危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#451 [東脂ヤ転
何度も静兄の膝の上で腰を揺らし、静兄の卑猥な言葉に濡らされているうちに、また限界の波が俺を襲う。

「静兄・・・ッ・・・あん・・・ッ!も・・・ダ・・・メ・・・ッ・・!!」

静兄は俺の頬を撫でると微笑み、

「一緒に・・・イクよ・・・?」
そう言うと、少し余裕の無い笑顔を見せた。

俺は静兄に抱きつくような形でしがみつく。


ーこんなカタチでしか、お互いを確かめ合えないなんて・・・・
やっぱり俺達は、変なのかもしれない・・・ー

⏰:08/03/31 13:08 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#452 [東脂ヤ転
「んぁ・・・ッ!!あッあッあぁ・・・・ッ!!!!」

静兄が下から突き上げるように腰を揺らした瞬間、またあの感じが蘇り、俺は今日2回目の頂点に達した。

「ん・・・・ッ・・・ハァッ・・・ハァ・・」
「・・・・ッ・・ハァッ・・・鳴・・・?」
静兄の声が遠くに聞こえる。
俺は突然の睡魔に耐えられず、徐々にまぶたを閉じていく。

「静兄・・・・大好きだよ」

そう最後に呟いて、俺は眠りについた。

「この状況で、寝るのかよ・・・・」

静人は微笑んで、気持ち良さそうに眠る鳴のまぶたにキスをした。


「おやすみ・・・俺の大切な義弟・・・・」

⏰:08/03/31 13:32 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#453 [東脂ヤ転
第B話終了致しました!!
今回はちょっと長めだったのですが、お付き合いして下さった皆さんには、ほんまに感謝してますッ!!!(ノ_<。)ホ~~

引き続き感想版では
こんなキャラを出して欲しい!!
こんな話を書いて欲しい!!っていう、リクエストがあれば募集してますッ☆


あと、この本編には基本的に小説しか書き込まないので、コメントの受け答えは感想版でのみ行っています!!

これからも引き続き、よろしくお願いしますね♪

⏰:08/03/31 13:42 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#454 [東脂ヤ転
第@話☆彡
>>1-108
第A話☆彡
>>113-234
第B話☆彡
>>241-341
>>342-452

⏰:08/03/31 13:50 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#455 [東脂ヤ転
君に出逢うために

きっと俺は生まれてきたんだ

そんな可笑しな台詞を

言いたくなる日が来るなんて

思ってもみなかった


君のせいだよ


:)危ナイ兄弟愛ノカタチーC

⏰:08/03/31 16:20 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#456 [東脂ヤ転
「あたし、静兄の恋人になりたいんだ」

「・・・・だから、俺は女には興味無いんだって」

もう何度、この会話を繰り返してきたのだろう。
こんなに諦めの悪い女は初めてだ。

「紫穂、俺達は良い友達だろ?それで充分じゃん」

俺は呆れたように紫穂に言う。

「全然違うよ!!!
"友達"じゃダメなの!!!
あたしは、静兄の特別になりたいの!!!」

あまりにも紫穂が大きな声を出すので、さすがの俺も廊下を見渡す。

幸い、放課後の学校にこんな時間まで残ってる物好きは、俺等以外居ないらしい。

⏰:08/03/31 21:46 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#457 [東脂ヤ転
「静兄がゲイかなんて関係ないの。
あたしは・・・」

紫穂が真剣な眼差しを俺に向ける。

「あたしは日下部静人っていう、1人の人間を好きになったんだから」

肩まである、紫穂のこげ茶色の髪が、風になびいて美しく光った。

「・・・・・変なヤツ・・・」

とにかく紫穂は、いつも俺に対してこんな感じだった。

いつのまにか、紫穂が俺を呼ぶ"静兄"という呼び名が、とても大切に思えていたんだ。

⏰:08/03/31 22:01 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#458 [東脂ヤ転
「・・・・・・・・ん・・・ッ・・・?」

