ほら、また私だけ仲間ハズレじゃない。
ムスッとする私。
:09/02/05 20:09
:SH903i
:1lWa1G7I
#157 [のの子]
「おはよ」
ん?
ムスッとした顔のまま声のする方を見る。
「ムスッとしてどうしたの?聡美ちゃん。」
ドキーッ
慌てて目を下に向ける。
だってそこにいたのは
私が会いたくなかったけど会いたかった人
西岡竜二だった。
「こいつフクが俺らと喧嘩したりするの秘密にされて拗ねてんだよ。」
眞鍋君が私の頭に手を置いてクシャクシャしてきた。
:09/02/05 20:32
:SH903i
:1lWa1G7I
#158 [のの子]
「ちょっ眞鍋君っ!」
ニヤニヤする眞鍋君。
ペシッ
眞鍋君の手を叩いたの
‥やっぱり西岡君。
でも眞鍋君の手を退けたと思ったら今度は西岡君が私の頭に手を置く。
「拗ねてんの?」
そういいながら顔を覗き込んできた。
:09/02/05 20:49
:SH903i
:1lWa1G7I
#159 [のの子]
うぅ〜!
恥ずかしい。
「だってみんな私が知らない事知ってるんだもん。なんか‥仲間ハズレって思って‥」
「でもみんなが知らない事を聡美ちゃんは知ってたりするよ。気にしない気にしない♪」
ヨシヨシ
そう言って優しく頭を撫でてくれた。
ドキドキ
ヤバイ‥!私顔がニヤけてる気がする。
心臓の音がみんなに聞こえちゃうんじゃないかってぐらいうるさい胸を押さえる。
:09/02/06 22:53
:SH903i
:34rNxMLQ
#160 [のの子]
「何それー!聡美ちゃんだけが知ってる事なんてあんの?」
さっきまで騒いでいた桃子と柏木君と林君が興味ありげな顔をして近寄ってきた。
確かに‥私だけ知ってる事ってなんだろ?
「聡美ちゃんだけっていうか‥俺と聡美ちゃんだけ。みたいな?」
そう言うと西岡君は私の肩に手を回してきた。
西岡君の勝ち誇った顔にみんな驚く。
.
:09/02/07 12:28
:SH903i
:as4P1txo
#161 [のの子]
「おまっ!お前まさかもう手出したんじゃっ?!」
「アホ。」
顔を赤くした柏木君に冷たい目で西岡君が返す。
そんな二人を見て笑うみんな。
でも私は西岡君の言っている事の意味がわかった。
だから彼の右耳に目がいく。髪の毛でハッキリ見えないけど、黒髪が揺れる隙間から微かに光ったピアスが見えた。
私達だけの秘密。
.
:09/02/07 12:36
:SH903i
:as4P1txo
#162 [のの子]
―――キーンコーンカーンコーン
「やべっ!急げ!!」
余裕を持って登校したはずなのにあっという間に時間は過ぎて鐘が鳴った。
「じゃーなっ!」
そういって眞鍋君と林君二人は走って行く。
って私達も見送ってる場合じゃない!!今日も遅刻なんて勘弁してよ!
「急げっ!」
5人も慌てて教室に向かった。
:09/02/07 16:57
:SH903i
:as4P1txo
#163 [のの子]
――――――
なんとか間に合って今は1時間目の授業中。
教科は英語。
私は勉強は嫌いじゃないし、どうせならテストで良い点数をとりたいからチャント授業を受ける。
って言っても先生の英語を聞いてもなんとなくしかわからないけど‥
回りを見渡すと柏木君は隠れて携帯をいじって、桃子はノートをとっていた。フクは前の席でよく見えないけどたぶんしっかり授業を受けてるはず。
:09/02/07 17:05
:SH903i
:as4P1txo
#164 [のの子]
西岡君は‥‥
「‥だから彼女は彼にこう言ったのだ。このろくでなし男っ!と。」
先生に指され言われたトコを訳し終わった西岡君はニコッと笑って座った。
ろっろくでなしって‥
クスクス
ついみんな笑ってしまう。
「西岡〜。ろくでなし以外は良かったのに、お前って奴は‥」
先生も呆れて笑ってしまっていた。
「じゃぁ次は‥小野!訳せ〜。」
西岡君は頭良いみたい。
でもやっぱり優等生までにはいかないのかな。
:09/02/07 17:16
:SH903i
:as4P1txo
#165 [のの子]
―――――キーンコーンカーンコーン
「じゃ今日はここまで。」
1時間目終了っと。
次の授業は〜‥
「ねぇ聡美ちゃん。」
ドキッ
授業が終わったと同時に西岡君が振り向いてきた。
「なに?」
「朝からずっと気になってたんだけど‥」
あれ?
