冷めた身体

｢んｯ雅‥樹‥ｯ｣

｢もっと呼んで‥｣

髪に指を通して
何度もキスをした。

ただ温もりが欲しくて
重なってただけだったのに

それがこんなに

最後が悲しくなるなんて

雅樹は気付いてた？
　

全身を愛撫されて
部屋にはいやらしい音と
息と声が混ざる。

｢ぁ‥ｯんんｯ‥ﾊｧ｣

｢唯ちゃ‥｣

｢あ‥んｯ‥雅樹｣

指が止まった。

｢ﾊｧハァ‥｣

雅樹の顔が
天井の薄暗い明かりを遮った。

呼吸が整わないまま言った。

｢唯ちゃん‥ﾊｧ‥入れたいんだけど‥｣

｢ん‥いいよ？｣

｢でも入れたくない｣

｢なにそれ‥｣

あたしは軽く笑い
雅樹の目を見る。

｢だって入れたら最後じゃん‥｣

そう言った雅樹の顔は

いつもみたいなＳ男じゃなくて

本当に大事なものを大切にするような

愛しさがあった。

だから泣きそうになった。

｢入れて‥？｣

あたしの小さな一言。

進む為に
あたし達は終わるんだよ。

雅樹は無言のまま

静かにあたしの中に入ってきた。

｢う‥ｯ｣

｢んん‥ッ｣

充分に濡れ過ぎたｱｿｺから音が漏れる。

｢ﾊｧﾊｧ‥キ‥ﾂ｣

｢ぁ‥はぁ‥んッ｣

衝動のまま
動く。

雅樹はひじを付いて
あたしを抱きしめる様に抱いた。

突いてる間も

あたしの膝を持ち上げて
イクまでも

雅樹はずっと

吐息混じりに
あたしの名前を呼んでくれた。

ﾄﾞｸﾄﾞｸｯて

感覚と一緒に

あたしは
最後の雅樹を感じた。

めちぁﾊﾏってます

どん02更新ぉねがぃしますｯ(*p′∀`q)
めちぁ02応援してます

みぃサﾝありがとぉｯ☆

汗が光る背中を強く抱きしめる。

そして雅樹は
横になって
腕枕してくれた。

｢ﾊｧ‥唯ちゃん？｣

｢ん？｣

｢チュｰハイこぼしちゃった｣

第一声がそれかい。

｢そだね笑｣

｢唯缶落としたの気付かなかったよ-｣

｢なんか俺夢中だったもんな笑｣

｢唯も｣

二人笑い合って

またキスをして

出会った日の話をした。

｢初めて会った日覚えてる？｣

｢唯は覚えてる！
雅樹は？｣

｢もち覚えてるし!!｣

｢ほんと-？笑
雅樹がシフト出しに来た時だよね｣

｢そ-そ-！
可愛い子入ったじゃん！って思ってた。笑｣

｢唯は髪盛ってるなーって思ってた。笑｣

｢あ～ギャル男発見物語だねー｣

はい。意味わかりません。

｢最初に雅樹が唯にゆった台詞知ってる？｣

｢え～？？
挨拶じゃない？｣

｢『ﾊｲﾁｭｳ食う？』だよ｣

｢あ-あ-!!笑｣

昔の話で盛り上がる。

昔ってゆってもまだ
２、３ヵ月前だけど

｢なんかさ～
唯ちゃんの事
すげー素直に好きになれたよ｣

｢うん‥ありがとう｣

さっきまで笑ってたのに

気持ちを言葉にされると

天井が滲む。

雅樹

愛してくれて

本当にありがと。
　

｢唯ちゃん｣

｢‥なぁに？｣

ぐっと涙を堪えた。

｢唯ちゃんは優しいし
真面目だし
きっといっぱい悩んで
答え出したんだよな｣

｢‥うん‥｣

雅樹が腕枕してる手を曲げて
優しく髪を撫でる。

｢俺も
唯ちゃんを幸せにする自信はある。
でもそれは
今の彼氏でも出来る事だから。｣

｢‥｣

これが最後の言葉になるって

なんとなく分かった。

だから目を閉じて

雅樹の声を聞いたんだ。
　

｢だから絶対
　幸せになって。｣

