『異常』━『先輩』
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#371 [正常]
「先輩は…少女が可哀相だと思わないのですか?」

怒りも、悲しみも、一切感じていない様子である先輩に僕は尋ねた。

「可哀相?何故、彼女が可哀相だと思った?」

先輩は眉をひそめた。

「えっ?」

質問を質問で返され、僕は戸惑った。

⏰:06/09/30 22:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#372 [正常]
「これほど母親から愛情を注がれている子供なんて、全国捜し回ってもそうそういないよ。ただ、注ぎ方を少し間違えただけ。
それに、彼女は地下通路を使って外に出ているけど、ちゃんと地下室に戻っている。しかも夫人が墓参りに戻って来る前にね。」

「それがどうしたと言うんですか?」

先輩の言いたいことが理解出来ない僕を馬鹿にするかのごとく、先輩はわざとらしく溜息をついた。

⏰:06/09/30 22:05 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#373 [正常]
「もし、本当に彼女が、地下室での生活が辛いと思うなら、そのまま隠し通路から外に逃げ出し、2度と屋敷には戻って来ないはずだよ。なのに彼女は屋敷の地下室に戻って来た。
それと彼女は、夫人が墓参りに行っている時間帯に地下室を出る。それは『地下通路の存在をばらしたくないから』という理由もあるが、『母親に心配をかけさせたくないから』という理由もあるのではないかな。」

そう言われると、少女のことを一概に『可哀相』と見なすのは、誤りかもしれない。

⏰:06/09/30 22:06 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#374 [正常]
けど…


「けど、やっぱり地下室に閉じ込めっぱなしというのは、良くないと思います。少女にはもっと様々な光景を見てほしいし、陽の暖かさや風の心地良さを肌で感じてもらいたい…そう僕は望んでます。」

我ながら臭いセリフを吐いた。

⏰:06/09/30 22:08 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#375 [正常]
「そうは言っても、あんな幼い子供を独りでフラフラ歩かせて良いと思ってる?
今まで外に出歩いて、何も身に起きなかったのが奇跡的なくらいだ。」

「いやいや、誰かさんが少女を貧血という危ない目に会わせようとしましたよ。」

僕の発言を無視して、先輩は話を進めた。

⏰:06/09/30 22:09 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#376 [正常]
「だから使用人に言ってあげたよ。
少女を外に出すのは危険過ぎる。今すぐ地下通路を塞ぐべきだ、てね。」

先輩は冷ややかな笑みを浮かべた。


この悪魔め。それじゃあ夫人と同じではないか。
僕は先輩を睨み付けた。

⏰:06/09/30 22:13 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#377 [正常]
すると先輩は腹を抱えて途端に笑い出した。

「冗談だよ、ジョーダン。そんなこと言ってないって。腹が痛くなるからその顔やめてくれ。」

どうやら先輩は僕をからかったらしい。1発先輩を蹴りたいと思った。

⏰:06/09/30 22:15 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#378 [正常]
「まー落ち着いて。俺は『少女独りで歩かせるのが危険』と言ったんだ。なら、『保護者』を付けて二人で歩けば良い。」



先輩は使用人とお茶を過ごした後、帰り際にこう言った。

「あなたにお願いがあります。お嬢さんの保護者になってくれませんか?
地下通路がどこに繋がっているのか教えます。夫人が墓参りに出掛けた後すぐに、その場所へ向かって下さい。彼女が出てくると思いますので。そして夫人が帰ってくるまで、どこか素敵な場所に彼女を連れて行ってもらいたいのです。」

⏰:06/09/30 22:19 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#379 [正常]
使用人は少し躊躇ったが、先輩の意見に同意した。



「もしもこんなことが夫人にばれたら、間違いなく使用人は殺されるかもしれない。しかし、それを覚悟して彼は同意してくれた。きっと、彼も君みたいなことを考えていたんだろうね。」

先輩はブランコに乗ったまま上を向いていた。多分、月を見ていたんだろう。辺りはそれほどまでに暗くなっていた。

⏰:06/09/30 22:21 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#380 [正常]
僕は安心した。同時に嬉しかった。

「ありがとうございます。」

僕は先輩に礼を言った。

「あの娘の血、結構飲み過ぎちゃったからね。このくらいはしないと。」

先輩はブランコから降り、公園から出ようとした。その後を追うように僕も歩いた。

⏰:06/09/30 22:24 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#381 [正常]
「何かおごって下さいよ。夕食とか。」

僕は何となく唐突に言ってみた。

「そんな舌で何か食べられるの?」

そうだった。少女に血が溢れ出るほど舌を噛まれたんだった。そのことをすっかり忘れていた。

「やっぱ大人しく家に帰ります。」

「その方が良いよ。」

地下室のような薄暗い夕闇の中、僕は先輩と別れを告げた。

⏰:06/09/30 22:26 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#382 [正常]
やっとこの話が終わりました。
最後が無理矢理になってしまいました…。スミマセン。
次の話はより簡潔に完結できるよう頑張ります。
気付きました?ハイッ、つまらないですね。

