*THE GOD OF DEATH*
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#653 [ま-イ子]

車のドアを開けようと
していた手を止め

柳田は女に振り返る


「………なんだ…」

「…何処、へ……
行くつもりですか…?」


走って来たせいで
少し息切れしながら
女は問いた

.

⏰:08/02/02 16:00 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#654 [ま-イ子]

「決まってんだろ、
………捜査だ。」



吐き捨てる様に答えた後
再度柳田は
ドアに手を掛けた


「…峯刑事と同様に…
捜査するおつもりですか」


凛とした声が
駐車場に響き渡る。
先程より開いた目で
女を見る柳田がいた

.

⏰:08/02/02 16:07 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#655 [ま-イ子]

「なんのことだ。」



低くなった声は
突き放す様に冷たい。

女は握り締めていた
二つの手帳を前に出した


「峯刑事と、柳田警部の
ものですよね。

同じ文字が、
書かれています。」

.

⏰:08/02/02 16:13 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#656 [ま-イ子]




00:00〜02:56
――――――




.

⏰:08/02/02 16:18 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#657 [ま-イ子]

「これは、事件が起こる
時間帯を表している。」

「…………………。」


黙り込み少しだけ
睨んでくる柳田を無視し
女は言葉を続けた


「峯刑事は警部より先に
これに気付き……
そして、一人で動いた

――囮捜査をする為に」

.

⏰:08/02/02 16:26 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#658 [ま-イ子]

柳田の眉がぴくり、と動く

反論しないという事は
肯定している証拠


「そして、彼は
犯人らしき人に出会い
咄嗟に携帯で録音をした」


そう考えれば
都合の良い事にも
つじつまが合う

.

⏰:08/02/02 16:31 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#659 [るい]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

アンカすみません…(´;ー;`)

⏰:08/02/02 16:38 📱:P902i 🆔:higjtWCw


#660 [ま-イ子]

「その後、彼は…殺され…」

――――ドンッ!


女の言葉を遮り
車のボンネットを叩いた
柳田は先程までとは違う
怒りに満ちた表情を
していた


「…いい加減にしろよ。
死んでるかなんて、
まだわかんねえだろ」

.

⏰:08/02/02 16:39 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#661 [ま-イ子]
‐‐‐‐‐‐‐‐
>>659 るいさま_

いえいえっ!
とんでもない
です(*''*)
アンカー
ありがとうご
ざいます

‐‐‐‐‐‐‐‐

⏰:08/02/02 16:41 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


#662 [ま-イ子]

「………ですが、」


「いい加減にしろって
言ってんだ。
邪魔をするな、俺は行く」


怒りを露にした顔で
柳田は女を睨み付ける

誰もが怯む表情だが
女は一歩も引かずに
見つめていた


「……やめてください…」

.

⏰:08/02/02 16:53 📱:SH903i 🆔:mP/vA1cg


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