Love forever 〜Destiny〜
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#251 [ゅぃ]
・・・・・・

「心〜仕事何時から?」

「10時から。亜美は?」

⏰:10/01/15 11:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#252 [ゅぃ]
「亜美もそのくらい♪」

あたしは、上京してからショップ店員になった。
10代や20代の女の子が集まるお店。
あたしはあの出来事があってから、男性が苦手になっていた。

⏰:10/01/15 11:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#253 [ゅぃ]
だから、できるだけ男の人と関わる仕事はしたくない。
そう思っていたし、あたしは服とか靴が好きだったから、
この仕事をしたいと思って、この仕事を選んだ。

⏰:10/01/15 11:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#254 [ゅぃ]
亜美のおかげで一人で出歩く事や、一人で電車に乗ったり・・・
生活に最低限の事を、出来るまでにあたしは復活した。

たまにどうしても男の人と喋らなきゃいけない時もある。
・・・でもそれは、人生にとって当たり前のことだ。
と、自分で言い聞かせる。

⏰:10/01/15 11:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#255 [ゅぃ]
もう、薬に頼ってもいない。
考えが少し明るくなってから、悪い夢も見ないようになった。

だからなるべくプラス思考になろうと思った。

⏰:10/01/15 11:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#256 [ゅぃ]
・・・・・・

「〜〜っ寒い!!!」

「ちょー寒いね・・・・・凍え死ぬ・・・・・」

⏰:10/01/15 11:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#257 [ゅぃ]
季節は冬。
ここ最近毎日寒い。厚着しないと外を歩けない位。

「あっ!ねぇ心」

「ん?なにー?」

⏰:10/01/15 11:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#258 [ゅぃ]
「一登が今日うちこない?って!久しぶりに飲もうって♪」

「あっいいねぇ!あたし明日仕事ないし♪」

「じゃっ決まりだね!」

その日の夜、一登の家に行くことになった。

⏰:10/01/15 11:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#259 [ゅぃ]
いったん終わります!!

⏰:10/01/15 11:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#260 [*]
「いらっしゃいませー」

寒い冬にも、お客さんはたくさん来る。
あたしは、お客さんと喋るのが楽しかった。

⏰:10/01/15 18:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#261 [*]
・・・・・・

「・・ひっく・・・・ぅあぁ」

「・・・・亜美・・・・」

⏰:10/01/15 18:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#262 [*]
仕事が終わってから、買い出しをして亜美と一登の家へ行った。

ビール・酎ハイ・焼酎、色んなお酒を開けて、
3人でわいわいと話をしていた。

⏰:10/01/15 18:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#263 [*]
・・・・亜美は酔うと、わけの分からない事を喋る。
そのあと「・・・・・気持ち悪い」ってなって吐いたり・・・
急に元気になったり・・・・

亜美を見て、お酒の力はすごいと思った。

⏰:10/01/15 18:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#264 [ゅぃ]
すいませんまた消えてました↓
ゅぃです(汗)

⏰:10/01/15 18:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#265 [ゅぃ]
あたしはお酒を飲むと元気になる。
楽しい気持ちになる。
・・・でも同時に、身体が凄く寒くなる。

お酒を飲んで出る症状は、人それぞれらしい・・・

⏰:10/01/15 19:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#266 [ゅぃ]
「・・・・・吐きそう!!」
亜美はそう言って、トイレへ向かった。

「あぁあぁ・・・・まただよ。心水とって」

「冷蔵庫開けるよー」

⏰:10/01/15 19:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#267 [ゅぃ]
・・・・・ない。水がない。

「・・・一登、水ないよ・・・・」

「え!?マジ!?・・・・困ったな」

⏰:10/01/15 19:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#268 [ゅぃ]
「あたし、そこのコンビニで買ってくるよ」

「大丈夫か・・・?」

「大丈夫大丈夫、ここらへん車多いし、外灯もあるし」

⏰:10/01/15 19:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#269 [ゅぃ]
「俺が代わりに行くよ」

「いーのいーの!じゃ、行ってくるね〜」


・・・・実は生理になって、ナプキンあんまり持ってこなくて
心配だから買いに行きたかったんだよね・・・・。

⏰:10/01/15 19:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#270 [ゅぃ]
家を出て、足早にコンビニへと向かった。


すると・・・前から走ってきている男の人に、肩がぶつかって、
あたしは転倒した。

⏰:10/01/15 19:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#271 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」

痛い・・・尻もちついちゃった・・・・・。

⏰:10/01/15 19:07 📱:PC 🆔:☆☆☆


#272 [ゅぃ]
「・・・・ごめん大丈夫?」

あたしが地面に倒れ込んでいると、男の人があたしに手を差し伸べてきた。
あたしは差し出された手を握るわけもなく、
「大丈夫です。すいません」そう言って立ち上がった。

⏰:10/01/15 19:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#273 [ゅぃ]
・・・外灯の光が男の人を照らしている。
背が高くて、髪にメッシュが入った男の人・・・
顔を見ると、すごくかっこよかった。

⏰:10/01/15 19:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#274 [ゅぃ]
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」

「いえ、全然。・・・・・・あ」


男の人の口元を見ると、血が出ていた。
・・・転んだ時に!?

⏰:10/01/15 19:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#275 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」

「・・・はぃ?」

あたしは急いでハンカチを取り出した。

⏰:10/01/15 19:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#276 [ゅぃ]
男の人は「は?」って顔をしている。

「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」

あたしはその人にハンカチを差し出した。
男の人はそのハンカチを受け取った。

⏰:10/01/15 19:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#277 [ゅぃ]
「あの、これ・・・・・」

「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」

あたしは足早にその場を立ち去った。
・・・あたし、何ハンカチ貸してるんだろう。
でもあたしのせいであの人、怪我してたしな・・・・

⏰:10/01/15 19:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#278 [ゅぃ]
あたしはコンビニで素早く水を買って、
走るように一登の家へと向かった。


ガチャ

⏰:10/01/15 19:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#279 [ゅぃ]
ドアを開けると・・・・・

「あ」
「え」

さっきの男の人がいた。

⏰:10/01/15 19:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#280 [ゅぃ]
「さっきの」
「さっきの」

声がハモった。

「え?なに、知り合い?」
一登が口を挟んだ。

⏰:10/01/15 19:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#281 [ゅぃ]
「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」

「マジ?偶然だな」

「あ、さっきは、すいませんでした」
あたしはペコッと頭を下げた。

⏰:10/01/15 19:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#282 [ゅぃ]
「や、こちらこそ」

男の人も頭を下げ返した。

「はい、お水買ってきたよ」

「おーわりぃな、さんきゅ」

⏰:10/01/15 19:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#283 [ゅぃ]
「翔輝、上がれよ」

「おー」

・・・・翔輝って言うんだ、この人・・・

⏰:10/01/15 19:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#284 [ゅぃ]
「ほら、亜美水だぞ」

「・・・・ぅ〜ん・・・・・ぅぅ」

亜美・・・潰れてる(笑)

⏰:10/01/15 19:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#285 [ゅぃ]
「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」

「あ、どうも」

「こんちは」

翔輝という男は、ニコっと笑った。

⏰:10/01/15 19:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#286 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」

「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」

「や・・・こちらこそです」

⏰:10/01/15 19:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#287 [ゅぃ]
「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」

「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」

・・・喧嘩?
え?なんで一登そんなことわかるの?

