☆ヒカリ☆BLです。
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#151 [YOU]
『家…出よう、ロク』
全く…何を言い出すかと思ったら。
まさか…さっきの母との会話を聞かれたとか?
とにかく、このままでは母に見つかるかもしれないので部屋へ連れて行った。
部屋へ戻っても泣き止まない…
『落ち着いたか?』
目を赤くして静かに頷いたが、まだ瞳からは涙がこぼれている。
:08/03/19 23:29
:F905i
:yDsPbRoo
#152 [YOU]
お茶を一口飲んで、ゆっくり話始めた。
『僕…来月には家出るよ、だからロクも一緒に行こう!?』
『それはできない。2人が賛成してくれるわけないだろ?』
『じゃあ…このままロクの苦しむ姿を一生見ないといけないのかよ!!』
机を両手で叩き怒りをあらわにしていた。
正直驚いた。いつの間にか成長してる…
俺の事を考えてくれているなんて、気持ちは嬉しいが…無理だ
:08/03/19 23:34
:F905i
:yDsPbRoo
#153 [YOU]
貯金もある程度あるが、無駄に使いたくない…
どうにか落ち着かせようとした時、急に立ち上がり凛は部屋を出て行った。
あっけにとられた俺はその場に取り残されたので、予習をし始めた。
しばらくたって、けたたましい声が近づいてきた。
また、父と母の喧嘩と思っていたが、俺の部屋の前で足音が止まったので扉を開けてみると…
凛が必死に母を制止しようとしていた。
:08/03/19 23:38
:F905i
:yDsPbRoo
#154 [YOU]
『殺してやる!!!』
凄まじい殺意を感じた俺は動く事ができず、金縛り状態だ…
しかも、母の手には拳銃が握られていた。
…………うそ…だろ?
『おぃ!てめぇら何やってる!』
父が来た…
『お前もみっともねぇ事するな、早くしまえ!!ロク!こっちこい!!』
父に心から感謝した、もしこのまま来てくれなかったら今頃、本当に殺されていたかもしれない。
:08/03/19 23:43
:F905i
:yDsPbRoo
#155 [YOU]
俺は父の後を追って歩いて行っていた…
次の瞬間…脇腹の辺りに激痛と熱を感じた…
激痛部分を触って自分の目で確認すると…
――…血だ…
『ロク!!』
声のする方へ目をやると一目散に徠が走ってきていた…
俺は周りの声も何も聞こえなくなり、そこで…
意識をなくした。
:08/03/19 23:47
:F905i
:yDsPbRoo
#156 [YOU]
:08/03/19 23:50
:F905i
:yDsPbRoo
#157 [我輩は匿名である]
面白いデスよ

