冷めた身体
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#251 [我輩は匿名である]
:06/11/19 14:56 :D701i :wmLb3yuY
#252 [み]
:06/11/21 09:28 :SH902i :Ra8d7PnA
#253 [リぉ]
つづき楽しみ
:06/11/21 12:55 :N901iC :LT00Wq0w
#254 [主]
ありがとうデス☆今週忙しくてなかA更新出来ないと思いますがごめんなさィ(*´ω`*)
和也がこう言う事は
分かってた。
ゴタゴタがある度に
あたしが「もう別れる」って言ってきて
その度和也は「無理」ってゆった。
:06/11/21 17:08 :V703SH :Wwa6J1mE
#255 [主]
だけど和也
今回は今までとは
違うよ。
和也が悪い事して
それをあたしが許して
やり直せる問題じゃない。
あたしの気持ちが
揺れてるんだもん。
:06/11/21 17:11 :V703SH :Wwa6J1mE
#256 [ぁりす]
ぁがってる(*´艸`)
主サンのペースで頑張って下さぃ
:06/11/21 17:14 :N701i :☆☆☆
#257 [主]
「和ちゃん‥「唯、俺の事嫌い?」
「嫌いじゃな「じゃあ好き?」
「‥‥」
和也もきっと
気付いてたんだ。
あたしの気持ちが
違う事。
だって
泣いてる。
:06/11/21 17:16 :V703SH :Wwa6J1mE
#258 [主]
ハンドルに手をかけて
俯いたまま
肩が震えて
鼻をすする音が
泣いてるって
知らせた。
「和ちゃんの事好きだよ‥」
零れるように出た言葉。
こんな事言ったら
余計傷付けるのかな。
:06/11/21 17:20 :V703SH :Wwa6J1mE
#259 [主]
「好きな奴出来たんだろ?そう言ったじゃん…」
和也の涙声が
胸を締めた。
あたしには
好きな人が2人いる。
きっとそんなのは
本当の愛じャないッて
思われるかもしれない。
でも和也も雅樹も
好きで、必要で、逢いたくて、傍に居て欲しい。
:06/11/21 17:24 :V703SH :Wwa6J1mE
#260 [涙]
:06/11/21 18:17 :W22SA :YYmZlLVo
#261 [涙]
:06/11/21 18:19 :W22SA :YYmZlLVo
#262 [主]
本当にごめんね。
「和ちゃん‥
唯電車で帰る」
逃げるみたいだけど
こんな和也を見てられない。
あたしに泣く権利なんてないのに
涙溢れてきた。
ガチャ
「唯、待って」
:06/11/21 20:06 :V703SH :Wwa6J1mE
#263 [主]
ドアにかけた手を離した。
「もうちょっと‥
一緒に居て」
「‥‥うん。」
ドアを閉めた。
「何かごめんな」
和也は指で涙を拭って
ハンドルを取った。
「唯ちゃん行きたいとこない?」
:06/11/21 20:09 :V703SH :Wwa6J1mE
#264 [主]
こんな最低なあたしに向けられたのは
怒りでも
罵声でもなくて
溜まった涙が反射した
優しい笑顔だった。
「ごめん‥和ちゃ…
ほんと、ごめ‥なさい」
あたしは和也の腕を掴んで
何か訴える様に泣いた。
その「何か」は
多分
どうしようもなく好きって気持ち。
:06/11/21 20:13 :V703SH :Wwa6J1mE
#265 [リぉ]
ぁげ
:06/11/22 00:04 :N901iC :1WWmn/9E
#266 [主]
リぉサンありがとうッ☆
どうしてこんなに好きなのに
他の人に気持ち揺れたりするんだろ。
無い物ねだりばッかりで
本当に大事なものまで無くしてしまう。
:06/11/22 09:59 :V703SH :clsTyXRE
#267 [主]
好きとか
愛してるとか
あたしはたくさんの人に
貰ってきた。
和也も雅樹も
木之下だって言った。
だから今まで分からなかった。
本物なんて。
あたしには。
:06/11/22 10:01 :V703SH :clsTyXRE
#268 [主]
だから身体を簡単に
あげて来たんだ。
ありきたりな
温もりばかり求めていたんだ。
和也がくれたものは
そんな安いものじゃ
なかったんだよね。
本物を
全身で
精一杯
伝えてくれた。
あたし達の月日は
温かいまま。
:06/11/22 10:05 :V703SH :clsTyXRE
#269 [主]
「唯‥」
「ヒクッ‥唯ッかずちゃ‥すきぃ」
子供みたいに
泣いた。
こんな時まで
甘えてごめんね。
困らせてごめんね。
「俺も好きだよ」
和也が切ない顔で
笑った。
:06/11/22 10:10 :V703SH :clsTyXRE
#270 [主]
「かずちゃ‥と
離れるのやだッ」
あたしの悪い癖。
傷付けたくなくて
離れるくせに
やっぱり欲しくて
また手を伸ばす。
振り回して
結局また愛を探す。
繰り返して
繰り返して
いつまで繰り返すつもり?
