Love forever 〜Destiny〜
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#251 [ゅぃ]
・・・・・・
「心〜仕事何時から?」
「10時から。亜美は?」
:10/01/15 11:13
:PC
:☆☆☆
#252 [ゅぃ]
「亜美もそのくらい♪」
あたしは、上京してからショップ店員になった。
10代や20代の女の子が集まるお店。
あたしはあの出来事があってから、男性が苦手になっていた。
:10/01/15 11:14
:PC
:☆☆☆
#253 [ゅぃ]
だから、できるだけ男の人と関わる仕事はしたくない。
そう思っていたし、あたしは服とか靴が好きだったから、
この仕事をしたいと思って、この仕事を選んだ。
:10/01/15 11:15
:PC
:☆☆☆
#254 [ゅぃ]
亜美のおかげで一人で出歩く事や、一人で電車に乗ったり・・・
生活に最低限の事を、出来るまでにあたしは復活した。
たまにどうしても男の人と喋らなきゃいけない時もある。
・・・でもそれは、人生にとって当たり前のことだ。
と、自分で言い聞かせる。
:10/01/15 11:17
:PC
:☆☆☆
#255 [ゅぃ]
もう、薬に頼ってもいない。
考えが少し明るくなってから、悪い夢も見ないようになった。
だからなるべくプラス思考になろうと思った。
:10/01/15 11:19
:PC
:☆☆☆
#256 [ゅぃ]
・・・・・・
「〜〜っ寒い!!!」
「ちょー寒いね・・・・・凍え死ぬ・・・・・」
:10/01/15 11:20
:PC
:☆☆☆
#257 [ゅぃ]
季節は冬。
ここ最近毎日寒い。厚着しないと外を歩けない位。
「あっ!ねぇ心」
「ん?なにー?」
:10/01/15 11:21
:PC
:☆☆☆
#258 [ゅぃ]
「一登が今日うちこない?って!久しぶりに飲もうって♪」
「あっいいねぇ!あたし明日仕事ないし♪」
「じゃっ決まりだね!」
その日の夜、一登の家に行くことになった。
:10/01/15 11:22
:PC
:☆☆☆
#259 [ゅぃ]
いったん終わります!!
:10/01/15 11:23
:PC
:☆☆☆
#260 [*]
「いらっしゃいませー」
寒い冬にも、お客さんはたくさん来る。
あたしは、お客さんと喋るのが楽しかった。
:10/01/15 18:54
:PC
:☆☆☆
#261 [*]
・・・・・・
「・・ひっく・・・・ぅあぁ」
「・・・・亜美・・・・」
:10/01/15 18:55
:PC
:☆☆☆
#262 [*]
仕事が終わってから、買い出しをして亜美と一登の家へ行った。
ビール・酎ハイ・焼酎、色んなお酒を開けて、
3人でわいわいと話をしていた。
:10/01/15 18:56
:PC
:☆☆☆
#263 [*]
・・・・亜美は酔うと、わけの分からない事を喋る。
そのあと「・・・・・気持ち悪い」ってなって吐いたり・・・
急に元気になったり・・・・
亜美を見て、お酒の力はすごいと思った。
:10/01/15 18:57
:PC
:☆☆☆
#264 [ゅぃ]
すいませんまた消えてました↓
ゅぃです(汗)
:10/01/15 18:58
:PC
:☆☆☆
#265 [ゅぃ]
あたしはお酒を飲むと元気になる。
楽しい気持ちになる。
・・・でも同時に、身体が凄く寒くなる。
お酒を飲んで出る症状は、人それぞれらしい・・・
:10/01/15 19:00
:PC
:☆☆☆
#266 [ゅぃ]
「・・・・・吐きそう!!」
亜美はそう言って、トイレへ向かった。
「あぁあぁ・・・・まただよ。心水とって」
「冷蔵庫開けるよー」
:10/01/15 19:01
:PC
:☆☆☆
#267 [ゅぃ]
・・・・・ない。水がない。
「・・・一登、水ないよ・・・・」
「え!?マジ!?・・・・困ったな」
:10/01/15 19:02
:PC
:☆☆☆
#268 [ゅぃ]
「あたし、そこのコンビニで買ってくるよ」
「大丈夫か・・・?」
「大丈夫大丈夫、ここらへん車多いし、外灯もあるし」
:10/01/15 19:03
:PC
:☆☆☆
#269 [ゅぃ]
「俺が代わりに行くよ」
「いーのいーの!じゃ、行ってくるね〜」
・・・・実は生理になって、ナプキンあんまり持ってこなくて
心配だから買いに行きたかったんだよね・・・・。
:10/01/15 19:04
:PC
:☆☆☆
#270 [ゅぃ]
家を出て、足早にコンビニへと向かった。
すると・・・前から走ってきている男の人に、肩がぶつかって、
あたしは転倒した。
:10/01/15 19:06
:PC
:☆☆☆
#271 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」
痛い・・・尻もちついちゃった・・・・・。
:10/01/15 19:07
:PC
:☆☆☆
#272 [ゅぃ]
「・・・・ごめん大丈夫?」
あたしが地面に倒れ込んでいると、男の人があたしに手を差し伸べてきた。
あたしは差し出された手を握るわけもなく、
「大丈夫です。すいません」そう言って立ち上がった。
:10/01/15 19:08
:PC
:☆☆☆
#273 [ゅぃ]
・・・外灯の光が男の人を照らしている。
背が高くて、髪にメッシュが入った男の人・・・
顔を見ると、すごくかっこよかった。
:10/01/15 19:10
:PC
:☆☆☆
#274 [ゅぃ]
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」
「いえ、全然。・・・・・・あ」
男の人の口元を見ると、血が出ていた。
・・・転んだ時に!?
:10/01/15 19:12
:PC
:☆☆☆
#275 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」
「・・・はぃ?」
あたしは急いでハンカチを取り出した。
:10/01/15 19:12
:PC
:☆☆☆
#276 [ゅぃ]
男の人は「は?」って顔をしている。
「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」
あたしはその人にハンカチを差し出した。
男の人はそのハンカチを受け取った。
:10/01/15 19:13
:PC
:☆☆☆
#277 [ゅぃ]
「あの、これ・・・・・」
「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」
あたしは足早にその場を立ち去った。
・・・あたし、何ハンカチ貸してるんだろう。
でもあたしのせいであの人、怪我してたしな・・・・
:10/01/15 19:14
:PC
:☆☆☆
#278 [ゅぃ]
あたしはコンビニで素早く水を買って、
走るように一登の家へと向かった。
ガチャ
:10/01/15 19:15
:PC
:☆☆☆
#279 [ゅぃ]
ドアを開けると・・・・・
「あ」
「え」
さっきの男の人がいた。
:10/01/15 19:16
:PC
:☆☆☆
#280 [ゅぃ]
「さっきの」
「さっきの」
声がハモった。
「え?なに、知り合い?」
一登が口を挟んだ。
:10/01/15 19:16
:PC
:☆☆☆
#281 [ゅぃ]
「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」
「マジ?偶然だな」
「あ、さっきは、すいませんでした」
あたしはペコッと頭を下げた。
:10/01/15 19:17
:PC
:☆☆☆
#282 [ゅぃ]
「や、こちらこそ」
男の人も頭を下げ返した。
「はい、お水買ってきたよ」
「おーわりぃな、さんきゅ」
:10/01/15 19:18
:PC
:☆☆☆
#283 [ゅぃ]
「翔輝、上がれよ」
「おー」
・・・・翔輝って言うんだ、この人・・・
:10/01/15 19:19
:PC
:☆☆☆
#284 [ゅぃ]
「ほら、亜美水だぞ」
「・・・・ぅ〜ん・・・・・ぅぅ」
亜美・・・潰れてる(笑)
:10/01/15 19:20
:PC
:☆☆☆
#285 [ゅぃ]
「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」
「あ、どうも」
「こんちは」
翔輝という男は、ニコっと笑った。
:10/01/15 19:21
:PC
:☆☆☆
#286 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」
「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」
「や・・・こちらこそです」
:10/01/15 19:22
:PC
:☆☆☆
#287 [ゅぃ]
「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」
「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」
・・・喧嘩?