⏰:10/01/15 19:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#288 [ゅぃ]
〜♪

・・・あ、電話。

誰だろう、こんな時間に。

⏰:10/01/15 19:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#289 [ゅぃ]
画面を見るとお店からだった。


「はい、もしもし?」

「あ、心ちゃん?明日急に瑞紀ちゃんこれなくなって・・・
代わりに入れない・・・よね?」

⏰:10/01/15 19:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#290 [ゅぃ]
・・・ここは行くべきだよね。

「大丈夫ですよ」

「ほんとに!?ごめんね!じゃあ!明日はお昼からで!」

「はい」

⏰:10/01/15 19:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#291 [ゅぃ]
ピ・・・・

「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」

「マジ?」

「亜美には言っといてっ!」

「おー、気ぃつけてなぁ」

⏰:10/01/15 19:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#292 [ゅぃ]
「・・・俺もそろそろ帰るわ」

「来たばっかじゃん、お前」

「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」

「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」

⏰:10/01/15 19:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#293 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」

「おー、明日頑張れよ、現場」

「おーまたな」

・・・・・ん?受け取った?・・・なんか袋持ってる・・・。

⏰:10/01/15 19:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#294 [ゅぃ]
あたしは横目にそれを見ながら、
足早に一登の部屋を出た。



外灯が照らす道を、携帯を握りしめながら小走りで歩く。

⏰:10/01/18 10:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#295 [ゅぃ]
誰かあたしの周りにいないか、たまに辺りを見回す。

・・・・さっきからあたしの後ろから足音がする。
誰・・・・・?

あたしは不自然に思われないように後ろに振り向いた。

⏰:10/01/18 10:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#296 [ゅぃ]
・・・・・・

え。さっきの。

「あ」

え、どうゆうこと?

⏰:10/01/18 10:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#297 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」

・・・・・はぃ?

「・・・・あの」

「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」

⏰:10/01/18 10:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#298 [ゅぃ]
・・・・・車。

だめ。だめ。絶対だめ。
知らない人の言うことなんか信用しちゃだめだ。

「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」

⏰:10/01/18 10:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#299 [ゅぃ]
「や、マジ危ないし、送ってくって」

そう言って翔輝という男はあたしの腕を引っ張った。

「・・・・・やッ!!!!」

・・・・あの時が、・・・蘇ってくる。

⏰:10/01/18 10:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#300 [ゅぃ]
翔輝は驚いたのか、あたしの腕から手を離した。

「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」

翔輝は謝ってきた。

⏰:10/01/18 10:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#301 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」

あたしも謝ると、そこから沈黙が続いた。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

⏰:10/01/18 10:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#302 [ゅぃ]
そして、
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」

「・・・・え」

「ずっとそわそわしてたからさ」

⏰:10/01/18 10:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#303 [ゅぃ]
「・・・うん」

・・・・この人、分かったんだ。

「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」

⏰:10/01/18 10:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#304 [ゅぃ]
・・・・・変質者!?


あたしは翔輝の目を見て、この人は嘘はついていない
そう思った。

⏰:10/01/18 10:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#305 [ゅぃ]
あたしが黙りこんでいると、
「行くぞ?」
そう言って翔輝はあたしの肩をポンっと叩き、駐車場へ入っていった。

・・・・・あたしは、変質者には会いたくないから、車で送ってもらうことにした。

⏰:10/01/18 10:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#306 [ゅぃ]
「助手席、座って」

翔輝は指で助手席を指して、あたしに言った。

「あ、うん」
あたしは言われた通り助手席に座った。

⏰:10/01/18 10:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#307 [ゅぃ]
「・・・ごめんね、煙草臭くて」

「やっ全然!」

「あ、あとさー」

「?」

⏰:10/01/18 10:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#308 [ゅぃ]
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」

翔輝は口の傷をあたしに見せて言った。

「あ・・・・・」

⏰:10/01/18 10:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#309 [ゅぃ]
・・・確かに。

「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」

え・・・いきなり呼び捨て?

⏰:10/01/18 10:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#310 [ゅぃ]
「あ、そうみたいです・・・・」

「・・・・あのさ、敬語いーからね」

「えっ・・・うん」

「あと、俺のこと、翔輝でいーから。
ってか俺さっき、すでに呼び捨てで呼んだよな」

⏰:10/01/18 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#311 [ゅぃ]
「わかった」

「・・・心ってさ、天然?」

「・・・・たまに言われる」

「やっぱり」

⏰:10/01/18 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#312 [ゅぃ]
翔輝とあたしはお互いを名前で呼び合うようになった。
・・・もう、会うこともないかもしれない人だけど。

翔輝は聞きたい事をあたしに聞いて満足したのか、
あたしがつまらない女だから、もう喋らなくなったのか・・・
車が走っている間会話は特になかった。

⏰:10/01/19 17:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#313 [ゅぃ]
「家どこ?」
「次どっち?」
って翔輝が聞く質問に「右」「左」そう答えるだけだった。

⏰:10/01/19 17:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#314 [ゅぃ]
俺なんもしねぇから

そう言った翔輝。
本当に何もしなかった。
っていうか、あたしが男の人に敏感になりすぎてるだけなんだよね。

⏰:10/01/19 17:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#315 [ゅぃ]
「なぁ」

「・・・なに?」

「心ってさ、一人暮らし?怖くない夜とか?

「や、亜美と一緒に暮らしてるから・・・って今日は一人だけど・・・」

⏰:10/01/19 17:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#316 [ゅぃ]
っ!あたし何言ってんの!
今日会ったばっかりの人に!
・・・もしかしたら襲われるかもしれないじゃん!!!

・・・言った事に後悔。(泣)

⏰:10/01/19 17:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#317 [ゅぃ]
「心のことだったんだ」

「へ?」

「はは、なにその声」

何が?って思って変な声が出て、翔輝がそれに対して笑った。

⏰:10/01/19 17:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#318 [ゅぃ]
「一登と亜美といたときにさぁ、亜美が言ってたんだ。
連れと二人暮らしだって」

「あ、そういうことか」

「うん」

⏰:10/01/19 17:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#319 [ゅぃ]
「心だったんだな」

「うん・・」

それから翔輝はちゃんと家まで送ってくれた。
本当は夜道を一人で歩くのは怖いから、本当に助かった。

⏰:10/01/19 17:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#320 [ゅぃ]
「送ってくれてありがとう」

「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」

「・・・うん」

またな、か。

⏰:10/01/19 17:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#321 [ゅぃ]
・・・・・・

「心、またな。・・・・・愛してる」

直哉・・・・・

⏰:10/01/19 17:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#322 [ゅぃ]
・・・直哉があたしに言った言葉。
どうして直哉の事なんか思い出すんだろう。
今更。・・・直哉はあたしを裏切ったのに。

・・・思い出すのは、もうやめよう。

⏰:10/01/19 17:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#323 [ゅぃ]
その日、あたしは涙を流して眠った。



