☆ヒカリ☆BLです。
最新 最初 全 
#100 [YOU]
ロクに優しく抱きしめられ、僕を包み込み小さくため息をつき、静かに話し出した。
『凛…?俺は重荷だなんて感じた事はない、お前の悪い所は一人で先走りする所だ。』
僕は肩に顔を置いたまま小さく頷いた。
さっきとはまるで別人のように優しい声…
僕はなんでこんなに泣き虫なんだ!?
『おまえの泣く所を見るのは俺も辛い…これから先も凛の笑顔を見ていたいんだ。』
:08/03/11 21:40
:F905i
:K3r7WfZc
#101 [YOU]
ロクの物になりたい…
僕だけを見てほしい…
『ロク??』
『どうした?』
僕はこの時…一生分の勇気を使っただろう。
こんなに恋い焦がれた大好きな人…。
『僕をロクの物にして』
『えっ?』
ロクは目を見開き驚きを隠せないでいた。
:08/03/11 21:44
:F905i
:K3r7WfZc
#102 [YOU]
『好きでたまらないんだ』
僕は、想いを全て伝えた
でも、ロクから返ってきた言葉は…
『気持ちは嬉しいが、俺達は兄弟だ…』
冷静な返答に怒りさえ覚えた。
『そんな事は知ってる!!それでもロクが好きなんだよ!!』
:08/03/11 22:36
:F905i
:K3r7WfZc
#103 [YOU]
凛…俺がこの日をどんなに恐れていたか、
できないんだ、お前の気持ちに応えてあげる事が
この状況をどう回避しようかしばらく考えていたら、泣き声がして我にかえった。
目の前にいる宝物…俺の物に出来たらどれだけ幸せか考えた事もある。
でも、俺には宝物を守るほどの力がない、こうして強く抱きしめる事しか…。
:08/03/11 22:41
:F905i
:K3r7WfZc
#104 [YOU]
:08/03/11 22:45
:F905i
:K3r7WfZc
#105 [YOU]
抱きしめていると少し興奮が落ち着いてきたので、俺は凛から離れ無言で部屋から出ていこうとした。
『ロク!!逃げるな!一緒にいてよ!!』
僕は必死にロクにしがみついた。
背中を向けたままロクは立ち尽くしている…
泣きすぎだ…軽く立ちくらみがする。
でも、今逃げられたら一生後悔すると思い、ロクの前に立った。
『!!!!』
:08/03/11 22:50
:F905i
:K3r7WfZc
#106 [YOU]
泣いてる…声も出さずに
『どうして…』
『わかってくれ…凛』
余りにも静かに泣くロクの姿はとても…美しいと思った。
でも、胸が痛くて死にそうに辛かった。
『泣かないで…苦しいよ。』
大好きな人の悲しむ顔は見たくない、僕は静かにロクの整った唇にキスをした。
:08/03/11 22:54
:F905i
:K3r7WfZc
#107 [YOU]
唇が離れお互いの目が合う…
『好きだよ、ロク』
『やめろ、俺はまだお前と一緒にいたいんだ。』
『ずっと一緒だよ?』
そう言って俺の胸に顔をうずめてきた。
次の瞬間、膝からガクンと崩れおちた。
『おい!しっかりしろ!!』
:08/03/11 23:00
:F905i
:K3r7WfZc
#108 [YOU]
何か凛がブツブツ囁いているが、それ所じゃない、部屋まで運びベッドに寝かせた。
『今、徠を呼んでくる、病院行こうな??』
急いで出て行こうとする俺の服を強く掴んできた
『大丈夫…眠いだけ、一緒に…いて』
静かに寝息をたてだした俺は拍子抜けしてしまい笑ってしまった。
廊下に出ると徠がいた。
『お前…平気か?』
:08/03/11 23:31
:F905i
:K3r7WfZc
#109 [YOU]
何が?と聞いたら、俺の顔が相当疲れてるように見えるらしい…
俺…疲れてるのかな?
広間はまだ賑わっていた。間違いなく朝までコースだな…
そう呆れながら徠に別れを告げて凛の元へ行った
悩みができた…暴走しだした凛をどうしよう
あんな告白され、キスもされこのまま放っておくべきか?おかないべきか…。
:08/03/11 23:36
:F905i
:K3r7WfZc
#110 [YOU]
考え込んでいるうちに、部屋の前までやってきた。
とりあえず俺の出した答えは、今まで通りで…って事だ。
部屋に入るとこっちをみてニコっと笑ってきた。顔色はいい…
病院は行かなくて大丈夫そうだな。
『一緒にいてって言ったじゃん!!』
頬を膨らませて怒っている。
『ごめんな』
:08/03/11 23:40
:F905i
:K3r7WfZc
#111 [YOU]
頭を撫でると目を細めて微笑んでいた…
『一緒にいてよ…いきなりいなくなったりなんかヤダからね!?』
『大丈夫…いるよ。』
俺の背中に回してきた手を優しく包み込む…
胸の辺りがジワッと温かくなる…
もし…
この家に生まれていなかったら、そんな思いにかられながら下を向いていた。
凛と…普通に出会えていたら。
:08/03/11 23:44
:F905i
:K3r7WfZc
#112 [YOU]
そんな事を考えても無駄か…
自然に諦めの笑いがフッとでていた。
『どうしたの?』
『えっ?』
『どうしてそんな悲しい目で笑ってるの?』
『…別に、なんでもないよ。思い出し笑い、風呂入ってこいよ、俺は広間に戻るから』
結局、僕達は広間に戻る事にした。
:08/03/11 23:48
:F905i
:K3r7WfZc
#113 [YOU]
みんなの普段みない優しい顔を見れて良かった。
ロクと言えば徠とお酒を呑んでいる。
僕の事を全く気にしていない所が本気でムカついた。
しかも…あんなに気を許した顔。
そんな目で徠をみるなよ…
僕を見てよ…僕だけを…
:08/03/11 23:56
:F905i
:K3r7WfZc
#114 [YOU]
:08/03/11 23:57
:F905i
:K3r7WfZc
#115 [YOU]
温かい…心地いい匂いがする。
目を開けるとドアップのロクがいた。
周りにも大勢の人がいた。昨日の宴会でみんな広場で雑魚寝していた…
二人で寝る事はあるけど、いつも背中を向けて寝るし、久々にロクの寝顔をみた。
どうしよう…シャッターチャンスだよ!?
周りを見渡したらみんな爆睡している。
僕は恐る恐るポケットにある携帯を取り出して撮った!!
:08/03/12 22:40
:F905i
:h.F6yZXg
#116 [YOU]
パシャ
音が!!やばいよぉ!とっさに携帯を畳んで寝たふりをした。
セーフ…起きない。
みんなで呑むのもたまにはいいかな?そう思いながらロクの顔を見ていたら、物すごーくキスがしたくなった。
でも…周りにはみんながいるし、考えた結果!!毛布を頭まで掛けてこのビックチャンスに挑むことにした。
:08/03/12 22:44
:F905i
:h.F6yZXg
#117 [YOU]
髪をなでると「んん…」と声を出したので驚いたが、少し様子を見張っているとまた静かに寝息をたてだした。
決心のため息をして、僕は息を殺しながら唇にキスをした。
よし!!大丈夫、反応なし!
味をしめた僕はもう一度さっきより長めのキスをした。
次の瞬間!僕の腰に手を回してきて長いキスをされた
「ん…っ」
:08/03/12 22:48
:F905i
:h.F6yZXg
#118 [YOU]
夢の中なら凛を犯す事もできる…
こうしてキスする事も許される。
このまま、ずっと…
でも、夢にしてはやけに肌の感触があると思った俺は目を開けてみた。
そこには目を見開き顔を赤く染めた凛がいた。
『……ロ…ク』
なんて事をしてしまったのだろうと自分の手が震えてくるのがわかった。
:08/03/12 22:54
:F905i
:h.F6yZXg
#119 [YOU]
慌てて起き上がり急いで広間を抜け出した。
自分の部屋に戻ると凛が追ってくる。とにかく今は一人になりたい!と思った俺はシェルターに逃げる事を思いついた。
胸の高鳴りがまだ止まない…
僕は追いかけたくても腰に力が入らず立ち上がる事すら出来なかった。
あんなキス初めて…
:08/03/12 22:58
:F905i
:h.F6yZXg
#120 [YOU]
我にかえった僕は急いでロクに電話した
電波の届かない場所か…
ムカつく!僕はロクを探しに行った。逃げることないじゃん!!
部屋にもいない…僕の部屋にも、半分いじけた僕はとりあえず、風呂に入った。
一方…
シェルターの換気扇の下でタバコをふかしていた俺は大きなため息をつきながら…
深く反省していた。
:08/03/12 23:04
:F905i
:h.F6yZXg
#121 [YOU]
とりあえず…風呂入ろ。
広間で寝ていたメンバーもみんな起きだした。
二日酔いの者、呑み足りない者もいたが、いつもの生活が戻ろうとしていた。
今日…タバコ何本吸ったかな。
吸いすぎで病気になりそうだ。次のに火をつけようとしたら空だった…
自分の部屋に行かなくてはいけない…
凛の行動を思いおこす。今の時間なら風呂に入ってるはずとふんだ俺は急いで自分の部屋へ急いだ。
:08/03/12 23:18
:F905i
:h.F6yZXg
#122 [YOU]
ドアを閉め、大きなため息をつく、なぜ?自分の家でコソコソしてんだ?
そんな事を考えながらカートンを持ち部屋を出ようとしたら外から声がする。
『ロクしらない?』
やばい…聞き込みしてるよ。
『シェルターにもいないんだよなぁ〜どこ行ったんだろー』
声が近付いてきたので急いで押し入れの中に隠れた。
:08/03/12 23:22
:F905i
:h.F6yZXg
#123 [YOU]
俺は襖の隙間から見守った。
探してるよ…あいつ、また髪濡らしたままでチョロチョロして。
凛はため息をついて部屋を出て行った。
俺は安堵のため息をつき、シェルターへ戻った。1カートンあればしばらくはいけるな…
そんな事を考えながら扉を開けてタバコをくわえリビングを抜けようとした。
ソファーに凛が座っていた。
『おかえり、ロク』
:08/03/12 23:28
:F905i
:h.F6yZXg
#124 [YOU]
『ただいま。』
俺が引き返し部屋を出ようとしたら
『駄目だよ、僕が鍵をもってるし』
最低だ…俺とした事が気を抜いていた。
静かにキッチンに向かい落ち着こうと一服しだした。
あいつ、あんなに要領よかったっけ?
リビングへ諦め半分で行くと沢山の食べ物が散乱していた。
『一緒に食べよ?』
『うん。』
良かった…いつも通りだ
:08/03/12 23:33
:F905i
:h.F6yZXg
#125 [YOU]
:08/03/12 23:34
:F905i
:h.F6yZXg
#126 [YOU]
:08/03/14 17:59
:F905i
:jeTnjdIc
#127 [YOU]
しばらく俺達は他愛もない話をしていた…
でも、普段と何かが違う。凛が酒を呑んでいること…
深いため息がでる…
『ロク!!なんで呑まないんだよ!』
『俺はいーよ…具合悪くなりそうだし』
『徠の酒は呑めて僕の酒は呑めないのかよ!!』
:08/03/17 23:01
:F905i
:FcR5dPd.
#128 [YOU]
それを言われると辛い…一杯だけお酌してもらった。
本人は確実に酔っている、癖ずいたらどうしようと考えていた矢先。
ガチャ――――――ン!!
立ち上がろうとして凛がフラついて倒れた。
『おぃ!大丈夫か!?』
『…うん。ちょっとフラついただけ…』
本人は必死に平静を装っていたが、ここ最近の遊び癖で疲れは確実に凛の体力を奪っている。
:08/03/17 23:06
:F905i
:FcR5dPd.
#129 [YOU]
俺は凛を寝室へ運んだ。
『ちょっと、降ろせよ!まだ寝ないよ』
『ダメだ。お前最近調子にのって遊びすぎ。また入院したいのか?』
『…………』
お酒の効果もあったのかもしれない、凛はすぐに深い眠りに入った。
シェルターの外へ出るといつもの場所に徠がいた。
『お疲れ…』
声をかけると徠はタバコをふかしながらこっちを向いて微笑んだ。
:08/03/17 23:11
:F905i
:FcR5dPd.
#130 [YOU]
『ロク…呑みに出るか?』
『いいね…久々だ行こう』