え?なんで一登そんなことわかるの?
:10/01/15 19:23
:PC
:☆☆☆
#288 [ゅぃ]
〜♪
・・・あ、電話。
誰だろう、こんな時間に。
:10/01/15 19:24
:PC
:☆☆☆
#289 [ゅぃ]
画面を見るとお店からだった。
?
「はい、もしもし?」
「あ、心ちゃん?明日急に瑞紀ちゃんこれなくなって・・・
代わりに入れない・・・よね?」
:10/01/15 19:25
:PC
:☆☆☆
#290 [ゅぃ]
・・・ここは行くべきだよね。
「大丈夫ですよ」
「ほんとに!?ごめんね!じゃあ!明日はお昼からで!」
「はい」
:10/01/15 19:26
:PC
:☆☆☆
#291 [ゅぃ]
ピ・・・・
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」
「マジ?」
「亜美には言っといてっ!」
「おー、気ぃつけてなぁ」
:10/01/15 19:27
:PC
:☆☆☆
#292 [ゅぃ]
「・・・俺もそろそろ帰るわ」
「来たばっかじゃん、お前」
「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」
「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」
:10/01/15 19:27
:PC
:☆☆☆
#293 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」
「おー、明日頑張れよ、現場」
「おーまたな」
・・・・・ん?受け取った?・・・なんか袋持ってる・・・。
:10/01/15 19:28
:PC
:☆☆☆
#294 [ゅぃ]
あたしは横目にそれを見ながら、
足早に一登の部屋を出た。
外灯が照らす道を、携帯を握りしめながら小走りで歩く。
:10/01/18 10:17
:PC
:☆☆☆
#295 [ゅぃ]
誰かあたしの周りにいないか、たまに辺りを見回す。
・・・・さっきからあたしの後ろから足音がする。
誰・・・・・?
あたしは不自然に思われないように後ろに振り向いた。
:10/01/18 10:18
:PC
:☆☆☆
#296 [ゅぃ]
・・・・・・
え。さっきの。
「あ」
え、どうゆうこと?
:10/01/18 10:18
:PC
:☆☆☆
#297 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」
・・・・・はぃ?
「・・・・あの」
「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」
:10/01/18 10:20
:PC
:☆☆☆
#298 [ゅぃ]
・・・・・車。
だめ。だめ。絶対だめ。
知らない人の言うことなんか信用しちゃだめだ。
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
:10/01/18 10:21
:PC
:☆☆☆
#299 [ゅぃ]
「や、マジ危ないし、送ってくって」
そう言って翔輝という男はあたしの腕を引っ張った。
「・・・・・やッ!!!!」
・・・・あの時が、・・・蘇ってくる。
:10/01/18 10:24
:PC
:☆☆☆
#300 [ゅぃ]
翔輝は驚いたのか、あたしの腕から手を離した。
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」
翔輝は謝ってきた。
:10/01/18 10:26
:PC
:☆☆☆
#301 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」
あたしも謝ると、そこから沈黙が続いた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
:10/01/18 10:26
:PC
:☆☆☆
#302 [ゅぃ]
そして、
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」
「・・・・え」
「ずっとそわそわしてたからさ」
:10/01/18 10:27
:PC
:☆☆☆
#303 [ゅぃ]
「・・・うん」
・・・・この人、分かったんだ。
「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」
:10/01/18 10:28
:PC
:☆☆☆
#304 [ゅぃ]
・・・・・変質者!?
あたしは翔輝の目を見て、この人は嘘はついていない
そう思った。
:10/01/18 10:30
:PC
:☆☆☆
#305 [ゅぃ]
あたしが黙りこんでいると、
「行くぞ?」
そう言って翔輝はあたしの肩をポンっと叩き、駐車場へ入っていった。
・・・・・あたしは、変質者には会いたくないから、車で送ってもらうことにした。
:10/01/18 10:33
:PC
:☆☆☆
#306 [ゅぃ]
「助手席、座って」
翔輝は指で助手席を指して、あたしに言った。
「あ、うん」
あたしは言われた通り助手席に座った。
:10/01/18 10:35
:PC
:☆☆☆
#307 [ゅぃ]
「・・・ごめんね、煙草臭くて」
「やっ全然!」
「あ、あとさー」
「?」
:10/01/18 10:35
:PC
:☆☆☆
#308 [ゅぃ]
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」
翔輝は口の傷をあたしに見せて言った。
「あ・・・・・」
:10/01/18 10:36
:PC
:☆☆☆
#309 [ゅぃ]
・・・確かに。
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」
え・・・いきなり呼び捨て?
:10/01/18 10:38
:PC
:☆☆☆
#310 [ゅぃ]
「あ、そうみたいです・・・・」
「・・・・あのさ、敬語いーからね」
「えっ・・・うん」
「あと、俺のこと、翔輝でいーから。
ってか俺さっき、すでに呼び捨てで呼んだよな」
:10/01/18 10:40
:PC
:☆☆☆
#311 [ゅぃ]
「わかった」
「・・・心ってさ、天然?」
「・・・・たまに言われる」
「やっぱり」
:10/01/18 10:40
:PC
:☆☆☆
#312 [ゅぃ]
翔輝とあたしはお互いを名前で呼び合うようになった。
・・・もう、会うこともないかもしれない人だけど。
翔輝は聞きたい事をあたしに聞いて満足したのか、
あたしがつまらない女だから、もう喋らなくなったのか・・・
車が走っている間会話は特になかった。
:10/01/19 17:14
:PC
:☆☆☆
#313 [ゅぃ]
「家どこ?」
「次どっち?」
って翔輝が聞く質問に「右」「左」そう答えるだけだった。
:10/01/19 17:15
:PC
:☆☆☆
#314 [ゅぃ]
俺なんもしねぇから
そう言った翔輝。
本当に何もしなかった。
っていうか、あたしが男の人に敏感になりすぎてるだけなんだよね。
:10/01/19 17:16
:PC
:☆☆☆
#315 [ゅぃ]
「なぁ」
「・・・なに?」
「心ってさ、一人暮らし?怖くない夜とか?
「や、亜美と一緒に暮らしてるから・・・って今日は一人だけど・・・」
:10/01/19 17:17
:PC
:☆☆☆
#316 [ゅぃ]
っ!あたし何言ってんの!
今日会ったばっかりの人に!
・・・もしかしたら襲われるかもしれないじゃん!!!