ピッピッピッ

・・・・ぅるさいなぁ・・・。

⏰:10/01/19 17:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#324 [ゅぃ]
ピッ

あたしは携帯のアラームを荒々しく止めた。

・・・・・起きなきゃ。

⏰:10/01/19 17:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#325 [ゅぃ]
ガチャ

ドアをあけると、亜美がソファで眠っていた。

「え・・・亜美?」

「・・・・・こころ〜?」

⏰:10/01/19 17:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#326 [ゅぃ]
「えっいつ帰ってきたの?」

「ん〜・・・ちょっと前に・・・一登に送ってもらった・・・ふあぁぁ」

「そうだったんだ。ほら、ベッドで寝ないと風邪引くよ〜」

⏰:10/01/19 17:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#327 [ゅぃ]
「え、なに心、仕事?」

「うん。昨日電話で、今日入ってくれって言われて・・・」

「そっかぁ・・・頑張ってね」

「うん、じゃー、シャワー浴びてくる!」

⏰:10/01/19 17:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#328 [ゅぃ]
あたしはシャワーを軽く浴びて、
髪の毛をセットして、メイクをして、家を出た。

・・・昨日泣いたから、目が少し腫れていた。
誤魔化せる程度でよかった・・・。

⏰:10/01/19 17:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#329 [ゅぃ]
その日は夕方まで仕事をして、真っ直ぐ家に帰った。

・・・・そんな日が続いて、翔輝に会ってから一週間が経っていた。

⏰:10/01/19 17:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#330 [ゅぃ]
日曜日。
今日はたまたま仕事が休みだった。

「ねぇー心」

「なに〜?」

⏰:10/01/19 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#331 [ゅぃ]
「一登と、翔輝いたでしょー?今日ご飯食べに行かない?って♪」

「ご飯?うん、いいよー」

「りょうかーい♪」

なんで翔輝もくるんだろう・・・・。

⏰:10/01/19 17:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#332 [ゅぃ]
「亜美」

「ん?」

「なんで・・翔輝・・・も、くるの?」

「あ、ごめん嫌だった?心が嫌なら断れるよ?」

⏰:10/01/19 18:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#333 [ゅぃ]
「やっそうじゃないんだけど・・・、なんで翔輝なのかなぁ?と思って・・・」

「亜美もなんで翔輝なのか分かんないんだけど・・・・
単に一登と翔輝、仲良いし」

「そっか・・・・」

⏰:10/01/19 18:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#334 [ゅぃ]
「心。大丈夫だよ。翔輝は」

「え?」

「翔輝は良い人だよ。亜美もずっと前から知ってるし♪
だから、翔輝は大丈夫っ」

「うん。あたしも、そう思う」

⏰:10/01/19 18:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#335 [ゅぃ]
「あ、この間、送ってもらったって言ってたもんね?
てかごめんね。亜美、飲み過ぎちゃって・・・・・(泣)」

「亜美のせいじゃないって!仕事だっていきなり入ったんだし!」

⏰:10/01/19 18:05 📱:PC 🆔:☆☆☆


#336 [ゅぃ]
亜美と話していたら、結構時間が経っていて、
あたしと亜美は急いで用意をして、待ち合わせの居酒屋へ行った。

今日は飲むぞ〜♪

⏰:10/01/19 18:07 📱:PC 🆔:☆☆☆


#337 [ゅぃ]
居酒屋へ入ると一登と翔輝はもうきていた。

「やっほー♪」

「おー昨日ぶり〜(笑)」

⏰:10/01/19 18:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#338 [ゅぃ]
翔輝と目が合って、翔輝はあたしに笑った。
あたしも笑い返した。

席は、円になっていて、翔輝、あたし、亜美、一登、っていう順番だった。

⏰:10/01/19 18:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#339 [ゅぃ]
「何飲む?」

「俺、とりあえずビールな」

「俺も〜亜美と心は?」

「亜美、酎ハイピーチ♪」

「んーあたしはカシスオレンジ」

⏰:10/01/19 18:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#340 [ゅぃ]
30分後・・・・・

「・・・・さむい」

「心、大丈夫?」

「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」

⏰:10/01/19 18:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#341 [ゅぃ]
「大丈夫・・・・」

「あー、これ使えよ」

そう言って翔輝は上着をあたしに渡してきた。

「え・・・でも」

「いーから、使え」

⏰:10/01/19 18:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#342 [ゅぃ]
「も〜、心は飲む時、毛布持ってこなくちゃね!」

「あははは。あたしの身体おかしいよ〜」

「やぁ、でも結構いるんじゃん?飲むと寒くなるやつって」

「人それぞれだもんな。酒飲んで出る症状って」

⏰:10/01/19 18:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#343 [ゅぃ]
・・・確かに。

「まぁ翔輝は酒飲んでも飲んでなくても、変わんねぇよな!」

「あっ言えてる!」

「そーか?」

⏰:10/01/19 18:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#344 [ゅぃ]
「だって、結構飲んでるもんね・・・・」
翔輝・・・今何杯目?

「でも、俺酒飲むと暑くなるわ」

「心と反対じゃん♪(笑)」

⏰:10/01/19 18:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#345 [ゅぃ]
それからあたしは、翔輝に借りた上着を着て、残りの時間を過ごした。

翔輝から上着を受け取った時、煙草と香水の混じった臭いがした。
・・・なんか、翔輝の煙草のにおいは嫌いじゃない。

⏰:10/01/20 14:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#346 [ゅぃ]
「・・・心、大丈夫か?」

「え?」

翔輝がいきなりあたしに話しかけた。

⏰:10/01/20 14:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#347 [ゅぃ]
「・・・なにが?」

「や、・・・・寒いの?」

「うん・・・。上着・・・貸してくれたから、あったかいよ」

正直、翔輝とまた会って、こうして話すとか思ってもなかった。

⏰:10/01/20 14:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#348 [ゅぃ]
今までのあたしなら、こんなことはなかった。
男の人と話して、こうして一緒に飲んだりして。

・・・でも、まだ人を信じることはできない。

⏰:10/01/20 14:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#349 [ゅぃ]
「そっか」

翔輝はフっと笑って言った。


結局その日は、10時くらいまで飲んでいた。

⏰:10/01/20 14:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#350 [ゅぃ]
「タクシーで帰るかぁ」

「おう」

「てか寒い〜!!あ!心っ翔輝の上着!」

⏰:10/01/20 14:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#351 [ゅぃ]
「や、いいよ亜美。俺、暑いし(笑)」

あたしは飲み過ぎていて、みんなの声が遠くから聞こえる感覚だった。
・・・・・やばい、ほんとに飲み過ぎた・・・・。

「・・・・ぁりがとう」

⏰:10/01/20 14:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#352 [ゅぃ]
翔輝に聞こえたか分からなかったけど、
あたしは聞こえるか聞こえないかの声でお礼を言った。

「おう」

あ・・・聞こえたんだ。

⏰:10/01/20 14:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#353 [ゅぃ]
それからあたしと亜美は、タクシーで家に帰った。


・・・・家について、あたしはそのままベッドで眠っていた。

⏰:10/01/20 14:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#354 [ゅぃ]
「・・・・ん〜」

・・・あ、そういや昨日飲んだんだっけ・・・・。
今日は仕事も休みだし、掃除でもしよっかなぁ。

・・・あ。

⏰:10/01/20 14:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#355 [ゅぃ]
・・・この上着、翔輝のだよ・・・ね?