2人で呑みに出るなんていつぶり??と考えるぐらい行ってない。
思えば凛が俺にべったりになって正直、徠とゆっくり話をする時間もなかったし…
そうこう考えている間に徠の行きつけのクラブについた。
扉を開けると生花のバラが綺麗にいけてあり良い香りがする。
その通路を抜けると薄暗いがいやらしさがない位の照明…
カウンターバーとボックス席がありきちんと仕切られていて、落ち着く内装だ。
:08/03/17 23:19
:F905i
:FcR5dPd.
#131 [YOU]
一番奥のボックス席に案内された俺達は久々のリラックスで酒が進んだ
『いらっしゃいませ』
視線を上げると黒髪を綺麗にまとめ、着物を着こなしている女性がいた。
普通に美人な女性だと思っていた。
『ロク。これがママの香澄だ』
『はじめまして、この人から噂はしょっちゅう聞いていますよ、本当にハンサムね。』
【この人】??何故か俺はその言葉に引っかかった。
…もしかして、この2人、そう考えていたら
:08/03/17 23:26
:F905i
:FcR5dPd.
#132 [YOU]
『腹減ってないか?』
『軽く…小腹空いたかも』
ママがスッと立ち上がりどこかへ行ってしまった。チャンス!!と思った俺は…
『間違ってたらごめん!もしかして…ママとつきあってる??』
徠はにブランデーを一気に飲み干した。
『お前にはやっぱりかなわんなぁー!なんでもお見通しか…』
少し照れ臭そうに笑っていた。
『大事な兄貴だし、わかるよ』
:08/03/17 23:31
:F905i
:FcR5dPd.
#133 [YOU]
『いらっしゃいませ…』
話していたら声が掛かった。若い女性が立っていた…
あれ?この子…どこかで
『ロクさん…?』
『…雪』
あっけにとられた俺はしばらく硬直していた。
まだ、未成年だろ?
雪が席についてから会話が耳にはいってこない。
ボォーっとしていたら雪が席を立った。
:08/03/17 23:36
:F905i
:FcR5dPd.
#134 [YOU]
俺も便乗して追いかけ、トイレの前で捕まえた。
『おぃ…お前、ここのオーナーは年をしってるのか?』
静かにうなずく。そのまま下を向いて黙りこくってしまった。
俺は、何がしたいんだ?
『親は知ってるのか?』
『親はいない、ママの所でお世話になってる』
それを聞いて少し安心した。
『なんでこんな所で働いてるんだ??』
:08/03/17 23:40
:F905i
:FcR5dPd.
#135 [YOU]
『学費とか生活費…』
そう言って彼女は俺の腕を振り払いスタッフルームに消えていった。
『具合でも悪いか?』
席に着くなり徠が心配してくれた。
気を取り直し、呑みだした。
徠とママが席を外し、雪と2人きりになった。
『雪?あんまり無理するなよ…』
この言葉を言った後、雪は大きな瞳を更に大きく見開き、小さくありがとぅと言った。
帰り際に携帯の番号を書いた名刺を貰った。
:08/03/17 23:45
:F905i
:FcR5dPd.
#136 [YOU]
:08/03/17 23:46
:F905i
:FcR5dPd.
#137 [YOU]
俺にどうしろってんだ?
そんな事を考えながら俺達は家路についた。
『今日はありがとう。』
『また、行こうな』
そして俺達は自室に戻った。俺は雪から貰った名刺を見ていた。
何故だろう…彼女を放っておけない気がした。
考えているうちに朝がきた…
今日は学校か…
結局、俺は一睡もする事が出来なかった。
:08/03/18 00:01
:F905i
:GS8gmEAM
#138 [YOU]
とりあえずシャワーを浴びて目を覚まし、凛を起こしに行った。
静かに部屋に入るとまだ寝息をたてていた。
無防備な寝顔を見ていると、自然と笑みがこぼれる。
可哀想と思いつつ起こしに入る。
『時間だぞ?起きろ。』
ん――…。と声を出し眉間にシワを寄せて背伸びをしているこいつは、猫みたいだ。
『おはよう…ロク』
少しかすれた声で挨拶してきた。
:08/03/18 00:05
:F905i
:GS8gmEAM
#139 [YOU]
背中をポンポンと叩き気合いを入れてやる。
そうでもしないと動きださない…
また今日からいつもの生活が始まる。
父と母も今日、帰ってくるし…身を引き締めなければ。
学校生活はたのしい。
唯一、自分でいられる場所だ。
凛とはクラスも一緒で共通の友達が多い。
俺と凛は専攻してるものまで一緒だ。
まぁ…双子だし、それはいいと思う。
成績は、俺の方が上だ。
:08/03/18 00:10
:F905i
:GS8gmEAM
#140 [YOU]
しかし…眠い。
昼を食べたら一気に睡魔がやってきた。
誰かの呼ぶ声がする…
このまま寝ていたいのに、目を覚ますと凛が何かを言っていた。
『大丈夫?具合悪い?』
自分でもわからなかった。どうしてこんなに眠たいのか…
凛の問い掛けに返事するのも面倒だった俺は手でOKマークを作って起き上がった。
『どうした?大須賀が居眠りとか珍しくない?』
:08/03/18 00:16
:F905i
:GS8gmEAM
#141 [YOU]
4人いつもの仲間でマクドへ行った。
『だよね〜?大須賀ぁ、昨日何してたんだ?夜遊び!?女か!?』
尋問かよ…確かに昨日は徠と呑みに行ったけど、口が裂けでもって言えない…
俺は凛に視線を向けてみた。確実に疑ってるよ…
なんで今日は俺がターゲットにならないといけないんだ?
重いため息が出た。
その時、珍しい奴から解散コールがかかった。
『相当疲れてるんでしょ!早く帰って寝た方がいいよ…』
『サンキュー』
:08/03/18 00:23
:F905i
:GS8gmEAM
#142 [YOU]
凛が俺に気を使ってくれた事は凄く嬉しかった。
でも…なんか怖かった
自宅に戻ると父と母はまだ帰って来てなかった。
俺達は各自課題に取りかかっていた。
しばらくして、外で車の音がした。
部屋から出ると徠が門の方へ出て行く所だったので、俺もついていった。
久々にみる両親はとても充実しているように見えた。
俺は母の方へ荷物を取りに行った。
:08/03/18 00:28
:F905i
:GS8gmEAM
#143 [YOU]
『変わりはなかったかい?凛は?』
『今、課題を自室でやってます。』
『そう…ご苦労だったね、ゆっくりお休み』
えっ…?母から俺に労いの言葉、初めての事に言葉をうしなった。
『驚いた、鬼にも少しは心があるんだな』
徠が俺の隣でコソッと話しかけてきた。
確かに意外だ…
2人で笑いながら屋敷の中に入ると凛が仁王立ちして待っていた。
:08/03/18 00:32
:F905i
:GS8gmEAM
#144 [YOU]
雷に別れを告げ、どうした?と聞いてみたら、置いていった事にキレていたらしい…
罰として課題を手伝わされる羽目になった。
俺の部屋にきて大人しく課題をやり始めた。
『今日あれだけ爆睡してたくせに、なんで僕より課題が早く上がるんだよ!』
クスッと笑って俺も手伝っていた。ブツブツ言いながらも頑張ってる凛は可愛いと思った。
俺が教えているとノックの音がした。
:08/03/18 00:37
:F905i
:GS8gmEAM
#145 [YOU]
母がやってきた。
俺は下を向き、反射的に目を合わさないようにしていた。
『おや…勉強ははかどっているかい?』
凛の隣にすわり、母は楽しそうに話をしている。もちろん凛もだ…
課題が終わった俺は自分の部屋にも関わらず、息苦しくなって、外の空気を吸いに行った。
胸の辺りが重苦しい…
いつもの場所にこしかけタバコを吸い出した。
:08/03/18 00:41
:F905i
:GS8gmEAM
#146 [YOU]
:08/03/18 00:42
:F905i
:GS8gmEAM
#147 [YOU]
ここが一番落ち着く…
上を向いて煙を吹いたら空には星が輝いていた。
綺麗だ、
この囲いから飛び出せたら、自由になれたら…
後ろに気配を感じ、振り返ってみると母が立っていた。
『自由の身になりたいかい?ロク…』
いいえ、と答えて下を向いていたら母が口を開いた。
:08/03/18 18:53
:F905i
:GS8gmEAM
#148 [YOU]
『死んでしまえば自由だよ。あんたにはその勇気すらないだろうけどね』
甲高く笑いながら去っていった。
母さん…
どうしてロクをそこまでいじめるの?
僕は出て行こうとして途中まで行って隠れてしまった。
:08/03/19 23:16
:F905i
:yDsPbRoo
#149 [YOU]
聞き耳を立てているとロクに対して酷い言葉を浴びせている母がいた。
ショックで言葉が出なかった。母がいなくなるのを確認して、僕はロクの元へ行こうとしたが、足がうまく動かない。
勇気のない自分に腹立たしさを感じながらロクを見守っていた。
どうして…こんな苦しい思いをしている時でも、ロクはこんなに輝いていて見えるんだ?
タバコに火をつけ髪をかきあげながら小さく笑い出した。
ロク…?泣いてる?
:08/03/19 23:20
:F905i
:yDsPbRoo
#150 [YOU]
もう、俺は大須賀家にはいらない人間か…
そう思ったら笑いが出てきた。
面と向かって「死ね」なんて言われたらそりゃ、驚く…
後ろから温かい手が伸びてきた。
凛??
『なんでお前が泣くんだよ…どうした?』
俺の背中にしがみついてきて声を殺して泣いている…
:08/03/19 23:25
:F905i
:yDsPbRoo
#151 [YOU]
『家…出よう、ロク』
全く…何を言い出すかと思ったら。
まさか…さっきの母との会話を聞かれたとか?
とにかく、このままでは母に見つかるかもしれないので部屋へ連れて行った。
部屋へ戻っても泣き止まない…
『落ち着いたか?』
目を赤くして静かに頷いたが、まだ瞳からは涙がこぼれている。
:08/03/19 23:29
:F905i
:yDsPbRoo
#152 [YOU]
お茶を一口飲んで、ゆっくり話始めた。
『僕…来月には家出るよ、だからロクも一緒に行こう!?』
『それはできない。2人が賛成してくれるわけないだろ?』
『じゃあ…このままロクの苦しむ姿を一生見ないといけないのかよ!!』
机を両手で叩き怒りをあらわにしていた。
正直驚いた。いつの間にか成長してる…
俺の事を考えてくれているなんて、気持ちは嬉しいが…無理だ
:08/03/19 23:34
:F905i
:yDsPbRoo
#153 [YOU]
貯金もある程度あるが、無駄に使いたくない…
どうにか落ち着かせようとした時、急に立ち上がり凛は部屋を出て行った。
あっけにとられた俺はその場に取り残されたので、予習をし始めた。
しばらくたって、けたたましい声が近づいてきた。
また、父と母の喧嘩と思っていたが、俺の部屋の前で足音が止まったので扉を開けてみると…
凛が必死に母を制止しようとしていた。
:08/03/19 23:38
:F905i
:yDsPbRoo
#154 [YOU]
『殺してやる!!!』
凄まじい殺意を感じた俺は動く事ができず、金縛り状態だ…
しかも、母の手には拳銃が握られていた。
…………うそ…だろ?
『おぃ!てめぇら何やってる!』
父が来た…
『お前もみっともねぇ事するな、早くしまえ!!ロク!こっちこい!!』
父に心から感謝した、もしこのまま来てくれなかったら今頃、本当に殺されていたかもしれない。
:08/03/19 23:43
:F905i
:yDsPbRoo
#155 [YOU]
俺は父の後を追って歩いて行っていた…
次の瞬間…脇腹の辺りに激痛と熱を感じた…
激痛部分を触って自分の目で確認すると…
――…血だ…
『ロク!!』
声のする方へ目をやると一目散に徠が走ってきていた…
俺は周りの声も何も聞こえなくなり、そこで…
意識をなくした。
:08/03/19 23:47
:F905i
:yDsPbRoo
#156 [YOU]
:08/03/19 23:50
:F905i
:yDsPbRoo
#157 [我輩は匿名である]
面白いデスよ

