ダイスキ。
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#367 [乱]
茜「いや本当無理なんで」
茜は美佳の腕をとって歩き出した。
しかし
男「そんな事言わないで♪てかメアド教えて??」
男達のうちの一人が茜の肩を掴んで言った。
(軽ッキモッ!!)
:08/02/10 14:32 :SH904i :☆☆☆
#368 [乱]
もともと男というものにあまり免疫がない方で。
チャラ男に肩を触られたあまりの気持ち悪さに
‥‥怒りと吐き気が込み上げる
「人の女に何してんの」
茜の鉄拳が炸裂する5秒前、大好きな低い声がした。
:08/02/10 14:36 :SH904i :☆☆☆
#369 [乱]
美佳「和紀!!‥と‥刹くん///」
和紀の隣に刹が同じくキレた目をしていたが茜の目には映らなかった。
茜「和紀ぃ‥」
和紀「手ー話せよ。」
高身長の和紀と刹が上から睨み下ろすと男はすぐに手をどかした。
:08/02/10 14:43 :SH904i :☆☆☆
#370 [乱]
さらに和紀と刹が一緒にいるため周りの人達が注目しだした。
その空気にいてもたってもいられなくなったのか
男達はあわてて行ってしまった。
「茜大丈夫か!?」
:08/02/10 14:46 :SH904i :☆☆☆
#371 [乱]
皆の前なのに和紀はそっと私を引き寄せた。
「‥だいじょぶ‥」
嬉しくて涙声になってしまう。
和紀は私を離して肩を持ち
「お前なー‥無防備すぎんだよバカ!!」
とふてくされて言った。
:08/02/10 14:51 :SH904i :☆☆☆
#372 [乱]
怒る和紀を見てまた胸が締め付けられる―‥
だって‥
すぐかけつけてくれた和紀は‥
私にはヒーローに見えたんだ‥///
「バカってひど!!笑」
:08/02/10 14:56 :SH904i :☆☆☆
#373 [乱]
そう笑う茜の肩を、和紀は少し屈んでポンポンってはらった。
「‥消毒」
不思議そうに見つめる茜に和紀は答える。
「‥ッッ///」
真っ赤になる私の横で呆れた顔をした刹と美佳が
「おーい‥笑」
と笑った。
:08/02/10 15:00 :SH904i :☆☆☆
#374 [乱]
茜「‥ぁあっ!!刹クンもありがとぉ!!」
美佳「ホントにありがとぉ‥///」
「いえいえ♪どう致しまして♪」
刹君はフッと優しい顔で言った。
美佳の方を見るとまた真っ赤になってる‥!!
:08/02/10 15:10 :SH904i :☆☆☆
#375 [乱]
(これは間違いない‥美佳ぁー頑張れ!!!)
私はまた応援モードに切り替わったけど、、
美佳はいつもの美佳じゃなくて上手く喋れない様子だった。
「そぉいえば、和紀達当番じゃないの??」
:08/02/10 15:15 :SH904i :☆☆☆
#376 [乱]
和紀「‥あー‥茜達がナンパされてんの見てとりま前田に押し付けて来た‥笑」
ちらっと焼きそばの模擬店をみた刹君が吹き出した。
「プッ‥前田がキレてる‥笑
戻ってこいってさ!!」
:08/02/10 15:23 :SH904i :☆☆☆
#377 [乱]
和紀達のクラスの模擬店を見ると
前田君がこっちを見て、和紀達をしきりに呼んでた。
その様子がなんか可愛くて笑っていると
「ちょーどお昼だし食いに来いよ」
と半ば強引に和紀が茜と美佳の腕を連れて向かった。
「ちょーまって」
:08/02/10 15:27 :SH904i :☆☆☆
#378 [乱]
「どした??刹??」
刹は誰かと携帯で電話をしている。
刹「えっどこにいんの??