カーテンからこぼれる光に気付き、俺は目を覚ました。

時計に目をやると9時半過ぎ。

「ー・・・ッ!!鳴、学校・・・ッ!!!!」

と、そこまで言って今日が日曜日だということに気付く。

俺は安堵の溜め息をつくと、隣で気持ち良さそうに眠る義弟を見つめる。

「・・久々に見たな・・・紫穂の夢・・・・・」

⏰:08/04/01 06:44 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#459 [東脂ヤ転
「ん・・・ッ・・・静・・兄・・」

寝ぼけているのか、鳴はそう呟くと俺にすり寄って来た。

「クスクスッ・・・まだ子供だなぁ・・・」

俺はそんな鳴が愛しくて、こげ茶色の髪を撫でる。

その色はあの日見た、紫穂の髪色と同じように輝いていた。

「・・・鳴・・・」

俺はそっと鳴の頬にキスをする。

⏰:08/04/01 10:35 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#460 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500

⏰:08/04/01 11:07 📱:W52SH 🆔:NMdQW0TY


#461 [東脂ヤ転
昨日の一件から夜が明けて、結局6時前に俺達は帰宅した。

あんなに動揺する鳴を俺は初めて見たし、あんなに自分自身動揺したのは初めてだった。

結果、前よりもお互いを想う強さが深まったので、今回の騒動は良かったとも思える。

でも・・・・俺はあの時、本気で圭吾を殺してしまうかと思った。

[やっぱり・・・歪んだ愛情だよな・・・]

鳴を渡したくない、そう考えるだけで前が見えなくなる。

これが本気で相手を好きだという証拠なら、
皮肉な世界だ。

⏰:08/04/01 20:47 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#462 [バナ夫]
頑張って

⏰:08/04/01 21:20 📱:W52SH 🆔:0c0Hg4jc


#463 [東脂ヤ転
>>413-414

「んんー・・・ッ・・起きるか・・・」

一度目が覚めてしまうと眠れない俺は、けだるさの残る身体を起こし、ベッドから降りる。

昨日は疲れていたこともあり、鳴を部屋まで運んだ後、そのまま俺も鳴の部屋で寝てしまったのだ。

[今度ダブルベッド買ってやろ・・・]

俺は鳴の小さなシングルベッドを見て、そんなことを思った。

いつのまにか親バカならぬ"義兄バカ"になりつつある自分が可笑しくて、何となく頬が緩(ゆる)む。

⏰:08/04/01 23:35 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#464 [東脂ヤ転
「・・・ん?何だ・・・?」

その時、ベッドの側に何かのプリントが落ちていることに気付く。

「授業参観の・・・・お知らせ・・・??」

拾い上げ読んでみると、どうやら鳴の高校の"授業参観"について書いてある、保護者向けのプリントだった。

日付を見ると明日の13時半から、らしい。

「明日・・・ねぇ」


俺は良いことを思いつき微笑むと、そのプリントをポケットに入れて部屋を出た。

⏰:08/04/01 23:52 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#465 [東脂ヤ転
コポコポコポ・・・・ッ

適当に着替えた俺は、キッチンに降りてコーヒーのスイッチを入れる。

父さんも義母さんもお互いの仕事が忙しく、家に居ない日が多いので、ほとんど鳴と2人暮らしの状態が続いている。

『静兄、いつも寂しそうだもんね』

ふ、と紫穂に言われた言葉を思い出す。

初めて家に遊びに来た時、紫穂が言った言葉だ。

[今日はやたらと紫穂を思い出すな・・・]

別れたのはごく最近の話なのに、とても昔の思い出のように思える。

⏰:08/04/02 10:04 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#466 [東脂ヤ転
『大切にしてあげなよ・・・・瞬さんのこと・・・』

それと同時に、昨日の鳴の言葉も思い出し、その時気付く。

[あの時の鳴が・・・紫穂と同じ眼をしてたんだ・・・・]

深い哀しみの色をした眼。絶対離さないと決めていたのに、傷つけた。

「クスッ・・・・意外とへこんでるんだな・・・俺」

鳴の居ないこの家を見て、全身の血の気が引いたのをまだ覚えている。

鳴が俺を必要としてくれていることに、俺はきっとどこか甘えていたんだ。

⏰:08/04/02 10:36 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#467 [東脂ヤ転
「静兄・・・・?」

