続:バツイチ子持ちの君へ
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#401 [けん]
結局、翌日の昼過ぎまで待ったが絵美の気配は感じられない・・・
つまり、昨晩はどこかに泊まったとしか思えなかった


俺は昨晩から一睡もしてないし、真夏という事もあり体力をかなり消耗していたので、1度家に帰ることにした



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




前編では、ここまでだったと思う

⏰:09/11/06 22:01 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#402 [けん]
実は・・・



この後に続きがあった




1度家に帰った俺は
夕方に、また絵美の家へと向かった




自宅にいても
落ち着かなかったから

⏰:09/11/06 22:02 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#403 [けん]
夕方に来てみても
何ら変わりない様子・・・




まだ帰ってきてないの?





どこで
誰と・・・



何してるん?

⏰:09/11/06 22:04 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#404 [けん]
絵美にフラれて
もう別れている2人だとしても



俺は心配であり
不安でもあった



他の男と一緒に・・・
一晩を過ごしたのでは?



絵美の中では
もう終わった事かもしれない


でも、俺の中では
まだ終わっていない

⏰:09/11/06 22:07 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#405 [けん]
いや、終わらせたくなかった




そして



辺りは暗くなった



時計を見ると
夜の10時ー

⏰:09/11/06 22:11 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#406 [けん]
玄関が見える位置



絵美が帰ってきたら
すぐにわかる位置に車を停め



俺はひたすら帰りを待った




その時!!

⏰:09/11/06 22:21 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#407 [けん]
微かに・・・



微かにだが
絵美の声が聞こえた



暗闇を
目を凝らして見てみる



ぼんやりと映し出されたのは


絵美に間違いなかった

⏰:09/11/06 22:23 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#408 [けん]
俺は
車を降りて
絵美の元へ走った




でも・・・




途中で止めた





俺には、度胸がなかったから

⏰:09/11/06 22:28 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#409 [けん]
絵美の隣に・・・
若い男の姿があった



楽しそうに笑いながら
2人は家へと入って行った




この時のショックは
口では言い表されないほどのものだった

⏰:09/11/06 23:37 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#410 [けん]
何より
悠然と家に入って行く
俺以外の男の姿を見て
かなりのショックを受けた




しかも蒼汰の姿が見えなかった・・・




恐らく預けているのだろう



まさしく
2人っきりの状態で
一夜を過ごす

⏰:09/11/06 23:40 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#411 [けん]
色んな事を想像した




絵美は・・・
他の男に抱かれる




考えたくないけど、そんな事ばかりが頭に浮かんでた




俺は
逃げるようにして
その場を去った

⏰:09/11/06 23:43 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#412 [けん]
やっぱり
好きな女が別の男に抱かれるのってツラい・・・




別れたとはいえ
まだ1週間も経ってない



この1週間
俺は、ずっと・・・
今日という日に賭けてきた

⏰:09/11/06 23:46 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#413 [けん]
それなのに



絵美は・・・
他の男と・・・






なんか無性に馬鹿らしく思えてきた



俺が好きな女は
そんな簡単に
男性を家に入れるのか・・・

⏰:09/11/06 23:49 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#414 [けん]
そんな簡単に
男に身を委ねるのか・・・



そう思うと
馬鹿らしくなった




俺の愛した女は
尻軽女やったんやな




色んな想いを胸に
帰りの車の中や
布団の中で・・・


思いっきり泣いた

⏰:09/11/06 23:51 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#415 [けん]
悲しい事があったら
泣いて忘れればいい



そんな事を聞いた事があったから、いっぱい泣こうと思って泣いた



でも
翌日になっても
スッキリしなかった



目を閉じると
家に入って行く2人の姿を思い出してしまい、全く寝れなかった

⏰:09/11/06 23:55 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#416 [けん]
そして、前編にもあったように・・・
俺は会社の人達と旅行に出掛けた



前編ではだいぶ、はしょってたけど



これが真実で・・・
俺が経験した大きな失恋


これで、俺が15キロも痩せたいきさつがわかると思う

⏰:09/11/06 23:59 📱:F905i 🆔:pRyfFbsA


#417 [けん]
その日から何日か経ったある日



ピンポーン!!



と、家のチャイムが鳴った




玄関を開けると、そこには



小包を持った中年のおじさんが立っていた

⏰:09/11/07 00:02 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#418 [けん]
俺宛の小包・・・



でも
身に覚えがなかった





伝票に書かれている品名を見て、ピーンと来た




すぐに箱を開ける俺



その中身は・・・

⏰:09/11/07 00:04 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#419 [けん]
俺が探し求めた
オルゴールがあった




あっ、思い出した!



ネットで注文したあと
到着予定が間に合わないと知ったけど・・・




キャンセルしてなかった



うっかりしてた

⏰:09/11/07 00:07 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#420 [けん]
こういう物は
事前にお金を振り込まなければならない



無意識にお金を振り込んでいたのか・・・?
だとすると、俺は今
とても危険な状態にある(笑)



オルゴールを開けると
そこには・・・
確かにあのメッセージが書いてあった

⏰:09/11/07 09:11 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#421 [けん]
そして
キレイなメロディーを奏でる



このオルゴールを
何としても渡したかった


でも、
この何日かの間に
絵美とは2度会っていて、すでにオルゴールCDを渡していた

⏰:09/11/07 11:29 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#422 [けん]
1度目は
会社の近くで待ち伏せをして、そのまま奈良の夜景を見に行った



蒼汰に
「お母さんがけんちゃんの事好きじゃなくなったから、蒼汰ももうけんちゃん好きじゃないねん」
って言われた日だ



2度目は・・・

⏰:09/11/07 11:33 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#423 [けん]
絵美の好きな鳥料理専門店に一緒に食べに行き、そのまま京都へドライブした時・・・



1度目とは違い蒼汰が
「けんちゃんと離れたくない!」と、泣き叫んでくれた日だ




今更、オルゴールが届いてもどうすればいいのか・・・

⏰:09/11/07 11:36 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#424 [けん]
そうして
渡せないまま
1年と少しが経ってしまった



この
「しるし」という曲は
改めて聞くと
自分に重ねて聞こえる



改めて聞くと
とても悲しく
とても切ない曲だ

⏰:09/11/07 11:38 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#425 [けん]
ダーリン ダーリン
色んな角度から
君を見てきた


そのどれもが
素晴らしくて
僕は愛を思い知るんだ



今まで見てきた
絵美や蒼汰の色んな顔


どれも一生忘れられない

頭の脳裏に焼き付いてる


そうやってまた
2人を愛した価値を
思い知る

⏰:09/11/07 11:44 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#426 [けん]
泣いたり
笑ったり
不安定な想いだけど


それが君と僕のしるし♪


2度も妊娠をさせ
2度も堕ろさせた


その悲しみから・・・
泣かせてしまった日々


「けんちゃん大好き」
そう言って笑ってくれた忘れ得ぬ日々


そのどちらもが
俺と絵美が歩んだ時間の確かな「しるし」だ

⏰:09/11/07 11:50 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#427 [けん]
ダーリン ダーリン


色んな角度から
君を見てきた


何をして過ごしていたって


思い出して苦しくなるんだ



ダーリン ダーリン


狂おしく鮮明に
僕の記憶を埋め尽くす♪

⏰:09/11/07 11:53 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#428 [けん]
今まで色んな顔を見過ぎてきたから

こうやって離れ離れになった今でも


何度も何度も
思い出してしまう

良き思い出が
俺を苦しめるんだ


あの日
あの時
あの場所の
全てのシーンが
鮮明に映し出される


また、その全てが
俺の記憶を埋め尽くし


こうやって1人・・・
長い長いトンネルを抜け出せずにいる

⏰:09/11/07 11:59 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#429 [けん]
オルゴールを開けてしまうと、自分と重ねてしまいブルーな気分になるから、俺はこの1年と少しの間・・・1度も開けていない



今は部屋の片隅で
影を潜めてる



そろそろ
捨てようかと思っている


2人の思い出の曲が
今では呪いの曲となってしまった(笑)

⏰:09/11/07 12:09 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#430 [けん]
そして
中古のギター


あの後も
何度も練習をした


いつか絵美の前で弾けるようにと、練習を繰り返した


おかげで少し弾けるようになったけど・・・
ギターを持てば「しるし」を弾いてしまう


これも呪いのギターとなった(笑)

⏰:09/11/07 12:13 📱:F905i 🆔:qD6tHvh6


#431 [けん]
部屋の片隅に置いてあるオルゴールと



クローゼットに立てかけてあるギター・・・



部屋を見渡せばどちらも目に入ってしまう


俺は気付いた・・・
てか、この部屋自体が呪われてるやん(笑)

⏰:09/11/08 19:19 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#432 [けん]
そして
もう1つ思い出した



それを探すため
引き出しの中を漁る



「確かこの中に・・・あったあった!」



久しぶりに見つけたその物体は



ある1枚の手紙だった

⏰:09/11/08 19:22 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#433 [けん]
全部で4枚くらいの手紙



この手紙は
俺が絵美に書いたもの・・・



紙は色褪せているが
文字はまだハッキリと読む事ができる



当時を思い出して苦しい気持ちになるのはわかっていたが、俺は久しぶりに読んでみる事にした

⏰:09/11/08 19:27 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#434 [けん]
この手紙の話しも、前編を少し掘り下げたものになります




何度も重複するけど・・・
絵美と奈良の夜景を見に行った日、俺は渡しそびれていた水子の御守りと、手紙を渡すつもりだった


手紙は2パターン用意していた


でも結局、その日は
御守りも手紙も渡せなかった

⏰:09/11/08 19:31 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#435 [けん]
その何日後かに
絵美達と最後のドライブ、京都へ行った時に手紙だけ渡すことができた



もちろん、2パターンあるうちの1枚だけ



なぜ手紙を2つも用意したのか?