うん‥うん‥
オッケ今から行く。」
刹は電話を切った。
(なんか嫌な予感がする‥)
:08/02/10 15:30 :SH904i :☆☆☆
#379 [乱]
和紀「来たって??」
刹「うん、やっと来たみたい‥笑 ちょい行って来ていい??」
和紀「いんじゃね??一人くらい平気だろ」
茜は恐る恐る聞いてみた。「だっ‥誰が??」
刹「んー彼女ー!!じゃいってくるわ♪」
:08/02/10 15:36 :SH904i :☆☆☆
#380 [乱]
爽やかに言うと刹は走って校門に向かった。
「‥‥‥‥‥。」
かなり気まずい空気が流れる。
美佳は黙って泣きそうな顔をしていた。
「どした??行こ??」
和紀は何も分かっていない様子でそのまま私達を引っ張った。
(和紀のあほー;;)
:08/02/10 15:39 :SH904i :☆☆☆
#381 [乱]
ちらっと美佳の方をむくと‥一瞬泣いているように見えた。
でも
「うんっ焼きそば楽しみ〜!!」
すぐに笑顔に戻って美佳は言った。
(無理してるのバレバレだよ‥みかぁ!!涙)
:08/02/10 15:42 :SH904i :☆☆☆
#382 [乱]
今すぐにでも美佳の話聞いてあげたいって思った。
でも‥なんか今触れたらいけない気がして‥
美佳は文化祭を楽しもうとしてる気がして‥素直に和紀に従った。
************
「‥おっせーよ和紀!!」
「ごめん前田!!今度なんかおごるから!!笑」
:08/02/10 15:47 :SH904i :☆☆☆
#383 [乱]
「マジで!?」
前田の顔がぱっと明るくなる。
(前田君って本当面白いなぁ)
そんな事を考えていると
「ちょっと待ってて〜」
和紀が手袋を付けながら言った。
しばらくすると和紀が焼きそばをニパック持ってきた。
:08/02/10 15:52 :SH904i :☆☆☆
#384 [乱]
和紀のクラスの模擬店は中庭にあり
一番じゃないかってくらい賑わっていて、大行列が出来ていた。
なのに和紀はこっそり並んでいない茜達に持ってきてくれた。
そして和紀は
「マジうめぇから!!」
そういって大忙しの模擬店の中に入っていく。
:08/02/10 15:56 :SH904i :☆☆☆
#385 [乱]
「ふふっ茜ちゃんの旦那はやっさしーなぁ♪」
いつもの元気を取り戻した美佳が食べる場所を探しながら笑う。
「もー///旦那じゃないって!!あ。ここ空いてる!!」
私たちは和紀達の模擬店近くのベンチにこしかけた。
:08/02/10 15:59 :SH904i :☆☆☆
#386 [乱]
「んっ‥
おいっしー!!!」
「本当だぁっ‥やば!!」
焼きそばはめちゃめちゃ美味しかった。
美佳と二人で食べつつ、次にどこへ行くか相談する。
(美佳‥無理して笑ってる;)
何度もそう思ったけどあえてふれない。
:08/02/10 16:03 :SH904i :☆☆☆
#387 [乱]
喋りながらも和紀の事が気になってちらちら見てしまう‥。
「いらっしゃいっ」
元気に微笑む和紀。
日焼けした腕で汗を拭いながら焼きそばを炒める和紀。
本当にきらきらして見えるんだ///
:08/02/10 16:06 :SH904i :☆☆☆
#388 [乱]
「やっぱ気になってる〜笑」
ぽーっと和紀を見ていると美佳につっこまれた。
「‥ぅ;だって和紀モテるんだもん;あっほら見て!!!」
「え??」
他校の女の子達が焼きそばを炒める和紀に話しかけた。
(ほら来た‥;)
:08/02/10 16:10 :SH904i :☆☆☆
#389 [乱]
「茜!?」
私はパックを置いて
かろうじて声が聞こえる所まで近づいた。
「あのぉー良かったらメアド教えてくださいッッ///」
(むー‥和紀には彼女いるの!!!てかあれ‥??
あたしメアド知らない!!!)