「聡美ちゃんさぁ」
西岡君‥
なんか目が冷たい?
「嫌な匂いがすんだけどなんで?」
「‥‥え?」
嫌な匂いって臭いって言ってんの?!!
:09/02/07 18:16
:SH903i
:as4P1txo
#166 [チャキ]
:09/02/07 18:28
:SH706i
:IPQADnZ2
#167 [のの子]
「わっわかんないよ。私香水つけてないし、気のせいじゃないの?」
西岡君の尋問に私は焦る。だって本当に知らないんだもん!
「でも博也の匂いがするんだけどなぁー。」
‥‥‥‥‥‥あっ。
朝のだ。
西岡君の一言で謎が解けた。
:09/02/07 18:30
:SH903i
:as4P1txo
#168 [のの子]
チャキさん
ありがとうございます


これからまた少しずつ更新していきます!

:09/02/07 23:29
:SH903i
:as4P1txo
#169 [のの子]
「俺の気のせい?」
鋭くなる目。
どっどしよう‥
抱き着かれたなんて言えない。ってか好きな人に言いたくないよ!!
西岡君の目を見れない。
「気のせいじゃないよ♪」
えっ?
気まずい雰囲気の中その場に合わない明るい声が聞こえた。
「博也。」
いつの間にか林君が私の隣に立っていた。
:09/02/08 11:45
:SH903i
:3iKs.mwE
#170 [のの子]
げっ!なんでいんのよ!
「さすが竜二♪バレちゃったか。」
「はぁ、お前の香水珍しい香りだからな。聡美ちゃんからその匂いがすればだいたい予想がつくだろ。」
「予想?じゃ抱き合った事わかっちゃった?」
ガタッ
西岡君が立ち上がる。
「あっあの‥‥!」
西岡君が立ち上がった事で私も慌てる。
だって二人とも笑ってるけど怒ってるのがヒシヒシと伝わってくるから。
:09/02/08 11:53
:SH903i
:3iKs.mwE
#171 [のの子]
「どうせお前から抱き着いたんだろ?聡美ちゃん困らせんなよ、アホ。」
「えぇ〜♪聡美ちゃん全然嫌がってなかったよ?」
グイッ
林君に肩を掴まれ引き寄せられる。
「ちょっと林君やめ‥
「だーかーらー!嫌がってんのがわかんないのかよっお前は。離れろ。」
「やだ。」
二人共私を無視して今にも喧嘩が始まりそうな雰囲気。
ってかこの二人は本当に仲良いのか?
:09/02/08 18:00
:SH903i
:3iKs.mwE
#172 [のの子]
「お前のその臭い匂いが聡美ちゃんに移るだろうが。」
「うわ〜ひどいな。俺すごいショック〜♪」
ギューッ
「ちょっ!」
また林君に抱き着かれた。
「竜二がいじめるよ〜♪」
やっやめて〜〜〜!
:09/02/08 18:13
:SH903i
:3iKs.mwE
#173 [のの子]
ダンッッ!!