それには訳があった

⏰:09/11/08 19:34 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#436 [けん]
絵美と別れ話になる少し前・・・2週間くらい前だ

お盆休みを利用して
和歌山へ旅行に行こう!と、2人で計画していた


当然、この時は別れる事なんて想像していなかったから俺は、その日を楽しみにしていた



絵美だって同じ気持ちだったはずだ・・・

⏰:09/11/08 19:37 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#437 [けん]
なぜなら・・・



旅行に行く話しになった時、真っ先に「和歌山に行きたい!」と言っていたし、旅館の予約も率先してやってくれたから



普通、別れる前にそんな言動と行動はしませんよね・・・?



まぁ、とにかく・・・
お盆休みの中頃に和歌山へ行くべく、旅館を予約した

⏰:09/11/08 19:41 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#438 [けん]
しかし・・・



わずかその1週間後に・・・


突然別れを告げられた



旅行は?
どうすんの?
もう予約したやん!


俺は絵美に、そんな事を言った

⏰:09/11/08 19:44 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#439 [けん]
それに対して絵美は



「ごめん。もう勝手にキャンセルしちゃった・・・」


そう言った



俺は、絵美の性格からして強かってるだけだと思ってた

⏰:09/11/08 19:45 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#440 [けん]
念のため旅館に電話をしてみると・・・



「あ〜っ、様・・・大人2名とお子様1名のご予約の方ですね?」


この話しぶりからして、その後でてくる言葉はわかってた



それでも俺は単なる、絵美の強がった嘘だ・・・と


最後まで信じてた

⏰:09/11/08 19:50 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#441 [けん]
しかし


「はい。確かに昨日の分頃・・・インターネットで予約のキャンセルを承っておりますが・・・」



わかってた事でも
その現実を突きつけられた俺は、しばらく放心状態だった



絵美は本気で
別れようと思ってるんや


何で・・・?

何で俺たち別れるん・・・?

⏰:09/11/08 19:54 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#442 [けん]
「もしもし!?もしもーし?お客様?」



旅館の人の言葉で
ハッ!と我に返った



『あっ、すいません!
ちょっと考え事してて・・・その予約のキャンセルなんですけど・・・
予約のキャンセルをキャンセルしてもらう事はできますか!?』


俺は、キャンセルに対してキャンセルで返そうとした(笑)

⏰:09/11/08 19:59 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#443 [けん]
「えぇ。今ならまだ可能ですが、日にちが近づくに連れてキャンセル料が発生しますが大丈夫ですか?当日キャンセルの場合は全額頂戴いたしますよ」



キャンセル料金なんて関係なかった



だって、この時の俺は
別れを防ぐ事ができると思ってたから


今まで何度も防いできたしね

⏰:09/11/08 20:03 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#444 [けん]
読んでくれている方いますか?
少し間を空けますので、その間に感想など頂けると嬉しいです

⏰:09/11/08 20:05 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#445 [けん]
そんなこんなで・・・
もう一度、旅館を予約したんだけど


結果的には行けなかった


何とか別れを回避できるように頑張ったけど、絵美の気持ちを変える事はできなかった



そして、京都へドライブに行った日−

⏰:09/11/08 22:49 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#446 [けん]
その日、家を出る前に


2枚の手紙をポケットに入れた



色んな想いを胸に
ポケットに手紙を入れた



この手紙の内容は・・・

⏰:09/11/08 22:52 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#447 [けん]
1枚の手紙には


絵美との別れを受け入れる内容を書いてある


今までの楽しかった事や辛かった事、そして悲しませた事の謝罪など・・・


色んな事があったけど、俺にとって・・・一生の宝になる時間を与えてくれた絵美と蒼汰に心から感謝している


そんな事を書いた


最後には、新しい彼氏と仲良くやれよ!
なんて、格好つけた言葉を残していた

⏰:09/11/08 22:57 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#448 [けん]
そして
2枚目の手紙には・・・


途中までは1枚目と同じで、過去を振り返った話しを書いている


しかし、最後の方は違う

その内容をそのまま書く
「俺と絵美と蒼汰の3人で、また笑いあえる日を信じている。
今日一緒に過ごし、この手紙を読んで、少しでも気が変わったなら日の時、駐車場に来てほしい。
俺は旅行の行く準備をして待ってるから。
もし、絵美が来なければ潔く諦めるから・・・」


こんな事を書いた

⏰:09/11/08 23:05 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#449 [けん]
つまり・・・
簡単に言うと、2枚目の手紙は・・・最後の告白だ


イチかバチかの勝負−



そんな気持ちだった



しかし
その日、帰りに渡した手紙は結局、1枚目の方だった

⏰:09/11/08 23:09 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#450 [けん]
ドライブの途中
絵美の口から出てくる言葉は、新しい彼氏の自慢ばかりで・・・



最後の告白をする勇気が失せてしまった



旅館もキャンセルできないまま当日を迎えてしまった


すぐにキャンセルすれば良かったかもしれないが、俺にはできなかった

⏰:09/11/08 23:12 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#451 [けん]
言葉にすると難しいけど、何て言うか・・・



キャンセルする事で
自ら終止符をうってしまうような気がしてた



そうする事で、別れを完全に受け入れてしまう感じが嫌だった



認めなければならない事を、認めたくない自分がいた

⏰:09/11/08 23:16 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#452 [けん]
そうして
引き出しを漁って出てきたこの手紙は・・・



あの当時の無念さや
切羽詰まった俺の気持ちを背負い込んで・・・



また俺の前に顔を出した



改めて読んでみると・・・


俺って文才なさすぎ!(笑)

⏰:09/11/08 23:19 📱:F905i 🆔:rgxgGmpk


#453 [けん]
1ヵ月放置してすみませんでした
少しだけ更新します。

⏰:09/12/07 20:38 📱:F905i 🆔:dGRshCmY


#454 [けん]
今年も残り僅かとなった11月


会社の同僚の結婚式が行われた


俺は、二次会の幹事に抜擢されてしまった



幹事なんてやった事ねぇし・・・

⏰:09/12/07 20:41 📱:F905i 🆔:dGRshCmY


#455 [けん]
自分には荷が重いのもあり、ずっと幹事を断っていた


お店を決めたり


演出を考えたり


ゲームを考えたり


無い脳みそをフルに活用しても、とても俺には無理な大役だ

⏰:09/12/07 20:44 📱:F905i 🆔:dGRshCmY


#456 [けん]
でも・・・



新郎の
「向こうの幹事は可愛い子ですよ。良い出会いになる事間違いありません」


この一言で幹事を引き受けてしまった




ほんま俺って単純すぎるなぁ・・・

⏰:09/12/07 20:47 📱:F905i 🆔:dGRshCmY


#457 [けん]
二次会の打ち合わせは


合計7回ほど行われた


男女共に2人ずつ


確かに相手の女の子は可愛いかった



スタイルも抜群だ

⏰:09/12/07 20:51 📱:F905i 🆔:dGRshCmY


#458 [m]
>>50
>>100
>>150

⏰:09/12/07 21:14 📱:SH05A3 🆔:C.isdqD6


#459 [けん]
でも、結果的に良い出会いとはならなかった


俺とその子・・・


ミキちゃんをくっつけようと周りは企んでいたけど、見事に期待を裏切った


一度2人でご飯を食べに行ったり、カラオケに行ったりはしたけど


いつも通り
そこまでだった

⏰:09/12/08 23:38 📱:F905i 🆔:RuI/KS2Y


#460 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>50-100
>>100-150
>>150-200
>>200-250
>>250-300
>>300-350
>>350-400
>>400-450

⏰:09/12/10 04:52 📱:P02A 🆔:sAj6eJ06


#461 [けん]
出会っては


その出会いを
無駄にして・・・



また出会っては
自ら縁を切っていく・・・



そんな事を繰り返していた

⏰:09/12/13 01:40 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#462 [けん]
いつまで
こんな事を続けるのだろう