・・・言った事に後悔。(泣)
:10/01/19 17:18
:PC
:☆☆☆
#317 [ゅぃ]
「心のことだったんだ」
「へ?」
「はは、なにその声」
何が?って思って変な声が出て、翔輝がそれに対して笑った。
:10/01/19 17:19
:PC
:☆☆☆
#318 [ゅぃ]
「一登と亜美といたときにさぁ、亜美が言ってたんだ。
連れと二人暮らしだって」
「あ、そういうことか」
「うん」
:10/01/19 17:20
:PC
:☆☆☆
#319 [ゅぃ]
「心だったんだな」
「うん・・」
それから翔輝はちゃんと家まで送ってくれた。
本当は夜道を一人で歩くのは怖いから、本当に助かった。
:10/01/19 17:23
:PC
:☆☆☆
#320 [ゅぃ]
「送ってくれてありがとう」
「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」
「・・・うん」
またな、か。
:10/01/19 17:25
:PC
:☆☆☆
#321 [ゅぃ]
・・・・・・
「心、またな。・・・・・愛してる」
直哉・・・・・
:10/01/19 17:26
:PC
:☆☆☆
#322 [ゅぃ]
・・・直哉があたしに言った言葉。
どうして直哉の事なんか思い出すんだろう。
今更。・・・直哉はあたしを裏切ったのに。
・・・思い出すのは、もうやめよう。
:10/01/19 17:27
:PC
:☆☆☆
#323 [ゅぃ]
その日、あたしは涙を流して眠った。
ピッピッピッ
・・・・ぅるさいなぁ・・・。
:10/01/19 17:28
:PC
:☆☆☆
#324 [ゅぃ]
ピッ
あたしは携帯のアラームを荒々しく止めた。
・・・・・起きなきゃ。
:10/01/19 17:29
:PC
:☆☆☆
#325 [ゅぃ]
ガチャ
ドアをあけると、亜美がソファで眠っていた。
「え・・・亜美?」
「・・・・・こころ〜?」
:10/01/19 17:29
:PC
:☆☆☆
#326 [ゅぃ]
「えっいつ帰ってきたの?」
「ん〜・・・ちょっと前に・・・一登に送ってもらった・・・ふあぁぁ」
「そうだったんだ。ほら、ベッドで寝ないと風邪引くよ〜」
:10/01/19 17:30
:PC
:☆☆☆
#327 [ゅぃ]
「え、なに心、仕事?」
「うん。昨日電話で、今日入ってくれって言われて・・・」
「そっかぁ・・・頑張ってね」
「うん、じゃー、シャワー浴びてくる!」
:10/01/19 17:31
:PC
:☆☆☆
#328 [ゅぃ]
あたしはシャワーを軽く浴びて、
髪の毛をセットして、メイクをして、家を出た。
・・・昨日泣いたから、目が少し腫れていた。
誤魔化せる程度でよかった・・・。
:10/01/19 17:34
:PC
:☆☆☆
#329 [ゅぃ]
その日は夕方まで仕事をして、真っ直ぐ家に帰った。
・・・・そんな日が続いて、翔輝に会ってから一週間が経っていた。
:10/01/19 17:36
:PC
:☆☆☆
#330 [ゅぃ]
日曜日。
今日はたまたま仕事が休みだった。
「ねぇー心」
「なに〜?」
:10/01/19 17:37
:PC
:☆☆☆
#331 [ゅぃ]
「一登と、翔輝いたでしょー?今日ご飯食べに行かない?って♪」
「ご飯?うん、いいよー」
「りょうかーい♪」
なんで翔輝もくるんだろう・・・・。
:10/01/19 17:38
:PC
:☆☆☆
#332 [ゅぃ]
「亜美」
「ん?」
「なんで・・翔輝・・・も、くるの?」
「あ、ごめん嫌だった?心が嫌なら断れるよ?」
:10/01/19 18:00
:PC
:☆☆☆
#333 [ゅぃ]
「やっそうじゃないんだけど・・・、なんで翔輝なのかなぁ?と思って・・・」
「亜美もなんで翔輝なのか分かんないんだけど・・・・
単に一登と翔輝、仲良いし」
「そっか・・・・」
:10/01/19 18:01
:PC
:☆☆☆
#334 [ゅぃ]
「心。大丈夫だよ。翔輝は」
「え?」
「翔輝は良い人だよ。亜美もずっと前から知ってるし♪
だから、翔輝は大丈夫っ」
「うん。あたしも、そう思う」
:10/01/19 18:02
:PC
:☆☆☆
#335 [ゅぃ]
「あ、この間、送ってもらったって言ってたもんね?
てかごめんね。亜美、飲み過ぎちゃって・・・・・(泣)」
「亜美のせいじゃないって!仕事だっていきなり入ったんだし!」
:10/01/19 18:05
:PC
:☆☆☆
#336 [ゅぃ]
亜美と話していたら、結構時間が経っていて、
あたしと亜美は急いで用意をして、待ち合わせの居酒屋へ行った。
今日は飲むぞ〜♪
:10/01/19 18:07
:PC
:☆☆☆
#337 [ゅぃ]
居酒屋へ入ると一登と翔輝はもうきていた。
「やっほー♪」
「おー昨日ぶり〜(笑)」
:10/01/19 18:08
:PC
:☆☆☆
#338 [ゅぃ]
翔輝と目が合って、翔輝はあたしに笑った。
あたしも笑い返した。
席は、円になっていて、翔輝、あたし、亜美、一登、っていう順番だった。
:10/01/19 18:10
:PC
:☆☆☆
#339 [ゅぃ]
「何飲む?」
「俺、とりあえずビールな」
「俺も〜亜美と心は?」
「亜美、酎ハイピーチ♪」
「んーあたしはカシスオレンジ」
:10/01/19 18:12
:PC
:☆☆☆
#340 [ゅぃ]
30分後・・・・・
「・・・・さむい」
「心、大丈夫?」
「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」
:10/01/19 18:14
:PC
:☆☆☆
#341 [ゅぃ]
「大丈夫・・・・」
「あー、これ使えよ」
そう言って翔輝は上着をあたしに渡してきた。
「え・・・でも」
「いーから、使え」
:10/01/19 18:15
:PC
:☆☆☆
#342 [ゅぃ]
「も〜、心は飲む時、毛布持ってこなくちゃね!」
「あははは。あたしの身体おかしいよ〜」
「やぁ、でも結構いるんじゃん?飲むと寒くなるやつって」
「人それぞれだもんな。酒飲んで出る症状って」
:10/01/19 18:16
:PC
:☆☆☆
#343 [ゅぃ]
・・・確かに。
「まぁ翔輝は酒飲んでも飲んでなくても、変わんねぇよな!」
「あっ言えてる!」
「そーか?」
:10/01/19 18:17
:PC
:☆☆☆
#344 [ゅぃ]
「だって、結構飲んでるもんね・・・・」
翔輝・・・今何杯目?
「でも、俺酒飲むと暑くなるわ」
「心と反対じゃん♪(笑)」
:10/01/19 18:18
:PC
:☆☆☆
#345 [ゅぃ]
それからあたしは、翔輝に借りた上着を着て、残りの時間を過ごした。
翔輝から上着を受け取った時、煙草と香水の混じった臭いがした。
・・・なんか、翔輝の煙草のにおいは嫌いじゃない。
:10/01/20 14:31
:PC
:☆☆☆
#346 [ゅぃ]
「・・・心、大丈夫か?」
「え?」
翔輝がいきなりあたしに話しかけた。
:10/01/20 14:31
:PC
:☆☆☆
#347 [ゅぃ]
「・・・なにが?」
「や、・・・・寒いの?」
「うん・・・。上着・・・貸してくれたから、あったかいよ」
正直、翔輝とまた会って、こうして話すとか思ってもなかった。
:10/01/20 14:33
:PC
:☆☆☆
#348 [ゅぃ]
今までのあたしなら、こんなことはなかった。
男の人と話して、こうして一緒に飲んだりして。
・・・でも、まだ人を信じることはできない。
:10/01/20 14:33
:PC
:☆☆☆
#349 [ゅぃ]
「そっか」
翔輝はフっと笑って言った。
結局その日は、10時くらいまで飲んでいた。
:10/01/20 14:34
:PC
:☆☆☆
#350 [ゅぃ]
「タクシーで帰るかぁ」
「おう」
「てか寒い〜!!あ!心っ翔輝の上着!」
:10/01/20 14:36
:PC
:☆☆☆
#351 [ゅぃ]
「や、いいよ亜美。俺、暑いし(笑)」
あたしは飲み過ぎていて、みんなの声が遠くから聞こえる感覚だった。
・・・・・やばい、ほんとに飲み過ぎた・・・・。
「・・・・ぁりがとう」
:10/01/20 14:37
:PC
:☆☆☆
#352 [ゅぃ]
翔輝に聞こえたか分からなかったけど、
あたしは聞こえるか聞こえないかの声でお礼を言った。
「おう」
あ・・・聞こえたんだ。
:10/01/20 14:38
:PC
:☆☆☆
#353 [ゅぃ]
それからあたしと亜美は、タクシーで家に帰った。
・・・・家について、あたしはそのままベッドで眠っていた。
:10/01/20 14:39
:PC
:☆☆☆
#354 [ゅぃ]
「・・・・ん〜」
・・・あ、そういや昨日飲んだんだっけ・・・・。
今日は仕事も休みだし、掃除でもしよっかなぁ。
・・・あ。
:10/01/20 14:40
:PC
:☆☆☆
#355 [ゅぃ]
・・・この上着、翔輝のだよ・・・ね?
