春の希望と･･･【ＢＬ】

　
望自身も体を震わせて
熱を放っていた。

その事実に、どうしようもない罪悪感が襲う。

望｢うぅｯふぇぇｯ｣

石｢････泣いてばっかり
　だな、お前。｣
　　

　
石田は呆れた様な溜め息を最後に一つ吐き出し
シャワー室で望の後処理をしてから、再びベッドへ繋ぎ、そして部屋を出て行った･･･。

望はベッドに戻されてからすぐに意識が遠のき、深い眠りについたのだった。
　
　
　

　
――――
――

ｶﾀﾝｯ　ｺﾄ

望｢ン･･･｣

望が目を覚ました時
まだ太陽の光りが
部屋の中を照らしていた
　

　
そんなに長い間眠っていたわけではない様だ。

何か音が鳴っていた気がしたけど･･･

ふと､目線を泳がせると
部屋の中心にあるテーブルで食事をしてる石田が目に入った。
　

　
すぐ近くの時計を見ると、針はまだ14時あたりを指している。

望が石田の部屋に連れて来られたのが12時前ぐらいだったので、本当に少ししか時間がたっていない。

望｢ｯ･･･ﾝ･･｣
　

　
喉が痛い。

カラカラに渇いて
水分が欲しい。

望が動く気配に石田が気付いた。

石｢起きたのか･･･
　何か食う？｣
　

　
望は首を横にふり
｢みず｣と声を振り絞った

石田は何も言わずに
グラスに水を注ぎ
ベッドまで持って行く。

腕は拘束されたままだったので、石田が口元までグラスを近づけてくれたので、そのまま飲んだ。
　

あ様

大量のアンカーありがとうございますo(^-^)o

　
冷たい水が喉を通ると
痛みが少し和らぎ
気付くと一気に飲み干していた。

もっと欲しいと思っていると石田が｢まだいるか？｣と聞いてきたので頷く。

望｢ﾝｯ･･―――｣
　