【血】を纏めてみました。

>>111-115
>>120-122
>>124-128
>>132-135
>>139-142
>>161-168
>>172-174
>>180-182
>>185-189
>>198-200
>>207-210
>>223-225
>>231-235
>>243-248
>>260-262
>>271-273
>>288-292
>>295
>>310-313
>>320-322
>>331-333
>>342-344
>>346-347
>>354-357
>>370-381

ミスがありましたらゴメンナサイ。

⏰:06/09/30 23:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#383 [晴]
更新されてるゥ主サンこれからも頑張ってくださぃ

⏰:06/10/01 10:50 📱:SH902iS 🆔:18GmEv5Q


#384 [チャキ]
お疲れ様(人'ε^)
まだこれからも頑張ってください

⏰:06/10/01 20:36 📱:F700i 🆔:H7vBr04c


#385 [我輩は匿名である]
柊さんの話と【血】の話は繋がってないんですか

⏰:06/10/02 01:27 📱:D902i 🆔:/vsN9cmk


#386 [☆MIKU☆]
主様お疲れ様でいやおもしろかったですよ私こうゆうの大好きですあまり謙遜しないでこれからも頑張ってヌン応援してるからっサ

⏰:06/10/02 17:05 📱:N901iC 🆔:r8mzWo6Y


#387 [はな]
お疲れさまです
すごく楽しく読ませてもらいました
ずっと応援してるんで、これからも頑張って下さい

⏰:06/10/02 18:02 📱:P701iD 🆔:zSPVMlU.


#388 [藤壺◆uksEo22qOM]
あげっ
自分もこのお話大好きですょん

⏰:06/10/06 01:17 📱:N902iS 🆔:gbiyJWVU


#389 [ふぁん]
最後まで読みました
おもしろかったです
最後まで書いてお疲れ様でした

⏰:06/10/06 08:49 📱:SH902iS 🆔:XaK.8D5s


#390 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:06/10/08 09:10 📱:F901iC 🆔:TH5huFqo


#391 [☆MIKU☆]
主様もう書かないのっかい

⏰:06/10/08 16:52 📱:N901iC 🆔:ogfMUjIg


#392 [正常]
晴さん、チャキさん、はなさん、藤壺さん、ふぁんさん、そしてMIKUさん、沢山のご声援ありがとうございます。

学校でテストがあったので、次の話を書くことが出来ませんでした。しかし今日からまた書こうと思います!!

文章が下手くそで読み難いところがあると思いますが、お暇がありましたら読んでやって下さい。

385の匿名さん、【手】と【血】は何も関係はありません。短編集と思って下さい。

390の匿名さん、アンカーありがとうございます。匿名さんがアンカーしたところまで頑張りたいと思います。

⏰:06/10/08 18:12 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#393 [正常]
【バイト】
3年前から愛用し続けていたMDプレイヤーが遂に壊れた。いつ何時でもこいつで音楽を聞いていたから、変な音をたてて逝ってしまった時にはかなり凹んだ。

部活が終わり、いつもの様に僕と先輩は部室に残った。先輩は卓球関連の雑誌をペラペラとめくって読んでいた。その時、MDプレイヤーのことを先輩に嘆いてみた。もしかしたら先輩が同情して、MDプレイヤーをくれるかもしれない、そんなことを期待した。

⏰:06/10/08 18:14 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#394 [正常]
「僕はMDプレイヤーが無いと、生きていけないんです!!」

「それじゃあ死ぬしかないね。残念。」

先輩は視線を雑誌に落としたまま、どうでも良い様に答えた。
この人に情けをかけてもらおうと考えた僕が馬鹿だった。

「えーっと…それでは、どこか良いバイトとかありません?簡単で早く終わり、そのうえ高収入なバイトをやりたいんですが。」

そんな都合の良いバイトがあるわけがない。だけど冗談交じりで先輩に訊いてみた。

⏰:06/10/08 18:17 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#395 [我輩は匿名である]
失礼します。
>>161-300

⏰:06/10/08 18:20 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#396 [我輩は匿名である]
>>171-200

⏰:06/10/08 18:23 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#397 [正常]
すると、先輩は雑誌をめくる動作を急に止め、ゆっくりと顔をこちらに向けた。そして例の冷たい笑顔でこう言ったのだ。

「あるよ。簡単な作業を小1時間やるだけで約3万円の収入が得られる、夢のようなバイトがね。」

えっ?はっ?うそっ!?
予想もしない返答に僕は驚いた。

何でも、先輩はそのバイトを1年前にやっていたらしい。

「今はもう辞めたけど、臨時にやってほしいと昨日頼まれたんだ。どう?一緒に来て手伝う?」

とにかくMDプレイヤーが欲しかった僕は、何も考えずにコクコクと首を頷けた。

⏰:06/10/08 18:25 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#398 [正常]
「じゃあ深夜0時頃、君の家に迎えに行くから、外で待っててね。」

凄く嬉しそうに笑ってそう言うと、そそくさと先輩は部室から出て行ってしまった。



………え?