あ。昨日借りたんだっけ!
返すの忘れてた・・・ってか暑いからって貸してくれたんだっけ・・・。
返さなきゃ。
:10/01/20 14:42
:PC
:☆☆☆
#356 [ゅぃ]
「・・・亜美」
「あ、心〜おはよー」
「おはよう」
「どうしたの?」
:10/01/20 14:43
:PC
:☆☆☆
#357 [ゅぃ]
「あのさ・・・翔輝に、これ返さないと・・・」
「あ、昨日借りたやつ?」
「うん」
「亜美、翔輝の家知ってるから、一緒にいこっか?」
:10/01/20 14:44
:PC
:☆☆☆
#358 [ゅぃ]
「え、いいの?」
「亜美も今日は仕事休みだしさ♪」
「ありがとー亜美♪」
そのあとあたしはお風呂に入って、出かける用意をして
亜美と一緒に翔輝の家へ向かった。
:10/01/20 14:44
:PC
:☆☆☆
#359 [ゅぃ]
翔輝の家は、あたしの家と反対方向だった。
・・・なのに、この間送ってくれた。
亜美と電車に乗って、翔輝の家へと行った。
:10/01/20 14:45
:PC
:☆☆☆
#360 [ゅぃ]
〜翔輝side〜
:10/01/20 14:49
:PC
:☆☆☆
#361 [ゅぃ]
矢吹翔輝 (21)
どこにでもいるただの21歳。
俺には、両親も兄弟もいて、今まで何不自由なく生きてきた。
友達にも恵まれて、彼女も人並みにいた。
:10/01/20 14:57
:PC
:☆☆☆
#362 [ゅぃ]
それなりに遊んだ時期もあった。
・・・そんな俺が、初めて永遠だと思った恋。信じた恋。
初めて、こいつだけを一生幸せにしていきたい。
そう思った女。
:10/01/20 15:00
:PC
:☆☆☆
#363 [ゅぃ]
そいつに初めて会ったのは、寒い冬の夜のことだった。
・・・あいつは何かを背負って生きている。
俺はそう感じた。
:10/01/20 15:02
:PC
:☆☆☆
#364 [ゅぃ]
・・・・・ある日、仕事仲間の一登から、
「お前、服届いたから、取りに来いよ」
と、俺に電話があった。
:10/01/21 15:10
:PC
:☆☆☆
#365 [ゅぃ]
だから、その日の夜、一登の家に仕事の服を取りに行こうと思った。
近くの駐車場へ車をとめて、歩いて一登の部屋へ向かっていた。
・・・俺は、空を見上げるのが好きだった。
昔からの癖。
:10/01/21 15:12
:PC
:☆☆☆
#366 [ゅぃ]
・・・今日星やべぇ。
そんなことを思いながら、あんまり前を見ないで歩いていた。
すると、前を歩いている女とぶつかった。
:10/01/21 15:14
:PC
:☆☆☆
#367 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」
俺は女とぶつかった衝撃で、倒れて尻もちをついた。
ぃてぇ。
:10/01/21 15:15
:PC
:☆☆☆
#368 [ゅぃ]
ぶつかった女は尻もちをついて、ずっとうつむいている。
「・・・・ごめん大丈夫?」
俺はそう言い、女に手を差し伸べた。
:10/01/21 15:18
:PC
:☆☆☆
#369 [ゅぃ]
女は俺の手を握ろうとせず、
「大丈夫です。すいません」
と、そっけなく答えた。
女は立ち上がった。
・・・・・そのとき、俺はこの女に見惚れたんだ。
:10/01/21 15:19
:PC
:☆☆☆
#370 [ゅぃ]
外灯で照らされた顔。
長い前髪を横に流していて、二重で大きめの瞳。
鼻はスっとしていて、すごく整っている。唇は無駄なく厚い。
・・・・・茶髪の女。
:10/01/21 15:23
:PC
:☆☆☆
#371 [ゅぃ]
大人っぽい化粧が印象的だった。
俺はすぐに我に返って、
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」そう言った。
:10/01/21 15:24
:PC
:☆☆☆
#372 [ゅぃ]
「いえ、全然。・・・・・・あ」
女は返事をするなり、俺の口を見て驚いた顔をした。
・・・・・?
:10/01/21 15:25
:PC
:☆☆☆
#373 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」
「・・・はぃ?」
女はいきなり俺にハンカチを差し出してきた。
・・・・は?はんかち?
:10/01/21 15:26
:PC
:☆☆☆
#374 [ゅぃ]
「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」
「あの、これ・・・・・」
「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」
そう言ってその女は足早に去って行った。
:10/01/22 13:22
:PC
:☆☆☆
#375 [ゅぃ]
俺はしばらくハンカチを持ったまま、呆然としていた。
・・・・、なんか、なんだ?今の・・・。
やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。俺なんだよ。
:10/01/22 13:23
:PC
:☆☆☆
#376 [ゅぃ]
俺はそのハンカチをポケットの中に突っ込んだ。
そしてゆっくり歩いて、一登の家へと向かった。
・・・・一登の家について玄関で話していると・・・
ガチャ
:10/01/22 13:31
:PC
:☆☆☆
#377 [ゅぃ]
いきなりドアが開いた。
俺が振り向くと・・・そこには・・・・
「あ」
「え」
さっきの女がいた。
:10/01/22 13:32
:PC
:☆☆☆
#378 [ゅぃ]
・・・・、え、なんだ?・・・。
やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。
俺どうしちゃったんだよ。
:10/01/22 13:34
:PC
:☆☆☆
#379 [ゅぃ]
「あ、さっきの・・・・」
「あ、あぁ・・・・すいませんでした!」
口ごもりながらも謝った。
どもるなんて俺らしくない。
どうしちゃったんだ?
:10/01/22 13:59
:PC
:☆☆☆
#380 [ゅぃ]
※378と379は、私が書いたものではありません;;
:10/01/22 16:23
:PC
:☆☆☆
#381 [ゅぃ]
「え?なに、知り合い?」
一登が言った。
「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」
「マジ?偶然だな」
:10/01/22 16:24
:PC
:☆☆☆
#382 [ゅぃ]
「あ、さっきは、すいませんでした」
さっきの女は俺に頭を下げて謝った。
だから、なんとなく俺も、反射的に頭を下げて謝った。
:10/01/22 16:26
:PC
:☆☆☆
#383 [ゅぃ]
・・・なんか、礼儀正しいっつーか、律儀っつーか、
俺より年上なのかな。とか思ってた。
「翔輝、上がれよ」
「おー」
:10/01/22 16:27
:PC
:☆☆☆
#384 [ゅぃ]
「よかったらお詫びしたいので、連絡先教えて下さい」
?
俺はミミを疑った。
:10/01/22 16:28
:PC
:☆☆☆
#385 [ゅぃ]
一登の彼女の亜美は、多分酒の飲み過ぎで潰れていた。
・・・亜美の知り合いか?