「っ!ビクリした〜」
林君も驚いたみたいで抱き着いていた手に一瞬力が入った。
私も驚いて体が固まる。
一方西岡君は自分のバッグを私の机の上に置いたと思ったらゴソゴソと何かを探してるみたい。
「‥‥あった。」
そういうと私の目の前に何かを突き出す。
これは‥
「こっ香水?」
:09/02/08 18:29
:SH903i
:3iKs.mwE
#174 [のの子]
「博也どけ。」
西岡君が林君を睨む。
さっきまで一応笑顔でいた西岡君だけど今は冷たい目。さすがにその目からは恐さが伝わってくる。
「ちぇっわかったよ。」
林君が不満げな顔をしながら離れる。
「西岡君‥?」
一対一になった私と西岡君。すると西岡君は私の目をみてニコッと笑う。
プシュッ
「きゃっ」
西岡君が持っていた香水が私にかかる。
:09/02/08 18:47
:SH903i
:3iKs.mwE
#175 [我輩は匿名である]
:09/02/08 18:56
:D704i
:US6ZQS6c
#176 [チャキ]
:09/02/08 19:26
:SH706i
:bQ/3HwK.
#177 [のの子]
西岡君の香水は爽やか匂いだった。
「なんで香水?」
訳がわからず西岡君を見ると満足げな顔をしてる西岡君。
それにたいして私は目をパチクリさして口も開いてる。
やっぱ謎‥
「これで聡美ちゃんは俺と同じ香り。嫌な匂いもとれて良かったね♪」
ヨシヨシ
朝みたく西岡君が頭を撫でてくれた。
:09/02/09 00:40
:SH903i
:fYXoiXcg
#178 [愛]
待ってます^pq`フ◇
:09/02/10 23:32
:W54SA
:9PiqSqu6
#179 [のの子]
:09/02/11 02:09
:SH903i
:Fvaqv1CY
#180 [のの子]
「うわ〜そんな独占欲強いと嫌がられるよ。ね?」
林君が私達を見て呆れた口調で言う。
「どっ独占?」
意外な言葉に食いつく私。
独占て‥‥ なんで?
キョトンとしてる私をみてクスッと笑った西岡君。
「そういうの聡美ちゃんの前で話しても混乱しちゃうだけだから。とっとと教室に帰れ。」
シッシッ
猫にやるみたいに林君を追い払う。
:09/02/11 14:38
:SH903i
:Fvaqv1CY
#181 [のの子]
「‥竜二のばーかっ!」
そう言い放つと林君は逃げるように走っていってしまった。
「ガキだな。」
「子供みたい‥」
‥‥‥チラ
西岡君と目が合う。
「「ぷっ」」
二人して笑いだす。
:09/02/11 16:27
:SH903i
:Fvaqv1CY
#182 [のの子]
もうすぐ休み時間が終わるのに笑いが止まらない。
別に林君の事を馬鹿にしてる訳じゃなくて、二人でこういう風に笑い合えてるのが私は嬉しいんだと思う。
「ってかそろそろ俺らに気付いてくんない?」
「「え?」」
そこにいたのは遠慮気味のフクと拗ねてる柏木君にニヤついてる桃子。
「俺らずっと傍にいたのに全然気付いてないっしょ!なんなの君達っ!」
柏木君が私達を指差しながら騒ぎだした。
「あーうるさいなぁ」
西岡君はわざと大袈裟に両手で耳を塞ぐ。
:09/02/11 16:47
:SH903i
:Fvaqv1CY
#183 [のの子]
「あぁっ!コノヤロー!!」
更に騒ぎだした柏木君。
そんな柏木君をなだめながら押さえるフク。
両手で耳を塞いだまま柏木君を見て笑う西岡君。
不良グループって言われてるけど、今は恐さとかなくてただの高校生な3人。
そんな3人を見て笑う私と桃子。
こうやって私の新たな高校生活が始まったのだ。
.
:09/02/11 16:56
:SH903i
:Fvaqv1CY
#184 [のの子]
――――――――
6月
色々あった始業式から2ヶ月が過ぎた。
2ヶ月の間に何か変わったかと聞かれたら梅雨になった事ぐらい、かな?