:08/02/10 16:14 :SH904i :☆☆☆
#390 [乱]
なんとなく照れ臭くって中学で携帯買ったのにアド教えてなかった
そしてもちろん聞いてもいない;
(メアド知らないカップルてどんなだし‥;)
茜は一気にへこんだ。
‥そしてまた和紀を見る。
:08/02/10 16:16 :SH904i :☆☆☆
#391 [乱]
(教えませんように‥!!)
私は必死に祈る。
「ごめん俺彼女いっから‥」
和紀はその子達に申し訳なさそうに言った。
断るって信じてはいたけど‥やっぱり嬉しかった。
:08/02/10 16:20 :SH904i :☆☆☆
#392 [乱]
『彼女』
という単語が頭の中でリピートされる。
(あっ!!そーだ!!)
茜「あのぉーメアド教えてくれませんか??」
私は後ろから和紀に呼び掛けた。
:08/02/10 16:23 :SH904i :☆☆☆
#393 [乱]
和紀「‥(またかよ;)あのー俺彼女い‥‥茜!?」
振り向き様に驚いた和紀は可愛かった。
茜「ふふっ騙された〜」
私が笑うと和紀に頬を抓られ言われた。
「あ‥確かに俺もメアド知らね‥笑」
:08/02/10 16:26 :SH904i :☆☆☆
#394 [乱]
「「ははっ」」
二人して思わず笑ってしまった。
私は和紀のメアドをゲットし、超多忙だった文化祭からの帰宅後“初”メールを送った。
***********
:08/02/10 16:29 :SH904i :☆☆☆
#395 [乱]
:08/02/10 16:31 :SH904i :☆☆☆
#396 [みなみ]
ずーっと
見てます
何時頃また書き始めますか?
:08/02/10 16:32 :SH904i :☆☆☆
#397 [乱]
ぇと多分夜8時以降頃になってしまうと思います
:08/02/10 16:37 :SH904i :☆☆☆
#398 [みなみ]
わかりました
またみに
きますね
これからなんか
用事あるんですか?
:08/02/10 16:39 :SH904i :☆☆☆
#399 [乱]
:08/02/10 16:45 :SH904i :☆☆☆
#400 [みなみ]
ぢゃぁまたね
:08/02/10 16:47 :SH904i :☆☆☆
#401 [乱]
:08/02/10 19:42 :SH904i :☆☆☆
#402 [乱]
カチカチッ‥
(よしっこれでOKっと‥)
ピッ
茜は携帯を閉じると枕に顔をうずめた―‥
(今日の和紀はすごい甘かったぁ‥ただの幼なじみの時とはやっぱり違うね)
思い出してはドキドキする。
:08/02/10 20:06 :SH904i :☆☆☆
#403 [乱]
♪♪♪♪♪
(返信はやっ‥)
驚いたけど少しにやけつつ
を開く。
――――――――――――From 和紀
Sub Re:初
だね
____________確かに笑
メアド知らなかったのはびっくりだった!!
てか今日茜のクラス行ったんだけどいなかった‥
――――――――――――
:08/02/10 20:12 :SH904i :☆☆☆
#404 [乱]
(あ‥すっかり忘れてた;
しかも呼び出されてたなんて言えないし‥)
カチカチッ
ピッ
(送信っと‥)
♪♪♪
次は5分後位に返信が来た。
:08/02/10 20:15 :SH904i :☆☆☆
#405 [乱]
――――――――――――From 和紀
Sub Re:Re:Re:初
だね
____________メイドがトイレとか行くなよ‥笑
てかメイド服見たかった
ダチが皆茜可愛かったっていったから殴っといたし
――――――――――――
(和紀‥変態なの??笑
しかもヤキモチ焼いちゃって‥可愛すぎだよ‥///)
:08/02/10 20:21 :SH904i :☆☆☆
#406 [乱]
付き合ってから始めてみる和紀の一面が次々とあって、
私は一つずつ、そんな和紀を宝物のように胸にしまう。
その日は疲れていたけど、夜中の二時まで
してしまった。
:08/02/10 20:24 :SH904i :☆☆☆
#407 [乱]
************
―‥時は流れ
高三の七月―‥
これから私達の淡い恋は‥子供時代を終える。
私はもちろんまだ和紀と付き合っていた。
:08/02/10 20:27 :SH904i :☆☆☆
#408 [乱]
和紀は引退前なので部活で忙しい日々を送っている。
勉強?
