砂糖が甘い理由
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#500 [悠]
あげえ〜
:06/10/18 10:34 :F902i :vEibpCvk
#501 [花◆AV8KevAYKk]
:06/10/18 19:33 :SO902i :SfQoRp/c
#502 [花◆AV8KevAYKk]
[何???]
紗弥は軽く足を止めて俺を振り返った。
[え〜っと
なんつーかな…
ほら,アレだよ。アレ]
やっぱりなかなか言えない。
優柔不断な俺を紗弥はどんな風に思うかな。
情けなくてごめん。
言わなきゃな。
しっかり言わなきゃいけない。
[好きだ。
付き合ってくれ]
:06/10/18 19:38 :SO902i :SfQoRp/c
#503 [花◆AV8KevAYKk]
あれ…今,もしかして俺口に出しちゃった???
恐る恐る紗弥を見ると,紗弥はぼーっと俺の方を見つめている。
[だ…だめ?]
紗弥のかおを覗きこむように聞いた。
[あっ…
なんていうか。ゴメン]
え?
紗弥今ゴメンって言った。
[達也のことは好きだけど…
付き合えない。]
:06/10/18 19:43 :SO902i :SfQoRp/c
#504 [花◆AV8KevAYKk]
なんで…
俺のこと本当に好きなのかよ。
[わかった!
悪かったな,いきなり。
また誘うからメール位させろよ!
じゃーな。]
[違う。
達也が悪いんじゃなくて…あたし…あたしね…]
俺は紗弥を残してその場から立ち去った。
紗弥の言いかけた言葉なんか聞きたくない。
怖くて聞けない。
顔が熱い。
目が霞む。
今きっと俺泣いてるんだ…。
:06/10/18 19:48 :SO902i :SfQoRp/c
#505 [悠]
:06/10/20 16:30 :F902i :.enh3O72
#506 [悠]
:06/10/21 00:15 :F902i :tQdTs16Q
#507 [寿]
頑張ってな 更新待ってます
:06/10/22 13:52 :P901iS :eTixM.r2
#508 [花◆AV8KevAYKk]
悠サン
ぁげ ぁりがとうござぃます
寿サン
お久しぶりです
ぁりがとうござぃます
みなさま
最近更新少なくて申し訳ありません
しかも今日から@週間
短期留学研修のため,更新できません
心からお詫びします
お待ち願います
:06/10/22 18:28 :SO902i :MZytvfE6
#509 [リリー]
花さん
大変そうだけど体を壊さず頑張ってきてください
あげながら待ってます
:06/10/22 18:39 :P701iD :☆☆☆
#510 [リリー]
久々にあげぇ
:06/10/26 01:17 :P701iD :☆☆☆
#511 [悠]
ちョッと淋しいけど
帰ッてくるまで
待ッてます
:06/10/26 22:43 :F902i :IywwB7yM
#512 [悠]
あげえ〜
:06/10/27 19:03 :F902i :mhtBLvNQ
#513 [ナナ]
:06/10/27 19:33 :N900iS :ixm.dovA
#514 [ゲイ]
チンポ〜ポ〜♪
片玉男はゲイにな〜りたっがる〜♪ って意味わっから〜ん♪
っていう歌出します!
今週のランキング1位、ゲイで、「アナル」で〜す♪
ミュージックステーション制覇♪
でも所詮俺はゲイ…
うっそっやっね〜ん…
アナルがばっこ〜ん!
屁が出まくる!
肛門筋ゆるみまくりすてぃ〜… さ
:06/10/27 19:35 :W41S :☆☆☆
#515 [悠]
:06/10/28 16:45 :F902i :jJjD.m42
#516 [唯+゚]
早く更新されナィかなッ
:06/10/29 22:06 :N702iD :zodReFmU
#517 [悠]
:06/10/30 18:27 :F902i :kcLiTO6k
#518 [花◆AV8KevAYKk]
皆様
お待たせいたしました〜
帰ってきました
これからバリバリ更新…
とぃきたいところなんですが。。。。。
今日はまだ更新できそうにないです
本当に申し訳ない
明日から出来る限り更新するので
またお願いします
:06/10/30 19:57 :SO902i :HmPuIGeU
#519 [リリー]
:06/10/30 21:27 :P701iD :☆☆☆
#520 [たけのこ山]
:06/10/30 22:58 :F902iS :EhSogEvE
#521 [唯+゚]
主サン頑張ってッ
ぅちらゎぃつでも待ってるかンねッ(
>▽<)
:06/10/31 07:08 :N702iD :VNxUvZGA
#522 [(-.-)]
死ねゃ
:06/10/31 10:27 :W41CA :fuXh4ulM
#523 [リリー]
:06/10/31 18:04 :P701iD :☆☆☆
#524 [花◆AV8KevAYKk]
:06/10/31 18:43 :SO902i :1HpubQ4o
#525 [花◆AV8KevAYKk]
家に着くまではほんの僅かな時間だった。
玄関に倒れ込んだ俺は,息は切らして汗を頬がつたった。
[畜生…]
小さく呟いて床を思いきり殴りつけた。
と 同時に兄貴が階段から降りてきて,俺に近寄り手を引いて顔をあげさせられた。
俺は兄貴と目が合うなり,すぐ反らした。
[おかえり。達也]
兄貴は一言言って微笑むと,事情なんか聞く様子もなくその場を去った。
:06/10/31 18:47 :SO902i :1HpubQ4o
#526 [花◆AV8KevAYKk]
俺は兄貴の後ろ姿を見るなり,また涙を流した。
汗と混じり,ぼろぼろと雫が床に流れ落ちる。
兄貴はずるい…
兄貴のこうゆうとこが嫌いなんだ。
何でも出来て顔もよくて…何より優しくて
気がつかえる。
こんな兄貴が
俺は本当は大好きだ。
涙を拭って立ち上がると,制服のポケットから携帯が落ちて震えだした。
:06/10/31 18:51 :SO902i :1HpubQ4o
#527 [花◆AV8KevAYKk]
メール着信のイルミネーションを見ると,胸が打たれ,呼吸が乱れた。
…紗弥
俺は携帯を拾いあげて,無我夢中でたった今フラレた相手からのメールに目を落とした。
【なんだか今日はゴメン
だけど楽しかったし,あたしの悩みの種も一つ消えたんだ。
達也の話びっくりした。
あの時はゴメンね】
まさに見たくなかった内容どうり。
馬鹿馬鹿しいフォローなんかいらない。
俺は返信しずにまた携帯をポケットに突っ込んだ。
:06/10/31 18:56 :SO902i :1HpubQ4o
#528 [花◆AV8KevAYKk]
だけど どうしても飯の時や風呂の時でも携帯が気になってしまう。
部屋に戻り制服をかけたハンガーを何度も見る。
結局妥協だ。
ベッドから跳ね起き,携帯に手をかけた。
その時。
:06/10/31 18:59 :SO902i :1HpubQ4o
#529 [花◆AV8KevAYKk]
また手のうえで携帯が震えはじめた。
びっくりして体が揺れる。
もちろん…
期待なんかしてないのに。
なんで
なんで
なんで紗弥からメールが届くんだよ…
俺が今送ろうとしたのに。
また失敗。
いつも紗弥のが一枚上手だし,紗弥の方が俺より断然素直。
悔しいのにさ…
顔は緩むんだ。
紗弥からのメールが凄く嬉しくて予想外で。
もっと紗弥が好きになってしまう。
フラレてんにさ。
:06/10/31 19:09 :SO902i :1HpubQ4o
#530 [悠]
:06/11/01 00:11 :F902i :VCMgBweQ
#531 [ぱこ]
始めヵラずッと読ませてもらッてマス(
′`p
q))。+
主さンのペースで頑張ッて下さイ
:06/11/01 21:21 :D902i :tVXb/rgM
#532 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/01 21:35 :SO902i :3HoEWrtI
#533 [花◆AV8KevAYKk]
【達也,怒ってる???】
紗弥のメールはこれだけ。
切なくて,愛しくてまた顔が熱くなって目が霞む。
いつからこんな風になったんだ俺は…
全部
紗弥のせいだよ。
馬鹿やろう…
俺は目を擦り,ゆっくりと返信を打った。
【怒ってね〜よ!寝てただけ
心配させて悪いな】
無器用で単純な嘘。
強がった文章…
もう紗弥には負けたよ。
俺,諦めない。
:06/11/01 21:39 :SO902i :3HoEWrtI
#534 [花◆AV8KevAYKk]
メールを送ると一分も経たない内に携帯が震え,紗弥から返事か届いた。
【よかった。
あのさ,今度また裕也に会いに来て】
紗弥らしい我儘で少しだけ俺みたいに無器用な内容。
俺は
【もちろん!おやすみ】
とだけ打って携帯を閉じてすぐに寝た。
悔しかったけど今はこうするしかない。
そしてまたしても悔しいことにそれから紗弥からの返信はこなかった。
:06/11/01 21:44 :SO902i :3HoEWrtI
#535 [花◆AV8KevAYKk]
次の日俺が起きたのは朝方のD時。
結局携帯が気になって眠れなかったんだ。
仕方ないよな…
俺は今恋する乙女???