頑張って下さいね

:08/03/20 00:15
:P905i
:82dFA/Zs
#158 [YOU]
我輩は匿名であるさん


ありがとうございます

すこぶる元気になりました

頑張りますので最後までお付き合いお願いします


:08/03/20 12:53
:F905i
:61jbBA/w
#159 [YOU]
次に目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。
――…息苦しい…
誰か…マスクを…取ってくれ
自分の体なのにゆう事をきいてくれない…
その時、マスクを外してくれる手が見えた。
目を動かすとそこには…
……六代目、父がいた
『喋らなくていい、今回は悪かった。無事でよかった』
:08/03/21 23:22
:F905i
:D8KcIpY2
#160 [YOU]
どうして父が!?
どうして俺の看病をしてくれている??
他に誰かいただろう??
『大丈夫だ、安心して眠れ、ここは安全だ、あいつもこない…』
そう言いながら父は額の汗を拭いてくれていた。
『大丈夫だ…ロク』
どうして…あの父が、こんな優しい表情でこんなに優しい言葉をかけてくれる?
俺は父の言葉に安心して、眠りについた。
:08/03/21 23:26
:F905i
:D8KcIpY2
#161 [YOU]
………夢をみた…
それは幸せな夢だ。
幼い頃の俺達。
隣で凛が笑ってる…父もいる、
突然真っ暗になって、独りになった俺は立ち止まっていた。
母が突然出てきて、恐ろしい形相で俺を追い掛けてきた!!
走り続けても出口はない、母に追い付かれそうになって、夢から現実に戻された。
目を覚ますと
凛…兄貴達…
『ロク!?ロクぅー!』
:08/03/21 23:31
:F905i
:D8KcIpY2
#162 [YOU]
…また泣いて
徠もいた。みんなずっといてくれたらしい。
父は?どこへ行ったんだろう。
普段は殺気立っているみんながこんなに心配してくれる。
照れ臭いので、心の中で何度も「ありがとう」と呟いた。
夕方になり、みんなは屋敷に帰って行ったが、凛が泊まりで俺の世話をしてくれるらしい…
ゲームに雑誌、トランプや色々…
:08/03/21 23:36
:F905i
:D8KcIpY2
#163 [YOU]
気を使ってくれていたんだろう…
妙に明るく振る舞っている。
昨日、寝てないんだろう、目を真っ赤にして…
でも…やっぱりこいつといると落ち着く。
凛は看護婦達ともすぐに仲良くなっていた。
これは天性だな…と思った。
誰かが俺を呼んでいる…
:08/03/21 23:41
:F905i
:D8KcIpY2
#164 [YOU]
目を覚ますともう、朝だった。
看護婦が検温の時間で来ていた。
凛はまだ寝ていると思い、隣のベッドを見るといない…
トイレでも行っていると思っていたら。
『お兄さんの事大好きなんでしょうね?』
はっ??何を言ってるんだと思い、看護婦の視線の方へ目をやった。
:08/03/21 23:44
:F905i
:D8KcIpY2
#165 [YOU]
布団の隙間から薄茶色の髪の毛が見えた。
うそだろ!?
自分の顔が一気に赤くなる感覚を覚えた。
いつの間にか俺のベッドに入って来ていた。
俺は必死に起こした。看護婦は起こさなくていいと言うが、そうゆうわけにはいかない!!
頬を叩いても起きないので、思い切り引っ張ってみた。
『いっ…いたーい!!』
:08/03/21 23:49
:F905i
:D8KcIpY2
#166 [YOU]
その光景に看護婦は笑っていた。
超不機嫌モードな凛を見て、俺も笑った。
朝食をとり、凛とまったりしていたら徠がやってきた。
『調子はどうだ?』
不器用な兄貴…
精一杯の労いの言葉だろう、少し不自然でおかしかった。
香澄さんお手製のお弁当を持ってきてくれたらしい。
こんなに沢山…絶対無理だよ!!
:08/03/21 23:55
:F905i
:D8KcIpY2
#167 [YOU]
でも、せっかくのご馳走だ…病院食は味気ないし
3人で美味しく食べた。薬を飲んで俺は少し眠ってしまったらしい…
母に撃たれた傷は徐々によくなっているはず…
でも、こんな生活いつまでも送っていたら、確実に太るよ!!
そんな事を重いながらもまた眠りについた。
次に目を覚ましたのは夕方だった。
恥ずかしながら、また看護婦に起こされてしまった。
:08/03/22 00:01
:F905i
:kutYi3W.
#168 [YOU]
『弟さん荷物とりに帰られましたよ?』
弟じゃないのに…まぁ、いーや。
テレビを観ているとノック音がした。
入って来たのは徠だった。
『今日は2回目だね』
なにやら神妙な面もちだ…
『…ちょっと、話があってな』
『話?』
徠の表情がいつもと違う、すごく話ずらそうだ。
:08/03/22 00:06
:F905i
:kutYi3W.
#169 [YOU]
俺は変な胸騒ぎを覚えた。
でも、話し始めるまで俺はゆっくり待っていた。
しばらくの沈黙の後、やっと口を開いてくれた。
『屋敷を出ていいって…』
『えっ??』
頭が真っ白になった反面、色んな考えが頭の中を駆け巡った。
だから父は俺を労ってくれたのか??
:08/03/22 00:10
:F905i
:kutYi3W.
#170 [YOU]
指先が冷たくなって、徐々に感覚がなくなりはじめてきた。
『六代目がまた、打たれたらかなわないって言い出してな…』
『……………』
徠の顔がさっきよりも深刻で険しくなってきた。
『あと…六代目の事なんだが』
まだ何かあるのか??
『何??』
病室の空気が張り詰めていた。俺は緊張もピークで、ついつい急かしてしまった。
:08/03/22 00:14
:F905i
:kutYi3W.
#171 [YOU]
『…徠?』
『お前は…あの両親とは全く血縁関係がないんだ』
さらに頭の中が真っ白になった。
何を言っている?俺は親子じゃないって、どーゆう意味?
じゃあ、俺はなんのためにあの屋敷にしがみついていたんだ?
『ただいまー!!』
:08/03/22 00:18
:F905i
:kutYi3W.
#172 [YOU]
訂正です