いつまで
次の一歩が
踏み出せないのだろう





いつまで俺は・・・
こんな男なんだろう




いつまで・・・

⏰:09/12/13 01:44 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#463 [けん]
絵美と別れて以来
俺の相談役でもあり
暇つぶしの相手になってくれていた・・・
例の後輩


俺と絵美が復縁できるように一肌脱ぐと言ってくれた会社の後輩だ



そんな彼にも
とうとう彼女ができた

⏰:09/12/13 01:50 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#464 [けん]
俺の気持ちをわかってくれてた唯一の人間も、俺から離れていった




1人ぼっちになった・・・



まぁ、本当は素直に喜んであげたいけど・・・
心の中では寂しさいっぱいだった

⏰:09/12/13 01:53 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#465 [けん]
ある日

そんな幸せ絶頂の後輩と一緒に昼飯を食べた


その時の話題はもちろん


後輩の彼女の話



ニヤニヤしながら話す後輩が憎らしい・・・笑

⏰:09/12/13 21:51 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#466 [けん]
飯を食べながら俺は
『お前が俺を裏切ったから、新しいパートナー探さなアカンやんけ。いいよな〜お前は!クリスマスもラブラブか・・・』


とにかく愚痴った笑



それに対して後輩は
「先輩は今まで散々モテてきたじゃないっすか。いつ彼女ができてもおかしくないのに、先輩が無駄にしてるんっすよ。」
と言ってきた

⏰:09/12/13 21:59 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#467 [けん]
『わかってるわ!まぁ、お前は俺のぶんまで楽しめよ笑』
と、後輩の言う事を素直に認めた


その後は
食後のタバコをプカプカとふかし、沈黙に・・・



店員が食器を片付けに来たと同時に・・・


後輩が口を開いた

⏰:09/12/13 22:03 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#468 [けん]
「先輩、暇つぶしに出会い系サイトでもしてみたらどうっすか?笑。僕の連れとかはサイトで出会いがあって、彼女ができたみたいですよ。」



『ハァ?出会い系とかありえんやろ!顔も見た事ない人と会うなんて、緊張するし痛い目にあいそうやんけ。』
俺は出会い系に対しての印象を正直にそう話した


てか、普通そう思うでしょ?

⏰:09/12/13 22:16 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#469 [けん]
後輩は言い返す
「最近の出会い系って顔の写メが付いてるみたいですよ。だから、会う前に好みの子を探せるみたいです」



ぶっちゃけ
俺の中で衝撃が走った



顔を見れるんや・・・


面白いかも

⏰:09/12/13 22:19 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#470 [けん]
「ちなみに僕の連れはってサイトで彼女ができたんですって!試しに覗いてみましょうよ!」

他人事だと思ってか、またニヤニヤしながら後輩は言う


コイツ・・・
俺を使って自分が楽しみたいだけだろ



そんな疑心は
心の中に閉まった

⏰:09/12/13 22:24 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#471 [けん]
携帯を開き
ってサイトを覗いてみる事にした


もちろん登録をしないと見れない



少し怖かったが、後輩の連れが言うには優良サイトだという事なので思いきって登録してみた



「見て下さいよ!この子カワイイんじゃないっすか?!先輩のタイプでしょ?」


例のごとく
後輩はノリノリだ

⏰:09/12/13 22:31 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#472 [けん]
ちなみにこのサイト・・・

女の子の画像を見るのに20円かかる


前払いのポイント制で、3000円で600ポイントが付いてくる


メールを一回送るのに5ポイント消費する




初回登録の時だけ
お試しで200ポイントがサービスされる

⏰:09/12/13 22:45 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#473 [けん]
いい歳こいたサラリーマンが2人揃って、ファミレスで携帯をピコピコ



この画・・・



はたから見ればウケる笑



と、まぁそんなこんなで出会い系デビューしちゃった俺

⏰:09/12/13 22:49 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#474 [けん]
家でも1人携帯を開いては、好みの女の子を物色していた



そして



俺も思いきって
掲示板?たるものに書き込んでみた


【初めまして。良かったらメールからよろしく!】

こんな感じで書き込んだ

⏰:09/12/13 22:54 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#475 [けん]
誰かから返事が来るか


書き込んだあとは
ドキドキしっぱなしだった



最初は出会い系って有り得ないって思ってたけど、なんだかんだで楽しんでいる自分が情けない


そして・・・
書き込んでから1時間が経った

⏰:09/12/13 23:01 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#476 [けん]
一向に返事が来ない・・・


やはり出会い系では無理か



でも、まだ1時間!
もう少し諦めず待ってみよう!


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
フッ、所詮こんなものか・・・

⏰:09/12/13 23:08 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#477 [けん]
俺の期待は見事に裏切られた


たかがサイト


されどサイト・・・


悔しい気持ちもあったので色々と勉強した


そこで見つけた攻略法

⏰:09/12/13 23:12 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#478 [けん]
このサイトのトップページに、「返信率を上げるため為のポイント」とかが載ってあった



初めに気付けば良かったが、見落としていた



すぐ、そのポイントを読んだ


しかし
ポイントと言っても至って普通の事が書かれていた

⏰:09/12/13 23:15 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#479 [けん]
「アナタの画像をプロフィール画面に載せれば返信率もアップ!」
だって・・・



画像が有るか無いか・・・

そんなの有る方がいいに決まってるやん
当たり前の事を言ってどうする!

あぁ、期待してガッカリした

⏰:09/12/13 23:19 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#480 [けん]
俺はパタンと携帯を閉じ、布団の上で仰向けになった



画像か・・・
載せるの怖いけど、載せてみようかな〜



でも、載せても返信が来なかったらかなり落ち込むよなぁ



ん〜・・・
どうしよう

⏰:09/12/13 23:22 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#481 [けん]
散々迷ったあげく
俺は自分の写メを載せる事にした


もちろん、悪用されないという保証がサイトの中でされていたから



そして、もう一度同じ文章で投稿してみた



すると・・・

⏰:09/12/13 23:24 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#482 [けん]
バンバンとメールが入ってきた笑



何、この違い・・・



写メ1つで
こんなにも違うものか




マジでその違いに驚いた

⏰:09/12/13 23:32 📱:F905i 🆔:kPT/8k4Q


#483 [けん]
メールがたくさん入ってきても、返信をするのにお金が掛かる・・・



とりあえず、返信をせずに写メの反響だけを楽しんでいた



ちなみに
今もこのサイトには登録している

⏰:09/12/15 21:10 📱:F905i 🆔:u9uzJUVk


#484 [けん]
この小説の作者・・・



つまり、俺を見てみたい人はサイトを覗いてみて下さい笑



ハンネと同じ名前で登録しているから、すぐ見つけられると思います



ガッカリしたくない人は見ないで下さい笑

⏰:09/12/15 21:13 📱:F905i 🆔:u9uzJUVk


#485 [けん]
こんな感じで
1人の時間を楽しんでいた俺に・・・




できるなら避けたい「結婚式」というイベントがやってきた



結婚式はハッキリ言って嫌い


幸せそうな新郎と新婦を見ると、無性に切ない気持ちになるから

⏰:09/12/15 21:17 📱:F905i 🆔:u9uzJUVk


#486 [けん]
以前、ママさんバレーを誘ってきた、会社の後輩の結婚式



その前の月にも、別の後輩が式を挙げ、俺も出席した



しかも、今回は
披露宴で歌を唄うという大役まで任された



人の幸せを祝ってあげれる余裕ないんだけど・・・

⏰:09/12/15 21:21 📱:F905i 🆔:u9uzJUVk


#487 [けん]
会社の社員総勢8名で、式で唄う歌の練習に励んだ


俺にはソロパートが・・・


大衆の前でソロなんて緊張するやん!
そう思ってはいたが、何しろ俺以外はオッサンばっかりな為、俺が唄う以外選択肢はなかった



カラオケで練習しまくった

⏰:09/12/21 15:23 📱:F905i 🆔:jIbdLa.o


#488 [けん]
そうして迎えた式の当日



その日は天気予報がハズれて、あいにくの雨模様


天気予報では晴れだったのに、後輩はツイてないな・・・



しかも、会社の人間みんなして式に遅刻(笑)


ツイてない後輩だ

⏰:09/12/24 22:11 📱:F905i 🆔:A/7WMJfM


#489 [けん]
式が終わり


披露宴へと舞台を移す



俺の座るテーブルには、2人の同僚と・・・



子連れの若い夫婦



俺の向かい側に
子供が座って
その子供を挟んで夫婦が座っていた

⏰:09/12/24 22:14 📱:F905i 🆔:A/7WMJfM


#490 [けん]
可愛いらしい男の子・・・


まだまだ幼く、たぶん2、3歳だろう



披露宴そっちのけで
子供の事ばかり見てた



ダダをこねて泣きじゃくったり


料理をポロポロと落としたり・・・


気になってしょうがなかった

⏰:09/12/27 00:40 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#491 [けん]
そうして披露宴も佳境に入ったとき