あ。昨日借りたんだっけ!
返すの忘れてた・・・ってか暑いからって貸してくれたんだっけ・・・。

返さなきゃ。

⏰:10/01/20 14:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#356 [ゅぃ]
「・・・亜美」

「あ、心〜おはよー」

「おはよう」

「どうしたの?」

⏰:10/01/20 14:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#357 [ゅぃ]
「あのさ・・・翔輝に、これ返さないと・・・」

「あ、昨日借りたやつ?」

「うん」

「亜美、翔輝の家知ってるから、一緒にいこっか?」

⏰:10/01/20 14:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#358 [ゅぃ]
「え、いいの?」

「亜美も今日は仕事休みだしさ♪」

「ありがとー亜美♪」

そのあとあたしはお風呂に入って、出かける用意をして
亜美と一緒に翔輝の家へ向かった。

⏰:10/01/20 14:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#359 [ゅぃ]
翔輝の家は、あたしの家と反対方向だった。
・・・なのに、この間送ってくれた。

亜美と電車に乗って、翔輝の家へと行った。

⏰:10/01/20 14:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#360 [ゅぃ]
〜翔輝side〜

⏰:10/01/20 14:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#361 [ゅぃ]
矢吹翔輝 (21)

どこにでもいるただの21歳。
俺には、両親も兄弟もいて、今まで何不自由なく生きてきた。
友達にも恵まれて、彼女も人並みにいた。

⏰:10/01/20 14:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#362 [ゅぃ]
それなりに遊んだ時期もあった。

・・・そんな俺が、初めて永遠だと思った恋。信じた恋。
初めて、こいつだけを一生幸せにしていきたい。
そう思った女。

⏰:10/01/20 15:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#363 [ゅぃ]
そいつに初めて会ったのは、寒い冬の夜のことだった。

・・・あいつは何かを背負って生きている。
俺はそう感じた。

⏰:10/01/20 15:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#364 [ゅぃ]
・・・・・ある日、仕事仲間の一登から、
「お前、服届いたから、取りに来いよ」
と、俺に電話があった。

⏰:10/01/21 15:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#365 [ゅぃ]
だから、その日の夜、一登の家に仕事の服を取りに行こうと思った。

近くの駐車場へ車をとめて、歩いて一登の部屋へ向かっていた。
・・・俺は、空を見上げるのが好きだった。
昔からの癖。

⏰:10/01/21 15:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#366 [ゅぃ]
・・・今日星やべぇ。

そんなことを思いながら、あんまり前を見ないで歩いていた。
すると、前を歩いている女とぶつかった。

⏰:10/01/21 15:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#367 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」

俺は女とぶつかった衝撃で、倒れて尻もちをついた。

ぃてぇ。

⏰:10/01/21 15:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#368 [ゅぃ]
ぶつかった女は尻もちをついて、ずっとうつむいている。

「・・・・ごめん大丈夫?」
俺はそう言い、女に手を差し伸べた。

⏰:10/01/21 15:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#369 [ゅぃ]
女は俺の手を握ろうとせず、
「大丈夫です。すいません」
と、そっけなく答えた。

女は立ち上がった。
・・・・・そのとき、俺はこの女に見惚れたんだ。

⏰:10/01/21 15:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#370 [ゅぃ]
外灯で照らされた顔。

長い前髪を横に流していて、二重で大きめの瞳。
鼻はスっとしていて、すごく整っている。唇は無駄なく厚い。
・・・・・茶髪の女。

⏰:10/01/21 15:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#371 [ゅぃ]
大人っぽい化粧が印象的だった。

俺はすぐに我に返って、
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」そう言った。

⏰:10/01/21 15:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#372 [ゅぃ]
「いえ、全然。・・・・・・あ」

女は返事をするなり、俺の口を見て驚いた顔をした。

・・・・・?

⏰:10/01/21 15:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#373 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」

「・・・はぃ?」

女はいきなり俺にハンカチを差し出してきた。
・・・・は?はんかち?

⏰:10/01/21 15:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#374 [ゅぃ]
「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」


「あの、これ・・・・・」

「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」

そう言ってその女は足早に去って行った。

⏰:10/01/22 13:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#375 [ゅぃ]
俺はしばらくハンカチを持ったまま、呆然としていた。

・・・・、なんか、なんだ?今の・・・。
やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。俺なんだよ。

⏰:10/01/22 13:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#376 [ゅぃ]
俺はそのハンカチをポケットの中に突っ込んだ。
そしてゆっくり歩いて、一登の家へと向かった。

・・・・一登の家について玄関で話していると・・・

ガチャ

⏰:10/01/22 13:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#377 [ゅぃ]
いきなりドアが開いた。
俺が振り向くと・・・そこには・・・・

「あ」
「え」

さっきの女がいた。

⏰:10/01/22 13:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#378 [ゅぃ]
・・・・、え、なんだ?・・・。

やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。


俺どうしちゃったんだよ。

⏰:10/01/22 13:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#379 [ゅぃ]
「あ、さっきの・・・・」

「あ、あぁ・・・・すいませんでした!」

口ごもりながらも謝った。


どもるなんて俺らしくない。
どうしちゃったんだ?

⏰:10/01/22 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#380 [ゅぃ]
※378と379は、私が書いたものではありません;;

⏰:10/01/22 16:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#381 [ゅぃ]
「え?なに、知り合い?」

一登が言った。

「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」

「マジ?偶然だな」

⏰:10/01/22 16:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#382 [ゅぃ]
「あ、さっきは、すいませんでした」

さっきの女は俺に頭を下げて謝った。

だから、なんとなく俺も、反射的に頭を下げて謝った。

⏰:10/01/22 16:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#383 [ゅぃ]
・・・なんか、礼儀正しいっつーか、律儀っつーか、
俺より年上なのかな。とか思ってた。

「翔輝、上がれよ」

「おー」

⏰:10/01/22 16:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#384 [ゅぃ]
「よかったらお詫びしたいので、連絡先教えて下さい」





俺はミミを疑った。

⏰:10/01/22 16:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#385 [ゅぃ]
一登の彼女の亜美は、多分酒の飲み過ぎで潰れていた。

・・・亜美の知り合いか?

