<<来栖>>
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#297 [nanoka]


安価

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⏰:09/10/28 05:36 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#298 [nanoka]


感想板↓↓

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⏰:09/10/28 05:37 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#299 [nanoka]

「お兄ちゃんは長いなぁ」

そう話しかけてきたのは、常連さんの一人である沢木さんだった。

推定年齢59歳。定年間近だと聞いている。

⏰:09/10/28 17:20 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#300 [nanoka]

沢木さんはニコニコと俺の顔を眺めながら訊いた。

「この店に入ってどれくらいになるんだ?」

俺は頭の中でカレンダーを思い浮かべながら答えた。

⏰:09/10/28 17:23 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#301 [nanoka]

「もうすぐ半年になります」

「半年か。長いなぁ。もしかして最高記録じゃないか?なぁ、蒼井くん」

話題をふられた蒼井さんは笑顔で「はい」と答えた。

⏰:09/10/28 17:25 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#302 [nanoka]

「拓真くんはよくやってくれてます」

不意討ちだった。蒼井さんに誉められた俺は思わずにやけてしまった顔を隠す暇がなかった。

「今までの子はすぐやめちゃってたからなぁ…」

⏰:09/10/28 17:31 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#303 [nanoka]

沢木さんと蒼井さんの会話を聞きながら、俺は空きテーブルを掃除していた。

いつもなら話し相手になっている間は仕事しないんだけど、自分から台拭きを手に掃除を始めた。

ほら俺、誉められて伸びるタイプだから。

⏰:09/10/28 17:34 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#304 [nanoka]

「拓真くん、霊感ゼロですし怖い話を聞くのも嫌いじゃないみたいなので」

蒼井さんの言葉に沢木さんは「そうかそうか」と笑っていた。

「そりゃこの店にピッタリな人材だなぁ」

⏰:09/10/28 17:36 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#305 [nanoka]

どうゆう意味だろう?って些細な疑問が湧いた。

怖い話を聞く機会が多いのは蒼井さんの体質上わかるのだけど、俺に霊感がないことは何か関係があるのだろうか。

閉店後、何気なく蒼井さんにその質問をぶつけてみた。

⏰:09/10/28 17:39 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


#306 [nanoka]

「僕といると霊感が開花されちゃうみたいなんです」

と、蒼井さんは少し困ったような表情で微笑んだ。

「僕の力が移るわけではなくてその人本来の力なんですけどね」

⏰:09/10/28 17:41 📱:P906i 🆔:lksf9tkg


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