あっ!あと‥
「りゅっ竜二君!また彰君達が喧嘩してる〜!」
「えぇ〜またぁ?今月入って4回目じゃん。めんどくさー‥」
そう言って動こうとしない竜二君の腕を引っ張る私。
「早く止めなきゃっ!それに桃子置いて来ちゃったんだから〜!ほらっ竜二君出動ー!!!」
:09/02/11 17:13
:SH903i
:Fvaqv1CY
#185 [のの子]
クスッ
「しょうがないなぁ〜」
そう言ってゆっくり立ち上がった竜二君。
「早く早くっ!」
小走りする私。
「聡美ちゃん転ぶよ〜」
ピタッ
振り返ってクスクス笑いながら歩く竜二君を睨む。
.
:09/02/11 18:08
:SH903i
:Fvaqv1CY
#186 [のの子]
「ゴメンッゴメン。ほらっあの喧嘩バカ達のトコ行こう。」
‥クスッ
これから行く場面に合わない笑った顔で2人で向かう。
そう、2ヶ月の間で私は西岡君達を名前で呼ぶようになった。
博也君に名前で読んでって頼まれたのがきっかけ。
ちなみに竜二君とは‥
何も変化はありません。
:09/02/11 19:01
:SH903i
:Fvaqv1CY
#187 [のの子]
――――――
「イッテー!!」
「あぁもうっ!うるさいなぁ〜。じっとしてて!」
「絆創膏どこにあんの?」
「おいっ隠れてベッド使うなって!」
なんとか喧嘩止めて保健室にきた私達。ラッキーな事に先生はいなかった。
って怪我をしてる4人の手当てで大騒ぎ。旬君は痛がって逃げるし、彰君は自分で手当てしようと動き回っちゃうし、博也君はベッドで寝ようとするし‥
:09/02/12 07:51
:SH903i
:LwK2a/tw
#188 [のの子]
「もう桃やだーっ!」
流石の桃子もお手上げ状態。
「フクは?大丈夫」
「俺は自分でできるから桃の手伝ってやって。」
「わかった。」
今回はフクも巻き込まれたみたいで口元が少し切れて顔に痣があった。
「‥で?今回はなんで喧嘩したわけ?」
竜二君が先生の椅子に座りながら聞く。
:09/02/12 08:01
:SH903i
:LwK2a/tw
#189 [のの子]
「「「‥‥‥」」」
気まずい雰囲気が流れる。
どうしたんだろ。いつもならすぐ理由話すのに‥
「なにっ?なんで黙ってんの?」
「竜二。原因、俺。」
そう言ったのは
彰君だった。
「彰?どういう事?」
あまりお喋りな方ではない彰君。窓に寄り掛かりながら外を見る。
:09/02/12 08:13
:SH903i
:LwK2a/tw
#190 [のの子]
「‥あの事知ってる奴がいてさ、言いふらすとか言ったから殴った。」
あの事?
なんの事かわからず私と桃子は顔を見合わせる。
「あの事って‥なんで知ってんの?」
竜二君が眉間にシワを寄せる。
「‥よくわかんね。とりあえず殴ってたから。」
いつもふざけて明るい5人が黙っているなんて‥
あの事ってなんなんだろう?
.