「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」

「あ、どうも」

⏰:10/01/22 16:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#386 [ゅぃ]
「こんちは」

心ってゆうのか・・・。

俺は心に笑いかけた。

⏰:10/01/22 16:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#387 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」

やっぱり・・・亜美の連れだな。
・・は?待てよ。亜美と同い年だよな?・・・1個下かよ・・・。

⏰:10/01/22 16:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#388 [ゅぃ]
「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」

一応ちゃん付けで呼んだ。
俺は、初対面のヤツでも誰でも名前で呼ぶから、
ちゃん付けで呼ぶなんて、なんか変な感じだった。

⏰:10/01/22 16:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#389 [ゅぃ]
心は照れたように嬉しそうにうつむいた。


「お前らなんか良い雰囲気だな」

一登が冗談を言った。

「は?」

俺は一登を睨み付けた。

少し、声が上擦ってしまったかも知れない。

⏰:10/01/22 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#390 [ゅぃ]
「ばか言ってんじゃねーし」

心が見てんだろーが

⏰:10/01/25 09:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#391 [ゅぃ]
心は照れたようにうつむいたままだ。

なんだか変な気分だ。

「いいから今日は飲もうぜ」

⏰:10/01/29 11:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#392 [ゅぃ]
誰か読んでくれてますでしょうか?…

⏰:10/01/29 11:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#393 [姫愛]
見てます

いつも楽しみにしてるんで
頑張って下さい(>_<)!!

⏰:10/01/29 11:58 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#394 [ゅぃ]
姫愛さん

ありがとうございます!
がんばります

⏰:10/01/29 13:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#395 [我輩は匿名である]
頑張ってください~
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400

⏰:10/01/29 15:44 📱:W65T 🆔:☆☆☆


#396 [ゅぃ]
作者のゅぃです><
389からは、私が書いたものではありません。
心sideを見て貰えば分かると思います。
今まで放置していてすいませんでした;;
また書いていきたいので、読んでくれたら嬉しいです。

※なりすまし・荒しはやめてください。

⏰:10/02/18 15:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#397 [ゅぃ]
384から書いていきます。

⏰:10/02/18 15:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#398 [ゅぃ]
失礼しました;;;
389から書いていきます。

⏰:10/02/18 15:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#399 [ゅぃ]
「や・・・こちらこそです」


「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」

「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」

一登は俺の口を見て言った。
・・・あぁ、さっきの、これみてハンカチ渡したんだな。納得。

⏰:10/02/18 15:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#400 [ゅぃ]
ってか、転んだだけで口に傷って・・・、
できなくね?(笑)

俺がそんなことを考えてると、携帯の着信音が聞こえた。
心が電話で誰かと話していた。

⏰:10/02/18 15:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#401 [ゅぃ]
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」

電話を切るなり、心はそう言った。

「マジ?」

「亜美には言っといてっ!」

「おー、気ぃつけてなぁ」

⏰:10/02/18 15:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#402 [ゅぃ]
・・・・・・・・

「・・・俺もそろそろ帰るわ」
何でか分からないけど、俺は心が気になった。

⏰:10/02/18 15:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#403 [ゅぃ]
「来たばっかじゃん、お前」

「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」

「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」

⏰:10/02/18 15:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#404 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」

「おー、明日頑張れよ、現場」

「おーまたな」

あーだりぃ。明日も仕事かよ。
そう思いながら、俺は心のあとに、一登の部屋を出た。

⏰:10/02/18 15:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#405 [ゅぃ]
外灯が照らす道を、また歩いていく。

俺の数メートル前には、心の姿があった。
・・・心は、何かを大事そうに持ちながら、少し肩をすくめて歩いている。
自分の周りをキョロキョロしながら、少し小走りで歩いている。

⏰:10/02/18 15:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#406 [ゅぃ]
・・・・・あ。夜道怖いんだ。さっきも歩いてたのに。

おいおい大丈夫かよ・・・・。
俺はそう思いながら、少しずつ心との距離を縮めて歩いた。

⏰:10/02/18 15:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#407 [ゅぃ]
すると心はゆっくりと立ち止まり、後ろに振り返った。

「あ」

俺を見るなりそう言った。

⏰:10/02/18 15:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#408 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」

「・・・・あの」
心は困った顔を見せた。

「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」

⏰:10/02/18 15:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#409 [ゅぃ]
心は少し何かを考えた顔をして、そのあとすぐに
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
と断った。

「や、マジ危ないし、送ってくって」

あんなに怖がってたくせに・・・
最近ここら、変質者出るんだよな。
出くわしたりでもしたら、あぶねぇし。

⏰:10/02/18 15:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#410 [ゅぃ]
俺は心の腕を引っ張った。

「・・・・・やッ!!!!」


・・・・・・・・・え?

⏰:10/02/18 15:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#411 [ゅぃ]
心がいきなり大声を上げた。

心は俯き加減で、下を向いたまま動かなくなった。

・・・・・・・なんかあったのか?
俺はそう感じた。

⏰:10/02/18 15:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#412 [ゅぃ]
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」

心が大声を上げて思い切り拒絶した。
俺はどうしてもそれが気になった。

・・・男嫌いな女も中にはいると思ってたけど、
心は違うと思った。もっと・・・何か深いモノがあるんだと思った。

⏰:10/02/18 15:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#413 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」

心がゆっくりと口を開いて言った。

・・・どっちにしても、夜道とか危ないだろ。
マジ、ほっとけねぇ。

⏰:10/02/18 15:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#414 [ゅぃ]
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」

「・・・・え」

「ずっとそわそわしてたからさ」

俺がそう言うと、心は俺を見上げた。

⏰:10/02/18 15:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#415 [ゅぃ]
「・・・うん」

良かった。認めてくれて。

「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」

⏰:10/02/18 15:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#416 [ゅぃ]
俺のその言葉に、心はギョっとした。
それから少し何かを考えていた。

・・・知らない男についてくんの、躊躇してんだな。
どうしても送り届けようと思った俺は、心の肩を少し叩いて駐車場へ向かった。

⏰:10/02/18 15:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#417 [ゅぃ]
いったん今日はここまでです。

⏰:10/02/18 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#418 [ゅぃ]
心は少し戸惑っていたけど、やっぱ変質者には会いたくないらしくて、
俺についてきた。

俺は心を助手席に座らせた。

「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」

⏰:10/02/19 13:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#419 [ゅぃ]
俺は心に傷を見せて言った。

「あ・・・・・」


・・・・こいつ、天然?(笑)

⏰:10/02/19 13:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#420 [ゅぃ]
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」

・・・やっぱ、年下に見えねーわ。

「あ、そうみたいです・・・・」

「・・・・あのさ、敬語いーからね」

⏰:10/02/19 13:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#421 [ゅぃ]
俺は心に、『翔輝』って呼ぶように言った。


「・・・心ってさ、天然?」

「・・・・たまに言われる」

「やっぱり」

やっぱ天然だな。(笑)

⏰:10/02/19 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#422 [ゅぃ]
その後は車を走らせながら、少し喋る程度だった。

「送ってくれてありがとう」
心が礼を言った。

「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」

「・・・うん」

⏰:10/02/19 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#423 [ゅぃ]
・・・?

・・・・今、なんか元気なかったか?
気のせいか。

俺はその後家に帰った。

⏰:10/02/19 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#424 [ゅぃ]
・・・・・・・・・

・・・・

家に帰っても、頭の中にいるのは心だった。
・・・あの顔。一瞬だけ何か寂しそうな顔をしていた。
あれはやっぱり・・・気のせいなんかじゃなかったのか?