もちろん私は受験組。今年の夏は受験勉強に励むつもり。
でも和紀は―‥和紀は―‥
:08/02/10 20:30 :SH904i :☆☆☆
#409 [乱]
それは、三ヶ月前に遡る。
四月に進路希望用紙が担任の先生から渡された。
ちなみに四月からやっと共学になり、美佳とも和紀とも一組で同じクラスになれた。
ただ早百合は前ちゃん(前田君)と同じ三組。
:08/02/10 20:33 :SH904i :☆☆☆
#410 [乱]
刹と拓海と、早百合の彼氏の沖田君は二組になった。
もちろんいきなり共学になったわけだから皆意識しまくりで‥///
カップルの数が爆発的に増えた。
:08/02/10 20:36 :SH904i :☆☆☆
#411 [乱]
「それじゃぁ〜今はなんとなくで良いから書いて金曜提出な〜」
いちいち語尾を延ばすこの先生の話し方もやっと慣れてきた。
「あっかっね!!進路どうすんの??」
休み時間、憂鬱そうな茜とは裏腹に美佳が尋ねる。
:08/02/10 20:40 :SH904i :☆☆☆
#412 [乱]
「‥あたし何にも夢とかないんだよねー;」
「そかぁ;まぁ今はまだ良いって言ってたし♪じっくり考えてけば良いって!!」
「うん‥そういや美佳は??」
「あたしは子供好きだし‥保育士なろうって///」
:08/02/10 20:43 :SH904i :☆☆☆
#413 [乱]
「わ‥美佳似合いそう!!ぴったり!!」
そう言うと美佳は恥ずかしそうにはにかんだ。
(美佳‥本当ぴったりだし‥夢あっていいなぁ‥)
茜が悩んでいるのを見つけた和紀が会話に入る。
「茜‥あせんなって」
:08/02/10 20:46 :SH904i :☆☆☆
#414 [乱]
優しくいう和紀はまた一段と大人っぽくなった。
「‥うん‥
てか和紀ッ‥なんであたしが毎回聞いてんのに教えてくれないの??」
(そんなに言えない大学なの‥??)
和紀は頭も良いので有名大学に進学するとは思うんだけど‥今までいっこうに教えてくれなかった。
:08/02/10 20:50 :SH904i :☆☆☆
#415 [乱]
「うーん‥‥‥‥‥どしよっかなぁ
まぁそろそろ教えても良っか‥
笑うなよ??」
渋々和紀が進路調査用紙を見せてくれた。
:08/02/10 20:53 :SH904i :☆☆☆
#416 [乱]
(えっ嘘??見せてくれるんだ‥)
正直意外で
私と美佳はまじまじと紙を見つめた
「これ本気でいってんの??」
冗談にもならないほど真面目な字で第一希望の所には六文字が書いてある。
:08/02/10 20:56 :SH904i :☆☆☆
#417 [乱]
紙には和紀の汚い筆跡で
ただ
サッカー選手
そう書いてあった。
:08/02/10 20:58 :SH904i :☆☆☆
#418 [乱]
うちの学校のサッカー部の強さも
和紀の実力も
彼女として恥ずかしいけど全然知らない。
けど本気!?
私も美佳もはただただ驚くばかり。
:08/02/10 21:00 :SH904i :☆☆☆
#419 [乱]
訂正です‥
×美佳もは
〇美佳も
:08/02/10 21:02 :SH904i :☆☆☆
#420 [乱]
「カズー」
「かーずきー」
他クラスから刹と前ちゃんが片手に進路用紙らしきものを持って現れる。
そして和紀の紙を見て
刹「ってかどこのチーム入りたいか考えてる??」
サラっと言った。
:08/02/10 21:06 :SH904i :☆☆☆
#421 [乱]
(ぇえ‥!?そうくる!?ここは驚くところでしょ!!!)