俺の隣に座る後輩(女の子)が、その子供に話しかけた



『僕〜可愛いねぇ!何歳ですかぁ?』


その後輩の言葉に
プイッと顔を背ける子供

⏰:09/12/27 00:43 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#492 [けん]
子供なりに照れてるんだろう


後輩はめげずに何度もトライした


父親にお願いをして
抱っこをさせてもらおうと、後輩が子供に手をかけた時・・・



『うわぁぁぁぁーん!!』


と大声で泣き叫ぶ男の子

⏰:09/12/27 00:46 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#493 [けん]
それがショックだったのか、リアルに落ち込んでいた後輩(笑)


皆して
『男にも子供にも嫌われてるなぁ(笑)』と笑い飛ばしていた



他人の子供を懐かせるのって想像以上に難しいんやなぁ・・・
俺はそんな事を考えていた

⏰:09/12/27 00:49 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#494 [けん]
少し経ち
俺はトイレへと席を立った



今日何度目かわからないぐらい・・・尿が近い(笑)

幸せそうな新郎新婦を見てると尿間が緩むのか・・・


用を足して
会場へと歩いている時に


前方に例の子供がこちら側に向かって歩いていた

少し離れた所に父親がいた

⏰:09/12/27 00:53 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#495 [けん]
まだまだ足が覚束ないその姿を見て、思わず頬が緩んだ



俺は、まだ子供には一度も話しかけていない


話し掛けたら止まらなくなりそうで


話し掛けたら蒼汰と錯覚してしまいそうで・・・


今の今までブレーキをかけていた

⏰:09/12/27 00:57 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#496 [けん]
しかし
この目の前の男の子の姿を見ると・・・


ウズウズしてたまらない

例えるなら


露出の激しい女の子を見た時のムラムラする気持ちと同じ感じ(笑)


まぁ、この例えも女性にはきっとわからないだろうけど・・・

⏰:09/12/27 01:00 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#497 [けん]
「僕、何歳や?」


気付いたら腰を落とし、そう話し掛けていた



キョロキョロして父親を探す子供



やっぱり俺にも心開かへんかぁ・・・


そう落ち込みかけた時ー

⏰:09/12/27 01:03 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#498 [けん]
『にしゃい・・・』





えっ?!



「2歳か!!偉いなぁ〜僕。ちゃんと自分で言えるやん!」


子供が俺の問いかけに答えてくれたのが嬉しくて、勢いそのままに頭を撫でた

⏰:09/12/27 01:06 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#499 [けん]
「名前は何て言うの?」




続けて問いかけた



しかし
口をパクパクさせてはいるものの、声には出せていなかった

⏰:09/12/27 01:08 📱:F905i 🆔:cRzgcf1.


#500 [けん]
男の子が言いたかったそのセリフを



『名前はコウタって言います』



と、後ろからお父さんが答えてくれた



「コウタ・・・君ですか」


そう俺は感慨深げに相槌を打った

⏰:09/12/28 19:42 📱:F905i 🆔:RhKRD3nQ


#501 [けん]
続けて俺は言った


「コウタ!お利口さんで偉いなぁ!」


クシャクシャと、また何度も頭を撫でてから腰をあげた



「それじゃ・・・」
そろそろ歌の催しが近づいていた為、俺はその場を立ち去ろうとした・・・

その瞬間ー!

⏰:09/12/28 19:47 📱:F905i 🆔:RhKRD3nQ


#502 [けん]
クイッ−



服の袖を引っ張られ



振り返ってみると・・・
コウタがいた


何を言いたいのかわからないけど、俺と離れるのがイヤなんだろう


「コウタも一緒に行くか!」

⏰:09/12/28 19:51 📱:F905i 🆔:RhKRD3nQ


#503 [けん]
感想板です。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4451/

⏰:09/12/28 19:52 📱:F905i 🆔:RhKRD3nQ


#504 [けん]
披露宴会場の扉を開けると、後輩の女の子が駆け寄ってきた


「凄い懐いてますね!やっぱりさんは子供に好かれるみたいですねー」


確かに・・・昔から子供と動物には大人気だった



その光景を見て、今度は何人かの先輩が俺に向けて言葉を発した

⏰:10/01/13 10:57 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#505 [けん]
「おいおい!蒼汰とダブって連れて帰るなよ(笑)」


『そんな事するわけないでしょ!でも・・・やっぱ子供は可愛いっすわ!』

俺は素直にそう言った



そうは言ったものの・・・

⏰:10/01/13 11:02 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#506 [けん]
今、握っている


この小さな手・・・


この柔らかい感触・・・


この・・・
手を繋ぐ光景



蒼汰とダブらないはずがない


懐かしさと同時に
寂しさも込み上げてきた

⏰:10/01/13 11:06 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#507 [けん]
そうして・・・


結婚式も終わりが近づき


最後にコウタと記念撮影をして別れた


コウタが
離れ離れになるのがイヤで、ずっと泣いていたのが印象的だった


『よしっ!帰ろっか』

⏰:10/01/13 11:09 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#508 [けん]
俺の合図で後輩2人が車に乗り込み、そのまま帰路へ・・・


後輩を家まで送り届ける道中、ふとした事がきっかけで絵美の話題になった



さんは、まだ絵美さんの事が忘れられないんですか?」
そう言ったのは後輩の女の子


俺は
『何でまた急に?!』
そう返した

⏰:10/01/13 11:14 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#509 [けん]
「何でって・・・特に理由は無いんですけど・・・」



「未だに彼女ができないって事は未練があるのかなぁ〜って思っただけです」


『なるほど・・・確かに少し前までは未練があったよ。だから、出会いがあっても進展する事はなかった。』

俺は続けて言う

『でも、今は未練はない。そんな時に限って出会いがないんよな〜今日も期待してたけど、見事に運命の出会いはなかった(笑)』

⏰:10/01/13 11:19 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#510 [けん]
それを聞いて
別の後輩が質問してきた


「じゃあ・・・例えば今、元カノがヨリを戻したいって言ってきたらどうしますか?」



『・・・・・・』



思わず返す言葉に詰まった

⏰:10/01/13 11:23 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#511 [けん]
「やっぱり悩むって事は未練あるんですよー!」


『そんなんじゃないっつうの!ちょっと考えてみただけや。』


「じゃあ、どうするんですか?」


俺の答えを急かす後輩達

少し間を置いて・・・

⏰:10/01/13 11:28 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#512 [けん]
『ヨリを戻すつもりは無い!!』


そう力強く答えた


「何でですか?」
後輩は、またすぐ返してきた


『何でって言われても・・・』



考えたのち、俺の思いを全て話した

⏰:10/01/13 11:32 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#513 [けん]
『絵美と出会って、付き合って・・・俺は凄い成長できたと思う。男としてもやけど、何よりイチ人間として成長できたと思ってる。間違いなく絵美は、俺の初恋の相手やった。』


フンフンーっと、後輩が頷いているのがミラー越しに見えた




『でもな・・・』

⏰:10/01/13 11:36 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#514 [けん]
『絵美との別れもまた、俺を成長させてくれてん。今の俺があるのも、全て絵美と別れた事によるものやと思う。まぁ、絵美にフラれた事は俺にとって初めての失恋やったんかな!
出会いも別れも、俺を成長させてくれた・・・そんな女は中々おらんよ。
でも、できるなら別れた後の苦しみ、あんな思いは二度としたくない。
だからヨリは戻さない。

たぶん、別れた事によって成長した俺やからこそ、そう決断できるんやろな。
この決断が1番の成長の証かもなぁ(笑)』

⏰:10/01/13 11:45 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#515 [けん]
その話しが終わった頃、後輩達の家へと着き、解散する事になった



1人残った車内で考える

なんか不思議な感じー


あんな事を言った後なのに、後悔の念がまったく無い


むしろ、やっとスタートラインに立てた


そんな清々しい気分だ

⏰:10/01/13 11:49 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#516 [けん]
そして−


俺は、その足で次の目的地へと急いだ


結婚式の後は、忘年会の予定が入っていた


ソフトボールの忘年会だ

6時スタートと聞いていたけど・・・


『やべっ!今9時やん!』

⏰:10/01/13 11:52 📱:F905i 🆔:19m6/QmI


#517 [けん]
車のスピードを上げ
目的地へと急いだ


今更行っても、もう遅いかな


てか俺お酒飲まれへんし、行ってもしょうがないよな・・・



やっぱ止めとこうかな


電話一本入れとくか・・・

そう思い、携帯を取り出した


その時−

⏰:10/01/18 16:14 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#518 [けん]
ブーッ−ブーッ−


携帯が鳴った



着信は、ソフトボールの人からだった


ちょうどよかった・・・



『もしもし・・・』


【あっ、?何してんの?!早くおいでや!今から二次会に行くで】


そう話したのは、30代半ばのヤスさん


チームメートはほとんどが30代で、中には60代のおっちゃんもいる

⏰:10/01/18 16:19 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#519 [けん]
「えっ・・・二次会っすか?今、結婚式終わって・・・今更行っても遅くないですか?!」
正直言って俺は、行くのが面倒くさかった。だからヤスさんからも、共感してもらえる返答を待っていた



でも・・・



【遅くない!これからが忘年会も本番やで!とりあえずっていうスナックに今から移動するから!絶対おいでや!】


ヤスさんはそう言って電話を切った

⏰:10/01/18 16:24 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#520 [けん]
しかも・・・


二次会でスナックって!