⏰:10/02/19 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#425 [ゅぃ]
なんか、また喋りてぇって思う自分がいる。

・・・・俺、きもい・・・。

その日は心のことを思い出してばっかりで、なかなか寝付けなかった。

⏰:10/02/19 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#426 [ゅぃ]
あの日から一週間位が経った。

「なぁ、一登」

「なんだぁ?」

⏰:10/02/19 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#427 [ゅぃ]
「今日さ、久しぶりに飲みに行かね?」

「あー今日さ、亜美と約束してたんだよ。3人で行こーぜ♪」

「おう。・・・あのさ、アイツは?」

「あいつ?」

⏰:10/02/19 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#428 [ゅぃ]
俺はまた心に会いたいと思っていた。

「・・・心だよ。こないだいたじゃん?」

「あぁ心か。心も誘うように言っとくよ」

「・・・・おぅ」

⏰:10/02/19 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#429 [ゅぃ]
「もしかして惚れたのかよ?(笑)」

「・・・ばーか」


会ってまた話がしたい。

⏰:10/02/19 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#430 [ゅぃ]
今日はここまでです><

⏰:10/02/19 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#431 [我輩は匿名である]
その日は、一登・亜美・心・俺で、飲みに行くことになって、
俺は内心浮かれていた。


「いらっしゃいませ〜」

居酒屋の店員がそう言ったから、心と亜美がきたか?
って思って、見てみると、一週間ぶりに会う心がいた。

⏰:10/02/23 14:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#432 [ゅぃ]
すいませんゅぃです;;;

⏰:10/02/23 14:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#433 [ゅぃ]
「やっほー♪」

「おー昨日ぶり〜(笑)」

マジ、こいつら(一登&亜美)仲いーってゆーか・・・
ラブラブってゆーか。

なんかいーよな。こうゆうの。

⏰:10/02/23 14:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#434 [ゅぃ]
心と目が合った俺は、心に笑いかけた。
したら心も、俺に笑い返してくれた。

俺はなんだかそれが、妙に嬉しかった。

・・・・乙女かよ、俺は。

⏰:10/02/23 14:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#435 [ゅぃ]
俺の隣に座ったのは心だった。


30分くらいが経った頃。

「・・・・さむい」

「心、大丈夫?」

「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」

⏰:10/02/23 14:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#436 [ゅぃ]
心がいきなり寒いと言い出した。

なんだぁ?酒飲んだら寒くなんのか?
心は身震いをしながら、頬を少し赤く染めている。


「あー、これ使えよ」

⏰:10/02/23 14:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#437 [ゅぃ]
俺は心に自分の上着を渡した。
心は少し遠慮していたけど、俺は無理矢理上着を着せた。


その日はみんな飲みまくって、話したりして、解散になった。
心とは少ししか喋らなかったけど、俺は楽しかった。

⏰:10/02/23 14:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#438 [ゅぃ]
帰り際、心が俺に「・・・・ぁりがとう」と、言った。

俺は心がいつ喋りかけてきてもいいように、
ずっと心を意識していた。
だから、心が何て言っても聞き取れるようにしていた。

⏰:10/02/23 14:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#439 [ゅぃ]
その後一登とタクシーに乗って、家に帰った。

「・・・・・あ。番号聞くの忘れた」
ベッドに入る前、俺は気付いた。

・・・・次会ったとき聞こう。俺はそう思い眠りについた。

⏰:10/02/23 14:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#440 [ゅぃ]
・・・・・・・・・

・・・・

ーーーン

・・ピンポーン

「・・・・誰だ?」

⏰:10/02/23 14:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#441 [ゅぃ]
次の日俺は、インターホンの音で目が覚めた。

・・・・一登か?
俺はそう思い、ベッドの近くにあったゴムで、少し伸びてきている前髪をくくった。
・・ちなみに、可愛い妹(小1)からもらった、キャラクターのゴム。

⏰:10/02/23 14:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#442 [ゅぃ]
「はーい・・・・」
俺は返事をしてドアを開けた。

そこにいたのは・・・・

「・・・あ」
「!?」

⏰:10/02/23 14:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#443 [ゅぃ]
・・・・心だった。

「・・・え?あ・・・・」

「えっと・・・おはよう」

「あぁ・・・・・おはよう」

いきなり(朝から)なんで心がいるんだ?

⏰:10/02/23 14:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#444 [ゅぃ]
心は俺のことをジっと見つめている。
・・・てゆーか、俺の頭?

「・・・・・キティちゃん」

心は俺の頭を見てそう呟いた。

「・・・・へ?」

⏰:10/02/23 14:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#445 [ゅぃ]
俺は少し素っ頓狂な声を出した。

「あ、ゴム。キティちゃんだなぁって思って・・・・」

「あー・・・これ、妹からもらったんだ」

「妹いるんだ」

「うん。今小1」

⏰:10/02/23 14:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#446 [ゅぃ]
なんか俺ら・・・普通に喋ってるし。

「・・・・あっ。実は今日・・・昨日借りた上着返しにきて・・・・」
そう言って心は持っていた袋を俺に差し出した。

「・・おー。さんきゅー。・・・・一人?」
俺は、なんで家知ってんだ?って思いながら聞いた。

⏰:10/02/23 14:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#447 [ゅぃ]
「亜美に連れてきてもらって・・・・ごめんね、朝から」

「上着なんか、いつでも良かったのに」

「・・・うん。たまたま仕事が休みで・・・・じゃあ、あたし帰るね」

心はそう言って帰ろうとした。

⏰:10/02/23 14:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#448 [ゅぃ]
「・・・・あ!ちょい待ってくんね?」

俺はそう言ってベッドに向かって走った。
携帯を手にして開くと、新着メールが入っていた。

・・・・亜美だ。
「今から心と家行くね!上着返しに☆」
・・・・俺、起きてねぇよ。
時計を見ると、もう10時半だった。

⏰:10/02/23 14:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#449 [ゅぃ]
俺は急いで心の所へ戻って、
「あのさ!携帯持ってる?・・・・番号交換しねぇ?」

俺は心に聞いた。

「・・・あ。うん、ちょっと待ってね」
心はそう言って鞄から携帯を取りだした。

⏰:10/02/23 14:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#450 [ゅぃ]
「はい」

俺と心は赤外線で番号を交換した。

「さんきゅー」

「うん。・・・じゃあ、亜美待ってるから・・・・」

⏰:10/02/26 14:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#451 [ゅぃ]
「おう。あ、亜美にメール気付かなかったって伝えといて?
・・・・またな」

「うんわかった。またね・・・・」

そう言って心は帰っていった。

⏰:10/02/26 14:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#452 [ゅぃ]
やべ。来るとか思わなかったし。
つーか俺寝起きじゃん?・・・・不意打ち(?)だろ・・・。

しかも普通に喋ったし。
あんな喋ったのって、あんまし無かったな。
ってまだ会うの3回目だけどさ。

⏰:10/02/26 14:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#453 [ゅぃ]
その後しばらく俺は、
新しく心の電話帳が入った液晶画面を眺めていた。

「・・・・いつ連絡しよっかな」

・・・・

⏰:10/02/26 14:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#454 [ゅぃ]
〜直哉side〜

⏰:10/03/02 23:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#455 [ゅぃ]
あの日・・・・・・