なんだから。
なんだか二度寝をする気にもなれず,だらだらと洗面所に向かって鏡をみた。
驚いた…
目が腫れて一重になっている。
とにかくすげー不細工。
:06/11/01 21:52 :SO902i :3HoEWrtI
#536 [花◆AV8KevAYKk]
俺の機嫌は最悪…
そこにいつもやたら早起きな菜々子が入ってきて俺の顔をみて一言。
[うわッ
達兄の顔きっも〜]
だってさ…
俺は菜々子の顔を睨みつけて洗面所を出た。
今日学校休もうかな。
美穂子には気まずくて会いたくないし,紗弥だってこないだろうし…
:06/11/01 22:01 :SO902i :3HoEWrtI
#537 [花◆AV8KevAYKk]
そう思ってまたベッドに潜ろうとした。
けど…
なんかわかんねぇけど,今日は休んじゃ駄目な気がする。
胸が騒いだ。
スエットの端から滑り落ちた携帯を見つめて,とゆうか睨みつけて…
俺はまた洗面所に足早に向かった。
:06/11/01 22:08 :SO902i :3HoEWrtI
#538 [悠]
:06/11/02 17:19 :F902i :APS0ePWo
#539 [愛]
今日はじめて読みました!!
なんか本当にはまっちゃって1日ずっと読んでましたょお
がんばってくださぃねぇ
:06/11/02 18:26 :W44T :F.Irfjhk
#540 [ぴほ]
:06/11/03 08:53 :SH700iS :ktyr3f1c
#541 [リリー]
:06/11/04 01:24 :P701iD :☆☆☆
#542 [リリー]
あげぇ(
´3`)ノ⌒
:06/11/06 22:25 :P701iD :☆☆☆
#543 [花◆AV8KevAYKk]
ぁげ
ゃら 感想
ゃら
カキコミぁりがとぅござぃます〜
遅いながらも
更新頑張ります
夜から書き始めます
:06/11/07 18:31 :SO902i :5qrWgCPs
#544 [悠]
久々にあげえ〜
:06/11/07 19:37 :F902i :90ExuwcM
#545 [花◆AV8KevAYKk]
顔を何度も擦り,自分なりに瞼をマッサージもしたつもり。
だけど俺の二重は戻ってこなかった。
もし優にこの目の理由を聞かれたとき…
[紗弥にフラレて泣いた]
なんて口が避けても言えない。
俺は乙女か!!!!
そうだよ。誰だって失恋は辛い。
だから 乙女かて!!!!
なんて頭のなかでツッコんだりしているうちに,お袋が朝飯の支度を始めたのか,いいかおりが漂った。
俺は諦め,一重のままで居間に向かった。
:06/11/07 23:11 :SO902i :5qrWgCPs
#546 [花◆AV8KevAYKk]
[達也 早いわね〜]
お袋はご機嫌。
俺が早起きだといつもなぜか機嫌がいいんだよな。
俺は適当に挨拶して食卓の席についた。
[あら,あんたその目どうしたの???]
お袋はトーストを出したついでにまじまじと俺の顔を覗き込んだ。
[なんか…起きたら腫れてたんだよ]
俺はわざとぶっきらぼうにトーストに手を伸ばしながら答えると,お袋はなにも言わずにまたキッチンに戻っていった…
と思ったらまたすぐ俺のそばに駆け寄った。
:06/11/07 23:16 :SO902i :5qrWgCPs
#547 [花◆AV8KevAYKk]
[昨日夜更かしでもしたの???]
と言うと,お袋は薄いビニールに氷をいれたものを俺に渡した。
[あ〜でもそれだとこんなに早く起きないわよね…
もしかして泣いたとか?]
なんて無駄口言い,軽く笑ってまたキッチンに戻った。
つまり…この氷で目を冷やせという意味らしい。
俺はトーストの暖かい食感と氷のヒンヤリとした感触にぎこちなさを感じながらも,朝飯を進めた。
でも母さんの行為を容易くあしらったわりにはその優しさに感謝していた。
:06/11/07 23:23 :SO902i :5qrWgCPs
#548 [花◆AV8KevAYKk]
朝飯を終えて,着替えようと自分の部屋にもどる,親父が起きたのか,向かいの部屋から物音が聞こえた。
いくら昨日 俺に辛い出来事があったからといっても,いつもと変わらない朝だ。
いつもと同じ空間に俺はいるんだ。
そう考えると脳裏には紗弥の笑顔。
やっぱり好きだ。
だらけながらも制服に手をとおし,軽く髪をいじると目が二重になりかけているのが鏡をよく見てわかった。
うっすらと線が浮き上がる。
きっと学校につく頃にはいつもの俺だな。
:06/11/07 23:28 :SO902i :5qrWgCPs
#549 [花◆AV8KevAYKk]
いつもより少し早いけど学校に向かおう。
それと昨日起きたことを優に全部話そう。
美穂子とは…気まずいけど仕方ない。
あんな奴はほっておくのが一番だしな。
…紗弥は働いてんのかな。
[いってきます]
少し溜め息混じりにいってきますを言い,玄関開けると,空が真っ青で目がチカチカと痛んだ。
と 同時にこのシチュエーションに慣れた,懐かしくて落ち着く香りが俺の体を包んだ気がした。
まさか…
まさかだよ。
:06/11/07 23:39 :SO902i :5qrWgCPs
#550 [花◆AV8KevAYKk]
俺の目の前…
玄関の柵をはさんで真っ正面にそれはいた。
反則だよ。
また一重に戻っちゃうじゃん。
[おはよう]
[紗弥…]
彼女はスエット姿。
学校にはやっぱり来ないみたい格好で顔はいつもに増して凛々しくて逞しくて綺麗。
そして一言挨拶したきり口を開かない。
[何で…紗弥。俺の家…]
俺は紗弥の顔に見とれながらも,イマイチ状況が把握できないでいる。
紗弥はニコリともしずに,相変わらずな無表情で俺を見つめる。
とゆうか,睨んでいる。
:06/11/07 23:46 :SO902i :5qrWgCPs
#551 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/08 12:00 :SO902i :AnOdHaeI
#552 [花◆AV8KevAYKk]
しばらく沈黙が続いた。
太陽がじりじりと照り付ける音まで聞こえてくるぐらい静かに俺達は向き合った。
我慢できない…
俺は空気を大袈裟に吸い込んだ。
[紗弥…なにか用でもあったのか??