ポカンとした顔で美佳と顔を合わしていると
「どしたの??」
これまた普通に前ちゃんがいって。
ちらっと見える刹と前ちゃんの紙には和紀のと同じ文字が並んでいた。
美佳・茜「「ぇええええ!!??」」
:08/02/10 21:10 :SH904i :☆☆☆
#422 [乱]
************高三 七月
和紀・刹・前田は毎日部活、それと地元のクラブチームでもサッカーを頑張っている。
三人の実力が何故有名じゃなかったか
部活では強いメンバーに恵まれず、地区大会優勝さえも出来なかったから。
:08/02/10 21:25 :SH904i :☆☆☆
#423 [乱]
茜達は知らなかったが
和紀達は物足りなくてクラブチームに高二から入っていた
クラブチームでの活躍は本当に凄いらしく
少なかったスカウトマンが、七月になった今ではかなりの多さ。
まだ試合を見たことはないけど‥和紀達は着実に夢へと歩き出してることがわかった。
:08/02/10 21:30 :SH904i :☆☆☆
#424 [乱]
(和紀がちっちゃい時からの夢だもんね‥
最近なかなか会えないけど‥しょうがない、か‥)
私が和紀の部屋を見ると今日もまだ明かりがついていない
(和紀も頑張ってるんだし‥!!)
今日も必死に勉強勉強。
:08/02/10 21:35 :SH904i :☆☆☆
#425 [乱]
しばらく勉強をしていると
和紀の部屋に明かりがついた。
(お疲れ様‥)
心の中でいつものように言うとコンコン‥と小石の当たる音がした。
「え‥??」
和紀と久しぶりに逢える‥そう思うだけで胸が高鳴る。
:08/02/10 21:39 :SH904i :☆☆☆
#426 [乱]
ガラッ
パジャマを着替えもせずにベランダに出る
すぐそばの部屋から和紀がひょこっと顔を出した。
「‥久しぶり」
疲れ切った顔で和紀は続ける。
「‥あんね、今度の日曜空いてる??」
:08/02/10 21:43 :SH904i :☆☆☆
#427 [乱]
久しぶりに和紀の低い声を聞いた―‥
独特の低くて甘い声
私は少し緊張しながら応える。
「もちろん‥空いてるけど??何??」
「‥試合、見に来て欲しいんだ」
和紀は小さな声で言った。
:08/02/10 21:46 :SH904i :☆☆☆
#428 [乱]
(え‥?)
私は驚いた。
気が散るとかなんとか言って、私や美佳が試合に来るのをいつも拒んでた人。
その張本人から誘われたから。
「見て良いの‥??」
疑いつついうと
和紀はフッと笑った。
:08/02/10 21:50 :SH904i :☆☆☆
#429 [乱]
「茜に‥応援してほしいんだ。
その試合に来るかもしんない。
実は1番行きたかったプロチームからのスカウトマンが。」
和紀は俯きがちに真剣な顔で言った。
「あたし‥心の底から応援する///ふぇ‥」
:08/02/10 21:53 :SH904i :☆☆☆
#430 [乱]
なんだか嬉しくて涙が出てしまう。
「泣くなって!!
とにかく俺‥頑張るから。茜顔近づけて??」
「ぅん///」
もう何度もキスしてるのに
大好きな和紀とだから慣れたことなんてない。
:08/02/10 21:56 :SH904i :☆☆☆
#431 [乱]
私は恥ずかしいけど顔を近づけた。
すると優しく和紀はキスをする―‥
唇の後そっとおでこにキスをして和紀は
「おやすみ」
といって微笑んだ。
************
:08/02/10 21:58 :SH904i :☆☆☆
#432 [乱]
:08/02/10 22:01 :SH904i :☆☆☆
#433 [みなみ]
みてます
頑張って
:08/02/10 22:03 :SH904i :☆☆☆
#434 [とゎ]
みてるよッ
:08/02/10 22:10 :P700i :☆☆☆
#435 [LISA]
見てます
頑張って下さい!