後ろから突然名前を呼ばれ、ハッと我に返る。

「おはよう、鳴」

俺は笑顔で声を掛ける。
鳴はまだ寝起きでハッキリしない意識を、覚ますように目をこする。

「おはよ・・・・静兄起きるの早くない・・・?」

そう言う鳴の頬はいつもより紅く、パジャマから覗く鎖骨が妙にエロい。
[あぁ〜・・・ついに俺もオジサンだな(笑)]

自分で自分が可笑しくて、何故か笑ってしまう。

⏰:08/04/02 13:01 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#468 [東脂ヤ転
「ん・・・?何笑ってんの・・?」

鳴が不思議そうに首を傾ける。

「クスッ・・・まだ起きてないだろ?鳴・・・」

俺はそう言いながら鳴に近付くと、無防備なその唇を塞いだ。

「ん・・・・ッ!・・・・・あ・・・ん・・・ふ・・ぅ・・ッ静・・兄・・ッ!」
反応の鈍い鳴の舌に俺のを絡ませてやると、一瞬にして目が覚めたようだ。
鳴が勢い良く俺から離れる。

⏰:08/04/02 21:43 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#469 [東脂ヤ転
「朝から不・・・ッ不謹慎だよッ!!!!」

鳴は顔を真っ赤にして、俺に言う。

「お?今度は起きたみたいだな。
どうせなら、毎朝この起こし方で起こしてあげようか・・・?」

「ま・・・またそうやってからかうだろ!!??
顔洗って来る!!」

そう言って洗面所に向かう後ろ姿を見ながら、からかいがいのある奴だな、なんて思えてまた笑みがこぼれる。

「本当、可愛い奴・・・」

⏰:08/04/03 06:05 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#470 [我輩は匿名である]
書いて

⏰:08/04/03 17:15 📱:F703i 🆔:7kIyZSis


#471 [三][日][月]
>>470
落ち着け
急かすなよ
人間なんだからこれにばった時間を費やす訳にはいかんだろう

⏰:08/04/03 18:02 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#472 [東脂ヤ転
俺は朝食用に焼いたトースト等をテーブルに並べ、コーヒーを入れる。

洗面所から帰って来た鳴は、さっきよりもスッキリとした表情で、完全に目も覚めたようだ。

「今日さぁ、これ食べたら俺出かけてくるね」

席に着くなり、鳴はトーストに手を伸ばしながら言った。

「行くってどこに?」

俺も鳴の向かいのイスに座り、鳴にさり気なく訊く。

⏰:08/04/04 15:04 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#473 [東脂ヤ転
「友達と遊びに行く予定があってさ。
ちょっと遠出するんだ。」
「へぇ・・・・」

鳴の話を聞きながら、俺は正直ガッカリした。

というのも、今日はせっかく2人共休みなんだし、どっか遊びにでも行きたいな、と思っていたからだ。

[良い大人が、何可愛いこと考えてんだか・・・]

鳴のことになると、ワガママになる自分がたまに垣間見えて、ため息が出た。

そんな俺の異変に気付いたのか、鳴のパンを食べる手が止まる。

⏰:08/04/04 19:29 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#474 [東脂ヤ転
「ごめん静兄、もしかして何か用事とかあった?」

突然核心を突いた問いに一瞬驚くが、

「何も無いよ。今日はせっかくの休みだしな、楽しんでおいで。」

と、何とかいつもの調子で鳴に微笑んだ。

「何か・・・また子供扱いされたような気がする・・・」
しかしそんな俺の言葉に、鳴はすねたように俺を見る。

⏰:08/04/04 19:38 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#475 [東脂ヤ転
「だって・・・子供だろ?」

そう言って俺は、鳴の口の回りに付いているジャムを舐めとる。

「クスッ・・・甘いな、このジャム」

俺はワザと鳴の嫌がる声のトーンで囁いてやる。
「・・・ッ!!!!静兄ィ!!!!」

鳴は顔を真っ赤にさせて席を立ち上がり、テーブルを回って俺の元に向かって来る。

⏰:08/04/05 18:08 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#476 [我輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/04/06 00:00 📱:N904i 🆔:j6ivC6OE


#477 [東脂ヤ転
[叩かれるかな?]