俺学校行かなきゃ…]
[何で…]
[え?]
紗弥は俺を睨みつけながら瞳の奥まで見透かすみたいな目で小さく呟いた。
いつもみたいに上手く聞き取れない。
[どうしたんだよ]
再度勇気を出して紗弥に問掛けた。
:06/11/08 12:06 :SO902i :AnOdHaeI
#553 [花◆AV8KevAYKk]
[何で…
何でメールかえしてくれないの]
紗弥は言いたかったことを全て言い終えたみたいに,それだけを小さく言うとまた黙って俺を見つめた。
[ごめん…寝てた]
ふてぶてしい言い訳。
しかも何で俺 言い訳してんだろ。
でも 紗弥の真っ直ぐな瞳にたじたじ。
更に好きだという実感を思い知らされる。
:06/11/08 12:11 :SO902i :AnOdHaeI
#554 [花◆AV8KevAYKk]
[うそ]
紗弥は簡単に俺の言葉を二文字で片付け,眉をあげて口のはしで笑った。
[ごめん。うそ]
俺は玄関の柵を開けて紗弥の目の前に立った。
紗弥からの【なんで?理由は???】という言葉が飛んでくる前に口を出したかったから。
[ちょっと…かっこわりぃじゃん。
フラレた俺がフッた紗弥に気つかわせるなんて。
だからだよ]
:06/11/08 12:18 :SO902i :AnOdHaeI
#555 [花◆AV8KevAYKk]
[達也のことが好きだから]
全く予想していない,俺への返答。
何いってんのこいつ。
思わず紗弥から目を反らすと,思いきり紗弥の手が伸びてきて俺の頬を掴んだ。
[聞こえた???]
[…ふぁ,ふぁい]
【はい】と言ったつもりが,紗弥のせいで情けなく濁って静かな路地に響いた。
:06/11/08 12:22 :SO902i :AnOdHaeI
#556 [我輩は匿名である]
あげます
:06/11/09 02:46 :SH903i :XoAX28oU
#557 [新]
アゲA
主サンがんばって~~~
:06/11/09 07:25 :W41T :iV2pQyf.
#558 [悠]
:06/11/09 15:54 :F902i :iVWuCy9E
#559 [我輩は匿名である]
:06/11/09 17:26 :V904SH :l9gE7f..
#560 [唯+゚]
:06/11/09 19:54 :N702iD :b9S7Jtyk
#561 [゙]
:06/11/09 21:57 :W42H :2/JdfabI
#562 [新]
あげまぁすト
:06/11/12 09:29 :W41T :BgBgooyQ
#563 [ぴほ]
頑張ってくださいー
楽しみにしてます
主さん愛してるぅ
:06/11/12 15:45 :SH700iS :Rhm2lX1Q
#564 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:37 :SO902i :pJUgnrwY
#565 [スィミー]
:06/11/12 17:37 :D902i :☆☆☆
#566 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は顔が真っ赤。
長いストレートの髪が風になびいて甘い甘い香りが漂う。
[学校…遅刻するよ]
紗弥は俺の頬から手を放し,うつ向きながら言った。
[あぁ…
え?紗弥〜…]
紗弥の顔を覗きこむ。
長い髪が邪魔してなかなか目が見付からない。
紗弥の髪に手をかざすとスルスルと音を立てて,手の中を流れた。
[紗弥…もう一回聞きたい]
:06/11/12 17:41 :SO902i :pJUgnrwY
#567 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:42 :SO902i :pJUgnrwY
#568 [花◆AV8KevAYKk]
ゴツッ…
[痛え!何すんだよ]
いきなり額を殴られて驚いた俺は声を張り上げた。
[あれ。紗弥…]
紗弥は目に一杯涙をためて顔をますます赤くして拳を震わせていた。
[達也の馬鹿!!!!]
[ごごごめん…紗弥ッ]
焦ってしまい,紗弥に上手く触れることが出来ない。
額も痛むし…
何で泣くんだよ???
[ごめんってば…]
一呼吸ついて紗弥の背中に手を回す。
やっぱ背が高くたって女の子。俺の胸の中にすっぽり収まった。
:06/11/12 17:48 :SO902i :pJUgnrwY
#569 [花◆AV8KevAYKk]
[…ッだよ]
鼻をすすりながら紗弥が呟く。
[えッ?何???]
[好きだよ…]
聞き間違いじゃないよな。
紗弥は確かに言った。
俺が待ち望んでいた二文字。甘い甘い小さな単語。
【好き】
[まじで???]
思わず紗弥にキスをした。
紗弥の口元についた滴がしょっぱい。
だけどこんな幸せなキス二度と味わえない。
俺も好きだ…
:06/11/12 17:54 :SO902i :pJUgnrwY
#570 [(゚∀。)ノシポワン]
素直な紗弥かわぇ―ね
:06/11/12 17:56 :SH901iS :2BJvtLNs
#571 [花◆AV8KevAYKk]
キスを何度かしてからまた紗弥を思いきり抱き締める。
[苦しいよ…]
苦しいくらい抱き締めてやる。
俺だって昨日フラレて苦しかったんだ。
馬鹿。
[付き合って]
甘いキスの酔いから覚めて一言付け加える。
紗弥は腕の中で身震いをして,もう一度鼻をすすった。
[うん…]
夢じゃないよな。
この世界最高。
:06/11/12 17:58 :SO902i :pJUgnrwY
#572 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 18:00 :SO902i :pJUgnrwY
#573 [花◆AV8KevAYKk]
[おい]
俺が紗弥をまだ放さずに抱き締めていると,横から聞き慣れた声が聞こえた。
顔を上げると…
[…ゆ…優???]
優は照れ臭そうな顔をして片手をあげておす。と言った。
[何でお前…あっ!]
紗弥から俺は慌てて手を放した。
優はそれを見て苦笑い。
眉をひそめて紗弥を見た。
[篠田には達也の家まで案内してもらったんだ]
:06/11/12 18:05 :SO902i :pJUgnrwY
#574 [花◆AV8KevAYKk]
さっきとはうって変わって冷静な紗弥。
なんだよ。
幸せ絶頂は俺だけかい。
[そうだったんだ]
[新聞配達の帰りにいきなり城谷に後ろから自転車つかまれて]
[だって呼んでもとまらなかったじゃん]
紗弥は平然とはなしを続けた。
[…に,しても
おめでと♪お二人さん]
[優!!!!聞いてたのかよ]
全くこいつは…
[あれ…城谷〜]
:06/11/12 18:09 :SO902i :pJUgnrwY
#575 [花◆AV8KevAYKk]
[ぎゃははは!
城谷顔真っ赤じゃん]
そう。
優が言う通り,紗弥の顔はまた真っ赤。
その顔がまた愛しい。
[篠田うるさい…]
紗弥は俺達に背を向けて縮こまって自分の顔を叩いた。
[紗弥…これからは俺と一緒に病院通いだからな]
後ろ様に声をかけると紗弥は大振りにうなずいた。
:06/11/12 18:13 :SO902i :pJUgnrwY
#576 [たけのこ山]
:06/11/12 23:32 :F902iS :.Jr5Hd0M
#577 [悠]
あげ
:06/11/14 00:12 :F902i :fRvrJ5D.
