有空
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#368 []


『うわ!しょっぱい!!』

「仕返しだよ」

『小百合さんおとなげなーい』


仕返しって笑う小百合さんが可愛くてたまらない。


「アリックが海に落とすからでしょー!もー」

『あはは』

「もー…」


二人で向かい合って座る形になる。

⏰:12/06/03 01:21 📱:SH04B 🆔:xt5qqqAg


#369 []


「…元気なった?」

『うん。』


今日1日楽しくて、この間の事なんかすっかり忘れていた。

小百合さんと長い時間一緒にいられるのも久々で嬉しかった。


「よかった…」


安心して笑う小百合さんにキスをする。


『…しょっぱい』


にっこりわらってからもう1回。さっきより深く、長く。

あー…、このまま時間がとまってほしい。

⏰:12/06/03 01:22 📱:SH04B 🆔:xt5qqqAg


#370 []


第十三話
>>355-369

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感想板
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⏰:12/06/03 01:26 📱:SH04B 🆔:xt5qqqAg


#371 []



-幸-



朝のホームルーム、教室に入る。
目立つ金髪頭は見当たらない。


「今日も槙原きてない?」


そう、今日で3日目。
近くにいた真尾と月城に問う。


「あー、うん。来てない」

「最近ちゃんと来てたのにねー」


⏰:12/07/24 16:43 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#372 []


「そっか」


グラスの件で約束をして以来、槙原が休むのは初めてだった。


大丈夫かな…。


最後にみた槙原が泣いていたこともあり心配になる。


今日、家にいってみるか…

⏰:12/07/24 16:44 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#373 []




仕事が終わり家に帰る前に槙原の家に向かう。確か13階。

槙原の部屋の前には男の人がしゃがんでいた。


「…あの、槙原の知り合いですか?」


フードを被ってサングラスをかけていて、顔はよくわからない。

⏰:12/07/24 17:46 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#374 []


「…?まぁ。…あ、もしかして、タカツキ?さん?」


…誰だ?


「はい、そうですけど」


男の人はフードとサングラスをとって立ち上がった。

整った顔が現れる。


「有空が働いていたバーの責任者の山本達也と申します」

「あぁ!」

「今回は迷惑をおかけして、すみませんでした。」


突然頭を下げられた。

⏰:12/07/24 17:48 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#375 []


槙原の働いていたバーの責任者…。
聞きたいことはたくさんあった。


「…こんなところでは難ですし、よかったらうち来ませんか?」




「どうぞ、適当に座ってください」


部屋にあげたのは良いものの、プリントや教科書が散乱しており慌てて片付ける。

⏰:12/07/24 17:57 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#376 []


「あ、お構いなく。」


それからお茶を出して、テーブルを挟むように座る。


「傷の方はもう大丈夫なんですか?」

「まだ痛みますね。でもなんとか歩けるまで回復しました。」

「槙原が心配してましたよ。」

「…そっか、悪いことしちゃったな」

⏰:12/07/24 18:00 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


#377 []


「槙原になにか用事があったんですか?」

「用事というか…連絡がつかなかったんで会いにきたんですが出掛けているみたいで…。学校には来てますか?」

「ここ3日間くらい来てないですね。」

「ったく、あいつは」

「あ、でも、2学期入ってからはこの前まで1日も休まずに来てたんですよ」

「へぇ、珍しい」


山本さんはすこし嬉しそうに笑った。

その一瞬の表情で、山本さんが槙原に愛をもって接している人なんだということが読み取れた。

⏰:12/07/24 18:01 📱:SH04B 🆔:znGfcp.M


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