なんてふざけた事を考えていたら、鳴が俺のシャツの襟を強く引き寄せ、不意にキスした。

「お返し・・・・ッ!」

鳴はそれだけ言うと、「ごちそうさま!」と言って階段を駆け上がって行く。
その顔はいつもにも増して赤かった。

しかし・・・、

「突然は・・・反則だろ・・・」
思わぬキスをされた俺の顔は、それ以上に赤かった。

⏰:08/04/06 07:25 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#478 [杏]
キャー

⏰:08/04/06 08:21 📱:SH903i 🆔:Pf7WuHVA


#479 [東脂ヤ転
>>413-414

「結婚?」

俺は紫穂が告げた言葉をオウム返しに繰り返す。
「親がね、決めた相手となんだけど・・・・全く・・・今時古いよね!そんな見合い結婚・・・・」

そう言うと紫穂は俺の顔を見つめる。

その瞳は赤かった。

[泣いてたんだな・・・・]

俺には、紫穂が何て言って欲しいのか、手に取るように分かる。

でも・・・・・・・、

俺には、止めてやる事なんか出来ないよ・・・。

そんな俺の口から出てきた言葉は、



「・・・・・幸せになれよ」

紫穂が望んだ言葉じゃなかった。

⏰:08/04/06 09:44 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#480 [東脂ヤ転
ピンポーン・・・・・

「・・・ん・・・?」

突然、部屋に鳴り響いたチャイム音で俺は目を覚ます。

「あれ・・・・寝てたんだ・・」
俺は鳴を送り出した後、さすがに昨日の疲れからか、ソファーでそのまま寝てしまったらしい。

ピンポーン・・・・ピンポーン・・・


「分かったって・・・・・」

何度も鳴るチャイムに苛立ちながら、俺は起き上がって、玄関に向かう。

⏰:08/04/06 11:05 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#481 [東脂ヤ転
ガチャ・・・ッ

「はい・・・何か・・・」

日光に目が眩みながらもドアを開け、"御用ですか"と続けようとした時、その来客の顔を見て一気に目が覚める。

いや、同時に一気にテンションも下がった。

「こんにちはぁ♪
さっき美味しそうなたい焼きがあったから、買って来たんよ〜☆」

無駄に俺をイラつかせる関西弁。

「何しに来たんだ・・・圭吾」

⏰:08/04/06 11:48 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#482 [東脂ヤ転
「そんな言い方すんなやぁ〜泣きたくなるわ!」

相変わらず俺の言葉にもびくともしない。

[まぁこれぐらい図太くなきゃ、明の暴言に耐えられないよな]

そんな事を何となく考えていると、圭吾が当たり前のように靴を脱ぎ始める。

「いつ来ても静ん家は綺麗やなぁ〜
お邪魔しまっす♪」

俺の返事も待たぬまま、軽い足取りでリビングへ走って行った。

⏰:08/04/06 11:59 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#483 [東脂ヤ転
思えば圭吾は高校の時から、紫穂と同じで変なヤツだった。

高校生時代。

俺にとっては友達とか恋人とかいうのが、とにかく面倒な存在だった。

逃げても逃げても近寄りたがる周りの奴等から離れたくて、俺はあえて、ゲイだという事を自らカミングアウトしていた。

案の定、殆どの人間が俺から距離を置くようになった。

⏰:08/04/06 12:16 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#484 [東脂ヤ転
そんな中、

「俺はお前が好きや!!
男としても!人間としても!」

カミングアウトをきっかけに唯一話しかけてきた男、浅草圭吾。

嫌がる俺をよそに、いつも俺から離れなかった。
まぁ結局、高校生活は何だかんだ言って、圭吾と過ごした時間が長いんだが・・・・・

圭吾と同じ位、一緒の時間を過ごしたもう一人の人、



それが、
神田紫穂(カンダシホ)。

⏰:08/04/06 14:28 📱:W52P 🆔:QMOh4p6A


#485 [東脂ヤ転
「静〜!!聞いてるかぁ!?」
圭吾の声で、現実に引き戻される。

「何ボ〜っとしてんねん。お茶っ葉どこか訊いてんねんけど!」

圭吾はキッチンで戸棚を開けたり閉めたりしている。

「え?あぁ、その隣の棚に入ってる」

そう言って圭吾が買ってきた、たい焼きを皿に乗せる。


[何か今日・・・過去に浸りすぎだ・・俺・・・・]

大して綺麗な過去でも無いのに、今更思い出してどうするんだ・・・?