#578 [ココ]
全部よみました
すっごくおもしろぃです
花サンのペースでがんばってくださぃ
又見に来ますネッ
:06/11/14 13:09 :N702iD :ZkVIYhOg
#579 [新]
アゲます
:06/11/16 20:51 :W41T :OhQLgvV2
#580 [さぁ]
:06/11/16 21:39 :SO902i :qX2DszZ2
#581 [花◆AV8KevAYKk]
それから,紗弥はバイトだから学校には行かないと言ったので,俺は優と一緒に学校に向かった。
優はまだ新配の格好。
優の家まで行かされて待たされて…
まぁ 許してやるか。
[なぁ〜お前城谷と付き合ったりして平気なの???]
[何で]
[美穂子チャン…]
あ〜 そうか。
優は昨日の出来事をなにも知らないんだった。
俺は美穂子から受けた仕打を話し,紗弥との経緯も全て話した。
:06/11/16 21:45 :SO902i :qX2DszZ2
#582 [花◆AV8KevAYKk]
[…ってわけなんだよ。
美穂子ってこんな奴だったんだよ。
騙されたな〜優!]
[え。俺知ってたよ]
は…???
今なんて言ったこいつ。
[達也,口開いてるぜ〜]
[お前!!!!
知ってたんなら何で付き合わせようとなんかしたんだよ]
そもそも俺たちのキューピットは優だった。
[だって。
美奈子チャン達也が好きって言ってたからさ♪]
優は軽く笑った。
:06/11/16 21:52 :SO902i :qX2DszZ2
#583 [花◆AV8KevAYKk]
美奈子…
たしか美穂子も言ってた名前だ。
誰だっけ…………
[あ!野田さんだ!!!!]
[正解〜]
そうか。
優は野田さんが好きだったんだ。
でもまさか野田さんが俺を好きなんて…
優 やるな〜…
くっそ!!!!
なんて思いながら笑った。
馬鹿な奴。
[お前,最高だな]
:06/11/16 21:54 :SO902i :qX2DszZ2
#584 [花◆AV8KevAYKk]
あぁ。
これでツジツマがあった。
俺たちの姿を見てコソコソ話す女子たち…
学校での野田さんの言葉。
すべて繋がった気がした。
何で今まで気付かなかったんだろう。
俺やっぱり鈍感だな〜
[達也が鈍感なんだよ
周りはみんな気付いてたし…]
あれ。
またエスパーですか…
:06/11/16 22:01 :SO902i :qX2DszZ2
#585 [花◆AV8KevAYKk]
学校着くと,なんだか息なり足が重くなった。
美穂子に会いたくないし。
紗弥のいない席なんか…
[おい。何してんだよ]
優が促す。
早く野田さんに会いたいんだな。畜生!!!!
[っしゃ〜!]
俺は校門で叫ぶ。
登校して来た生徒たちの視線がいたい。
でも 今の俺は無敵。
紗弥が手にはいったなんて幸せがついてるんだ。
あいつ…
今度俺の家に来ないかな。
:06/11/16 22:08 :SO902i :qX2DszZ2
#586 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/16 22:13 :SO902i :qX2DszZ2
#587 [ぁぉぃ]
花さん頑張れ!!
私絵かくの好きで将来まんが家とかなりたいなと思ってるんですけどぜひA花さんの作品をまんがにしたいなと思ってます♪だめですかねぇ??
:06/11/19 18:24 :V902T :☆☆☆
#588 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/19 19:27 :SO902i :aWQdxg9w
#589 []
ずっと読んでて
初かきやけど〜
主〜ッ
!!
待ってんで
笑
:06/11/21 23:32 :N902i :doXaqxa.
#590 [ぁぉぃ]
花さんありがとうございます!!
まだA未熟者だしまんが家になれないかもだし…でも趣味ででもいいから絶対一度は書きたいと思うので、花さんも小説つくる?の頑張って下さい(*^_^*)
応援します♪゙
:06/11/23 10:26 :V902T :nKF1pxvM
#591 []
:06/11/23 11:18 :N901iC :X4NsltCY
#592 []
:06/11/23 12:28 :N902iS :rAOAR1nc
#593 [大阪ゃ]
めっちゃぇぇ話ゃンッ!
ぉれもこれ読んでたら、恋愛ガンバらなァカンと思ってん。
せゃから、主さんもガンバりィ‐(^^)/▽☆▽\(^^)みんな応援しとるでッ!
ぁんたの小説にゎパヮーがぁんねゃッ!
気長に続けてゃァ‐ッ!
ほなッ!
:06/11/24 17:46 :N702iD :y0gGwSSo
#594 [大阪ゃ]
主のためにも、みんなが元気にぁげな!
ほなッ。
ぉれゎこっからバィトゃねんッ☆彡
:06/11/25 16:30 :N702iD :vEjAVN1I
#595 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/25 20:02 :SO902i :wB7jDSUY
#596 [大阪ゃ]
気にせんとッ
テスト頑張り‐!!!
主さんのペースで書ぃたらぇぇねんッ☆彡
文句言ぅャツゎぉらんて。ぃたとしたら、そぃつゎぇらぃぁんたの小説気にとる人ゃなッ
はょ、読みたくてしょぅがぁらへんのょ!
頑張り
:06/11/25 21:18 :N702iD :vEjAVN1I
#597 [スィミー]
花サンがんばってネ
いつも見てるよ
。*
私もテスト前なんだよ
がんばろぉね(*`・勍)
:06/11/26 11:05 :D902i :☆☆☆
#598 [大阪ゃ]
毎日ここ開ぃとるでッ!
テストもガンバってなッ!
:06/11/26 20:44 :N702iD :zivHLNAk
#599 [大阪ゃ]
ここの感想板トカなぃンッ
:06/11/27 20:28 :N702iD :cZahqdbA
#600 [スィミー]
感想板は無いみたぃデスね
私もテスト前なのに…
あげちゃいます
:06/11/27 22:25 :D902i :☆☆☆
#601 [花◆AV8KevAYKk]
スイミーサン
大阪ゃサン
ゴメンなさい
こんなにコメントをいただける小説になると思っていなくて。。。
感想板は作ってません
機会があったら作ります
:06/11/28 15:11 :SO902i :AHAim2UU
#602 [花◆AV8KevAYKk]
優と教室に入ると,少し教室がザワついた。
優は気付いているけど気付いてません。みたいな態度で真っ直ぐ野田サンに挨拶をした。
俺も知らん顔で席につく。
きっと俺と美穂子が別れたって噂が回ったんだろう。
あの場にいた女子はこのクラスの奴もいたし。
紗弥の顔を見て脅えてた石原。
あいつも不安そうに俺をみながらコソコソ話してる。
うぜぇ…
:06/11/28 15:16 :SO902i :AHAim2UU
#603 [花◆AV8KevAYKk]
休み時間なんだか教室に居ずらくて,優を誘って廊下にでた。
ほかのクラスの奴らが廊下の端にいる何かを見てまた小声で話すのを見た。
[達也…あれ]
優が目を凝らしてその先を指差す。
[あれ???]
俺達と回りの人間の目を注ぐ先には,美穂子。
…と,隣に誰か。
[あの人って三年の長谷川さんじゃん]
そう。
美穂子と親しげに話している背が高い男子は学校1のモテ男。
長谷川先輩だった。
:06/11/28 15:22 :SO902i :AHAim2UU
#604 [花◆AV8KevAYKk]
[付き合ってるんだって〜]
[まじで〜もう???