頑張って下さいね

:08/03/20 00:15
:P905i
:82dFA/Zs
#158 [YOU]
我輩は匿名であるさん


ありがとうございます

すこぶる元気になりました

頑張りますので最後までお付き合いお願いします


:08/03/20 12:53
:F905i
:61jbBA/w
#159 [YOU]
次に目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。
――…息苦しい…
誰か…マスクを…取ってくれ
自分の体なのにゆう事をきいてくれない…
その時、マスクを外してくれる手が見えた。
目を動かすとそこには…
……六代目、父がいた
『喋らなくていい、今回は悪かった。無事でよかった』
:08/03/21 23:22
:F905i
:D8KcIpY2
#160 [YOU]
どうして父が!?
どうして俺の看病をしてくれている??
他に誰かいただろう??
『大丈夫だ、安心して眠れ、ここは安全だ、あいつもこない…』
そう言いながら父は額の汗を拭いてくれていた。
『大丈夫だ…ロク』
どうして…あの父が、こんな優しい表情でこんなに優しい言葉をかけてくれる?
俺は父の言葉に安心して、眠りについた。
:08/03/21 23:26
:F905i
:D8KcIpY2
#161 [YOU]
………夢をみた…
それは幸せな夢だ。
幼い頃の俺達。
隣で凛が笑ってる…父もいる、
突然真っ暗になって、独りになった俺は立ち止まっていた。
母が突然出てきて、恐ろしい形相で俺を追い掛けてきた!!
走り続けても出口はない、母に追い付かれそうになって、夢から現実に戻された。
目を覚ますと
凛…兄貴達…
『ロク!?ロクぅー!』
:08/03/21 23:31
:F905i
:D8KcIpY2
#162 [YOU]
…また泣いて
徠もいた。みんなずっといてくれたらしい。
父は?どこへ行ったんだろう。
普段は殺気立っているみんながこんなに心配してくれる。
照れ臭いので、心の中で何度も「ありがとう」と呟いた。
夕方になり、みんなは屋敷に帰って行ったが、凛が泊まりで俺の世話をしてくれるらしい…
ゲームに雑誌、トランプや色々…
:08/03/21 23:36
:F905i
:D8KcIpY2
#163 [YOU]
気を使ってくれていたんだろう…
妙に明るく振る舞っている。
昨日、寝てないんだろう、目を真っ赤にして…
でも…やっぱりこいつといると落ち着く。
凛は看護婦達ともすぐに仲良くなっていた。
これは天性だな…と思った。
誰かが俺を呼んでいる…
:08/03/21 23:41
:F905i
:D8KcIpY2
#164 [YOU]
目を覚ますともう、朝だった。
看護婦が検温の時間で来ていた。
凛はまだ寝ていると思い、隣のベッドを見るといない…
トイレでも行っていると思っていたら。
『お兄さんの事大好きなんでしょうね?』
はっ??何を言ってるんだと思い、看護婦の視線の方へ目をやった。
:08/03/21 23:44
:F905i
:D8KcIpY2
#165 [YOU]
布団の隙間から薄茶色の髪の毛が見えた。
うそだろ!?
自分の顔が一気に赤くなる感覚を覚えた。
いつの間にか俺のベッドに入って来ていた。
俺は必死に起こした。看護婦は起こさなくていいと言うが、そうゆうわけにはいかない!!
頬を叩いても起きないので、思い切り引っ張ってみた。
『いっ…いたーい!!』
:08/03/21 23:49
:F905i
:D8KcIpY2
#166 [YOU]
その光景に看護婦は笑っていた。
超不機嫌モードな凛を見て、俺も笑った。
朝食をとり、凛とまったりしていたら徠がやってきた。
『調子はどうだ?』
不器用な兄貴…
精一杯の労いの言葉だろう、少し不自然でおかしかった。
香澄さんお手製のお弁当を持ってきてくれたらしい。
こんなに沢山…絶対無理だよ!!
:08/03/21 23:55
:F905i
:D8KcIpY2
#167 [YOU]
でも、せっかくのご馳走だ…病院食は味気ないし
3人で美味しく食べた。薬を飲んで俺は少し眠ってしまったらしい…
母に撃たれた傷は徐々によくなっているはず…
でも、こんな生活いつまでも送っていたら、確実に太るよ!!
そんな事を重いながらもまた眠りについた。
次に目を覚ましたのは夕方だった。
恥ずかしながら、また看護婦に起こされてしまった。
:08/03/22 00:01
:F905i
:kutYi3W.
#168 [YOU]
『弟さん荷物とりに帰られましたよ?』
弟じゃないのに…まぁ、いーや。
テレビを観ているとノック音がした。
入って来たのは徠だった。
『今日は2回目だね』
なにやら神妙な面もちだ…
『…ちょっと、話があってな』
『話?』
徠の表情がいつもと違う、すごく話ずらそうだ。
:08/03/22 00:06
:F905i
:kutYi3W.
#169 [YOU]
俺は変な胸騒ぎを覚えた。
でも、話し始めるまで俺はゆっくり待っていた。
しばらくの沈黙の後、やっと口を開いてくれた。
『屋敷を出ていいって…』
『えっ??』
頭が真っ白になった反面、色んな考えが頭の中を駆け巡った。
だから父は俺を労ってくれたのか??
:08/03/22 00:10
:F905i
:kutYi3W.
#170 [YOU]
指先が冷たくなって、徐々に感覚がなくなりはじめてきた。
『六代目がまた、打たれたらかなわないって言い出してな…』
『……………』
徠の顔がさっきよりも深刻で険しくなってきた。
『あと…六代目の事なんだが』
まだ何かあるのか??
『何??』
病室の空気が張り詰めていた。俺は緊張もピークで、ついつい急かしてしまった。
:08/03/22 00:14
:F905i
:kutYi3W.
#171 [YOU]
『…徠?』
『お前は…あの両親とは全く血縁関係がないんだ』
さらに頭の中が真っ白になった。
何を言っている?俺は親子じゃないって、どーゆう意味?
じゃあ、俺はなんのためにあの屋敷にしがみついていたんだ?
『ただいまー!!』
:08/03/22 00:18
:F905i
:kutYi3W.
#172 [YOU]
訂正です