⏰:08/04/06 14:43 📱:W52P 🆔:QMOh4p6A


#486 [東脂ヤ転
「・・・・・・っていうか・・・」

「ん〜?」

俺は呑気に茶を煎れている圭吾に、ある疑問を抱いていた。

「お前なんで堂々と俺ん家来てるんだ?
クビだって言わなかったっけ?」

昨日の今日でよく俺の所に来れるな、と関心したものの、こればっかりは突っ込まずにはいられない。

⏰:08/04/07 08:15 📱:W52P 🆔:WkI.VItI


#487 [東脂ヤ転
「その話やねんけど・・・」

圭吾は突然俺の方に向き直ったと思ったら、深々と頭を下げだした。

「昨日はほんますんませんでした!!
ちょっと調子乗り過ぎてました!!」

ちょっとじゃなくて大分調子乗ってただろ、と思わず突っ込みたくなったが、キリがないので言葉を呑み込んだ。

「せやから・・・」

圭吾は柄にもなく、泣きそうな顔で俺を見る。


[・・・こういうところが、明は好きなんだろうな]

⏰:08/04/07 10:15 📱:W52P 🆔:WkI.VItI


#488 [我輩は匿名である]
いつもみてます

⏰:08/04/07 10:22 📱:F703i 🆔:aLlOoKUI


#489 [東脂ヤ転
「別に心配しなくても、お前のクビの話は無くなったよ」

「・・・・・・・え!?」

俺の言葉に驚いた圭吾は、まじまじと俺を見つめる。

「ん?クビになりたかったのか?」

俺がそう冗談っぽく訊き返すと、圭吾は慌てて首を振る。

「なりたないわ!!
・・・でも、何で急に気持ち変わったん・・・?」

その言葉に、俺は少し言葉に詰まる。

⏰:08/04/07 10:35 📱:W52P 🆔:WkI.VItI


#490 [東脂ヤ転
>>413-414
「俺が気付けなかった鳴の異変に、お前が気付いてたっていうのは癪(シャク)だけど・・・」

俺は圭吾の煎れたお茶をテーブルに運ぶ。

「お前が居なかったら、俺は鳴を傷つけてた事も、分からなかったと思う」

色々考えたが、この気持ちは本当だ。

俺は鳴が瞬とのことを、あんなに心配しているとは全く気付いていなかった。

⏰:08/04/07 16:27 📱:W52P 🆔:WkI.VItI


#491 [我輩は匿名である]
明ですか?鳴ですか?

⏰:08/04/07 16:50 📱:W43H 🆔:BimeiGMA


#492 [東脂ヤ転
>>491
の我が輩は匿名サン★

鳴(メイ):静兄の義弟
明(アキラ):静兄の店の従業員で圭吾の同僚

っていうキャラ設定で、2人は別人なんです♪(^O^)/
分かりにくくてスミマセン!!(;_;)

あとこれからはコメントは感想版でのみお願いします☆

>>413-414
↑参照♪('-^*)

⏰:08/04/07 16:55 📱:W52P 🆔:WkI.VItI


#493 [東脂ヤ転
>>490
「昨日お前がしたことは許し難いことだけど、俺にも責任はある。
だから、お前をクビにする理由が無くなったんだよ」

俺が淡々と話を続ける間、俺の向かいに座る圭吾は、黙って話を聞いていた。

「・・・・・・・・マジで良かったぁ〜!!!!」

暫く間を置いた後、圭吾は背伸びをしながら声を上げる。

よっぽど不安だったのだろう。

⏰:08/04/08 09:31 📱:W52P 🆔:kHNlPs8Y


#494 [東脂ヤ転
しかし実は、俺が圭吾をクビにしなかった本当の理由は、別にあるんだ。



『圭吾さんを、クビにしないでね』

玄関を出る間際に、鳴は振り返ってそう言った。
『・・・・・・・・何で?』

きっと俺は不満気な顔をしたのだろう。

鳴は少し困った笑顔を見せ、

『俺を助けてくれた事は事実だし、圭吾さんが居なくなったら、お店も寂しくなるでしょ?』

[お前は圭吾を買い被りすぎたよ・・・・]

嫉妬心からなのか、俺は思わずそう言いたくなっていた。

⏰:08/04/09 11:27 📱:W52P 🆔:zNcQ5QC.