:09/02/12 16:30
:SH903i
:LwK2a/tw
#191 [のの子]
結局〔あの事〕について聞きたかったけど皆の様子を見てると聞ける雰囲気じゃなかった。
――――――
「じゃーねぇ。」
「またなぁ!」
あれから皆普通にしているけど彰君だけは私達の教室に来る事はなかった。
「聡美っ一緒に帰ろう♪」
「うんっ。」
桃子と帰る仕度をしていると同じクラスの春日君が近づいて来た。
:09/02/12 17:47
:SH903i
:LwK2a/tw
#192 [のの子]
「二ノ宮さん、今日日直だよね?先生がなんか呼んでたよ。」
「えっ本当に?わかった。ありがと。」
まさかのお呼び出し。
どうせ雑用やらされるんだろうなぁ。
「桃子ゴメ〜ン。日直の仕事あるらしいから先帰ってていいよ。」
「それ時間かかんのぉ?待ってようか?」
「んーわかんないから大丈夫だよ。ゴメンねっ。」
桃子を下駄箱まで送るとそのまま職員室に向かう。
:09/02/13 12:49
:SH903i
:R2SDhxfw
#193 [のの子]
竜二side
「竜二帰ろうぜ〜♪」
旬とフクがきた。
「あぁ。彰達は?」
「彰は先帰ったって。」
俺から目線をはずして苦笑いしながら答える旬。
ドンッ
「イテッ!」
バッグを旬にぶつける。
「お前がそんな顔だと空気重くなるだろ?元気がとりえなんだからいつも通りにしてろよ。」
「‥‥だなっ!俺は元気なきゃだよな!」
いつも通りの笑顔になった旬を見て俺もフクも笑う。
.
:09/02/14 19:27
:SH903i
:18JgMLmM
#194 [のの子]
「行くか。」
そう言って3人歩きだす。
あっバイバイ言うの忘れた。
教室を出る時軽く振り返ると彼女は春日っていうクラスの男子と話していた。
‥‥ちぇっばーか。
結局何も言わずに俺は教室を出た。
.
:09/02/14 19:43
:SH903i
:18JgMLmM
#195 [のの子]
博也も合流して下駄箱に向かう。
靴を履いて外に出ると雨が降っていた。
「傘持ってきてねぇ。」
「俺も。」
「俺も〜。」
「俺持ってるけど?」
「私も持ってるよぉ♪」
傘持ってないのはもちろん俺・旬・博也。持ってるのはフク・桃ちゃん。
「ってか桃なんでいんだよっ?」
フクのツッコミに笑う桃ちゃん。
:09/02/14 20:15
:SH903i
:18JgMLmM
#196 [のの子]
「聡美日直で先生に呼び出されちゃったから先に帰るんだぁ。だから誰か一緒に入る?♪」
桃ちゃんの手にはピンクの傘がある。
「えっマジ?ありがと!♪」
「じゃ俺桃ちゃんと〜♪」
「お前は俺の傘。」
フクが博也を止める。
傘持ってんのかな‥
.
:09/02/14 20:31
:SH903i
:18JgMLmM
#197 [のの子]
俺の頭に彼女の顔が思い浮かぶ。
「俺‥聡美ちゃんと帰る。」
ポツリと一言呟く。
「え?竜二なんか言った?」
「悪い、先帰って。」
俺は来た道を戻ろるため振り返って歩きだす。
.
:09/02/15 01:00
:SH903i
:SinPoY0U
#198 [のの子]
ガラガラ
教室に戻るともう誰もいなかった。でも彼女の机にはまだバッグと傘があった。
まだ戻って来てないか。
すれ違うんじゃないかと思って走ってきた俺。
息を切らしながら座った椅子は彼女の。
彼女の机。シャーペンで書いたラクガキがちらほらある。
ぷっ何してんだし。
.
:09/02/15 01:07
:SH903i
:SinPoY0U
#199 [のの子]
「聡美ちゃんらし〜。」
かわいらしい色々なラクガキの中にあるものを見つけて俺はそれに目が止まる。
『スキ』
‥どういう意味でこの言葉を書いたんだろう。
何を 誰を
スキなんだろう...
「好きって言われてー‥」
『スキ』の文字を指でなぞる。
:09/02/15 01:14
:SH903i
:SinPoY0U
#200 [のの子]
でもその瞬間〔あの事〕を思い出して指が止まる。
言った方が良いよな‥でもこれは俺だけの問題じゃなくなる。
「‥とりあえず、早く戻ってこーい。」
なんでか今ものすごく会いたい。
彼女の笑った顔を見て安心したいんだ。
.
:09/02/15 01:21
:SH903i
:SinPoY0U
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