#173
打たれたら×
撃たれたら○
すみません



:08/03/22 00:20
:F905i
:kutYi3W.
#173 [YOU]
てことは…??
病室に戻ってきた凛。
―――…凛とは??
『ロク?どうしたの?』
赤の他人て事なのか?兄弟でも何でもない?
凛はこの事実を知っているのか?
『ロク?徠!?どうしたんだよ!深刻な顔してさぁ〜?』
:08/03/22 00:24
:F905i
:kutYi3W.
#174 [YOU]
:08/03/22 00:25
:F905i
:kutYi3W.
#175 [YOU]
『ごめん…ボォーっとしていた』
頭を撫でてやると犬みたいに喜ぶ…
俺がいないと寂しいって泣く…
いつも…一緒じゃないと嫌だと我が儘を言う。
凛を心の底から大切と思う気持ちは嘘じゃない。
『ロク!?』
:08/03/22 13:56
:F905i
:kutYi3W.
#176 [YOU]
名前を呼ばれて我に返った。
病室にいた徠がいない…
その時携帯が鳴った
【夜、また行く凛を早めに眠らせとけ】
徠からのメールだった。これ以上何があるんだ?
凛て話をしていても話が頭に入ってこない。
こいつを寝かせるには…酒に頼るしかないな。
そう思い立った俺は兄貴が見舞いで持ってきてくれた酒をだした。
:08/03/22 14:02
:F905i
:kutYi3W.
#177 [YOU]
酒を出した途端に凛は目を輝かせた。
これはチャンスと思いグラスに並々とついで呑ませた。
『美味しいぃー!ロクは呑めないもんなぁ〜』
十分一人で楽しんでるよ…相変わらず面白い。
なんか騙すみたいでイヤだけど、俺の家族の話は正直知りたい。
双子って思っていたけど何一つにている所がない。今…思えばだけど。
:08/03/22 14:14
:F905i
:kutYi3W.
#178 [YOU]
『んー…軽く眠くなってきた…』
お酒の効果は絶大だった。知らない間に酔って眠くなってくれた。
『こっちおいで、横で眠ればいい…』
そう言うとうれしそうな顔をして喜んだ。
傷口付近に気を使いながら優しく滑り込んで俺に巻きついてきた。
『ロクぅ…大好き』
そう言って眠りについた
:08/03/22 14:22
:F905i
:kutYi3W.
#179 [YOU]
俺は優しく頭を撫でていた。
静まり返った室内…
あまりの静かさで頭がおかしくなりそうだ。
携帯のバイブが鳴った。メールを開と徠だった…
【ドアまで歩けるか?】
俺は凛から離れて少し痛む脇腹を押さえながらドアへ向かった。
開けると徠が車椅子を持って待っていてくれた。
病院内の喫煙ルームに連れて行かれ、久々のタバコを吸った。
:08/03/22 14:26
:F905i
:kutYi3W.
#180 [YOU]
:08/03/22 14:28
:F905i
:kutYi3W.
#181 [YOU]
『徠?話してくれるんだよね…?』
徠は無言で頷いてゆっくり話しだした。
俺が幼少の頃、両親は亡くなったらしい。
俺の父と六代目は公私共に中が良かった。
あと、妹が一人…俺は今の大須賀家に引き取られ、妹は祖父母の元にいたらしいが、施設に預けられ、今の生息はわからないらしい…
俺の父は六代目をかばって死んだらしい…
:08/03/22 15:02
:F905i
:kutYi3W.
#182 [YOU]
六代目は息絶えそうな父にこう…約束したらしい。
ー命にかえても守ってみせるー
六代目は俺を本当の息子のように可愛がってくれていたと、
でも、母がそれを許してくれなかったらしい。
母にこの真相を伝えていないから、あんな酷い目に合わせてしまったし、殴ったりもしたと…
六代目は本当に申し訳ないと言っていた事も…
話を聞いた後、俺は生まれて初めて声を出して泣いた。
:08/03/22 15:07
:F905i
:kutYi3W.
#183 [YOU]
そんな事も知らず、六代目を恨んだ事もある。
後悔の気持ちが更に俺の感情を刺激する。
徠は黙って背中を優しく叩いてくれた。
今まで溜まっていた何かが全部出て、泣き終わった後、気分が楽になった。
タバコを一本吸い出したら、徠が口を開いた。
:08/03/22 15:11
:F905i
:kutYi3W.
#184 [YOU]
『どうする?退院したら屋敷戻るか?それとも、親父の言う通り出て行くか…』
もう…大須賀家に執着する事はないんだ。
と思ったら、胸にポッカリ穴があいたみたいな感覚に襲われた…
凛とも?
『大学、辞めて働くよ』
『仕事はこっちで用意するよ』
2人の間で沈黙が流れた…でも、伝えないと。
:08/03/22 15:15
:F905i
:kutYi3W.
#185 [なお]
:08/03/22 15:35
:W44K
:MQ4aJUTs
#186 [YOU]
:08/03/22 15:50
:F905i
:kutYi3W.
#187 [YOU]
『徠…大須賀じゃなくなっても、兄貴でいてくれる?』
徠は照れ臭そうに笑い、俺の頭に手を置き髪をクシャクシャにして
『当たり前だろ!?バカヤロー』
ありがとうと言い、病室へ戻った。
凛は酒の効果もあってか、爆睡していた。
静かにベッドに入り、寝顔を見ていた…
思い出が沢山ありすぎて胸がしめつけられた。
:08/03/22 21:52
:F905i
:kutYi3W.
#188 [YOU]
どう…別れを告げればいい?
考えているうちに俺も眠っていた。
眠りが浅いせいか、明け方には目が覚めていた
寝たいけど、眠れない…変な感覚におちていた。
窓から外を見ていてもまだ薄暗い…
ベッドから立ち車椅子に乗り換えタバコを吸いにいった。
:08/03/22 21:56
:F905i
:kutYi3W.
#189 [YOU]
いつもはザワついてる病院内も静かだ…
車椅子のタイヤの音だけしている。
喫煙ルームに入って一服して、もう一本吸おうと思ったら、外がザワついている。
何だろ?と思いながらもあまり気にせずに2本目に火をつけた。
ん?凛の声??もしかして!?俺を探してる?
ドアを開けてみたら…
『ロクぅ―――!?』
:08/03/22 22:03
:F905i
:kutYi3W.
#190 [YOU]
:08/03/22 22:03
:F905i
:kutYi3W.
#191 [YOU]
看護婦の制止も振り切り、俺の名前を叫び続けている…
しかも…何なんだ?あの情けない顔は
一人の看護婦が俺に気づいて凛に教えている。
すると、一目散にこっちに走ってくる…
幸いな事にお年寄りが多かったので、起きてるひとがいた。
『心配しただろ!!起こしてくれたら一緒に来たのにぃ〜』
『…お前』
:08/03/22 22:27
:F905i
:kutYi3W.
#192 [YOU]
俺は、凛の顔を見て吹き出しそうだった。
顔は涙でぐしゃぐしゃ、鼻水は出てるし、こんなに必死に探してくれた事は嬉しいけど…
そう思ったら俺の目頭が熱くなる感覚を覚えた。
自然と涙が出てきた。
気付かれないように、笑ってごまかした。
俺達は婦長にこってり叱られた。
ありがとう…凛。
:08/03/22 22:31
:F905i
:kutYi3W.
#193 [YOU]
病室に戻り、一段落した時、俺は提案した。
『凛、退院したら、旅行でもいかないか?』
隣に座り、テレビを見ていた凛はゆっくり俺の方を向き、目を大きく輝かせ、次の瞬間、抱きついてくるかと思いきや…
目を細め怪しむような顔でこう言った
『嘘くさいよ…今まで散々拒否してたのに、どうゆう風邪の吹き回しだよ…』
:08/03/22 22:40
:F905i
:kutYi3W.
#194 [YOU]
こんな時だけ鋭いな…
俺は必死に作り笑顔をしてみたが、凛は怪しいと言い続ける。
『一生懸命看病してくれたお礼だよ、絶対に行こうな?なんでもお前の言う事聞いてやる』
一瞬、凛は不安そうな顔で俺を見た。
あの目は生涯忘れられないだろう…
『…どっかいっちゃうの?』
:08/03/22 22:48
:F905i
:kutYi3W.
#195 [YOU]
―――えっ?
今…何て言った?俺達は赤の他人…
双子でもなんでもない。10年以上も一緒にいるからか?
俺はすぐさま、行く訳ないだろ?と笑ってみせたが、凛はまだ心配している…
『おかしいよ!いつも優しいけど…今日は特別に優しいよ?…怖いよ僕…いつかロクがいつか僕から離れていきそうな気がして…』
俺の腕を握る力が強くなった。
:08/03/22 23:06
:F905i
:kutYi3W.
#196 [YOU]
不安な顔で見るその瞳を見た。
返す言葉が全くと言っていいほど見つからない…
『ロク…』
呼ばれて気がついた、無意識のうちに凛を抱き締めていた。
『…ぐるじぃ……』
『あっ…ごめん』
腕の力を緩めた。
何て言えばいい?大丈夫、そばにいる?
馬鹿だなぁ…とでも言えばいいのか?
:08/03/22 23:10
:F905i
:kutYi3W.
#197 [YOU]
:08/03/22 23:26
:F905i
:kutYi3W.
#198 [YOU]
皆さんこんばんは


今、風邪をどっぷり引いてダウンしてます

更新、しばしお待ち下さい。m(_ _)mすみません…
:08/03/24 21:05
:F905i
:XabTkOwc
#199 [李恋]
いっきに全部読んぢゃいました