美穂子もよくやるよね]
女子のコソコソはこうゆうことだったのか…
俺って一体。
でもそこは男らしくシカト。別に気にしてねぇよ。
だって
俺には…
[達也には城谷がいるからな]
優が俺を軽く叩く。
それを聞いていた友達も話に食い付く。
[まじか〜達也!!!!]
[俺も付き合いて〜]
これで幸せなんだ。
[紗弥は俺のだよ!]
:06/11/28 15:26 :SO902i :AHAim2UU
#605 [花◆AV8KevAYKk]
俺達は美穂子と長谷川先輩のよこをすり抜け,移動教室に向かった。
それから数分の出来事だったらしい。
山田春香が泣きながら美穂子を叩き,二人が先輩の前で喧嘩になったのは。
その話を野田さんから聞いて俺達は呆れて笑った。
[でも,よかった]
野田さんは笑いながら俺に言う。
[え?何が]
[柿山くんが美穂子の本性に気付いてくれて]
げっ。
なんか意味ありな言葉…
まだ野田さん 俺が好きなのか?
:06/11/28 15:35 :SO902i :AHAim2UU
#606 [大阪ゃ]
ぉぉッ
更新されとるでッ!
スィミーさん見たかァ?
メチャィィゎァ‐ッ!
ゃっぱ、この小説好きゃゎァ‐!
:06/11/28 21:39 :N702iD :RqNItxdw
#607 [スィミー]
昨日は来れなかった
大阪ゃ
サン
今読んだ
やっぱぃぃね
花サン
勉強もがんばってください(*`0ω0b)b-☆
:06/11/29 11:35 :D902i :☆☆☆
#608 [大阪ゃ]
ほんまにぇぇッ!
これカラも頑張ってなッ!
スィミーさんもテストなんゃろッ?大変ゃケド、一緒に応援しょなッ
:06/11/29 16:22 :N702iD :rN0Tgs22
#609 [スィミー]
:06/11/29 16:51 :D902i :☆☆☆
#610 [大阪ゃ]
主さン・スィミーさン
テスト頑張ってなッ
終ゎったら、またみンなで絡もぅなッ
ほなッ
:06/11/29 22:21 :N702iD :rN0Tgs22
#611 [新]
アゲアゲです!!
主さんがんばりぇ〜〜
:06/11/30 02:14 :W41T :lw/xxLjo
#612 [けんじ]
:06/11/30 03:12 :SH903i :MTfp8pUo
#613 [スィミー]
あげ
:06/12/02 20:53 :D902i :☆☆☆
#614 [(-.-)]
みんなの好意に甘えすぎ
:06/12/04 12:54 :W41CA :EzYpxhoE
#615 [たけのこ]
:06/12/04 22:50 :F902iS :1/z8IePM
#616 [我輩は匿名である]
:06/12/05 13:34 :N901iC :GOXRPiXk
#617 [(-.-)]
テストってそんな長いもんなゎけ?ァホくさ
:06/12/06 20:05 :W41CA :5h/DIlf2
#618 [も]
悪口書くんなら、来んかったらええがタ
:06/12/06 20:13 :W41T :u.5.fd0w
#619 [我輩は匿名である]
テストは4日くらいだけど
勉強しなきゃだから
長いに決まってるじゃん
:06/12/06 20:42 :D902i :☆☆☆
#620 [(-.-)]
4日なんてとっくにすぎてるだろぉが
:06/12/06 20:58 :W41CA :5h/DIlf2
#621 [我輩は匿名である]
まだテストは始まってないかもじゃん。
テストのために勉強しなくちゃいけないから
小説書けないんじゃないの
:06/12/06 22:03 :D902i :☆☆☆
#622 [我輩は匿名である]
読者はあくまでも読ませてもらってる側なんだから文句があるなら見なければいいだけの事。更新が遅いだのなんだの言う奴はただの子供、作者の事情も考えずに自分の主張ばかり通すなよ。
:06/12/07 01:01 :F901iC :☆☆☆
#623 [花◆AV8KevAYKk]
ゴメンなさい。。。
ゃっと今日,テストが終りました。
本当に皆様の意見に甘えていたの花です。
だから,悪いのは私です。
本当にごめんなさい。
そして感想をくれた皆様や花の事情を理解してくれてる方々,本当にありがとうございます
:06/12/07 01:54 :SO902i :G5nkrVIg
#624 [花◆AV8KevAYKk]
すかさず優が軽いノリで俺たちの話しに割り込む。
[でも達也にはもう大切な奴出来たもんな]
わざとだ。。。
苦笑いする俺を見て,優も苦笑い。
野田さんは…
すげー嬉しそうな顔して
[ほんとに???よかった〜]
なんだかわかんねぇけど野田さんは一心に喜んでくれたみたいだった。
:06/12/07 01:58 :SO902i :G5nkrVIg
#625 [花◆AV8KevAYKk]
まぁよかったのかな…
このまま優と野田さんが付き合えばいいのに。
なんてな。
俺らはうるさいと生物の片山先生に怒鳴られ,やっと話をやめて,しぶしぶノートを取り始めた。
横目で見る紗弥の席は少し背景よりも色が濃く見えた。
:06/12/07 02:02 :SO902i :G5nkrVIg
#626 [花◆AV8KevAYKk]
やっと午前の授業が終り,飲み物を優と買いに購買に並んでいる暇に,紗弥にメールを打った。
久しぶりに送るような気がして少し戸惑う。
【彼女】というあまりにも簡単で薄い肩書きにも喜びを感じた。
【う〜す
バイトどうすか???
やっぱり紗弥が隣いねぇとやだよ。
今度いつ来る???】
こんな感じかな。
【彼氏】っつーのも大変だな。
:06/12/07 02:06 :SO902i :G5nkrVIg
#627 [花◆AV8KevAYKk]
牛乳を買い終え,階段を上る途中にメールを送ってすぐさまポケットにしまった携帯が震えた。
【う〜す
バイトは順調。
今あたしも昼休み】
まさかの返信のはやさに自然と顔が緩んだ。
この時間が送信ポイントだな〜
なんてチェック。
続きは…
【明日は学校行けるよ】
目に飛込んだ一文と階段を上る行為は俺の体温を上げた。
:06/12/07 02:14 :SO902i :G5nkrVIg
#628 [花◆AV8KevAYKk]
優とうっすら目が合い,茶化す。
[達也のバカっ!浮気者!!]
[オカマかお前は]
笑いながら返信を打った
【まじで?
じゃあ一緒に学校行こ】
送信。
もう断られる理由はないはず。
俺と紗弥は一緒に登校しても,恥ずかしくない,疑わしくない関係になれたんだから。
これで晴れて俺らは確なカップルだ。
:06/12/07 02:19 :SO902i :G5nkrVIg
#629 [花◆AV8KevAYKk]
【いいよ。
何時???達也の家まで行くから】
俺は携帯を握り締め熱くなった顔を叩いた。
幸せすぎてヤバい。
【眠いから八時な(~_~)】
顔文字入れてみたり…
明日紗弥が学校にくる。
しかも一緒に登校だ。
恥ずかしいけど絶対,俺等の存在アピれるし。
なんてくだらなくも幸せな理由を考えた。
:06/12/09 17:06 :SO902i :o02FmmYA
#630 [花◆AV8KevAYKk]
気付くと五限目が始まるチャイムが鳴っていた。
紗弥の席をすり抜けて自分の席につく。
きっと…
明日は一限もサボれねぇ。
でも紗弥を見てばっかで集中できねぇんだろうな…
[達也,顔キモイよ]
優の突っ込みで目が覚め,現実に戻った。
紗弥からの返信はない。
きっと仕事に戻ったんだろう。
:06/12/09 17:10 :SO902i :o02FmmYA
#631 [スィミー]
あげ
:06/12/09 19:05 :D902i :☆☆☆
#632 [新]
アゲアゲで♪♪
主サン頑張ってヘ~~
:06/12/10 17:35 :W41T :ibx6OnOM
#633 [花◆AV8KevAYKk]
:06/12/10 19:09 :SO902i :1HC3Ofyo
#634 [花◆AV8KevAYKk]
帰りのショートが終ると,俺はさっさと家路につこうと鞄を片付けた。
[達也今日何かあんの???