…………深夜0時?

……………遅くね?


てか…


………………言い逃げ?


「ま、まぁ…MDプレイヤーが買えれば良いんだけどね。」

自分以外誰もいない部室で、僕はプラス思考的な独り言を呟いた。

⏰:06/10/08 18:29 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#399 [正常]
今日の更新はここで終了です。

395と396の匿名さん、アンカーありがとうございます。

⏰:06/10/08 18:34 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#400 [晴]
テストぉっかれサマです
(>ω<
今回の話もとっても
ぉもしろそゥで
楽しみデス
主サンのペースで
頑張ってさぃ
応援してマス(∀≦)

⏰:06/10/08 19:01 📱:SH902iS 🆔:HXS9nRtk


#401 [あゆむ]
この小説大好きです

でも、主さんのほうがもッと好きです

⏰:06/10/09 12:05 📱:P902i 🆔:n5v3rpmk


#402 [チャキ]
テストお疲れ様です
頑張って下さい

⏰:06/10/09 12:35 📱:F700i 🆔:So.p2ySM


#403 [しょう]
失礼します
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-999

⏰:06/10/09 13:06 📱:P902i 🆔:rqfy10TA


#404 [ゆかり]
まだかなあ〜上げ

⏰:06/10/10 17:17 📱:P902i 🆔:Pr/eZyCk


#405 [チャキ]
上げ

⏰:06/10/11 18:37 📱:F700i 🆔:GNt50iJc


#406 [藤壺]
さがってたのであげちゃいまっす!
今回も楽しませていただいてますよ♪上手く表現出来ませんが、何だか馴染む感じがするんです。
…て偉そうなこと言ってスミマセン。今後も応援させていただきます!

⏰:06/10/12 01:11 📱:N902iS 🆔:e0G8Wn6A


#407 [チャキ]
主さーん
ドコいっちゃったの

⏰:06/10/13 18:03 📱:F700i 🆔:kn./Qa4w


#408 [我輩は匿名である]
>>407
急かさず待ちましょう

⏰:06/10/13 18:50 📱:P902i 🆔:NODnCBbM


#409 [正常]
晴さん、こんな仕様もない小説とも言えない愚作を楽しみと思って下さるだなんて感激です。

あゆむさん、引越しセンター並に照れます。照れ死します。

チャキさん、スミマセン。修学旅行で沖縄に行っていました。とても心地良い所でしたので、更新することをすっかり忘れていました。

しょうさん、大量のアンカーありがとうございます。

ゆかりさん、焦らしてしまい申し訳ありません。

⏰:06/10/14 23:26 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#410 [正常]
藤壺さん、あなたのハンネを見ると源氏物語が頭に浮かび上がります。
馴染む感じですか。もしかしたら、藤壺さんと私は前世で縁があったのかもしれませんね。

408の匿名さん、あなたのような落ち着いた感じの方が、私の書いた愚作を読んで下さっていると思うと正直プレッシャーを感じます。とは言うもの、嬉しいと思う気持ちの方が大半を占めていますけど。

長々しくなってしまい申し訳ありません。そして更新が遅くなり本当にごめんなさい。

>>398
からです。

⏰:06/10/14 23:35 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#411 [正常]
 
 
約束の時間の10分前に僕は家から抜け出した。家族は全員寝ているため、玄関から普通に出て行っても平気だが、念には念を入れ、靴を持って来て自分の部屋の窓から外に出た。

家の前でしばらく待っていると、静寂を破るようにバイクのエンジン音が聞こえてきた。

「お待たせ。じゃあ行こうか。」

僕の前にバイクが止まり、それに乗っていた先輩がヘルメットを渡してきた。

⏰:06/10/14 23:37 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#412 [正常]
「ちょ…ちょっと待って下さい!!僕、バイト内容とか何も聞いていないんですけど。」

僕が慌てて言うと、先輩は呆れた様に一言。

「どんなバイトだか教えたら面白くないでしょ。」

⏰:06/10/14 23:40 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#413 [正常]
「いやいや、面白くなくて良いですから教えて下さい。」

と頼んでも、行けば分かるとしか先輩は言わず、バイトの内容を教えてくれなかった。

「だったら帰ります!!」

と強く言い放ち、家に引き返そうと考えた。しかし窓からよじ登って入るという、いかにもマヌケな格好を先輩に見られたくなかったため、僕は仕方なく先輩が差し出したヘルメットを手に取った。

⏰:06/10/14 23:42 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#414 [麗華]
主サンとっても面白いデス大好きになりました!!

