*- エロチュウ -*
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#322 [亜夢]
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ふたりでソファに寝転がってあ―だこ―だいいながら旅行だったり他愛もない話をする。

たまにキスしたり、たまにふざけて龍紀が胸をさわったり、じゃれ合う…ただ、それだけで幸せ。

「あ……」

龍紀がなにかを思い出したように言った。

「ん?どしたの?」

いや、とTVをまじまじと見始める龍紀。

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⏰:10/06/22 03:26 📱:F02B 🆔:y0EXPsFg


#323 [亜夢]
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あたしは特に気にしなかった。

そのとき龍紀がなにを思い出したかも……

まさか、過去のあったことをまた、振り返るなんて…今しあわせ絶頂期のあたしには思いがけないことだったから―…

***

あいつの兄弟―…

俺は初めて会うんだっけ?

***

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⏰:10/06/22 03:29 📱:F02B 🆔:y0EXPsFg


#324 [亜夢]
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⏰:10/06/22 03:32 📱:F02B 🆔:y0EXPsFg


#325 [亜夢]
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「あ.....」

俺は思った。

もうすぐマナブの命日だった。

あっという間に時間が過ぎる。

俺はもう22歳の年になってた。

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⏰:10/06/22 06:53 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#326 [亜夢pc]
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マナブの命日には勿論、亜夢も連れていく予定だった。

もう華も普通に生活出来ているくらいだし、ひさびさにマナブに会いにいくんじゃないだろうか。

マナブという名の親友がいなくなって7年もの時間が経ってしまっていた。

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⏰:10/06/22 06:56 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#327 [亜夢pc]
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ひさびさに華に連絡をする。

<もうすぐマナブの命日だけど、あの坂...行くのか?>

勿論華にとってマナブの命日はいい日ではない。 あの日に彼女は4年もの眠りにつくことになってしまったんだから...

返事はすぐには返ってこなかった。

<彼女つれていくの?>

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⏰:10/06/22 06:59 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#328 [亜夢pc]
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俺は何にも戸惑うことなく、「うん」と返事をした。 すると次はすぐに返事がかえってきた。

<じゃあ行きたくない...>

やっぱり百合香が言ってた通りで華は多分俺に未練がある。 自分が命を落としかけた日に、大事な俺たちの思い出に、彼女を連れてくる意味が華には理解できないんだろう。

俺はマナブっていう大事な連れにはすぐに亜夢のことは紹介したかった。

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⏰:10/06/22 07:01 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#329 [亜夢pc]
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「今週末、俺実家かえるけど....」

俺は伺うようにして亜夢に問いかける。

「うん?分かったよ〜。」

"一緒に行く"とか可愛らしく言ってくれれば誘いやすいのに〜と思いながら、すねた顔をする龍紀。

「誘ってくれればいいじゃん。」

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⏰:10/06/22 07:03 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#330 [亜夢pc]
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思わず笑う亜夢。 つられて龍紀も苦笑いしながら"一緒に帰る?"と聞く。

「龍紀ってたまに、甘えん坊だよね。 いつもオラオラ言うくせにい〜.....」

「エッチのときはね☆」

にかっと満面の笑みを見せる龍紀。 いまだに電気をつけてなんてとてもじゃないけど出来ないあたしにとっては、本当に恥ずかしいのが下ねたとかそっち系だ。

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⏰:10/06/22 07:04 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


#331 [亜夢pc]
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「実はさ...マナブの命日だから実家かえろうかなって。 まあ親父達にも紹介したいし、せっかくだからお前も俺と一緒に親友の墓参りきてくんない?...天国にいったやつだけど、紹介してやりたいからさ。」

会わせて欲しい、と正直に思えた。

しかも龍紀のご両親は初対面だから正直緊張する。

「俺の学生時代のときの、思い出の場所とかいろいろみにいこー?」

うん、と元気よく返事する。

思い出の地は、誰かにとっては思い出したくない地にもなるってことを、そのとき龍紀はさほど、気にしてはなかった。

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⏰:10/06/22 07:07 📱:PC 🆔:vp.J4.Ao


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