もしかしてデート?浮気者!!!!]
優が絡む。
いつからオカマキャラになったんだ。
[別に〜ねぇけど。
何と無く早く帰りてぇ]
だって学校じゃあ紗弥からの返信そわそわ待てない。
バイト先まで迎えに行こうかな〜
なんて考えてもいた。
:06/12/10 19:15 :SO902i :1HC3Ofyo
#635 [花◆AV8KevAYKk]
[[ちょっと待て〜…]]
いきなり何人かに背後から首を捕まれて絞められた。
[やれやれ〜]
[ゆっ…優!!!!
笑ってないで…苦しっ]
暴れて腕たちを振り払い,奴らを睨みつけた。
[達也〜
帰らせねぇぜ!!!!]
にかっと俺に笑ったこいつらは…
俺と優を含め,仲良しメンバーみたいな感じの三人。
いつも一緒に馬鹿してる仲間みたいな。
:06/12/10 19:20 :SO902i :1HC3Ofyo
#636 [花◆AV8KevAYKk]
茶髪ツイストの田中翼。
黒渕眼鏡の青木名津。
剃り込み坊頭の藤村豪。
みんな超いい奴ら!!!!
[何だよお前ら〜…]
[あ?聞いてねぇけど俺ら…し・ろ・た・にの話]
翼がまた俺の首を絞める。
[寂しいよな〜親友なのに]
豪が優の真似してオカマ口調。
名津と優は五人分の椅子を用意して,語る気満々だ。
:06/12/10 19:26 :SO902i :1HC3Ofyo
#637 [花◆AV8KevAYKk]
[で〜!!!!
何が聞きたいんだよ]
無理矢理椅子に座らせられ,質問攻め大会と勝手に優が決めた。
[まずお前さ〜いつから???関係持っちゃったのは〜]
[結構…前]
[まぁ,前々から達也の城谷を見る目が怪しいとは思ったけどな]
名津は眼鏡を外しておとなしく言った。
[俺も〜!!!!
最近屋上呼んでくれねぇし,よくサボるし]
翼が頷く。
:06/12/10 19:33 :SO902i :1HC3Ofyo
#638 [花◆AV8KevAYKk]
何だよ…
みんなエスパーじゃん。馬鹿みてぇ。
早く言えばよかった。
[なんか…悪かったな]
ちょっと俺情けなかった。
こいつらすげーいい奴で一番に言うべきだったのにさ。ごめん。
[[何謝ってんだよ〜馬鹿かお前!!!!]]
俺の肩を抱いてみんなは笑った。
最高の仲間。
紗弥にもみんな紹介してやるからな。
仲良くなってくれよ…紗弥
:06/12/10 19:38 :SO902i :1HC3Ofyo
#639 [花◆AV8KevAYKk]
その後は,優と野田さんの恋話や,下ネタとか馬鹿みてぇな話をして,学校の施錠まで残った。
騒ぎながら校門まで歩いていると,誰かの携帯が鳴った。
[おい。誰か携帯なっ…]
[おい…校門誰か立ってんぞ〜出待ち???]
豪が俺の言葉に被さって叫んだ。
暗闇の中の人影を目を凝らしてみると,たしかに誰かいるみたいだ…
背は高いけど細いし,女かな。
:06/12/10 19:47 :SO902i :1HC3Ofyo
#640 [花◆AV8KevAYKk]
鳴り止んだ携帯につられて五人が静まった。
[さ…紗弥???]
そう。
校門に立っているのは紛れもなく,紗弥だ。
[[えっっっ!!!!]]
小声でみんなが荒びる。
紗弥は真っ直ぐ俺に向かって歩いてきた。
だんだん暗がりからはっきりと紗弥の姿が浮かび上がる。
[まだいてよかった。
メール見てないでしょ]
紗弥は俺の真っ正面まで来て笑った。
:06/12/10 19:53 :SO902i :1HC3Ofyo
#641 [花◆AV8KevAYKk]
[えっ…]
俺は慌てて携帯を開いた。
メールが二件。
一件はついさっき。あの着信は俺か…
もう一件は一時間前…
騒いでて気付かなかった。
[悪い…気付かなくて]
[いいよ。いたなら]
淡々と紗弥は話した。
ヒュ〜
誰かが横で口笛を吹いた。
それに最初に反応したのは紗弥だった。
[あれ,篠田…と,誰???]
:06/12/10 19:59 :SO902i :1HC3Ofyo
#642 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は周りに気付いて,最初に優の顔だけを判断して名前を呼んだ。
[[たっ達也〜]]
優以外の三人が小声で俺を促した。
紹介しろってことだろう。
[あっ…
右端が藤村で,真ん中が田中〜んで,こいつが青木]
[あぁ…なんだ知ってる。
みんな三組じゃん]
[えっ!!!!俺のこと知ってるの??紗弥ちゃーん]
翼が調子こいた。
:06/12/10 20:07 :SO902i :1HC3Ofyo
#643 [花◆AV8KevAYKk]
[いつも生徒指導に捕まってるツイスト茶髪。
授業中もうるさいしね]
紗弥は無表情で翼に強く言い放った。
みんな爆笑!!!!
[城谷…毒舌だな]
翼は苦く笑った。
[俺らのことも知っててくれたんだな〜]
名津が豪に笑いかけて,紗弥にも愛想よく笑った。
名津はいつも優しい顔してるんだよな。
[青木はいつも帰りに机の亀裂整えてくれるよね]
:06/12/11 18:58 :SO902i :pfsGKaFo
#644 [花◆AV8KevAYKk]
[藤村はギャグセンスないからもっと磨きなよ]
紗弥は二人の様子を語ると俺の脇に回って小さく笑っていた。
[[えっ…]]
なんかみんな驚く。
だって紗弥がこんなに知ってるなんて。
いっつも学校来てないのにさ。
ちゃんと見ててくれてんだな…
そうゆうところが好きだ。
紗弥はきっと本当はまじで学校好きなんだろう。
:06/12/11 19:03 :SO902i :pfsGKaFo
#645 [新]
アゲ~
楽しみにしてまヘす
主サンガンバ~@c
:06/12/13 22:42 :W41T :☆☆☆
#646 [スィミー]
あげ
:06/12/14 20:36 :D902i :☆☆☆
#647 [我輩は匿名である]
:06/12/16 04:22 :N901iC :b7EQ8Oz6
#648 [花◆AV8KevAYKk]
:06/12/16 20:02 :SO902i :HZB4qYPE
#649 [花◆AV8KevAYKk]
翼,豪,名津と別れて優と紗弥と俺でゆっくりと帰り道を歩いた。
優は俺らの姿を和やかに見て
[なんだか達也は変わった]と言った。
俺には全くわけがわからかった。
別に自分では性格変わったと思わないし…
でも,紗弥の前では何と無く素直になれているような気がしたのは,優にそう言われたから。
:06/12/16 20:08 :SO902i :HZB4qYPE
#650 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は優に対して軽く笑って
[達也は前からこんな感じだよ]
って言って,優を叩いた。
優はそれを鼻で笑って,また優しげな目をして俺たちを見ていた。
:06/12/16 20:10 :SO902i :HZB4qYPE
#651 [ゆん]
:06/12/16 23:44 :P701iD :1IbY/xlw
#652 [我輩は匿名である]
あげ
:06/12/17 06:11 :D902i :gI6XpukA
#653 [花◆AV8KevAYKk]
俺達は四都路で優と別れて,二人並んで歩いた。
街灯何かない俺の家へと続く,細くて長い一本道。
でも月が出ていて前はうっすら明るかった。
まるで俺たちの向かう未来への道が明るいみたいに見えた。
紗弥は何も言わずにいたけど,穏やかな顔も月に照らされて一層輝いて見えた。
俺も黙って紗弥の手を握った。
こんなに幸せだった。
未来は…
明るいはずだった。
:06/12/20 20:29 :SO902i :RG2WcBjo
#654 [花◆AV8KevAYKk]
[あたしね…]
手を繋いだ瞬間に紗弥が口を開いた。
[ん〜何???]