応援してます♪これからも頑張って下さい☆

⏰:06/10/14 23:50 📱:V705SH 🆔:irfzhIKE


#415 [チャキ]
お疲れ様デス
これからも応援してます

主さんペースで頑張ってください

⏰:06/10/15 13:53 📱:F700i 🆔:m5QVUppk


#416 [藤壺]
あげます。
正常さん、ご丁寧にありがとうございます。確かに藤壺は源氏物語からとりました。
小説に限らず、好きなものには自分に馴染む何かしらの要因があるのだと思います。勝手ながら自分は、正常さんのお話に何かを感じとったのですね。
また長くなってしまって申し訳ないです。では。

⏰:06/10/15 20:44 📱:N902iS 🆔:vLeVW7K2


#417 [み]
初めまして〜
‥でもないんですが

前々から読ませていただいてます

これからも頑張ってくださいね

⏰:06/10/15 22:38 📱:N702iD 🆔:eKO/OIcM


#418 [あかね]

更新頑張ってください
続き楽しみにしてます

⏰:06/10/18 05:53 📱:N901iC 🆔:8ctlZu/w


#419 [佐山]
マヂ面白すぎる。。テスト期間中だけど毎日チェックしてます頑張ってくださぃ更新楽しみにしてます

⏰:06/10/18 19:42 📱:N901iS 🆔:SmuOwxRg


#420 [み]
あげときます

⏰:06/10/22 00:44 📱:N702iD 🆔:BgEO4mzk


#421 [我輩は匿名である]
あげっ

⏰:06/10/22 19:19 📱:P902i 🆔:agN7ZSdU


#422 [あ-]
最初から読みましたシ"*
めちや面白いですI
更新頑張ッてくださいイ

⏰:06/10/24 07:32 📱:W41K 🆔:kk23nOow


#423 [あや]
>>371

⏰:06/10/24 08:28 📱:F902i 🆔:IHWsLVHw


#424 [正常]
ああ、皆さん。かなり更新が遅くなり、実に申し訳ないです。そしてこんなスレに応援と上げレスをして下さり、本当にありがとうございます。

まさか一週間以上もサボるとは………さすが私だ。
いえ、冗談です。調子に乗り過ぎてました。ゴメンナサイ。

>>413

からです。

⏰:06/10/24 19:17 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#425 [正常]
風を切り、先輩と僕を乗せたバイクは漆黒の夜を駆け抜けて行った。

このバイクは何処に向かって走っているのか、僕は気になった。
しかし、どうせ先輩に訊いても答えてくれなさそうだし、今頃そんなことを知ったって、この人のバイクに乗っている限りは逃げることも隠れることも出来やしない。
景色が次々と通り過ぎてゆく様子を、先輩の背中から黙って見ていた。

⏰:06/10/24 19:21 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#426 [正常]
 
 
 
「着いたよ。」

バイクが停止すると同時に、先輩が僕に呼び掛けた。

「着いたって………まさか此処でバイトをするんですか?」

「そうだよ。此処がバイト先さ。」

そこは僕の知らない病院だった。
明かりがなく寒気が立つ程悍(オゾマ)ましい雰囲気を魅(ミ)せるその建物は、とても病人を助ける場所ではないように思えた。

ヘルメットを外し、先輩はバイクから降りた。僕も同じ動作をして、病院に向かう先輩の後を追った。

⏰:06/10/24 19:24 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#427 [正常]
正面口は鍵が掛かっているが、裏に回ると扉があり、そこから先輩と僕は病院内に入った。

扉のドアを開けると、廊下が真っ直ぐに続いていた。微弱な蛍光灯の明かりが点灯しているが、奥は暗くてよく見えない。

先輩はその廊下を歩き出し、僕も先輩にくっ付くように歩き出した。

⏰:06/10/24 19:27 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#428 [正常]
しかし先輩は直ぐに歩むのを止め、よそ見をしていた僕は先輩の背中にぶつかった。

「どうしたんですか?」

僕が尋ねてみても反応はなく、先輩は黙って廊下の奥を直視していた。

僕も廊下の奥を見つめてみた。暗くて何も見えない。しかしその代わりに、何者かが廊下を歩く足音が微かに聞こえてきた。

どうやらこちらに近付いているらしく、足音は次第にはっきりと耳に届くようになっていった。

⏰:06/10/24 19:37 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#429 [正常]
そして、足音の主が通路の奥から現れた。眼鏡を掛け、白衣を着ている男性だった。なんだか眠そうな…いや、やる気が無いような眼をしているのが、特徴的であった。