☆ヒカリ☆←スッゴくおもしろいですね

続き楽しみにしてます

:08/03/24 22:41
:D904i
:uF31lwwY
#200 [YOU]
李恋さん

面白いとか言ってもらって嬉しいです

今日から復活して、書き出しますね

:08/03/26 12:59
:F905i
:hTPDN1WI
#201 [YOU]
『んじゃ…行くのやめよっか?凛が乗り気じゃないみたいだし、残念』
俺はため息をつきながら背中をポンと叩いた
『ヤダ!!行く!!』
必死の形相で俺を見る。俺は勝ち誇ったようにいじめてやる…
『行きたくないんだろ?無理すんなって』
こうやって凛をいじめるのは正直楽しい…
:08/03/26 21:16
:F905i
:hTPDN1WI
#202 [YOU]
どんどん必死な顔になって…
最後には泣かせてしまう
俺ってSなんだなぁ…と我ながら呆れてしまう。
『ウソ!冗談だよ!言ってみただけ、旅行行こうよ!!ロク!!』
俺の両腕を持って目をキラキラ輝かせる凛を見ているのは楽しい。
それでも俺はまだ折れなかった。
:08/03/26 21:23
:F905i
:hTPDN1WI
#203 [YOU]
ベッドから起き上がり、タバコを吸いに行くために車いすに座った。
凛は突然の事にキョトンとしている。
次はどう出てくるかと思ったら看護婦が入ってきたと同時に、有り得ない声のでかさで…
『…ロクの意地悪――――!!』
俺はイジメがまた過ぎたことを後悔して、凛の元に戻った。
看護婦は後でまた来ると気を利かせてくれた。
:08/03/26 21:28
:F905i
:hTPDN1WI
#204 [YOU]
凛と言えば…3歳児の子供が泣きわめく勢いで泣いている。
『……ごめん…凛』
ベッドに伏せて泣いていた凛が急にピタッっと泣き止んで動かなくなった。
肩に手を置くと様子がおかしいよ…
首に手をやると熱い
急いでナースコールを押し、看護婦が熱をはかってみると39℃…
嘘だろ?俺がついておきながら…
:08/03/26 21:32
:F905i
:hTPDN1WI
#205 [YOU]
すぐに点滴の準備をされ、気を失った凛を俺のベッドで寝かせる事にした
俺はとりあえず一服しに行った。
喫煙ルームに入った途端、ノックされた。
振り返ると凛が懐いていた看護婦だった。
挨拶を交わし、俺の前に座ってきた。
『凛ちゃん、あなたが眠ってる間、いつも何してるか知ってる?』
俺は無言のまま看護婦を見て首を振った。
いつも?俺の隣で寝ていたような…
:08/03/26 21:38
:F905i
:hTPDN1WI
#206 [YOU]
『選択したり、あなたの身の回りは全部、凛ちゃんがしてくれてるのよ?』
俺はそれを聞いて激しくむせた…
そんなはずないだろ!?いつも一緒に寝て、俺より遅く起きる。
『あなたの少しでも役にたちたいって…いつも守ってきて貰ったから、少しでもって…』
あの…凛がそんな事を?胸の辺りがじわっと熱くなる。
看護婦が喫煙ルームを出て行くときに、
『もう少し、凛ちゃんに優しくしてあげてね?』
:08/03/26 21:44
:F905i
:hTPDN1WI
#207 [YOU]
と言われて、返す言葉がなかった。
それから病室に戻ると、凛が目を覚ましていた。
俺を見て、大きな瞳から涙を流している。
その姿を見て胸が痛んだ
なぜ…俺を呼ぶ?お前に何もしてやれないのに…
今から別れを告げなくてはならないのに…
『ロク…ロクぅ…ウッ…』
:08/03/26 21:47
:F905i
:hTPDN1WI
#208 [YOU]
俺は凛を抱きしめた。周りに看護婦がいても関係ない…
ここにいる…大丈夫だ…と言っても泣き止まないし離してくれない。
精神的に参ってるんだろう…全部、俺のせいだ。
睡眠薬を処方してもらい飲ませる事にした。
こんな興奮状態でいられたら熱が下がらなくなる
夜になって携帯が鳴った見知らぬ番号…
無言のまま出てみる。
『…もしもし?ロクさん?』
この声は…
:08/03/26 22:14
:F905i
:hTPDN1WI
#209 [YOU]
『雪か?』
受話器の向こうから「うん」と聞こえる。
どうやら香澄さんに聞いたらしい…
遅くなったけど見舞いに来たと…って、もう深夜の12時近くだぜ!?
すぐ降りると伝え、タバコと携帯を持ってフロアに降りた。
静まり返った真っ暗な中に雪は座っていた。
俺を見つけるとゆっくり立ち上がり礼をしてきた。
『お前、こんな時間になに考えてんだ。危ないだろ?』
『ごめん…でも、これ渡したかったから』
:08/03/26 22:19
:F905i
:hTPDN1WI
#210 [YOU]
雪がくれたのはお守りだった…
手作りの…
『早く元気になってね、じゃ…!!』
『ばか!こんな時間に一人で帰らせるわけにはいかないだろ!?着替えて来るから待ってろ』
ちょっと傷が痛むけど、大丈夫だろうと思い、雪を送ろうとした。
雪は大丈夫と言って帰ろうとする。
タクシーに乗って帰れ!と言ったらようやく首を縦に振った。別れ際に
『また、電話してい?』
:08/03/26 22:24
:F905i
:hTPDN1WI
#211 [YOU]
俺は少し戸惑ったが、落ち着い連絡すると伝えた
雪は優しく微笑み手を振って帰って行った。
朝起きて凛の額に手を置く、熱が下がっていることに安心した。
しばらくして看護婦が検温しにきた。
:08/03/26 22:28
:F905i
:hTPDN1WI
#212 [YOU]
んっ…眩しいぃ…頭痛いなぁ…ロクは?
急いで起き上がろうと思ったが、体が動かなかった。
声のする方へ顔を向けると僕の世界一大好きな人がいた。
あっ……そう言えば昨日、散々いじめられたんだ。そう思ったら、急にムカついてきた!!
顔をロクとは反対の方向へ向かせた
:08/03/26 22:33
:F905i
:hTPDN1WI
#213 [YOU]
『まだ怒ってるのか?凛??』
もぉ―――!!その声で名前を呼ぶのは反則だろ!?
ロクの奴、体が少し自由になったからって、僕の事無視してチョロチョロどっか行っちゃうし!!
僕って…そんなに必要ない存在なのかな…??
一人で考えこんでいたら耳に電流が走った。
―――…えっ??
耳を押さえて振り向くと悪戯そうに笑ってる奴がいたから思い切り睨んだ
:08/03/26 22:38
:F905i
:hTPDN1WI
#214 [YOU]
『怒るなよ…ブサイクになるぞ?…ほら、笑って』
そう言って僕を笑わせようとするけど、そう簡単には折れないぞ!と心に決めたんだからな!!
でも…一点の曇りもない真っ直ぐな瞳…
かっこいい…
ロクはベッドの脇に座り込み、僕を囲むように両腕を置き、ずっと見つめてくる。
:08/03/26 22:42
:F905i
:hTPDN1WI
#215 [YOU]
顔がどんどん近づいてくる。
自分の心拍数が上がるのがわかる…絶対に顔も赤くなってるよ!!
『機嫌…直してくれるか?』
優しく微笑む目を見て確実にうっとりしていた僕は、すっかりロクにほだされてしまったのだろう
無意識のうちに、首を縦に振っていた。
『ご褒美をあげる…』
:08/03/26 22:47
:F905i
:hTPDN1WI
#216 [YOU]
―――えっ!!
と思った瞬間に唇に温かい感触があった。
しかも!!ロクの顔が目の前にある…
『おぃ…キスする時ぐらい、目を閉じるのが礼儀だぞ?』
僕は言葉が出なかった。無言で頷きまた近付いてくる顔を見ながらゆっくり目を閉じた。
夢…??うぅん…僕は大好きな人と…キスしてるんだ。
口の中に舌が入ってきた!!
:08/03/26 22:52
:F905i
:hTPDN1WI
#217 [YOU]
:08/03/26 22:54
:F905i
:hTPDN1WI
#218 [YOU]
どっ!どうやって息したらいんだよぉー!!
苦しくなってロクの背中をパンパン叩いた
『どうした?』
『…息が……出来ないよ、ロクみたいに慣れてないし…』
そう言いながら口を尖らせた
ロクは優しく笑って耳元で…
『俺に任せればいぃよ』
:08/03/27 23:19
:F905i
:4g4F2B/g
#219 [YOU]
それだけ言って、耳朶を噛んだ…
なっ…なんか…変な感じだ。
ロクに触れられる所全てがこそばいよ…
『ロク…ンッ…好きぃ…』
涙が溢れてきた…ロクのキスは優しくて…
優しくて…なんだか切なくなった。
首筋から鎖骨にキスの雨が降る…
ロクの髪が肌に触れるだけなのにそれさえも感じてしまう…
:08/03/27 23:24
:F905i
:4g4F2B/g
#220 [YOU]
ボタンを外されて、胸にキスされた…
僕は我慢出来なくなって、ロクの腕を掴む力が次第につよくなる…
これ以上…何かされたら絶対変になっちゃうよ!!
『ロク!もっ…もう…やめてっ…』
ピタッと動きが止まり、僕の髪をかきあげながら…
『なんで?やめていいの?』
:08/03/27 23:29
:F905i
:4g4F2B/g
#221 [YOU]
見透かされているかのようにロクは意地悪そうに笑う。
カァ――――!!
自分の顔が赤くなっていくのがわかった…
そんな自分が情けなくて涙も止まらなくなった。
『ここじゃ…ヤダよ…』
精一杯言ってみたつもりだった。
もっと、ロマンティックな所でロクと愛し合いたかった…
:08/03/27 23:33
:F905i
:4g4F2B/g
#222 [YOU]
その思いとは裏腹にもう一人の自分が反応していた事に気付いた…
どっ…どうしよう…
『どこでしたい?凛』
また、耳元で熱を感じながらロクが話しかける。
どうして?今まで、一切僕に手を出してこなかったのに…
なんで急に!?パニックを起こしそうだよ!!
頭がパンクしそうな自分に落ち着け!!と何度言っても、自分の分身は治まらない…
:08/03/27 23:39
:F905i
:4g4F2B/g
#223 [YOU]
冷静になろうとすればするほど、熱を帯びて自分が大きくなっていくのがわかる…
気づかれたくない僕は、体を横向になぜかしてみた…
『凛??』
『トイレ…』
この場から逃げ出したいと考えた結果!!
トイレに駆け込む事にした。
下の処理をしよう。
不自然にならないように歩かないと!!
僕はとりあえず立ってみた。
:08/03/27 23:43
:F905i
:4g4F2B/g
#224 [YOU]
自分でもわかる…
歩き方確実におかしいし。だって!病室でエッチとか考えられないよ!
看護婦さんとか来たらどうしたらい!?
ロクと…エッチしたいけど、病室はヤダよ…
看護婦さん早く来ないかな…
ヒョコヒョコとトイレに向かっていた。
『どうした?歩き方おかしいぞ?』
もぉ…何とでも言ってよ!!僕は怒りを感じながら先を急いだ。
:08/03/27 23:47
:F905i
:4g4F2B/g
#225 [YOU]
トイレの中に入り、無事来れた事に大きなため息をついた…
瞬間、後ろに気配を感じた僕は振り返った。
そこには、ロクが立っていた…
『なっ…なんで!?』
そう…このトイレ、車いすのまま入れるように出来ている。大人2人は余裕で入れる広さだった。
『具合、悪そうだったから…』
僕は声がでなかった。ロクってこんな性格だった!?
:08/03/27 23:51
:F905i
:4g4F2B/g
#226 [YOU]
こんばんは

