○ビー玉ラバーズ○
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#655 [向日葵]
「……私、誠が好き。私はこの通り、恋愛なんてこれっぽっちもわからないから、誠にどう接したらとか迷ってたの。告白の返事だって……するのすごく恥ずかしくて今まで言えなかった。」
私は自分の手の中にある物に気づく。
今日の為に、沢山の誠への気持ちを詰め込んだ、小さな、でも中身は一杯詰まった箱……。
それを誠に差し出す。
「誠は人気者だから……自分に自信がなかったの。だからバレンタインデーって言う特別な日から勇気をもらって、今日伝える事に決めてた。……受け取って、くれる?」
:08/01/06 00:46
:SO903i
:☆☆☆
#656 [向日葵]
その瞬間……
ポロ……
また1粒涙が落ちた。
でも今度は自分の目からじゃない。
落ちたのは、誠の目から。
「……わ、カッコ悪……っ。男のくせに、嬉し泣きとか……っ。」
誠は乱暴に袖で目を拭くと、箱を包みこんでいる私の手ごと、いつの間にか私より大きくなった手で温かく包んだ。
「ありがとう……加寿姉。」
「私も……好きになってくれて、ありがとう誠……。」
:08/01/06 00:50
:SO903i
:☆☆☆
#657 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・・・
幸せな気持ちで、だけどどこかお互い初々しい雰囲気を漂わせながら、仲良く手を繋いで帰っていた。
「気にしないでいいからね。俺の抱き合ってた事。あれ、無理矢理抱きつかれただけだから。」
「なら、誠も気にしなくていいからね。丹下君。彼、彼女いるから。」
「そっか……。」と呟いた誠の顔は、ホッとして嬉しそうに微笑んでいた。
そんな彼が、とても愛しくて、頬に唇を一瞬押し付けた。
:08/01/06 00:54
:SO903i
:☆☆☆
#658 [向日葵]
「――――っ!!」
手を繋いだまま、距離をおく誠。
「クスクス……。すごい顔赤い……っ。」
箱に詰め込んだ、大好きって気持ちが、ちゃんと誠に届いたみたい。
今、とても穏やかな気持ち……。
みんな……そうじゃないのかな。
大好きな人といれば、嬉しい事、辛い事、楽しい事、悲しい事……。
沢山、共有出来る。
様々な形。
様々な色。
:08/01/06 00:57
:SO903i
:☆☆☆
#659 [向日葵]
そんな恋愛模様を、人はこんな風に例えるのだった。
まるで、ビー玉みたいだと……。
:08/01/06 00:59
:SO903i
:☆☆☆
#660 [向日葵]
*ビー玉ラバーズ*
*END*
:08/01/06 01:00
:SO903i
:☆☆☆
#661 [向日葵]
*あとがき*
と、言う訳で

ビー玉ラバーズはこれにて終わりでございます

読んで頂いた皆様、又、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました

よろしければ
>>283の方に感想板がありますんで、感想頂けると嬉しいです

:08/01/06 01:02
:SO903i
:☆☆☆
#662 [向日葵]
:08/01/06 01:06
:SO903i
:☆☆☆
#663 [我輩は匿名である]
集まり
:10/03/23 14:30
:W43H
:☆☆☆
#664 [我輩は匿名である]
:10/04/07 19:40
:SH06A3
:☆☆☆
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