#495 [東脂ヤ転
『あとさ、圭吾さん言ってたんだよ』

俺は顔を上げて鳴を見る。

『"俺にとって静は特別だから、その静が大事なモノを、俺も大事にしてやりたい"って・・・』

あまりに真剣な鳴の眼差しに、俺は黙って鳴の言葉を聞いていた。

『そんな風に誰かに想われるって、凄い幸せなことだよ?』

まるで小さな子供に話しかけるように、鳴は穏やかに話す。

『静兄に、圭吾さんは必要な人だよ。
だからクビになんかしないでね。』

⏰:08/04/09 21:44 📱:W52P 🆔:zNcQ5QC.


#496 [東脂ヤ転
ズルいよな。

正直そう思った。

鳴にそんな風に言われたら、俺は必ず守ってしまう、その言葉を。

それがあの時交わした"約束"だから。

しかも、圭吾をかばう言葉を聞けば聞く程、俺は胸が締め付けられた。

[分かってないな・・・鳴]


俺はお前さえ居れば、何にも要らないんだよ。

⏰:08/04/09 21:54 📱:W52P 🆔:zNcQ5QC.


#497 [東脂ヤ転
「・・・ず・・・・・・静?」

「え?」

圭吾の声に、またハッと我に返る。

顔を上げると、圭吾が不思議そうに俺を見つめていた。

「大丈夫かぁ〜?
何か今日、ボーっとし過ぎちゃう?」

確かに。
今日の俺は何か変だ。

「大丈夫じゃ・・・ないかも・・・な」

そう呟くと俺は、自分自身に苦笑した。

⏰:08/04/10 08:38 📱:W52P 🆔:yz4bbKws


#498 [東脂ヤ転
「圭吾、お前さ・・・・」

「ん〜?」

圭吾はたい焼きを頬張りながら顔をあげる。

高く結んだ長い髪が時折、圭吾の頬を掠める。

「お前さ、好き過ぎて相手を俺だけのモノにしたいって、思ったことある?」
俺は真っ直ぐ圭吾を見て、訊いた。

俺の真剣さが伝わったのか、圭吾のおちゃらけた顔も徐々に笑みが消えていった。

ここ最近、俺が考えていた事。

俺の、


歪んだ愛情の事。

⏰:08/04/11 09:36 📱:W52P 🆔:zyw.JXWs


#499 [東脂ヤ転
「お前を好きやった俺に、そんな質問するやなんて、よっぽど悩んでるみたいやなぁ〜♪」

圭吾はそう言うとイタズラっぽく笑った。

「あぁ、思った以上に重症なんだ」

俺はお茶を少し口に含むと、圭吾に力無く笑ってみせる。


いつからだろう?
言いようの無い不安が、込み上げてくるようになったのは。

ー鳴もいつかは、俺の元を去っていくのだろうか
紫穂が、そうだったように・・・・ー

⏰:08/04/11 15:15 📱:W52P 🆔:zyw.JXWs


#500 [東脂ヤ転
「そんなん何回もあるわ」
圭吾は至ってシンプルな言い方で、俺にそう言った。

「お前を好きやった時やって、紫穂がスッゴい羨ましかったし、俺だけを見てて欲しい!!って、めっちゃ思ったもん」


言い方は明るいが、その中に宿る淋し気な圭吾の声を俺には感じ取れた。
俺と圭吾は少しの間、恋人同士だったことがある。

俺が紫穂を好きになったのが理由で、圭吾とはその後別れたのだが、圭吾がいつも俺を想っていてくれたのは知っている。
だから圭吾は、昔の事を話す時少し淋し気な眼をするんだ。

⏰:08/04/11 16:19 📱:W52P 🆔:zyw.JXWs


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