「よく来てくれたな。元気だったか?」

「お久しぶりです、矢崎さん。そこそこ普通です。」

どうやら先輩と矢崎という男性は知り合いらしい。二人は少し話した後、矢崎が僕に気付いて、訝(イブカ)しげに先輩に訊いた。

「ところで、彼は誰?」

「部活の後輩です。バイトの手伝いをさせるため、連れてきました。」

僕は自己紹介をして、矢崎に軽く会釈した。

⏰:06/10/24 19:45 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#430 [正常]
「おいおい。このことは他人に話すなって、前に言わなかったか?」

困った顔をして、矢崎は先輩に言った。

「そんなこと言いましたっけ?忘れてしまいました。」

笑顔で返す先輩。

「…ったく。仕様がない奴だな。」

呆れ果てる矢崎。

⏰:06/10/24 19:48 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#431 [正常]
次に矢崎は僕に顔を向け、口を開いた。

「まぁ…なんだ。どんなバイトだかは既に知っていると思うが、正直やばいバイトだ。このバイトのことは終わり次第記憶から消してくれ。」



はい?やばいバイト?


どんなバイトだか知りませんし、やばいバイトだなんてことも全く知りませんけど…。

俺は先輩をちらっと見た。殴りたい程の良い笑顔をしていた。

⏰:06/10/24 19:54 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#432 [チャキ]
更新お疲れ様でした(◯^∀^○)

ますます気になります

⏰:06/10/25 17:18 📱:F700i 🆔:9UVOBXAs


#433 [姫]
この小説めッちゃ好きです見るたびにドキドキするし本間すごいッ
これからも頑張ッてください

⏰:06/10/27 04:25 📱:N701i 🆔:5/qD0Nr6


#434 [麗華]
主サン大好きです
この小説も大好きです

更新楽しみにしてます!
これからも頑張って下さいd(*v□Od*●))≡33

⏰:06/10/27 23:54 📱:V705SH 🆔:v6E8c4jc


#435 [ゆぅ]
あげ

⏰:06/10/29 02:52 📱:W43S 🆔:DlE/k9PA


#436 [(・∀・)]
あげときます

⏰:06/11/02 18:14 📱:W21T 🆔:ASML2tIQ


#437 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:06/11/03 07:01 📱:F700iS 🆔:eXOD0lR2


#438 [み]
あげます

⏰:06/11/05 21:10 📱:N702iD 🆔:WJJfhmxM


#439 [我輩は匿名である]
>>371-1000

⏰:06/11/06 00:14 📱:SH902i 🆔:gwQGAEGQ


#440 [チャキ]
ぁげ

⏰:06/11/08 16:37 📱:F700i 🆔:HWYz/D06


#441 [佐山]
ぁげ〜

⏰:06/11/08 16:51 📱:N901iS 🆔:BFo4uNTs


#442 [カツメン☆]
すごくおもしろぃですッ!!主さん,スゴィですね☆★尊敬します!!

⏰:06/11/08 20:22 📱:W33SA 🆔:6ooUyAs2


#443 [ニャハッe]
ぁげN~

⏰:06/11/08 21:43 📱:W44T 🆔:YqbG/.Ks


#444 [(・∀・)]
あげ(・∀・)ノ

⏰:06/11/11 09:28 📱:W21T 🆔:HCc5Nths


#445 [菜緒]
ァゲイヾ(w⌒*シ)
今日ぃッきに読んじゃぃましたe~
めたx02楽しィでず~
更新楽しみにしてます+゚

⏰:06/11/12 05:03 📱:W41T 🆔:bMKfPGuo


#446 [はな]
お久しぶりです
応援してるんで更新頑張ってください
いつも楽しみにしてます

⏰:06/11/20 11:30 📱:P701iD 🆔:D9u697eQ


#447 [はな]
>>1-200
>>200-400
>>400-600

⏰:06/11/20 16:30 📱:N901iC 🆔:Rt0zESi6


#448 [ニャハッe]
ぁげェ咐~

⏰:06/11/21 19:39 📱:W44T 🆔:vYhwTtqw


#449 [み]
あげ‥‥

⏰:06/11/23 23:46 📱:N702iD 🆔:mP1SBuXk


#450 [まり]
今回はまたえらく長い怠けですね(´・

⏰:06/11/25 06:42 📱:D902i 🆔:qUqDGsRk


#451 [チャキ]
あげます

⏰:06/11/27 08:24 📱:F700i 🆔:9I.4yj8M


#452 []
この話しまぢ好き

⏰:06/11/30 02:05 📱:F700i 🆔:GKcMo/tU


#453 [正常]
すみません皆さん!!。


残念ながら







私は生きてました。


謝る他に何も無いです!!
一ヶ月以上も休んでしまい、本当に申し訳ありませんでした!!