今日は少ししか更新できず、すみません

感想お待ちしてます…

http://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3412/
:08/03/27 23:53
:F905i
:4g4F2B/g
#227 [YOU]
:08/03/27 23:53
:F905i
:4g4F2B/g
#228 [YOU]
#206で訂正です

選択したり×
洗濯したり○
です

申し訳ありません
:08/03/28 20:44
:F905i
:Wl5/2d7M
#229 [YOU]
『大丈夫だよ…ありがとう。もぅ…出て行ってよ恥ずかしい…ンッ』
追い出そうとしたのに、強引にキスされた…
『…ふっ…んン』
力が入らない。膝がガクガクしてる…
こんな事されたら、収まりがつかなくなるよ!!
ロクの意地悪!!
便座の上にようやく座らせられた僕は、放心状態だった。
次に気づいた時は下のズボンも下着もすべて脱がされていた。
:08/03/28 23:20
:F905i
:Wl5/2d7M
#230 [YOU]
うそ…
『やっぱり…凛、反応しまくってたんだ…やらしいなぁ…』
必死に上の服で隠していても隠れるわけないし、おさまるわけない…
無理矢理手を後ろに回され抵抗できなくなった。
『やっ!!…やだ!ロク』
口の前で人差し指を立てて「しぃー」っと言うとまた、耳元で囁きだした。
『看護婦にバレるよ?そろそろ来るから…』
:08/03/28 23:26
:F905i
:Wl5/2d7M
#231 [YOU]
声を出さないように努力しても…
悪戯そうに笑って、僕の分身を掻き回す…
『はっ…あっ…ンッ』
『凛…気持ちいいのか?』
小さなキスを何回もしてくる。
もっと…もっとロクに触ってほしい…
先からは蜜が溢れ出していてグチュグチュやらしい音を立てる。
その音を聞いて、余計に恥ずかしさがます。
:08/03/28 23:33
:F905i
:Wl5/2d7M
#232 [YOU]
:08/03/28 23:41
:F905i
:Wl5/2d7M
#233 [ユィ]
:08/03/30 09:45
:SH703i
:yuCQGZek
#234 [YOU]
ユィさん


アンカーありがとうです

今日の夜に更新するので…

お待ち下さいね

これからもヨロシクです

:08/03/30 12:48
:F905i
:D39HRveI
#235 [かな]
:08/03/30 20:27
:W44K
:FlPxgSig
#236 [YOU]
かなさん