:08/02/10 22:16 :P703i :☆☆☆
#436 [乱]
うぅ
ありがとうございます
皆様には本当元気付けられます‥
では後編に入ります
:08/02/10 22:20 :SH904i :☆☆☆
#437 []
:08/02/10 22:20 :SH903i :☆☆☆
#438 [乱]
―‥ねぇ和紀、
この日全ての運命が動き出したんだよね。
あたしが和紀を止めれば良かったのかな―‥
――――――――――――
「美佳ぁ!!遅いっ!!」
目の前にいるのは息をきらした美佳。
「ごめん茜っ!!メイクに手間取った〜;」
:08/02/10 22:24 :SH904i :☆☆☆
#439 [乱]
:08/02/10 22:25 :SH904i :☆☆☆
#440 [めい]
いつも見てますx
はっぴーえんど
ぢゃない系ですカK?
:08/02/10 22:27 :W52S :☆☆☆
#441 [乱]
そういう美佳は確かにばっちりメイク。
(しょうがないか;刹もいるし‥)
刹はまだ彼女と続いているみたいなのに美佳は、“あの”美佳は刹に片思いし続けている。
そんな美佳は最近前にもまして綺麗になっていく。
「そのメイクなら刹も惚れちゃうね♪」
:08/02/10 22:29 :SH904i :☆☆☆
#442 [乱]
めいさん
あわわ///ありがとうございます
ハッピーエンドじゃないかどうかは‥もう決まっていますが言えないです
すみません
ですが読んでくださる方に納得してもらえるような終わり方にはするつもりです
:08/02/10 22:33 :SH904i :☆☆☆
#443 [乱]
美佳を冷やかすと
「そっ‥かなぁ///」
美佳ははにかんだ。
(美佳マジ可愛すぎ!!!刹の彼女さんには悪いけど‥刹とくっついてほしい‥!!)
「‥あ;もう試合始まってる」
美佳の遅刻のおかげでもうキックオフしてしまったみたい。
:08/02/10 22:36 :SH904i :☆☆☆
#444 [乱]
「ひゃあー茜マジごめん;」
「いーから!!とにかく急ごっ」
茜達はミュールなのに競技場まで走った。
ハァッ‥ハアッ‥
久しぶりに走ったもんで‥着いたときには二人とも呼吸を乱していた。
:08/02/10 22:39 :SH904i :☆☆☆
#445 [乱]
「きゃあああッ」
二人がどのグランドに行けば良いのか迷っていると、前方から黄色い声が聞こえた。
「あそこのグランドだね笑」
「決まり笑」
こんな競技場でやってるのに女の子達からの声援をあびるなんて、和紀達以外考えられない。
:08/02/10 22:44 :SH904i :☆☆☆
#446 [めぐみるく]
はっぴ-えんどが
いいです
茜と和紀がずっと
幸せでいてほしいです
:08/02/10 22:45 :SH903i :☆☆☆
#447 [乱]
グランドに着くと‥観客席にいたのは
ビデオ録ってるスカウトマンらしき人達と
十数人くらいの関係者らしき人達、
そして三十人近い女の子達。
‥あまりに予想を超えていたので、美佳と吹き出してしまった。
:08/02/10 22:47 :SH904i :☆☆☆
#448 [乱]
めぐみるくさん
初めまして
コメありがとうございます
うぅ
何ともお答え出来ませんが‥どうぞ茜と和紀を温かい目で見守ってやってください
:08/02/10 22:51 :SH904i :☆☆☆
#449 [乱]
「ふぅ。」
女の子達の集団から少し離れた席に座る。
―そして超本気の観戦モード―
「あっあれ和紀だ」
「ぇ!!どこどこ??」
サッカーのルールが全く分からない茜はあちこち必死に探す。
:08/02/10 22:54 :SH904i :☆☆☆
#450 [乱]
「あっ!!いた!!」
‥和紀は青いユニフォームに十番の背番号をつけて
フィールドを駆け抜けていた
―‥ユニフォームは他の誰よりも似合っていて
指示を次々と出す和紀はいつもと別人のようで
君にまたキュンとさせられるんだ///
:08/02/10 22:59 :SH904i :☆☆☆
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