[こんな幸せな気持ちになったの初めて]
空気が一気に膨張して,俺の全身の血が波打った。
[うん…]
[達也は凄いね]
[何が…???]
[【幸せ】な理由はなんだと思う???]
紗弥の悪い癖。
俺は少し時間をくれと言って,またお互いの口を閉じた。
:06/12/20 20:36 :SO902i :RG2WcBjo
#655 [花◆AV8KevAYKk]
俺達は暫く静かに歩いて,お互いの呼吸だけを聞いた。相変わらず紗弥の呼吸は一定で規則正しい。
俺は家が見えかけた頃,立ち止まって紗弥を抱き締めた。
[出たよ。答え〜]
[うん…教えて…]
紗弥は俺の胸の中で深呼吸をするみたいに大きく空気を吸い込んで吐いた。
[…理由なんかない]
紗弥は黙って俺の次の言葉を待った。
:06/12/20 20:40 :SO902i :RG2WcBjo
#656 [花◆AV8KevAYKk]
[理由なんかないんだよ。
つーか,いらね〜よ
俺は紗弥が好きで,紗弥も俺が好き!!それだけ。
それだけでいいんだよ]
力を入れて紗弥を抱き締める。
紗弥は腕を小さくして俺に重なった。
[わかんない]
紗弥が答えたのはただこれだけだった。
だけど,ここは譲らない。
【理由】なんて俺達には必要ない。
気持ちを理解するのに理由はいらない。
:06/12/20 20:45 :SO902i :RG2WcBjo
#657 [花◆AV8KevAYKk]
[数学の公式についてよく[何でそうなるの???]って質問する馬鹿な奴がいるだろ。
公式は既に決まり事だから何故かは通用しないんだ。
理由はつかないんだよ。
紗弥は頭イイからわかるだろ?]
俺は数学を例えばなしにして紗弥に砕いて説明をした。
[数学とこの話は全く関係ないじゃん]
紗弥は俺の腕を解いて,風船みたいに軽く俺から離れた。
:06/12/20 20:56 :SO902i :RG2WcBjo
#658 [新]
どぉなるの〜
続きめちゃ楽しみ
:06/12/22 13:00 :W41T :☆☆☆
#659 [花◆AV8KevAYKk]
:06/12/23 17:51 :SO902i :HO1flS9M
#660 [花◆AV8KevAYKk]
[紗弥…]
[別にイイよ
達也の言ってる意味が全くわかんないわけじゃない]
俺は紗弥の目を見れなかった。
一瞬見えた紗弥の目の奥は最近見せなかった,あの冷めきった鋭い目をしてた。
[紗弥…
明日,学校一緒に行くよな。帰り…俺ん家来いよ]
紗弥の機嫌を直すためか,意識的に土壇場に対応して発した言葉かわからい。
:06/12/23 17:56 :SO902i :HO1flS9M
#661 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は顔を歪めた。
[えっ???達也の家?]
[うん]
下を向いていた俺の顔の前にぱっと明るいものが見えた。
携帯…紗弥のだ。
眩しくて最初はっきり画面が見えなかった。
目が慣れて画面を覗くと
【い〜よ。行く行く】
と,メールに書かれていた。
[決まりね〜]
しゃがみこんで携帯を額に当てた紗弥の顔は俺の目の前だった。
:06/12/23 18:03 :SO902i :HO1flS9M
#662 [花◆AV8KevAYKk]
唇が暖かくなった。
紗弥は背が高くて,いつもはかるく俺が屈んで紗弥もかるく背伸びするくらい。
新鮮なキスだった。
紗弥の甘い香りは年中無休で漂う。
幸せに包まれてると実感できる,そんな気持ちになれた。
:06/12/23 18:07 :SO902i :HO1flS9M
#663 [花◆AV8KevAYKk]
お互いを離した。
紗弥とバッチリ目があったけど,もうあの目はしてなかった。
綺麗な切長の目に,長い長い睫毛,深くて濃い茶目。
初めて笑顔を見た日はいまでも忘れない。
その時の紗夜も可愛かった。照れたように口を緩ませて,俺の髪をもてあそんだ。
俺は,紗弥に家まで送ると言ったけど,紗弥は軽く拒否した言葉を言った。
まだ紗弥の家は見てない。
:06/12/25 09:14 :SO902i :fcLPCN.o
#664 [花◆AV8KevAYKk]
俺はもう一回だけ紗弥にただ触れることだけをして,家に入った。
[ただいま。。。]
乾いた油と調味料の臭いが充満した玄関で靴を揃えて,居間を過ぎようとした。
[あら,達也。
今日遅かったわね〜すぐご飯よ!!]
[はいはい]
明日のこと…言わなきゃ。
母さんに言わなきゃ紗弥の分の飯も必要だし。
でもなぁ〜…
部屋に入ってさっさっと着替え,階段を降りた。
:06/12/25 09:20 :SO902i :fcLPCN.o
#665 [花◆AV8KevAYKk]
食卓には兄貴と菜々子が座ってじゃれてた。
俺の席は兄貴と菜々子の間なのに,いつも入れね〜
母さんはまだせかせかと箸や茶碗を並べてる。
[おい。菜々子
お前母さんの手伝いしろよ邪魔だし]
[うざ〜]
菜々子は嫌々席を退いた。
洋兄は笑って菜々子の頭をなでた。
実はこの二人の関係がうらやましかったり。
昔みたいに今日だいB人で出かけたい。
:06/12/25 09:25 :SO902i :fcLPCN.o
#666 [花◆AV8KevAYKk]
親父はまだ帰ってきてないな。
[[いただきます]]
口を揃えてから,箸をとる。
これしないと母さんは怒るからな。
紗弥のこといつ言おう…
菜々子の前で言いたくねぇし。
けど今言わなきゃ,母さんに話しかけれねぇ。
洋兄も彼女さん呼ばないかな。
着々と時間が過ぎて,飯の両も半分を過ぎた。
どうしよう…
でも,俺もう紗弥誘っちゃったし…
:06/12/25 09:30 :SO902i :fcLPCN.o
#667 [花◆AV8KevAYKk]
よし。言うぞ…!!!!
[あのっ…][あ。明日沙耶華来るから]
俺の声を打ち消すように,兄貴が予想外なことを言った。
[ほんとに〜???やったぁ]
[あらあら。母さんお料理頑張らなきゃね]
菜々子と母さんは嬉しそうに兄貴に笑いかけた。
…そうか!!この話に便乗して俺も何気無く言ってみよう!!!!