明らかにオッサンの集まる場所やん!


お水系の店なんて行った事ないし、めちゃイヤや!


俺は電話を切った後、1人でそう呟いていた

⏰:10/01/18 16:27 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#521 [けん]
この時は、行くのがほんまにイヤやった



だけど・・・




今思えば



行ってよかった



無理矢理だったけど
誘ってくれたヤスさんに感謝しなきゃな・・・



この後、俺の運命を変える出来事がおこった

⏰:10/01/18 16:32 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#522 [けん]
10時くらいにお店へと到着


ドアを開けると同時に


カランカランッ−
と、鈴が鳴った

ドキッ!!
ビックリした俺は・・・


思わずドアを閉めた


何?今の音!
お水系ってドアを開けると鈴が鳴るの?


外で自問自答していると

「いらっしゃーい!君ね?もう皆さん揃ってるわよ!」

⏰:10/01/18 16:41 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#523 [けん]
お店のママさんらしき人が手招きして、店内に案内してくれた



「おーっ!!遅いわ」


皆さん・・・


かなりベロベロみたいですね・・・


カラオケまで歌ってるし!

⏰:10/01/18 16:43 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#524 [けん]
初めて見る・・・


お水の内装


俺は、しばらく店内をキョロキョロしていた



そこに・・・



「ハイ!おしぼりどーぞ!」

⏰:10/01/18 16:46 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#525 [けん]
1人の若い女の子が
おしぼりを渡してきた



まぁまぁ可愛いやん・・・


内心でそう考えながら

『ありがとう・・・』
と言って、それを受け取った


「何飲みますか?」

⏰:10/01/18 16:48 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#526 [けん]
『あぁ・・・コーラで!』


女の子は「えっ?」って顔をした


まぁ、こんなとこにまで来てコーラ飲むんだからビックリするよな・・・


『お酒飲めない体質やから・・・それに車なんで(笑)』


そう言い訳した

⏰:10/01/18 16:51 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#527 [けん]
間が空くので良ければ感想お願いします!

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4451/

⏰:10/01/18 16:52 📱:F905i 🆔:q3MNemfc


#528 [けん]
手元に届いたコーラを片手に、とりあえずその場を楽しんでみた



みんなベロベロに酔っ払っていたから、まともな話しなんかできてなかったと思うけど・・・



そんな中−
先ほどの女の子が話し掛けてきた

⏰:10/01/21 22:42 📱:F905i 🆔:WvEui6lI


#529 [けん]
「初めて・・・ですよね?」

『ん?あぁ、そうやね。ここに来るのは初めて』と俺は答えた



「他の人達・・・ヤスさん達は常連さんなんですよ!これからも来て下さいね」
女の子はそう言ったが、俺の地元はこの場所から車で20分ほどの隣町。しかも、お酒飲めないし・・・これからもここに来る事は無いだろう・・・そう思っていた

⏰:10/01/21 22:47 📱:F905i 🆔:WvEui6lI


#530 [けん]
その彼女と話していた時、ヤスさんが横から口を挟んできた


「トモミちゃんに手を出したらアカンで!」


どうやらこの子はトモミちゃんという名前らしい・・・



元々彼女と同じ名前やん

⏰:10/01/22 19:59 📱:F905i 🆔:srC.WJiE


#531 [けん]
ヤスさんの発言に対し、俺はこう返した



『手を出すとかそんな事は考えてませんよ!僕、こう見えてかなりマジメですから(笑)』



お酒が入り、機嫌が良いヤスさんは軽い口調で言った


「なら良いんやけどな!なんたってトモミちゃんはさんの大事な娘やから・・・」

⏰:10/01/22 20:05 📱:F905i 🆔:srC.WJiE


#532 [けん]
えっ?



さんとは、ソフトボールで同じチームメイトのおっちゃんだ



今もカウンター席で楽しそうにお酒を飲んでいる


「ついでに言うと、あのママさんはさんの奥さんやで!」


そうヤスさんは教えてくれた

⏰:10/01/22 20:08 📱:F905i 🆔:srC.WJiE


#533 [けん]
娘とか、奥さんとか・・・


なんか気を遣って落ち着けないな・・・このお店



1人で、そう居心地の悪さを感じていた時トモちゃんに話しを持ちかけられた



「合コンしましょうよ♪」

⏰:10/01/26 21:09 📱:F905i 🆔:c0wJH6A2


#534 [けん]
合コン?


はっきり言って
合コンは行き過ぎて
飽きた



なんて言えるわけもなく


『合コン?いいよ!いつする?』


と、話しはトントン拍子に進んだ

⏰:10/01/26 21:13 📱:F905i 🆔:c0wJH6A2


#535 [けん]
ひとまずメアドを交換して、その日はお開きに・・・


この時・・・



トモちゃんのメアドは電話帳に登録しなかった



トモちゃんに限らず、俺は女の子とメアドを交換しても、今までほとんど登録してこなかった


理由は至って簡単

⏰:10/01/26 21:18 📱:F905i 🆔:c0wJH6A2


#536 [けん]
“メールをする事はない”


ただ、それだけの理由だ


メアドの交換なんて、その場での社交辞令に過ぎない



交換しても、女の子からメールはこない



俺は、そんなひねくれた考えをしていた

⏰:10/01/26 21:22 📱:F905i 🆔:c0wJH6A2


#537 [けん]
次の日−



俺の予想に反して
トモちゃんからメールが来た



その内容は
昨日はありがとうとか
合コンはどうするかとか


至って普通のやり取りをしていた

⏰:10/01/29 20:27 📱:F905i 🆔:qwRahE5o


#538 [けん]
そして・・・
合コンの日程が決まり俺は即、メンバー集めに走った



久々の合コンやし、憂さ晴らしに思いっきり楽しもうと決めていた


しかし・・・


前日になって合コンがキャンセルになった

⏰:10/01/29 20:30 📱:F905i 🆔:qwRahE5o


#539 [けん]
トモちゃんの友達が、予定があるのを忘れてたようだった



少しガッカリした俺は、トモちゃんにメールをした

内容は
【せっかくやし2人で飯でも行く?】



返事はすぐ返ってきた

⏰:10/01/29 20:32 📱:F905i 🆔:qwRahE5o


#540 [けん]
【行きたい!行きたい!】


このメールがきっかけで俺とトモちゃんは、初めてのデートをする事になった



この時点で、俺の中で
長い間、溜め込んできた「絵美への想い」は
確かに・・・



影を潜めてきていた−

⏰:10/01/29 20:37 📱:F905i 🆔:qwRahE5o


#541 [けん]
初めてトモちゃんと2人で食事に行ったのは、12月の中旬



クリスマスも一緒に過ごした



毎日メールもした




いつしか、それが当たり前になってきた

⏰:10/02/02 21:13 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#542 [けん]
日を追っていくごとに、トモちゃんのツライ過去を知ることになった



どうやら・・・
元カレと結婚寸前までいった末に、裏切られて別れたみたいだった



結婚の為に、別れる1ヶ月前から同棲も始めたらしい


それが
裏切られる結果になり、ショックのあまり体重が減り、髪の毛まで抜けてきた・・・


トモちゃんは
そう俺に打ち明けてくれた

⏰:10/02/02 21:18 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#543 [けん]
その話しを聞いて
共感できる所がたくさんあった



トモちゃんとなら、お互いの過去を拭い去れるのではないか・・・



そう感じた



そして
俺も自分の犯した罪を打ち明けた

⏰:10/02/02 21:20 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#544 [けん]
トモちゃんは
人殺しの俺でも
優しく受け止めてくれた


また
俺はずっと募らせてきた、蒼汰への想いも話した


絵美との事は
「良い経験だった」と
思い出にする


でも・・・

⏰:10/02/02 21:24 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#545 [けん]
蒼汰の事は
一生忘れられない


いや、
忘れたくない



これからもずっと
蒼汰を影から見守りたい


その気持ちだけは
譲れない



そんなバカげた事も
トモちゃんに話した

⏰:10/02/02 21:26 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#546 [けん]
そんな
全ての事を話したあとでも



トモちゃんは
俺の気持ちを受け止めてくれた




もう
この子しかいない





もう
すべて・・・
終わりにしよう

⏰:10/02/02 21:30 📱:F905i 🆔:OofQbgYY


#547 [けん]
年が明け、2010年−



早いもので


絵美と別れてから
もう1年半が経った

明日は
絵美と別れてから
2度目の・・・誕生日



本当に時間が経つのは早い

⏰:10/02/03 20:52 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#548 [けん]
今年で俺も29歳



来年の今頃は30歳になる



ずっと絵美と蒼汰を
引きずり続けていた俺に、母親は「いいかげん目を覚ましなさい!アンタももう30になるんやで!」と言う



そんな母親も
別れたばかりの頃は
絵美との復縁を応援してくれていた


時間は経過すると共に
母親の気持ちを変化させていった

⏰:10/02/03 20:59 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#549 [けん]
そして・・・



「けんちゃん、今日の夜あけといてね!仕事場まで車で迎えに行くから」


トモちゃんからの急なお誘い・・・



何かあるのかな?