#173
打たれたら×
撃たれたら○
すみません



:08/03/22 00:20
:F905i
:kutYi3W.
#173 [YOU]
てことは…??
病室に戻ってきた凛。
―――…凛とは??
『ロク?どうしたの?』
赤の他人て事なのか?兄弟でも何でもない?
凛はこの事実を知っているのか?
『ロク?徠!?どうしたんだよ!深刻な顔してさぁ〜?』
:08/03/22 00:24
:F905i
:kutYi3W.
#174 [YOU]
:08/03/22 00:25
:F905i
:kutYi3W.
#175 [YOU]
『ごめん…ボォーっとしていた』
頭を撫でてやると犬みたいに喜ぶ…
俺がいないと寂しいって泣く…
いつも…一緒じゃないと嫌だと我が儘を言う。
凛を心の底から大切と思う気持ちは嘘じゃない。
『ロク!?』
:08/03/22 13:56
:F905i
:kutYi3W.
#176 [YOU]
名前を呼ばれて我に返った。
病室にいた徠がいない…
その時携帯が鳴った
【夜、また行く凛を早めに眠らせとけ】
徠からのメールだった。これ以上何があるんだ?
凛て話をしていても話が頭に入ってこない。
こいつを寝かせるには…酒に頼るしかないな。
そう思い立った俺は兄貴が見舞いで持ってきてくれた酒をだした。
:08/03/22 14:02
:F905i
:kutYi3W.
#177 [YOU]
酒を出した途端に凛は目を輝かせた。
これはチャンスと思いグラスに並々とついで呑ませた。
『美味しいぃー!ロクは呑めないもんなぁ〜』
十分一人で楽しんでるよ…相変わらず面白い。
なんか騙すみたいでイヤだけど、俺の家族の話は正直知りたい。
双子って思っていたけど何一つにている所がない。今…思えばだけど。
:08/03/22 14:14
:F905i
:kutYi3W.
#178 [YOU]
『んー…軽く眠くなってきた…』
お酒の効果は絶大だった。知らない間に酔って眠くなってくれた。
『こっちおいで、横で眠ればいい…』
そう言うとうれしそうな顔をして喜んだ。
傷口付近に気を使いながら優しく滑り込んで俺に巻きついてきた。
『ロクぅ…大好き』
そう言って眠りについた
:08/03/22 14:22
:F905i
:kutYi3W.
#179 [YOU]
俺は優しく頭を撫でていた。
静まり返った室内…
あまりの静かさで頭がおかしくなりそうだ。
携帯のバイブが鳴った。メールを開と徠だった…
【ドアまで歩けるか?】
俺は凛から離れて少し痛む脇腹を押さえながらドアへ向かった。
開けると徠が車椅子を持って待っていてくれた。
病院内の喫煙ルームに連れて行かれ、久々のタバコを吸った。
:08/03/22 14:26
:F905i
:kutYi3W.
#180 [YOU]
:08/03/22 14:28
:F905i
:kutYi3W.
#181 [YOU]
『徠?話してくれるんだよね…?』
徠は無言で頷いてゆっくり話しだした。
俺が幼少の頃、両親は亡くなったらしい。
俺の父と六代目は公私共に中が良かった。
あと、妹が一人…俺は今の大須賀家に引き取られ、妹は祖父母の元にいたらしいが、施設に預けられ、今の生息はわからないらしい…
俺の父は六代目をかばって死んだらしい…
:08/03/22 15:02
:F905i
:kutYi3W.
#182 [YOU]
六代目は息絶えそうな父にこう…約束したらしい。
ー命にかえても守ってみせるー
六代目は俺を本当の息子のように可愛がってくれていたと、
でも、母がそれを許してくれなかったらしい。
母にこの真相を伝えていないから、あんな酷い目に合わせてしまったし、殴ったりもしたと…
六代目は本当に申し訳ないと言っていた事も…
話を聞いた後、俺は生まれて初めて声を出して泣いた。
:08/03/22 15:07
:F905i
:kutYi3W.
#183 [YOU]
そんな事も知らず、六代目を恨んだ事もある。
後悔の気持ちが更に俺の感情を刺激する。
徠は黙って背中を優しく叩いてくれた。
今まで溜まっていた何かが全部出て、泣き終わった後、気分が楽になった。
タバコを一本吸い出したら、徠が口を開いた。
:08/03/22 15:11
:F905i
:kutYi3W.
#184 [YOU]
『どうする?退院したら屋敷戻るか?それとも、親父の言う通り出て行くか…』
もう…大須賀家に執着する事はないんだ。
と思ったら、胸にポッカリ穴があいたみたいな感覚に襲われた…
凛とも?
『大学、辞めて働くよ』
『仕事はこっちで用意するよ』
2人の間で沈黙が流れた…でも、伝えないと。
:08/03/22 15:15
:F905i
:kutYi3W.
#185 [なお]
:08/03/22 15:35
:W44K
:MQ4aJUTs
#186 [YOU]
:08/03/22 15:50
:F905i
:kutYi3W.
#187 [YOU]