これには深い訳があったと思わせ、実は何もありません。ただのサボりです。



こんなダメな私を見捨てずに応援して下さった方々、本当にありがとうございました。

次からは、出来るだけサボらずに、ストーリーを進ませたいと思います。



あと、次からはPCで書き込む可能性があります。ご了承下さい。

⏰:06/12/01 01:22 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#454 [正常]
矢崎の指示で、僕達は一階にある更衣室らしき場所で作業衣に着替えた。作業衣の着かたがよく解らなかったが、先輩が優しく教えてくれた。

作業衣は何となく手術服に似ていた。

「まさかバイトというのは………手術の手伝いとかじゃないですよね?」

結構まじめに僕が問うと、先輩は吹いた。どうやら、そうではないらしい。僕はほんの少しだけ安堵した。

⏰:06/12/01 01:23 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#455 [正常]
「終わった後、一言俺に言ってから帰れよ。俺は事務室にいるから。」

更衣室の前で待っていた矢崎はそう言い放つと、先輩に鍵を渡して僕達から離れて行った。

「さてと、服も着替えたことだし、バイトを始めようとするかな。ついて来て。」

先輩は、矢崎が進んだ方向とは反対の廊下を歩き始めた。僕は影のように、先輩の後ろを追った。

⏰:06/12/01 01:25 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#456 [正常]
先の見えない廊下は、歩いていても進んでいないかのように錯覚させ、嫌気がさした。

その嫌気を和らげるため、バイトがどんなものなのか考えてみた。

作業衣に着替えたということは、きっと汚れるバイトなんだろう。となると、病院内の掃除だろうか。
しかし、矢崎はヤバイと言っていた。掃除のどこがヤバイのだろうか。

考えに考えたが、全く見当が付かない。もうこれは僕の前にいる人物に訊くしかなかった。

⏰:06/12/01 01:26 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#457 [正常]
「あのー、先輩。そろそろどんなバイトなんだか教えてくれたって良いんじゃないんですか?
こんなよく分からない作業衣まで着たんです。ここまでしたら、どんなバイトだろうと僕は逃げませんよ。」

「どんなバイトだろうと逃げないという覚悟があるのなら、聞く必要なんて無いじゃないか。」

こちらを振り向きもせず、歩きながら先輩は言った。

⏰:06/12/01 01:29 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#458 [正常]
ダメだ。先輩は飽くまでバイト内容を言わないつもりだ。

まぁでも、とにかくヤバイバイトであることは確かである。気合いを入れていかなくてはならない。

そこで僕は一旦立ち止まり、気合いを入れるため、ハァッ!!と腹部から声を出した。
その声で先輩も立ち止まり、ゆっくりと体をこっちに振り返り僕に言った。

「病院内ではお静かに、だよ。」

「………スミマセン。」

恥ずかしくなり僕は俯いた。

⏰:06/12/01 01:31 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#459 [蜜柑]
待ってました!!
毎回続きが気になって仕方ありません。
これからも頑張ってください。

⏰:06/12/01 01:59 📱:P902iS 🆔:QwRsZeNw


#460 [まり]
それでそれで
楽しみだぁ
正常さま生きててよかった

⏰:06/12/01 03:45 📱:D702i 🆔:mEe5sZks


#461 [はな]
やっと帰ってきてくれたんですね
ずっと、楽しみにしてましたよ〜(≧∀≦)
これからも頑張ってください☆彡

⏰:06/12/02 04:03 📱:P701iD 🆔:aCwU775g


#462 [み]
あげますー

⏰:06/12/06 10:38 📱:N702iD 🆔:paMGKTMc


#463 [みぃ]
主様ずっとお待ちしておりましたぁぁこれからも頑張って下さぃませ

⏰:06/12/06 22:32 📱:P901iS 🆔:6iLlmkjo


#464 [あ-チャ]
>>300-400
>>400-500
>>500-600
>>600-700
>>700-800
>>800-900
>>900-1000


失礼しました
頑張ッてくださいね

⏰:06/12/07 18:19 📱:F902iS 🆔:/EfMcQE.


#465 [な。]
あげときますね(・∀・)

⏰:06/12/08 11:27 📱:W44T 🆔:eWh0QzGk


#466 [ちぃ]
楽しみにしてますッ!!!
頑張ってくださぃッ☆

⏰:06/12/10 20:55 📱:N902i 🆔:RYYcXD8g


#467 []
>>371-450

⏰:06/12/11 05:11 📱:D902iS 🆔:xWj/264.


#468 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>100-200
>>200-300

⏰:06/12/14 21:05 📱:P901i 🆔:9Cl6Wsok


#469 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:06/12/17 07:09 📱:D902i 🆔:gI6XpukA


#470 []
主頑張れ〜

⏰:06/12/22 00:54 📱:F700i 🆔:fTE95AHU


#471 [正常]
皆さんメリークリスマス。
いや…あの…その………ごめんなさい。
サボり癖が治らなくて困ってます。誰か助けて下さい。
皆さんの声援に応えられない自分が憎いです。蜜柑さんまでレスをして下さったというのに、なんて私は愚かなのでしょう。

こんなナメクジをどうか許してやって下さい!!