アンカーありがとうです

もう少ししたら活動できそうなので

また遊びに来てくださいね

頑張ります



:08/03/30 22:46
:F905i
:D39HRveI
#237 [YOU]
『やっ…やぁ…んっ…もぅ…』
ロクにしがみつき、頂点に達しそうな自分が女の子みたいに泣いているのが恥ずかしかった。
でも…そんなの、どうでもいぃくらい…気持ちいい…
自然と腰を動かしていた
『ロク…大好き!あっ…もう…イっちゃう!!』
大好きなロクにこんな事されて、僕は夢でも見てる気分だった。
:08/03/30 23:49
:F905i
:D39HRveI
#238 [YOU]
その時!!看護婦が声をかけてきた。
ロクはすっごい冷静に
『トイレなんで、後で』
看護婦はあっさり病室から出て行った。
足が震えてる…
一人だけ気持ちよくなって申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
何かお返ししたい!そう思うけど、体が動かない。
ロクはといえば、綺麗に拭いたり、衣類を整えてくれたりしてくれた。
:08/03/30 23:54
:F905i
:D39HRveI
#239 [YOU]
『いっぱい出たな…』
優しく笑って、軽くキスをしてくれた。
トイレからロクが出て行き、外で看護婦と何か話をしている。
僕は立ち上がる事すら出来なくて、座っていた。
看護婦が出て行った事を確認して、僕はベッドに転がりこんだ。
『ちょっと、診察してくるから、待ってて』
ロクは病室から出て行った。
:08/03/30 23:58
:F905i
:D39HRveI
#240 [YOU]
恥ずかしながら…あんな事をされたおかげ!?で、スッキリして元気になった僕は、掃除をしだした
洗濯たまってるし…
今日、持って帰ろうか?でも…母さんに見つかったらうるさいし。
考えている内に、ベッドサイドの引き出しに目がいった…
開けてみると中には、携帯…タバコ…
――…ん!?これ何??
:08/03/31 00:03
:F905i
:Fuk0vduU
#241 [YOU]
どう見てもお守り!!
誰から?すごい手作り感いっぱいなんですけど…
ナースから??
『…………』
なんだか…すごいムカつく。
反面…猛烈にへこんできた。ロクって、絶対にモテるもん。
僕なんて…間違いなくお払い箱だよ。
あんなにかっこいいし、大学卒業したら…働きだしたら…家に可愛い彼女連れてきて…
うまくいけば結婚したりして…。
:08/03/31 00:07
:F905i
:Fuk0vduU
#242 [YOU]
その時、おめでとう!って、笑顔で言える??
……言えないよ。
こんな事を考えていたら涙が溢れてきた。
心が痛くて、涙も止まらない。
僕から離れていくのなんてヤダ…ヤダよ!!
『凛?』
びっくりして振り返ると、診察を終えたロクが帰ってきていた。
『お前…何泣いてるんだ?』
『足打って痛くてさ!ドジしちゃった』
:08/03/31 00:12
:F905i
:Fuk0vduU
#243 [YOU]
必死に笑ってみせた。しかも…右手にはお守りが。
後から返しておこう…
『来週には退院できるって』
そう伝えると、凛は顔を曇らせた。
『……ずっと、入院していてくれたらいいのに』
:08/03/31 00:15
:F905i
:Fuk0vduU
#244 [YOU]
『退院しないと旅行にも行けないぞ?いいのか??』
『ロクといたい…旅行に行けなくていい、このままずっと…』
正直返事に困った…何かを気付いているんだろうか。
『どこに行きたい?北海道?沖縄?』
『沖縄―――!!』
さっきの落ち込みはどこへやら…
:08/03/31 00:19
:F905i
:Fuk0vduU
#245 [YOU]
旅行のパンフレットを喜んで取りに行ってくれた。
それは口実で、徠に電話をかけたかっただけなんだけど…
親父に…お礼と別れの言葉を伝えなければ。
夜に会いに来てくれるらしい…母には…
『ただいまぁ〜』
息を切らせて帰ってきた。山のようなパンフレットを持って。
本当にこいつは面白い奴、パンフレットを見ながら目をキラキラ輝かせている。
:08/03/31 00:24
:F905i
:Fuk0vduU
#246 [YOU]
…凛の望みを短い旅だけど、全部叶えてやろうと思った。
俺のわがままって事はわかっている。
『ここがいい!!ここにしよう!』
2人共意見が一致した。南国風で、全てが一軒一軒離れになっている。
予約を済ませ、来週二泊三日で行く事にした。
『楽しみだなぁ〜ロクと沢山写真とろぉ』
嬉しそうにこっちを向いて話してくる。
:08/03/31 00:28
:F905i
:Fuk0vduU
#247 [YOU]
『プリクラだったか?あれ撮ろうか?前回撮れなかったしな…』
満面の笑みで飛びついてくる。
写真…残して大丈夫なんだろうか。余計に辛くなったりしないだろうか…
:08/03/31 00:30
:F905i
:Fuk0vduU
#248 [YOU]
:08/03/31 00:31
:F905i
:Fuk0vduU
#249 [YOU]
夜になった…
隣に眠っている凛の寝息だけが聞こえる。
徠から連絡がない。
何かあったかな?と思っていたら携帯が鳴った…
静かにベッドから下り、エレベーターで一階まで行き、扉が開くと徠の姿があった。
あれ?もう一人…
『こんばんは、お久しぶり、ロク君』
香澄さんがいた、車に乗り徠と香澄さんが暮らしているマンションへ行った。
:08/03/31 21:38
:F905i
:Fuk0vduU
#250 [YOU]
部屋に上がると、リビングの方に人の気配があった。
ソファに座っていたのは雪だった。
『こんばんは』
『何でここにいんの?』
『だって!私の住んでる所だもん!!』
口を膨らませそっぽをむかれた。香澄さんに部屋に戻るよう言われ、大人しく戻っていった。
俺達は3人でしばらくのんでいた。徠がグラスを起き、香澄さんに目で合図をした。
:08/03/31 21:42
:F905i
:Fuk0vduU
#251 [YOU]
『じゃあ、ゆっくりしていってね。用があったらよんでください。』
リビングには徠と俺だけになった。
本題に入るとするか…
『親父に別れの挨拶をしたいんだけど…』
日取りを決めている途中、徠が…
『凛はいいのか?』
一番痛い所をつかれた…返す言葉がなくて、押し黙っていた。
『住む場所も何もかも教えなくて、本当にいいのか?』
:08/03/31 21:49
:F905i
:Fuk0vduU
#252 [YOU]
教えた方がいいのか?そんな事をして…一体、何になる?
凛には…凛の人生を歩んでほしい。
『すまん』
徠が謝ってきた。決心が鈍っている俺の事を案じてくれたのだろう…
親父への挨拶の日も決め、香澄さんも戻ってきて、雪も呼んだ。
4人でと言うか、雪はジュース、それぞれに飲みだした。
『どこか行くの?』
:08/03/31 22:04
:F905i
:Fuk0vduU
#253 [YOU]
雪がボソッっと問いかけてきた。
何故だろう…雪とは気を使わずに話せる。
『今の家を出るんだ。俺もお前と同じで、両親がいないんだ。』
雪は静かに「仲間だね」と言って笑った。
その時、携帯が鳴った。画面を見ると凛だ!!
やばい!!トイレに行って出た。
『もしもし?』
『…ロク、どこ行ってるの??』
『ゴメン…今、徠と話ししてた。すぐ帰る』
受話器の向こうで静かに泣いている凛の姿が目に浮かぶ…
:08/03/31 22:10
:F905i
:Fuk0vduU
#254 [YOU]
『……ウッ…』
『泣くなよ…』
『…だって…ぇ…』
無性にこうゆう時、会いたくなる。
抱きしめて、キスをしたくなり。
ひとまずなだめ、トイレから出た。
目の前には雪が立っていた。
『あんまり女の子泣かしちゃダメだよ!?』
:08/03/31 22:13
:F905i
:Fuk0vduU
#255 [YOU]
一言だけ言って、部屋へ戻って行った。
すごい冷めた目してたな…
どこか自分と似ている物を感じてしまう。
ふと…徠の言葉を思い出す。
―お前には妹がいる―
まさか…そんなはずない
俺は急いでタクシーで帰った。
:08/03/31 22:16
:F905i
:Fuk0vduU
#256 [YOU]
病院に着いて、ロビーを通り過ぎようとしたら、足が止まった。
泣き声が聞こえる…
声のする方に行ってみると凛が隅に座り込んでいた。
『うそだろ?なんで病室で待ってないんだよ』
こんなに冷たくなって…また熱でも出たらどうするんだよ。
『…凛、戻ろう』
:08/03/31 22:19
:F905i
:Fuk0vduU
#257 [YOU]
静かに頷き、ヨロヨロ歩いて行く。
ベッドに寝かせようとしても俺のそばから離れない。
『…お酒くさい…』
『あっ…ごめん。話し込んでいたらついね』
凛はしゃくりあげだした。やばい!!と思ったけど、大声を出して泣くことはなかった。
落ち着かせようと抱きしめ、背中を撫でても泣き止まない。
:08/03/31 22:23
:F905i
:Fuk0vduU
#258 [YOU]
『僕の…僕の事嫌い?』
『何を言ってる、そんなわけないだろ?』
『嘘だ!夜になったら徠とコソコソ出掛けて…僕だけ…仲間外れで』
気付かれてた…
言い訳しても仕方ないし、何も言わなかった。
『好き…って言って』
――――…言えないよ。
:08/03/31 22:26
:F905i
:Fuk0vduU
#259 [YOU]
言ってしまったら全てがダメになってしまいそうで…
『今は…言えない』
『なんで?…他に好きな人がいるの!?僕が…僕が男だから…気持ち悪い!?』
次の瞬間…パチンと音がして我に返った!!
そう…初めて凛をぶってしまった。
『ひどいよ!!ロクなんか嫌いだ!!…ロクなんか居なくなっちゃえばいい!!』
:08/03/31 22:34
:F905i
:Fuk0vduU
#260 [YOU]
凛は病室を飛び出して行った。
初めて…嫌いと言われた。でも、これで良かったのかもしれない…
嫌われた方がいいのかも…
追い掛ける事すら出来ずに、俺は呆然としていた。
:08/03/31 22:36
:F905i
:Fuk0vduU
#261 [YOU]
:08/03/31 22:38
:F905i
:Fuk0vduU
#262 [YOU]
次の日から凛は来なくなった…変わりに徠が来てくれるようになった。
旅行…中止かな…。
『坊ちゃん、今日はロクに会いに行かないんですか?』
『行かない!!一生行かないよ!!』
夜になって、香澄さんと雪も来てくれた。
:08/04/01 23:23
:F905i
:0OV74frw
#263 [YOU]
4人病室で食事をして、満腹になった俺はまた…爆睡してしまった。
―――…眠れない
ロク…今頃何してんのかなぁ?独りでいるのかなぁ…
ちょっとだけ会いに行こうかな…
:08/04/01 23:28
:F905i
:0OV74frw
#264 [YOU]
でも…あんな酷いこと言っちゃったし、
お守りも返さないといけないし…
あぁー!!僕の決心って弱すぎる!!
病院までバイクを飛ばして行った。静かに非常口から入り、歩いていたら、僕の仲良しのナースがいた。
『どうしたの!?こんな時間に』
『あ…いやっ…その…どうしよう…僕』
我慢できなくて涙が溢れてきた。
:08/04/01 23:31
:F905i
:0OV74frw
#265 [YOU]
休憩室に案内されて、コーヒーを啜っていた。
『ロク君??』
全てお見通しだった…ロクと喧嘩した事を伝えた。
『凛ちゃん?好きとか愛してるって言葉はとても重くて大切な言葉なんだよ…?わかる?』
ナースは優しく問い掛けるように話してくれる。
でも…僕にはまだ理解できないよ。
:08/04/01 23:35
:F905i
:0OV74frw
#266 [YOU]
『なんで?好きだから好き!!って言ったらダメなの?』
『そうだね…素直に伝えるのはいいと思う。
でも、求めたり言わせた好きで凛ちゃんはうれしい?』
言い返す言葉がなかった。
僕ってなんて子供なんだろう…
求めてばかりでロクの気持ちも考えないで…
『病室行って、顔見て帰るよ!!ありがとう!』
:08/04/01 23:38
:F905i
:0OV74frw
#267 [YOU]
静かな病院…本当は怖くて独りじゃ無理なのに…
それを上回ってロクに会いたい。
静かにドアをスライドさせると真っ暗な中に誰か座っている。
『静かに…凛』
この声は、徠?どうしてこんな時間にいるの?
徠は外へ出てきて、僕を喫煙ルームへ連れて行った。
2人きりで話をするなんて、宴会の時以来で、自然と緊張した。
:08/04/01 23:43
:F905i
:0OV74frw
#268 [YOU]
イスに座り、しばらくして…
『ロクが好きか?』
いきなりの質問にびっくりした。
なんで突然そんな事聞くんだ!?
『うん…』
そうか…と言いながらタバコを吸っていた。
恐る恐る顔を見るととても優しい顔をしていた。
こんな顔の徠を初めてみた。
:08/04/01 23:46
:F905i
:0OV74frw
#269 [YOU]
『この先…男同士だ。泣かずにあいつを支えてやれるか?あいつは、あぁ見えてモロい、大丈夫か凛??』
僕の心に何一つ迷いはない。何年…何十年、きっとまた喧嘩する事もある。
でも、ロクの事は好きでいる自信がある。
僕は徠の目を見てしっかり頷いた。
徠が優しく笑っていた…
『どんな事があろうと、絶対に負けるなよ!』
:08/04/01 23:50
:F905i
:0OV74frw
#270 [YOU]
僕の髪をクシャクシャ撫でて帰る事にした。
明日…ロクに謝ろう。
タバコを吸いに行こうと思い、引き出しを開けると雪からもらったお守りがなくなっていた。
:08/04/01 23:52
:F905i
:0OV74frw
#271 [YOU]
どこやったかな…?
考えているうちに看護婦が来た。
普段と何かが違う…
凛がいない。喧嘩して2日目。
今まで喧嘩なんてした事ない…
『好きって言ってよ』
あんなに必死に俺の事を求めてくれたのに…
何故気持ちに答えてやらなかった?
:08/04/01 23:55
:F905i
:0OV74frw
#272 [YOU]
でも…別れの日は近い。変に期待させても、お互いが辛くなるだけ…
一言…気持ちを伝えておけば良かったかな??
後悔の念に駆られてタバコをくわえていた。
扉の開く音がする。そこから顔を覗かせているのは…
紛れもない、俺の宝物
『おっ…おはよう!』
:08/04/01 23:58
:F905i
:0OV74frw
#273 [YOU]
少し照れながら近づいてくる。
『おはよ』
当たり前の挨拶なのに、お互いによそよそしい…
『これ、作ってきたんだ!!』
ボックスの中身は、それは形の悪いサンドイッチだった。
でも、作っている姿を想像しただけで抱きしめたいほど愛しさがこみ上げてきた。
:08/04/02 00:01
:F905i
:/tEK4x0Y
#274 [YOU]
味はうまかった…
こんな事されたら別れが辛くなると判っているが素直に…行動した方がいいと自分の心が言っている。
凛を俺に近寄らせ口に付いているタマゴをキスで取ってやった。
『ロク!!』
顔を真っ赤にして驚くから、もっとからかいたくなる…
腰を引き寄せ、顎をつかみ、思い切り深くて熱いキスをした。
:08/04/02 00:05
:F905i
:/tEK4x0Y
#275 [YOU]
―…どんどん俺の熱で溶けていく。
全て俺の物にしたい。独占したい。
凛は今までこんな事を思ってくれただろうか…
少しでも俺を独占したいと…
『ふっ…ンッ…』
バタッっと音を立ててベッドに倒れた。
心配して覗きこんだら顔が有り得ないぐらい赤かった。
:08/04/02 00:09
:F905i
:/tEK4x0Y
#276 [YOU]
『キス…うますぎだよ!!スケベ』
涙目で訴えてくる。
―別れの日まで…
あと5日―
喧嘩をしたのが嘘のように俺達は仲良かった。
雪のお守り持っていた犯人もわかったし、
凛の誤解だった。一人で早とちりして、相変わらずだ…
明後日には出発するので凛に旅行の準備をお願いした。
:08/04/02 00:14
:F905i
:/tEK4x0Y
#277 [YOU]
『屋敷に戻って沖縄行けば?みんな待ってるよ』
『直接行こう、その方が少しでも長くいられるだろ?』
『…………』
無言のまま俺の顔を見ていた。
何か言いたそうだったが、話を進めて何も言わせないようにした。
旅行の間に新しいアパートへ荷物を全て運んでくれるらしい。
:08/04/02 00:17
:F905i
:/tEK4x0Y
#278 [YOU]
『じゃあ、今日夜にくるからね』
『いや…夜はいいよ』
『…なんで?』
また、悲しそうな表情をしたので、顔を近付け、軽いキスをした。
『これ以上の事したくなるから…ダーメ。旅行の準備頼んだぞ?』
凛は精一杯の平常心を保ったつもりだろう…
『わかった!じゃーね』
:08/04/02 00:20
:F905i
:/tEK4x0Y
#279 [YOU]
振り返った瞬間、ドアに顔面をぶつけてしまった。
本当に面白い奴…
―別れの日まで
あと4日―
朝から来客がやたら多くきた。
大須賀家の兄貴達が別れの挨拶に来てくれた。
本当…みんな良い人ばかりだった。途中、目頭が熱くなったが、涙なんて…恥ずかしくて見せられない。
:08/04/02 00:24
:F905i
:/tEK4x0Y
#280 [YOU]
一方徠は、俺の為に手続きなど色々迷惑をかけている…
感謝の気持ちでいっぱいだ。
夕方になって、バテバテの凛が帰ってきた。
『おかえり…』
『ただいまぁ』
明日から沖縄だ…凛はやたらテンションが高い。
こんな姿を何十年も見ているのに、全く飽きがこない…
:08/04/02 00:28
:F905i
:/tEK4x0Y
#281 [YOU]
明日は、朝一の飛行機で行くから、お世話になった病院の人達にも挨拶をしておいた。
よれは早く眠った。
凛はスヤスヤ寝ているが、俺は中々眠る事が出来なかった。
あと、何日凛の顔がみれる?
あとどれだけの言葉を交わせる?
あと、何日お前の笑顔がみれる?
:08/04/02 00:32
:F905i
:/tEK4x0Y
#282 [YOU]
:08/04/02 00:34
:F905i
:/tEK4x0Y
#283 [YOU]
#281で訂正です