[あのさ…
お,俺の彼女もつれてきてイイ???]
:06/12/25 09:41 :SO902i :fcLPCN.o
#668 [スィミー]
あげ
:06/12/25 18:15 :D902i :☆☆☆
#669 [たけのこ]
:06/12/26 12:11 :F902iS :2L9rdxpE
#670 [みィか]
あげます
:06/12/26 13:53 :N902i :Fyyn.VJY
#671 [けんじ]
アゲェ
:06/12/28 08:41 :SH903i :NItAqdUY
#672 [新]
アゲますねト
主サン楽しみにしてまぁす。
ガンバってくださいね@c
:06/12/29 20:43 :W41T :☆☆☆
#673 [あっ]
あま〜い
:06/12/29 21:10 :D902i :XCjAyDxI
#674 [我輩は匿名である]
甘いのに理由なんてないんだ
続き気になる〜
:06/12/29 21:21 :D901i :☆☆☆
#675 [花◆AV8KevAYKk]
:06/12/29 23:26 :SO902i :cm3b9Pnk
#676 [花◆AV8KevAYKk]
言った…
俺,今言えたよな…
箸を置いて,みんなの返事を待つ。
でも…
何で。誰もはなさないんだよ。
[だ…だめ???]
初めに口を開いたのはうつ向いたままの俺だった。
:06/12/29 23:29 :SO902i :cm3b9Pnk
#677 [花◆AV8KevAYKk]
[えっと,夕飯に呼ぶってことよねぇ?]
[てか,お兄ちゃんがそんなこと言うなんて,まじ信じらんない]
[いいんじゃね???
俺まだ達の彼女見たことねーし]
母妹兄の順に返事が返ってきた。
[お…おう夕飯頼む。
あと…菜々子。
美穂子じゃないからな]
[[え!!!!]]
母さんと妹が箸を置いた。
:06/12/29 23:35 :SO902i :cm3b9Pnk
#678 [花◆AV8KevAYKk]
[何だよ…]
[母さんは,何も気にしないわよ。
さすが我が子ね。モテるわねぇ〜]
母さんは動揺したようすで変なことを言いながらまた飯に戻った。
[ありえない。
美穂子さんマジ好きだったのに。馬鹿じゃないの???
どうせフラレたんでしょ]
菜々子の言ったことはシカト。聞こえなかったふりしてやる。
兄貴は横でにこにこ笑ってた。
:06/12/29 23:39 :SO902i :cm3b9Pnk
#679 [花◆AV8KevAYKk]
[早く会いてぇな〜
達の彼女〜何て名前???]
[さ…紗弥
城谷紗弥だよ]
兄貴に聞こえるか分からないような小さな声で紗弥の名前を口にした。
飯に戻った口の中がなんだか緩んだ。
[紗弥か〜【沙耶華】と似てんな!!!!
明日は早く帰ってくるよ,母さん]
[あたしも〜]
菜々子と兄貴が少しだけ俺の椅子に寄った気がした。
:06/12/29 23:43 :SO902i :cm3b9Pnk
#680 [我輩は匿名である]
更新希望
:06/12/30 00:02 :W42K :vcvM5YMY
#681 [花◆AV8KevAYKk]
匿名サン
ぁりがとうございます
バイトの休み時間に更新
:06/12/30 12:15 :SO902i :Eqw7Ri0k
#682 [花◆AV8KevAYKk]
俺は早々夕飯を終えて,部屋に戻った。
心臓が上下してキツい。
うつ伏せにベッドに倒れ込んでから深く溜め息をついた。
紗弥とも約束したし,家族にも言えた。
あとは明日になるだけ。
紗弥は沙耶華さんに負けないくらい可愛いし,美穂子よりも礼儀ありそうだし。
母さんも菜々子も気に入るだろう。
:06/12/30 12:19 :SO902i :Eqw7Ri0k
#683 [明]
>>285-700
:06/12/30 15:02 :N903i :okiDDUeA
#684 [明]
〉〉285-700
:06/12/30 15:03 :N903i :okiDDUeA
#685 [明]
:06/12/30 15:05 :N903i :okiDDUeA
#686 [我輩は匿名である]
:06/12/30 16:49 :D901iS :wDE6sMpY
#687 [けんじ]
:06/12/30 19:02 :SH903i :jVWzXLK2
#688 [あゆ]
:06/12/30 19:52 :SH902i :☆☆☆
#689 [スィミー]
あげ
:06/12/30 21:06 :D902i :☆☆☆
#690 [あゆ]
ぁげます
早く続きよみたい
:07/01/02 19:03 :SH902i :☆☆☆
#691 [ゅ-ひ]
今一気に読みました
初めてこういう掲示板にコメント入れました
とてもとても素敵な作品です
すごいです
高校生がこんなにすごいお話がかけるなんて
頑張ってください
:07/01/03 02:19 :SH901iS :j4SUMEjI
#692 [花◆AV8KevAYKk]
みなさま
遅くながら
明けましておめでとうございます
けんじサン
あゆサン
スイミーサン
ゅ-ひサン
ぁりがとぅござぃます
今日夜更新します
:07/01/03 18:43 :SO902i :kWE/ecZU
#693 [マキリー]
ファンです('A`)
楽しみにしてます
頑張って下さいね
:07/01/03 19:02 :SH900i :sEAmhAOc
#694 [ゆぃ]
:07/01/03 20:50 :SH902i :☆☆☆
#695 [花◆AV8KevAYKk]
:07/01/03 21:54 :SO902i :kWE/ecZU
#696 [花◆AV8KevAYKk]
次の日,俺はぼんやりとした朝に起きた。
外は曇り…
今にも雨が降りそうだ。
顔を洗い,のろのろと支度を始めた。
[達也〜朝御飯よ]
母さんが階段からよぶ声に促され,下に降りる。
その時,携帯を踏みつけてしまった。
ストラップの鍵が足に刺さり,いって〜
[あ!!!!今日紗弥が迎えに来るんだった]
:07/01/03 21:58 :SO902i :kWE/ecZU
#697 [花◆AV8KevAYKk]
急いで飯を済ませ,携帯を開くと同時にメールがきた。
紗弥からの受信だろう…
【おはよ〜
外にいるから。
あと,雨降りそうだから傘持ってきなよ】
な〜んて冷たいようで優しいメール。
俺はニヤつきながら返信はしずにカバンを取りにいき,香水を軽くつけて玄関に走った。
:07/01/03 22:03 :SO902i :kWE/ecZU
#698 [我輩は匿名である]
玄関を開けると,真っ直ぐ前に紗弥が塀にもたれて俺を見た。
[う…うす]
[おはよ]
紗弥に引き寄せられるように,紗弥の顔の前に自分の顔を下ろした。
紗弥はそれを軽く交し,さっさと歩き出した。
[おい〜
おはようの…]
[気持わる〜]
紗弥は舌を出して振り替えって笑った。
:07/01/03 22:10 :SO902i :kWE/ecZU
#699 [花◆AV8KevAYKk]
なんだよ〜バカ紗弥…
可愛い顔しやがって畜生。
[早く〜行こ???]
紗弥が手を差し出した。
俺は躊躇いを隠し,紗弥の手を掴んだ。
甘くて柔かい…
マシュマロを思い出した。
空は,暗くて重いけど俺らの周りだけは晴れ。
勝手な自分がおかしくて,紗弥の頬に軽く唇をつくた。
[好きだ]
:07/01/03 22:15 :SO902i :kWE/ecZU
#700 [まぉ]
:07/01/04 06:40 :N702iD :☆☆☆
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