「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」
「あ、どうも」
:10/01/22 16:29
:PC
:☆☆☆
#386 [ゅぃ]
「こんちは」
心ってゆうのか・・・。
俺は心に笑いかけた。
:10/01/22 16:30
:PC
:☆☆☆
#387 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」
やっぱり・・・亜美の連れだな。
・・は?待てよ。亜美と同い年だよな?・・・1個下かよ・・・。
:10/01/22 16:31
:PC
:☆☆☆
#388 [ゅぃ]
「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」
一応ちゃん付けで呼んだ。
俺は、初対面のヤツでも誰でも名前で呼ぶから、
ちゃん付けで呼ぶなんて、なんか変な感じだった。
:10/01/22 16:32
:PC
:☆☆☆
#389 [ゅぃ]
心は照れたように嬉しそうにうつむいた。
「お前らなんか良い雰囲気だな」
一登が冗談を言った。
「は?」
俺は一登を睨み付けた。
少し、声が上擦ってしまったかも知れない。
:10/01/22 17:57
:PC
:☆☆☆
#390 [ゅぃ]
「ばか言ってんじゃねーし」
心が見てんだろーが
:10/01/25 09:37
:PC
:☆☆☆
#391 [ゅぃ]
心は照れたようにうつむいたままだ。
なんだか変な気分だ。
「いいから今日は飲もうぜ」
:10/01/29 11:43
:PC
:☆☆☆
#392 [ゅぃ]
誰か読んでくれてますでしょうか?…
:10/01/29 11:51
:PC
:☆☆☆
#393 [姫愛]
見てます

いつも楽しみにしてるんで
頑張って下さい(>_<)!!
:10/01/29 11:58
:P905i
:☆☆☆
#394 [ゅぃ]
姫愛さん
ありがとうございます!
がんばります
:10/01/29 13:34
:PC
:☆☆☆
#395 [我輩は匿名である]
:10/01/29 15:44
:W65T
:☆☆☆
#396 [ゅぃ]
作者のゅぃです><
389からは、私が書いたものではありません。
心sideを見て貰えば分かると思います。
今まで放置していてすいませんでした;;
また書いていきたいので、読んでくれたら嬉しいです。
※なりすまし・荒しはやめてください。
:10/02/18 15:09
:PC
:☆☆☆
#397 [ゅぃ]
384から書いていきます。
:10/02/18 15:11
:PC
:☆☆☆
#398 [ゅぃ]
失礼しました;;;
389から書いていきます。
:10/02/18 15:14
:PC
:☆☆☆
#399 [ゅぃ]
「や・・・こちらこそです」
「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」
「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」
一登は俺の口を見て言った。
・・・あぁ、さっきの、これみてハンカチ渡したんだな。納得。
:10/02/18 15:18
:PC
:☆☆☆
#400 [ゅぃ]
ってか、転んだだけで口に傷って・・・、
できなくね?(笑)
俺がそんなことを考えてると、携帯の着信音が聞こえた。
心が電話で誰かと話していた。
:10/02/18 15:20
:PC
:☆☆☆
#401 [ゅぃ]
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」
電話を切るなり、心はそう言った。
「マジ?」
「亜美には言っといてっ!」
「おー、気ぃつけてなぁ」
:10/02/18 15:21
:PC
:☆☆☆
#402 [ゅぃ]
・・・・・・・・
「・・・俺もそろそろ帰るわ」
何でか分からないけど、俺は心が気になった。
:10/02/18 15:22
:PC
:☆☆☆
#403 [ゅぃ]
「来たばっかじゃん、お前」
「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」
「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」
:10/02/18 15:23
:PC
:☆☆☆
#404 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」
「おー、明日頑張れよ、現場」
「おーまたな」
あーだりぃ。明日も仕事かよ。
そう思いながら、俺は心のあとに、一登の部屋を出た。
:10/02/18 15:25
:PC
:☆☆☆
#405 [ゅぃ]
外灯が照らす道を、また歩いていく。
俺の数メートル前には、心の姿があった。
・・・心は、何かを大事そうに持ちながら、少し肩をすくめて歩いている。
自分の周りをキョロキョロしながら、少し小走りで歩いている。
:10/02/18 15:27
:PC
:☆☆☆
#406 [ゅぃ]
・・・・・あ。夜道怖いんだ。さっきも歩いてたのに。
おいおい大丈夫かよ・・・・。
俺はそう思いながら、少しずつ心との距離を縮めて歩いた。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#407 [ゅぃ]
すると心はゆっくりと立ち止まり、後ろに振り返った。
「あ」
俺を見るなりそう言った。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#408 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」
「・・・・あの」
心は困った顔を見せた。
「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」
:10/02/18 15:31
:PC
:☆☆☆
#409 [ゅぃ]
心は少し何かを考えた顔をして、そのあとすぐに
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
と断った。
「や、マジ危ないし、送ってくって」
あんなに怖がってたくせに・・・
最近ここら、変質者出るんだよな。
出くわしたりでもしたら、あぶねぇし。
:10/02/18 15:34
:PC
:☆☆☆
#410 [ゅぃ]
俺は心の腕を引っ張った。
「・・・・・やッ!!!!」
・・・・・・・・・え?
:10/02/18 15:36
:PC
:☆☆☆
#411 [ゅぃ]
心がいきなり大声を上げた。
心は俯き加減で、下を向いたまま動かなくなった。
・・・・・・・なんかあったのか?
俺はそう感じた。
:10/02/18 15:37
:PC
:☆☆☆
#412 [ゅぃ]
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」
心が大声を上げて思い切り拒絶した。
俺はどうしてもそれが気になった。
・・・男嫌いな女も中にはいると思ってたけど、
心は違うと思った。もっと・・・何か深いモノがあるんだと思った。
:10/02/18 15:41
:PC
:☆☆☆
#413 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」
心がゆっくりと口を開いて言った。
・・・どっちにしても、夜道とか危ないだろ。
マジ、ほっとけねぇ。
:10/02/18 15:43
:PC
:☆☆☆
#414 [ゅぃ]
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」
「・・・・え」
「ずっとそわそわしてたからさ」
俺がそう言うと、心は俺を見上げた。
:10/02/18 15:44
:PC
:☆☆☆
#415 [ゅぃ]
「・・・うん」
良かった。認めてくれて。
「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」
:10/02/18 15:45
:PC
:☆☆☆
#416 [ゅぃ]
俺のその言葉に、心はギョっとした。
それから少し何かを考えていた。
・・・知らない男についてくんの、躊躇してんだな。
どうしても送り届けようと思った俺は、心の肩を少し叩いて駐車場へ向かった。
:10/02/18 15:48
:PC
:☆☆☆
#417 [ゅぃ]
いったん今日はここまでです。
:10/02/18 15:49
:PC
:☆☆☆
#418 [ゅぃ]
心は少し戸惑っていたけど、やっぱ変質者には会いたくないらしくて、
俺についてきた。
俺は心を助手席に座らせた。
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」
:10/02/19 13:40
:PC
:☆☆☆
#419 [ゅぃ]
俺は心に傷を見せて言った。
「あ・・・・・」
・・・・こいつ、天然?(笑)
:10/02/19 13:41
:PC
:☆☆☆
#420 [ゅぃ]
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」
・・・やっぱ、年下に見えねーわ。
「あ、そうみたいです・・・・」
「・・・・あのさ、敬語いーからね」
:10/02/19 13:48
:PC
:☆☆☆
#421 [ゅぃ]
俺は心に、『翔輝』って呼ぶように言った。
「・・・心ってさ、天然?」
「・・・・たまに言われる」
「やっぱり」
やっぱ天然だな。(笑)
:10/02/19 13:52
:PC
:☆☆☆
#422 [ゅぃ]
その後は車を走らせながら、少し喋る程度だった。
「送ってくれてありがとう」
心が礼を言った。
「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」
「・・・うん」
:10/02/19 13:54
:PC
:☆☆☆
#423 [ゅぃ]
・・・?