俺はその時・・・
これから起こる事を
まったく想像していなかった

⏰:10/02/03 21:03 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#550 [けん]
読んでくれてる人いてますか?
いたら感想頂けると嬉しいです

⏰:10/02/03 21:06 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#551 [りょうエ]
読んでます~
頑張って下さい

⏰:10/02/03 21:26 📱:W62H 🆔:YKJ1IpQg


#552 [けん]
りょうさん


読んで頂きありがとうございます!

⏰:10/02/03 22:17 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#553 [けん]
1月某日


時刻は夜の10時



トモちゃんが会社まで迎えに来てくれた



『ゴメン!遅くなって・・・』


「ううん、全然いいよ!気にしないで!あっ、缶コーヒーよかったら飲んで!」


そう言って
缶コーヒーを差し出してくれたトモちゃん

⏰:10/02/03 22:20 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#554 [けん]
こんな優しさにも
程遠く縁がなかった俺


俺にとって
トモちゃんは特別な存在になっていた



『てか、会社まで来てくれてどうしたん?!』
俺は思ってる事をそのままぶつけた


それに対して・・・

⏰:10/02/03 22:23 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#555 [けん]
「何となく・・・けんちゃんの職場もどんなとこか知りたかったし」
と、返すトモちゃん



俺は鈍感な男−



『そうなんや〜それだけの為にここまで来てくれたんか!ありがとう!』


「けんちゃんの家までの道のりは案内してね!」

そんな会話をしながら
約1時間かけて家に着いた

⏰:10/02/03 22:28 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#556 [けん]
車を家の近くに停めて
色んな話しをしていた


体重が痩せ
髪の毛も抜けまくっていたトモちゃんの体調



俺と出会ってから
全てが回復の傾向にある


ありがとう
そんな事も言われた

そして
楽しい時間は過ぎ・・・
もうすぐ日が変わろうとしていた

⏰:10/02/03 22:34 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#557 [けん]
と、その時
トモちゃんが車から降りて、トランクでゴソゴソと・・・



足早に運転席に戻ってきたトモちゃんの片手には、紙袋が1つ



何かのお土産・・・??


俺は
ほんまに鈍感だから
まだ気付いていなかった

⏰:10/02/03 22:37 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#558 [けん]
「けんちゃん!
お誕生日おめでとうー!」



そこでやっと自分の誕生日に気がついた



目を丸くしている俺の前で


「これプレゼント!」
と、ネックウォーマーを紙袋から出してくれた

⏰:10/02/03 22:41 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#559 [けん]
「汚くて下手くそやけど大事に使ってね!」


『えっ?!もしかして手編み!?』


「うん!初めてやから失敗しちゃったけど(笑)」


この時点で
俺は強く胸を打たれていた


嬉しさのあまり
ネックウォーマーに頬ずりをする俺

⏰:10/02/03 22:44 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#560 [けん]
その光景を嬉しそうに、横で見ていたトモちゃんは、また何かを紙袋から取り出そうとしていた




そして−




「やっぱり誕生日と言えばコレよね!」


俺の目に飛び込んだのは

手作りケーキ

⏰:10/02/03 22:48 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#561 [けん]
何で・・・


何でここまで
してくれんの・・・??


本当に嬉しくて
涙が出そうになった



しばらくして
ケーキを食べようとした時


「ちょっと待って」
と、トモちゃんはポケットから何かを取り出した

⏰:10/02/03 22:51 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#562 [けん]
「誕生日なんだから、これもしなきゃ!」
トモちゃんはおもむろに、それをケーキに刺した



ケーキの上に立てられたロウソク−



ユラユラと揺れる
小さな灯り−



小声でバースデーソングを歌うトモちゃん



この光景・・・

⏰:10/02/03 22:55 📱:F905i 🆔:EpyGxf3s


#563 [けん]
今、俺の目の前で広がるこの光景



あの時と同じだ−



3年前
絵美も同じように祝ってくれ、心打たれたあの時とまったく同じ・・・





まったく同じ

⏰:10/02/08 20:16 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#564 [けん]
不謹慎だけど
トモちゃんの事より
絵美の事が頭に浮かんでしまった



嬉しいんだけど
悲しい・・・
そんな心境だった



そして
ハッピーバースデーを歌ってくれたトモちゃん


何も知らない
その笑顔を見ると
自分がバカに思えた

⏰:10/02/08 20:21 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#565 [けん]
そうして
俺は、この日−




トモちゃんと付き合う事にした



3年前、絵美と初めて歩み寄る事になった俺の誕生日は・・・



今日から
トモちゃんとの記念日に塗り替えられた


少しずつ


少しずつだけど
こうやって、全ての事が塗り替えられていこうとしていた

⏰:10/02/08 20:28 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#566 [けん]
もう後悔はしない


もう振り返らない



もう終わりにする・・・



色んな想いを胸に
俺からトモちゃんに告った


新たなスタートを切る

⏰:10/02/08 20:31 📱:F905i 🆔:MNaTq2kc


#567 [けん]
翌日、俺はあらゆる人に彼女ができた事を話した


みんな自分の事のように喜んでくれた



彼女ができただけなのに、大袈裟に喜んでくれた


そうして、気付けば俺は笑顔を見せる事が増えていった


自然な笑顔を・・・

⏰:10/02/09 21:37 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#568 [けん]
しかし、神様は
そんな俺を黙っては見てくれなかった



俺が笑顔を見せる事を
許せなかったのだろう




これ以上ない
苦悩の時間を与えられた


それはトモちゃんと付き合い始めて、1週間経った時に起きた

⏰:10/02/09 21:40 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#569 [けん]
その日もいつも通り営業で外回りをしていた



そこに1本の電話が−



【おー?お疲れ様!】
上司からだった


『どうしたんですか?』

【ちょっと悪いんやけどさぁ・・・】上司はバツが悪そうに話し始めた

⏰:10/02/09 21:44 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#570 [けん]
どうやら、別の営業マン宛てに掛かってきた顧客を代わりに対応してくれないか?という内容のようだった


その営業マンが顧客を怒らせてしまったみたいで、担当を変えろ!と吠えているとの事・・・


他に対応できる人間がいなく、しかも今からすぐに来い!と言っている。その要望に応えられるのは俺しかいない・・・上司はそう思い、俺に電話を掛けてきた

⏰:10/02/09 21:48 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#571 [けん]
理由が理由なだけに断ることもできず、俺は渋々了承した



ただ、その顧客の住所を聞いてイヤな予感がした



絵美の家の近くだったから




俺は、ちょっとだけためらった

⏰:10/02/09 21:51 📱:F905i 🆔:Tl/ONdiM


#572 [我輩は匿名である]
書いてー

⏰:10/02/27 22:30 📱:L01A 🆔:eSCO.ljE


#573 [けん]
顧客に電話をし、すぐさま会社まで訪問した



延々と前任の文句を垂れ込む先方の担当者



長い長い説教から開放されたのは、夕方の6時頃だった



会社の入り口を出て、俺はしばらく立ち止まった

⏰:10/03/04 17:19 📱:F905i 🆔:VW2EwaME


#574 [けん]
今、この場所から右に向かえば駅までの道のり



左に向かえば・・・


わずか数百メートルで、絵美の家へと着く



この見慣れたはずの景色も、もう1年半見ていない


俺は迷った

⏰:10/03/04 17:22 📱:F905i 🆔:VW2EwaME


#575 [けん]
幸せな時間を過ごした場所


玄関で待ち続けた辛い場所



色んな体験をした
あの場所に
少しでも立ち寄りたい



ダメだ!
それはダメ!
もう俺には新しい彼女がいてるんだ


そんな葛藤を繰り返していた

⏰:10/03/04 17:28 📱:F905i 🆔:VW2EwaME


#576 [我輩は匿名である]
一気に読みました
頑張って下さい
はまりました
続き気になります
お願いします

⏰:10/03/24 06:12 📱:SH02B 🆔:r90xdahY


#577 [我輩は匿名である]
>>200-400
>>401-600

⏰:10/03/24 22:58 📱:SH02A 🆔:hFWhTUDI


#578 [けん]
そうして・・・


悩んだあげく
俺は右の道を・・・


駅までの道のりを歩く事にした



これが、今の自分にとって
最良の選択だと思っていた

⏰:10/03/25 15:00 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#579 [けん]
トボトボと重い足取りで駅まで歩いていると



前方に絵美の姿が見えた


蒼汰を後ろに乗せて自転車を漕いでいる



ヤバい!
瞬時に俺はそう思った

⏰:10/03/25 15:05 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#580 [けん]
徐々に近づいて来る絵美


何も悪い事はしていないが、今さら顔を会わすのが怖く感じていた俺は

とっさに建物の陰に隠れた



絵美が通り過ぎるのを横目で確認して、事なきをえた

錯覚かもしれないが・・・
この時、絵美と一瞬目が合ったような気がした

⏰:10/03/25 15:09 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#581 [けん]
翌日−


俺の耳に悪い知らせが入った



絵美と俺の共通の知人である、上司のNさんが


「お前ストーカーしてるんか?」

と突然言ってきた


・・・はっ?