俺は心を裏切った。


・・・・・・・・・・・・

⏰:10/03/02 23:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#456 [ゅぃ]
・・・・・・・・

心と出逢ったのは、心が中学に入ってきた頃だった。
当時地元では、学年関係なくみんな仲が良かった。
男も。女も。

ある日たまり場に、クラスの女子が心を連れてきた。

⏰:10/03/02 23:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#457 [ゅぃ]
「あっサキだ!」

「サキ!おせーよ・・・ってだれだー?そのコ!」

「ごめんごめん!この子、心!2コ下だよ!
今日から心もよろしくね!」

「お〜心ちゃん!よろしくね!」

「よろしく〜♪」

⏰:10/03/02 23:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#458 [ゅぃ]
たまり場にいたヤツらが何やら騒いでいる。
サキが1年の子を連れてきた。

「直哉もこっちこいよ!」

「おー」

⏰:10/03/02 23:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#459 [ゅぃ]
連れてこられた子は周りの人とさっそく馴染んでいた。

「直哉!この子心だよ!」

「心です♪よろしくお願いします」

心は人なつっこい笑顔で俺に挨拶した。

⏰:10/03/02 23:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#460 [ゅぃ]
「おー。俺直哉。ってか敬語とかいーよ」

「そうだよ!ここじゃみんなタメだから♪」


俺が心に受けた第一印象。
それは・・・コイツかわえーな。妹みてぇ。犬みたいだし。
なんつーか・・・なつきやすいレトリバー犬みたいな???
いや、どっちかっつーと小型犬だけど。

⏰:10/03/02 23:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#461 [ゅぃ]
当時俺には、世菜っていう彼女がいた。

たまに喧嘩したりもするけど、仲も良かったし、
まぁまぁ付き合いも長かった。
世菜はおもしろいヤツだし、話も合った。

・・・だから、その時俺と心が付き合うなんて・・・・思ってもなかった。

⏰:10/03/02 23:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#462 [ゅぃ]
最初心は、たまり場でも、みんなの妹みてぇな存在で。
よく笑うし、犬じゃねぇけどよく走るし(?)
たまにドジだったりもする。

いつも一緒にいて笑ってた。

⏰:10/03/02 23:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#463 [ゅぃ]
「・・・直哉」

「んー?」

「直哉って、彼女とどこまで行ってんの?」

「ぶっ!!」

心がいきなり変な事聞いてきやがった。
俺は飲んでいたコーヒーを思い切り噴いた。

⏰:10/03/02 23:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#464 [ゅぃ]
「ちょっとー!!かかった!」

「おまっ!いきなり何言い出すんだよ!中1がそんな事に興味持つの、まだ早いわ!」

コイツ何言い出すんだよマジで・・・・・。
そりゃ男同士とかで話したりすんのは別だけど、
心になると話が違ってくる。

⏰:10/03/02 23:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#465 [ゅぃ]
「ねぇー!教えてよ!」

「・・・・だめ」

「んー・・・じゃあ、どうやってすんの?」

「・・・何が?」

⏰:10/03/02 23:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#466 [ゅぃ]
「・・・・・セック・・・」

数秒で心の聞きたい事を理解した俺は、
心が最後の言葉を言い出す前に、心の口を手で塞いだ。

「お前にはまだ早い!」

「んー!!・・・ぷはっ。いーじゃんか!」

⏰:10/03/02 23:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#467 [ゅぃ]
「だめなもんはだめ」

「なんでー!」

「なんでも」

「どうしてー!」

「どうしても」

⏰:10/03/02 23:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#468 [ゅぃ]
「・・・・いいじゃんか」

心がぼそっと呟いた。

「はぁ・・・心なんでそんなんに興味持つの?」

「・・・・あたしだけだったから」

「・・・・はい?」

⏰:10/03/03 13:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#469 [ゅぃ]
「・・・だから。そうゆー事知らないの、あたしだけだった。みんなは・・・クラスの友達とか、詳しかった」

「・・・そうか」

まぁ確かに俺も、中学入ってからはそんなんだったな。
でもやっぱ俺からは心に教えらんねぇな。

「心は、そのままでいいんだよ」

⏰:10/03/03 13:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#470 [ゅぃ]
俺はそう言っといた。
心は少しの間黙った後、「わかった」って言ってた。

それから時が過ぎて、俺は高校に入って、心は中二になった。
やっぱりみんな相変わらずで、高校に入っても、しょっちゅうたまり場にたまってた。もちろん心も。

⏰:10/03/03 13:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#471 [ゅぃ]
俺と世菜は、住んでいる区域が違ったから、中学も高校も違ったけど、相変わらずだった。週3くらいで会うペースだった。

・・・・・だから、俺と会ってない間に世菜が、誰とどこで何をしているのか、知らなかった。
俺は元々束縛とかもしないし、世菜を信じていた。

信じていたのに・・・・・・・。

⏰:10/03/03 13:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#472 [ゅぃ]
ある日俺はみんなでたまり場にいた。
世菜が、「今週中はずっと会えない」って言っていたから、俺はしばらくたまり場にいるつもりでいた。

・・・・・だけど、一週間の間心がずっと来なかった。
テスト期間でもないし、どうしたんだ?って思っていた次の週の火曜日。
やっと心が顔を見せた。

⏰:10/03/03 13:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#473 [ゅぃ]
「やっほー」

「あ!心!やっときたな〜」

「心にお菓子買ってきてるからおいで〜♪」

・・・・・・

「なぁ、直哉」

⏰:10/03/03 13:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#474 [ゅぃ]
俺の隣にいたヤツが俺に話しかけてきた。

「んー?」

「心さ、最近彼氏できたんだって」

「・・・・・彼氏?」

「うん。なんかさ、隣の中学のヤツらしーよ」

俺はそのとき心に彼氏ができたと知った。

⏰:10/03/03 13:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#475 [ゅぃ]
「そーいや俺らがまだ中三だった頃にも、いたって聞いた。誰だとは聞かなかったけど」

おいおい、俺は聞いてねぇぞ?
心のヤツなんも言わなかったじゃねぇか。

でも別に俺は世菜だけだったし、兄貴分として気になった。

⏰:10/03/03 13:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#476 [ゅぃ]
「直哉〜久しぶり」
そう言って心は俺に近づいてきた。

「おー久しぶりじゃん。元気か?」

心が近づいてきた時にふわっと甘い香りがした。
心は俺の隣に腰かけた。
その甘い香りは俺のすぐ近くにあって、俺の鼻をくすぐった。

⏰:10/03/03 13:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#477 [ゅぃ]
「元気だよ!高校はどう?」

そうやって俺に話しかけてくる心を見ると、睫毛がカールされていた。唇は、淡いピンク色。

なんだよコイツ。彼氏できたからって色気付いてんのか?
薄化粧しやがって。

「おー楽しいよ。・・・・心彼氏できたんだろ?」

⏰:10/03/03 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#478 [ゅぃ]
すると心は少し照れたように「・・・・ぅん」って答えた。

「俺の知ってるヤツか?」

「おい〜直哉。お前心の父ちゃんかよ!」

「みたいみたい」

周りの奴らがそう言ってきた。

⏰:10/03/03 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#479 [ゅぃ]
「父ちゃんじゃねぇよ」