・・・・今、なんか元気なかったか?
気のせいか。
俺はその後家に帰った。
:10/02/19 13:56
:PC
:☆☆☆
#424 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
家に帰っても、頭の中にいるのは心だった。
・・・あの顔。一瞬だけ何か寂しそうな顔をしていた。
あれはやっぱり・・・気のせいなんかじゃなかったのか?
:10/02/19 13:57
:PC
:☆☆☆
#425 [ゅぃ]
なんか、また喋りてぇって思う自分がいる。
・・・・俺、きもい・・・。
その日は心のことを思い出してばっかりで、なかなか寝付けなかった。
:10/02/19 13:58
:PC
:☆☆☆
#426 [ゅぃ]
あの日から一週間位が経った。
「なぁ、一登」
「なんだぁ?」
:10/02/19 14:02
:PC
:☆☆☆
#427 [ゅぃ]
「今日さ、久しぶりに飲みに行かね?」
「あー今日さ、亜美と約束してたんだよ。3人で行こーぜ♪」
「おう。・・・あのさ、アイツは?」
「あいつ?」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#428 [ゅぃ]
俺はまた心に会いたいと思っていた。
「・・・心だよ。こないだいたじゃん?」
「あぁ心か。心も誘うように言っとくよ」
「・・・・おぅ」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#429 [ゅぃ]
「もしかして惚れたのかよ?(笑)」
「・・・ばーか」
会ってまた話がしたい。
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#430 [ゅぃ]
今日はここまでです><
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#431 [我輩は匿名である]
その日は、一登・亜美・心・俺で、飲みに行くことになって、
俺は内心浮かれていた。
「いらっしゃいませ〜」
居酒屋の店員がそう言ったから、心と亜美がきたか?
って思って、見てみると、一週間ぶりに会う心がいた。
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#432 [ゅぃ]
すいませんゅぃです;;;
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#433 [ゅぃ]
「やっほー♪」
「おー昨日ぶり〜(笑)」
マジ、こいつら(一登&亜美)仲いーってゆーか・・・
ラブラブってゆーか。
なんかいーよな。こうゆうの。
:10/02/23 14:19
:PC
:☆☆☆
#434 [ゅぃ]
心と目が合った俺は、心に笑いかけた。
したら心も、俺に笑い返してくれた。
俺はなんだかそれが、妙に嬉しかった。
・・・・乙女かよ、俺は。
:10/02/23 14:20
:PC
:☆☆☆
#435 [ゅぃ]
俺の隣に座ったのは心だった。
30分くらいが経った頃。
「・・・・さむい」
「心、大丈夫?」
「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」
:10/02/23 14:21
:PC
:☆☆☆
#436 [ゅぃ]
心がいきなり寒いと言い出した。
なんだぁ?酒飲んだら寒くなんのか?
心は身震いをしながら、頬を少し赤く染めている。
「あー、これ使えよ」
:10/02/23 14:23
:PC
:☆☆☆
#437 [ゅぃ]
俺は心に自分の上着を渡した。
心は少し遠慮していたけど、俺は無理矢理上着を着せた。
その日はみんな飲みまくって、話したりして、解散になった。
心とは少ししか喋らなかったけど、俺は楽しかった。
:10/02/23 14:26
:PC
:☆☆☆
#438 [ゅぃ]
帰り際、心が俺に「・・・・ぁりがとう」と、言った。
俺は心がいつ喋りかけてきてもいいように、
ずっと心を意識していた。
だから、心が何て言っても聞き取れるようにしていた。
:10/02/23 14:27
:PC
:☆☆☆
#439 [ゅぃ]
その後一登とタクシーに乗って、家に帰った。
「・・・・・あ。番号聞くの忘れた」
ベッドに入る前、俺は気付いた。
・・・・次会ったとき聞こう。俺はそう思い眠りについた。
:10/02/23 14:29
:PC
:☆☆☆
#440 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
ーーーン
・・ピンポーン
「・・・・誰だ?」
:10/02/23 14:30
:PC
:☆☆☆
#441 [ゅぃ]
次の日俺は、インターホンの音で目が覚めた。
・・・・一登か?
俺はそう思い、ベッドの近くにあったゴムで、少し伸びてきている前髪をくくった。
・・ちなみに、可愛い妹(小1)からもらった、キャラクターのゴム。
:10/02/23 14:34
:PC
:☆☆☆
#442 [ゅぃ]
「はーい・・・・」
俺は返事をしてドアを開けた。
そこにいたのは・・・・
「・・・あ」
「!?」
:10/02/23 14:35
:PC
:☆☆☆
#443 [ゅぃ]
・・・・心だった。
「・・・え?あ・・・・」
「えっと・・・おはよう」
「あぁ・・・・・おはよう」
いきなり(朝から)なんで心がいるんだ?
:10/02/23 14:36
:PC
:☆☆☆
#444 [ゅぃ]
心は俺のことをジっと見つめている。
・・・てゆーか、俺の頭?
「・・・・・キティちゃん」
心は俺の頭を見てそう呟いた。
「・・・・へ?」
:10/02/23 14:38
:PC
:☆☆☆
#445 [ゅぃ]
俺は少し素っ頓狂な声を出した。
「あ、ゴム。キティちゃんだなぁって思って・・・・」
「あー・・・これ、妹からもらったんだ」
「妹いるんだ」
「うん。今小1」
:10/02/23 14:39
:PC
:☆☆☆
#446 [ゅぃ]
なんか俺ら・・・普通に喋ってるし。
「・・・・あっ。実は今日・・・昨日借りた上着返しにきて・・・・」
そう言って心は持っていた袋を俺に差し出した。
「・・おー。さんきゅー。・・・・一人?」
俺は、なんで家知ってんだ?って思いながら聞いた。
:10/02/23 14:40
:PC
:☆☆☆
#447 [ゅぃ]
「亜美に連れてきてもらって・・・・ごめんね、朝から」
「上着なんか、いつでも良かったのに」
「・・・うん。たまたま仕事が休みで・・・・じゃあ、あたし帰るね」
心はそう言って帰ろうとした。
:10/02/23 14:42
:PC
:☆☆☆
#448 [ゅぃ]
「・・・・あ!ちょい待ってくんね?」
俺はそう言ってベッドに向かって走った。
携帯を手にして開くと、新着メールが入っていた。
・・・・亜美だ。
「今から心と家行くね!上着返しに☆」
・・・・俺、起きてねぇよ。
時計を見ると、もう10時半だった。
:10/02/23 14:44
:PC
:☆☆☆
#449 [ゅぃ]
俺は急いで心の所へ戻って、
「あのさ!携帯持ってる?・・・・番号交換しねぇ?」
俺は心に聞いた。
「・・・あ。うん、ちょっと待ってね」
心はそう言って鞄から携帯を取りだした。
:10/02/23 14:45
:PC
:☆☆☆
#450 [ゅぃ]
「はい」
俺と心は赤外線で番号を交換した。
「さんきゅー」
「うん。・・・じゃあ、亜美待ってるから・・・・」
:10/02/26 14:36
:PC
:☆☆☆
#451 [ゅぃ]
「おう。あ、亜美にメール気付かなかったって伝えといて?