⏰:10/03/25 15:12 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#582 [けん]
当然、俺にはその言葉の意味がわからなかった


「絵美ちゃんから連絡あって、昨日けんちゃんが家の近くを歩いてた!怖いから止めさせてって頼まれたんよ」



・・・!!


あの時、目が合ったと思っていたのは錯覚じゃなかったのか


絵美も俺に気付いていたのか・・・

⏰:10/03/25 15:16 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#583 [けん]
さらにNさんは言う



「しかも、絵美ちゃんが近づいて来た時にお前隠れたんやろ?それが余計に怪しく見えたらしいぞ」


もはや返す言葉が見つからない



会社の中でも冗談半分で【は元カノをストーカーしている】と噂が広まってしまった

⏰:10/03/25 15:19 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#584 [けん]
感想などはこちらにお願いします
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4451/

⏰:10/03/25 15:51 📱:F905i 🆔:JCNpzIeQ


#585 [けん]
そして−
月日は流れ・・・



3月になった



トモちゃんとは
何の問題も無く順調に付き合っていた


いや、少し問題はあったのかもしれない

⏰:10/04/07 14:38 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#586 [けん]
2人でいる時に


無意識だが
トモちゃんの前で、絵美や蒼汰の話しをしてしまう



悪気は全く無いけど
話さずにはいられない



そんな衝動に駆られる

⏰:10/04/07 14:42 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#587 [けん]
最初のうちは、そんな俺の話しも笑って聞いてくれていたトモちゃん



だが、時間が経つにつれて我慢ができなくなったようだ



「けんちゃん!!いつもいつも元カノの話しするけど、トモはそんな話し聞きたくないから!」


大人しいトモちゃんが珍しく声を荒げた

⏰:10/04/07 14:46 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#588 [けん]
当然、それ以来トモちゃんの前では過去の話しはしていない



だが・・・
季節は3月



3月と言えば
卒園式の季節だ



蒼汰もこの3月で卒園する

⏰:10/04/07 14:49 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#589 [けん]
出会った頃は
まだ3歳で


ミッキーのオムツをしていた



ご飯を食べる時も
こぼしてもいいように
首からエプロンみたいなのをぶら下げていた


お箸は使わずに
全部スプーンで食べていた

⏰:10/04/07 14:53 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#590 [けん]
外出する時は
お気に入りの三輪車に
歩くと音が鳴る靴を履いていた


歩く度にプップッ−と音が鳴って、その姿を背中から見守る事が幸せだった



そんな蒼汰も3月で卒園し、4月からは小学生になる

⏰:10/04/07 14:57 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#591 [けん]
3歳だった子が
もう小学生に・・・



そんな、はやる気持ちを誰かに話さずにはいられなかった



でも今更、誰にも話せない


今まで色々相談に乗ってもらってきた会社の後輩にすら、新しい彼女ができた以上話す事はできない

⏰:10/04/07 15:06 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#592 [けん]
ふと横に目をやると



1つの青いポーチが飛び込んできた



蒼汰が父の日にって
プレゼントしてくれたポーチだ



少し色褪せてきているが、俺の似顔絵はまだハッキリと描かれている

⏰:10/04/07 15:10 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#593 [けん]
そのポーチを見ていると、何だかすぐそばに蒼汰がいてそうな・・・

そんな
不思議な気持ちになった



そうして俺はこの日から、そのポーチの中に小さな手紙を入れるようになった



本当に小さな手紙だ

⏰:10/04/07 15:15 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#594 [けん]
手紙の内容は・・・



[蒼汰!卒園おめでとう!]


とか


[大きくなったか?]


とか


紙切れ一枚に書けそうな内容だ

⏰:10/04/07 15:17 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#595 [けん]
もし、今でも蒼汰がすぐそばにいたら


きっと俺、こんなこと言うやろな〜って事を書いた


誰にも話せないから
1人虚しく
自分の想いを文字にしている



誰も知らない俺の秘密だ

⏰:10/04/07 15:21 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#596 [けん]
また
その手紙をポーチに入れる事によって、蒼汰に届くんじゃないかってバカな夢を見ている俺(笑)


そうして・・・
とりあえずこの日の俺は、卒園おめでとう!とメッセージを残しポーチの中に入れた




ちなみに
今日の段階で、このポーチには5枚の手紙が積まれている

⏰:10/04/07 15:27 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#597 [けん]
ある日のこと



トモちゃんとドライブしていた時に、初めて秘密を打ち明けられた



“それ”は、神様が俺に与えた罰


“それ”は、トモちゃんがずっと言えずにいた事・・・

⏰:10/04/12 16:25 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#598 [けん]
例の青いポーチ−


車の運転席に引っかけてあるため、助手席に座るトモちゃんの目にも飛び込んでくる



付き合う前から、蒼汰への想いは理解してくれていたトモちゃん



そのポーチを見て
「この似顔絵、けんちゃんに似てるね」
とか言ってくれていた

⏰:10/04/12 16:29 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#599 [けん]
この日も
ポーチを手に取り
何か言いたげなトモちゃん


沈黙を見かねて
先に俺が口を開いた



『トモちゃんと結婚して子供が産まれて、もし男の子なら野球させて・・・一緒にキャッチボールしたい』なんて笑いながら話した



この後、トモちゃんの口から出る言葉は全く想像していなかった

⏰:10/04/12 16:36 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#600 [けん]
「けんちゃん・・・」



『ん?どうした?』



「私、けんちゃんとずっと一緒にいたい!!」



『どうしたん急に?!笑』



「けんちゃんと結婚して、毎日けんちゃんの帰りを玄関で迎えたい・・・」

そう話すトモちゃんは、少しずつ声のトーンが下がっていった

⏰:10/04/12 16:41 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#601 [けん]
『そんなん俺も同じ気持ちやで!』



そうやって笑って話す俺を見て、トモちゃんは俯いた・・・



「けんちゃんが蒼汰君の事を想う気持ちは、めっちゃ良い事だと思う。本当に子供が好きなんだなぁって、トモもそんなけんちゃん見てると嬉しくなるの・・・」

続けて言う

「だから・・・
だからこそ
話しておかないといけない事があるの・・・」

⏰:10/04/12 16:47 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#602 [みみ]
ageさせてください!すごいきになります

⏰:10/04/14 10:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#603 [けん]
みみさん


あげてくれてありがとう!

⏰:10/04/14 11:54 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#604 [けん]
話しづらそうなトモちゃんだが重い口を開いた



「私・・・子供ができない体なんよ」





「子供好きなけんちゃん。でも、そんなけんちゃんとの赤ちゃんを産めないの」




えっ??

⏰:10/04/14 11:58 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#605 [けん]
子供が産めない・・・



それってつまり−



夢に描いてた
理想の家族像が
叶わないって事?



キャッチボールもできないって事?


運動会でカメラを構えることもできないって事?