「いや、直哉今本当にお父さんみだいだった(笑)」

「直哉パパ〜♪」

周りの奴らはそう言って笑っていた。
俺は心がそうやってだんだんキレイになっていくんだなぁ。と思うと、少し寂しかった。

⏰:10/03/03 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#480 [ゅぃ]
でもそれは、本当に父親が娘に対して思うような感情で。
てか、妹より父親かよ。って思った。

その日を境に心はだんだんキレイになっていくように見えた。

「サキちゃん!メイク教えて!」
心はサキやクラスの女子に、化粧の仕方とか教わってた。

⏰:10/03/03 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#481 [ゅぃ]
「おじゃましまーす♪」

「亜美きたぁ!」

「亜美、先生なんだったのー?」

心と亜美は仲が良かったから、亜美もよく来ていた。
亜美も彼氏がいるらしくて、最近はちょくちょくしか来ていなかった。

⏰:10/03/03 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#482 [ゅぃ]
「・・・・・みんな恋愛してんな」

「え、どうしたいきなり(笑)直哉もしてるじゃんかよ?」

「いやなんつーかさ、初々しいじゃん?」

「まぁなぁ。かわいいよなぁこの頃の恋愛って。てかお前らも充分らぶいから!」

「そうか・・・・?」

⏰:10/03/08 13:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#483 [ゅぃ]
「やっぱ付き合い長いと、新鮮味って無くならねぇ?」

「そーだな。女って新鮮味ばっか求めるじゃん?でも世菜は全然そんなんじゃねぇんだよな」

「へぇ。ま、直哉も世菜も大人だからな」

⏰:10/03/08 13:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#484 [ゅぃ]
男女の付き合いって、初めはすげぇ幸せそうにしてる。
お互いが言う事にいちいち照れたりして、ドキドキしたりして。

俺と世菜も最初はそうだった。
でも、段々慣れみたいなものが出てきて、俺はそっちの方が楽だったし、世菜もなんにも言わなかった。俺にわがままなんかも言わなかった。

⏰:10/03/08 13:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#485 [ゅぃ]
だから、心や亜美たちがやけに幸せそうに感じた。
彼氏できたんだろ?って聞くだけで恥ずかしそうにして。

例えば俺と世菜は、二人で外歩いてる時は手繋いだりするけど、
ただ手繋いでて、お互いなんか喋り会ってるだけ。
俺は幸せだなとは思うけど、ドキドキもなんもしない。

⏰:10/03/08 13:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#486 [ゅぃ]
そういうもんなんだろう。

・・・・・

俺の隣に世菜がいることが当たり前なんだ。って、毎日そう思いながら過ごしてきた。
・・・・でも、そんな当たり前な事が簡単に崩れ去ることを、俺は知ることになる・・・・。

⏰:10/03/08 13:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#487 [ゅぃ]
・・・・・・・

ある日。俺はいつものように学校へ行った。
その日は天気予報が見事に外れて、朝は晴れていたのに、学校が終わる頃になると、曇り空が広がっていた。

その日は世菜の家に行くことになってて、俺は放課後になると世菜の家まで急いだ。

⏰:10/03/08 13:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#488 [ゅぃ]
世菜の家に着く頃には、雨はぽつぽつと降り出してきていた。
・・・・・これは、きっとこれから起こる事の前触れだったに違いない。


ピンポーン・・・・・
俺はインターホンを鳴らした。

⏰:10/03/08 13:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#489 [ゅぃ]
でも世菜はなかなか出てこない。

・・・3回目くらいでやっと世菜が玄関に来た。

「ごめん!トイレ行ってた!上がって」

「おう。おじゃましまーす」

俺は特になにも気にしなかった。

⏰:10/03/08 13:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#490 [ゅぃ]
「お茶入れてくるから、さきに部屋行ってて?」

「はいよー」

俺は軽く返事をして世菜の部屋へ行った。
いつもは綺麗に片付いている部屋は、少しだけ散らかっていた。

俺はベッドに腰を下ろして待っていた。
そのとき、クラスのヤツから電話が掛かってきた。

⏰:10/03/08 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#491 [ゅぃ]


「あ!直哉?」

「おう。どうした?」

「あのさぁ!実はな・・・サキがこないだ、岡本と別れたじゃん?んで!今日気晴らしにカラオケ行くことになってさぁ・・・」

⏰:10/03/08 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#492 [ゅぃ]
電話の内容はカラオケに行こうって話だった。
サキには彼氏がいて、最近別れたって話を聞いていた。

「俺今、世菜んちなんだわ。行けたら行くな」

「了解!あ!あとさぁ・・・心も別れたんだと」

「・・・マジ?」

心も彼氏と別れたと聞いた。

⏰:10/03/08 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#493 [ゅぃ]
理由を聞くと、心の元彼は、心がたまり場に行くことを良く思ってなかったらしい。
自分の知らない男もいるとかって、反対していた。

でも心はみんな仲が良いし、みんな大事な友達だ。って言ったらしい。
その理由で彼氏と喧嘩して別れたと聞いた。

⏰:10/03/08 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#494 [ゅぃ]
「・・・ま、中学生の恋愛って喧嘩して別れるとか多いもんな」

「だなぁ。なんかみんな別れてね?」

しばらくの間ずっと雑談していた。
気付いたらもう10以上は経ってて・・・・

「ま、そーゆうわけだ。じゃまたな」

「おう、またな」

⏰:10/03/08 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#495 [ゅぃ]
電話を終えてからも世菜はまだこない。

どうしたんだ?そう思っていると世菜が部屋に来た。

「ごめんー。ちょっと時間掛かった」

「おーさんきゅー」

⏰:10/03/08 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#496 [ゅぃ]
それからテレビをつけて話したりしていた。

二人でベッドにねっころがりながら、キスしたりしていると、
自然な流れで俺は世菜の胸を触ったりしていた。

すると・・・・・

⏰:10/03/08 14:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#497 [ゅぃ]
「・・・・っ直哉、ちょっと待って」

そう言って世菜はいきなり部屋を飛び出していった。
・・・・・なんなんだ?

世菜は机の上に置いていた鞄の中からタオルを取りだした。
その瞬間机の上から鞄が勢い良く落ちた。

⏰:10/03/08 14:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#498 [ゅぃ]
バサバサ!!

鞄の中身がいっきに出てきた。
ノート・教科書・財布・手帳。

・・・・・俺は一点を見つめたまま動けなくなった。

⏰:10/03/08 14:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#499 [ゅぃ]
数秒間思考が停止した。

・・・は?うそだろ・・・・なんでこんなもん・・・・・

・・・・・・それは、エコー写真だった。
テレビや映画でよく見る、赤ちゃんのエコー写真。

⏰:10/03/08 14:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#500 [ゅぃ]
俺でも知っているその白黒写真に、俺は手を伸ばした。

・・・・・世菜、妊娠・・・してんのか?
うそだろ?・・・・ってことは、父親は俺だよな?

・・・・・やべぇ。俺、なにしてんだよ。

⏰:10/03/08 14:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


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