・・・・またな」
「うんわかった。またね・・・・」
そう言って心は帰っていった。
:10/02/26 14:37
:PC
:☆☆☆
#452 [ゅぃ]
やべ。来るとか思わなかったし。
つーか俺寝起きじゃん?・・・・不意打ち(?)だろ・・・。
しかも普通に喋ったし。
あんな喋ったのって、あんまし無かったな。
ってまだ会うの3回目だけどさ。
:10/02/26 14:40
:PC
:☆☆☆
#453 [ゅぃ]
その後しばらく俺は、
新しく心の電話帳が入った液晶画面を眺めていた。
「・・・・いつ連絡しよっかな」
・・・・
:10/02/26 14:41
:PC
:☆☆☆
#454 [ゅぃ]
〜直哉side〜
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#455 [ゅぃ]
あの日・・・・・・
俺は心を裏切った。
・・・・・・・・・・・・
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#456 [ゅぃ]
・・・・・・・・
心と出逢ったのは、心が中学に入ってきた頃だった。
当時地元では、学年関係なくみんな仲が良かった。
男も。女も。
ある日たまり場に、クラスの女子が心を連れてきた。
:10/03/02 23:20
:PC
:☆☆☆
#457 [ゅぃ]
「あっサキだ!」
「サキ!おせーよ・・・ってだれだー?そのコ!」
「ごめんごめん!この子、心!2コ下だよ!
今日から心もよろしくね!」
「お〜心ちゃん!よろしくね!」
「よろしく〜♪」
:10/03/02 23:23
:PC
:☆☆☆
#458 [ゅぃ]
たまり場にいたヤツらが何やら騒いでいる。
サキが1年の子を連れてきた。
「直哉もこっちこいよ!」
「おー」
:10/03/02 23:25
:PC
:☆☆☆
#459 [ゅぃ]
連れてこられた子は周りの人とさっそく馴染んでいた。
「直哉!この子心だよ!」
「心です♪よろしくお願いします」
心は人なつっこい笑顔で俺に挨拶した。
:10/03/02 23:27
:PC
:☆☆☆
#460 [ゅぃ]
「おー。俺直哉。ってか敬語とかいーよ」
「そうだよ!ここじゃみんなタメだから♪」
俺が心に受けた第一印象。
それは・・・コイツかわえーな。妹みてぇ。犬みたいだし。
なんつーか・・・なつきやすいレトリバー犬みたいな???
いや、どっちかっつーと小型犬だけど。
:10/03/02 23:31
:PC
:☆☆☆
#461 [ゅぃ]
当時俺には、世菜っていう彼女がいた。
たまに喧嘩したりもするけど、仲も良かったし、
まぁまぁ付き合いも長かった。
世菜はおもしろいヤツだし、話も合った。
・・・だから、その時俺と心が付き合うなんて・・・・思ってもなかった。
:10/03/02 23:33
:PC
:☆☆☆
#462 [ゅぃ]
最初心は、たまり場でも、みんなの妹みてぇな存在で。
よく笑うし、犬じゃねぇけどよく走るし(?)
たまにドジだったりもする。
いつも一緒にいて笑ってた。
:10/03/02 23:37
:PC
:☆☆☆
#463 [ゅぃ]
「・・・直哉」
「んー?」
「直哉って、彼女とどこまで行ってんの?」
「ぶっ!!」
心がいきなり変な事聞いてきやがった。
俺は飲んでいたコーヒーを思い切り噴いた。
:10/03/02 23:40
:PC
:☆☆☆
#464 [ゅぃ]
「ちょっとー!!かかった!」
「おまっ!いきなり何言い出すんだよ!中1がそんな事に興味持つの、まだ早いわ!」
コイツ何言い出すんだよマジで・・・・・。
そりゃ男同士とかで話したりすんのは別だけど、
心になると話が違ってくる。
:10/03/02 23:45
:PC
:☆☆☆
#465 [ゅぃ]
「ねぇー!教えてよ!」
「・・・・だめ」
「んー・・・じゃあ、どうやってすんの?」
「・・・何が?」
:10/03/02 23:46
:PC
:☆☆☆
#466 [ゅぃ]
「・・・・・セック・・・」
数秒で心の聞きたい事を理解した俺は、
心が最後の言葉を言い出す前に、心の口を手で塞いだ。
「お前にはまだ早い!」
「んー!!・・・ぷはっ。いーじゃんか!」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#467 [ゅぃ]
「だめなもんはだめ」
「なんでー!」
「なんでも」
「どうしてー!」
「どうしても」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#468 [ゅぃ]
「・・・・いいじゃんか」
心がぼそっと呟いた。
「はぁ・・・心なんでそんなんに興味持つの?」
「・・・・あたしだけだったから」
「・・・・はい?」
:10/03/03 13:06
:PC
:☆☆☆
#469 [ゅぃ]
「・・・だから。そうゆー事知らないの、あたしだけだった。みんなは・・・クラスの友達とか、詳しかった」
「・・・そうか」
まぁ確かに俺も、中学入ってからはそんなんだったな。
でもやっぱ俺からは心に教えらんねぇな。
「心は、そのままでいいんだよ」
:10/03/03 13:11
:PC
:☆☆☆
#470 [ゅぃ]
俺はそう言っといた。
心は少しの間黙った後、「わかった」って言ってた。
それから時が過ぎて、俺は高校に入って、心は中二になった。
やっぱりみんな相変わらずで、高校に入っても、しょっちゅうたまり場にたまってた。もちろん心も。
:10/03/03 13:16
:PC
:☆☆☆
#471 [ゅぃ]
俺と世菜は、住んでいる区域が違ったから、中学も高校も違ったけど、相変わらずだった。週3くらいで会うペースだった。
・・・・・だから、俺と会ってない間に世菜が、誰とどこで何をしているのか、知らなかった。
俺は元々束縛とかもしないし、世菜を信じていた。
信じていたのに・・・・・・・。
:10/03/03 13:25
:PC
:☆☆☆
#472 [ゅぃ]
ある日俺はみんなでたまり場にいた。
世菜が、「今週中はずっと会えない」って言っていたから、俺はしばらくたまり場にいるつもりでいた。
・・・・・だけど、一週間の間心がずっと来なかった。
テスト期間でもないし、どうしたんだ?って思っていた次の週の火曜日。
やっと心が顔を見せた。
:10/03/03 13:34
:PC
:☆☆☆
#473 [ゅぃ]
「やっほー」
「あ!心!やっときたな〜」
「心にお菓子買ってきてるからおいで〜♪」
・・・・・・
「なぁ、直哉」
:10/03/03 13:36
:PC
:☆☆☆
#474 [ゅぃ]
俺の隣にいたヤツが俺に話しかけてきた。
「んー?」
「心さ、最近彼氏できたんだって」
「・・・・・彼氏?」
「うん。なんかさ、隣の中学のヤツらしーよ」
俺はそのとき心に彼氏ができたと知った。
:10/03/03 13:42
:PC
:☆☆☆
#475 [ゅぃ]
「そーいや俺らがまだ中三だった頃にも、いたって聞いた。誰だとは聞かなかったけど」
おいおい、俺は聞いてねぇぞ?
心のヤツなんも言わなかったじゃねぇか。
でも別に俺は世菜だけだったし、兄貴分として気になった。
:10/03/03 13:45
:PC
:☆☆☆
#476 [ゅぃ]
「直哉〜久しぶり」
そう言って心は俺に近づいてきた。
「おー久しぶりじゃん。元気か?」
心が近づいてきた時にふわっと甘い香りがした。
心は俺の隣に腰かけた。
その甘い香りは俺のすぐ近くにあって、俺の鼻をくすぐった。
:10/03/03 13:50
:PC
:☆☆☆
#477 [ゅぃ]
「元気だよ!高校はどう?」
そうやって俺に話しかけてくる心を見ると、睫毛がカールされていた。唇は、淡いピンク色。
なんだよコイツ。彼氏できたからって色気付いてんのか?