:06/11/22 10:14 :V703SH :clsTyXRE
#271 [涙]
:06/11/22 18:16 :W22SA :yp8INpyg
#272 [み]
あげ
:06/11/22 22:02 :SH902i :VDdzExLg
#273 [我輩は匿名である]
:06/11/22 22:46 :W32SA :9p6SVU92
#274 [凪]
:06/11/23 08:17 :N901iC :iJYxlNdU
#275 [主]
皆様ありがとうございますッ涙
この時のあたしの中に
雅樹は居なかった。
和也が全てだった。
なんて馬鹿で
単純。
だけどそんな
分かりやすいものだった。
単純だから思い知るんだ。
あたしの
和也への愛情を。
:06/11/23 09:10 :V703SH :vBmiadJU
#276 [主]
「俺さ
お前の事想うんなら
別れてやるのが愛だって思うよ」
静かな空気の中
和也が前を向いたまま
呟く様に言った。
「今まで信用とか
壊してきたの俺だし
唯が他の奴に行くのを
止める権利も俺にはないのかもかもしれん」
あたしは黙ったまま和也の横顔を見ていた。
:06/11/23 09:15 :V703SH :vBmiadJU
#277 [主]
「でも俺バカだから
お前の為とか‥かっこいい事ムリ。
本気で好きだから。」
和也の横顔は
いつもみたいに
どっか情けない瞳じゃなくて
真っ直ぐだった。
抱いてくれなくても
伝わる愛は
この人しか持ってないのかもしれない。
:06/11/23 09:20 :V703SH :vBmiadJU
#278 [主]
「俺絶対別れんよ?
お前じゃなきゃ結婚しんし」
涙が勝手に出てくる
「なら一生独身でいれば‥」
「俺がいなきゃダメなくせに‥笑」
その通りだよ
「自惚れないでよね‥」
滲んだ視界に
和也の優しい顔が見えた。
:06/11/23 09:36 :V703SH :vBmiadJU
#279 [主]
静かに唇が触れた。
また涙溢れた。
だって
やっと
分かったんだもん。
このキスに
愛がある事。
こんな気持ち
なった事ない。
それくらい
愛しい。
:06/11/23 09:39 :V703SH :vBmiadJU
#280 [主]
「ん‥ッ」
抱き寄せる
腕の強さに
和也の不安が映った。
絡める舌の感触に
和也の想いを感じた。
「んッ‥和ちゃ」
「‥唯、他の奴好きでいいから
俺の事好きじゃなくていいから
俺の傍に居て」
そんな事
言わせてごめんね。
:06/11/23 09:47 :V703SH :vBmiadJU
#281 [主]
「和ちゃんの事好き」
簡単な言葉
こんなんじゃ足りないけど
どうか伝わって。
和也は熱いくらいの掌で
あたしの頭を優しく撫でた。
そして
くれた。
本物の愛が詰まった
「愛してる」の言葉。
:06/11/23 09:49 :V703SH :vBmiadJU
#282 [主]
強く思った。
思い知った。
もう手放さない。
傷付けてしまっても
もう離れない。
だから和也
今の気持ちを表せる言葉が見つからないけど
分かってくれる?
よね、きっと。
:06/11/23 09:54 :V703SH :vBmiadJU
#283 [よおこ]
和也好きやあ
:06/11/23 10:04 :SH902iS :phFapmq.