⏰:10/04/14 12:02 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#606 [けん]
そんな事を
頭の中で考えてた




「けんちゃん・・・?」



そう呼びかけられて
ハッと我に返った



「トモのこと・・・イヤになった?」

⏰:10/04/14 12:05 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#607 [けん]
『イヤに?そんな訳ないやん!子供ができるか、できないかなんて重要じゃないよ。』



『それに、絶対産めないなんて・・・まだ決めつけるのは早いやん!』



申し訳なさそうなトモちゃんを元気づけるため


明るく元気に振る舞った

⏰:10/04/14 12:09 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#608 [けん]
絵美と別れ
途方に暮れていた俺を
「この子しかいない」と思わせてくれたトモちゃん


この子となら
将来も幸せになれる


絵美や蒼汰の事を
良き思い出として
前に進むことができる

俺にとって
そんな存在のトモちゃん

⏰:10/04/14 12:15 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#609 [けん]
そんなトモちゃんと俺との間に、新しい命が宿ることはない・・・



当たり前の事かもしれない


俺は2人の赤ちゃんを殺してしまった



今まで償ってきたつもりだけど、そんな事では神様も許してくれなかった


当たり前だよ・・・
やっぱ、俺が
理想の家族を持つ事なんて許されないんだ

⏰:10/04/14 12:20 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#610 [けん]
感想板です


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4451/

⏰:10/04/14 12:21 📱:F905i 🆔:Gj5FFKlI


#611 [我輩は匿名である]
頑張って下さいP

⏰:10/04/27 00:19 📱:W62H 🆔:I5gBHkSc


#612 [我輩は匿名である]
>>1-200
>>201-400
>>401-700

⏰:10/04/28 18:04 📱:SH02A 🆔:nMNQpwY2


#613 [けん]
街行く家族の楽しそうな表情を見ると



いつか俺も!
って心の中で願っていた


だから、トモちゃんの言葉に本当にショックだった



俺の中で何かが変わった瞬間だった

⏰:10/04/30 14:14 📱:F905i 🆔:jsVlEOt6


#614 [けん]
表情は笑っていても
心の中は曇っているような、そんな毎日が続いた


特にトモちゃんといる時は、上の空状態だった



あの日以来、トモちゃんと過ごす時間も楽しいと感じなくなってしまった


俺のワガママだって
わかっていたんだけど・・・

⏰:10/04/30 14:24 📱:F905i 🆔:jsVlEOt6


#615 [けん]
けんちゃん、最近笑わなくなったね



けんちゃん、私と一緒にいても楽しくなさそう



けんちゃん−




けんちゃん−

⏰:10/05/18 21:25 📱:F905i 🆔:BueLwQYc


#616 [けん]
トモちゃんから、そう言われる度に弁解をしてきた



でも、いつからか・・・


弁解すらしなくなった自分がいた



トモちゃんから、そう言われるのが苦痛になってきた

⏰:10/05/18 21:27 📱:F905i 🆔:BueLwQYc


#617 [けん]
俺が、トモちゃんに対して冷めた感情を持ち始めた・・・そんな時だった



俺を揺るがす出来事が起きた



それは
忘れかけていた感情を
掘り起こさせるきっかけになってしまった


それは
俺には止める事のできない感情だった

⏰:10/05/18 21:33 📱:F905i 🆔:BueLwQYc


#618 [けん]
「絵美ちゃん
別れたらしいよ」



上司のNさんが
唐突にそう話し掛けてきた



正直言って
そんな事を今更聞きたくなかったし、今更聞いても関係ない事



初めはそう思っていた

⏰:10/05/18 21:37 📱:F905i 🆔:BueLwQYc


#619 [けん]
『別れた?何でですか?』


普通に思った事をNさんに聞いた



「色々あったらしいよ」



Nさんはそう答えた


色々って何?
めちゃ気になるやん

⏰:10/05/20 22:34 📱:F905i 🆔:pa2LarX2


#620 [けん]
『どうせ絵美がまた他の男に目移りでもしたんでしょ』


そう吐き捨てるように俺は言った



しかし、期待に反して


「そうではないみたいやで・・・蒼汰が原因らしいよ」



蒼汰が・・・?

⏰:10/05/20 22:37 📱:F905i 🆔:pa2LarX2


#621 [けん]
一気に気になりだした俺はNさんに詰め寄った



『蒼汰の何が原因ですか?!教えて下さいよ!』


話すべきか戸惑うNさんは、少し間をおいてゆっくり話し出した



「先に聞いておくけど、今の彼女とはうまくいってるんやんな?」

⏰:10/05/20 22:43 📱:F905i 🆔:pa2LarX2


#622 [けん]
『トモちゃんですか?・・・まぁ、そこそこですね。何か関係あるんですか?』



「これを聞いたからと言って、無茶をするなよ。ちゃんと約束できるなら話すわ・・・」


無茶って何なのか?
俺には見当もつかない言葉に頭の中は「?」だった


でも、早く続きが知りたい事もあり安易に約束をしてしまった


『・・・無茶などしません』

⏰:10/05/20 22:47 📱:F905i 🆔:pa2LarX2


#623 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:10/07/17 19:43 📱:SH01A 🆔:.PcgWirA


#624 [けん]
久々に更新します
待ってくれていた方ありがとうございました。

⏰:10/08/03 13:29 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#625 [けん]
この時、後先の事を全く考えていなかった為に、大きな波乱を引き起こしてしまった



あの時、ほんの少しでも冷静になれていたら・・・



やっぱり俺の人生には
後悔が付きまとう−

⏰:10/08/03 13:32 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#626 [けん]
Nさんは言う


「蒼汰って今年の春に小学生になったやろ?やっぱり子供の事を考えると、親が再婚して名字が変わる事は胸が痛いやん。だから、絵美ちゃんは・・・」


これだけで何となく
この後の話しを読む事ができた



とは言っても
続きは気になる・・・

⏰:10/08/03 13:37 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#627 [けん]
『それで?』


「絵美ちゃんとしても、蒼汰の為にそろそろ身を固めようとしたんやって。まぁ、簡単に言うと結婚やな。」



(やっぱり・・・)
予感は的中した


絵美が他の男の妻になるなんて・・・


気分が良いわけない!

⏰:10/08/03 20:20 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#628 [けん]
内心でショックを受けつつ


Nさんの話しに耳を傾けた



「でもな。相手の両親から結婚を猛反対されて、結婚するなら縁を切るって言われたらしいわ。
まっ、結果的に男は親との縁を守って別れたんやと・・・
と言っても、男の頼りない態度に絵美ちゃんがキレて・・・絵美ちゃんからフったらしいんやけどな」



黙って聞いていた俺だけど、心の内は複雑だった

⏰:10/08/03 20:28 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#629 [けん]
蒼汰は何も悪くない


でも、そんな蒼汰を
相手の親は荷物に感じている



蒼汰はまだ子供だから
そんな大人の事情は知らないだろう



でも、やがて・・・この事実を理解できるようになった時



蒼汰は
どう思うんだろう・・・

⏰:10/08/03 20:36 📱:F905i 🆔:PjXl2qPM


#630 [けん]
俺が付き合っていた当時を思い返せば・・・


確かに
親に反対された



それは至って普通の事なのかもしれない



でも・・・
それでいいのだろうか−

「どうせ絵美はバツイチやし・・・」


口癖のように言っていた絵美の言葉が脳裏をよぎる

⏰:10/08/05 15:55 📱:F905i 🆔:C1am6utg


#631 [けん]
【けんちゃん!!】




そう呼ばれてハッと我に返った



その日以来、こうしてトモちゃんと一緒にいても絵美達の事ばかり考えてしまう



俺には
絵美や蒼汰の事はもう関係ない



何度もそう言い聞かせた

⏰:10/08/05 16:00 📱:F905i 🆔:C1am6utg


#632 [けん]
感想を頂けると嬉しいです
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4451/

⏰:10/08/05 16:50 📱:F905i 🆔:C1am6utg


#633 [けん]
トモちゃんに対してまったく気持ちが無いわけではない・・・



今、他人に[好きな人は誰か?]と聞かれれば迷わずトモちゃん、と答えるだろう



なのに
絵美達に対するこの感情は何なんだろう



自分でも
自分の心の内がわからない

⏰:10/08/18 15:22 📱:F905i 🆔:qW6dAXws


#634 [けん]
とにかく俺は
トモちゃんを今まで以上に大切にする事にした



前から欲しがっていた
2人お揃いの物も買ってプレゼントした



トモちゃんを親にも紹介して、一緒にご飯を食べたりした



そうやって
トモちゃんを安心させよう
喜ばせようとしてきた

⏰:10/08/18 15:26 📱:F905i 🆔:qW6dAXws


#635 [我輩は匿名である]
age

⏰:10/10/26 17:32 📱:SH01A 🆔:AVH87FzM


#636 [我輩は匿名である]
久々あげ

⏰:11/07/12 21:04 📱:W62H 🆔:BJ8FkFa.


#637 [我輩は匿名である]
待ってます

⏰:11/07/29 00:07 📱:W62H 🆔:ySlhYyps


#638 [我輩は匿名である]
こっちもあげ(>_<)

⏰:12/06/07 20:57 📱:F905i 🆔:nI.2QlGo


#639 [我輩は匿名である]
つまんねヤリマン

⏰:12/06/11 15:23 📱:WILLCOM 🆔:E41YIPec


#640 [あ]
>0ー200
>201ー400
>401ー600
>601ー800

⏰:12/07/09 23:51 📱:P04B 🆔:S44/vTgI


#641 [あ]
すいません…

>>0ー200
>>201ー400
>>401ー600
>>601ー800

⏰:12/07/09 23:54 📱:P04B 🆔:S44/vTgI


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