薄化粧しやがって。
「おー楽しいよ。・・・・心彼氏できたんだろ?」
:10/03/03 13:53
:PC
:☆☆☆
#478 [ゅぃ]
すると心は少し照れたように「・・・・ぅん」って答えた。
「俺の知ってるヤツか?」
「おい〜直哉。お前心の父ちゃんかよ!」
「みたいみたい」
周りの奴らがそう言ってきた。
:10/03/03 13:54
:PC
:☆☆☆
#479 [ゅぃ]
「父ちゃんじゃねぇよ」
「いや、直哉今本当にお父さんみだいだった(笑)」
「直哉パパ〜♪」
周りの奴らはそう言って笑っていた。
俺は心がそうやってだんだんキレイになっていくんだなぁ。と思うと、少し寂しかった。
:10/03/03 13:57
:PC
:☆☆☆
#480 [ゅぃ]
でもそれは、本当に父親が娘に対して思うような感情で。
てか、妹より父親かよ。って思った。
その日を境に心はだんだんキレイになっていくように見えた。
「サキちゃん!メイク教えて!」
心はサキやクラスの女子に、化粧の仕方とか教わってた。
:10/03/03 13:59
:PC
:☆☆☆
#481 [ゅぃ]
「おじゃましまーす♪」
「亜美きたぁ!」
「亜美、先生なんだったのー?」
心と亜美は仲が良かったから、亜美もよく来ていた。
亜美も彼氏がいるらしくて、最近はちょくちょくしか来ていなかった。
:10/03/03 14:03
:PC
:☆☆☆
#482 [ゅぃ]
「・・・・・みんな恋愛してんな」
「え、どうしたいきなり(笑)直哉もしてるじゃんかよ?」
「いやなんつーかさ、初々しいじゃん?」
「まぁなぁ。かわいいよなぁこの頃の恋愛って。てかお前らも充分らぶいから!」
「そうか・・・・?」
:10/03/08 13:15
:PC
:☆☆☆
#483 [ゅぃ]
「やっぱ付き合い長いと、新鮮味って無くならねぇ?」
「そーだな。女って新鮮味ばっか求めるじゃん?でも世菜は全然そんなんじゃねぇんだよな」
「へぇ。ま、直哉も世菜も大人だからな」
:10/03/08 13:21
:PC
:☆☆☆
#484 [ゅぃ]
男女の付き合いって、初めはすげぇ幸せそうにしてる。
お互いが言う事にいちいち照れたりして、ドキドキしたりして。
俺と世菜も最初はそうだった。
でも、段々慣れみたいなものが出てきて、俺はそっちの方が楽だったし、世菜もなんにも言わなかった。俺にわがままなんかも言わなかった。
:10/03/08 13:24
:PC
:☆☆☆
#485 [ゅぃ]
だから、心や亜美たちがやけに幸せそうに感じた。
彼氏できたんだろ?って聞くだけで恥ずかしそうにして。
例えば俺と世菜は、二人で外歩いてる時は手繋いだりするけど、
ただ手繋いでて、お互いなんか喋り会ってるだけ。
俺は幸せだなとは思うけど、ドキドキもなんもしない。
:10/03/08 13:28
:PC
:☆☆☆
#486 [ゅぃ]
そういうもんなんだろう。
・・・・・
俺の隣に世菜がいることが当たり前なんだ。って、毎日そう思いながら過ごしてきた。
・・・・でも、そんな当たり前な事が簡単に崩れ去ることを、俺は知ることになる・・・・。
:10/03/08 13:40
:PC
:☆☆☆
#487 [ゅぃ]
・・・・・・・
ある日。俺はいつものように学校へ行った。
その日は天気予報が見事に外れて、朝は晴れていたのに、学校が終わる頃になると、曇り空が広がっていた。
その日は世菜の家に行くことになってて、俺は放課後になると世菜の家まで急いだ。
:10/03/08 13:45
:PC
:☆☆☆
#488 [ゅぃ]
世菜の家に着く頃には、雨はぽつぽつと降り出してきていた。
・・・・・これは、きっとこれから起こる事の前触れだったに違いない。
ピンポーン・・・・・
俺はインターホンを鳴らした。
:10/03/08 13:48
:PC
:☆☆☆
#489 [ゅぃ]
でも世菜はなかなか出てこない。
・・・3回目くらいでやっと世菜が玄関に来た。
「ごめん!トイレ行ってた!上がって」
「おう。おじゃましまーす」
俺は特になにも気にしなかった。
:10/03/08 13:49
:PC
:☆☆☆
#490 [ゅぃ]
「お茶入れてくるから、さきに部屋行ってて?」
「はいよー」
俺は軽く返事をして世菜の部屋へ行った。
いつもは綺麗に片付いている部屋は、少しだけ散らかっていた。
俺はベッドに腰を下ろして待っていた。
そのとき、クラスのヤツから電話が掛かってきた。
:10/03/08 13:53
:PC
:☆☆☆
#491 [ゅぃ]
ピ
「あ!直哉?」
「おう。どうした?」
「あのさぁ!実はな・・・サキがこないだ、岡本と別れたじゃん?んで!今日気晴らしにカラオケ行くことになってさぁ・・・」
:10/03/08 13:55
:PC
:☆☆☆
#492 [ゅぃ]
電話の内容はカラオケに行こうって話だった。
サキには彼氏がいて、最近別れたって話を聞いていた。
「俺今、世菜んちなんだわ。行けたら行くな」
「了解!あ!あとさぁ・・・心も別れたんだと」
「・・・マジ?」
心も彼氏と別れたと聞いた。
:10/03/08 13:58
:PC
:☆☆☆
#493 [ゅぃ]
理由を聞くと、心の元彼は、心がたまり場に行くことを良く思ってなかったらしい。
自分の知らない男もいるとかって、反対していた。
でも心はみんな仲が良いし、みんな大事な友達だ。って言ったらしい。
その理由で彼氏と喧嘩して別れたと聞いた。
:10/03/08 14:01
:PC
:☆☆☆
#494 [ゅぃ]
「・・・ま、中学生の恋愛って喧嘩して別れるとか多いもんな」
「だなぁ。なんかみんな別れてね?」
しばらくの間ずっと雑談していた。
気付いたらもう10以上は経ってて・・・・
「ま、そーゆうわけだ。じゃまたな」
「おう、またな」
:10/03/08 14:04
:PC
:☆☆☆
#495 [ゅぃ]
電話を終えてからも世菜はまだこない。
どうしたんだ?そう思っていると世菜が部屋に来た。
「ごめんー。ちょっと時間掛かった」
「おーさんきゅー」
:10/03/08 14:06
:PC
:☆☆☆
#496 [ゅぃ]
それからテレビをつけて話したりしていた。
二人でベッドにねっころがりながら、キスしたりしていると、
自然な流れで俺は世菜の胸を触ったりしていた。
すると・・・・・
:10/03/08 14:08
:PC
:☆☆☆
#497 [ゅぃ]
「・・・・っ直哉、ちょっと待って」
そう言って世菜はいきなり部屋を飛び出していった。
・・・・・なんなんだ?
世菜は机の上に置いていた鞄の中からタオルを取りだした。
その瞬間机の上から鞄が勢い良く落ちた。
:10/03/08 14:10
:PC
:☆☆☆
#498 [ゅぃ]
バサバサ!!
鞄の中身がいっきに出てきた。
ノート・教科書・財布・手帳。
・・・・・俺は一点を見つめたまま動けなくなった。
:10/03/08 14:11
:PC
:☆☆☆
#499 [ゅぃ]
数秒間思考が停止した。
・・・は?うそだろ・・・・なんでこんなもん・・・・・
・・・・・・それは、エコー写真だった。
テレビや映画でよく見る、赤ちゃんのエコー写真。
:10/03/08 14:13
:PC
:☆☆☆
#500 [ゅぃ]
俺でも知っているその白黒写真に、俺は手を伸ばした。
・・・・・世菜、妊娠・・・してんのか?
うそだろ?・・・・ってことは、父親は俺だよな?
・・・・・やべぇ。俺、なにしてんだよ。
:10/03/08 14:14
:PC
:☆☆☆
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