#284 [我輩は匿名である]
:06/11/23 10:05 :D701i :☆☆☆
#285 [我輩は匿名である]
:06/11/23 10:07 :D701i :☆☆☆
#286 [み]
:06/11/23 16:36 :SH902i :p3X2OXRs
#287 [みぃ]
あげます
:06/11/24 06:58 :SH902i :9RVMICbU
#288 [主]
ありがとうございますッ☆少し更新↓↓
そしてあたしは
決めた。
雅樹と
もう
逢わない。
好きで
好きで
好きだけど
もう終わりって
決めた。
:06/11/24 18:39 :V703SH :5Ddu5s46
#289 [主]
雅樹の方が好きじゃないとか
和也の方が大切だからとか
そ-ゆんじゃなくて
ただ単純に
あたしは
和也と
離れられなかったから。
その日家に帰り
雅樹にメ-ルした。
:06/11/24 18:42 :V703SH :5Ddu5s46
#290 [主]
『唯もう雅樹と逢わない。
いきなりごめんね』
なんか文章変だけど
気持ちがおかしくて
よくわかんなくて
このまま送信した。
「ハァ…」
溜め息をついて
ベッドに携帯を投げた。
:06/11/24 18:50 :V703SH :5Ddu5s46
#291 [主]
時計を外して
コ-トをクロ-ゼットにかけて
ベッドに腰掛ける。
同時に携帯が震えた。
ビクッ
着信は雅樹。
なんて言うんだろ?
ドキドキしながら通話ボタンを押した。
:06/11/24 18:55 :V703SH :5Ddu5s46
#292 [主]
『唯ちゃ-んッ!!』
うをッテンション高ッ
「は、はい?」
『‥どうしたの‥?』
わッいきなり低くなった。
「やっぱ彼氏に悪いから…ほんとに勝手でほんとにごめん」
『…』
いつもマシンガント-クの雅樹が
この時は何も話さなかった。
:06/11/24 19:01 :V703SH :5Ddu5s46
#293 [我輩は匿名である]
:06/11/24 19:38 :P902iS :☆☆☆
#294 [リぉ]
主ガンバッテ
:06/11/25 00:42 :N901iC :lF8bff3w
#295 [るーじゅ]
この小説サイコー
主さんマイペで頑張って下さい!
:06/11/25 02:43 :W32T :pori6PDU
#296 [主]
読んでくれてありがとうッ☆
しばらく沈黙が続いた。
『‥唯ちゃん』
小さな声。
あたしは携帯を耳に押し付けた。
「なに‥?」
:06/11/25 11:36 :V703SH :U8tK2JUU
#297 [主]
『‥俺ってチャライじゃん?だから女とは適当にヤッて楽しんで‥そ-やって付き合ってきた』
「‥ん。」
『でもさ、唯ちゃんはそんな風に‥適当に扱えねぇわ』
「‥ぅん。」
真っ直ぐで
でも消えてしまいそうな声を
目を閉じて聞いていた。
:06/11/25 11:41 :V703SH :U8tK2JUU
#298 [主]
雅樹に逢いたくなった。
触れたくなった。
直接顔を見たら
言えなくなりそう
でも
あたしだって
適当に
雅樹を好きに
なったんじゃないよ。
『唯ちゃん‥
最後にするから、ちゃんと別れるから
だから‥逢いたい。』
:06/11/25 11:45 :V703SH :U8tK2JUU
#299 [主]
あたしは和也の顔を思い出しながら
うんって返事を
返した。
今から行くねって
雅樹は電話を切った。
あたしは和也の名前を画面に出して
通話ボタンを押した。
プップルルル‥
:06/11/25 11:58 :V703SH :U8tK2JUU
#300 [主]
『もしも-し
唯ちゃんどした?』
あ-和也の声だ。
安心する。
「和ちゃん、唯ね
和ちゃんが1番大事だよ」
『いきなりど-した笑
やっと気付いた〜?』
いたずらに笑った。
「うん‥やっと気付いた。
だからちゃんと和ちゃんだけにする」
:06/11/25 12:10 :V703SH :U8tK2JUU
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