『徠…大須賀じゃなくなっても、兄貴でいてくれる?』
徠は照れ臭そうに笑い、俺の頭に手を置き髪をクシャクシャにして
『当たり前だろ!?バカヤロー』
ありがとうと言い、病室へ戻った。
凛は酒の効果もあってか、爆睡していた。
静かにベッドに入り、寝顔を見ていた…
思い出が沢山ありすぎて胸がしめつけられた。
:08/03/22 21:52
:F905i
:kutYi3W.
#188 [YOU]
どう…別れを告げればいい?
考えているうちに俺も眠っていた。
眠りが浅いせいか、明け方には目が覚めていた
寝たいけど、眠れない…変な感覚におちていた。
窓から外を見ていてもまだ薄暗い…
ベッドから立ち車椅子に乗り換えタバコを吸いにいった。
:08/03/22 21:56
:F905i
:kutYi3W.
#189 [YOU]
いつもはザワついてる病院内も静かだ…
車椅子のタイヤの音だけしている。
喫煙ルームに入って一服して、もう一本吸おうと思ったら、外がザワついている。
何だろ?と思いながらもあまり気にせずに2本目に火をつけた。
ん?凛の声??もしかして!?俺を探してる?
ドアを開けてみたら…
『ロクぅ―――!?』
:08/03/22 22:03
:F905i
:kutYi3W.
#190 [YOU]
:08/03/22 22:03
:F905i
:kutYi3W.
#191 [YOU]
看護婦の制止も振り切り、俺の名前を叫び続けている…
しかも…何なんだ?あの情けない顔は
一人の看護婦が俺に気づいて凛に教えている。
すると、一目散にこっちに走ってくる…
幸いな事にお年寄りが多かったので、起きてるひとがいた。
『心配しただろ!!起こしてくれたら一緒に来たのにぃ〜』
『…お前』
:08/03/22 22:27
:F905i
:kutYi3W.
#192 [YOU]
俺は、凛の顔を見て吹き出しそうだった。
顔は涙でぐしゃぐしゃ、鼻水は出てるし、こんなに必死に探してくれた事は嬉しいけど…
そう思ったら俺の目頭が熱くなる感覚を覚えた。
自然と涙が出てきた。
気付かれないように、笑ってごまかした。
俺達は婦長にこってり叱られた。
ありがとう…凛。
:08/03/22 22:31
:F905i
:kutYi3W.
#193 [YOU]
病室に戻り、一段落した時、俺は提案した。
『凛、退院したら、旅行でもいかないか?』
隣に座り、テレビを見ていた凛はゆっくり俺の方を向き、目を大きく輝かせ、次の瞬間、抱きついてくるかと思いきや…
目を細め怪しむような顔でこう言った
『嘘くさいよ…今まで散々拒否してたのに、どうゆう風邪の吹き回しだよ…』
:08/03/22 22:40
:F905i
:kutYi3W.
#194 [YOU]
こんな時だけ鋭いな…
俺は必死に作り笑顔をしてみたが、凛は怪しいと言い続ける。
『一生懸命看病してくれたお礼だよ、絶対に行こうな?なんでもお前の言う事聞いてやる』
一瞬、凛は不安そうな顔で俺を見た。
あの目は生涯忘れられないだろう…
『…どっかいっちゃうの?』
:08/03/22 22:48
:F905i
:kutYi3W.
#195 [YOU]
―――えっ?
今…何て言った?俺達は赤の他人…
双子でもなんでもない。10年以上も一緒にいるからか?
俺はすぐさま、行く訳ないだろ?と笑ってみせたが、凛はまだ心配している…
『おかしいよ!いつも優しいけど…今日は特別に優しいよ?…怖いよ僕…いつかロクがいつか僕から離れていきそうな気がして…』
俺の腕を握る力が強くなった。
:08/03/22 23:06
:F905i
:kutYi3W.
#196 [YOU]
不安な顔で見るその瞳を見た。
返す言葉が全くと言っていいほど見つからない…
『ロク…』
呼ばれて気がついた、無意識のうちに凛を抱き締めていた。
『…ぐるじぃ……』
『あっ…ごめん』
腕の力を緩めた。
何て言えばいい?大丈夫、そばにいる?
馬鹿だなぁ…とでも言えばいいのか?
:08/03/22 23:10
:F905i
:kutYi3W.
#197 [YOU]
:08/03/22 23:26
:F905i
:kutYi3W.
#198 [YOU]
皆さんこんばんは


今、風邪をどっぷり引いてダウンしてます

更新、しばしお待ち下さい。m(_ _)mすみません…
:08/03/24 21:05
:F905i
:XabTkOwc
#199 [李恋]
いっきに全部読んぢゃいました

☆ヒカリ☆←スッゴくおもしろいですね

続き楽しみにしてます

:08/03/24 22:41
:D904i
:uF31lwwY
#200 [YOU]
李恋さん

面白いとか言ってもらって嬉しいです

今日から復活して、書き出しますね

:08/03/26 12:59
:F905i
:hTPDN1WI
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