えっ?無理?




>>458
からです。

⏰:06/12/24 21:39 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#472 [正常]
長い廊下を歩くこと数分、先輩はエレベーターの前で止まった。どうやら目的地はここの階ではなさそうだ。

やがて微かな電子音と共にエレベーターの扉が開き、先輩がその中へと入っていった。追うように僕もエレベーターに乗った。

エレベーターの中は明るく、そしてやたらと広かった。

⏰:06/12/24 21:39 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#473 [正常]
それにしても、先輩は何階に行くつもりなんだろうか。
ここは三階建ての病院で、さっきまでいた階は一階である。エレベーターを使うということは、きっと三階に行く気なんだろう。

そう予測した僕は、先輩がどこの階のボタンを押したのか覗いた。

ひとつだけ光っているボタン、それはB2と記されていた。つまり地下二階である

⏰:06/12/24 21:41 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#474 [正常]
不意を打たれた。まさか上の階ではなく、下の階に行くとは思いもよらなかった。

「この病院って、地下室もあるんですか。さほど大きくもない病院なのに、地下室があるなんて贅沢ですね。」

「まーね。でも地下に続く階段が無いから、エレベーターでしか地下には行けないけど。」

なるほど。だから先輩はわざわざエレベーターを使ったのかと、僕は納得した。

⏰:06/12/24 21:42 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#475 [正常]
そうこう先輩と話してる内に、エレベーターは地下二階に着いた。

さっきと同じ電子音と共に扉がゆっくりと開く。エレベーターの中の光が外に漏れていった。またもや一直線の廊下。しかもエレベーターから出て扉が閉まると、暗くて全く何も見えない。

完全なる闇の中、一体どうすれば良いか戸惑う僕に、突然光が照らされた。先輩が懐中電灯の光を僕に向けていたのだ。

⏰:06/12/24 21:44 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#476 [正常]
僕は懐中電灯を見つめ、こんな物がどこにあったのか訊くと、エレベーターを出てすぐの壁に掛けてあったと先輩は答えた。

なんでもここ地下二階は、水道は流れているが電気は通っていないらしい。だからここはいつも暗闇で染まっているだと、先輩が教えてくれた。

僕のケータイは家に置きっぱなし。先輩は更衣室にケータイを置いていった。つまり、周囲を照らす物は、先輩が手にしている懐中電灯のみとなった。

⏰:06/12/24 21:46 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#477 [((*+'U`从'V`+*))]
主様お待ちしてましたァ大好きです頑張って下さい

⏰:06/12/24 22:43 📱:PC 🆔:oDkr93b2


#478 [なや]
((*+'U`从'V`+*))さん
本当にスミマセン…。
そして声援ありがとうございます。

>>476
からです。

⏰:06/12/27 08:49 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#479 [正常]
そんな微かな光を頼りに地下の奥へと進んで行くと、先輩がある部屋の前で止まった。そして先ほど矢崎から渡された鍵を取り出し、それをドアノブに挿した。

やがて錠が解き放たれる音が聞こえ、先輩が静かに扉を開けた。

⏰:06/12/27 08:51 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#480 [正常]
部屋の中の様子を少しだけ窺った後、廊下で待機していた僕に、中へ入るよう手招きをした。

僕はビクビクしながら、先輩がいる部屋に一歩足を踏み入れた。その時、部屋の空気が明らかに異常だと感じとった。

とにかくもの凄い異臭がする。様々な化学薬品を混ぜ合わせたような臭いが部屋中に充満していた。
それに酷い寒気もした。全身に鳥肌が立ち、冷汗も滲み出てきた。

⏰:06/12/27 08:55 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#481 [や]
わくわくo(^o^)o

⏰:06/12/28 12:20 📱:P902i 🆔:c0YvUh22


#482 [我輩は匿名である]
どきどき(゚_゚

⏰:06/12/28 13:28 📱:SH902iS 🆔:HzWEWQGc


#483 [みぃ]
主様続きが気になります

⏰:07/01/02 01:19 📱:P901iS 🆔:yMyPjlZ6


#484 [ま]
>>1-250
>>250-500


主頑張って

⏰:07/01/02 01:47 📱:SH902i 🆔:a5xI0l72


#485 [あと]
早く見た

⏰:07/01/02 04:25 📱:D902iS 🆔:unXvHJ7g


#486 [明日美]
初めまして(ト・3・x)今日一気に読みましたI~めちゃめちゃ面白いデスス*゜カナリ続きが気になりますが更新遅くても良いンで最後まで頑張ってくださいね⌒゙

⏰:07/01/02 09:51 📱:W42K 🆔:7RvR5Zo.