よれは早く眠った×
夜は早く眠った○です。スミマセン

:08/04/02 20:09
:F905i
:/tEK4x0Y
#284 [YOU]
凛の顔を見ていたら空が明るくなった。
最高の思い出を残してやろう…
『時間だぞ?起きろ』
病院を出て空港に向かった。
隣で凛は喜んでいる。
でも、俺の心の中は真っ暗だよ。
:08/04/02 22:10
:F905i
:/tEK4x0Y
#285 [YOU]
飛行機に乗った時点で夜眠れなかったのでいつの間にか寝ていた。
沖縄の空は俺の心のように曇っていた。
10月だから観光客もまばらだ…
泳げるわけでもないし、でも、凛が望んだ場所だし…
文句はない。
『昨日、寝てないの?』
俺は大あくびしながら目をこすっていた。
:08/04/02 22:14
:F905i
:/tEK4x0Y
#286 [YOU]
『あぁ…あんまりね、凛の寝顔見ていたらいつの間にか朝だった』
『ふーん』
顔が赤くなってる…
自分から聞いておいて、面白い奴。
空港からレンタカーを借りてホテルまでいった。
パシャ
『何??』
『ロクといっぱい写真撮りたい!後で一緒にとろうね』
:08/04/02 22:17
:F905i
:/tEK4x0Y
#287 [YOU]
そうだな…と言ってホテルに車を飛ばした。
チェックインを済ませ、部屋まで案内をしてもらった。
案内係がいなくなった瞬間…凛はダッシュでベッドルームへ行き、ダイブしていた。
『ロク!すごいよ!!王様まみたいじゃない?』
一人で大はしゃぎだ…
確かに良い所だ。
扉を開けると高い天井、リビングはだだっ広い。
:08/04/02 22:21
:F905i
:/tEK4x0Y
#288 [YOU]
ベッドルームも上から天蓋が下がっていて、キングサイズのベッドは見事な造りだ。
一番の見所はテラスだろう…
絵画を切り取ってはめ込んだような海…地平線がすごい。
夕日が見えたら最高だなぁ…と思いながらタバコに火をつける。
違う土地にきたらタバコまでうまく感じてしまう。
『外にでるかぁー!!』
:08/04/02 22:25
:F905i
:/tEK4x0Y
#289 [YOU]
大きく両手を上にあげて背伸びをしながら振り返ると…
バスローブをみ着てめちゃくちゃリラックスモードに入ってる奴がいた。
『…凛』
『だってさ!フカフカだよ?ログも着てみたら?風呂もすごいよ!大理石でさ、ジャグジーも外にあるよ!?』
俺の腕をひっぱって風呂に連れて行く。
誘ってんのかな?と思いつつも一緒に行く俺もバカ…
:08/04/02 22:30
:F905i
:/tEK4x0Y
#290 [YOU]
行ってみると確かに凄い風呂だった。
海が丸見え…プライベートビーチもある。
夏に来れたら最高だろうな。
外にあるジャグジーから海を眺めていた。
『観光に行かなくていいのか?せっかくの沖縄だぞ』
子供のようにジャグジーに足を入れてバタバタしていた。
凛は俺の顔をしばらく見て、立ち上がった。
:08/04/02 22:35
:F905i
:/tEK4x0Y
#291 [YOU]
『だよね、せっかく来たんだもん、外に行こうか』
とジャンプしてこっちに来ようとした瞬間足を滑らせた。
『バカ!あぶない!!』
バシャ―――――ン!!
『……………』
くわえていたタバコはびしょびしょ…俺達2人はジャグジーの中に見事に落ちた。
『――…凛』
:08/04/02 22:39
:F905i
:/tEK4x0Y
#292 [YOU]
『観光しようかって時にお前…』
塗れた髪をかき上げて睨まれてる…
でも、かっこいぃ。心臓がドキドキいってる。
:08/04/02 22:42
:F905i
:/tEK4x0Y
#293 [YOU]
『おい!聞いてるのか?』
僕はロクに見とれてしまって返事を返すのを忘れた。
『顔赤いぞ?熱あるかも、早くあがれ着替えろ!!』
タオルを渡されとりあえず体を拭いていた。
やばい…変に意識してきちゃった。
この前の病院での事が思い出されて…
さらに顔が赤くなる。
:08/04/02 22:47
:F905i
:/tEK4x0Y
#294 [YOU]
ロクがフロントに電話して何か言ってる…体温計だの、氷枕だの…
『ロク!!大丈夫だって、熱とかないから!』
ロクはフロントに謝り、本当に熱がないか僕の首に手をやる。
『着替えろ…早くしないと本当に風邪ひくぞ?』
僕は頷き服を持って着替えだした。
ロクが目の前で服を脱ぎだした。
:08/04/02 22:51
:F905i
:/tEK4x0Y
#295 [YOU]
バランスの整った体に僕は見とれていた…
やばい!ダメだ!!まともに顔なんて見ることが出来ない…
僕は急いで服を持ってバスルームへ行った。
僕は座り込み、熱っぽいため息をついた…
あんなに容姿端麗で…完璧な人みたことないよ。
でも…ロクに惚れてるからかな??
あまりバスルームに長くいるとおかしく思われるので、バスローブを一枚羽織り出て行った。
:08/04/02 22:56
:F905i
:/tEK4x0Y
#296 [YOU]
バスルームにでると、テラスに腰かけ座ってる姿を見つけた。
本当…ムカつくほど決まってる。
そう思いながら近づいて行った。リビングのテーブルにウェルカムドリンクとフルーツがあったはず…
シャンパンがない…
まさか!!ロク、昼間から??
『ロク?』
飲んでるよー。笑いながらグラスを少し挙げてきた。ホストかよ!!と心の中で思いながらも近付いて行く。
:08/04/02 23:01
:F905i
:/tEK4x0Y
#297 [YOU]
あ――――!!
俺の根性なし!!ロクに近づく度に心臓の音が大きくなっていくのがわかる。
『髪…ちゃんと乾かせよ、こっちこい』
おもむろに立ち上がりリビングのソファに座らされ、ロクがドライヤーを持ってきた。
『もうちょっと、自分の体に優しくしてやれよ』
とブツブツ言いながらタオルで拭いてくれた。
:08/04/02 23:05
:F905i
:/tEK4x0Y
#298 [YOU]
バスローブの胸元から…肌が見える。
どうしよう…顔が赤くなってないかな?
ロクのコロンの匂いと…バスローブから見える肌で…僕…
――ポタ…―…ポタ
『ん?』
僕の膝の上に赤い点が落ちていた。
『何してんだ!早く横になれよ』
僕は事態を把握できずいた。
:08/04/02 23:11
:F905i
:/tEK4x0Y
#299 [YOU]
ティッシュを鼻に当てられ、いつの間にかロクの顔が真上にあった。
ボォーっとしていたら、笑いを必死に堪えているロクがいた。
そう…僕はロクの体に欲情して鼻血を出してしまったのだ。
『笑えばいーじゃん!』
やけくそになって僕が言ったら、待ってました!と言わんばかりに大爆笑しだした。
大好きな男の体に欲情した僕はバカですよ!!
:08/04/02 23:14
:F905i
:/tEK4x0Y
#300 [YOU]
悔しさで涙が出そうになったけど、必死で我慢した。
『本当に…手の掛かる兄貴だな、まぁ…そこが可愛くて仕方ないんだけどね』
『可愛い!?フガッ…言うな!男に』
鼻にティッシュを当てられてるからうまく話せない。またロクが笑い出した。
ごめんって言ってるけど、顔が思い切り笑ってるし!!
:08/04/02 23:19
:F905i
:/tEK4x0Y
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194