－幸せになって。

ありふれた
よく聞く言葉。

だけど
それをあたしに言うのに

あなたはどれだけの想い

握り潰したんだろうね。

最後まで優しかった。

あなたは絶対

忘れない。
　

我慢したはずの涙は

勝手に流れて

雅樹の腕に落ちた。

｢唯‥｣

雅樹は身体を起こして
温かい唇を重ねた。

これが最後のキスだった。

こうしてあたし達は

終わったんだ。
　

ねぇ雅樹

あたしとあなたが
過ごした時間は

あまりにも
短くて

だけどそんな事は
関係なくて

本気で愛して

本気で愛された。

だから同じだけ
傷付いたんだ。
　

これから先

雅樹はあの車の助手席に

違う女性を乗せて

街を走るのかな。

あの優しい掌で

違う女性の髪を撫でて

あの甘くて低い声で

違う女性の名前を呼ぶのかな。

笑い合うのかな。
　

それは嬉しい事だけど

まだ大人になれないあたしは

少しだけ寂しいよ。

勝手でごめんね。

今夜は雪が降ったね。

あなたも見ていますか？
　

う～泣ける(T_T)

想いが止まらない程

適当には楽しめなくて

寂しさ紛らわす術には使えなくなってた。

いつの間にか

全てがあなたで

溢れてしまっていたから。

こんなに好きにならなければ

不器用にさよなら

言わずに済んだのにね。

何も変わらない

表面上。

でも確実に

狂い始めた。

もう出会った頃には
戻れない。

あたしも

あなたも

求め合わずに

傍に居られないから。
　

ほんと泣ける～(>д<)
いつも楽しみにしてます★☆主さん頑張ってね♪

こんなあたしに
言う権利なんてないけど

でも最後に一度だけ
言葉にさせて下さい。

｢本当に大好きでした。

あたしよりも

幸せになって下さい。｣
　

　－冷えた身体

　あなたの愛で

　温かくなったよ。

　あなたの身体にも

　少しくらいは

　あたしの体温

　残っているかな？

－ＥＮＤ－
　

○あとがき○

今まで
ありがとうございました。

ﾌｨｸｼｮﾝを混ぜたのでこちらの板に書かせて頂きましたが
実話がﾍﾞｰｽになっています。

自分の気持ちを整理出来て
皆様に読んでもらえて
とても嬉しく思います。

応援ありがとうございました。

主

すっっごくよかった(T-T)

お疲れ様でした!!!

めちぁ泣けました

ぉつかれさまでした

がばいえがっだ！
また小説書いてほしか。ほんてはまった！

おつかれさまでした！

とてもょかったﾃﾞｽ
感動しまくりでした-
ぉ疲れｻﾏです

本間に良かったあ

私も二股してた事
あって主さんの気持ちが
かなり共感できました

私も彼氏一筋になれました

感動をありがと

感動しました

お疲れ様でした。

わぁ-皆様たくさんコメントありがとうデｽ(*´ω｀*)

感動してくれたり
共感してくれた方もいて嬉し過ぎでした(;ω;)

主さﾝの小説の書き方好きだょ
久々に相手のｺﾄ考えさせられるよ-な小説に出会えました
２股ゎよくなｲことだけど
切なくてずっと胸キゅﾝしてました

少し休んだらまた新しく書いて欲しいな
忙しいのに読者の期待に答えてくれてありがとｳ

また絶対主さﾝの小説読みたいので
もし書くときゎ報告よろしくです

ｲｨ小説ありがとうでした

失礼します読ませていただきまあす