#487 [((*+'U`从'V`+*))]
お待ちしてましたぁ


主様愛してるー
次の更新待ってますJ

⏰:07/01/02 13:27 📱:PC 🆔:NkKfBdzI


#488 [正常]
皆さん、明けましておめでとうございます。
これからはPCから書き込みますのでよろしくお願いします。


やさん
わくわくありがとうございます。

匿名さん
どきどきありがとうございます。

みぃさん
続きが気になるだなんて………ありがとうございます。

まさん
アンカーとご声援ありがとうございます。

あとさん
いつも遅くてすみません。

明日美さん
とてもうれしいです。がんばります。

((*+'U`从'V`+*))さん
照れます。私も愛してます。


>>480
からです。

⏰:07/01/03 22:02 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#489 [正常]
顔をしかめ、手で鼻と口を押さえながら、部屋の真ん中辺りにいる先輩の所まで頑張って歩いた。

先輩が無言で懐中電灯を僕に差し出した。自分で部屋の中を照らしてみろという意思表示だと察した僕は、それを使って周囲を照らしてみた。

床、壁、天井、全てがコンクリートで覆われていて殺風景であった。それはまるで地下室というより、地下牢に近かった。

⏰:07/01/03 22:24 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#490 [正常]
部屋の奥の一角を照らしてみると、四角い浴槽のような物が設置されていることに気付いた。縦横ともに2メートル前後で、これもまたコンクリートで構成されていた。木の板が蓋になっていて、浴槽の中は見られないようになっていた。

「あの中、何が入っているのか、分かる?」

「いや…全く…。」

「それじゃあ、確かめて来てごらん。」

僕から懐中電灯を取り上げると、先輩が僕の背中を軽く押した。その力でコンクリートの浴槽前まで行ってしまった。

急なことに驚き先輩の方を振り向くと、浴槽の中がよく見えるように、先輩が僕を懐中電灯で照らしていた。

⏰:07/01/03 23:15 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#491 [正常]
少し腐敗している木の板の蓋を開けることには抵抗があった。

しかしここで蓋を開けなかったら、
「怖いの?」
「情けないね。」
「さっきの気合入れは何だったのだろうか。」
等々、先輩に馬鹿にされるに違いない。

それは実に避けたいことだったから、僕は仕方がなく浴槽の中のモノを見て確かめることにした。

⏰:07/01/03 23:34 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#492 [正常]
木の蓋に手を掛け、勢いよくそれを持ち上げた。その瞬間、強烈な異臭が襲い掛かってきたが、耐え抜いて浴槽の中を確認した。

初めは、中のモノが何なのか分からなかった。いや、瞬時に何なのか分かったが、そんなことは有り得ないと、僕の脳が認めなかった。

しかしそれは有り得てしまった。僕の脳は、このことを認めなければならなかった。




僕の眼に映ったモノ。それは幾つかの人間の死体だった。

⏰:07/01/04 00:11 📱:PC 🆔:0GfA24FU


#493 [((*+'U`从'V`+*))]
更新されてるー
嬉しいです



主様これからも主様のペースで頑張ってください

これからも主様とこの小説を愛し続けます

⏰:07/01/04 01:46 📱:PC 🆔:nT27TEE.


#494 [チャキ]
久しぶりに来ました
いっぱい更新されてて凄いです
次の更新が楽しみです
頑張ってください

⏰:07/01/04 14:35 📱:F902iS 🆔:dcMcneoQ


#495 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:07/01/06 03:39 📱:W32H 🆔:CxDK0hwQ


#496 [らいちゃん]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500

⏰:07/01/06 23:36 📱:W22SA 🆔:e8U7lfd6


#497 [らいちゃん]
面白いね!
頑張って!
応援してるよ
    ∧_∧
    (*´ω`)
    /  _⊃⌒⌒ヽ
( ̄).人 //⌒  ノヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニ⊃

⏰:07/01/07 00:41 📱:W22SA 🆔:arvlhbkc


#498 [BOCらぶÅ゚`)[バンプ]
ちょ……………;゚Å゚))

この小説のせいで
小一時間 布団から出られなかったんだ!!
こんな小説 読んだこともねえよ!!







っていうくらい おもしろいので,どうか頑張ってください。
主さんと,主さんの書く小説 愛してます

⏰:07/01/07 12:19 📱:P902i 🆔:hdtGf2OU


#499 []
主様お待ちしております


これカラも頑張って下さい


((*+'U`从'V`+*))ゎこれからも主様と主様の小説を愛しぬきます

⏰:07/01/09 23:00 📱:PC 🆔:X2liEc.U


#500 [ウカエルウ]
この小説大好きですx

主様x
これからもがむばってくださいシノ3')

⏰:07/01/15 00:56 📱:neon 🆔:YC4vYZ5U


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